JP2003256514A - 買い物支援システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客が所望の商品の製品情報、売場、価格に
関する情報を迅速に得ることができ、その場で支払い手
続きをすること等が可能な買い物支援システムを提供す
る。 【解決手段】 製品情報に関するＷｅｂページを格納し
たＷｅｂサーバ１０３と、ＷｅｂページのＵＲＬをコー
ド化し、店舗内の商品に付加することのできるラベル
と、インターネット１０４にアクセスする機能と、ラベ
ルに記載されたコード１０９を読み取ってラベルに記載
されたＵＲＬにアクセスする機能とを有する携帯端末１
０５とを備える買い物支援システム。Ｗｅｂサーバ１０
３の代わりに、製品情報に関する音声案内データを格納
した音声応答サーバ１０７を備え、携帯端末１０５が、
音声応答サーバ１０７にアクセスするための電話番号を
コード化たラベルに記載されたコード１０９を読み取っ
てラベルに記載された電話番号に接続するようにするこ
ともできる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、買い物支援システ
ムに関し、特に、店舗内における商品の製品情報、及び
店舗の売場情報等を提供することによって顧客の買い物
を支援するシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】大規模小売店等においては、顧客は、展
示されている各商品の情報を確認して購入するかどうか
の判断を行う。その際、製品情報を店員から得るか、自
分で事前に製品情報を調査する。また、近年、特に郊外
型大規模小売店では、年々店舗の規模が拡大しており、
顧客の必要とする商品の売場を探す必要があるが、その
際にも、店員から説明を受けるか、店内に掲示された案
内図等を参照して売場を探している。そして、商品を購
入する場合には、商品をレジカウンタまで自分で運び、
支払いを行う。一方、店舗側は、顧客からの問い合わせ
に対応するため、扱っている商品の製品情報を従業員に
教育している。

【０００３】このような状況下で、店舗における売上の
向上を図るとともに、店員に頼らずに商品情報を顧客に
提供すること等を目的として、例えば、特開２０００−
３０５９９４号公報には、店舗内の各商品に付与され、
自らが付与された商品の商品情報を記憶するＩＣカード
と、店舗の顧客または店員の何れか一方または両方に携
帯され、商品情報記憶手段にアクセスして商品の商品情
報を取得して表示する携帯用情報端末とを備えた店舗内
商品紹介システムが開示されている。

【０００４】また、特開平９−２９７７９７号公報に
は、顧客が所望の商品を購入するまでの時間を短縮する
ことを目的として、端末装置から検索要求を無線通信に
よって情報処理装置へ送信し、情報処理装置の処理部が
検索要求者が顧客か店員かを判断し、データベースを検
索して顧客向けまたは店員向けの商品情報を端末装置へ
送って表示し、顧客が端末装置から商品の購入を指示し
たときには、端末装置の処理部がその商品の売場の別の
端末装置へ買い上げ情報を通知し、店員が商品の詳細説
明のために端末装置から担当者を呼び出したときには、
端末装置の処理部が指定された担当者の呼び出し装置へ
呼び出し信号を送る商品情報の提供方法が開示されてい
る。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上述のように、大規模
小売店において、顧客は、展示されている各商品の情報
を確認して購入するかどうかの判断を行うが、その情報
源は、通常、店員のみであって、店員も商品の詳細な情
報については、知識を持たないことも多く、顧客に適切
な情報を提供することができないという問題があった。
また、最近の郊外型大規模小売店では、年々店舗の規模
が拡大しており、顧客が必要とする商品の売場を探すの
に非常に時間が掛かるという問題があった。さらに、商
品を購入する際には、商品をレジカウンタまで自分で運
び、支払いを行う必要があるため、大量の商品を購入す
る場合や、大きく重い商品を購入する場合等には、面倒
なために購入を見合わせてしまったり、輸送にあたって
安全性に配慮する必要があるという問題があった。

【０００６】一方、店舗側では、顧客からの問い合わせ
に対応するため、扱っている商品の製品情報を店員に教
育するが、商品数が膨大なため、全ての商品知識を全て
の従業員には教育できないおそれがあるという問題があ
る。また、顧客が商品を購入した場合には、そのデータ
を入手することも可能であるが、店員に問い合わせを行
ったものの購入に至らなかったような場合等には、顧客
の購買動向の情報を入手することができず、商品のライ
ンナップや、売場の構成方法に利用できるデータを充分
に得ることができないという問題があった。

【０００７】また、特開２０００−３０５９９４号公報
に記載の店舗内商品紹介システムでは、商品にコストの
高いＩＣカードを付与しなければならず、かつ、そのＩ
Ｃカードに商品情報を格納するためには、商品情報が変
更された場合、ＩＣカードの情報を書き換えなければな
らないという問題がある。さらに、ＩＣカードから直接
情報を読み取って表示を行うため、どのような顧客がど
の商品の情報にアクセスしたかというような購買動向に
関する情報は一切得ることができないという問題があ
る。これらに加え、ＩＣカードを読み取り、読み取った
内容を表示する専用端末も必要であるという問題があ
る。

