JP2003256943A - 異常検知システム - Google Patents

異常検知システム

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JP2003256943A JP2002052289A JP2002052289A JP2003256943A JP 2003256943 A JP2003256943 A JP 2003256943A JP 2002052289 A JP2002052289 A JP 2002052289A JP 2002052289 A JP2002052289 A JP 2002052289A JP 2003256943 A JP2003256943 A JP 2003256943A
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啓史 松田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】検知対象者の異常を確実に検知できる異常検知
システムを提供する。 【解決手段】検知エリア内における検知対象者の動きを
検出する人体検知センサ11a〜11cと、警報を出力
する警報回路部16と、人体検知センサ11a〜11c
の検知出力から検知対象者の動作の有無を検出し、動作
が無い場合は警報回路部16より警報を出力させる信号
処理部10とを備えた異常検知システムにおいて、信号
処理部10は、人体検知センサ11a〜11cが前回検
知対象者の動きを検知した時点から所定の警告期間が経
過するまでの間に検知対象者の動きを検知しない場合、
警報回路部16から検知対象者に動作を促す静止警告を
出力させるとともに、前回検知時から警告期間よりも長
い警報期間が経過するまでの間に検知対象者の動きを検
知しない場合、警報回路部16から外部に静止異常を報
知する静止異常警報を出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室内などで人体
の異常を検出して警報を発する異常検知システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば浴室内にテレビカメラ
を設置し、テレビカメラの映像から浴室内にいる検知対
象者の動作の有無を判断して、一定時間以上動きがなく
なると、その検知対象者に異常が発生したと判断して警
報を発する異常検知システムが提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した異常検知シス
テムでは、検知対象者の動きを検出するためにテレビカ
メラを用い、その映像を画像処理しているため、システ
ムの構成が大がかりになり、導入コストが高くつくとい
う問題があった。
【0004】そこで、テレビカメラの代わりに、人体か
らの熱線を検出することにより検知対象者の動きを検出
する焦電型赤外線センサ(PIRセンサ)を用いた異常
検知システムも提案されているが、浴室内にPIRセン
サを設置して人体の動きを検出する場合、誤検出したり
失報したりする虞がある。
【0005】例えば、PIRセンサが人体を検知してい
ない状態が所定時間継続すると、検知対象者に異常が発
生したと判断するようなシステムでは、PIRセンサに
シャワーの湯がかかるなどして誤検出すると、人体に異
常が発生しているにも関わらず、正常であると誤検出し
て、失報してしまう虞がある。また人体が浴室から外に
出た場合、PIRセンサによる出力がなくなるので、こ
の状態を異常であると誤検出する虞もある。また、シャ
ワーの湯がかからないようにPIRセンサを天井に設置
することも考えられるが、浴室内に設置されるインター
ホンなどと別に施工する必要があり、しかも湯船に張ら
れた湯面の揺らぎなどを人体の動きと誤検出するという
問題があった。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、検知対象者の異常を
確実に検知できる異常検知システムを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、検知エリア内における検知対
象者の動きを検出する1乃至複数の人体検知センサと、
警報を出力する警報発生部と、人体検知センサの検知出
力から検知対象者の動作の有無を検出し、動作が無い場
合は警報発生部より警報を出力させる信号処理部とを備
えた異常検知システムにおいて、信号処理部は、人体検
知センサが前回検知対象者の動きを検知した時点から所
定の警告期間が経過するまでの間に検知対象者の動きを
検知しない場合、警報発生部から検知対象者に動作を促
す静止警告を出力させるとともに、前回検知時から警告
期間よりも長い警報期間が経過するまでの間に検知対象
者の動きを検知しない場合、警報発生部から外部に静止
異常を報知する静止異常警報を出力させることを特徴と
する。
【0008】請求項2の発明では、検知エリア内におけ
る検知対象者の動きを検出する1乃至複数の人体検知セ
ンサと、警報を出力する警報発生部と、人体検知センサ
の検知出力から検知対象者の異常を検出すると警報発生
部より警報を出力させる信号処理部と、警報に対して正
常であることを検知対象者が入力する入力操作部とを備
えた異常検知システムにおいて、信号処理部は、人体検
知センサが初めて検知対象者の動きを検知した時点から
所定の警告期間が経過すると、警報発生部から検知対象
者に長時間滞在していることを知らしめる長時間警告を
出力させるとともに、入力操作部による入力がなく、初
回検知時から警告期間よりも長い警報期間が経過する
と、警報発生部から長時間滞在していることを外部に報
知する長時間異常警報を出力させることを特徴とする。
【0009】請求項3の発明では、検知エリア内におけ
る検知対象者の動きを検出して、動作量に応じた大きさ
の検知出力を発生する複数の人体検知センサと、警報を
出力する警報発生部と、人体検知センサの検知出力から
検知対象者の動作の有無を検出し、動作が無い場合は警
報発生部より警報を出力させる信号処理部とを備えた異
