JP2003255748A - 定着装置及びこれを用いた複写機並びに複合機 - Google Patents

定着装置及びこれを用いた複写機並びに複合機

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JP2003255748A
JP2003255748A JP2002056221A JP2002056221A JP2003255748A JP 2003255748 A JP2003255748 A JP 2003255748A JP 2002056221 A JP2002056221 A JP 2002056221A JP 2002056221 A JP2002056221 A JP 2002056221A JP 2003255748 A JP2003255748 A JP 2003255748A
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Japan
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opening
closing cover
roller
rotation fulcrum
fixing device
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JP2002056221A
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English (en)
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Shigeki Nishiyama
茂樹 西山
Susumu Shimawaki
勧 嶋脇
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Communications Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の大型化を招くこともなく、また、
開閉カバーの開閉動作により定着ローラを損傷すること
もなく、紙ジャムの除去作業を容易にすること。 【解決手段】 定着ローラ119に貼り付いた用紙を分
離させるための分離ヅメ141を伴って定着装置118
本体の排出側を開放する開閉カバー140を設け、定着
装置118本体に設けられた第1回動支点135と、開
閉カバー140に設けられた第2回動支点142とを連
結する回動アーム137を用いて開閉カバー140を開
閉動作させる。これにより、定着ローラ119の周囲を
広く外部に開口させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙ジャム除去用の
開閉カバーを有する定着装置及びこれを用いた複写機並
びに複合機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の定着装置及びこれを用い
た複写機並びに複合機は、定着装置内で紙ジャムが発生
した場合に備えて、紙ジャム除去用の開閉カバーを有し
ている。
【0003】通常、定着装置の内部構成は、定着ローラ
を上部に配置し、加圧ローラを下部に配置したものであ
る。そして、用紙のトナー面が接するのは定着ローラで
あるため、用紙はトナーを媒介として定着ローラ側に付
きやすく、用紙が定着ローラから分離せずそのまま巻き
付くことが、紙ジャムの大きな原因となっていた。
【0004】このような事情から、定着後の用紙が定着
ローラの表面から分離しやすいように分離ヅメを定着ロ
ーラの表面に当接して設けている。これにより、用紙が
定着ローラから分離せずに紙ジャムが発生することを防
止している。さらに、紙ジャムが発生した場合に備え
て、前記開閉カバーを設け、定着装置の内部を開放でき
るようにしている。この開閉カバーは、加圧ローラ側で
はなく紙ジャムが発生しやすい定着ローラ側を開くよう
に設けられている。
【0005】図14は、従来の定着装置10を示す斜視
図である。定着装置10は、その内部に設けられた定着
ローラ19及び加圧ローラ20の間に転写済みの用紙が
搬入され、定着ローラ19及び加圧ローラ20によって
その記録面に画像が定着される。
【0006】定着ローラ19の表面には、定着装置10
の筐体に固定された分離ヅメ41a、41b、41c、
41d及び41eが接しており、定着ローラ19の表面
に貼り付いた用紙を当該定着ローラ19の回転動作に伴
って剥がすようになっている。
【0007】定着ローラ19及び加圧ローラ20から送
り出された用紙は、ピンチローラ21a、21b、21
c及び21dと排出ローラ31a、31b、31c及び
31dとによって定着装置10の外部に排出される。
【0008】排出ローラ31a〜31dは、定着装置1
0の筐体に軸支された回転軸32に嵌合固定されてお
り、駆動モータによって回転軸32が回転駆動されるこ
とに応じて当該回転軸32と一体に回転する。これに対
して、排出ローラ31a〜31dに対向配置されたピン
チローラ21a〜21dは、開閉カバー40に回転自在
に軸支されている。
【0009】開閉カバー40は、筐体に軸支された回動
軸35を回動支点として回動自在に軸支されている。図
14は、開閉カバー40が上方に回動した開状態を示
し、この状態においては、定着装置10の筐体に軸支さ
れている排出ローラ31a〜31dに対して、開閉カバ
ー40に軸支されているピンチローラ21a〜21dが
所定間隔を隔てて離間した状態となっている。
【0010】このように、定着装置10では、開閉カバ
ー40を開くことによって、排出ローラ31a〜31d
とピンチローラ21a〜21dとの間に隙間をつくり、
当該隙間から定着装置10の内部の紙ジャム等を除去す
るようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
技術によると、以下のような問題が生じていた。
【0012】即ち、分離ヅメ41a〜41eを定着装置
10内に残して開閉カバー40が開く構成とした場合、
開閉カバー40を開けても開口領域が狭くなり、紙ジャ
ムの除去作業が困難であるという問題があった。分離ヅ
メ41a〜41eは用紙が定着ローラ19に巻き付かな
いように設けるものであるため、分離ヅメ41a〜41
eは定着ローラ19と加圧ローラ20との接触面近傍に
おいて定着ローラ19の表面に当接する位置に取り付け
られる。そのため、分離ヅメ41a〜41eが定着装置
10内に残る場合、前記分離ヅメ41a〜41eの下方
であって定着ローラ19が露出する領域を開口領域とし
なければならない。この場合、開口領域は極めて狭いも
のにならざるを得ない。このように開口領域が狭いと、
定着ローラ19に巻き付いた用紙を定着装置10の外部
に引き出すには、十分な広さとは言えず紙ジャム除去作
業は極めて困難になるという問題があった。
【0013】一方、分離ヅメ41a〜41eを開閉カバ
ー40側に取り付け、開閉カバー40を開くと共に定着
ローラ19から分離する構成とした場合、開閉カバー4
0を大きく開ける必要から装置が大型化するという問題
があった。分離ヅメ41a〜41eを開閉カバー40側
に取り付けても、開閉カバー40の開閉角度が小さけれ
ば、紙ジャム除去作業の際手を入れても開閉カバー40
に取り付けた分離ヅメに手が当たり、作業の妨げとな
る。そのため、手を入れても分離ヅメが紙ジャム除去作
業の妨げとならない位置まで開閉カバーを開けなければ
ならず、開閉カバーの移動領域を確保するためにも装置
を大型化せざるを得ないという問題があった。
【0014】また、分離ヅメ41a〜41eを開閉カバ
ー40側に取り付け、開閉カバー40を開くと共に定着
ローラ19から分離する構成とした場合、開閉カバー4
0を閉める際分離ヅメが定着ローラ19に勢いよく当り
定着ローラ19が損傷するおそれがあるという問題があ
った。分離ヅメ41a〜41eを開閉カバー40側に取
り付けた場合、開閉カバー40を開けると分離ヅメが開
閉カバー40と共に移動して定着ローラ19から離間す
るので、定着ローラ19の近傍から紙ジャム除去の障害
物を退避でき、開閉カバー40を開けた際の開口領域を
広く取ることができるという利点がある。しかしその一
方で、開閉カバー40を閉める際、開閉カバー40には
分離ヅメが取り付けられており、且つ、分離ヅメの先端
は定着ローラの表面に当接するものであるので、開閉カ
バー40を勢いよく閉めると分離ヅメの先端が定着ロー
ラ19の表面を損傷させることがあるという問題があっ
た。
【0015】そこで、本発明は、装置の大型化を招くこ
ともなく、また、開閉カバーの開閉動作により定着ロー
ラを損傷することもなく、紙ジャムの除去作業を容易に
することができる定着装置及びこれを用いた複写機並び
に複合機を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、定着ローラに
貼り付いた用紙を分離させるための分離ヅメを伴って定
着装置本体の排出側を開放する開閉カバーを設け、定着
装置本体に設けられた第1回動支点と、開閉カバーに設
けられた第2回動支点とを連結する回動アームを用いて
開閉カバーを開閉動作させるものである。
【0017】これによれば、開閉カバーを狭い空間の中
を段階を追って開方向に移動させることができるので、
狭い空間においても開閉カバーを大きく開かせることが
可能となり、装置を大型化することなく、紙ジャム除去
作業を容易にすることができる。また、開閉カバーに分