【０００８】一方、特開平９−２９７７９７号公報に記
載の商品情報の提供方法では、顧客は、興味のある商品
が自分の目前に展示されていたとしても、端末装置を操
作して商品を選択しなければならないという問題があ
る。また、製品情報を検索したが、購入に至らなかった
場合には、どのような顧客がどの製品を検索したかとい
うような購買動向の情報を一切取得することができない
という問題がある。さらに、この商品情報提供方法にお
いても、商品情報検索のための専用端末が必要であると
いう問題がある。

【０００９】そこで、本発明は、上記従来の商品情報提
供方法等における問題点に鑑みてなされたものであっ
て、顧客が所望の商品の製品情報、売場、価格に関する
情報を迅速に得ることができ、その場で支払い手続きを
することも可能で、店舗側においても、顧客が商品の購
入に至らなかった場合でも、購買動向の情報を得ること
ができるとともに、店員の削減及び人件費の削減を可能
とする買い物支援システムを提供することを目的とす
る。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１記載の発明は、買い物支援システムであっ
て、製品情報に関するＷｅｂページを格納したＷｅｂサ
ーバと、該ＷｅｂページのＵＲＬをコード化し、店舗内
の商品に付加することのできるラベルと、インターネッ
トにアクセスする機能と、前記ラベルに記載されたコー
ドを読み取って該ラベルに記載されたＵＲＬにアクセス
する機能とを有する携帯端末とを備えることを特徴とす
る。

【００１１】そして、請求項１記載の発明によれば、携
帯端末を用い、顧客が店舗内の各商品に付加されたバー
コードラベルを前記携帯端末で読み取ると、自動的にそ
のＵＲＬにアクセスし、製品情報のＷｅｂページを携帯
端末に表示することができるため、店員等に頼らずと
も、携帯端末を介して容易に商品の製品情報を得ること
ができ、商品購入のための判断材料として活用できる。

【００１２】請求項２記載の発明は、買い物支援システ
ムであって、製品情報に関する音声案内データを格納し
た音声応答サーバと、該音声応答サーバにアクセスする
ための電話番号をコード化し、店舗内の商品に付加する
ことのできるラベルと、該ラベルに記載されたコードを
読み取って該ラベルに記載された電話番号に接続する機
能を有する携帯端末とを備えることを特徴とする。

【００１３】請求項２記載の発明によれば、携帯端末を
用い、顧客が店舗内の各商品に付加されたバーコードラ
ベルを前記携帯端末で読み取ると、自動的に音声応答サ
ーバから製品情報に関する音声案内データを聞くことが
できるため、店員等に頼らずとも、携帯端末を介して容
易に商品の製品情報を得ることができ、商品購入のため
の判断材料として活用できる。

【００１４】請求項３記載の発明は、請求項１または２
記載の買い物支援システムにおいて、顧客の携帯端末の
電話番号を含む顧客情報を格納し、前記Ｗｅｂサーバま
たは前記音声応答サーバから、これらのいずれかにアク
セスした顧客の携帯端末の電話番号と、アクセスした製
品コードを受信し、該電話番号と製品コードとを記録す
るデータベースサーバを備えることを特徴とする。

【００１５】請求項３記載の発明によれば、顧客が携帯
端末を使用して製品情報を得るためにＷｅｂサーバまた
は音声応答サーバにアクセスすると、その顧客の電話番
号とアクセスした製品コードとを、Ｗｅｂサーバまたは
音声応答サーバを介して、データベースサーバに蓄積す
ることができるため、これらのデータを分析することに
より、どのような顧客がどのような製品情報にアクセス
したか等の購買動向の情報を得ることができ、性別、年
齢別等の顧客の商品への関心度や、商品毎のどのような
顧客層への売り上げが多かったか等のマーケティング分
析に活用することができる。

【００１６】請求項４記載の発明は、請求項１または３
記載の買い物支援システムにおいて、前記Ｗｅｂサーバ
は、店舗内の売り場情報またはタイムサービスにおける
価格情報を含む情報に関するＷｅｂページを格納すると
ともに、通知された位置コードに基づいて売場への道順
案内を行う機能を備え、前記ラベルには、店舗内の現在
地を示す位置コードを追記し、前記携帯端末は、前記ラ
ベルに記載されたコードを読み取って該ラベルに記載さ
れたＵＲＬにアクセスするとともに、読み取った位置コ
ードを前記Ｗｅｂサーバに通知することを特徴とする。

【００１７】請求項４記載の発明によれば、顧客が店舗
内の各所に付加されたバーコードラベルを携帯端末で読
み取ると、自動的にそのＵＲＬにアクセスし、そのＷｅ
ｂページを携帯端末に表示することで、店舗内の売場情
報や、現在地から売場への道順、タイムサービス等の価
格情報を得ることができ、必要な商品の売場に素早く移
動できるため、買い物に要する時間を短縮することがで
きる。

