JP2003255113A - 光分離素子およびそれを用いた光学機器 - Google Patents

光分離素子およびそれを用いた光学機器

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JP2003255113A
JP2003255113A JP2002052985A JP2002052985A JP2003255113A JP 2003255113 A JP2003255113 A JP 2003255113A JP 2002052985 A JP2002052985 A JP 2002052985A JP 2002052985 A JP2002052985 A JP 2002052985A JP 2003255113 A JP2003255113 A JP 2003255113A
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grating
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Hikari Hoshi
光 星
Yasushi Kaneda
泰 金田
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    • G02B5/18Diffraction gratings
    • G02B5/1866Transmission gratings characterised by their structure, e.g. step profile, contours of substrate or grooves, pitch variations, materials

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回折格子を用いた光分離素子において、所望
の分離角を実現しつつ、回折効率の低下と偏光依存性と
を改善すること。 【解決手段】 入射する光束を波長に応じて複数の光束
に分離する回折格子により構成された光分離素子1にお
いて、回折格子の格子材料の屈折率をn、格子深さを
d、1つの周期の格子部分4の幅をw、格子周期をpと
するとき、 n・d・w/p≧0.670 (μm) なる条件を満足する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長分波装置、分
光測定装置、光学測定装置等に好適な回折格子を利用し
た光分離素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複数の波長を含む光信号を波長の
異なる複数の光束に分離する光分離素子として、誘電体
多層膜から構成されているバンドパスフィルターや、回
折格子、ホログラムなどの回折素子が知られている。
【0003】このような光分離素子は、例えば、波長多
重通信システムのキーデバイスとして様々な形態で検討
されている。光通信の波長分割多重方式(WDM)にお
いては、決められた波長帯域において膨大な情報量を取
り扱う必要性があり使用波長間の波長間隔が非常に狭く
なる。このため、特に回折格子などの回折素子を用いた
光分離素子が有望視されている。
【0004】ここで、回折格子による光分離の原理につ
いて説明する。
【0005】回折格子から射出する射出光の回折角θ′
を求める式は、以下の式から算出できることが知られて
いる。
【0006】 n・sinθ−n′・sinθ′=mλ/p ・・・(1) ただし、n :入射側媒質の屈折率 n′:射出側媒質の屈折率 θ :入射角 θ′:m次回折光の回折角 m :回折次数 λ :入射光の波長(入射波長) p :格子周期(ピッチ) 式(1)から分かるように、回折格子において入射角θ
が一定の場合、入射光の波長λによりm次回折光の回折
角が異なる。
【0007】例えば、n =1.5 n′=1.0 θ =0° m =1 p =100μm λ1=1.550μm λ2=1.600μm とするとき、波長λ1の光の回折角θ′(λ1)、波長
λ2の光の回折角θ′(λ2)は、それぞれ、 θ′(λ1)=0.8881° θ′(λ2)=0.9168° となる。
【0008】このように入射光の波長間隔Δλ(=λ2
−λ1)が50nmのときの各入射光の回折角の差(分
離角と呼ぶことにする)Δθ′は、 Δθ′=θ′(λ2)−θ′(λ1)=0.0287° となる。
【0009】回折格子を用いて良好な光分離を行うため
には、大きな分離角Δθ′を実現するか、回折格子と分
離された光の受光部分との物理的な距離を大きくとるこ
とが必要である。しかしながら、後者の方法は、実装パ
ッケージが大きくなったり、機構が複雑になったりする
などの観点から好ましくない。このため、より大きな分
離角の回折格子が求められている。
【0010】一方、光通信の波長分割多重方式(WD
M)においては、前述したように、決められた波長帯域