離ヅメを設けることにより、開閉カバーを開けた際に当
該開閉カバーと共に分離ヅメが移動し、定着ローラの周
囲を広く外部に開口させることができ、紙ジャム除去作
業を容易にすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様に係る定着装
置は、定着ローラに当接する分離ヅメと、装置本体に開
閉自在に設けられ前記分離ヅメを伴って装置本体の排出
側を開放する開閉カバーと、装置本体に設けられた第1
回動支点と前記開閉カバーに設けられた第2回動支点と
を連結する回動アームとを具備し、前記開閉カバーは、
開時、前記第1回動支点を中心に回動し装置本体から離
間する方向に移動すると共に前記第2回動支点を中心に
回動し上方向に移動する構成を採る。
【0019】この構成によれば、開閉カバーに分離ヅメ
を取り付けることにより、開閉カバーを開けた際紙ジャ
ムが生じやすい定着ローラの周囲には紙ジャム除去を妨
げる障害物がなくなるので、開閉カバーを開けた際定着
ローラの周囲を広く外部に開口させることができ、紙ジ
ャム除去作業を容易にすることができる。
【0020】また、2個所の回動支点を設けて開閉カバ
ーを2段階で開ける構成とすることにより、開閉カバー
は狭い空間の中を段階を追って開方向に移動するので、
狭い空間においても開閉カバーを大きく開かせることが
可能となり、装置を大型化することなく、紙ジャム除去
作業を容易にすることができる。
【0021】本発明の第2の態様に係る定着装置は、定
着ローラに当接する分離ヅメと、装置本体に開閉自在に
設けられ前記分離ヅメを伴って装置本体の排出側を開放
する開閉カバーと、装置本体に設けられた第1回動支点
と前記開閉カバーに設けられた第2回動支点とを連結す
る回動アームとを具備し、前記開閉カバーは、開時、前
記第1回動支点を中心に回動し装置本体から離間する方
向に移動すると共に前記第2回動支点を中心に回動し上
方向に移動し、且つ、前記開閉カバーが開時所定の開閉
角度に達するまで前記第2回動支点による回動を規制す
る規制手段を設けた構成を採る。
【0022】この構成によれば、第2回動支点を中心と
した開閉カバーの回動を開閉カバーが開時所定の開閉角
度に達するまで規制することにより、開閉カバーが第2
回動支点を中心に回動した場合に分離ヅメが定着ローラ
に接触する領域では第2回動支点を中心とする回動を不
能とし、第1回動支点を中心とする回動のみで分離ヅメ
を定着ローラから離間させるので、開閉カバーを開ける
際に誤って分離ヅメで定着ローラの表面を傷つけるのを
防止できる。
【0023】本発明の第3の態様に係る定着装置は、定
着ローラに当接する分離ヅメと、装置本体に開閉自在に
設けられ前記分離ヅメを伴って装置本体の排出側を開放
する開閉カバーと、前記定着ローラと前記開閉カバーと
の間に設けられた遮熱板と、装置本体に設けられた第1
回動支点と前記開閉カバーに設けられた第2回動支点と
を連結する回動アームとを具備し、前記開閉カバーは、
開時、前記第1回動支点を中心に回動し装置本体から離
間する方向に移動すると共に前記第2回動支点を中心に
回動し上方向に移動し、且つ、前記開閉カバーが開時所
定の開閉角度に達するまで前記第2回動支点による回動
を規制する規制手段を設け、この規定手段を前記遮熱板
と一体成形した構成を採る。
【0024】この構成によれば、定着ローラが発する熱
が定着装置の外周面に伝達され難くするため定着ローラ
の周囲には定着ローラの表面に沿って遮熱板が設けられ
ている。本発明は、第2回動支点を中心とした開閉カバ
ーの回動を開閉カバーが開時所定の開閉角度に達するま
で規制する規制手段を前記遮熱板と一体成形することに
より、既存の部材である遮熱板に加工を加えることで前
記規定手段の機能を果させることができるので、前記規
制手段という新たな機能を追加しつつも定着装置内部の
増加部材を最小限に押え、装置全体が大型化するのを防
止できる。
【0025】本発明の第4の態様に係る定着装置は、定
着ローラに当接する分離ヅメと、前記定着ローラを経由
した用紙を装置外部に排出する排出ローラと、この排出
ローラに対向するピンチローラと、装置本体に開閉自在
に設けられ前記分離ヅメ及び前記ピンチローラを伴って
装置本体の排出側を開放する開閉カバーと、装置本体に
設けられた第1回動支点と前記開閉カバーに設けられた
第2回動支点とを連結する回動アームとを具備し、前記
開閉カバーは、開時、前記第1回動支点を中心に回動し
装置本体から離間する方向に移動すると共に前記第2回
動支点を中心に回動し上方向に移動し、一方、閉時、前
記ピンチローラが前記排出ローラを乗り越えることで前
記開閉カバーが閉位置に固定される構成を採る。
【0026】この構成によれば、開閉カバーを閉めた
際、前記ピンチローラが前記排出ローラを乗り越えるこ
とで前記開閉カバーを閉位置に固定することにより、既
存の部材であるピンチローラと排出ローラとで開閉カバ
ーを閉位置に固定し、開閉カバーを閉位置に固定する手
段を別途設ける必要がないので、部品点数の増加を押
え、装置の大型化を防止できる。
【0027】本発明の第5の態様に係る定着装置は、定
着ローラに当接する分離ヅメと、前記定着ローラを経由
した用紙を装置外部に排出する排出ローラと、この排出
ローラに対向するピンチローラと、装置本体に開閉自在
に設けられ前記分離ヅメ及び前記ピンチローラを伴って
装置本体の排出側を開放する開閉カバーと、装置本体に
設けられた第1回動支点と前記開閉カバーに設けられた
第2回動支点とを連結する回動アームとを具備し、前記
開閉カバーは、開時、前記1回動支点を中心に回動し装
置本体から離間する方向に移動すると共に前記第2回動
支点を中心に回動し上方向に移動し、一方、閉時、まず
前記ピンチローラが前記排出ローラに当接し、次に前記
ピンチローラが前記排出ローラを乗り越えると前記分離
ヅメが前記定着ローラに当接する構成を採る。
【0028】この構成によれば、開閉カバーを閉める
際、分離ヅメが定着ローラの表面に当るより前にピンチ
ローラが排出ローラに当ることにより、ピンチローラが
開閉カバーを閉める際のクッションとしての機能を果す
ので、開閉カバーを閉める際に最初に分離ヅメが定着ロ
ーラに当ることを回避でき、開閉カバーの閉動作により
定着ローラが損傷するのを防止できる。
【0029】本発明の第6の態様に係る複写機は、定着
ローラを収納する定着装置と、前記定着ローラに当接す
る分離ヅメと、前記定着装置に開閉自在に設けられ前記
分離ヅメを伴って前記定着装置の排出側を開放する開閉
カバーと、前記定着装置に設けられた第1回動支点と前
記開閉カバーに設けられた第2回動支点とを連結する回
動アームとを具備し、前記開閉カバーは、開時、前記1
回動支点を中心に回動し装置本体から離間する方向に移
動すると共に前記第2回動支点を中心に回動し上方向に
移動する構成を採る。
【0030】この構成によれば、開閉カバーに分離ヅメ
を取り付けることにより、開閉カバーを開けた際紙ジャ
ムが生じやすい定着ローラの周囲には紙ジャム除去を妨
げる障害物がなくなるので、開閉カバーを開けた際定着
ローラの周囲を広く外部に開口させることができ、紙ジ
ャム除去作業を容易にすることができる。
【0031】また、2個所の回動支点を設けて開閉カバ
ーを2段階で開ける構成とすることにより、開閉カバー
は狭い空間の中を段階を追って開方向に移動するので、
狭い空間においても開閉カバーを大きく開かせることが
可能となり、装置を大型化することなく、紙ジャム除去
作業を容易にすることができる。
【0032】本発明の第7の態様に係る複写機は、定着
ローラを収納する定着装置と、前記定着ローラに当接す
る分離ヅメと、前記定着装置に開閉自在に設けられ前記
分離ヅメを伴って前記定着装置の排出側を開放する開閉
カバーと、前記定着装置に設けられた第1回動支点と前
記開閉カバーに設けられた第2回動支点とを連結する回
動アームとを具備し、前記開閉カバーは、開時、前記1
回動支点を中心に回動し装置本体から離間する方向に移
動すると共に前記第2回動支点を中心に回動し上方向に
移動し、且つ、前記開閉カバーが開時所定の開閉角度に
達するまで前記第2回動支点による回動を規制する規制
手段を設けた構成を採る。
【0033】この構成によれば、第2回動支点を中心と
した開閉カバーの回動を開閉カバーが開時所定の開閉角
度に達するまで規制することにより、開閉カバーが第2
回動支点を中心に回動した場合に分離ヅメが定着ローラ
に接触する領域では第2回動支点を中心とする回動を不
能とし、第1回動支点を中心とする回動のみで分離ヅメ
を定着ローラから離間させるので、開閉カバーを開ける
際に誤って分離ヅメで定着ローラの表面を傷つけるのを
防止できる。
【0034】本発明の第8の態様に係る複写機は、定着
ローラを収納する定着装置と、前記定着ローラに当接す
る分離ヅメと、前記定着装置に開閉自在に設けられ前記
分離ヅメを伴って前記定着装置の排出側を開放する開閉
カバーと、前記定着ローラと前記開閉カバーとの間に設
けられた遮熱板と、前記定着装置に設けられた第1回動
支点と前記開閉カバーに設けられた第2回動支点とを連
結する回動アームとを具備し、前記開閉カバーは、開
時、前記1回動支点を中心に回動し装置本体から離間す
る方向に移動すると共に前記第2回動支点を中心に回動
し上方向に移動し、且つ、前記開閉カバーが開時所定の
開閉角度に達するまで前記第2回動支点による回動を規
制する規制手段を設け、この規定手段を前記遮熱板と一
体成形した構成を採る。
【0035】この構成によれば、定着ローラが発する熱