【００１８】請求項５記載の発明は、請求項２または３
記載の買い物支援システムにおいて、前記音声応答サー
バは、店舗内の売り場情報またはタイムサービスにおけ
る価格情報を含む情報に関する音声案内情報を格納する
とともに、通知された位置コードに基づいて売場への道
順案内を行う機能を備え、前記ラベルには、店舗内の現
在地を示す位置コードを追記し、前記携帯端末が、前記
ラベルに記載されたコードを読み取って該ラベルに記載
された電話番号に接続するとともに、読み取った位置コ
ードを前記音声応答サーバに通知することを特徴とす
る。

【００１９】請求項５記載の発明によれば、顧客が店舗
内の各所に付加されたバーコードラベルを携帯端末で読
み取ることで、自動的に音声応答サーバから音声案内デ
ータを携帯端末で聞くことによって、店舗内の売場情報
や、現在地から売場への道順、タイムサービス等の価格
情報を得ることができ、必要な商品の売場に素早く移動
できるため、買い物に要する時間を短縮することができ
る。

【００２０】請求項６記載の発明は、請求項４または５
記載の買い物支援システムにおいて、前記データベース
サーバは、前記Ｗｅｂサーバまたは前記音声応答サーバ
から、これらのいずれかにアクセスした顧客の位置コー
ドを受信し、該位置コードを記録することを特徴とす
る。

【００２１】請求項６記載の発明によれば、顧客が店舗
内の売場情報を得るためにＷｅｂサーバまたは音声応答
サーバにアクセスすると、その顧客の電話番号とアクセ
スした位置コードをＷｅｂサーバまたは音声応答サーバ
を介して前記データベースサーバ上に蓄積しておき、後
でそのデータを分析することにより、どのような顧客が
どのような売場情報にアクセスしたか等の購買動向の情
報を得ることができる。

【００２２】請求項７記載の発明は、請求項１乃至６の
いずれかに記載の買い物支援システムにおいて、前記デ
ータベースサーバは、前記顧客情報にクレジットカード
情報を含み、ＰＯＳシステムから顧客の電話番号を受信
すると該電話番号に該当する顧客のクレジットカード情
報をＰＯＳシステムに通知するとともに、商品の購入を
行った顧客の電話番号と購入した商品の製品コードを受
信すると該製品コードを記録し、前記Ｗｅｂサーバまた
は前記音声応答サーバは、製品情報を送出した後、顧客
の携帯端末から該商品の購入指示を受け付け、該商品の
購入条件を受け取り、通知された電話番号と、製品コー
ドと、商品の購入条件を含む商品データをＰＯＳシステ
ムに通知し、該購入要求の肯定応答または不可応答をＰ
ＯＳシステムから受け取り、該応答結果を前記データベ
ースサーバに通知し、前記Ｗｅｂサーバまたは前記音声
応答サーバから顧客の携帯端末の電話番号と、商品デー
タとを受け取り、該電話番号と商品データとに基づいて
前記データベースサーバにアクセスして、顧客のクレジ
ットカード情報を獲得し、該クレジットカード情報から
商品を購入可能か否かを判断し、購入可能の場合には、
商品購入処理を行って肯定応答を前記Ｗｅｂサーバまた
は前記音声応答サーバに通知し、購入処理を行った場合
には、該顧客の電話番号と、商品データ内の製品コード
とを前記データベースサーバに通知するとともに、商品
受取所に設置した顧客確認用端末に購入した顧客の電話
番号と商品データとを通知し、購入不可の場合には、不
可応答を前記Ｗｅｂサーバまたは前記音声応答サーバに
返信するＰＯＳシステムを備え、該ＰＯＳシステムから
通知された顧客の電話番号と商品データとを表示すると
ともに、未納入商品として記録し、顧客の携帯端末と通
信を行い、通信した携帯端末の電話番号に基づいて前記
ＰＯＳシステムから受け取り、記録したデータによっ
て、未納入のデータの中から該当する電話番号の商品デ
ータの一覧を表示し、該データを納入済み商品へと変更
することができる顧客確認用端末とを備えることを特徴
とする。

【００２３】請求項７記載の発明によれば、顧客が携帯
端末を使用して商品の製品情報を参照した後、その商品
の購入を指示した場合、そのまま商品受取所に行き、前
記顧客確認用端末に前記携帯端末を提示するだけで買い
物を完了することができる。また、商品を購入した顧客
の電話番号と、購入した商品の製品コードを前記データ
ベースサーバに蓄積するため、後でそのデータを分析す
ることにより、どのような顧客がどのような商品を購入
したか等の購買動向の情報を得ることができる。

【００２４】請求項８記載の発明は、請求項７記載の買
い物支援システムにおいて、前記ＰＯＳシステムは、前
記携帯端末との通信機能を備え、通信した携帯端末の電
話番号に基づいて前記データベースサーバからクレジッ
トカード情報を獲得し、該クレジットカード情報によっ
て商品が購入可能か否かを判断し、購入可能の場合に
は、商品購入処理を行って肯定表示を前記携帯端末上に
表示するとともに、該顧客の電話番号と、購入した商品
の製品コードとを前記データベースサーバに送信し、購
入不可の場合には、不可表示を前記携帯端末上に表示
し、前記データベースサーバは、前記ＰＯＳシステムか
ら商品の購入を行った顧客の携帯端末の電話番号と購入
した商品の製品コードとを受信すると、該電話番号と製
品コードとを記録することを特徴とする。