常検知システムにおいて、信号処理部は、それぞれの人
体検知センサの検知出力を個別に積算し、各人体検知セ
ンサの積算値の差が所定のしきい値以下の場合、警報発
生部から異常を報知する警報を出力させることを特徴と
する。
【0010】請求項4の発明では、請求項1乃至3の何
れか1つに記載の発明において、検知エリア内における
人体を検知し、その検知エリアを検知対象者の存在しな
い場所に設定した誤検出判定用センサを設け、信号処理
部は、人体検知センサと誤検出判定用センサとが同時に
検知信号を出力した場合、その検知信号を無視すること
を特徴とする。
【0011】請求項5の発明では、請求項4の発明にお
いて、人体検知センサを複数備え、信号処理部は、各人
体検知センサの検知回数を個別に積算し、所定の設定期
間における検知回数が基準回数を越えなかった人体検知
センサを誤検出判定用センサとして用いることを特徴と
する。
【0012】請求項6の発明では、請求項1乃至5の何
れか1つに記載の発明において、人体検知センサを複数
備え、各人体検知センサを、人体から放射される熱線を
検出することにより人体を検出する赤外線検出素子で構
成し、各人体検知センサをその光軸が略同じ位置で交差
するように近接して配置したことを特徴とする。
【0013】請求項7の発明では、検知エリア内におけ
る検知対象者の動きを検出する複数の人体検知センサ
と、警報を出力する警報発生部と、人体検知センサの検
知出力から検知対象者の異常を検出すると警報発生部よ
り警報を出力させる信号処理部とを備えた異常検知シス
テムにおいて、信号処理部は、全ての人体検知センサが
検知信号を出力する状態が所定の異常判定時間継続する
と、警報発生部より人体検知センサの異常を報知する警
報を出力させることを特徴とする。
【0014】請求項8の発明では、請求項1乃至7の何
れか1つに記載の発明において、検知対象者が検知対象
領域から退出したことを検知する退出検知部を設け、信
号処理部は、退出検知部が退出を検知すると異常検出処
理を終了することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る異常検知シス
テムを実施形態により説明する。図2は本実施形態の異
常検知システムの概略構成図であり、浴室内に設置され
浴室内にいる人体の異常を検出して警報を発する子器1
と、浴室外に設置され子器1との間で電波などの無線信
号を用いて無線通信を行う親機2と、浴室の出入口付近
に設置され、浴室からの退室時に操作されて退出信号を
子器1へ出力する退出釦3と、子器1に動作電源(AC
100V)を供給する電源ユニット4とで構成され、親
機2に設けた切替スイッチ(図示せず)で遠隔から子器
1のセンサ機能をオン/オフできるようになっている。
尚、退出釦3からの信号線は電源ユニット4を経由し
て、電源ユニット4の電源線とともに子器1に配線され
る。また、子器1にセンサ機能をオン/オフするための
切替スイッチを設け、子器側でセンサ機能をオン/オフ
するようにしても良い。
【0016】図1は子器1のブロック図であり、マイク
ロコンピュータよりなる信号処理部10と、検知エリア
内の人体から放射される赤外線を集光するレンズ12お
よび集光された赤外線を検出する焦電素子13からなり
検知エリア内の検知対象者の動きを検出する3つの人体
検知センサ11a〜11cと、人体検知センサ11a〜
11cの出力をそれぞれ増幅する増幅回路14a〜14
cと、増幅された信号から不要な周波数成分を除去し必
要な信号のみを取り出して信号処理部10に出力する帯
域フィルタ15a〜15cと、警報音を出力する警報発
生部としての警報回路部16と、警報回路部16から出
力される警報を停止させるためのリセット釦17(入力
操作部)と、親機2との間で無線通信を行う通信回路部
18と、親機2との間で通話を行うための通話釦19
と、通信回路部18を介して親機2との間で通話を行う
通話回路20と、通話回路20から入力された電気信号
を音声に変換して出力するスピーカSPと、入力された
音声を電気信号に変換して通話回路20に出力するマイ
クMCと、洗い場を検知エリアとするセンサを人体検知
センサ11b,11cの何れに切り替えるためのエリア
切替設定スイッチ21と、センサの感度を切り替えるた
めの感度切替設定スイッチ22と、電源ユニット4から
電源供給を受けて内部回路の動作電源を生成する電源回
路部23とを備え、子器本体の前面にはリセット釦1
7、通話釦19、スピーカSP、マイクMCなどが配置
されている。
【0017】ここで、人体検知センサ11a〜11cを
構成する焦電素子13は入射するエネルギ(熱線量)が
変化すると信号を出力する微分形のセンサであり、焦電
素子13への熱線の入射経路にレンズ12などの光学系
部品を配置することによって、人体検知センサ11a〜
11cの検知エリア内に感度むらを付与し、人の微少な
動きによっても焦電素子13に入射する熱線量の変化率
が大きくなるようにして、人体検知信号が得られるよう
にしている。本実施形態では人体検知センサ11a〜1
1cで検知対象者の動きを検出し、その検出結果から検
知対象者の異常を判別しているので、テレビカメラの画
像から異常を判別するシステムに比べてシステムの構成
を簡単にして、安価なシステムを実現できるという利点
がある。
【0018】尚、本実施形態では子器1に親機2との間
で通話を行うインターホン機能を持たせているが、子器
1にセンサ機能のみを持たせて、給湯設備などのコント
ロールパネルと一体化しても良い。
【0019】ここで、異常検知システムの子器1が設置
される浴室の平面図を図3に、立体図を図4にそれぞれ
示す。浴室100の内部には浴槽101が一方の壁に寄
せて配置され、それ以外の部分は洗い場102となって
いる。浴槽101の長手方向における一方の壁には、洗
い場102に面した部位にシャワー設備103が設置さ
れており、シャワー設備103が設置された壁の浴槽1
01に面した部分には浴槽101よりも上側に子器1を
設置してある。また、図中104は浴室100に出入り
するための出入口である。
【0020】また、図5は子器1内部の人体検知センサ