において膨大な情報量を取り扱うため、異なる信号を伝
える複数の光の波長間隔Δλを非常に小さく(狭く)せ
ねばならない。具体的には、波長間隔Δλが1nmより
も小さくなる場合も少なくない。
【0011】例えば、n =1.5 n′=1.0 θ =0° m =1 λ1=1.550μm λ2=1.551μm すなわち、Δλ=0.001μm(=1nm)のとき、
Δθ′=0.085°を満足する格子周期pは、式
(1)から、 p=1.69μm となる。このように波長間隔が小さい場合に所望の分離
角を得るためには、入射光の波長程度の非常に小さな周
期の回折格子が必要である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】入射波長λに対して格
子周期pが十分に大きい領域(λ≪p)においては、回
折格子はスカラー回折理論に従った回折効率が得られる
ことが一般に知られており、例えば、回折光学素子入門
p.64(オプトロニクス社)に記載されている。これ
によると、スカラー回折理論から算出される回折効率
は、格子形状がマルチレベルの階段形状である場合には
階段数によって回折効率が異なり、階段レベル数が2,
4,8,16,∞のとき、回折効率の最大値(理論値)
はそれぞれ40.5%,81.1%,95.0%,9
8.7%,100%である。
【0013】ところが入射波長λに対して格子周期pが
同程度のスケールを持つ領域(λ〜p)においては、回
折格子はスカラー回折理論から算出される回折効率に比
べ低下してしまう。この領域は一般に共鳴領域と呼ばれ
ており、回折効率の低下や偏光依存性がみられるなどの
現象が起こることが知られている。共鳴領域における回
折格子の回折効率を求めるときには、例えば、厳密結合
波解析(RCWA)などのベクトル解析手法などを用い
て厳密に算出することができる。
【0014】具体例を用いて説明する。図11は従来型
の回折格子(8段マルチレベル回折格子)であり、回折
格子形状として、 格子材料 :SiO(n=1.44) 射出側媒質:空気 (n′=1.00) 格子周期 :p=1.69μm 全格子深さ:d(total)=3.01μm 入射角度 :θ=0° 設計波長 :λ=1.550μm と設定している。
【0015】このような8段マルチレベル回折格子にお
いて、スカラー回折理論から算出される回折効率の最大
値(理論値)はおよそ95%である。ただし、この理論
値には表面反射(フレネル反射)などの損失は含まれて
いない。
【0016】これに対して、RCWAによって算出した
回折効率の波長依存性を図12に示す。図12から設計
波長λ(=1.550μm)における+1次回折光の
回折効率はおよそ47%であり、TE偏光、TM偏光と
もに回折効率が低くなっていることがわかる(TE偏
光、TM偏光の定義については図2に示しているが詳細
は後述する)。また、同様な8段マルチレベル回折格子
において、 格子材料 :SiO(n=1.44) 射出側媒質:空気(n′=1.00) 格子周期 :p = 1.69μm 全格子深さ:d(total)=2.24μm 入射角度 :θ=0° 設計波長 :λ=1.550μm と設定した場合の回折効率を図13に示す。この場合、
TE偏光の回折効率が図11に比べて改善されている一
方で、TE偏光とTM偏光に対する回折効率が大きく異
なっている。図13において、設計波長(λ=1.5
5μm)における+1次光の回折効率は、TE偏光に対
しておよそ65%、TM偏光に対しておよそ40%とな
っている。
【0017】以上のことから、格子周期を小さくするこ
とで大きな分離角を実現しようとすれば、回折効率の低
下や偏光依存性が発生することが分かる。特に、マルチ
レベル回折格子よりも格子段数が少ない二値バイナリ回
折格子において、高い回折効率を実現しつつ、偏光依存
性を低減することは困難である。
【0018】また、光分離素子として一般的によく知ら
れているものとして、上記回折格子のほかブラッグ回折
を利用したホログラム素子がある。ホログラム素子に関
する詳細な説明は、例えば、The bell system technica
l journal,vol.48,No.9,1969に記載されている。これに
よると、ブラッグ条件がほぼ満たされている場合におい
て設計波長λでの一次回折光の回折効率は、ホログラ
ム素子の格子ベクトルがホログラムの表面と平行である
場合においては以下の式で近似することができる。
【0019】 η(1次)=sin(πΔn/λcosθ) ・・・(2) ただし、η(1次):一次回折効率 Δn :ホログラム層の屈折率変調量 d :ホログラム厚み λ :設計波長 θ :ホログラム内での入射角度 式(2)によると一次回折効率η(1次)が最大となる
条件は、 πΔn/λcosθ=π/2 を満たすときであり、このとき理論上回折効率が100
%となる。
【0020】しかしながら、一般的なホログラム素子で
は屈折率周期構造をフォトポリマーや重クロム酸ゼラチ