【００２５】請求項８記載の発明によれば、顧客が商品
を購入するために代金の支払いを行うにあたって、携帯
端末とＰＯＳシステムとを通信させることにより、代金
の支払いを完了することができる。また、商品を購入し
た顧客の電話番号と、購入した商品の製品コードを前記
データベースサーバに蓄積しておき、後でそのデータを
分析することにより、どのような顧客がどのような商品
を購入したか等の購買動向の情報を得ることができる。

【００２６】

【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる買い物支援
システムの実施の形態の具体例を図面を参照しながら説
明する。

【００２７】図１は、本発明にかかる買い物支援システ
ムの一実施例を示し、この買い物支援システムは、デー
タベースサーバ１０２と、Ｗｅｂサーバ１０３と、携帯
電話（携帯端末）１０５と、ＰＯＳシステム１０６と、
音声応答サーバ１０７と、顧客確認端末１１１とで構成
される。

【００２８】顧客の購買動向情報１０１は、データベー
スサーバ１０２に蓄積された顧客データと、顧客の電話
番号と、アクセスされた製品コードまたは売場コードの
データと、顧客の電話番号と購入した商品の製品コード
とを組み合わせて分析した結果得られる顧客の購買動向
情報等である。

【００２９】データベースサーバ１０２は、顧客の携帯
電話の電話番号、クレジットカード情報、性別、及び年
齢等の顧客情報を格納し、顧客が製品情報や売場情報に
アクセスしたときにＷｅｂサーバ１０３または音声応答
サーバ１０７から通知される電話番号と製品コード、売
場コードのデータ等を蓄積する機能と、顧客が商品を購
入した場合にＰＯＳシステム１０６から通知される電話
番号と商品データのデータを蓄積する機能と、ＰＯＳシ
ステム１０６から通知される電話番号に基づいて顧客デ
ータを検索し、該当する顧客のクレジットカード情報を
通知する機能と、蓄積した電話番号と製品コード、売場
コードのデータまたは電話番号と商品データのデータと
顧客情報を組み合わせて分析を行い、顧客の購買動向情
報を生成する機能とを有する。

【００３０】Ｗｅｂサーバ１０３は、店舗内の各商品の
詳細な製品データと、その製品の購入指示を受け付ける
機能を含むＷｅｂページと、店舗内の売場情報と店舗内
の現在地コードから必要な売場への案内を行う機能を含
むＷｅｂページとを格納し、携帯電話１０５から通知さ
れる電話番号と、アクセスされた製品の製品コード、及
び売場コードをデータベースサーバ１０２に通知する機
能と、製品データ送出後に購入指示があった場合には、
商品の購入に必要な個数等のデータを携帯電話１０５か
ら入力させ、通知された電話番号と、製品コードと、購
入個数等を含む商品データを、ＰＯＳシステム１０６に
通知し、その応答を受け取ってＷｅｂページに変換し、
携帯電話１０５に通知する機能とを有する。

【００３１】携帯電話１０５は、バーコードを読み取る
機能と、自己がインターネットにアクセス可能かどうか
判断し、可能な場合には、読み取ったバーコードに記載
されているＵＲＬに自動的にアクセスして該当するＷｅ
ｂページを表示する機能と、ＵＲＬにアクセスできない
場合には、読み取ったバーコードに記載された電話番号
に自動的に接続する機能とを有している。このバーコー
ド読取機能は、電話機本体にバーコード読取装置を内蔵
してもよく、図４に示すように、携帯電話本体４０１
に、オプションとして、読取開始ボタン４０３を含むバ
ーコード読取部４０２を付加するようにしてもよい。こ
の携帯電話１０５は、ＰＯＳシステム１０６及び顧客確
認端末１１１と通信を行い、自己の電話番号を通知する
機能を有する。

【００３２】ＰＯＳシステム１０６は、Ｗｅｂサーバ１
０３または音声応答サーバ１０７から、顧客の電話番号
と商品データとともに購入指示が通知された場合には、
通知された電話番号をデータベースサーバ１０２に通知
し、顧客のクレジットカード情報を受け取り、クレジッ
トカード情報に基づいて製品を購入可能か否かを判断す
る。判断の結果、購入可能な場合には、クレジットカー
ドを使用した代金支払い処理を行い、肯定応答をＷｅｂ
サーバ１０３または音声応答サーバ１０７に返信すると
ともに、通知された電話番号と、商品データとをデータ
ベースサーバ１０２と顧客確認端末１１１に通知する。
一方、購入不可の場合には、不可応答をＷｅｂサーバ１
０３または音声応答サーバ１０７に返信する。また、Ｐ
ＯＳシステム１０６において使用される端末は、商品の
代金授受を行う場面において、携帯電話１０５と通信し
て通知される電話番号に基づき、データベースサーバ１
０２にアクセスして得られるクレジットカード情報によ
り支払い処理を行う機能を有する。

