JP2003254969A - マイクロアレイ用基板及びマイクロアレイ用基板製造方法並びにマイクロアレイ、マイクロアレイ製造方法及び装置 - Google Patents

マイクロアレイ用基板及びマイクロアレイ用基板製造方法並びにマイクロアレイ、マイクロアレイ製造方法及び装置

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JP2003254969A
JP2003254969A JP2002057473A JP2002057473A JP2003254969A JP 2003254969 A JP2003254969 A JP 2003254969A JP 2002057473 A JP2002057473 A JP 2002057473A JP 2002057473 A JP2002057473 A JP 2002057473A JP 2003254969 A JP2003254969 A JP 2003254969A
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liquid
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affinity
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Fumio Takagi
富美男 高城
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が簡単で、しかも有効にコンタミネーシ
ョンを防ぐことができるマイクロアレイ基板等を得る。 【解決手段】 マイクロアレイ基板1上のある面に、プ
ローブを生成するための領域である複数の第1の領域2
と、第1の領域2と比して液体との非親和性を具備させ
るための凹凸を形成した第2の領域3とを備え、マイク
ロアレイ基板1上のある面に吐出された又は落とされた
液体を効率的に分離し、第1の領域2間の距離が短くて
もクロスコンタミネーションの発生を防ぐようにしたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばDNAのよ
うな生体分子等のプローブを複数生成するためのマイク
ロアレイ基板及びその製造方法等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、遺伝子等をはじめとする生体分子
の構造、機能等の解析が急速な勢いで行われている。そ
して、これを遺伝子レベルでの医学診断治療、薬品開発
等に役立てようとしている。このような診断治療、解析
を簡単に行うためにマイクロアレイが用いられている。
【0003】マイクロアレイとは、例えばスライドグラ
スのような基板上に、数千〜数万種類の構造を同定でき
るプローブが埋め込まれたものである。以下、このマイ
クロアレイとして代表的なDNAマイクロアレイ(DN
Aチップ)を主に例として説明を行う。ここで、DNA
とは、塩基、糖(デオキシリボース)及びリン酸が結合
したもの(ヌクレオチド)がさらに結合し、最終的には
2重らせん形となったものである。ここで、塩基はアデ
ニン(A)、グアニン(G)、シトシン(C)、チミン
(T)の4種類がある。なお、ここでいうDNAとは、
逆転写酵素を用いてRNA(リボ核酸)に基づいて相補
的に生成されたcDNA(complementary DNA )も含む
ものとする。
【0004】2重らせんを構成する2つの1本鎖は、こ
の4種類のヌクレオチドが反復結合し、配列したもので
ある。そして、1本鎖の各塩基同士が接続されている。
ここで、アデニン(A)とグアニン(G)との間でしか
結合は生じないし、シトシン(C)とチミン(T)との
間でしか結合は生じない。これが塩基の相補性である。
塩基(ヌクレオチド)の配列に基づいて遺伝情報を得る
ことができるので、この配列を解析することは非常に重
要である。この解析を簡単に行うための道具(ツール)
がDNAマイクロアレイである。
【0005】マイクロアレイ基板上には、例えば、配列
があらかじめわかっている、目印を付けた1種又は複数
種の1本鎖の核酸の断片(プローブ)が例えばマトリク
ス状に貼付られている。ここに未知の配列の複数種又は
1種の一本鎖の断片(以下、試料という)を触れさせる
(ハイブリダイズする)と、結合したものには例えば蛍
光するマーカー等の目印を付けておく。例えば蛍光顕微
鏡等により、結合により蛍光しているプローブを見つけ
だし、そのプローブの配列と対になる配列を試料の配列
とすることにより、試料の配列を解析する。また、この
配列に基づいたさらなる解析も行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】マイクロアレイ基板上
にプローブを生成するには、フォトリソグラフィー方法
を用いてDNAを合成させる方法と、ピンを用いて、核
酸プローブとなるDNAが含まれる溶液(以下、溶液と