が定着装置の外周面に伝達され難くするため定着ローラ
の周囲には定着ローラの表面に沿って遮熱板が設けられ
ている。本発明は、第2回動支点を中心とした開閉カバ
ーの回動を開閉カバーが開時所定の開閉角度に達するま
で規制する規制手段を前記遮熱板と一体成形することに
より、既存の部材である遮熱板に加工を加えることで前
記規定手段の機能を果させることができるので、前記規
制手段という新たな機能を追加しつつも定着装置内部の
増加部材を最小限に押え、装置全体が大型化するのを防
止できる。
【0036】本発明の第9の態様に係る複写機は、定着
ローラを収納する定着装置と、前記定着ローラに当接す
る分離ヅメと、前記定着ローラを経由した用紙を前記定
着装置の外部に排出する排出ローラと、この排出ローラ
に対向するピンチローラと、前記定着装置に開閉自在に
設けられ前記分離ヅメ及び前記ピンチローラを伴って前
記定着装置の排出側を開放する開閉カバーと、前記定着
装置に設けられた第1回動支点と前記開閉カバーに設け
られた第2回動支点とを連結する回動アームとを具備
し、前記開閉カバーは、開時、前記第1回動支点を中心
に回動し装置本体から離間する方向に移動すると共に前
記第2回動支点を中心に回動し上方向に移動し、一方、
閉時、前記ピンチローラが前記排出ローラを乗り越える
ことで前記開閉カバーが閉位置に固定される構成を採
る。
【0037】この構成によれば、開閉カバーを閉めた
際、前記ピンチローラが前記排出ローラを乗り越えるこ
とで前記開閉カバーを閉位置に固定することにより、既
存の部材であるピンチローラと排出ローラとで開閉カバ
ーを閉位置に固定し、開閉カバーを閉位置に固定する手
段を別途設ける必要がないので、部品点数の増加を押
え、装置の大型化を防止できる。
【0038】本発明の第10の態様に係る複写機は、定
着ローラを収納する定着装置と、前記定着ローラに当接
する分離ヅメと、前記定着ローラを経由した用紙を前記
定着装置の外部に排出する排出ローラと、この排出ロー
ラに対向するピンチローラと、前記定着装置に開閉自在
に設けられ前記分離ヅメ及び前記ピンチローラを伴って
前記定着装置の排出側を開放する開閉カバーと、前記定
着装置に設けられた第1回動支点と前記開閉カバーに設
けられた第2回動支点とを連結する回動アームとを具備
し、前記開閉カバーは、開時、前記第1回動支点を中心
に回動し装置本体から離間する方向に移動すると共に前
記第2回動支点を中心に回動し上方向に移動し、一方、
閉時、まず前記ピンチローラが前記排出ローラに当接
し、次に前記ピンチローラが前記排出ローラを乗り越え
ると前記分離ヅメが前記定着ローラに当接する構成を採
る。
【0039】この構成によれば、開閉カバーを閉める
際、分離ヅメが定着ローラの表面に当るより前にピンチ
ローラが排出ローラに当ることにより、ピンチローラが
開閉カバーを閉める際のクッションとしての機能を果す
ので、開閉カバーを閉める際に最初に分離ヅメが定着ロ
ーラに当ることを回避でき、開閉カバーの閉動作により
定着ローラが損傷するのを防止できる。
【0040】本発明の第11の態様に係る複写機は、定
着ローラを収納する定着装置と、前記定着ローラに当接
する分離ヅメと、前記定着装置に開閉自在に設けられ前
記分離ヅメを伴って前記定着装置の排出側を開放する開
閉カバーと、前記定着装置に設けられた第1回動支点と
前記開閉カバーに設けられた第2回動支点とを連結する
回動アームと、装置本体に設けられ前記定着装置の開閉
カバーを含む排出側を開放する開閉扉とを具備し、前記
開閉カバーは、開時、前記第1回動支点を中心に回動し
装置本体から離間する方向に移動すると共に前記第2回
動支点を中心に回動し上方向に移動し、且つ、開位置に
ある前記開閉カバーの前記排出側に係合突起を設け、前
記開閉扉を閉じることに伴って当該開閉扉に設けられた
押込みアームが前記係合突起を押し込むことで前記開閉
カバーが閉位置に移動する構成を採る。
【0041】この構成によれば、開閉カバーが開いたま
ま開閉扉を閉めても、開閉扉の内側面に設けられた押込
みアームによって開閉カバーが閉じられることにより、
開閉扉によって、開閉カバーを含む定着装置の排出側が
破損することを防止することができる。
【0042】本発明の第12の態様に係る複合機は、定
着ローラを収納する定着装置と、前記定着ローラに当接
する分離ヅメと、前記定着装置に開閉自在に設けられ前
記分離ヅメを伴って前記定着装置の排出側を開放する開
閉カバーと、前記定着装置に設けられた第1回動支点と
前記開閉カバーに設けられた第2回動支点とを連結する
回動アームとを具備し、前記開閉カバーは、開時、前記
第1回動支点を中心に回動し装置本体から離間する方向
に移動すると共に前記第2回動支点を中心に回動し上方
向に移動する構成を採る。
【0043】この構成によれば、開閉カバーに分離ヅメ
を取り付けることにより、開閉カバーを開けた際紙ジャ
ムが生じやすい定着ローラの周囲には紙ジャム除去を妨
げる障害物がなくなるので、開閉カバーを開けた際定着
ローラの周囲を広く外部に開口させることができ、紙ジ
ャム除去作業を容易にすることができる。
【0044】また、2個所の回動支点を設けて開閉カバ
ーを2段階で開ける構成とすることにより、開閉カバー
は狭い空間の中を段階を追って開方向に移動するので、
狭い空間においても開閉カバーを大きく開かせることが
可能となり、装置を大型化することなく、紙ジャム除去
作業を容易にすることができる。
【0045】本発明の第13の態様に係る複合機は、定
着ローラを収納する定着装置と、前記定着ローラに当接
する分離ヅメと、前記定着装置に開閉自在に設けられ前
記分離ヅメを伴って前記定着装置の排出側を開放する開
閉カバーと、前記定着装置に設けられた第1回動支点と
前記開閉カバーに設けられた第2回動支点とを連結する
回動アームとを具備し、前記開閉カバーは、開時、前記
第1回動支点を中心に回動し装置本体から離間する方向
に移動すると共に前記第2回動支点を中心に回動し上方
向に移動し、且つ、前記開閉カバーが開時所定の開閉角
度に達するまで前記第2回動支点による回動を規制する
規制手段を設けた構成を採る。
【0046】この構成によれば、第2回動支点を中心と
した開閉カバーの回動を開閉カバーが開時所定の開閉角
度に達するまで規制することにより、開閉カバーが第2
回動支点を中心に回動した場合に分離ヅメが定着ローラ
に接触する領域では第2回動支点を中心とする回動を不
能とし、第1回動支点を中心とする回動のみで分離ヅメ
を定着ローラから離間させるので、開閉カバーを開ける
際に誤って分離ヅメで定着ローラの表面を傷つけるのを
防止できる。
【0047】本発明の第14の態様に係る複合機は、定
着ローラを収納する定着装置と、前記定着ローラに当接
する分離ヅメと、前記定着装置に開閉自在に設けられ前
記分離ヅメを伴って前記定着装置の排出側を開放する開
閉カバーと、前記定着ローラと前記開閉カバーとの間に
設けられた遮熱板と、前記定着装置に設けられた第1回
動支点と前記開閉カバーに設けられた第2回動支点とを
連結する回動アームとを具備し、前記開閉カバーは、開
時、前記第1回動支点を中心に回動し装置本体から離間
する方向に移動すると共に前記第2回動支点を中心に回
動し上方向に移動し、且つ、前記開閉カバーが開時所定
の開閉角度に達するまで前記第2回動支点による回動を
規制する規制手段を設け、この規定手段を前記遮熱板と
一体成形した構成を採る。
【0048】この構成によれば、定着ローラが発する熱
が定着装置の外周面に伝達され難くするため定着ローラ
の周囲には定着ローラの表面に沿って遮熱板が設けられ
ている。本発明は、第2回動支点を中心とした開閉カバ
ーの回動を開閉カバーが開時所定の開閉角度に達するま
で規制する規制手段を前記遮熱板と一体成形することに
より、既存の部材である遮熱板に加工を加えることで前
記規定手段の機能を果させることができるので、前記規
制手段という新たな機能を追加しつつも定着装置内部の
増加部材を最小限に押え、装置全体が大型化するのを防
止できる。
【0049】本発明の第15の態様に係る複合機は、定
着ローラを収納する定着装置と、前記定着ローラに当接
する分離ヅメと、前記定着ローラを経由した用紙を前記
定着装置の外部に排出する排出ローラと、この排出ロー
ラに対向するピンチローラと、前記定着装置に開閉自在
に設けられ前記分離ヅメ及び前記ピンチローラを伴って
前記定着装置の排出側を開放する開閉カバーと、前記定
着装置に設けられた第1回動支点と前記開閉カバーに設
けられた第2回動支点とを連結する回動アームとを具備
し、前記開閉カバーは、開時、前記第1回動支点を中心
に回動し装置本体から離間する方向に移動すると共に前
記第2回動支点を中心に回動し上方向に移動し、一方、
閉時、前記ピンチローラが前記排出ローラを乗り越える
ことで前記開閉カバーが閉位置に固定される構成を採
る。
【0050】この構成によれば、開閉カバーを閉めた
際、前記ピンチローラが前記排出ローラを乗り越えるこ
とで前記開閉カバーを閉位置に固定することにより、既
存の部材であるピンチローラと排出ローラとで開閉カバ
ーを閉位置に固定し、開閉カバーを閉位置に固定する手
段を別途設ける必要がないので、部品点数の増加を押
え、装置の大型化を防止できる。
【0051】本発明の第16の態様に係る複合機は、定
着ローラを収納する定着装置と、前記定着ローラに当接
する分離ヅメと、前記定着ローラを経由した用紙を前記
定着装置の外部に排出する排出ローラと、この排出ロー
ラに対向するピンチローラと、前記定着装置に開閉自在