11a〜11cの配置を示しており、3個の人体検知セ
ンサ11a〜11cの内、人体検知センサ11aはその
光軸L1が子器1の略正面を向くように配置してあり、
他の2つの人体検知センサ11b,11cは、水平面内
においてその光軸L2,L3を光軸L1に対し一定角度
(例えば60°)ずつ両側に振らせるように配置してあ
る。そして、3個の人体検知センサ11a〜11cの前
方には、熱線に対して透過性を有するポリエチレン製の
カバー30を配置してあり、各人体検知センサ11a〜
11cはその光軸L1〜L3がカバー30付近で交差す
るように近接して配置してある。
【0021】一般的に、浴槽101は浴室100内の片
側に寄せて配置され、浴槽101に対して左右何れかの
側に洗い場102が設けられるのであるが、上述のよう
に3個の人体検知センサ11a〜11cの検知エリアを
左右対称に設定しているので、シャワー設備103が設
置された壁の浴槽101に面した部位に子器1を設置す
れば、人体検知センサ11aの検知エリアA1が浴槽1
01の上方に設定され、他の人体検知センサ11b,1
1cの検知エリアB1,B2の何れかがシャワー設備1
03の前方に設定される。したがって、浴室100内に
配置に応じて、エリア切替設定スイッチ21を用いて洗
い場102を検知エリアとするセンサを人体検知センサ
11b,11cの何れかに設定することで、浴槽101
と洗い場102の両方を検知エリアとすることができ
る。本実施形態では子器1から見て洗い場102が浴槽
101の左側にあるので、洗い場102を検知エリアと
するセンサとして人体検知センサ11bを選択すれば良
い。
【0022】なお、利用者がエリア切替設定スイッチ2
1を用いて洗い場102を検知エリアとするセンサを切
り替える代わりに、信号処理部10が人体検知センサ1
1b,11cの検知信号に基づいて自動的にセンサを切
り替えるようにしても良い。例えば電源投入時に洗い場
102を検知エリアとするセンサを判別して設定する設
定期間を設け、設定期間中に、対象エリア(すなわち洗
い場)で作業者が意識的に体を動かして、洗い場に検知
エリアが設定された人体検知センサに検知信号を発生さ
せる。この時、信号処理部10では、設定期間中の各人
体検知センサ11b,11cの検知回数を個別に積算し
ており、その検知回数が所定の基準回数を越えたセンサ
を、対象エリアを検知エリアとする人体検知センサに設
定し、検知回数が基準回数を超えなかったセンサを誤検
出判定用センサに設定しており、設定作業を自動的に行
えるという利点がある。また、上記の方法以外にも、初
期使用時から各人体検知センサ11b,11cの検知回
数をカウントし、先に規定回数(例えば100回)に達
した方を設定する方法や、各人体検知センサ11b,1
1cの検知回数が10回に達すると、そのセンサを洗い
場102を検知エリアとするセンサとして仮設定し、こ
の処理を繰り返すことで整合をとっていく方法や、入室
判断後に人体検知信号を発生する頻度の高い方を設定す
る方法や、退出釦3が操作される前に検知信号を出力し
たセンサを設定する方法や、これらの信号の組合せが考
えられる。
【0023】ところで、各人体検知センサ11a〜11
cは検知エリア内における人体の動きをそれぞれ検出し
ているので、信号処理部10では、各人体検知センサ1
1a〜11cの検知信号から浴室100内に検知対象者
が入室したか否かを判定することができる。すなわち、
信号処理部10が、検知モードに移行する前の待機モー
ド(各人体検知センサ11a〜11cが動作し、その検
知出力が信号処理部10に入力されている状態)で動作
中に、浴槽101及び洗い場102を検知エリアとする
人体検知センサ11a,11bが人体検知信号を出力す
ると、この信号を受けて信号処理部10は検知対象者が
入室したと判断し、検知対象者の異常の有無を検知する
検知モードへ移行する。また、2個の人体検知センサ1
1b,11cの内の一方を、洗い場102を検知エリア
とするセンサとして用い、他方を誤検出判定用センサと
して用いているので、誤検出判定用センサ(本実施形態
では人体検知センサ11c)の検知信号を無視すること
により、入室判定の際の誤検出や、異常状態の誤検出或
いは失報が発生する可能性を低減でき、さらに誤検出判
定用センサ11cと他の人体検知センサ11a,11b
が共に検知信号を出力した場合には、信号処理部10が
その検知信号を無視することによって、誤検出をさらに
防止できる。
【0024】また、人体検知センサ11a〜11cの人
体検知信号に基づいて自動的に検知モードへ移行させる
代わりに、異常検知動作を開始させるための入室スイッ
チ(図示せず)を設け、このスイッチ入力で検知モード
へ移行させるようにしても良いが、入室スイッチを入れ
忘れて異常検知動作が行われなくなる虞があるため、信
号処理部10が待機モードで動作中に、浴槽101及び
洗い場102を検知エリアとする人体検知センサ11
a,11bが人体検知信号を出力すると、この信号を受
けて検知対象者が入室したと判断し、警報回路部16を
用いて例えば「スイッチを押し忘れていませんか」とい
うような音声メッセージを出力させることで、検知対象
者に入室スイッチを押すよう促すことも考えられる。ま
た、センサ機能がオフの状態でも人体検知センサ11a
〜11cによる検知動作は継続させ、何れかの人体検知
センサ11a〜11cで人体検知があれば、警報回路部
16を用いて「お風呂を確認して下さい」といった音声
メッセージを出力し、使用者に確認を促すことも考えら
れる。
【0025】なお、浴槽101の上方を検知エリアとす
る人体検知センサ11aでは、浴槽101につかってい
る人体を検知するのに十分な検知幅があり、かつ湯面が
検知エリア内に入らないよう、レンズ12の焦点距離や
子器1(すなわち人体検知センサ11a)の設置位置を
調整すれば良い。人体検知センサ11aの検知エリアA
1は水平方向よりも若干上側を向くように傾けても良
く、浴槽101内の湯を誤検出する可能性を低減でき
る。また、人体検知センサ11aの取付高さが高すぎる