ンなどの材料を用いて実現するため、屈折率差Δn
0.02から0.04程度であり、ホログラム厚みd
を大きく設定しなければ十分な回折効率が得られない。
その結果、素子厚みが非常に厚いホログラム素子となる
ため、回折効率に対する入射波長依存性や入射角度依存
性が大きくなってしまうという弊害があった。
【0021】このように、所定の波長帯域において、高
い回折効率と偏光依存性を低減した光分離素子を従来の
回折格子やホログラム素子で実現することは困難であっ
た。特に大きな分離角が必要な場合には深刻な問題であ
った。
【0022】そこで本発明では、所望の分離角を実現し
つつ、回折効率の低下と偏光依存性とを改善した回折格
子を用いた光分離素子を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、ブラッグ条件を略満足し、且つ偏光依
存性を低減した一次元二値バイナリ回折格子を用いた光
分離素子を提案する。この光分離素子の使用方法に特に
制限は無いが、大きな分離角を必要とする場合に従来の
回折格子に比べ回折効率および偏光依存性が大きな改善
が期待され、特に有用である。
【0024】具体的には、回折格子に入射する光束を波
長に応じて複数の光束に分離する光分離素子において、
回折格子の格子材料の屈折率をn、格子深さをd、1つ
の周期の格子部の幅をw、格子周期をpとするとき、 n・d・w/p≧0.670 (μm) なる条件を満足することを特徴としている。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に図面を用いて、本発明の実
施形態について説明する。
【0026】(実施形態1)図1は第1の実施形態の光
分離素子の説明図である。図中、1は光分離素子であ
り、後に詳細に説明する形状の回折格子により構成され
ている。2は入射光束であり、所定の波長帯域内のλ
a,λb,λcの3つの異なる波長を含んでいる。3は
射出光束であり、光分離素子1を構成する回折格子の回
折作用によって波長毎に3つの光束に分離されている。
本実施形態の光分離素子は、後述する他の実施形態で説
明する光分波装置、分光測定装置、光学測定装置などに
好適に用いられる。
【0027】図2は前述したTE偏光、TM偏光の定義
を説明するための図である。図2に示すように、格子周
期の方向(格子ベクトル)に平行な面を入射面とし、入
射面に対して垂直な偏光方向をTE偏光、入射面内の偏
光方向をTM偏光と定義している。
【0028】図3は入射角及び回折角の符号の本実施形
態における定義を説明するための図である。入射面(紙
面)内で法線に対して反時計回りの方向を正と定義して
いる。このため、図3における入射角θの符号は正、透
過+1次回折光の回折角θ′の符号は負となる。
【0029】さて、ホログラム素子に比べ回折格子の場
合には、入射側媒質の屈折率nと射出側媒質の屈折率
n′との間での屈折率差Δnを大きくすることが可能で
ある。例えば、入射側媒質として石英基板(SiO
n=1.444)上に設けた回折格子を想定し、射出側
媒質として空気(air:n′=1.000)を想定し
た場合には、Δnが0.444程度となる。その結果、
ホログラム素子を光分離素子に用いる場合に比べ、光分
離素子の厚みを格段に薄くすることが可能となり、入射
波長および入射角度が変動したときの回折効率の変化を
小さくすることができる。
【0030】更に、このような薄い回折格子において
も、後述するように回折格子の格子深さdを最適化して
ブラッグ条件を略満足させることにより、高い回折効率
を得ている。
【0031】また、小さな波長間隔Δλにおいて大きな
分離角Δθ′が必要な場合、格子周期を入射波長程度に
小さくせねばならないが、このような微細周期の格子構
造の場合には、回折効率が低下したり、強い偏光依存性
が見られたりする弊害がある。これはマルチレベル回折
格子の階段数を大きくした場合でも起こる現象であり、
従来の格子構造では回避することが困難であった。
【0032】これに対し、本実施形態の光分離素子で
は、この懸念事項を格子形状を最適化することによって
低減している。具体的には、回折格子の格子材料の屈折
率n、格子深さd、そして格子周期pに対する1つの格
子部分wの割合w/pを以下に示す条件を満足するよう
に最適に設計している。
【0033】 n・d・w/p≧0.67(μm) ・・・(3) これにより、所望の分離角を得つつも、回折効率の低下
と偏光依存性とを改善した光分離素子を実現している。
仮に条件式(3)を満たさない場合には、設計波長λ
におけるTE偏光とTM偏光との回折効率差を10%程
度以下に設計することが困難になる。例えば、 格子材料 :SiO (n=1.470) 射出側媒質:空気 (n’=1.000) 格子周期 :p=0.31μm 全格子深さ:d=0.65μm 入射角度 :θ=25° 設計波長 :λ=0.40μm 格子周期pに対する格子部分wの割合 :w/p=0.