【００３３】音声応答サーバ１０７は、店舗内の各商品
の詳細な製品の音声案内データと、その製品の購入指示
を受け付ける機能を備え、店舗内の売場の音声案内デー
タと店舗内の現在地コードから、必要な売場への案内を
行う機能を有する。また、音声応答サーバ１０７は、携
帯電話１０５から通知される電話番号と、アクセスされ
た製品の製品コード、売場コードをデータベースサーバ
１０２に通知する機能と、製品データ送出後に購入指示
があった場合には、商品購入に必要な個数等のデータを
携帯電話１０５から入力させ、通知された電話番号と、
製品コードと購入個数等を含む商品データをＰＯＳシス
テム１０６に通知し、その応答を受け取って案内データ
に変換し、携帯電話１０５に通知する機能を有する。

【００３４】バーコード１０９は、各商品に付加されて
おり、その商品の製品情報にアクセスするためのＷｅｂ
サーバ１０３上のＵＲＬと、音声応答サーバ１０７への
電話番号を含んでいる。

【００３５】バーコード１１０は、店舗内の各所に設置
されており、売場情報、タイムサービス等の価格情報に
アクセスするためのＷｅｂサーバ１０３上のＵＲＬと、
音声応答サーバ１０７への電話番号、さらにバーコード
１１０自身が設置されている店舗内の位置を示す位置コ
ードを含む。

【００３６】顧客確認端末１１１は、顧客が本システム
を使用して商品を購入した場合に、その商品を受け取る
商品受取所に設置された顧客を確認するための端末であ
る。本端末は、顧客が商品の購入を行った場合に、ＰＯ
Ｓシステム１０６から通知される顧客の電話番号と商品
データを未納入商品として保持して表示する機能と、携
帯電話１０５と通信を行い、携帯電話１０５から通知さ
れた電話番号に基づいて保持しておいたデータの未納入
商品を検索し、該当する電話番号の顧客の購入した商品
データ一覧を表示する機能と、店員の操作により、デー
タを納品済みに変更する機能を有する。

【００３７】データベースサーバ１０２と，Ｗｅｂサー
バ１０３と、ＰＯＳシステム１０６と、音声応答サーバ
１０７と、顧客確認端末１１１とは、ネットワークで接
続され、相互に通信が可能となっている。尚、ＰＯＳシ
ステム１０６と、顧客確認端末１１１と、携帯電話１０
５との間の通信は、双方をケーブルで繋いで行うことも
できるが、顧客確認端末１１１と携帯電話１０５とに赤
外線通信機能を持たせ、これらを互いに近づけるだけで
通信が完了するようにした方が好ましい。

【００３８】次に、上記構成を有する買い物支援システ
ムの動作について、図２を主に参照しながら説明する。

【００３９】まず、顧客が、携帯電話１０５を用いて店
舗内の各所に設置されたバーコード１１０を読み取る操
作を行うと（ステップ２０１）、携帯電話１０５は、バ
ーコード１１０を読み取り、現在、インターネットにア
クセス可能かどうか判断する（ステップ２０２）。以
下、本実施例では、インターネットにアクセス可能な場
合について説明する。

【００４０】携帯電話１０５は、読み取ったＵＲＬにア
クセスし（ステップ２０３）、自己の電話番号と、バー
コード１１０から読み取った位置コードとをＷｅｂサー
バ１０３に通知する（ステップ２０４）。Ｗｅｂサーバ
１０３は、売場情報と位置データに基づいて、店舗内で
現在の顧客位置を表示するＷｅｂページを作成し、携帯
電話１０５に送信する（ステップ２０５）。そして、携
帯電話１０５が受信したＷｅｂページをディスプレイ上
に表示することで、顧客は店舗内の現在地を知ることが
でき、必要な売場への道順等を知ることができる（ステ
ップ２０６）。

【００４１】ここで、売場情報のＷｅｂページの一例を
図５に示す。顧客は、図５において、必要な売場を指示
すると（ステップ２０７）、携帯電話１０５は、指示さ
れた売場の売場コードをＷｅｂサーバ１０３に通知する
（ステップ２０８）。すると、Ｗｅｂサーバ１０３は、
通知された電話番号と売場コードをデータベースサーバ
に通知する（ステップ２０９）。データベースサーバ１
０２は、通知された電話番号と売場コードを一組として
保存する（ステップ２１０）。その後、Ｗｅｂサーバ１
０３は、指示された売場コードに該当する売場情報のＷ
ｅｂページを携帯電話１０５に送信する（ステップ２１
１）。携帯電話１０５が、受信したＷｅｂページを表示
することで、顧客は、必要な売場の情報を得ることがで
きる（ステップ２１２）。

【００４２】次に、顧客は、必要な売場に移動して陳列
されている該当する商品を確認する。（ステップ２１
３、２１４）。顧客は、携帯電話１０５を用いて、商品
に付加されているバーコード１０９を読み取る操作を行
う（ステップ２１５）。携帯電話１０５は、バーコード
１０９を読み取り、現在インターネットにアクセス可能
かどうかを判断する（ステップ２１６）。以下、本実施
例では、インターネットにアクセス可能な場合について
説明する。