いう)を全面表面処理を施した基板上に載せる(スポッ
トする)方法とが主にある。ここで、プローブを生成す
る際又は試料をプローブと触れさせる際には、他の溶液
をはじめとする不純物との混ざり合い(クロスコンタミ
ネーション)を防止する必要がある。品質(検査結果)
に大きな影響を与えるためである。
【0007】このようなクロスコンタミネーション等を
防止するため、フォトリソグラフィ法により、非親和性
を具備する凸状の樹脂層により反応エリア(反応場)間
の区切りを設ける方法等が提案されている。ただ、この
ような方法の場合には、非親和性を具備する特別の樹脂
材料を別に用意する必要がある等の制約がある。
【0008】そこで、本発明では、製造が簡単で、しか
も有効にクロスコンタミネーション等を防ぐことができ
るマイクロアレイ基板やその製造方法等を得ることを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明に係る
マイクロアレイ用基板は、プローブを生成するための領
域である複数の第1の領域と、第1の領域と比して液体
との非親和性を具備させるための凹凸を形成した第2の
領域とを備えたものである。したがって、第2の領域に
凸状の樹脂層のような部材を特別に設けなくても、複数
の第1の領域の間で液体を効率的に分離することができ
るので、第1の領域間の距離が短くてもクロスコンタミ
ネーション等を防ぐことができる。また、特別な処理を
しなかったとしても、凹凸の形成により非親和性(例え
ば非親水性、非親油性等)の効果を発揮することができ
るので、例えば撥水膜を構成する物質との化学反応によ
るコンタミネーションも防ぐことができる。また、第2
の領域が非親和性であるので、例えば液体が第2の領域
に置かれた(落とされた)としても自然に第1の領域に
集まるように調整されるので、第1の領域では無駄なく
液体を集めることができる。
【0010】また、本発明に係るマイクロアレイ用基板
では、非親和性とは撥水性である。したがって、試料と
なる液体やプローブを生成するための液体は水系の液体
が多いので、撥水性にすることにより、一層の効果を発
揮することができる。
【0011】また、本発明に係るマイクロアレイ用基板
では、非親和性とは超撥水性である。したがって、吐出
液滴をより球状に近づけることができ、表面積を小さく
することができるので、特にプローブと反応させるため
の試料となる液体が第2の領域に置かれた場合にも反応
効率を高め、蒸発の影響を防ぐことができる。
【0012】また、本発明に係るマイクロアレイ用基板
は、第1の領域に親水性を具備させるものである。した
がって、プローブを生成する液体を少量供給で多量を固
定することができ、無駄なくプローブを生成することが
できる。
【0013】また、本発明に係るマイクロアレイ用基板
は、少なくとも第2の領域に撥水膜を形成するものであ
る。したがって、コンタミネーションの心配を考慮する
必要がない場合には、第2の領域に形成した凹凸と併せ
て第2領域における非親和性の効果をさらに発揮するこ
とができる。
【0014】また、本発明に係るマイクロアレイ用基板
は、少なくとも第1の領域に親水膜を形成するものであ
る。したがって、コンタミネーションの心配を考慮する
必要がない場合には、第1の領域における親和性の効果
をさらに発揮することができる。
【0015】また、本発明に係るマイクロアレイ用基板
は、第1の領域に親水膜を形成し、第2の領域に撥水膜
を形成するものである。したがって、コンタミネーショ
ンの心配を考慮する必要がない場合には、第2の領域で
は、形成した凹凸と併せて非親和性の効果をさらに発揮
することができ、第1の領域では親和性の効果をさらに
発揮することができる。
【0016】また、本発明に係るマイクロアレイ用基板
は、液体の液滴が凹部に落ち込むことなく、かつ、液滴
と凹部により生成される空気層とが接触するように凹凸
を形成するものである。したがって、第2の領域は非親
和性を発揮することができ、凸状の樹脂層を特別に設け
なくても、複数の第1の領域の間で液体を効率的に分離
することができるので、第1の領域間の距離が短くても
クロスコンタミネーションを防ぐことができる。
【0017】また、本発明に係るマイクロアレイ用基板
は、凹凸を形成する凸部と凹部の幅をそれぞれ10μm
以下とする。したがって、第2の領域は液体の液滴に対
して有効に非親和性を発揮することができる。
【0018】また、本発明に係るマイクロアレイ用基板
は、凹凸を形成する凹部の深さを5μm以上とする。し
たがって、第2の領域は液体の液滴に対して有効に非親
和性を発揮することができる。
【0019】また、本発明に係るマイクロアレイ用基板
は、基板をシリコンで構成するものである。したがっ
て、例えばエッチング等のようなマイクロマシーニング
に関する技術を用いて、効率よく第1の領域及び第2の
領域の凹凸を形成することができる。
【0020】また、本発明に係るマイクロアレイは、上
記で説明したマイクロアレイ基板上に、液体を第1の領