7 と設定した場合、n・d・w/p=0.669であり、
条件式(3)を満足しない。このときTE偏光の+1次
回折光の回折効率はおよそ76%、TM偏光の+1次回
折光の回折効率はおよそ65%となり、TE偏光とTM
偏光との+1次回折光の回折効率差がおよそ11%であ
る。このことから、可視光領域から赤外光領域までの幅
広い波長領域での動作を想定し、偏光に依存した回折効
率差を低減するためには、条件式(3)を満足すること
が好ましいことが分かる。
【0034】また、回折格子の設計波長λ、回折格子
に対する入射角θのとき、以下の条件を満足するように
格子周期を設定している。
【0035】 λ/(n・sinθ+n′)<p≦2λ/(n・sinθ+n′) ・・・・(4) これにより、1次回折光と0次回折光のみしか存在しな
くなるので、本来必要な1次回折光の回折効率を向上さ
せることができる。
【0036】図4に本実施形態の光分離素子1の回折格
子形状の断面図を示す。本実施形態の回折格子は、一次
元二値バイナリ回折格子構造で、 格子材料 :SiO(n=1.444) 射出側媒質:空気 (n′=1.000) 格子周期 :p=1.36μm 全格子深さ:d=3.3μm 入射角度 :θ=22° 設計波長 :λ=1.550μm と設定し、格子周期pに対する1つの格子部分4の幅w
の割合w/p=0.6としている。したがって、n・d
・w/p=2.86であり、条件式(3)を満足してい
る。
【0037】このときの+1次回折光の回折角は、式
(1)よりθ′=−36.8°である。また入射波長が
1nm変化したときの分離角Δθは、Δθ=0.055
°である。
【0038】また、格子周期pに対する格子部分wの割
合w/pについては、従来は0.5程度に設定するのが
一般的ではあるが、条件式(3)を満足するようにw/
pを設計パラメータに導入することによって、TE偏光
およびTM偏光に対する偏光依存を一層低減している。
w/pの値に対して特に制限は設けないが、作製可能な
形状として0.2≦w/p≦0.8を満たすことが好ま
しい。
【0039】以上説明した構成のときの透過+1次回折
光の回折効率を図5に示す。波長帯域1.47μm〜
1.63μmにおいて+1次回折光の回折効率がTE偏
光、TM偏光共におよそ85%以上を実現しており、設
計波長λ=1.55μmにおいては、およそ92%と
優れた回折効率になっている。ちなみに、透過+1次回
折光のほかにも透過0次回折光や反射回折光が微小量生
じており、これら全ての回折効率の合計は当然のことな
がら100%となる。また、TE偏光とTM偏光との回
折効率の差は最大でおよそ7%程度に抑制されており、
使用波長全領域を見ても偏光依存性は低減されている。
偏光を平均した回折効率は最低でもおよそ85%以上を
実現している。
【0040】実際には、素子表面にてフレネル反射が生
じ数%の光量損失が生じる可能性があるため、入射側の
素子基板表面や格子表面に反射防止膜などフレネル反射
を抑制する対策を施すことが好ましい。
【0041】また、本実施形態の回折格子を作製する際
には、従来の半導体プロセスにおけるリソグラフィー技
術などを用いることができるので、容易に作成可能であ
る。しかも一次元二値バイナリ回折格子形状であるため
作製しやすく、少ない工程数で作製可能であるため低コ
ストで実現することが可能である。
【0042】(実施形態2)第2の実施形態の光分離素
子について説明する。
【0043】本実施形態の光分離素子は、第1の実施形
態に比べ分離角を大きくした場合の設計例であり、用途
については実施形態1と同様なので説明を省略する。本
実施形態の光分離素子も一次元二値バイナリ回折格子構
造で、 格子材料 :SiO(n=1.444) 射出側媒質:空気 (n′=1.000) 格子周期 :p=1.10μm 全格子深さ:d=4.00μm 入射角度 :θ=30° 設計波長 :λ=1.550μm と設定し、格子周期pに対する1つの格子部分の幅wの
割合w/p=0.7としている。したがって、n・d・
w/p=4.04であり、条件式(3)を満足してい
る。
【0044】このときの透過+1次回折光の回折角θ′
は、θ′=−43.6°である。また入射波長が1nm
変化したときの分離角Δθは、Δθ=0.072°であ
る。
【0045】上記構成のときの透過+1次回折光の回折
