JP6508592B2 - 安全システム - Google Patents

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Description

本発明は、安全システムに係り、特に、冷媒を用いた大型の冷却設備における作業者の安全を確保するための安全システムに関するものである。
従来、スーパーマーケットでは、陳列販売される食品や飲料などを冷凍または冷蔵して貯蔵する比較的大型のプレハブ冷蔵・冷凍庫やウォークインショーケース、食品加工工場や配送センターなどでは、冷蔵倉庫や冷凍倉庫など、作業者が内部で作業する大型の冷却設備が多く用いられている。
このような大型の冷却設備においては、一般に安全と言われる不活性の冷媒を用いている場合であっても、閉鎖空間において冷媒が漏洩した場合に、その漏洩冷媒濃度が上昇すると人体に影響を及ぼすおそれがあり、このような冷媒の漏洩を検知することは安全上極めて重要となっている。
このような大型の冷却設備において、作業者の安全を確保する技術として、従来、例えば、貯蔵室3内に設けられた人感センサ23Aと、送風機15の運転を制御するプレハブコントローラ(制御装置)21Aとを備え、該プレハブコントローラ21Aは、第1の所定時間が経過する間、人感センサ23Aが検出出力を発生している場合、所定の作業警報を発生するようにした技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008−082621号公報
このような従来の技術においては、作業員を人感センサで検知して警報を発生することにより、低温環境下での安全を確保することができるものであるが、冷媒の漏洩に対処するものではなく、仮に、冷媒の漏洩により、作業者が意識不明など健康に重大な被害が及んだ場合に、作業者の安全を確保することができないという問題を有している。
冷媒の漏洩を検知する手段として、冷媒の種類に応じた冷媒濃度センサを設置して、冷媒濃度センサにより冷媒濃度が一定以上になった場合に、警報を発報することも考えられるが、冷却設備など低温環境下で機能する濃度センサは、極めて高価であり、普及が進んでいないのが現状である。
本発明は前記した点に鑑みてなされたものであり、作業者の正常な状態または反応を確認することにより、冷媒が漏洩した場合でも、作業者の安全を確保することのできる安全システムを提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するため、本発明は、冷媒を用いた冷凍、冷蔵または空調空間である対象空間に設けられた活動検知装置と、内部警報装置と、前記活動検知装置および前記内部警報装置を統括的に管理する制御装置と、を備え、前記制御装置は、一定時間が経過した場合に、内部警報装置により、前記対象空間に存在する作業者に警報を発報させるとともに、前記活動検知装置により一定時間以内に前記作業者の正常な状態または反応を検知した場合に、前記内部警報装置による警報を解除し、前記活動検知装置により前記作業者の正常な状態または反応を検知するための一定時間は、使用する前記冷媒の種類に応じて設定されることを特徴とする。
前記構成において、外部に警報を発報する外部警報装置をさらに備え、前記制御装置は、前記活動検知装置により一定時間以内に前記作業者の作業者の正常な状態または反応を検知しない場合に、前記外部警報装置による警報を発報することを特徴とする。
前記構成において、前記対象空間は、扉および前記扉の開閉を検知する扉開閉スイッチを備え、前記制御装置は、前記扉開閉スイッチにより扉が開いたことを検出した場合に、前記内部警報装置による警報発報までの一定時間のカウントを開始することを特徴とする。
前記構成において、前記活動検知装置は、前記作業者の音声を認識する音声認識装置、前記作業者が操作する手動スイッチ、前記作業者が操作するペダル式スイッチ、携帯型の無線スイッチ、生体情報を計測する生体センサ、撮像装置を用いた画像解析装置の少なくとも1つであることを特徴とする。
前記構成において、前記内部警報装置は、光で警告をする装置、音声で警告をする装置、振動で警告をする装置、文字などを表示して警告をする装置の少なくとも1つであることを特徴とする。
前記構成において、前記冷媒は、非毒性ガスであることを特徴とする。
前記構成において、前記制御装置は、前記扉開閉スイッチにより前記扉の開放を検知した場合に、前記内部警報装置または前記外部警報装置の少なくとも一方に、前記扉の開放の警報を発報させることを特徴とする。
