JP4730765B2 - 異常検知装置 - Google Patents

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本発明は、例えば船舶内の所定の区域内で作業員が1人で特定の業務を行っている場合に、その作業員が正常に業務を行っているかどうかを判断し、異常であると判断した場合には警報を発する異常検知装置に関する。
非特許文献1には、タイマーとリセットスイッチから構成されるデッドマンアラームが開示されている。このデッドマンアラームによると、作業員は作業中であってもリセットスイッチが置かれている場所まで行き、定期的にタイマーをリセットすることで、作業場所以外の人間に無事をしらせる。即ち、非特許文献1のデッドマンアラームは、作業員がリセットスイッチによりタイマーをリセットしないで、タイマーに予め設定された時間を経過すると警報を発する。
特許文献1には、船舶のブリッジなどで作業員が一人で監視業務に従事している場合に、この作業員が正常に監視業務を行っているかどうかを判断するためのワンマン就労監視アラーム装置が開示されている。このワンマン就労監視アラーム装置は、メッセージ出力装置と、就労異常検知装置と、アラーム出力装置とを有する。メッセージ出力装置は、一定時間毎に作業員にメッセージ入力を促すメッセージを出力する。就労異常検知装置は、メッセージ出力装置の指示に従った作業員による入力の有無及び入力されたデータの正常性を判断して就労異常を検知する。アラーム出力装置は、就労異常検知装置で就労異常が検知された場合に、監視員室へアラームを発する。このワンマン就労監視アラーム装置により、作業員の就労状況の判断が行えるとともに、作業員の居眠り防止も行える。
また、特許文献2には、本発明に関連する技術が開示されている。特許文献2の侵入物検出装置は、船舶に設けられ、海、川、湖等の水面上の侵入物を監視する装置であり、赤外線カメラと、輝度算出手段と、輝度変化情報抽出手段と、検出手段とを有する。赤外線カメラは物体から発生する赤外線を画像化する。輝度算出手段は、赤外線カメラで撮像された水面を含む画像データ中の各部の輝度を求める。輝度変化情報抽出手段は、輝度算出手段で求められた輝度に基づいて各部の輝度変化を求める。検出手段は、輝度変化情報抽出手段により求められた輝度変化情報に基づいて水面部分からの侵入物を識別する。この侵入物検出装置によると、水面の輝度は低いが、水面或いはその付近のカメラの撮像範囲内に存在し得る島、他の船舶などの侵入物は輝度が高くなる。従って、その輝度の大小関係から水面と侵入物を分離識別できる。
http://www.seabmarine.se/W1-manual_v1_n.pdf 特開平5−81581 「ワンマン就労監視アラーム装置」 特開平10−283466 「侵入物検出装置」
しかし、非特許文献1の装置では、作業員は、どのような作業を行っていたとしても、必ず定期的にリセットスイッチの場所まで行きリセットスイッチを直接動作させなければならない。従って、このリセット動作は、作業員にとって非常に煩わしいものであった。
同様に、特許文献1の装置でも、作業員は、必ず定期的にメッセージ入力を行わなければならず、作業員に余計な負担を強いていた。
そこで、本発明の目的は、作業員に余計な負担をかけずに、所定の区画で1人で作業する作業員の存在の有無、及び、この作業員が倒れ若しくは居眠りをしていないかを自動的に判断して、異常であると判断した場合には、外部の人間に警報を発することができる異常検知装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記目的を達成するため、本発明によると、所定の区画内において1人で作業をする作業員の作業状態を判断して、この判断結果を区画の外部に知らせる異常検知装置であって、
所定の区画内に間隔をおいて配置され、それぞれ区画内の所定の範囲において作業員が存在するかどうかを検知し、作業員が存在するかどうかを示す信号を出力する同一種類の複数の検知手段と、
