JP2003256986A - 車両の危険情報提供装置及び方法並びにプログラム - Google Patents

車両の危険情報提供装置及び方法並びにプログラム

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JP2003256986A JP2002058757A JP2002058757A JP2003256986A JP 2003256986 A JP2003256986 A JP 2003256986A JP 2002058757 A JP2002058757 A JP 2002058757A JP 2002058757 A JP2002058757 A JP 2002058757A JP 2003256986 A JP2003256986 A JP 2003256986A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 危険情報を運転者により具体的に提供するこ
とができる危険情報提供装置及び方法を提供すると共に
その危険情報提供方法を実行するコンピュータ読取可能
なプログラムを提供する。 【解決手段】 車両の周囲の各種状況を検出し、車両の
周囲の各種状況に基づいて車両の走行に対して危険状態
となる可能性がある対象道路区間を判断し、その判断し
た対象道路区間について危険情報を告知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、車両の運転者に対
して走行における危険情報を提供する危険情報提供装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の運転者に対して目的地までの経路
を案内する車載ナビゲーション装置においては、自車周
辺の他車との車車間通信を行ったり、車載のセンサを用
いたりして、他車の現在位置や速度等の各種情報を得て
自車が他車との間において危険となる可能性があること
を危険情報として、ディスプレイ上にて経路案内に付加
して提供することは既に知られている(例えば、特開2
000−310537号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
危険情報提供装置においては、自車の周辺に存在する車
両を単に示するだけの簡単なものであり、運転者による
車両の運転に対応して実際に危険となる可能性がある情
報を具体的に提供するものではなかった。そこで、本発
明の目的は、危険情報を運転者により具体的に提供する
ことができる危険情報提供装置及び方法を提供すると共
にその危険情報提供方法を実行するコンピュータ読取可
能なプログラムを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の危険情報提供装
置は、車両に搭載され、車両が危険状態となる可能性を
示す危険情報を提供する危険情報提供装置であって、車
両の周囲の各種状況を検出する検出手段と、検出手段に
よって検出された車両の周囲の各種状況に基づいて車両
の走行に対して危険状態となる可能性がある対象道路区
間を判断する道路区間判断手段と、道路区間判断手段に
よって判断された対象道路区間について危険情報を告知
する告知手段と、を備えたことを特徴としている。
【0005】本発明の危険情報提供方法は、車両が危険
状態となる可能性を示す危険情報を提供する危険情報提
供方法であって、車両の周囲の各種状況を検出し、車両
の周囲の各種状況に基づいて車両の走行に対して危険状
態となる可能性がある対象道路区間を判断し、その判断
した対象道路区間について危険情報を告知することを特
徴としている。
【0006】本発明のプログラムは、車両が危険状態と
なる可能性を示す危険情報を提供する危険情報提供方法
を実行するコンピュータ読取可能なプログラムであっ
て、車両の周囲の各種状況を検出する検出ステップと、
検出ステップによって検出された車両の周囲の各種状況
に基づいて車両の走行に対して危険状態となる可能性が
ある対象道路区間を判断する道路区間判断ステップと、
道路区間判断ステップによって判断された対象道路区間
について危険情報を告知する告知ステップと、を備えた
ことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しつつ詳細に説明する。図1は本発明による危険情報
提供装置の構成を示している。この危険情報提供装置
は、車両(図示せず)に搭載されており、情報検出部と
してGPS装置2、車両運転状況センサ3、車車間無線
通信機4を備えている。
【0008】GPS装置2はGPSアンテナ1と接続さ
れ、人工衛星から送信された電波をGPSアンテナ1を
介して受信し、受信信号に基づいて現在の自車位置及び