と、浴槽101につかっている人体を検知できなくなる
ので、浴槽101の上面よりも10〜20cm程度上側
に設置するのが望ましいが、人体を十分検知できるので
あれば、設置環境によって多少上下しても良い。
【0026】さらに、水平面内における人体検知センサ
11a〜11cの設置位置については、人体検知センサ
11aの光軸L1と、浴槽101の長手方向の中心軸と
が略一致するように設置することが望ましいので、壁面
に対して浴槽101を斜めに設置したような場合には、
浴室100のレイアウトに応じて、浴槽101および洗
い場102にいる人物を確実に検知できるような位置に
設置すれば良い。
【0027】ところで、子器1のカバー30にシャワー
などの湯がかかると、人体検知センサ11a〜11cが
誤検出する虞があるが、上述のように人体検知センサ1
1a〜11cの光軸L1〜L3をカバー30付近で交差
させているので、カバー30に湯がかかった場合には人
体検知センサ11a〜11cの出力が同じような傾向で
変化する。しかしながら、各人体検知センサ11a〜1
1cの検知エリアA1,B1,B2は別々のエリアに設
定されており、全ての人体検知センサ11a〜11cが
同時に人体を検知することは考えにくいので、人体検知
センサ11a〜11cの出力が同時に増加した場合は、
誤検出であると判断でき、人体が停止しているにも関わ
らず、動いていると誤検出して、異常を失報するのを防
止できる。
【0028】以下に、この異常検知システムの動作を図
6〜図9のフローチャートに基づいて説明する。
【0029】先ず、浴室100内にいる検知対象者に何
らかの異常が発生して静止した状態(静止異常)を検出
する動作を図6のフローチャートに基づいて説明する。
電源投入時、信号処理部10はセンサ機能を停止させた
モード(切モード)で動作しており(S1)、親機2か
らセンサ機能をオンする信号が送信されたか否かを判定
する(S2)。通信回路部18が親機2からセンサ機能
をオンさせる信号を受信すると、信号処理部10は待機
モードで動作し(S3)、人体検知センサ11a〜11
cの検知信号から浴室内に検知対象者が入室したか否か
を判定する(S4)。その後、検知対象者が入室する
と、信号処理部10は検知モードへ移行し(S5)、浴
槽101および洗い場102を監視する人体検知センサ
11a,11bから人体検知信号が入力されない状態
(すなわち検知対象者が静止している状態)が所定の警
告期間(例えば90秒)継続するか否かを判定し(S
6)、静止状態が上記警告期間継続すると、警報回路部
16を用いて警告音又は「大丈夫ですか?動いてみて下
さい!」との音声出力、若しくはこの音声出力と共に警
告音を発報させ(第1次警告)、一方、静止状態が上記
警告期間継続する前に検知対象者の動きがあれば、信号
処理部10はS5に戻って上述の処理を繰り返す。
【0030】S6の判定結果に応じて第1次警告を発報
した場合、信号処理部10は、浴槽101および洗い場
102を監視する人体検知センサ11a,11bから人
体検知信号が入力されない状態(すなわち検知対象者が
静止している状態)が第1次警告の発報時からさらに所
定の警告期間(例えば15秒間)継続するか否かを判定
し(S8)、静止状態が15秒に達すると、再び警報回
路部16を用いて警告音等(第2次警告)を発報させ、
検知対象者に対してさらに動作を促す(S9)。一方、
第1次警告の発報時から15秒以内に検知対象者が動作
するか、リセット釦17を操作すれば、信号処理部10
はS5に戻って上述の処理を繰り返す。
【0031】S8の判定結果に応じて第2次警告を出力
した場合、信号処理部10は、浴槽101および洗い場
102を監視する人体検知センサ11a,11bから人
体検知信号が入力されない状態(すなわち検知対象者が
静止している状態)が第2次警告の発報時からさらに所
定の警告期間(例えば約15秒間)継続するか否かを判
定し(S10)、静止状態が15秒に達すると(すなわ
ち前回検知時から警告期間よりも長い警報期間、検知対
象者を検知しない場合)、警報回路部16を用いて静止
異常を外部に報知するための静止警報を発報させる(S
11)。その後、信号処理部10はリセット釦17から
のリセット入力又は人体検知センサ11a,11bから
の人体検知信号の入力があるか否かを判定し(S1
2)、リセット入力又は人体検知信号の入力があれば、
静止警報を停止させて、通常の検知モードに復帰する。
また、S12の判定でリセット入力又は人体検知信号の
入力がなければ、信号処理部10は、親機2からセンサ
機能をオフさせる信号が送信されたか否かを判定し(S
13)、入力がなければS11に戻り、入力があればS
1に戻る。
【0032】このように本システムでは、前回検知時か
ら警告期間が経過した時点で検知対象者に静止警告を与
え、その後警報期間が経過した時点で外部に静止警報を
出力しているので、静止警報を受けて検知対象者が動作
した場合には静止警報が出力されることはなく、誤報を
防止して検知対象者の異常を正確に検出できる。
【0033】次に、人体検知センサ11a〜11cの検
知状態に関わらず、浴室100内に検知対象者が異常に
長い時間滞在した場合に警告を発する動作を、図7のフ
ローチャートに基づいて説明する。S21〜S24まで
の処理は、上述したS1〜S4までの処理と同様である
ので、その説明は省略する。S24で信号処理部10が
検知対象者の入室を検知すると、信号処理部10は内蔵
するタイマのカウント値をクリアして、カウント動作を
開始させるとともに(S25)、検知モードへ移行し
(S26)、退出釦3が操作されて退出信号が入力され
たか否かを判断する(S27)。
【0034】S27において検知対象者の退出を検出で
きなかった場合、信号処理部10は、タイマ手段のカウ
ント値を読み込み、入室から所定の警告期間(例えば3
0分)が経過したか否かを判定して(S28)、上記警
告期間が経過した場合は警報回路部16を用いて警告音
(第1次警告)を発報させ、検知対象者に対し長風呂で
あると注意を与える(S29)。
【0035】S28の判定結果に応じて第1次警告を発