に設けられ前記分離ヅメ及び前記ピンチローラを伴って
前記定着装置の排出側を開放する開閉カバーと、前記定
着装置に設けられた第1回動支点と前記開閉カバーに設
けられた第2回動支点とを連結する回動アームとを具備
し、前記開閉カバーは、開時、前記第1回動支点を中心
に回動し装置本体から離間する方向に移動すると共に前
記第2回動支点を中心に回動し上方向に移動し、一方、
閉時、まず前記ピンチローラが前記排出ローラに当接
し、次に前記ピンチローラが前記排出ローラを乗り越え
ると前記分離ヅメが前記定着ローラに当接する構成を採
る。
【0052】この構成によれば、開閉カバーを閉める
際、分離ヅメが定着ローラの表面に当るより前にピンチ
ローラが排出ローラに当ることにより、ピンチローラが
開閉カバーを閉める際のクッションとしての機能を果す
ので、開閉カバーを閉める際に最初に分離ヅメが定着ロ
ーラに当ることを回避でき、開閉カバーの閉動作により
定着ローラが損傷するのを防止できる。
【0053】本発明の第17の態様に係る複合機は、定
着ローラを収納する定着装置と、前記定着ローラに当接
する分離ヅメと、前記定着装置に開閉自在に設けられ前
記分離ヅメを伴って前記定着装置の排出側を開放する開
閉カバーと、前記定着装置に設けられた第1回動支点と
前記開閉カバーに設けられた第2回動支点とを連結する
回動アームと、装置本体に設けられ前記定着装置の開閉
カバーを含む排出側を開放する開閉扉とを具備し、前記
開閉カバーは、開時、前記第1回動支点を中心に回動し
装置本体から離間する方向に移動すると共に前記第2回
動支点を中心に回動し上方向に移動し、且つ、開位置に
ある前記開閉カバーの前記排出側に係合突起を設け、前
記開閉扉を閉じることに伴って当該開閉扉に設けられた
押込みアームが前記係合突起を押し込むことで前記開閉
カバーが閉位置に移動する構成を採る。
【0054】この構成によれば、開閉カバーが開いたま
ま開閉扉を閉めても、開閉扉の内側面に設けられた押込
みアームによって開閉カバーが閉じられることにより、
開閉扉によって、開閉カバーを含む定着装置の排出側が
破損することを防止することができる。
【0055】以下、本発明の一実施の形態について、図
面を参照して詳細に説明する。
【0056】図1は、本発明の一実施の形態に係る定着
装置が搭載される記録装置100の概略構成図である。
図1に示すように、本記録装置100は、上部に原稿の
読み取りを行う読取ユニット101を備え、その下方に
給紙、転写、記録、定着の処理を実行する本体ユニット
102を備える。本体ユニット102の所定位置には本
記録装置100内の用紙残量に応じた表示を利用者に示
す残量表示部が設けられている。
【0057】本体ユニット102の底部周辺には、給紙
カセット103が設置されている。給紙カセット103
は、図1に示す本記録装置100の正面から抜き取るこ
とができる。
【0058】給紙カセット103にセットされた用紙束
から最上面の用紙がピックアップローラ104によって
取り出される。なお、図1に示すように本記録装置10
0は、給紙カセット103と同様の給紙カセットを3段
備えている。
【0059】給紙カセット103から取り出された用紙
は、給紙ローラ105によって本体ユニット102の底
部から上方に向けて形成された紙パス106に送り込ま
れる。紙パス106には、複数の搬送ローラ107、1
08及び109が配置されている。
【0060】最も上方に配置された搬送ローラ109に
よって搬送された用紙は、搬送ローラ110によってレ
ジストローラ111に渡される。レジストローラ111
による用紙の搬送先には、図中矢印方向に回転する感光
体ドラム112が配置されている。
【0061】感光体ドラム112の上方には、感光体ド
ラム112の表面に潜像画像を形成するLSU(Laser
Scan Unit)113が配置されている。感光体ドラム1
12に形成された潜像画像に現像剤(トナー)を付着さ
せる現像装置114が感光体ドラム112に隣接して配
置されている。現像装置114内部には現像剤を攪拌・
搬送する攪拌ローラと感光体ドラム112に現像剤を付
着させる現像ローラを備えている。
【0062】感光体ドラム112の下方には、感光体ド
ラム112に現像剤が付着することで形成された画像
を、搬送される用紙に転写する転写器115が設置され
ている。なお、感光体ドラム112上の画像と用紙の記
録領域との位置調整はレジストローラ111によって制
御される。
【0063】画像を転写し終わった感光体ドラム112
の表面をクリーニングするクリーニングユニット116
が感光体ドラム112に隣接して配置されている。画像
が転写された用紙は搬送ベルト117によりさらに搬送
される。搬送ベルト117の搬送先には本発明が適用さ
れる定着ユニット118が配置されている。
【0064】定着ユニット118は、定着ローラ119
及び定着ローラ119に対向配置された加圧ローラ12
0を備えている。定着ローラ119が用紙の記録面に熱
を加え、加圧ローラ120が用紙を定着ローラ119と
の間で押圧することにより、用紙に画像が定着する。
【0065】定着ユニット118から排出された用紙
は、ピンチローラ121a、121b、121c及び1
21d(図2)により本体ユニット102の外部に排出
される。本体ユニット102から排出された用紙は、排
紙トレイ上に受け止められる。なお、記録装置100の
本体ユニット102には、用紙の排出側に開閉扉122
が設けられており、当該開閉扉122は、その下側縁部
を回動支点として上縁部を揺動することにより開閉する
ようになっている。
【0066】定着ユニット118とピンチローラ121
a、121b、121c及び121dとの間に、用紙を
本体ユニット102の外部に排出するか、両面記録を行
うための両面パス123に送り込むかを切り替える切替
ガイド124が配置されている。両面パス123は、切
替ガイド124の近傍から下方向に向かって形成された
部分(123a)と、その途中で略水平方向に向かって
形成された部分(123b)とで構成されている。
【0067】両面パス123に送り込まれた用紙は、反
転ローラ125により両面パス123のうち、下方向に
形成された部分123aの延長上に形成された反転パス
126に一旦引き込まれる。反転パス126に用紙が引
き込まれると、反転ローラ125が反転し、用紙を両面
パス123のうち、略水平方向に形成された部分123
bに送り込む。この時点で用紙の表裏が反転する。
【0068】略水平方向に形成された両面パス123b
に送り込まれた用紙は、両面パス123b上に形成され
た搬送ローラ127、128及び129により搬送され
る。両面パス123bは、搬送ローラ110の下方で紙
パス106に連結されている。搬送ローラ127、12
8及び129により両面パス123bを搬送し、紙パス
106に送り込まれた用紙は、再度、感光体ドラム11
2の下方に送り込まれ、今度はその裏面に画像が形成さ
れる。
【0069】なお、本記録装置100は、上述した給紙
カセット103のほか、大容量の用紙を給紙可能な大容
量給紙カセット130も備えている。
【0070】図2及び図3は、本実施の形態に係る定着
装置としての定着ユニット118を示す斜視図である。
定着ユニット118は、その筐体に固定された支持ステ
ー138a及び138bを備える。この支持ステー13
8a及び138bが記録装置100の装置本体内に設け
られたガイドフレームに沿うように、定着ユニット11
8を記録装置110の装置本体に挿入することにより、
当該定着ユニット118を記録装置100の装置本体内
に装填することができる。
【0071】記録装置100に装填された定着ユニット
118では、互いに当接するピンチローラ121a、1
21b、121c及び121dと排出ローラ131a、
131b、131c及び131dとが、記録装置100
の用紙排出側に配置されている。これらのピンチローラ
121a〜121d及び排出ローラ131a〜131d
は、それぞれ、定着ローラ119及び加圧ローラ120
の回転軸と略平行な回転軸によって軸支されている。
【0072】排出ローラ131a〜131dを嵌合固定
した回転軸132は、定着ユニット118の筐体に軸支
され、駆動ギヤ181からギア182及び183を介し
て伝えられる回転駆動力によって回転する。排出ローラ
131a〜131dは、回転軸132が回転駆動される
ことに応じて、当該回転軸132と一体に回転する。こ
れに対して、排出ローラ131a〜131dに対向配置
されたピンチローラ121a〜121dは、開閉カバー
140に回転自在に軸支されている。これにより、定着
ローラ119及び加圧ローラ120の間に挿入された用
紙は、その記録面に画像が定着された後、ピンチローラ
121a〜121dと排出ローラ131a〜131dと
によって記録装置100の外部に排出される。
【0073】開閉カバー140は、筐体に軸支された回
動軸135に対して、回動アーム137を介して回動自
在に軸支されており、回動軸135を第1回動支点とし
て上下方向に回動する。図2は、開閉カバー140が上
方に回動した開状態を示し、この状態においては、定着
ユニット118の筐体に軸支されている排出ローラ13
1a〜131dに対して、開閉カバー140に軸支され
ているピンチローラ121a〜121dが所定間隔を隔
てて離間した状態となっている。
【0074】従って、排出ローラ131a〜131dと
ピンチローラ121a〜121dとの間には開口領域が
形成され、定着ローラ119及び加圧ローラ120が用