該複数の検知手段からの信号に基づいて、作業員に動きがあるかどうかに関する作業状態を判断してその判断結果を示す信号を出力する判断手段と、
該判断手段からの信号に基づいて、前記区画の外部に作業員の作業状態を知らせる伝達手段と、を備え、
前記判断手段は、所定時間にわたって同一の検知手段から作業員の存在を示す検知信号を受け続けており、かつ、当該所定間内に当該検知手段とは別の前記検知手段から前記検知信号を受けない場合に、作業員に動きがないことを示す信号を前記伝達手段に出力する、ことを特徴とする異常検知装置が提供される。
複数の検知手段の各々が区画の所定範囲で作業員の存在の有無を検知することで、作業員に動きがあるかを区画の外部に自動的に伝達することができる。即ち、区画で1人で作業する作業員に余計な負担をかけずに、作業員が倒れ若しくは居眠りをしていないかを自動的に判断して、異常であると判断した場合には、警報などにより外部の人間に異常を知らせることができるようになる。作業員に動きがない状態である場合には、この状態を区画の外部に伝達することができる。
本発明の好ましい実施形態によると、前記判断手段は、所定時間にわたって前記複数の検知手段のいずれからも作業員が存在しないことを示す信号を受信し続けた場合には、作業員が存在しないことを示す信号を前記伝達手段に出力する。
これにより、作業員が区画に存在しない場合には、作業員が存在しないことを区画の外部に適切に知らせることができる。
また、本発明の好ましい実施形態によると、前記判断手段は、所定時間にわたって前記複数の検知手段のいずれからも作業員が存在しないことを示す信号を受信し続けた場合には、前記伝達手段に作業員が存在しないことを示す信号を出力し、前記判断手段は、所定時間にわたって同一の検知手段から作業員の存在を示す信号を受け続けている場合には、作業員に動きがないことを示す信号を前記伝達手段に出力し、前記伝達手段は、作業員が存在しない場合と、作業員に動きがない場合とを区別して、区画の外部に作業員の状態を伝達する。
これにより、区画の外部において、作業員が存在しないことと、作業員に動きがないことを区別して知ることができる。
また、本発明の好ましい実施形態によると、
前記複数の検知手段は、複数の赤外線センサであり、
前記判断手段は、複数のリレー回路と比較回路と内部警報装置を有し、
前記伝達手段は、外部警報装置を有し、
複数の赤外線センサは、所定の区画内に間隔をおいて配置され、それぞれ区画内の所定の範囲内において作業員の発する熱線により作業員の存在を検知し、作業員の存在を検知した場合には所定の電圧信号を出力し、
複数のリレー回路は、それぞれ対応する単一の前記赤外線センサからの出力を受け、
比較回路は、前記複数のリレー回路からの信号を受け、
内部警報装置は、区画内に警報を発し、
外部警報装置は、該内部警報装置が警報を発してから、所定時間経過した場合には、区画の外部に警報を発し、
前記複数のリレー回路からの信号を受けるAND回路を有する演算回路と、
前記区画内に設けられ、内部警報装置が警報を発してから所定時間内に作業員に動作されることで、外部警報装置に警報させないようにするリセット装置と、を備え、
前記各リレー回路は、前記電圧信号を受けた場合には、演算回路へローレベル信号、比較回路へハイレベル信号を出力し、前記電圧信号を受けない場合には、演算回路へハイレベル信号、比較回路へローレベル信号を出力し、
演算回路は、前記AND回路が所定時間にわたってハイレベル信号を出力し続けている場合には、内部警報装置に警報を行わせ、
前記比較回路は、所定時間にわたって同一のリレー回路からハイレベル信号を受け続けており、かつ、当該所定間内に当該リレー回路とは別の前記リレー回路からハイレベル信号を受けない場合に、作業員に動きがないことを示す警報を内部警報装置に行わせる。