報した場合、信号処理部10は、入室時から上記警告期
間よりも長い警報期間(例えば40分)が経過したか否
かを判定し(S30)、警報期間が経過するまでの間に
退出釦3又はリセット釦17による入力が無ければ、警
報回路部16を用いて、浴室100に異常に長い時間滞
在していることを外部に報知する長時間警報を発報させ
る(S31)。その後、信号処理部10はリセット釦1
7からのリセット入力があるか否かを判定し(S3
2)、リセット入力があれば長時間警報を停止させて、
通常の検知モードに復帰する。また、S32の判定でリ
セット入力がなければ、信号処理部10は、親機2から
センサ機能をオフさせる信号が送信されたか否かを判定
し(S33)、入力がなければS31に戻り、入力があ
ればS21に戻る。
【0036】このように本システムでは、初回検知時か
ら警告期間が経過した時点で検知対象者に長時間警告を
与え、その後警報期間が経過した時点で外部に長時間警
報を出力しているので、長時間警報を受けて検知対象者
が入力操作部により正常であることを入力すれば、長時
間警報が発報されることはなく、誤報を防止して検知対
象者の異常を正確に検出できる。
【0037】尚、本実施形態では浴室100の出入口に
退出釦3を設けており、退出時に検知対象者が退出釦3
を操作すると、信号処理部10に退出釦3から退出信号
が入力されるようになっているが、退出釦3を設ける代
わりに、図14に示すように、浴室100の出入口10
4付近の天井に、出入口付近に検知エリアC1を有する
退出センサ40(退出検知部)を配置し、この退出セン
サ40の検知信号を信号処理部10に出力することで、
検知対象者の退出を検出しても良く、これにより退出釦
3の押し忘れを防止できる。また信号処理部10は、退
出釦3又は退出センサ40から入力される退出信号に応
じて、異常検出処理を終了するようにしても良く、検知
対象者が退出したにも関わらず人体を誤検出して誤報が
発生するのを防止できる。また、尚、退出センサ40と
しては焦電素子以外にも光や超音波や電波などで人体を
検知するセンサが使用可能である。
【0038】ところで、信号処理部10では、人体検知
センサ11a〜11cの検出結果が正常であるか否かを
常時監視しており、その動作を図8のフローチャートに
基づいて説明する。動作開始から検知モードに移行する
までの処理(S41〜S45)は、上述したS1〜S5
の処理と同様であるので、その説明は省略する。信号処
理部10は検知モードに移行すると、一定時間毎(例え
ば5秒毎)に各人体検知センサ11a〜11cの出力を
サンプリングしており、3個の人体検知センサ11a〜
11cが共に人体検知信号を出力する状態が所定の異常
判定時間(例えば90秒)継続した場合(S46)、信
号処理部10ではセンシング異常と判断し、警報回路部
16を用いて警告音又は「センサを手で覆ったり、シャ
ワーを当てたりしていませんか?」との音声出力、若し
くはこの音声出力と共に警告音を発報させ(第1次警
告)、検知対象者に対してセンシング異常を報知する
(S47)。
【0039】S46の判定結果に応じて第1次警報を発
報すると、信号処理部10では、上述のセンシング異常
がさらに所定の異常判定時間(例えば15秒間)継続す
るか否かを判定し(S48)、センシング異常が15秒
間継続し且つリセット釦17によるリセット入力がなけ
れば、再び警報回路部16を用いて警告音等(第2次警
告)を発報させる(S49)。
【0040】そして、S48の判定結果に応じて第2次
警告を発報すると、信号処理部10では、上述のセンシ
ング異常がさらに所定の異常判定時間(例えば15秒
間)継続するか否かを判定し(S50)、センシング異
常が15秒間継続し且つリセット釦17によるリセット
入力がなければ、警報回路部16を用いてセンシング異
常を外部に報知する異常警報を発報させる(S51)。
その後、信号処理部10はリセット釦17からのリセッ
ト入力があるか否かを判定し(S52)、リセット入力
があれば異常警報を停止させて、通常の検知モードに復
帰する。また、S52の判定でリセット入力がなけれ
ば、信号処理部10は、親機2からセンサ機能をオフさ
せる信号が送信されたか否かを判定し(S53)、入力
がなければS51に戻り、入力があればS41に戻る。
【0041】つまり、全ての人体検知センサ11a〜1
1cが同時に人体を検出し、その状態が異常判定時間継
続する可能性は低いので、このような状態が発生した場
合には信号処理部10が人体検知センサ11a〜11c
のセンシング異常と判断して、警報回路部16により人
体検知センサ11a〜11cのセンシング異常を外部に
報知することで、誤報の発生を防止できる。
【0042】また信号処理部10では各人体検知センサ
11a〜11cの故障の有無を常時監視しており、その
動作を図9のフローチャートに基づいて説明する。ここ
で、信号処理部10は、各人体検知センサ11a〜11
cの出力の信号レベルとオフセット電圧値との差(絶対
値)が熱雑音の信号レベルよりも小さい状態が一定時間
継続した場合、或いは、所定レベルよりも大きい状態が
一定時間継続した場合、センサが故障したと判断する。
【0043】動作開始時から待機モードに移行するまで
の処理(S61〜S63)は、上述したS1〜S3の処
理と同様であるので、その説明は省略する。信号処理部
10は待機モードに移行すると、センサ出力が正常であ
るか否かを判定し(S64)、センサ出力が異常であれ
ば、警報回路部16を用いてセンサの故障を知らせるた
めの本警報を発報し(S70)、その後親機2からセン
サ機能をオフさせる信号が送信されたか否かを判定して
(S71)、入力がなければS70に戻り、入力があれ
ばS61に戻る。
【0044】また、S64でセンサ出力が正常であると
判定した場合、信号処理部10は、浴室100内に検知
対象者が入室したか否かを判定し(S65)、検知対象
者が入室すると検知モードに移行して(S66)、通常
の検知動作を行うとともに、センサ出力が正常であるか
否かを判定する(S67)。ここで、信号処理部10
は、センサ出力が正常であればS66に戻って検知モー