前記構成において、前記内部警報装置による内部警報発報までの時間、作業者の応答許容時間および前記扉の開放許容時間は、設備環境に合わせて任意に設定可能であることを特徴とする。
本発明によれば、作業者に負担を掛けずに作業者の安全を確保することができる。また、冷媒の種類に応じた冷媒濃度センサを必要としないので、設備コストを低減させることができ、冷媒の漏洩を直接検知するものではないので、冷媒の種類にかかわらず適用することができる。
本発明の安全システムを適用したウォークインショーケース冷却装置の実施形態を示す概略構成図である。 冷却装置の制御構成を示すブロック図である。 安全システムの動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る安全システムを適用した冷却装置の実施形態を示したものであり、本発明の安全システムは、例えば、スーパーマーケットや、食品加工工場、配送センターなどにおいて、低温環境にて物品を貯蔵、加工、仕分けなどを行う冷蔵倉庫や冷凍倉庫、プレハブ冷蔵庫、プレハブ冷凍庫、ウォークインショーケースなどの冷却装置に用いられるものである。
本実施形態では、ウォークインショーケースに用いられる冷却装置を例として本発明の実施形態について図面を参照しながら詳述する。図1は本発明の安全システムを冷却装置であるウォークインショーケースに適用した実施形態を示す概略構成図である。
本実施形態におけるウォークインショーケース1は、複数枚の断熱材料からなる外壁2を組み立てて構成されている。この外壁2により囲まれた室内空間は、冷却室3とされている。
また、ウォークインショーケース1の外壁の一部には、冷却室3の密閉を行うための扉4が開閉自在に設けられている。そして、この扉4により、冷却室3への物品の搬入または搬出を行うとともに、作業を行う作業者が冷却室3に入退室することができるように構成されている。この扉4には、扉4の開閉を検知するための扉開閉スイッチ5が取り付けられている。なお、図示しないが、ウォークインショーケース1の一面は、陳列棚の商品を取り出すためのガラス扉となっている。
そして、ウォークインショーケース1の室内には、室内熱交換器6および室内ファン7が設置されている。ウォークインショーケース1の外壁には、接続ポート8が設けられており、この接続ポート8には、室内熱交換器6に接続される冷媒配管9が接続されている。この接続ポート8には、後述する冷凍機10に冷媒配管11を介して接続されるものである。
冷却装置は、冷凍機10を備えており、冷凍機10の下方は機械室12、室外機の上方は熱交換室13とされている。
機械室12には、圧縮機14が配置されており、機械室12には、図には示していないが、他にも、アキュムレータ、オイルセパレータ、四方弁、減圧装置、冷媒流量調整弁、冷媒配管11など、多くの部品が搭載されている。
また、熱交換室13には、熱交換室13の周囲を取り囲むように形成された室外熱交換器15が配置されており、熱交換室の上部には、室外ファン16が配置されている。
また、冷凍機10の冷媒配管11は、ウォークインショーケース1の接続ポート8に接続されている。
なお、本実施形態においては、冷凍機10に用いられる冷媒は、非毒性ガスである二酸化炭素冷媒とされている。
そして、圧縮機14を駆動することにより圧縮された高温高圧の冷媒は、室外熱交換器15により熱交換される。このとき、二酸化炭素冷媒は、凝縮しないので、超臨界状態で高圧の気体のまま送られるようになっている。室外熱交換器15により熱交換された冷媒は、減圧装置により低温になって冷媒配管11を介してウォークインショーケース1の室内熱交換器6に送られる。
室内熱交換器6において、ウォークインショーケース1の室内空気と熱交換することにより、ウォークインショーケース1の室内を冷却するものである。そして、室内熱交換器6により熱交換された冷媒は、ガス冷媒となってウォークインショーケース1から冷凍機10の圧縮機14に戻される。
また、ウォークインショーケース1は、室内熱交換器6、室内ファン7などの動作を制御するショーケースコントローラ20を備えている。冷凍機10は、圧縮機14、室外ファン16、図示しない電磁弁などの動作を制御する冷凍機コントローラ21を備えている。さらに、ウォークインショーケース1の室内には、室内警報装置22および活動検知装置23が設置されている。