【００４３】携帯電話１０５は、読み取ったＵＲＬにア
クセスし（ステップ２１７）、自己の電話番号をＷｅｂ
サーバ１０３に通知する（ステップ２１８）。Ｗｅｂサ
ーバ１０３は、通知された電話番号と、アクセスされた
ＵＲＬに該当する製品コードをデータベースサーバ１０
２に通知する（ステップ２１９）。データベースサーバ
１０２は、通知された電話番号と製品コードを一組とし
て保存する（ステップ２２０）。その後、Ｗｅｂサーバ
１０３は、指定されたＵＲＬのＷｅｂページを送信し
（ステップ２２１）、携帯電話１０５がそのＷｅｂペー
ジを表示することで顧客は、商品の製品情報を得ること
ができる（ステップ２２２）。

【００４４】ここで、製品情報のＷｅｂページの一例を
図６に示す。図６において、顧客が購入指示を行うと
（ステップ２２３）、携帯電話１０５は、Ｗｅｂサーバ
１０３へ購入指示を行う（ステップ２２４）。Ｗｅｂサ
ーバ１０３は、商品の個数、サイズ等の購入条件入力画
面を携帯電話１０５に送信し（ステップ２２５）、携帯
電話１０５はそれを表示する（ステップ２２６）。顧客
は、携帯電話１０５に表示された購入条件入力画面に対
して、購入する商品の個数や、サイズ等、購入条件を入
力すると（ステップ２２７）、携帯電話１０５は、その
購入条件をＷｅｂサーバ１０３に通知する（ステップ２
２８）。Ｗｅｂサーバ１０３は、通知された購入条件と
製品コードを含む商品データを作成し、電話番号ととも
にＰＯＳシステム１０６に通知する（ステップ２２
９）。

【００４５】ＰＯＳシステム１０６は、Ｗｅｂサーバ１
０３から通知された電話番号をデータベースサーバ１０
２に通知する（ステップ２３０）。データベースサーバ
１０２は、通知された電話番号に基づいて顧客情報を検
索し（ステップ２３１）、該当する顧客のクレジットカ
ード情報をＰＯＳシステム１０６に通知する（ステップ
２３２）。ＰＯＳシステム１０６は、データベースサー
バ１０２から通知されたクレジットカード情報と、Ｗｅ
ｂサーバ１０６から通知された商品データに基づいて商
品の購入が可能かどうか判断を行う（ステップ２３
３）。以下、本実施例では、購入可能な場合について説
明する。

【００４６】商品を購入可能と判断したＰＯＳシステム
１０６は、クレジットカードを使用した購入処理を行う
（ステップ２３４）。その後、Ｗｅｂサーバ１０３に肯
定応答を返すとともに（ステップ２３５）、データベー
スサーバ１０２に電話番号と製品コードを、顧客確認端
末１１１に電話番号と商品データを通知し（ステップ２
３６）、データベースサーバ１０２は、電話番号と製品
コードを一つの組として保存する（ステップ２３７）。
また、顧客確認端末１１１は、通知された電話番号と、
商品データを表示するとともに保存する（ステップ２３
８）。

【００４７】店員は、顧客確認端末１１１に表示された
データに基づいて、購入された商品を予め商品受取所に
搬送しておく。Ｗｅｂサーバ１０３は、返信された応答
をＷｅｂページに変換して携帯電話１０５に送信し（ス
テップ２３９）、携帯電話１０５がそのＷｅｂデータを
表示する（ステップ２４０）ことで、顧客は買い物が完
了したことを確認する（ステップ２４１）。以上のよう
にして、ステップ２０１からステップ２４１を購入する
商品の分だけ繰り返す。

【００４８】全ての商品を購入し終わった顧客は、商品
受取所に行き（ステップ２４３）、顧客確認端末１１１
と携帯電話１０５を通信させると（ステップ２４３）、
携帯電話１０５から顧客確認端末１１１に電話番号が通
知され（ステップ２４４）、顧客確認端末１１１に保存
されている未納入のデータの中から該当する電話番号の
商品データ一覧が表示される（ステップ２４５）。店員
は、表示された予め搬送されている商品を顧客に受け渡
すとともに、顧客確認端末１１１を操作して、受け渡し
た商品のデータを納入済みに変更する（ステップ２４
６）。顧客は、店員から商品受け取り、買い物が完了す
る（ステップ２４７）。

【００４９】次に、図３を参照しながら、本発明にかか
る買い物支援システムの他の実施例の処理の流れについ
て説明する。

【００５０】顧客は、必要な売場に移動して陳列されて
いる該当商品を確認する（ステップ３０１）。顧客は、
携帯電話１０５を用いて、商品に付加されているバーコ
ード１０９を読み取る操作を行うと（ステップ３０
２）、携帯電話１０５は、バーコード１０９を読み取
り、現在、インターネットにアクセス可能かどうか判断
する（ステップ３０３）。以下、本実施例では、インタ
ーネットにアクセス不可能な場合について説明する。