ドで動作を継続し、センサ出力が異常であれば、警報回
路部16を用いてセンサの故障を知らせるための本警報
を発報する(S68)。その後、信号処理部10は、親
機2からセンサ機能をオフさせる信号が送信されたか否
かを判定し(S69)、入力がなければS68に戻り、
入力があればS61に戻る。
【0045】ところで、図8のフローチャートで説明し
たように、全ての人体検知センサ11a〜11cが共に
人体検知信号を出力する状態が異常判定時間継続すると
センシング異常と判断する場合は、シャワーの湯が人体
検知センサ11a〜11cの前方に配置されたカバー3
0にかかると、全ての人体検知センサ11a〜11cが
人体検知信号を発生するため、検知対象者が正常である
にも関わらず、センシング異常を示す異常警報を発報す
る虞がある。
【0046】ここで、図10(a)〜(d)は検知対象
者が正常にシャワーを浴びている場合を示し、各時刻に
おける浴室100内の状態を示す平面図と、各人体検知
センサ11a〜11cの出力Va,Vb,Vcの波形と
をそれぞれ示す。また、図12(a)〜(d)は検知対
象者がシャワーを浴びている途中で気絶して倒れた場合
を示し、各時刻における浴室100内の状態を示す平面
図と、各人体検知センサ11a〜11cの出力Va,V
b,Vcの波形とをそれぞれ示す。検知対象者が正常に
動作している場合は、検知対象者の動きを検出している
センサ11bの信号レベルは、シャワーの湯が検知面に
かかっているセンサ11a,11cの信号レベルに比べ
て遙かに大きくなっている(図10(b)〜(d)参
照)。一方、検知対象者が気絶し、その動きが少なくな
っている場合は、洗い場102を検知エリアとするセン
サ11bの信号レベルと、シャワーの湯が検知面にかか
っているセンサ11a,11cの信号レベルとの差が小
さくなる(図12(c)(d)参照)。
【0047】上述のように人体検知センサ11a〜11
cの受光面にシャワーの湯がかかった場合、センシング
異常を発報する虞があり、このような誤報を避けるため
に、センシング異常を発報しないようなアルゴリズムに
変更すると、図12に示すように、検知対象者が気絶し
てその動きが殆どなくなるような場合を検出できず、失
報してしまう虞がある。
【0048】そこで、本実施形態では各人体検知センサ
11a〜11cの出力Va,Vb,Vcの信号レベルを
それぞれ積算しており、図11に示すように各センサ1
1a〜11cの積算値の差が一定のしきい値レベルを越
えると、何れかのセンサで検知対象者の動きを検出して
いると判断して、異常警報を発報しないようにしてい
る。尚、図11は、図10(a)〜(d)に示す場合の
各センサ出力の積算値を示し、図中イは人体検知センサ
11bの出力Vbの積算値、ロは人体検知センサ11
a,11cの出力Va,Vcの積算値である。
【0049】一方、図12に示すように各センサ11a
〜11cの積算値の差が一定のしきい値レベル以下であ
れば、何らかの異常で検知対象者の動きが少なくなって
いるか、又はセンシング異常が発生したと判断して、警
報を出力するようにしており、失報の発生を防止でき
る。尚、図13は、図12(a)〜(d)に示す場合の
各センサ出力の積算値を示し、図中イは人体検知センサ
11bの出力Vbの積算値、ロは人体検知センサ11
a,11cの出力Va,Vcの積算値である。
【0050】尚、シャワーの湯がかかる以外にも使用環
境によってノイズレベルが増加することが考えられる
が、人の動きに応じて発生するセンサ出力はノイズレベ
ルに比べて十分大きいので、各センサの出力を積算し
て、積算値の差を比較することにより、検知対象者の動
きを確実に検出できる。
【0051】また、本実施形態では3個の人体検知セン
サ11a〜11cで浴槽101および洗い場102を検
出しているが、センサの個数を3個に限定する趣旨のも
のではなく、コストなどの制約がなければ、センサの個
数を5個或いは7個と増やしても良い。本実施形態では
実質的に2個の人体検出センサで浴槽101と洗い場1
02の両方を警戒しており、複数の人間が浴室100に
同時に入室すると、2個の人体検知センサが両方ともに
人体の動きを検知する場合があるため、複数の人間が同
時に入室するようなケースが頻繁に発生する場合には2
個の人体検出センサでセンシング異常を検出するのは困
難であり、3個以上の人体検出センサで浴槽101と洗
い場102の両方を警戒するのが望ましい。また、本実
施形態では人体検知センサ11a〜11cの検知エリア
A1,B1,B2が固定であるが、検知エリアA1,B
1,B2を調整する機構を設けても良い。
【0052】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、検知
エリア内における検知対象者の動きを検出する1乃至複
数の人体検知センサと、警報を出力する警報発生部と、
人体検知センサの検知出力から検知対象者の動作の有無
を検出し、動作が無い場合は警報発生部より警報を出力
させる信号処理部とを備えた異常検知システムにおい
て、信号処理部は、人体検知センサが前回検知対象者の
動きを検知した時点から所定の警告期間が経過するまで
の間に検知対象者の動きを検知しない場合、警報発生部
から検知対象者に動作を促す静止警告を出力させるとと
もに、前回検知時から警告期間よりも長い警報期間が経
過するまでの間に検知対象者の動きを検知しない場合、
警報発生部から外部に静止異常を報知する静止異常警報
を出力させることを特徴とし、前回検知時から警告期間
が経過した時点で検知対象者に静止警告を与え、その後
警報期間が経過した時点で外部に静止警報を出力してい
るので、静止警報を受けて検知対象者が動作した場合に
は静止警報が出力されることはなく、誤報を防止して検
知対象者の異常を正確に検出できるという効果がある。
【0053】請求項2の発明は、検知エリア内における
検知対象者の動きを検出する1乃至複数の人体検知セン
サと、警報を出力する警報発生部と、人体検知センサの
検知出力から検知対象者の異常を検出すると警報発生部
より警報を出力させる信号処理部と、警報に対して正常