進行方位を含む自車位置情報を演算して検出する。ま
た、その演算の際には地図データ記憶部9に記憶された
地図データを用いて自車位置情報を補正すると共に走行
道路を特定することが行われる。
【0009】車両運転状況センサ3は図示しないが、車
速を検出する速度センサ、車両の加速度を検出する加速
度センサ、車両のフットブレーキの作動を検出するブレ
ーキスイッチ、車両の方向指示操作を検出する方向指示
スイッチ、ステアリング操舵量を検出する操舵センサ、
車両の傾きを検出するヨーレートセンサ、車両搭載の変
速機のシフト位置を検出するシフト位置センサ、車両の
パーキングブレーキの作動を検出して停止又は駐車を検
出するためのパーキングスイッチと、車両のスロットル
弁の開度を検出するスロットル開度センサ等の等のセン
サを備えている。
【0010】車車間無線通信機4は、他の車両と通信を
行うために備えられており、アンテナ5を介して無線信
号を送受信する。送信無線信号によって送出される情報
内容としては自車情報を含む状況データであり、例え
ば、自車ID、現在の自車位置、道路上の次の交差点
(位置、番号)、自車速度、自車加速度、進行方位、進
路、交差点までの到達時間、受信相手/台数、障害物が
ある。車車間無線通信機4の受信無線信号からは他車の
走行情報を得ることができる。また、車車間無線通信機
4は道路上に設置された通信機を介して自車周辺の他の
車両についての車両情報を得ることができ、更にその他
の車両との通信を行うことができる。
【0011】GPS装置2、車両運転状況センサ3及び
車車間無線通信機4にはコントローラ10が接続されて
いる。コントローラ10はマイクロコンピュータからな
り、内部メモリに予め書き込まれたプログラムに従って
後述する制御動作を繰り返し行って液晶ディスプレイ1
1或いはヘッドアップディスプレイ12に経路案内や注
意内容を表示させる。コントローラ10には上記した地
図データ記憶部9も接続され、地図データを用いてディ
スプレイ11に自車位置を含む地図を表示することが行
われる。また、コントローラ10にはオーディオ部13
及び操作部14が接続されている。オーディオ部13は
コントローラ10から出力されるオーディオデータをア
ナログの音声信号に変換してスピーカ15を駆動して音
響出力とする。操作部14は目的地等のユーザ設定デー
タを運転者等のユーザが操作入力するために設けられて
いる。
【0012】次に、コントローラ10の制御動作につい
て図2及び図3のフローチャートを用いて説明する。コ
ントローラ10は、制御動作においては先ず、GPS装
置2及び車両運転状況センサ3から自車位置情報及び車
両運転状況情報を得る(ステップS1)。そして、その
自車位置情報及び車両運転状況情報に基づいて自車進行
方位上で注目すべき対象地点、すなわち危険判断対象地
点が存在するか否かを判別する(ステップS2)。危険
判断対象地点とは現在の自車位置が属する道路上を進行
方位に向かって所定の範囲(情報提供範囲)内に最初に
現れる交差点、右折箇所、左折箇所、一時停止箇所、或
いは分岐点等の走行上において危険判断をすべき地点で
ある。また、その危険判断対象地点は現在の自車位置及
び進行方位に基づいて地図データ記憶部9に記憶された
地図データを用いて検出され、車両が現在の危険判断対
象地点を通過すると、次の危険判断対象地点が判別され
る。
【0013】また、コントローラ10は、その危険判断
対象地点において自車と他車との間に危険な状態となる
可能性(危険可能性)がある対象道路区間を判断する
(ステップS3)。例えば、自車が危険判断対象地点を
右折する場合には対象道路区間は対向道路(反対車線)
となる。また、自車が危険判断対象地点が一時停止すべ
き箇所ならば、対象道路区間は交差する左右道路とな
る。
【0014】コントローラ10は、車車間無線通信機4
によって無線信号として受信された自車周辺に存在する
車両についての他車情報を入手する(ステップS4)。
他車情報は、自車周辺に存在する車両から送信無線信号
によって送出されるその車両自身の現在位置や速度等の
走行情報である。コントローラ10は、その他車情報に
応じて危険判断対象地点に向かう車両の走行情報を判別
する(ステップS5)。
【0015】ステップS5の判別後、危険判断対象地点
において自車と他車との間に危険可能性があるか否かを
判断する(ステップS6)。ステップS6の判断の際に
は、自車及びステップS3で検出した対象道路区間に存
在する他車各々の危険判断対象地点における予測通過時
刻が算出される。自車の現在位置と危険判断対象地点と
の距離及び自車速度とに応じて自車の危険判断対象地点
までの予測走行時間T 0を算出し、現在の時刻に対する