効率を図6に示す。波長帯域1.47μm〜1.63μ
mにおいて、+1次回折効率がTE偏光、TM偏光とも
におよそ78%以上を実現しており、設計波長λ
1.55μmにおいては、およそ90%と優れた回折効
率になっている。また、TE偏光とTM偏光との回折効
率の差は最大でおよそ7%程度に抑制されており、使用
波長全領域を見ても偏光依存性は低減されている。偏光
を平均した回折効率は最低でもおよそ83%以上を実現
している。
【0046】(実施形態3)第3の実施形態では、実施
形態1,2で説明したような光分離素子を用いた光分波
装置について説明する。
【0047】図7は本実施形態の光分波装置の概略図で
ある。図7において、1は実施形態1や実施形態2で説
明したような光分離素子、5は光ファイバ、6はコリメ
ータレンズ、7は集光レンズ、8は光ファイバアレイで
ある。
【0048】複数の波長λ1,λ2,λ3・・・λnの光
を含んだ入射光は光ファイバ5から射出し、コリメータ
レンズ6にて平行光に変換された後、入射角度θにて光
分離素子1に入射する。光分離素子1に入射した光は波
長に依存して異なる回折角θ′(λn)にて射出された
後、集光レンズ7にて集光し、その焦点近傍に配置した
光ファイバアレイ8に空間的に分離して入射する。
【0049】本実施形態の光分波装置は、光分離素子の
射出側に配置した光ファイバをアレイ化することによっ
て、たくさんの波長を同時に空間的に分離することが可
能であり、光多重波通信などへ応用することができる。
【0050】(実施形態4)第4の実施形態では、実施
形態1,2で説明したような光分離素子を用いた分光測
定装置について説明する。
【0051】図8は本実施形態の分光測定装置の概略図
である。図8において、1は実施形態1や実施形態2で
説明したような光分離素子、5は光ファイバ、6はコリ
メータレンズ、7は集光レンズ、9はスリット、10は
光検出器である。本実施形態の光分光装置は、光ファイ
バ5の光学特性を測定するための装置である。
【0052】複数の波長λ1,λ2,λ3・・・λnを含
んだ入射光は光ファイバ5から射出し、コリメータレン
ズ6にて平行光に変換された後、入射角度θにて光分離
素子1に入射する。光分離素子1に入射した光は波長に
依存して異なる回折角θ′(λn)にて射出された後、
集光レンズ7にて集光される。種々の波長光のうち検出
したい波長以外の迷光はスリット9により遮光され、検
出したい波長の光のみがスリット9の開口を通過して光
検出器10へ入射する。スリット9と光検出器10の位
置を一体的に移動させることによって光ファイバ5の光
学特性を測定することができる。
【0053】図8ではスリット9と光検出器10を移動
させる説明図となっているが、これに限定するものでは
なく、例えば、光検出器10を固定したまま、光分離素
子1を回転させることによって光分離することも可能で
ある。
【0054】最近の光ファイバにおいては、シングルモ
ードファイバ、マルチモードファイバ、偏波面保存ファ
イバなど様々な種類があるが、本発明の光分離素子を用
いることによって、高分解能で光分離が可能でなおかつ
偏光方向によって回折効率の依存が無い高効率な分光測
定装置を提供することが可能となる。ここでは、光ファ
イバの光学測定を例にあげたがこれに限定されるもので
はなく、様々な光学素子の光学測定に有用であり応用す
ることが可能である。
【0055】(実施形態5)第5の実施形態では、実施
形態1,2で説明したような光分離素子を用いた光学測
定装置について説明する。
【0056】光計測分野において高精度の計測装置に光
分離素子の一つとして回折格子が使用されている。高精
度の計測機器の一つであるエンコーダを例に取ると、計
測の基準となるスケールに回折格子が使用されている。
【0057】エンコーダに用いられる回折格子は、要求
される精度が高くなるにつれて使用波長λが格子の周期
pに近づく。このとき格子に入る偏光により回折光の強
度が異なり光の利用効率が悪くなる。このようにエンコ
ーダ等の光計測装置が高精度化するに連れ偏光による回
折効率に差が生じるようになり、エンコーダより得られ
る信号のS/Nが悪化する事が問題であった。本実施形
態の光学測定装置は、本発明の光分離素子を用いること
によって、このような課題を解決するものである。
【0058】図9は本実施形態の光学測定装置の概略図