これにより、区画で1人で作業する作業員に余計な負担をかけずに、作業員の存在の有無、及び、この作業員が倒れ若しくは居眠りをしていないかを自動的に判断して、異常であると判断した場合には、警報などにより外部の人間に異常を知らせることができるようになる。また、外部警報装置が警報を発する前に、予め内部警報装置が区画内に警報を発して作業員に警告するので、誤った外部警報を防止できる。
本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態による異常検知装置の構成図である。図1に示すように、異常検知装置10は、複数の赤外線センサ2と、各赤外線センサ2からの出力を受ける複数のリレー回路4a,4b,4c,4dと、複数のリレー回路4a,4b,4c,4dからの出力を受ける演算回路6と、複数のリレー回路4a,4b,4c,4dからの出力を受ける比較回路8と、演算回路6又は比較回路8から信号を受ける警報回路9と、警報回路9からの動作信号を受けて警報を発する内部警報装置11及び外部警報装置12とを備える。
複数の赤外線センサ2は、例えば船内の所定の区画1に一定の間隔を置いて配置される。各赤外線センサ2は、人間が発する赤外線を検知するように構成されており、区画1内の所定の範囲内おいて人間の存在の有無を検知する。赤外線センサ2が所定の区画1に一定間隔で配置されることで、この区画1で1人で作業に従事する作業員の存在の有無を検知することができる。即ち、作業員が、正常に動いて作業をしていれば、所定時間内にいずれかの赤外線センサ2によりこの作業員が検知されるように、複数の赤外線センサ2が配置される。各赤外線センサ2は、作業員の存在を検知している場合には、所定電圧を対応するリレー回路4a,4b,4c,4dに出力する。一方、各赤外線センサ2が作業員の存在を検知していない場合には、対応するリレー回路4a,4b,4c,4dに例えば0V電圧を出力する。なお、所定の区画1は、例えば、IBS(Integrated Bridge System)や海図台のある区画などであるが、これら以外の他の適切な区画であってよい。
各リレー回路4a,4b,4c,4dは、対応する赤外線センサ2から閾値以上の電圧を受けている場合には、即ち、作業員が存在することを示す信号を受けている場合には、比較回路8への接点を閉じ比較回路8へハイレベル信号を与え、演算回路6への接点を開き演算回路6へローレベル信号を与える。一方、各リレー回路4a,4b,4c,4dは、対応する赤外線センサ2から閾値未満の電圧、即ち、作業員が存在しないことを示す信号を受けている場合には、演算回路6への接点を閉じ演算回路6へハイレベル信号を与え、比較回路8への接点を開け比較回路8へはローレベル信号を与える。この閾値は、赤外線センサ2が作業員を検知している時に出力する電圧よりも小さく、かつ、0Vより大きく設定する。リレー回路4a,4b,4c,4dは、公知の適切なものを用いることができる。
演算回路6には、AND回路及びタイマーが組み込まれている。図1に示すように、このAND回路がリレー回路4a,4b,4c,4dからの出力を受ける。AND回路が、複数の(図1の例では、4つ)リレー回路4a,4b,4c,4dのすべてから作業員が存在しないことを示すハイレベル信号を受けると、演算回路6のタイマーが時間のカウントを開始する。タイマーがカウントを開始してから所定時間経過しても依然としてすべてのリレー回路4a,4b,4c,4dからハイレベル信号を受け続けている場合には、即ち、依然としてAND回路がハイレベル信号を出力し続けていている場合には、演算回路6は、警報信号として例えばハイレベル信号を警報回路9へ出力する。