また、ウォークインショーケース1の扉4には、ウォークインショーケース1の扉4の開閉を検知する扉開閉スイッチ5が接続されている。この扉開閉スイッチ5は、扉4の開閉動作によりオンオフされるスイッチであるが、これに限定されるものではなく、例えば、作業者が扉4を通過したことを検知することができる赤外線センサや超音波センサなどを適用するようにしてもよい。
そして、ウォークインショーケース1の扉4の上部には、ショーケースコントローラ20、ウォークインショーケース1の室内に設置される内部警報装置22および活動検知装置23が接続された安全装置24、外部リセットスイッチ25がそれぞれ設けられている。
これらショーケースコントローラ20、安全装置24、外部リセットスイッチ25、扉開閉スイッチ5、冷凍機コントローラ21は、制御装置としての集中コントローラ26にそれぞれ接続されている。集中コントローラ26には、外部警報装置27が接続されている。
ここで、内部警報装置22は、ウォークインショーケース1の室内に存在する作業者に対して所定の警報を行うための装置であり、具体的には、警告ランプなど光で警告をする装置、スピーカなど音声で警告をする装置、バイブレータなど振動で警告をする装置あるいは表示パネルに文字などを表示して警告をする装置などが適用される。この場合、内部警報装置22としては、これら例示した装置を複数あるいはすべてを組み合わせて適用するようにしてもよい。
また、内部警報装置22は、作業者がウォークインショーケース1の室内に存在している経過時間を知らせる機能を備えている。経過時間は、音声により知らせるようにしてもよいし、表示パネルなどに文字などを表示して知らせるようにしてもよい。
また、活動検知装置23は、ウォークインショーケース1の内部に存在する作業者が、正常な状態または反応をして正常に活動をしている状態であることを検知する装置である。具体的には、例えば、ウォークインショーケース1の内部に設けられる作業者の音声を認識する音声認識装置、作業者が手などで操作する手動スイッチや作業者が足などで操作するペダル式スイッチ、あるいは携帯型の無線スイッチなどが適用される。
音声認識装置は、作業者が声を発することで、活動状態であることを検知するものであり、手動スイッチ、ペダル式スイッチ、携帯型の無線スイッチは、作業者がスイッチを操作することで、活動状態であることを検知するものである。
その他の活動検知装置23としては、例えば、脈拍や心拍数、あるいは呼吸数などの生体情報を計測する生体センサなどが適用される。
生体センサは、作業者が身につけて使用するものであり、生体センサから送られる計測情報を図示しない受信装置で受信することで、作業者が正常な活動状態にあるか否かを判断するものである。
さらに、その他の活動検知装置23としては、例えば、カメラなどの撮像装置を用いた画像解析装置が適用される。画像解析装置は、撮像レンズ造作装置によりウォークインショーケース1の室内を撮影し、この撮影画像を画像解析することで、ウォークインショーケース1の室内の作業者の動きを判断して、作業者が活動状態にあるか否かを判断するものである。
前述の音声認識装置、手動スイッチ、ペダル式スイッチ、携帯型の無線スイッチは、作業者が何らかの動作を行うことにより、作業者の活動状態を検知するものであり、生体センサや画像解析装置は、作業者が何らかの動作を行うことなく、自動的に作業者の正常な活動状態を検知するものである。
これら活動検知装置23は、いずれか1つのもので構成するようにしてもよいし、任意の複数のものを組み合わせて構成するようにしてもよい。
なお、活動検知装置23は、例えば、携帯型の無線スイッチ、生体センサなどを用いる場合は、その受信装置を必ずしもウォークインショーケース1の室内に設ける必要はなく、無線スイッチなどからの信号を受信可能であれば、ウォークインショーケース1の室外に設置するようにしてもよい。
次に、本実施形態におけるウォークインショーケース1の制御構成について図2を参照して説明する。
図2は、ウォークインショーケース1の制御構成を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態においては、制御装置としての集中コントローラ26を備えている。集中コントローラ26は、汎用のマイクロコンピュータにより構成されており、時間を計測するためのタイマ28を備えている。
集中コントローラ26には、図示しない外気温センサ、ウォークインショーケース1の室内温度センサなどの環境情報が入力されるように構成されている。