危険判断対象地点の予測通過時刻t0を算出する。対象
道路区間に存在する他車についても他車の現在位置と危
険判断対象地点との距離及び他車速度とに応じて他車の
危険判断対象地点までの予測走行時間T1〜Tnを算出
し、現在の時刻に対する危険判断対象地点の予測通過時
刻t1〜tnを算出する。ここでのnは危険判断対象地点に
向かう他車の台数に対応する。更に、自車の予測通過時
刻t0と他車の予測通過時刻t1〜tnとの差の絶対値|t0
−t1|〜|t0−tn|を算出し、その絶対値|t0−t1|〜|t
0−tn|のうち所定時間以下にある絶対値を検出し、その
検出絶対値に対応する他車を判別する。そのような他車
がある場合には、危険判断対象地点において自車とその
他車とが互いに交差する方向に走行するか否かを各々の
進行方位の情報に基づいて判別し、自車と交差する方向
に走行する他車がある場合には自車とその他車との間に
危険可能性が存在すると見なす。
【0016】コントローラ10は、ステップS6で判断
された他車が複数台数であるか否かを判別する(ステッ
プS7)。他車が複数台数である場合にはその複数の他
車は車群を形成しているか否かを判別する(ステップS
8)。車群の形成については複数の他車各々の移動ベク
トルを求め、ベクトルが重なって連続する車両の一団を
車群と判別する。コントローラ10は、図4に示すよう
に、車両毎にその車両の種別、大きさ、走行条件及び道
路条件等の走行情報を取得し(ステップS31)、その
走行情報に応じて車両毎に重み付けを行う(ステップS
32)。例えば、図5に示すように車両の大きさ(大
型、中型、小型)を円形の大きさで特定することが行わ
れる。そして、図6に示すように車両の現在位置からそ
の進行方位への所定の時間(例えば、1秒)後の位置ま
でを矢印、すなわち移動ベクトルとして与え、矢印によ
って連続する車両の一団を車群と判別する(ステップS
33)。図6においては車両C1〜C3による車群G1
と、車両C4,C5による車群G2とが形成されてい
る。
【0017】ステップS8で車群を形成していると判別
した場合には、更に、車群が複数存在するか否かを判別
する(ステップS9)。また、コントローラ10は、ス
テップS8又はS9で車群を形成していると判別した場
合にはその車群中に速度が比較的高い車両があるか否か
を判別する(ステップS10又はS11)。速度が高い
車両は車群からは離れてしまう場合が多い。例えば、渋
滞中に路側走行をしている自動二輪車や右折車の陰の直
進車両がそのような車両に相当する。このような車両が
ステップS10又はS11では検出される。検出方法と
しては、ステップS8で判別された車群の各車両の速度
V1,V2,……Vn(ここでnは車群の車両数)の平
均速度Vaveを Vave=(V1+V2+……+Vn)/n の如く算出し、その各車両の速度V1,V2,……Vn
との差V1−Vave,V2−Vave,……Vn−Vaveが
所定値ΔVより大のものがあるか否かが判定される。例
えば、V1−Vave>ΔVの場合にその速度V1の車両
は車群中で速度が比較的高い走行をしている車両と判断
される。
【0018】コントローラ10は、ステップS1〜S1
1の処理結果に応じて表示動作を行う。先ず、ステップ
S2において自車進行方位上における危険判断対象地点
が存在しないと判別した場合には、通常の経路案内表示
指令を液晶ディスプレイ11に対して発する(ステップ
S12)。経路案内表示のために自車の現在位置を含む
地図データが地図データ記憶部9から読み出され、その
読み出された地図データを含む経路案内表示指令が液晶
ディスプレイ11に供給される。液晶ディスプレイ11
には、例えば、図7に示すように、自車の現在位置A付
近の広域地図MAPが表示される。
【0019】次に、ステップS7において危険判断対象
地点において自車に対して危険可能性がある他車が複数
台数でなく単独であると判別した場合には、単独危険情
報を含む経路案内表示指令を液晶ディスプレイ11に対
して発する(ステップS13)。単独危険情報を含む経
路案内表示指令が発生されたならば、液晶ディスプレイ
11には、図8に示すように、左右の2分割表示が行わ
れる。この左右の2分割表示は以下に示す他の危険情報
又は対象道路情報を含む経路案内表示指令が発生された
場合においても同様である。液晶ディスプレイ11に
は、自車の現在位置A及び該当の他車Bを含む広域地図
MAP1が画面左側に表示され、その自車の現在位置付
近の拡大地図MAP2が画面右側に表示される。交差点
Xが危険判断対象地点である。
【0020】ステップS7において危険判断対象地点に
おいて自車に対して危険可能性がある他車が複数台数で
あると判別した場合には、複数危険情報を含む経路案内