である。図9において、91は偏光ビームスプリッタ、
92はλ/4板、93は光を入射方向に反射する光学素
子であるキャッツアイ、94は本発明の光分離素子で構
成されるスケール、95は偏光板、96は受光素子であ
る。
【0059】直線偏光である入射光λは、偏光ビームス
プリッタ91に入射してP波とS波に分離される。偏光
ビームスプリッタ91を反射したP波はスケール94の
A点に角度θで入射し、偏光ビームスプリッタ91を透
過したS波はスケール94のB点に角度θで入射する。
ここでスケール94を構成する回折格子は、式(4)を
満足するように、1次回折光と0次回折光のみしか存在
しないような格子ピッチに設定されている。
【0060】A,B点にて回折された1次回折光は、ス
ケール94の後方のλ/4板92に入射して円偏光とな
り、キャッツアイ93にて反射され、再びλ/4板92
に入射して円偏光が直線偏光に変わる。このとき、スケ
ール94へ入射する際にP波であった光はS波に、S波
であった光はP波へと変わる。
【0061】P波からS波へと変わった光は、再びスケ
ール94のA点にて回折され偏光ビームスプリッタ91
に入射する。またS波からP波へと変わった光は、再び
スケール94のB点にて回折され偏光ビームスプリッタ
91に入射する。偏光ビームスプリッタ91において、
A点で回折したS波は透過し、B点で回折したP波は反
射され、干渉信号光となってλ/4板92に入射する。
【0062】ここで、スケール94が1ピッチ+Y方向
にずれたときのことを考える。スケール94が1ピッチ
+Y方向にずれると、A点にて回折された光束は位相が
1周期進み、B点にて回折された光束は位相が1周期遅
れる。キャッツアイ93にて反射された光は再びスケー
ル94のA,B点に戻され、さらに位相が1周期づつ遅
れたり進んだりする。合計でA点で回折された光束は位
相が2周期進み、B点にて回折された光束は位相が2周
期遅れることになる。この2つのP波とS波の位相が各
々逆方向に変動する干渉信号光がλ/4板92に入射す
ると回転する直線偏光となって偏光板95に入射する。
この回転する直線偏光はスケールが1ピッチ動くと2回
転する偏光光となり、偏光板95を通してみると4周期
の光の明暗信号となる。この明暗信号を受光素子95に
よって検出することにより、スケール94の変位量、ひ
いては測定対象の変位量が測定できる。
【0063】本実施形態では、入射光の波長(使用波
長)を785nmとし、スケール94を構成する回折格
子の周期pを0.6μm、スケール94に入射する入射
角度θを40.857°とし、スケール94には屈折率
n=1.45358の石英ガラスを使用している。
【0064】一般に光のスカラー理論において、二値バ
イナリ回折格子(矩形形状格子)の1次回折光の回折効
率はw/p=0.5のときに最大で、その回折効率は4
0%程度であることが知られている。そのときの格子深
さ(段差)dは石英ガラスを使用すると865nm程度
である。これよりも1次回折光を大きくするためにはブ
レーズド格子等の構成としなければならないが、本実施
形態の光学系においては、±1次の回折光を使用するた
め、所定の次数の回折光のみの回折効率を高めるブレー
ズド形状とすることはできない。
【0065】図10は、本実施形態の二値バイナリ回折
格子の各偏光とw/p(=f)の数値による回折効率特
性を示す図である。スカラー理論で格子形状を最適化し
たw/p=0.5,d=865nmでは、回折効率の偏
光依存性が大きくなり、TE波で回折効率75%程度、
TM波で回折効率45%となる。一方、本発明の考え方
に基づいてw/p=0.7,d=1.873μmとする
と、TE(P波)波、TM(S波)波の回折効率の差が
ほとんどなくなり、しかも92.8%と高い回折効率が
得られる。このときn・d・w/p=1.91であり、
条件式(3)を満足している。
【0066】これにより、光の利用効率が高く、S/N
比が良く、しかも偏光特性に依存しないエンコーダを実
現することが可能となる。また二値バイナリ回折格子に
よりスケールを構成すれば、製造が簡単になり、安価に
精度良く製作することが可能となる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したのように、本発明によれ
ば、従来の回折格子やホログラムに比べて、高い回折効