であることを検知対象者が入力する入力操作部とを備え
た異常検知システムにおいて、信号処理部は、人体検知
センサが初めて検知対象者の動きを検知した時点から所
定の警告期間が経過すると、警報発生部から検知対象者
に長時間滞在していることを知らしめる長時間警告を出
力させるとともに、入力操作部による入力がなく、初回
検知時から警告期間よりも長い警報期間が経過すると、
警報発生部から長時間滞在していることを外部に報知す
る長時間異常警報を出力させることを特徴とし、初回検
知時から警告期間が経過した時点で検知対象者に長時間
警告を与え、その後警報期間が経過した時点で外部に長
時間警報を出力しているので、長時間警報を受けて検知
対象者が入力操作部により正常であることを入力すれ
ば、長時間警報が発報されることはなく、誤報を防止し
て検知対象者の異常を正確に検出できるという効果があ
る。
【0054】請求項3の発明は、検知エリア内における
検知対象者の動きを検出して、動作量に応じた大きさの
検知出力を発生する複数の人体検知センサと、警報を出
力する警報発生部と、人体検知センサの検知出力から検
知対象者の動作の有無を検出し、動作が無い場合は警報
発生部より警報を出力させる信号処理部とを備えた異常
検知システムにおいて、信号処理部は、それぞれの人体
検知センサの検知出力を個別に積算し、各人体検知セン
サの積算値の差が所定のしきい値以下の場合、警報発生
部から異常を報知する警報を出力させることを特徴と
し、人体検知センサ毎に検知出力の積算値を求めて、そ
の積算値を比較することで、検知対象者の動きを検出し
ている人体検知センサの積算値と、検知対象者の動きを
検出していない人体検知センサの積算値との差を大きく
でき、したがって積算値の差がしきい値以下であること
から、検知対象者の動作がないことを確実に検出でき、
誤検出を防止できるという効果がある。
【0055】請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れ
か1つに記載の発明において、検知エリア内における人
体を検知し、その検知エリアを検知対象者の存在しない
場所に設定した誤検出判定用センサを設け、信号処理部
は、人体検知センサと誤検出判定用センサとが同時に検
知信号を出力した場合、その検知信号を無視することを
特徴とし、誤検出判定用センサの検知エリアは検知対象
者の存在しない場所に設定されているので、このセンサ
が検知対象者を検出することはなく、したがって、人体
検知センサと誤検出判定用センサとが同時に検知信号を
出力した場合、その検知信号を無視することによって誤
検出を防止できるという効果がある。
【0056】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、人体検知センサを複数備え、信号処理部は、各人体
検知センサの検知回数を個別に積算し、所定の設定期間
における検知回数が基準回数を越えなかった人体検知セ
ンサを誤検出判定用センサとして用いることを特徴と
し、複数の人体検知センサの中から誤検出判定用センサ
を自動的に選択できるという効果がある。
【0057】請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れ
か1つに記載の発明において、人体検知センサを複数備
え、各人体検知センサを、人体から放射される熱線を検
出することにより人体を検出する赤外線検出素子で構成
し、各人体検知センサをその光軸が略同じ位置で交差す
るように近接して配置したことを特徴とし、各人体検知
センサの光軸を略同じ位置で交差させているので、例え
ば光軸が交差する位置に湯がかかった場合には、全ての
人体検知センサから同時に人体検知信号が出力されるこ
とになり、人体検知センサの誤検出を容易に判別できる
という効果がある。
【0058】請求項7の発明は、検知エリア内における
検知対象者の動きを検出する複数の人体検知センサと、
警報を出力する警報発生部と、人体検知センサの検知出
力から検知対象者の異常を検出すると警報発生部より警
報を出力させる信号処理部とを備えた異常検知システム
において、信号処理部は、全ての人体検知センサが検知
信号を出力する状態が所定の異常判定時間継続すると、
警報発生部より人体検知センサの異常を報知する警報を
出力させることを特徴とし、全ての人体検知センサが同
時に人体を検出し、その状態が異常判定時間継続する可
能性は低いので、このような状態が発生した場合には人
体検知センサの異常と判断して、警報発生部により人体
検知センサの異常を外部に報知して、誤報の発生を防止
できるという効果がある。
【0059】請求項8の発明は、請求項1乃至7の何れ
か1つに記載の発明において、検知対象者が検知対象領
域から退出したことを検知する退出検知部を設け、信号
処理部は、退出検知部が退出を検知すると異常検出処理
を終了することを特徴とし、検知対象者が検知対象領域
から退出したにも関わらず、人体検知センサが人体を誤
検出して誤報が発生するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の異常検知システムを構成する子器
のブロック図である。
【図2】同上の異常検知システムの概略構成図である。
【図3】同上の使用状態を説明する平面図である。
【図4】同上の使用状態を説明する立体図である。
【図5】同上の人体検知センサの配置状態を説明する説
明図である。
【図6】同上の動作を説明するフローチャートである。
【図7】同上の別の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図8】同上のまた別の動作を説明するフローチャート
である。
【図9】同上のさらに別の動作を説明するフローチャー
トである。
【図10】(a)〜(d)は検知対象者の動作が正常な
場合の説明図である。
【図11】同上の動作状態における人体検知センサ11
a〜11cの出力の積算値の時間変化を示す図である。
【図12】(a)〜(d)は検知対象者がシャワーを浴
びている間に倒れた場合の説明図である。
【図13】人体検知センサ11a〜11cの出力の積算