表示指令を液晶ディスプレイ11に対して発する(ステ
ップS14)。この場合には液晶ディスプレイ11に
は、図9に示すように、自車の現在位置A及び該当の複
数の他車Bを含む広域地図MAP1が画面左側に表示さ
れると共に、その自車の現在位置付近の拡大地図MAP
2が画面右側に表示される。このように複数の車両を各
々表示することにより注意すべき車両が単独でないこと
が明らかとなる。
【0021】ステップS8において危険可能性がある他
車が車群を形成していると判別した場合には、車群危険
情報を含む経路案内表示指令を液晶ディスプレイ11に
対して発する(ステップS15)。車群危険情報を含む
経路案内表示指令が発生された場合には、例えば、図1
0に示すように、液晶ディスプレイ11の画面右側の拡
大地図MAP2には、矢印Dで車群が示される。又は、
図11に示すように、液晶ディスプレイ11の画面右側
の拡大地図MAP2には、車群が楕円形状Eで示され
る。このように車群として表示することにより注意すべ
き車両が固まって走行して来ることが運転者に知らせる
ことができる。
【0022】ステップS9において危険可能性がある他
車が複数の車群を形成していると判別した場合には、複
数車群危険情報を含む経路案内表示指令を液晶ディスプ
レイ11に対して発する(ステップS16)。複数車群
危険情報を含む経路案内表示指令が発生されたならば、
液晶ディスプレイ11の画面右側の拡大地図MAP2に
は、例えば、図12に示すように車群の規模に応じた楕
円形状F,Gにて各車群が示される。
【0023】ステップS10において車群中に速度が比
較的高い車両があると判別された場合には、高速車付き
車群危険情報を含む経路案内表示指令を液晶ディスプレ
イ11に対して発する(ステップS17)。この場合に
は、例えば、図13に示すように、液晶ディスプレイ1
1の画面右側の拡大地図MAP2には、車群が楕円形状
Hで示されると共に車群中の高速の車両が矢印Iで示さ
れる。
【0024】また、ステップS11において複数の車群
中に速度が比較的高い車両があると判別された場合に
は、高速車付き複数車群危険情報を含む経路案内表示を
液晶ディスプレイ11に対して指示する(ステップS1
8)。このように車群中の高速の車両を矢印等で車群と
は別の形態で表示することにより、複数の車両が車群と
して走行して来るだけでなく、更に二輪車等の車両が危
険判断対象地点では陰から飛び出して来る可能性を運転
者に知らせることができる。
【0025】ステップS3において危険可能性がある対
象道路区間を判断し、その後のステップS6において危
険判断対象地点において自車と危険可能性がある対象車
両が検出されなかった場合には、対象道路情報を含む経
路案内表示指令を液晶ディスプレイ11に対して発する
(ステップS19)。例えば、自車が危険判断対象地点
を右折する場合には対象道路区間は対向道路となるの
で、図14に示すように。液晶ディスプレイ11の画面
右側の拡大地図MAP2にはその対象道路区間Jが他の
道路とは異なる形態(例えば、色)で強調表示される。
また、自車が危険判断対象地点が一時停止すべき箇所な
らば、対象道路区間は交差する左右道路となるので、図
15に示すように。液晶ディスプレイ11の画面右側の
拡大地図MAP2にはその左右道路Kが他の道路とは異
なる形態で強調表示される。
【0026】このように危険可能性がある対象道路区間
を強調表示することにより、運転者に対して交差点等の
危険判断対象地点で注意を必要とする道路を示すことが
できる。特に、車車間無線通信機4によって検出するこ
とができなかった車両や障害物に対する注意を与えるこ
とができる。コントローラ10は、ステップS6で判別
した自車と危険判断対象地点について危険可能性がある
対象車両との距離が所定距離以下となったか否かを判別
する(ステップS20)。危険可能性がある対象車両と
の距離が所定距離以下となった場合にはその対象車両の
接近を運転手に知らせるために注意告知指令を発する
(ステップS21)。注意告知指令は例えば、オーディ
オデータであり、オーディオ部13はそのオーディオデ
ータをアナログの音声信号に変換してスピーカ15から
注意喚起音を出力させる。また、注意告知指令は表示デ
ータでもよく、その表示データによって例えば、ヘッド
アップディスプレイ12には車両接近の注意表示がされ
る。
【0027】なお、上記した実施例において、自車の運
転者に危険情報を提供する期間を一定にする必要はな
い。また、対象道路区間及び危険可能性の他車の対象範
囲についても一定にする必要はない。これらの期間や範
囲は自車の危険判断対象地点における停止や右折等の運
転内容に応じて定めることができる。また、上記した実
施例においては、対象道路区間に自車が危険状態となる