率と低い偏光依存性とを兼ね備えた光分離素子を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光分離素子の作用の説明図である。
【図2】TE偏光およびTM偏光の定義の説明図であ
る。
【図3】入射角及び回折角の定義の説明図である。
【図4】第1の実施形態の光分離素子の回折格子形状の
断面図である。
【図5】実施形態1の光分離素子の+1次回折光の回折
効率の波長特性を示す図である。
【図6】実施形態2の光分離素子の+1次回折光の回折
効率の波長特性を示す図である。
【図7】光分離素子を用いた光分波装置の概略図であ
る。
【図8】光分離素子を用いた分光測定装置の概略図であ
る。
【図9】光分離素子を用いた光学測定装置の概略図であ
る。
【図10】実施形態5の光学測定装置で用いた光分離素
子の回折効率の特性を示す図である。
【図11】従来型の回折格子(8段マルチレベル)の断
面図である。
【図12】従来型の回折格子の+1次回折光の回折効率
の波長特性の一例を示す図である。
【図13】従来型の回折格子の+1次回折光の回折効率
の波長特性の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 光分離素子 2 入射光 3 射出光 4 格子部分 5 光ファイバ 6 コリメータレンズ 7 集光レンズ 8 光ファイバアレイ 9 スリット 10 光検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F103 BA37 CA02 CA04 CA08 DA01 DA12 EA15 EB32 EC11 EC13 EC14 EC15 2H049 AA03 AA45 AA59 AA62 AA63 BA02 BA05 BA07 BB03 BB61 BC23

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回折格子に入射する光束を複数の光束に
    分離する光分離素子において、前記回折格子の格子材料
    の屈折率をn、格子深さをd、格子周期をp、1つの周
    期の格子部分の幅をwとするとき、 n・d・w/p≧0.670 (μm) なる条件を満足することを特徴とする光分離素子。
  2. 【請求項2】 前記回折格子は、設計波長をλ、入射
    角をθ、媒質の屈折率をn′とするとき、 λ/(n・sinθ+n′)<p≦2λ/(n・s
    inθ+n′) なる条件を満足することを特徴とする請求項1記載の光
    分離素子。
  3. 【請求項3】 前記回折格子の断面は略矩形形状をして
    おり、格子周期pに対する1つの格子部分wの比率w/
    pが、 0.2≦w/p≦0.8 なる条件を満足することを特徴とする請求項1又は2記
    載の光分離素子。
  4. 【請求項4】 入射する光束を波長の異なる複数の光束
    に分離することを特徴とする請求項1乃至3いずれか1
    項に記載の光分離素子。
  5. 【請求項5】 一次元二値バイナリ回折格子によって構
    成されていることを特徴とする請求項1乃至4いずれか
    1項記載の光分離素子。
  6. 【請求項6】 格子周期の方向に平行な面内の偏光方向
    とそれと垂直な偏光方向の入射光に対する回折効率の差
    が設計波長λにおいて10%以内であることを特徴と
    する請求項5記載の光分離素子。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6いずれか1項記載の光分
    離素子を有することを特徴とする光学機器。
  8. 【請求項8】 入射する光束を異なる波長の複数の光束
    に分波する光分波装置であることを特徴とする請求項7
    記載の光学機器。
  9. 【請求項9】 入射する光束を異なる波長の複数の光束
    に分離して検知することにより光学部材の光学特性を測
    定する分光測定装置であることを特徴とする請求項7記
    載の光学機器。
  10. 【請求項10】 前記光分離素子をスケールとして用い
    たエンコーダであることを特徴とする請求項7記載の光
    学機器。
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