域に固定させて生成したプローブを有するものである。
したがって、クロスコンタミネーションを起こすことな
く生成したプローブを有するマイクロアレイを効率よく
得ることができる。
【0021】また、本発明に係るマイクロアレイは、上
記で説明したマイクロアレイ基板上の第1の領域に生成
されたプローブと液体とを接触させるものである。した
がって、例えば、試料となる液体が第2の領域に置かれ
た(落とされた)としても、自然に第1の領域に集まる
ように調整されるので、第1の領域では無駄なく液体を
集めることができる。また、クロスコンタミネーション
を防止することができる。
【0022】また、本発明に係るマイクロアレイは、液
体をインクジェット方式で吐出するものである。したが
って、高密度に液体を吐出することができ、第2の領域
を非親和性にすることで高密度化に対応したマイクロア
レイ基板には特に有効な液体供給方法である。これによ
り高密度のマイクロアレイの製造及びマイクロアレイを
用いた検査を行うことができる。しかも吐出量を細かく
調整し液体の吐出が行えるので、液体を無駄にすること
なく、コスト的にも有効である。
【0023】また、本発明に係るマイクロアレイでは、
液体は生体分子を含む溶液である。したがって、様々な
生体分子を含む溶液を液体として用いたマイクロアレイ
が上記のようなマイクロアレイ基板上に製造できる。
【0024】また、本発明に係るマイクロアレイでは、
液体は核酸を含む溶液である。したがって、DNAやR
NA等を含む溶液を液体として用いたマイクロアレイが
上記のようなマイクロアレイ基板上に製造できる。
【0025】また、本発明に係るマイクロアレイでは、
核酸は一本鎖である。したがって、例えばオリゴヌクレ
オチド等と標的核酸とのハイブリダイゼーションによ
り、塩基配列を調べるDNAマイクロアレイが上記のよ
うなマイクロアレイ基板上に製造できる。
【0026】また、本発明に係るマイクロアレイでは、
核酸はデオキシリボ核酸である。したがって、デオキシ
リボ核酸(DNA)を含む溶液を液体として用いたDN
Aマイクロアレイが上記のようなマイクロアレイ基板上
に製造できる。
【0027】また、本発明に係るマイクロアレイは、核
酸は相補的なデオキシリボ核酸(cDNA)である。し
たがって、例えば逆転写酵素を用いてRNA(リボ核
酸)から得られるcDNAによる溶液を液体として用い
たDNAマイクロアレイが上記のようなマイクロアレイ
基板上に製造できる。
【0028】また、本発明に係るマイクロアレイは、液
体はヌクレオチドを含む溶液である。したがって、例え
ばDNAチップによる塩基配列を調べる際の核酸を有効
に利用できるマイクロアレイを得ることができる。
【0029】また、本発明に係るマイクロアレイは、液
体はオリゴヌクレオチドを含む溶液である。したがっ
て、例えばDNAチップによる塩基配列を調べる際の核
酸を有効に利用できるマイクロアレイを得ることができ
る。
【0030】また、本発明に係るマイクロアレイは、液
体は蛋白質を含む溶液である。したがって、蛋白質を含
む溶液を液体として用いたプロテインマイクロアレイが
製造できる。
【0031】また、本発明に係るマイクロアレイ用基板
製造方法は、基板上のある面において、プローブを生成
するための複数の第1の領域以外の領域である第2の領
域に、第1の領域と比して液体との非親和性を具備させ
るための凹凸を形成する工程を少なくとも有するもので
ある。したがって、第2の領域に凸状の樹脂層のような
特別な部材を設けなくても、複数の第1の領域の間で液
体を効率的に分離することができるので、第1の領域間
の距離が短くてもクロスコンタミネーションを防ぐこと
ができる。また、特別な処理をしなかったとしても、凹
凸の形成により非親和性の効果を発揮することができる
ので、例えば撥水膜を構成する物質との化学反応による
クロスコンタミネーションも防ぐことができる。また、
第2の領域が非親和性であるので、例えば液体が第2の
領域に置かれたとしても自然に第1の領域に集まるよう
に調整されるので、第1の領域では無駄なく液体を集め
ることができる。
【0032】また、本発明に係るマイクロアレイ用基板
製造方法は、第2の領域の凹凸をエッチングにより形成
するものである。したがって、マイクロマシーニングに
関する技術を用いて、効率よく第1の領域及び第2の領
域の凹凸を形成することができる。
【0033】また、本発明に係るマイクロアレイ製造方
法は、上記で説明した方法により製造したマイクロアレ
イ用基板上の第1の領域にプローブを生成するための液
体をインクジェット方式で吐出する工程と、液体を固定
させる工程とを有するものである。したがって、高密度
に液体を吐出し、固定することができ、高密度のマイク
ロアレイの製造を行うことができる。しかも吐出量を細
かく調整し液体の吐出が行えるので、液体を無駄にする
ことなく、コスト的にも有効である。
【0034】また、本発明に係るマイクロアレイ製造装
置は、プローブを生成するための液体を各ノズルから吐