紙の排出側から外部に露出した状態となる。これによ
り、定着ローラ119に用紙が巻き付くこと等によって
発生する紙ジャムを開口領域を介して除去することがで
きる。
【0075】因みに、定着ユニット118の筐体には、
マグネット145が固定されており、開閉カバー140
が上方に回動されて開状態となった際に(図2)、当該
開閉カバー140の一部に固定された板金部材146を
吸着する。これにより、開閉カバー140を開状態に保
つことができる。
【0076】図3は、開閉カバー140が第1回動支点
を中心として下方に回動した閉状態を示し、この状態に
おいては、開閉カバー140に設けられたピンチローラ
121a〜121dが、定着ユニット118の筐体に軸
支されている排出ローラ131a〜131dに接した状
態となる。この状態において、定着ローラ119及び加
圧ローラ120から繰り出された用紙は、排出ローラ1
31a〜131dとピンチローラ121a〜121dと
によって外部に排出される。このとき、排出される用紙
は、開閉カバー140に形成された排出ガイド用リブ1
40bによってガイドされる。
【0077】図2に示すように、開閉カバー140の下
面部には、定着ローラ119に向かって突出した分離ヅ
メ141a、141b、141c、141d及び141
eが配置されている。図3に示す開閉カバー140の閉
状態において、分離ヅメ141a〜141eの先端部が
定着ローラ119の表面に当接し、定着ローラ119か
ら離れなくなった用紙を当該定着ローラ119から分離
させるようになっている。
【0078】図4は、本実施の形態に係る定着ユニット
118の側面図であり、開閉カバー140の開状態を示
す。なお、図4は複数の分離ヅメ141a〜141eの
うち、1つの分離ヅメ141aを示すものであるが、他
の分離ヅメ141b〜141eも以下に述べる分離ヅメ
141aの動作と同様の動作をするものとする。
【0079】開閉カバー140に固定された分離ヅメ1
41aは、開閉カバー140とともに開閉動作する。従
って、図4に示す開閉カバー140の開状態において、
分離ヅメ141aは定着ローラ119から離間し、さら
に当該開閉カバー140の開状態において形成される開
口領域から退避した状態となる。
【0080】ここで、開閉カバー140の開閉機構部に
ついて詳細に説明する。図4において、開閉カバー14
0及び回動軸135を連結する回動アーム137は、そ
の一方の端部を第1回動支点である回動軸135に係合
している。これにより、回動アーム137の他方の先端
部は、回動軸135を回動支点として、回動アーム13
7によって規定される半径を保ちながら回動する。
【0081】回動アーム137の先端部において、開閉
カバー140が回動アーム137に対して回動軸142
を回動支点として回動自在に軸支されている。この結
果、開閉カバー140は、回動アーム137の先端部に
おいて、回動軸142を第2回動支点として回動可能な
状態を保ちながら、全体として第1回動支点である回動
軸135を中心にしてその周囲を回動するようになって
いる。
【0082】従って、開閉カバー140を閉状態から開
状態に移行させる開動作の過程において、第1の動作と
して、第1回動支点(回動軸135)を中心に開閉カバ
ー140を回動させることにより、開閉カバー全体を定
着ローラ119から離間する方向に移動させ、さらに第
2の動作として、第2回動支点(回動軸142)を中心
に回動させることにより、分離ヅメ141aを開口領域
から退避させることができる。
【0083】これにより、開閉カバー140は、狭い空
間の中を段階を追って移動することとなり、狭い空間に
おいても当該開閉カバー140を大きく開かせることが
可能となる。また、開閉カバー140が開く過程におい
て、第1回動支点を中心に開閉カバー140が回動しつ
つ、当該開閉カバー140が第2回動支点を中心に回動
することにより、開閉カバー140を開くことによって
形成された開口領域から分離ヅメ141aを退避させる
ことができ、紙ジャムの除去を妨げる障害物がなくな
り、紙ジャムを除去するための十分な作業空間を確保す
ることができる。
【0084】なお、開閉カバー140において、第2回
動支点(回動軸142)を中心とした回動動作が可能と
なっていることに伴って、当該開閉カバー140がその
開閉動作中に定着ローラ119に接近した状態では、当
該開閉カバー140に設けられている分離ヅメ141a
が定着ローラ119に不用意に当たる可能性が生じる。
従って、定着ユニット118では、開閉カバー140が
定着ローラ119に対して所定の距離だけ接近した状態
において、分離ヅメ141aの動きを規制して当該分離
ヅメ141aが定着ローラ119に不用意に当たること
を回避する規制部材150及び151を備えている。こ
の規制部材150及び151は、それぞれ定着ユニット
118の排出側において、互いに所定の距離を隔てて配
置されており、開閉カバー140を開けた際に形成され
る開口領域での紙ジャムの除去作業の障害となることを
回避している。
【0085】ここで、規制部材150について説明す
る。なお、規制部材151は規制部材150と同様の構
成を有し、開閉カバー140の動作に対して同様の規制
を行うものとする。定着ユニット118の筐体には、遮
熱板161及び162が定着ローラ119の上部を覆う
位置に配置されており、定着ローラ119からの熱を遮
蔽している。遮熱板162には、開閉カバー140の第
2回動支点を中心とする回動動作を規制する規制部材1
50が一体成形により設けられている。規制部材150
の端部には、開閉カバー140の側縁部140aに当接
し、当該開閉カバー140の第2回動支点を中心とする
回動動作を規制するガイド部150aが形成されてい
る。このガイド部150aは、開閉カバー140が定着
ローラ119から所定の距離だけ離間した回動位置に達
するまで当該開閉カバー140の回動動作を規制する。
【0086】従って、開閉カバー140を、第1回動支
点を中心として回動動作(開閉動作)させた際に、当該
開閉カバー140の分離ヅメ141aが定着ローラ11
9に接触する可能性のある領域においては、第2回動支
点を中心とした開閉カバー140の回動動作を規制部材
150によって不能としている。これにより、分離ヅメ
141aが定着ローラ119から離間した状態が保たれ
ることにより、分離ヅメ141aが定着ローラ119に
当たることによって定着ローラ119の表面に傷が付く
ことを防止できる。
【0087】図5は、開閉カバー140及び規制部材1
50及び151の構成を示す上面図である。図5に示す
ように、開閉カバー140の側縁部140aが規制部材
150及び151のガイド部150a及び151aに当
接することにより、第2回動支点である回動軸142を
中心とした開閉カバー140の回動が規制される。この
場合、開閉カバー140は、第1回動支点を中心とした
回動動作を行いつつ、規制部材150及び151によっ
て第2回動支点を回動中心とした規制動作を行うことに
なる。
【0088】このように、開閉カバー140において、
第2回動支点を中心とした回動動作が可能な構成となっ
ていることを利用して、第1回動支点を中心とした回動
動作を行いつつ、規制部材150及び151による、第
2回動支点を中心とした規制動作を行う。これにより、
分離ヅメ141a〜141eの定着ローラ119への不
用意な接触を規制部材150によって規制することがで
きる。
【0089】そして、規制部材150及び151は、遮
熱板162と一体成形により設けられていることによ
り、既存の部材である遮熱板162に加工を加えること
で、規制部材150を設けることができる。従って、規
制部材150という新たな機能部材を追加しつつも定着
ユニット118内の増加部材を最小限に抑え、装置全体
が大型化することを防止できる。
【0090】図6は、分離ヅメ141a〜141eの詳
細構成を示す拡大図である。なお、図6は開閉カバー1
40に設けられた複数の分離ヅメ141a〜141eの
うち、1つの分離ヅメ141aを示すものであるが、他
の分離ヅメ141b〜141eも分離ヅメ141aと同
様の構成を有するものとする。
【0091】図6に示すように、開閉カバー140に設
けられた分離ヅメ141aは、回動支点である回動軸1
44を中心として回動自在となっており、当該分離ヅメ
141aのフック149と開閉カバー140のフック1
48との間に例えばコイルばねでなる弾性体143が介
挿されている。この弾性体143の付勢力によって分離
ヅメ141aの先端部が定着ローラ119に当接する方
向に回動偏倚されている。従って、開閉カバー140の
閉状態において、分離ヅメ141aは、弾性体143の
付勢力によって決まる所定の押圧力を以って定着ローラ
119に当接する。
【0092】従って、分離ヅメ141aが定着ローラ1
19の表面に接した状態(閉状態)において、記録装置
100が記録動作を実行することにより、定着ローラ1
19及び加圧ローラ120によって送り出された用紙
が、定着ローラ119に貼り付いた状態となっても、定
着ローラ119の表面に接している分離ヅメ141a
が、用紙を定着ローラ119から分離させることができ
る。
【0093】図7、図8、図9及び図10は、定着ユニ
ット118を示す側面図である。なお、図7〜図10は
複数の分離ヅメ141a〜141eのうち、1つの分離
ヅメ141aを示すものであるが、他の分離ヅメ141
b〜141eも以下に述べる分離ヅメ141aの動作と