集中コントローラ26には、冷凍機コントローラ21およびショーケースコントローラ20がそれぞれ接続されており、集中コントローラ26は、ウォークインショーケース1の設定温度、外気温度などに応じて、冷凍機コントローラ21およびショーケースコントローラ20にそれぞれ制御信号を出力するように構成されている。
そして、集中コントローラ26から制御信号が送られると、冷凍機コントローラ21は、圧縮機14の動作制御、冷媒流量の制御、室外ファン16の回転制御などを行うものであり、ショーケースコントローラ20は、室内ファン7の回転制御などを行う。
集中コントローラ26は、扉開閉スイッチ5が開となった場合、すなわち、作業者により扉4が開かれたことを検知した場合に、タイマ28により、ウォークインショーケース1の室内滞在の経過時間のカウントを開始するとともに、活動検知装置23による作業者の活動検知を開始する。
この場合に、集中コントローラ26は、タイマ28による経過時間が10秒未満で扉4が開いたことを検知した場合は、経過時間の計測をやり直すものであり、経過時間が10秒以上経過して扉4が開いたことを検知した場合は、そのまま継続する。
扉4が開いて、作業者がウォークインショーケース1の室外に出て、外部リセットスイッチ25を操作した場合には、経過時間の計測および作業者の活動検知を終了する。
また、集中コントローラ26は、室内滞在の経過時間が一定時間経過した場合に、内部警報装置22により、内部警報を発報する。この一定時間としては、使用する冷媒の種類に応じて種々設定することができるものであるが、例えば、4分とする。
これは、冷媒として二酸化炭素冷媒を用いた場合、例えば、室内熱交換器6と冷媒配管9との接続箇所などにおいて、冷媒漏れが発生した場合、ウォークインショーケース1の室内における二酸化炭素濃度が上昇することになる。しかしながら、室内において二酸化炭素の濃度が上昇したとしても、4分以内であれば、人体への影響が少ないと考えられるためである。
したがって、4分ごとに内部警報装置22により警報を発報し、作業者に知らせることにより、二酸化炭素冷媒の漏れによる事故を未然に防止することができるものである。
そして、集中コントローラ26は、内部警報装置22により警報を発報した後、一定時間以内に、活動検知装置23により、作業者が活動していることを検知した場合には、内部警報装置22による警報を解除する。この一定時間は、種々設定することができるものであるが、例えば、30秒とする。この一定時間は、ウォークインショーケース1の広さ、活動検知装置23の設置位置、設置数などにより変更することができる。
集中コントローラ26は、内部警報装置22による警報を解除した後、次の警報に向けて一定時間の計測を再開する。
一方、活動検知装置23により作業者が活動していることを検知することができない場合は、集中コントローラ26は、外部警報装置27により、外部に警報を発報する。なお、この外部警報装置27は、例えば、ウォークインショーケース1を管理している管理人が存在する管理室、スーパーマーケットなどの従業員の控え室など、作業者を救助する人が存在する箇所であれば、いずれに設置するようにしてもよい。
また、集中コントローラ26は、作業者がウォークインショーケース1の室内から外部に出て、扉4を閉め、外部リセットスイッチ25を操作することにより、外部警報は停止し、安全監視を終了する。
一方、作業者が室内において活動していない状態の場合は、外部警報装置27による警報に応じて、外部の作業者がウォークインショーケース1に行き、外部リセットスイッチ25を操作することにより外部警報は停止し監視は終了する。
また、集中コントローラ26は、扉4が開いていると内部警報装置22により、閉めるように促す警報を報知するようになっており、内部警報装置22による警報の報知により扉4が閉まればこの警報は終了する。また、扉4が、例えば、5分間開いた状態が続いた場合には、外部警報装置27を動作させ、外部に警報を行う。この場合も、外部リセットスイッチ25を操作することにより外部警報は停止し監視は終了する。
なお、内部警報装置22および外部警報装置27について、1日1回など定期的に、警報の発報が正常に動作するか否かを確認するモードを備えるようにしてもよい。
次に、本実施形態の動作について、図3に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、フローチャートにおいて、Tは、ウォークインショーケース1の室内における総滞在時間、tは内部警報を発報するまでの時間(本実施形態においては、4分とする。)、rは作業者の応答確認までの時間(本実施形態においては、30秒)、sは扉4の開放時間(本実施形態においては、5分とする。)である。なお、これら各時間については、例えば、冷媒の種類および充填量、室内の容積などに応じて任意に設定することができるものである。