一方、比較回路8は、いずれかのリレー回路(例えば、リレー回路4a)からハイレベル信号を受けると、このリレー回路4aからハイレベル信号を受けていることを記憶すると共に、比較回路8に内蔵されたタイマーが時間のカウントを開始する。比較回路は、タイマーがカウントしてから所定時間経過しても、上記記憶された入力状態と比較して、依然として継続的に同一のリレー回路4aからハイレベル信号を受けていると判断した場合には、警報回路9へ警報信号としてハイレベル信号を出力する。一方、比較回路8は、タイマーがカウントを開始してから、所定時間経過する前に、ハイレベル信号を受けているリレー回路が変わった場合には、新たな入力状態を記憶し、タイマーをリセットして新たなカウントをタイマーに開始させる。例えば、リレー回路4aではなくリレー回路4bからハイレベル信号を受けるようになった場合である。また、比較回路8は、タイマーがカウントを開始してから、所定時間経過する前に、どのリレー回路4a,4b,4c,4dからもハイレベル信号を受けなくなったら、タイマーをリセットして停止させる。
警報回路9は、演算回路6又は比較回路8から警報信号を受けると、動作信号を内部警報装置11へ出力すると共に、警報回路9に内蔵されたタイマーに時間のカウントを開始させる。内部警報装置11は、警報回路9から動作信号を受けると区画1に警報を発する。
区画1には、内部警報装置11の近くにリセット装置14が設けられている。警報回路9のタイマーのカウント開始から所定時間内に、作業員が内部警報装置11の警報に気づきリセット装置14のリセットボタンを押すと警報回路9へリセット信号が出力され、警報回路9のタイマーはカウントをリセットして動作を停止する。これと同時に警報回路9は、警報停止信号を内部警報装置11に出力して警報を停止させる。これに対し、内部警報装置11が警報を発してから、即ち、内部警報装置11のタイマーがカウントを開始してから所定時間が経過するまでに、作業員がリセット装置14のリセットボタンを押さなければ、警報回路9のタイマーが切れ、警報回路9は外部警報装置12に動作信号を出力する。
外部警報装置12は警報回路9から動作信号を受けると、区画1の外部に警報を発する。これにより、区画1内に作業員が1人で作業をしていても、外部にいる人間が外部警報装置12の警報を聞くことにより、区画1内に作業員が存在していないこと、又は作業員が倒れ若しくは居眠りしていることを知ることができる。なお、警報回路9は、演算回路6から警報信号を受けた場合と、比較回路8から警報信号を受けた場合とを区別して動作信号を外部警報装置12に出力してもよい。この場合は、外部警報装置12は、作業員が存在しない場合と、作業員に動きがない場合とを区別して警報を発し、これにより、区画1の外部の人間は作業員が存在しないことと、作業員が倒れ若しくは居眠りをしていることとを区別して知ることができる。
次に、図1の異常検知装置10を用いた異常検知方法を図2を参照して説明する。図2は、本発明の実施形態による異常検知方法を示すフローチャートである。
ステップS1において、作業員が区画1に存在しているかどうかを判断する。即ち、演算回路6のAND回路がハイレベル信号を出力している場合には、作業員が存在していないと判断され、ステップS2へ進む。一方、演算回路6のAND回路がローレベル信号を出力していれば、作業員が存在していると判断され、ステップS3へ進む。
ステップS2では、演算回路6のAND回路がハイレベル信号を出力し、演算回路6のタイマーがカウントを開始する。このタイマーのカウント開始から所定時間内に、演算回路6のAND回路の出力がローレベルになったら、作業員が存在すると判断され,ステップS2のNOの方向へ進んでステップS1へ戻る。一方、タイマーのカウント開始から所定時間経過しても依然として演算回路6のAND回路がハイレベル信号を出力している場合には、所定時間にわたって作業員が存在しないと判断して、ステップS4へ進む。
ステップS3では、比較回路8がいずれかのリレー回路からハイレベル信号を受け、このリレー回路からハイレベル信号を受けていることを記憶すると共に、比較回路8のタイマーが時間のカウントを開始する。このタイマーのカウント開始から所定時間内に、別のリレー回路からハイレベル信号を受けるようになったら、作業員に動きがあると判断して、タイマーをリセットしてステップS1に戻る。一方、演算回路6のタイマーのカウント開始から所定時間経過しても、依然として同じリレー回路からハイレベル信号を受け続けている場合には、作業員が倒れている若しくは居眠りをしていると判断して、ステップS4へ進む。また、演算回路6のタイマーのカウント開始から所定時間内に、作業員が存在しなくなり、いずれのリレー回路からもローレベル信号を受けるようになった場合にも、ステップS1へ戻る。