【００５１】携帯電話１０５は、読み取った電話番号に
接続し（ステップ３０４）、自己の電話番号を音声応答
サーバ１０７に通知する（ステップ３０５）。音声応答
サーバ１０７は、通知された電話番号と、接続された電
話番号に該当する製品コードをデータベースサーバ１０
２に通知する（ステップ３０６）。データベースサーバ
１０２は、通知された電話番号と製品コードを一組とし
て保存する（ステップ３０７）。その後、音声応答サー
バ１０７は、指定された製品情報の音声案内データを送
信し（ステップ３０８）、携帯電話１０５がそのデータ
を発音することで顧客は、商品の製品情報を得ることが
できる。

【００５２】その後、顧客は、商品を購入するため、商
品を持ってレジカウンタに行き（ステップ３１０）、購
入する商品の情報が店員によりＰＯＳシステム１０６の
端末に入力された後、その端末と携帯電話１０５を通信
させると（ステップ３１１）、携帯電話１０５から端末
を通じてＰＯＳシステム１０６に電話番号が通知される
（ステップ３１２）。ＰＯＳシステム１０６は、端末か
ら通知された電話番号をデータベースサーバ１０２に通
知する（ステップ３１３）。データベースサーバ１０２
は、通知された電話番号に基づいて顧客情報を検索し
（ステップ３１４）、該当する顧客のクレジットカード
情報をＰＯＳシステム１０６に通知する（ステップ３１
５）。ＰＯＳシステム１０６は、データベースサーバ１
０２から通知されたクレジットカード情報と、入力され
た商品データとに基づいて商品の購入が可能かどうか判
断を行う（ステップ３１６）。以下、本実施例では、購
入可能な場合について説明する。

【００５３】商品が購入可能と判断したＰＯＳシステム
１０６は、クレジットカードを使用した購入処理を行う
（ステップ３１７）。その後、端末に応答を返信すると
ともに（ステップ３１８）、データベースサーバ１０２
に電話番号と製品コードを通知し（ステップ３１９）、
データベースサーバ１０２は、電話番号と製品コードを
一つの組として保存する（ステップ３２０）。そして、
顧客は、商品を受け取り、買い物が完了する（ステップ
３２１）。

【００５４】尚、上記実施例においては、携帯端末とし
て携帯電話１０５を用いた場合を説明したが、携帯電話
が最も好適であるが、Ｗｅｂサーバ１０３または／及び
音声応答サーバ１０７にアクセスすることのできる携帯
端末であれば、本発明にかかる買い物支援システムに使
用することができる。また、携帯電話１０５が読み取る
Ｗｅｂサーバ１０３上のＵＲＬや音声応答サーバ１０７
への電話番号を含むコードとしてはバーコード１０９が
最も一般的であるが、その他の２次元コードであっても
適用することができる。

【００５５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる買
い物支援システムによれば、顧客が所望の商品の製品情
報、売場、価格に関する情報を迅速に得ることができ、
その場で支払い手続きをすることもできるとともに、店
舗側においても、顧客が購入に至らなかった場合でも、
購買動向の情報を得ることができるとともに、店員の削
減及び人件費を削減することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明にかかる買い物支援システムの一実施例
を示すブロック図である。

【図２】本発明にかかる買い物支援システムの一実施例
の処理の流れを示すフローチャートである。

【図３】本発明にかかる買い物支援システムの他の実施
例の処理の流れを示すフローチャートである。

【図４】本発明にかかる買い物支援システムにおいて使
用する携帯電話の一例を示す外観図である。

【図５】本発明にかかる買い物支援システムにおける売
場情報のＷｅｂページの一例を示す図である。

【図６】本発明にかかる買い物支援システムにおける製
品情報のＷｅｂページの一例を示す図である。

【符号の説明】

１０１ 顧客の購買動向情報 １０２ データベースサーバ １０３ Ｗｅｂサーバ １０４ インターネット １０５ 携帯電話 １０６ ＰＯＳシステム １０７ 音声応答サーバ １０８ 公衆網 １０９ 製品情報バーコード １１０ 売場情報バーコード １１１ 顧客確認端末 ４０１ 携帯電話本体 ４０２ バーコード読取部 ４０３ 読取開始ボタン ５０１ 別フロア参照ボタン ５０２ 終了ボタン ６０１ 購入指示ボタン ６０２ 別商品参照ボタン ６０３ 終了ボタン