まず、作業者によりウォークインショーケース1の扉4が開かれると、扉開閉スイッチ5が扉4の開動作を検知し(ST1)、この扉4の開動作検知により、活動検知装置23により、経過時間のカウントおよび作業者の活動検知を開始する(ST2)。
そして、経過時間が10秒未満で扉4が開いた場合は(ST3)、一度、経過時間T、発報までの時間t、応答確認までの時間rをそれぞれリセットし(ST4)、経過時間のカウントおよび活動検知を再スタートさせる。一方、経過時間が10秒以上経過して扉4が開いた場合は(ST3)、無視して経過時間のカウントおよび活動検知を継続する(ST5)。
そして、扉4が開いて作業者が室外に出た場合は、作業者が扉4の外部リセットスイッチ25を操作することにより監視終了となる(ST6:YES)。
また、外部リセットスイッチ25が操作されない場合は(ST6:NO)、集中コントローラ26は、経過時間を常に監視し、経過時間のカウント開始後、例えば、4分経過した場合には(ST7)、内部警報装置22により作業者に内部警報を発報する。これと同時に、作業者が応答するまでの時間のカウントを開始するとともに、内部警報装置22で、室内の滞在時間と応答までの時間を表示させる(ST8)。
そして、集中コントローラ26は、内部警報の発報後応答までの経過時間を判定する(ST10)。そして、内部警報の発報後30秒以内に、活動検知装置23により、作業者が応答した場合には(ST9:YES)、内部警報を停止し、経過時間T、発報までの時間t、応答確認までの時間rをそれぞれリセットする(ST11)。そして、次回の警報発報に向けて4分間のカウントを再開する。このように4分ごとに作業者の活動を確認することで作業者の安全を確認することができる。
一方、内部警報の発報後30秒を経過しても、作業者の応答がない場合には(ST10)、外部警報装置27により、外部への警報を発報する(ST12)。
また、作業者が自ら扉4を開けて室内から外部に出て、外部リセットスイッチ25を操作した場合には(ST13:YES)、集中コントローラ26は、外部警報装置27を停止して終了する(ST14)。
一方、作業者が自ら室内から外部に出ることができない場合には、外部の人間がウォークインショーケース1に行き、外部リセットスイッチ25を操作することにより、集中コントローラ26は、外部警報装置27を停止して終了する。
その後、経過時間T、内部警報の発報までの時間t、作業者の応答時間rについて、リセットする(ST15)。
また、本実施形態においては、集中コントローラ26は、扉開閉スイッチ5により扉4が開いたことを検出した場合には、扉4の開放時間sのカウントを開始する(ST16)。
そして、扉4が開放された状態の場合は、内部警報装置22により、扉4を閉めるように内部警報を発報する(ST17)。
そして、扉開閉スイッチ5により扉4が閉じたことを検出したら(ST18:YES)、内部警報を停止する(ST19)。
一方、扉4が閉じたことを検出しない場合には(ST18:NO)、扉4の開放時間sを判定し(ST20)、扉4の開放時間が5分を経過するまでは、内部警報装置22により内部警報を発報し、扉4の開放時間が5分以上経過した場合には、外部警報装置27により、外部に警報を発報する(ST12)。
この場合も、外部リセットスイッチ25を操作することにより(ST13)、外部警報装置27による外部への警報は停止する(ST14)。
以上述べたように、本実施形態においては、集中コントローラ26により、一定時間が経過した場合に、内部警報装置22によりウォークインショーケース1の室内に存在する作業者に警報を発報させるとともに、活動検知装置23により一定時間以内に作業者の活動を検知した場合に、内部警報装置22による警報を解除するようにしているので、作業者に負担を掛けずに作業者の安全を確保することができる。
また、冷媒の種類に応じた冷媒濃度センサを必要としないので、設備コストを低減させることができ、冷媒の漏洩を直接検知するものではないので、冷媒の種類にかかわらず適用することができる。