ステップS4では、警報回路9が、演算回路6又は比較回路8から警報信号を受けて内部警報装置11に動作信号を出力する。これにより、内部警報装置11は区画1に警報を発してステップS5へ進む。なお、ステップS4では、警報回路9のタイマーの時間カウントが開始される。
ステップS5では、警報回路9のカウント開始から所定時間内に、作業員がリセット装置14のリセットボタンを押せば、作業員が存在し正常であると判断してステップS1へ戻る。一方、警報回路9のタイマーがカウントを開始してから所定時間経過しても、リセット装置14のリセットボタンが押されなければ、作業員が存在しない又は作業員が倒れ若しくは居眠りをしていると判断して、ステップS6へ進む。
ステップS6では、警報回路9のタイマーが切れることで、警報回路9は外部警報装置12へ動作信号を出力する。これにより、外部警報装置12は区画1の外部に警報を発し、区画1外部の人間に作業員の異常を知らせる。
上述した本発明の実施形態による異常検知装置及び異常検知方法によると、作業員が特別な動作をしなくても、区画外部の人間に正常な状態を自動的に知らせることができる。また、区画1に作業員が存在しない場合、又は、区画1に存在する作業員が倒れ又は居眠りをしている場合には、適切に区画外部に異常を知らせる警報が発せられる。このように、作業員に余計な負担をかけることなく、作業員の状態を外部に知らせることができる。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、上述の赤外線センサ2は検知手段を構成するが、検知手段は赤外線センサ2に限定させず、例えば、図3に示すようにレーザ光源3aと受光素子3bにより検知手段を構成してもよい。図3において、複数セットのレーザ光源3aと受光素子3bにより、区画1内の作業員の存在を検知する。即ち、各レーザ光源3aは、受光素子3bに向かってレーザ光を放射し、受光素子3bはこのレーザ光を受ける。受光素子3bがレーザ光を受けている場合には、レーザ光源3aと受光素子3bとの間に遮るものがないので作業員を検知しない。一方、受光素子3bが、レーザ光を受けていない場合には、レーザ光源3aと受光素子3bとの間に作業員が存在しているので、作業員を検知する。このように、各受光素子3bは受光の有無により作業員の存在を判断し、作業員を検知すると、対応するリレー回路4a,4b,4c,4dに電圧信号を出力する。異常検知装置のその他の構成及び動作は、図1及び図2を参照して説明した実施形態と同一である。
また、所定の周波数の電磁波を放射する送信機を作業員に身に付けさせておき、作業員がある程度近づくと作業員の送信機から放射されている電磁波に反応して対応するリレー回路4a,4b,4c,4dに電圧を出力する複数の受信機を区画1に適切な間隔をおいて配置するようにしてもよい。即ち、受信機は自身から区画1内の所定の範囲内に送信機がある場合には送信機の存在を検知する。この場合には、受信機が検知手段を構成する。このように、検知手段は上述したものに限れられず他の適切なもので検知手段を構成してもよい。
また、上述したリレー回路4a,4b,4c,4d、演算回路6、比較回路8、警報回路9、内部警報装置11及びリセット装置14は判断手段を構成するが、本発明はこれに限定されず、他の適切なもので判断手段を構成してもよい。上述した外部警報装置12は伝達手段を構成するが、本発明はこれに限定されず、他の適切なもので伝達手段を構成してもよい。例えば、警報回路9から動作信号を受けたら、警報の代わりに照明などの他の手段で作業員の状態を伝達してもよい。内部警報装置11も同様に警報以外の他の手段で作業員に警告を発してもよい。