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 13/00 ５１０ Ｇ０６Ｆ 13/00 ５１０Ｃ

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 製品情報に関するＷｅｂページを格納し
   たＷｅｂサーバと、 該ＷｅｂページのＵＲＬをコード化し、店舗内の商品に
   付加することのできるラベルと、 インターネットにアクセスする機能と、前記ラベルに記
   載されたコードを読み取って該ラベルに記載されたＵＲ
   Ｌにアクセスする機能とを有する携帯端末とを備えるこ
   とを特徴とする買い物支援システム。
2. 【請求項２】 製品情報に関する音声案内データを格納
   した音声応答サーバと、 該音声応答サーバにアクセスするための電話番号をコー
   ド化し、店舗内の商品に付加することのできるラベル
   と、 該ラベルに記載されたコードを読み取って該ラベルに記
   載された電話番号に接続する機能を有する携帯端末とを
   備えることを特徴とする買い物支援システム。
3. 【請求項３】 顧客の携帯端末の電話番号を含む顧客情
   報を格納し、前記Ｗｅｂサーバまたは前記音声応答サー
   バから、これらのいずれかにアクセスした顧客の携帯端
   末の電話番号と、アクセスした製品コードを受信し、該
   電話番号と製品コードとを記録するデータベースサーバ
   を備えることを特徴とする請求項１または２記載の買い
   物支援システム。
4. 【請求項４】 前記Ｗｅｂサーバは、店舗内の売り場情
   報またはタイムサービスにおける価格情報を含む情報に
   関するＷｅｂページを格納するとともに、通知された位
   置コードに基づいて売場への道順案内を行う機能を備
   え、 前記ラベルには、店舗内の現在地を示す位置コードを追
   記し、 前記携帯端末は、前記ラベルに記載されたコードを読み
   取って該ラベルに記載されたＵＲＬにアクセスするとと
   もに、読み取った位置コードを前記Ｗｅｂサーバに通知
   することを特徴とする請求項１または３記載の買い物支
   援システム。
5. 【請求項５】 前記音声応答サーバは、店舗内の売り場
   情報またはタイムサービスにおける価格情報を含む情報
   に関する音声案内情報を格納するとともに、通知された
   位置コードに基づいて売場への道順案内を行う機能を備
   え、 前記ラベルには、店舗内の現在地を示す位置コードを追
   記し、 前記携帯端末が、前記ラベルに記載されたコードを読み
   取って該ラベルに記載された電話番号に接続するととも
   に、読み取った位置コードを前記音声応答サーバに通知
   することを特徴とする請求項２または３記載の買い物支
   援システム。
6. 【請求項６】 前記データベースサーバは、前記Ｗｅｂ
   サーバまたは前記音声応答サーバから、これらのいずれ
   かにアクセスした顧客の位置コードを受信し、該位置コ
   ードを記録することを特徴とする請求項４または５記載
   の買い物支援システム。
7. 【請求項７】 前記データベースサーバは、前記顧客情
   報にクレジットカード情報を含み、ＰＯＳシステムから
   顧客の電話番号を受信すると該電話番号に該当する顧客
   のクレジットカード情報をＰＯＳシステムに通知すると
   ともに、商品の購入を行った顧客の電話番号と購入した
   商品の製品コードを受信すると該製品コードを記録し、 前記Ｗｅｂサーバまたは前記音声応答サーバは、製品情
   報を送出した後、顧客の携帯端末から該商品の購入指示
   を受け付け、該商品の購入条件を受け取り、通知された
   電話番号と、製品コードと、商品の購入条件を含む商品
   データをＰＯＳシステムに通知し、該購入要求の肯定応
   答または不可応答をＰＯＳシステムから受け取り、該応
   答結果を前記データベースサーバに通知し、 前記Ｗｅｂサーバまたは前記音声応答サーバから顧客の
   携帯端末の電話番号と、商品データとを受け取り、該電
   話番号と商品データとに基づいて前記データベースサー
   バにアクセスして、顧客のクレジットカード情報を獲得
   し、該クレジットカード情報から商品を購入可能か否か
   を判断し、購入可能の場合には、商品購入処理を行って
   肯定応答を前記Ｗｅｂサーバまたは前記音声応答サーバ
   に通知し、購入処理を行った場合には、該顧客の電話番
   号と、商品データ内の製品コードとを前記データベース
   サーバに通知するとともに、商品受取所に設置した顧客
   確認用端末に購入した顧客の電話番号と商品データとを
   通知し、購入不可の場合には、不可応答を前記Ｗｅｂサ
   ーバまたは前記音声応答サーバに返信するＰＯＳシステ
   ムを備え、 該ＰＯＳシステムから通知された顧客の電話番号と商品
   データとを表示するとともに、未納入商品として記録
   し、顧客の携帯端末と通信を行い、通信した携帯端末の
   電話番号に基づいて前記ＰＯＳシステムから受け取り、
   記録したデータによって、未納入のデータの中から該当
   する電話番号の商品データの一覧を表示し、該データを
   納入済み商品へと変更することができる顧客確認用端末
   とを備えることを特徴とする請求項１乃至６のいずれか
   に記載の買い物支援システム。
8. 【請求項８】 前記ＰＯＳシステムは、前記携帯端末と
   の通信機能を備え、通信した携帯端末の電話番号に基づ
   いて前記データベースサーバからクレジットカード情報
   を獲得し、該クレジットカード情報によって商品が購入
   可能か否かを判断し、購入可能の場合には、商品購入処
   理を行って肯定表示を前記携帯端末上に表示するととも
   に、該顧客の電話番号と、購入した商品の製品コードと
   を前記データベースサーバに送信し、購入不可の場合に
   は、不可表示を前記携帯端末上に表示し、 前記データベースサーバは、前記ＰＯＳシステムから商
   品の購入を行った顧客の携帯端末の電話番号と購入した
   商品の製品コードとを受信すると、該電話番号と製品コ
   ードとを記録することを特徴とする請求項７記載の買い
   物支援システム。