可能性がある他車が存在する場合にはその他車の位置を
表示するだけで対象道路区間を液晶ディスプレイ11に
特に表示していないが、他車の位置と共に対象道路区間
を表示するようにしても良い。例えば、図16に示すよ
うに、コントローラ10はステップS6において危険判
断対象地点において自車と他車との間に危険可能性があ
ると判別した場合には、先ず、対象道路情報を含む経路
案内表示指令を液晶ディスプレイ11に対して発して
(ステップS22)、液晶ディスプレイ11に対象道路
区間を表示させる。ステップS22の実行後は、図3に
示した制御動作となりステップS13〜S18のいずれ
か1の経路案内表示指令を発することになる。この場合
には、液晶ディスプレイ11にはその1の経路案内表示
指令によって表示される他車又は車群と対象道路区間と
が重畳表示される。
【0028】また、上記した各実施例においては、経路
案内をディスプレイに表示することが行われるが、音声
によって経路案内を行っても良い。更に、上記した実施
例においては、コントローラ10に制御動作を実行させ
るためのプログラムが内部メモリに予め書き込まれてい
るが、そのプログラムが書き込まれたディスク等の移動
自在な記録媒体を本装置のドライブ(図示せず)にセッ
トすることによりコントローラ10が記録媒体からプロ
グラムを読み取って制御動作を実行するようにしても良
い。
【0029】また、上記した実施例と特許請求の範囲の
各請求項との対応関係を示すと次の通りである。請求項
1の危険情報提供装置における周囲状況検出手段は実施
例におけるGPS装置2及び車両運転状況センサ3並び
にコントローラ10によるステップS1の実行に対応
し、道路区間判断手段はコントローラ10によるステッ
プS3の実行に対応し、告知手段はディスプレイ11及
びコントローラ10によるステップS19又はS22の
実行に対応する。
【0030】請求項2における対象地点判定手段は実施
例におけるコントローラ10によるステップS2の実行
に対応し、対象道路検出手段はコントローラ10による
ステップS3の実行に対応する。請求項2の表示手段は
ディスプレイ11及びコントローラ10によるステップ
S19又はS22の実行に対応する。請求項3における
対象地点判定手段は実施例におけるコントローラ10に
よるステップS2の実行に対応し、危険車両判断手段は
コントローラ10によるステップS4〜S6の実行に対
応する。請求項3の表示手段はディスプレイ11及びコ
ントローラ10によるステップS13〜S19のいずれ
か1の実行に対応する。
【0031】請求項4における表示手段は、ディスプレ
イ11とコントローラ10によるステップS7及びS8
(ステップS31〜S33を含む)の実行並びにステッ
プS15〜S18のいずれか1の実行とに対応する。請
求項5における表示手段は、ディスプレイ11とコント
ローラ10によるステップS10及びS17又はS11
及びS18の実行に対応する。
【0032】請求項6の危険情報提供方法における周囲
状況検出行程は実施例におけるコントローラ10による
ステップS1の実行に対応し、道路区間判断行程はコン
トローラ10によるステップS3の実行に対応し、告知
行程はコントローラ10によるステップS19又はS2
2の実行に対応する。請求項7のプログラムの検出ステ
ップは実施例におけるステップS1に対応し、道路区間
判断ステップはステップS3に対応し、告知ステップは
ステップS19又はS22に対応する。
【0033】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、車両の周
辺の各種状況から車両が危険状態となる可能性がある対
象道路区間を判断し、その対象道路区間について危険情
報を告知するので、危険情報を運転者により具体的に提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】コントローラの制御動作を示すフローチャート
である。
【図3】図2のコントローラの制御動作の続き部分を示
すフローチャートである。
【図4】車群検出動作を示すフローチャートである。
【図5】車両の大きさを円形の大きさで示す図である。
【図6】複数の車両を車群として定める例を示す図であ
る。
【図7】ディスプレイにおける通常の経路案内表示を示
す図である。
【図8】ディスプレイにおける単独危険情報を含む経路
案内表示を示す図である。
【図9】ディスプレイにおける複数危険情報を含む経路
案内表示を示す図である。
【図10】ディスプレイにおける車群危険情報を含む経
路案内表示を示す図である。
【図11】ディスプレイにおける別の車群危険情報を含
む経路案内表示を示す図である。
【図12】ディスプレイにおける複数車群危険情報を含