また、上述した実施形態と異なり、複数の赤外線センサ2は、作業員が区画1内に存在すれば、いずれかの赤外線センサ2で作業員を常に検知できるように配置されていてもよい。これにより、作業員が区画1からいなくなったら、即座に作業員が存在しないことを検知することができる。
本発明の実施形態による異常検知装置の構成図である。 本発明の実施形態による異常検知方法のフローチャートである。 本発明の他の実施形態による異常検知装置の構成図である。
符号の説明
1 所定の区画
2 赤外線センサ
4a,4b,4c,4d リレー回路
6 演算回路
8 比較回路
9 警報回路
10 異常検知装置
11 内部警報装置
12 外部警報装置
14 リセット装置

Claims (4)

  1. 所定の区画内において1人で作業をする作業員の作業状態を判断して、この判断結果を区画の外部に知らせる異常検知装置であって、
    所定の区画内に間隔をおいて配置され、それぞれ区画内の所定の範囲において作業員が存在するかどうかを検知し、作業員が存在するかどうかを示す信号を出力する同一種類の複数の検知手段と、
    該複数の検知手段からの信号に基づいて、作業員に動きがあるかどうかに関する作業状態を判断してその判断結果を示す信号を出力する判断手段と、
    該判断手段からの信号に基づいて、前記区画の外部に作業員の作業状態を知らせる伝達手段と、を備え、
    前記判断手段は、所定時間にわたって同一の検知手段から作業員の存在を示す検知信号を受け続けており、かつ、当該所定間内に当該検知手段とは別の前記検知手段から前記検知信号を受けない場合に、作業員に動きがないことを示す信号を前記伝達手段に出力する、ことを特徴とする異常検知装置。
  2. 前記判断手段は、所定時間にわたって前記複数の検知手段のいずれからも作業員が存在しないことを示す信号を受信し続けた場合には、作業員が存在しないことを示す信号を前記伝達手段に出力することを特徴とする請求項1に記載の異常検知装置。
  3. 前記伝達手段は、作業員が存在しない場合と、作業員に動きがない場合とを区別して、区画の外部に作業員の状態を伝達することを特徴とする請求項2に記載の異常検知装置。
  4. 前記複数の検知手段は、複数の赤外線センサであり、
    前記判断手段は、複数のリレー回路と比較回路と内部警報装置を有し、
    前記伝達手段は、外部警報装置を有し、
    複数の赤外線センサは、所定の区画内に間隔をおいて配置され、それぞれ区画内の所定の範囲内において作業員の発する熱線により作業員の存在を検知し、作業員の存在を検知した場合には所定の電圧信号を出力し、
    複数のリレー回路は、それぞれ対応する単一の前記赤外線センサからの出力を受け、
    比較回路は、前記複数のリレー回路からの信号を受け、
    内部警報装置は、区画内に警報を発し、
    外部警報装置は、該内部警報装置が警報を発してから、所定時間経過した場合には、区画の外部に警報を発し、
    前記複数のリレー回路からの信号を受けるAND回路を有する演算回路と、
    前記区画内に設けられ、内部警報装置が警報を発してから所定時間内に作業員に動作されることで、外部警報装置に警報させないようにするリセット装置と、を備え、
    前記各リレー回路は、前記電圧信号を受けた場合には、演算回路へローレベル信号、比較回路へハイレベル信号を出力し、前記電圧信号を受けない場合には、演算回路へハイレベル信号、比較回路へローレベル信号を出力し、
    演算回路は、前記AND回路が所定時間にわたってハイレベル信号を出力し続けている場合には、内部警報装置に警報を行わせ、
    前記比較回路は、所定時間にわたって同一のリレー回路からハイレベル信号を受け続けており、かつ、当該所定間内に当該リレー回路とは別の前記リレー回路からハイレベル信号を受けない場合に、作業員に動きがないことを示す警報を内部警報装置に行わせる、ことを特徴とする請求項1に記載の異常検知装置。
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