値の時間変化を示す図である。
【図14】同上の使用状態を説明する立体図である。
【符号の説明】
10 信号処理部 11a〜11c 人体検知センサ 16 警報回路部
フロントページの続き (72)発明者 松田 啓史 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 谷口 良 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5C086 AA22 BA04 CA12 CA25 CB16 DA01 DA07 DA14 EA41 EA45 FA02 5C087 AA02 AA03 AA32 AA37 AA44 BB03 BB74 DD03 DD24 EE07 EE18 FF01 FF02 FF04 FF19 FF20 GG08 GG11 GG19 GG23 GG30 GG31 GG40 GG66

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検知エリア内における検知対象者の動き
    を検出する1乃至複数の人体検知センサと、警報を出力
    する警報発生部と、前記人体検知センサの検知出力から
    検知対象者の動作の有無を検出し、動作が無い場合は前
    記警報発生部より警報を出力させる信号処理部とを備え
    た異常検知システムにおいて、 前記信号処理部は、前記人体検知センサが前回検知対象
    者の動きを検知した時点から所定の警告期間が経過する
    までの間に検知対象者の動きを検知しない場合、前記警
    報発生部から検知対象者に動作を促す静止警告を出力さ
    せるとともに、前回検知時から前記警告期間よりも長い
    警報期間が経過するまでの間に検知対象者の動きを検知
    しない場合、前記警報発生部から外部に静止異常を報知
    する静止異常警報を出力させることを特徴とする異常検
    知システム。
  2. 【請求項2】 検知エリア内における検知対象者の動き
    を検出する1乃至複数の人体検知センサと、警報を出力
    する警報発生部と、前記人体検知センサの検知出力から
    検知対象者の異常を検出すると前記警報発生部より警報
    を出力させる信号処理部と、前記警報に対して正常であ
    ることを検知対象者が入力する入力操作部とを備えた異
    常検知システムにおいて、 前記信号処理部は、前記人体検知センサが初めて検知対
    象者の動きを検知した時点から所定の警告期間が経過す
    ると、前記警報発生部から検知対象者に長時間滞在して
    いることを知らしめる長時間警告を出力させるととも
    に、前記入力操作部による入力がなく、初回検知時から
    前記警告期間よりも長い警報期間が経過すると、前記警
    報発生部から長時間滞在していることを外部に報知する
    長時間異常警報を出力させることを特徴とする異常検知
    システム。
  3. 【請求項3】 検知エリア内における検知対象者の動き
    を検出して、動作量に応じた大きさの検知出力を発生す
    る複数の人体検知センサと、警報を出力する警報発生部
    と、前記人体検知センサの検知出力から検知対象者の動
    作の有無を検出し、動作が無い場合は前記警報発生部よ
    り警報を出力させる信号処理部とを備えた異常検知シス
    テムにおいて、 前記信号処理部は、それぞれの人体検知センサの検知出
    力を個別に積算し、各人体検知センサの積算値の差が所
    定のしきい値以下の場合、前記警報発生部から異常を報
    知する警報を出力させることを特徴とする異常検知シス
    テム。
  4. 【請求項4】 検知エリア内における人体を検知し、そ
    の検知エリアを検知対象者の存在しない場所に設定した
    誤検出判定用センサを設け、前記信号処理部は、前記人
    体検知センサと前記誤検出判定用センサとが同時に検知
    信号を出力した場合、その検知信号を無視することを特
    徴とする請求項1乃至3の何れか1つに記載の異常検知
    システム。
  5. 【請求項5】 前記人体検知センサを複数備え、前記信
    号処理部は、各人体検知センサの検知回数を個別に積算
    し、所定の設定期間における検知回数が基準回数を越え
    なかった人体検知センサを前記誤検出判定用センサとし
    て用いることを特徴とする請求項4記載の異常検知シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記人体検知センサを複数備え、各人体
    検知センサを、人体から放射される熱線を検出すること
    により人体を検出する赤外線検出素子で構成し、各人体
    検知センサをその光軸が略同じ位置で交差するように近
    接して配置したことを特徴とする請求項1乃至5の何れ
    か1つに記載の異常検知システム。
  7. 【請求項7】 検知エリア内における検知対象者の動き
    を検出する複数の人体検知センサと、警報を出力する警
    報発生部と、前記人体検知センサの検知出力から検知対
    象者の異常を検出すると前記警報発生部より警報を出力
    させる信号処理部とを備えた異常検知システムにおい
    て、 前記信号処理部は、全ての人体検知センサが検知信号を
    出力する状態が所定の異常判定時間継続すると、前記警
    報発生部より人体検知センサの異常を報知する警報を出
    力させることを特徴とする異常検知システム。
  8. 【請求項8】 検知対象者が検知対象領域から退出した
    ことを検知する退出検知部を設け、前記信号処理部は、
    退出検知部が退出を検知すると異常検出処理を終了する
    ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1つに記載の
    異常検知システム。
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