む経路案内表示を示す図である。
【図13】ディスプレイにおける高速車付き車群危険情
報を含む経路案内表示を示す図である。
【図14】ディスプレイにおける対象道路情報を含む経
路案内表示を示す図である。
【図15】ディスプレイにおける別の対象道路情報を含
む経路案内表示を示す図である。
【図16】本発明の他の実施例としてコントローラの制
御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,5 アンテナ 2 GPS装置 3 車両運転状況センサ 4 車車間無線通信機 9 地図データ記憶部 10 コントローラ 11,12 ディスプレイ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載され、前記車両が危険状態と
    なる可能性を示す危険情報を提供する危険情報提供装置
    であって、 前記車両の周囲の各種状況を検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出された前記車両の周囲の各種
    状況に基づいて前記車両の走行に対して危険状態となる
    可能性がある対象道路区間を判断する道路区間判断手段
    と、 前記道路区間判断手段によって判断された対象道路区間
    について前記危険情報を告知する告知手段と、を備えた
    ことを特徴とする危険情報提供装置。
  2. 【請求項2】 前記道路区間判断手段は、前記車両の進
    行方位上における危険判断対象地点の存在を判別する対
    象地点判定手段と、前記対象地点判定手段によって判定
    された危険判断対象地点に対する前記対象道路区間を検
    出する対象道路検出手段と、を備え、 前記告知手段は、前記車両の走行経路上の前記対象道路
    区間を地図上に表示する表示手段を有することを特徴と
    する請求項1記載の危険情報提供装置。
  3. 【請求項3】 前記道路区間判断手段は、前記車両の進
    行方位上における危険判断対象地点の存在を判別する対
    象地点判定手段と、前記危険判断対象地点までの前記車
    両の走行に対して前記危険判断対象地点に向かう他車両
    を危険車両として判断する危険車両判断手段と、を備
    え、 前記告知手段は、前記車両の走行経路上に前記危険車両
    判断手段によって危険車両の存在が判断されたときには
    その危険車両の位置を地図上に表示し、前記危険車両判
    断手段によって危険車両の存在が判断されなかったとき
    には前記対象道路区間を地図上に表示する表示手段を有
    することを特徴とする請求項1記載の危険情報提供装
    置。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は、前記危険車両判断手段
    によって危険車両の存在が複数判断されたときにはその
    複数の危険車両各々の速度及び位置関係に応じて前記複
    数の危険車両を車群として表示することを特徴とするこ
    とを特徴とする請求項3記載の危険情報提供装置。
  5. 【請求項5】 前記表示手段は、前記危険車両判断手段
    によって複数の危険車両の存在が車群として判断された
    ときには前記車群を形成する複数の危険車両中でその複
    数の危険車両の平均速度に比較して高速にある車両を前
    記車群とは別の表示形態にて表示することを特徴とする
    ことを特徴とする請求項4記載の危険情報提供装置。
  6. 【請求項6】 車両が危険状態となる可能性を示す危険
    情報を提供する危険情報提供方法であって、 前記車両の周囲の各種状況を検出し、 前記車両の周囲の各種状況に基づいて前記車両の走行に
    対して危険状態となる可能性がある対象道路区間を判断
    し、 その判断した対象道路区間について前記危険情報を告知
    することを特徴とする危険情報提供方法。
  7. 【請求項7】 車両が危険状態となる可能性を示す危険
    情報を提供する危険情報提供方法を実行するコンピュー
    タ読取可能なプログラムであって、 前記車両の周囲の各種状況を検出する検出ステップと、 前記検出ステップによって検出された前記車両の周囲の
    各種状況に基づいて前記車両の走行に対して危険状態と
    なる可能性がある対象道路区間を判断する道路区間判断
    ステップと、 前記道路区間判断ステップによって判断された対象道路
    区間について前記危険情報を告知する告知ステップと、
    を備えたことを特徴とプログラム。
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