同様の動作をするものとする。また、図7〜図10は複
数のピンチローラ121a〜121dのうち、1つのピ
ンチローラ121aを示すものであるが、他のピンチロ
ーラ121b〜121dも以下に述べるピンチローラ1
21aの動作と同様の動作をするものとする。また、図
7〜図10は複数の排出ローラ131a〜131dのう
ち、1つの排出ローラ131aを示すものであるが、他
の排出ローラ131b〜131dも以下に述べる排出ロ
ーラ131aの動作と同様の動作をするものとする。
【0094】図7〜図10は、開閉カバー140が開い
た状態から閉じた状態へ移行する閉動作を示し、図4に
示した、開閉カバー140が最も開いた状態から、当該
開閉カバー140を第1回動支点(回動軸135)を中
心に下方に回動させると、まず、図7に示すように、開
閉カバー140の側縁部140aが規制部材150のガ
イド部150aに当接する。
【0095】この状態から、さらに開閉カバー140を
第1回動支点(回動軸135)を中心に回動させると、
図8に示すように、当該開閉カバー140は、規制部材
150のガイド部150aによって規制されながら回動
する。規制部材150によって開閉カバー140が規制
される領域は、規制部材150のガイド部150aの長
さや形状によって決められている。この実施の形態の場
合、開閉カバー140が規制される領域は、当該開閉カ
バー140に設けられた分離ヅメ141aの先端部が定
着ローラ119の表面に接触する可能性のある領域を含
むようになっている。従って、開閉カバー140に設け
られている分離ヅメ141aがその移動中に定着ローラ
119に不用意に当たることを防止することができる。
【0096】図8に示す開閉カバー140の位置から、
さらに当該開閉カバー140を閉じる方向に第1回動支
点(回動軸135)を中心に回動させると、図9に示す
ように、分離ヅメ141aの先端部が定着ローラ119
の表面に当接する前に、開閉カバー140に設けられて
いるピンチローラ121aが、定着ユニット118の筐
体に軸支されている排出ローラ131aに当接し、開閉
カバー140の閉動作が規制される。
【0097】排出ローラ131aは、例えばゴム体のよ
うな弾性体で構成されていることにより、ピンチローラ
121aが当該排出ローラ131aに当接した規制状態
において、さらに開閉カバー140に対して当該開閉カ
バー140が閉じる方向に力を加えると、ピンチローラ
121aが排出ローラ131aを乗り越え、図10に示
すように、分離ヅメ141aの先端部が定着ローラ11
9に当接した閉状態となる。因みに、この閉状態におい
ては、開閉カバー140の側縁部140aが規制部材1
50のガイド部150aによる規制領域外に移動してい
ることにより、規制部材150による開閉カバー140
の規制は解除されている。
【0098】この開閉カバー140の閉状態において、
分離ヅメ141aの先端部が定着ローラ119の表面に
当接し、また、ピンチローラ121aが排出ローラ13
1aによって閉位置側に規制されることにより、開閉カ
バー140は全体として閉位置に保持される。このよう
に、既存の部材であるピンチローラ121aと排出ロー
ラ131aとによって開閉カバー140を閉位置に固定
することにより、当該固定するための手段を別途設ける
必要がなく、部品点数の増加を抑え、装置の大型化を防
止することができる。
【0099】また、開閉カバー140を図10に示す閉
位置に移動させる際に、図9に示したように、分離ヅメ
141aの先端部が定着ローラ119の表面に当接する
前に、ピンチローラ121aが排出ローラ131aに一
旦当たってその動きが規制されることにより、排出ロー
ラ131aが開閉カバー140を閉める際のクッション
としての機能を果たすことになる。従って、開閉カバー
140を閉める際に、最初に分離ヅメ141aが定着ロ
ーラ119の表面に当たることを回避することができ、
開閉カバー140の閉動作によって定着ローラ119が
破損することを防止できる。
【0100】図10に示すように、開閉カバー140が
閉位置に保持された閉状態となると、記録装置100は
記録動作を実行可能な状態となり、図1について上述し
た搬送ベルト117によって搬送され、搬入ガイド部材
139に沿って搬入された画像転写済みの用紙は、定着
ローラ119によってその記録面が加熱されるととも
に、加圧ローラ120によって定着ローラ119との間
で加圧される。これにより、記録面に転写された画像が
定着する。
【0101】このようにして、画像が定着した用紙は、
定着ローラ119及び加圧ローラ120の回転によって
排出される。その際、定着ローラ119に用紙が貼り付
いた状態となっても、定着ローラ119の表面に接して
いる分離ヅメ141aが、用紙を定着ローラ119から
分離させる。定着ローラ119及び加圧ローラ120か
ら排出された用紙は、閉状態にある開閉カバー140の
ピンチローラ121aと、当該ピンチローラ121aに
接している排出ローラ131aとの間に挿入され、排出
ローラ131aの回転によって外部に排出される。
【0102】因みに、定着ユニット118には、その表
面に付着した残トナーをクリーニングするクリーニング
ユニット170が設けられている。このクリーニングユ
ニット170は、両端部が前端ローラ171と後端ロー
ラ172とにそれぞれ巻き付けられたウェーブ174
を、前端ローラ171と後端ローラ172との間に設け
られた位置決めローラ173によって定着ローラ119
に当接させる構成となっている。そして、定着ローラが
所定数回転する毎に前端ローラ171及び後端ローラ1
72を回転させてウェーブ174を所定距離移動させ、
ウェーブ174の未使用面を定着ローラ119に当接さ
せ、残トナーのクリーニングを行う。
【0103】定着ユニット118を内部に収納した記録
装置100は、定着ユニット118から排出された用紙
が、排出途中で紙詰まり等を起こした場合に、当該排出
経路を開いて紙ジャムを取り除くための開閉扉を装置の
本体側面に備えている。
【0104】図11、図12及び図13は、定着ユニッ
ト118及び記録装置110の本体側面に設けられた開
閉扉122を示す斜視図である。図11に示すように、
開閉扉122は、その下側縁部を回動支点として上側縁
部が揺動し、これにより開閉動作を行うようになってい
る。開閉扉122を開いた状態では、記録装置100の
本体側面に設けられた排出開口部(図示せず)を介して
定着ユニット118が外部に露出することにより、この
状態においてさらに定着ユニット118の開閉カバー1
40を開くことで、紙ジャムの除去等を行うことができ
る。
【0105】開閉扉122の内側面には、記録装置本体
の内側に突出した各種の部材206が設けられており、
定着ユニット118の開閉カバー140が開状態となっ
ている場合に、そのまま開閉扉122を閉じると、当該
部材206が開閉カバー140に当たって、開閉カバー
140を破損する可能性がある。従って、この実施の形
態の記録装置100では、定着ユニット118の開閉カ
バー140の一部に、当該開閉カバー140が開状態に
あるとき、開閉扉122の方向に突出する係合突起部1
47を備えている。そして、開閉扉122の内側面に
は、開状態にある開閉カバー140の係合突起部147
に対向する位置に、押込みアーム205が備えられ、開
閉扉122を閉じた場合に、押込みアーム205が係合
突起部147を押し込むようになっている。
【0106】開閉カバー140の係合突起部147は、
当該開閉カバー140が開状態となっている場合に、開
閉カバー140の第1回動支点である回動軸135(図
4)又は第2回動支点である回動軸142よりも開閉扉
122側に位置するように設けられている。また、開閉
扉122は、その下側縁部を回動支点として上側縁部が
揺動することにより、係合突起部147に当接した押込
みアーム205は、開閉扉122がさらに閉じられるこ
とに伴って、係合突起部147を下方に押し下げるよう
に作用する。
【0107】図12は、開閉扉122の閉動作に伴っ
て、開閉扉122の押込みアーム205が、開状態にあ
る開閉カバー140の係合突起部147に当接した状態
を示す。この状態から、さらに開閉扉122が閉じられ
ると、図13に示されるように、押込みアーム205が
係合突起部147を押し下げることにより、マグネット
145によって開状態に保持されていた開閉カバー14
0は、第1回動支点(回動軸135)又は第2回動支点
(回動軸142)を中心に下方に回動し、図7に示すよ
うに、開閉カバー140が排出ローラ131a〜131
dによって規制される位置まで自重によって閉動作す
る。
【0108】従って、定着ユニット118の開閉カバー
140が開状態のまま、開閉扉122が誤って閉じられ
ても、開閉扉122の内側面に設けられた部材206が
開閉カバー140に当たる前に、開閉扉140が閉じら
れる。これにより、開閉カバー140の破損を未然に防
止することができる。
【0109】因みに、押込みアーム205が係合突起部
147を押し下げることによって開閉カバー140を閉
動作させると、開閉カバー140はその自重によって下
方に回動し、押込みアーム205の押し込み経路からは
ずれることにより、押込みアーム205と係合突起部1
47との係合は解除される。
【0110】そして、図7に示す状態において、開閉扉
122をさらに閉めると、当該開閉扉122の内側面に
設けられた部材206が開閉カバー140を閉じる水平
方向に押すことにより、ピンチローラ121a〜121