また、集中コントローラ26により、活動検知装置23により一定時間以内に作業者の活動を検知しない場合に、外部警報装置27による警報を発報するようにしているので、作業者が仮に意識不明などの人体に重大な影響を及ぼすことになった場合でも、外部に警報を発報することで、作業者の安全を確保することができる。
さらに、集中コントローラ26により、扉開閉スイッチ5により扉4の開放を検知した場合に、内部警報装置22または外部警報装置27の少なくとも一方に、扉4の開放の警報を発報させるようにしているので、ウォークインショーケース1の室内の不必要な温度上昇を防止することができ、省エネ効果を高めることができる。
なお、前記実施形態においては、冷媒の漏洩に対応する安全システムとして、二酸化炭素冷媒を用いたウォークインショーケース1に適用した場合について説明したが、非毒性ガスを用いた冷凍空調設備であれば、いずれの設備にも適用することができる。
さらに、本発明は、室内における作業者の安全を確保するものであることから、冷媒にかかわらず、例えば、都市ガスなどに対する作業者の安全を確保する装置にも適用することができ、また、閉鎖空間内で、例えば、持病により失神状態に至る作業者の安全確保にも適用できる。
また、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に応じて適宜、変更が可能である。
1 ウォークインショーケース
4 扉
5 扉開閉スイッチ
6 室内熱交換器
7 室内ファン
10 冷凍機
14 圧縮機
15 室外熱交換器
16 室外ファン
20 ショーケースコントローラ
21 冷凍機コントローラ
22 内部警報装置
23 活動検知装置
25 外部リセットスイッチ
26 集中コントローラ
27 外部警報装置

Claims (8)

  1. 冷媒を用いた冷凍、冷蔵または空調空間である対象空間に設けられた活動検知装置と、内部警報装置と、前記活動検知装置および前記内部警報装置を統括的に管理する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、一定時間が経過した場合に、内部警報装置により、前記対象空間に存在する作業者に警報を発報させるとともに、前記活動検知装置により一定時間以内に前記作業者の正常な状態または反応を検知した場合に、前記内部警報装置による警報を解除し、
    前記活動検知装置により前記作業者の正常な状態または反応を検知するための一定時間は、使用する前記冷媒の種類に応じて設定されることを特徴とする安全システム。
  2. 外部に警報を発報する外部警報装置をさらに備え、
    前記制御装置は、前記活動検知装置により一定時間以内に前記作業者の作業者の正常な状態または反応を検知しない場合に、前記外部警報装置による警報を発報することを特徴とする請求項1に記載の安全システム。
  3. 前記対象空間は、扉および前記扉の開閉を検知する扉開閉スイッチを備え、
    前記制御装置は、前記扉開閉スイッチにより扉が開いたことを検出した場合に、前記内部警報装置による警報発報までの一定時間のカウントを開始することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の安全システム。
  4. 前記活動検知装置は、前記作業者の音声を認識する音声認識装置、前記作業者が操作する手動スイッチ、前記作業者が操作するペダル式スイッチ、携帯型の無線スイッチ、生体情報を計測する生体センサ、撮像装置を用いた画像解析装置の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の安全システム。
  5. 前記内部警報装置は、光で警告をする装置、音声で警告をする装置、振動で警告をする装置、文字などを表示して警告をする装置の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の安全システム。
  6. 前記冷媒は、非毒性ガスであることを特徴とする請求項1に記載の安全システム。
  7. 前記制御装置は、前記扉開閉スイッチにより前記扉の開放を検知した場合に、前記内部警報装置または前記外部警報装置の少なくとも一方に、前記扉の開放の警報を発報させることを特徴とする請求項3に記載の安全システム。
  8. 前記内部警報装置による内部警報発報までの時間、作業者の応答許容時間および前記扉の開放許容時間は、設備環境に合わせて任意に設定可能であることを特徴とする請求項7に記載の安全システム。
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