dが排出ローラ131a〜131dを乗り越え、開閉カ
バー140は図10に示すように完全に閉じた状態とな
る。
【0111】このように、定着ユニット118の開閉カ
バー140を開けたまま記録装置100の開閉扉122
を閉めても、当該開閉扉122の閉動作に伴って開閉カ
バー140が閉じられることにより、開閉カバー140
を含む定着ユニット118の排出側の破損を防止するこ
とができる。
【0112】なお、本実施の形態では、定着装置を備え
た記録装置100について説明しているが、これに限定
されず、開閉カバー及び分離ヅメを備えた定着装置を設
ける必要がある装置であれば、どのような装置にも適用
することができる。例えば、プリンタ機能、コピー機能
及びファックス機能のいずれか2つ以上の機能を有す
る、複合機などに適用することができる。
【0113】また、本実施の形態では、5つの分離ヅメ
141a〜141eを備えた定着装置について説明して
いるが、これに限定されず、定着ローラ119の表面に
張り付いた用紙を定着ローラ119から分離させること
ができれば、5つ以外の数を適用できることは言うまで
もない。
【0114】また、本実施の形態では、規制手段とし
て、2つの規制部材150及び151を備えた定着装置
について説明しているが、これに限定されず、開閉カバ
ー140の動きを規制することができれば、2つ以外の
数を適用できることは言うまでもない。
【0115】また、本実施の形態では、下側縁部を回動
支点として、上側縁部が揺動する開閉扉122を備えた
記録装置について説明しているが、これに限定されず、
例えば左右いずれかの側縁部を回動支点として、左右い
ずれかの方向に開く構成としてもよい。この場合、開閉
扉122の内側面に設けられた押込みアーム205によ
って押込まれる、開閉カバー140の係合突起部147
を、第1回動支点(回動軸135)又は第2回動支点
(回動軸142)よりも下方に配置すれば、押込みアー
ム205によって当該係合突起部147を押込むことに
よって、開閉カバー140はその自重によって下方に回
動することとなり、開閉カバー140の破損を防止する
ことができる。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、装
置の大型化を招くこともなく、また、開閉カバーの開閉
動作により定着ローラを損傷することもなく、紙ジャム
の除去作業を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る定着装置が搭載さ
れる記録装置の概略構成図
【図2】上記実施の形態に係る定着装置が適用される定
着ユニットの斜視図
【図3】上記実施の形態に係る定着装置が適用される定
着ユニットの斜視図
【図4】上記実施の形態に係る定着装置の開閉カバーの
開状態の側面図
【図5】上記実施の形態に係る定着装置の開閉カバー及
び規制部材の上面図
【図6】上記実施の形態に係る定着装置の分離ヅメ周辺
の拡大図
【図7】上記実施の形態に係る定着装置の開閉カバーの
規制部材による規制状態の側面図
【図8】上記実施の形態に係る定着装置の開閉カバーの
規制部材による規制状態の側面図
【図9】上記実施の形態に係る定着装置の開閉カバーの
排出ローラによる規制状態の側面図
【図10】上記実施の形態に係る定着装置の開閉カバー
の閉状態の側面図
【図11】上記実施の形態に係る定着装置及び開閉扉の
開放状態の斜視図
【図12】上記実施の形態に係る定着装置及び開閉扉の
閉動作を示す斜視図
【図13】上記実施の形態に係る定着装置及び開閉扉の
閉状態の斜視図
【図14】従来の定着装置の斜視図
【符号の説明】
100 記録装置 101 読み取りユニット 102 本体ユニット 103 給紙カセット 112 感光体ドラム 118 定着ユニット 119 定着ローラ 120 加圧ローラ 121 ピンチローラ 122 開閉扉 131 排出ローラ 135 回動軸(第1回動支点) 137 回動アーム 140 開閉カバー 141 分離ヅメ 142 回動軸(第2回動支点) 145 マグネット 147 係合突起部 150 規制部材 161,162 遮熱板 205 押込みアーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H033 AA26 AA29 AA37 BA05 BA06 BA10 BA12 BA16 BA39 BB00 2H071 AA42 BA03 BA23 BA29 DA12

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着ローラに当接する分離ヅメと、装置
    本体に開閉自在に設けられ前記分離ヅメを伴って装置本
    体の排出側を開放する開閉カバーと、装置本体に設けら
    れた第1回動支点と前記開閉カバーに設けられた第2回
    動支点とを連結する回動アームとを具備し、前記開閉カ
    バーは、開時、前記第1回動支点を中心に回動し装置本
    体から離間する方向に移動すると共に前記第2回動支点
    を中心に回動し上方向に移動することを特徴とする定着
    装置。
  2. 【請求項2】 定着ローラに当接する分離ヅメと、装置
    本体に開閉自在に設けられ前記分離ヅメを伴って装置本
    体の排出側を開放する開閉カバーと、装置本体に設けら
    れた第1回動支点と前記開閉カバーに設けられた第2回
    動支点とを連結する回動アームとを具備し、前記開閉カ
    バーは、開時、前記第1回動支点を中心に回動し装置本
    体から離間する方向に移動すると共に前記第2回動支点
    を中心に回動し上方向に移動し、且つ、前記開閉カバー
    が開時所定の開閉角度に達するまで前記第2回動支点に
    よる回動を規制する規制手段を設けたことを特徴とする
    定着装置。
  3. 【請求項3】 定着ローラに当接する分離ヅメと、装置
    本体に開閉自在に設けられ前記分離ヅメを伴って装置本
    体の排出側を開放する開閉カバーと、前記定着ローラと
    前記開閉カバーとの間に設けられた遮熱板と、装置本体
    に設けられた第1回動支点と前記開閉カバーに設けられ
    た第2回動支点とを連結する回動アームとを具備し、前
    記開閉カバーは、開時、前記第1回動支点を中心に回動
    し装置本体から離間する方向に移動すると共に前記第2
    回動支点を中心に回動し上方向に移動し、且つ、前記開
    閉カバーが開時所定の開閉角度に達するまで前記第2回
    動支点による回動を規制する規制手段を設け、この規定
    手段を前記遮熱板と一体成形したことを特徴とする定着
    装置。
  4. 【請求項4】 定着ローラに当接する分離ヅメと、前記
    定着ローラを経由した用紙を装置外部に排出する排出ロ
    ーラと、この排出ローラに対向するピンチローラと、装
    置本体に開閉自在に設けられ前記分離ヅメ及び前記ピン
    チローラを伴って装置本体の排出側を開放する開閉カバ
    ーと、装置本体に設けられた第1回動支点と前記開閉カ
    バーに設けられた第2回動支点とを連結する回動アーム
    とを具備し、前記開閉カバーは、開時、前記第1回動支
    点を中心に回動し装置本体から離間する方向に移動する
    と共に前記第2回動支点を中心に回動し上方向に移動
    し、一方、閉時、前記ピンチローラが前記排出ローラを
    乗り越えることで前記開閉カバーが閉位置に固定される
    ことを特徴とする定着装置。
  5. 【請求項5】 定着ローラに当接する分離ヅメと、前記
    定着ローラを経由した用紙を装置外部に排出する排出ロ
    ーラと、この排出ローラに対向するピンチローラと、装
    置本体に開閉自在に設けられ前記分離ヅメ及び前記ピン
    チローラを伴って装置本体の排出側を開放する開閉カバ
    ーと、装置本体に設けられた第1回動支点と前記開閉カ
    バーに設けられた第2回動支点とを連結する回動アーム
    とを具備し、前記開閉カバーは、開時、前記第1回動支
    点を中心に回動し装置本体から離間する方向に移動する
    と共に前記第2回動支点を中心に回動し上方向に移動
    し、一方、閉時、まず前記ピンチローラが前記排出ロー
    ラに当接し、次に前記ピンチローラが前記排出ローラを
    乗り越えると前記分離ヅメが前記定着ローラに当接する
    ことを特徴とする定着装置。
  6. 【請求項6】 定着ローラを収納する定着装置と、前記
    定着ローラに当接する分離ヅメと、前記定着装置に開閉
    自在に設けられ前記分離ヅメを伴って前記定着装置の排
    出側を開放する開閉カバーと、前記定着装置に設けられ
    た第1回動支点と前記開閉カバーに設けられた第2回動
    支点とを連結する回動アームとを具備し、前記開閉カバ
    ーは、開時、前記第1回動支点を中心に回動し装置本体
    から離間する方向に移動すると共に前記第2回動支点を
    中心に回動し上方向に移動することを特徴とする複写
    機。
  7. 【請求項7】 定着ローラを収納する定着装置と、前記
    定着ローラに当接する分離ヅメと、前記定着装置に開閉
    自在に設けられ前記分離ヅメを伴って前記定着装置の排
    出側を開放する開閉カバーと、前記定着装置に設けられ
    た第1回動支点と前記開閉カバーに設けられた第2回動
    支点とを連結する回動アームとを具備し、前記開閉カバ
    ーは、開時、前記第1回動支点を中心に回動し装置本体
    から離間する方向に移動すると共に前記第2回動支点を
    中心に回動し上方向に移動し、且つ、前記開閉カバーが
    開時所定の開閉角度に達するまで前記第2回動支点によ
    る回動を規制する規制手段を設けたことを特徴とする複
    写機。
  8. 【請求項8】 定着ローラを収納する定着装置と、前記
    定着ローラに当接する分離ヅメと、前記定着装置に開閉
    自在に設けられ前記分離ヅメを伴って前記定着装置の排
    出側を開放する開閉カバーと、前記定着ローラと前記開
    閉カバーとの間に設けられた遮熱板と、前記定着装置に
    設けられた第1回動支点と前記開閉カバーに設けられた
    第2回動支点とを連結する回動アームとを具備し、前記
    開閉カバーは、開時、前記第1回動支点を中心に回動し
    装置本体から離間する方向に移動すると共に前記第2回
    動支点を中心に回動し上方向に移動し、且つ、前記開閉
    カバーが開時所定の開閉角度に達するまで前記第2回動
    支点による回動を規制する規制手段を設け、この規定手
    段を前記遮熱板と一体成形したことを特徴とする複写
    機。
  9. 【請求項9】 定着ローラを収納する定着装置と、前記
    定着ローラに当接する分離ヅメと、前記定着ローラを経
    由した用紙を前記定着装置の外部に排出する排出ローラ
    と、この排出ローラに対向するピンチローラと、前記定
    着装置に開閉自在に設けられ前記分離ヅメ及び前記ピン
    チローラを伴って前記定着装置の排出側を開放する開閉
    カバーと、前記定着装置に設けられた第1回動支点と前
    記開閉カバーに設けられた第2回動支点とを連結する回
    動アームとを具備し、前記開閉カバーは、開時、前記第
    1回動支点を中心に回動し装置本体から離間する方向に
    移動すると共に前記第2回動支点を中心に回動し上方向
    に移動し、一方、閉時、前記ピンチローラが前記排出ロ
    ーラを乗り越えることで前記開閉カバーが閉位置に固定
    されることを特徴とする複写機。
  10. 【請求項10】 定着ローラを収納する定着装置と、前
    記定着ローラに当接する分離ヅメと、前記定着ローラを
    経由した用紙を前記定着装置の外部に排出する排出ロー
    ラと、この排出ローラに対向するピンチローラと、前記
    定着装置に開閉自在に設けられ前記分離ヅメ及び前記ピ
    ンチローラを伴って前記定着装置の排出側を開放する開
    閉カバーと、前記定着装置に設けられた第1回動支点と
    前記開閉カバーに設けられた第2回動支点とを連結する
    回動アームとを具備し、前記開閉カバーは、開時、前記
    第1回動支点を中心に回動し装置本体から離間する方向
    に移動すると共に前記第2回動支点を中心に回動し上方
    向に移動し、一方、閉時、まず前記ピンチローラが前記
    排出ローラに当接し、次に前記ピンチローラが前記排出
    ローラを乗り越えると前記分離ヅメが前記定着ローラに
    当接することを特徴とする複写機。
  11. 【請求項11】 定着ローラを収納する定着装置と、前
    記定着ローラに当接する分離ヅメと、前記定着装置に開
    閉自在に設けられ前記分離ヅメを伴って前記定着装置の
    排出側を開放する開閉カバーと、前記定着装置に設けら
    れた第1回動支点と前記開閉カバーに設けられた第2回
    動支点とを連結する回動アームと、装置本体に設けられ
    前記定着装置の開閉カバーを含む排出側を開放する開閉
    扉とを具備し、前記開閉カバーは、開時、前記第1回動
    支点を中心に回動し装置本体から離間する方向に移動す
    ると共に前記第2回動支点を中心に回動し上方向に移動
    し、且つ、開位置にある前記開閉カバーの前記排出側に
    係合突起を設け、前記開閉扉を閉じることに伴って当該
    開閉扉に設けられた押込みアームが前記係合突起を押し
    込むことで前記開閉カバーが閉位置に移動することを特
    徴とする複写機。
  12. 【請求項12】 定着ローラを収納する定着装置と、前
    記定着ローラに当接する分離ヅメと、前記定着装置に開
    閉自在に設けられ前記分離ヅメを伴って前記定着装置の
    排出側を開放する開閉カバーと、前記定着装置に設けら
    れた第1回動支点と前記開閉カバーに設けられた第2回
    動支点とを連結する回動アームとを具備し、前記開閉カ
    バーは、開時、前記第1回動支点を中心に回動し装置本
    体から離間する方向に移動すると共に前記第2回動支点
    を中心に回動し上方向に移動することを特徴とする複合
    機。
  13. 【請求項13】 定着ローラを収納する定着装置と、前
    記定着ローラに当接する分離ヅメと、前記定着装置に開
    閉自在に設けられ前記分離ヅメを伴って前記定着装置の
    排出側を開放する開閉カバーと、前記定着装置に設けら
    れた第1回動支点と前記開閉カバーに設けられた第2回
    動支点とを連結する回動アームとを具備し、前記開閉カ
    バーは、開時、前記第1回動支点を中心に回動し装置本
    体から離間する方向に移動すると共に前記第2回動支点
    を中心に回動し上方向に移動し、且つ、前記開閉カバー
    が開時所定の開閉角度に達するまで前記第2回動支点に
    よる回動を規制する規制手段を設けたことを特徴とする
    複合機。
  14. 【請求項14】 定着ローラを収納する定着装置と、前
    記定着ローラに当接する分離ヅメと、前記定着装置に開
    閉自在に設けられ前記分離ヅメを伴って前記定着装置の
    排出側を開放する開閉カバーと、前記定着ローラと前記
    開閉カバーとの間に設けられた遮熱板と、前記定着装置
    に設けられた第1回動支点と前記開閉カバーに設けられ
    た第2回動支点とを連結する回動アームとを具備し、前
    記開閉カバーは、開時、前記第1回動支点を中心に回動
    し装置本体から離間する方向に移動すると共に前記第2
    回動支点を中心に回動し上方向に移動し、且つ、前記開
    閉カバーが開時所定の開閉角度に達するまで前記第2回
    動支点による回動を規制する規制手段を設け、この規定
    手段を前記遮熱板と一体成形したことを特徴とする複合
    機。
  15. 【請求項15】 定着ローラを収納する定着装置と、前
    記定着ローラに当接する分離ヅメと、前記定着ローラを
    経由した用紙を前記定着装置の外部に排出する排出ロー
    ラと、この排出ローラに対向するピンチローラと、前記
    定着装置に開閉自在に設けられ前記分離ヅメ及び前記ピ
    ンチローラを伴って前記定着装置の排出側を開放する開
    閉カバーと、前記定着装置に設けられた第1回動支点と
    前記開閉カバーに設けられた第2回動支点とを連結する
    回動アームとを具備し、前記開閉カバーは、開時、前記
    第1回動支点を中心に回動し装置本体から離間する方向
    に移動すると共に前記第2回動支点を中心に回動し上方
    向に移動し、一方、閉時、前記ピンチローラが前記排出
    ローラを乗り越えることで前記開閉カバーが閉位置に固
    定されることを特徴とする複合機。
  16. 【請求項16】 定着ローラを収納する定着装置と、前
    記定着ローラに当接する分離ヅメと、前記定着ローラを
    経由した用紙を前記定着装置の外部に排出する排出ロー
    ラと、この排出ローラに対向するピンチローラと、前記
    定着装置に開閉自在に設けられ前記分離ヅメ及び前記ピ
    ンチローラを伴って前記定着装置の排出側を開放する開
    閉カバーと、前記定着装置に設けられた第1回動支点と
    前記開閉カバーに設けられた第2回動支点とを連結する
    回動アームとを具備し、前記開閉カバーは、開時、前記
    第1回動支点を中心に回動し装置本体から離間する方向
    に移動すると共に前記第2回動支点を中心に回動し上方
    向に移動し、一方、閉時、まず前記ピンチローラが前記
    排出ローラに当接し、次に前記ピンチローラが前記排出
    ローラを乗り越えると前記分離ヅメが前記定着ローラに
    当接することを特徴とする複合機。
  17. 【請求項17】 定着ローラを収納する定着装置と、前
    記定着ローラに当接する分離ヅメと、前記定着装置に開
    閉自在に設けられ前記分離ヅメを伴って前記定着装置の
    排出側を開放する開閉カバーと、前記定着装置に設けら
    れた第1回動支点と前記開閉カバーに設けられた第2回
    動支点とを連結する回動アームと、装置本体に設けられ
    前記定着装置の開閉カバーを含む排出側を開放する開閉
    扉とを具備し、前記開閉カバーは、開時、前記第1回動
    支点を中心に回動し装置本体から離間する方向に移動す
    ると共に前記第2回動支点を中心に回動し上方向に移動
    し、且つ、開位置にある前記開閉カバーの前記排出側に
    係合突起を設け、前記開閉扉を閉じることに伴って当該
    開閉扉に設けられた押込みアームが前記係合突起を押し
    込むことで前記開閉カバーが閉位置に移動することを特
    徴とする複合機。
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