出できるように製造したインクジェットヘッドと、位置
制御信号に基づいてインクジェットヘッドを移動させる
走査駆動手段と、プローブを生成するための領域以外の
領域に液体との非親和性を具備させるための凹凸を形成
したマイクロアレイ基板とインクジェットヘッドとの相
対位置を変化させる位置制御手段とを少なくとも備える
ものである。したがって、高密度に液体を吐出し、固定
することができるマイクロアレイ製造装置を得ることが
できる。
【0035】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の第
1の実施の形態に係るマイクロアレイの構成を示すブロ
ック図である。図1において、1はマイクロアレイ基板
である。本実施の形態では、マイクロアレイ基板1をシ
リコン(珪素)を材料として構成しているものとする。
2はプローブが形成される領域となる第1領域である。
3はマイクロアレイ基板1表面において第1領域2以外
の領域である第2領域である。第2領域3には非親和性
を示すような凹凸が設けられている。ここでは、その例
として第2領域3は撥水性を有するものとする。この凹
凸はマイクロアレイ基板をエッチングすることによって
形成するものである。
【0036】図2は第2領域を側面から拡大した図であ
る。図2において31は凸部であり、また32は凹部で
ある。そして、33は凹部によってできる空気層であ
る。このように凹凸を形成することにより非親和性の効
果を有するようになる。一方、第1領域2を平面で構成
することにより、第2領域3よりも親和性を有するよう
にしておく。
【0037】図3は非親和性が発揮されている場合の液
滴の状態を表す図である。このような機能が基板に発揮
されるには、例えば水の場合、水との接触角θが約12
0゜以上になるような状態であることが必要となる。そ
して、約140゜以上の接触角θを有する場合には、い
わゆる超撥水性と呼ばれる性質を有する。ただし、例え
ば液体によって表面張力(粘度等)が異なるので、各性
質を有するようになる接触角θははその液体の種類によ
って異なる。逆に親和性(ここでは主として親水性をい
うものとする)を有している場合には接触角θが約30
゜と小さくなる。
【0038】図4は凸部31及び凹部32の寸法の関係
を表す図である。図4において、Aは突起幅を表す。ま
たBは溝幅を表す。突起幅A及び溝幅Bは加工時のマス
ク設計によって決まる。Cは加工量を表す。またDは側
壁角度を表す。加工量Cはエッチング時間によって決ま
る。また側壁角度Dはエッチング条件によって決まる。
これをマイクロアレイに利用することを考える。ここ
で、例えばプローブを形成するための溶液の液滴直径が
10μmであると考える。この直径の大きさから突起幅
A及び溝幅Bの各幅が満たすべき範囲が決定される。ま
た、加工量Cについても液滴が凹部32底面に接触して
封入されてしまわないように空気層33を残しておかな
ければならない関係上、ある程度の深さを必要とする。
【0039】そこで、突起幅A及び溝幅Bの幅を0.2
〜50μmで形成するようにする。好ましくは0.5〜
30μm、さらには1〜10μmで形成するようにする
のが好ましい。また加工量Cについては、1μm以上形
成するようにする。これについても好ましくは3μm以
上、さらには5μm以上で形成するようにするのが好ま
しい。一方、最大値については、溝幅Bの大きさにも依
るが、液滴直径の大きさを考えると、液滴が落ち込んで
しまわない最大の深さである10μmと考える方がよ
い。ただ、これは、例えば側壁角度Dに依っても異な
る。図4では側壁角度Dは90゜を成しているので、形
状は長方形になるが、例えば、表面が(100)面方位
の単結晶シリコンをエッチングすると、(111)面の
エッチング速度が遅くなるので側壁角度Dは約55゜と
なるので、形状は台形になる。したがって、溝幅Bとそ
の凹部32の底辺の幅とは異なるので、例えば、溝幅B
が10μm以上であり、加工量Cが10μm以上であっ
ても液滴が封入されない場合もある。
【0040】ここで、凸部31はできるだけ均一な高さ
にしておくことが望ましい。これについては、耐擦傷性
の観点から突起幅A及び溝幅Bの幅の0.5倍以内のバ
ラツキにする。好ましくは0.3倍以内とし、さらには
0.1倍以内にするのがより好ましい。ここで、高さの
制御を精確に行うことができるのであれば、この範囲の
条件を満たした状態で、2つ(複数)の第1領域2の間
にある第2領域3を山形に形成するようにしてもよい。
このようにすると、第2領域3上の付着した液体は、ど
こかの第1領域2に滑り落ちやすくなる。また、ここで
は凸凹形状は格子状(四角形)を前提として説明してい
るが、凹部32の底面に液滴が接触しなければ、溝、多
角形等、形状はどのようなものでもよい。
【0041】図5は第2領域3の凹凸の形成工程を表す
図である。次に基板における第2領域3の凹凸の形成を
中心とするマイクロアレイの製造方法について説明す
る。例えば、表面が(100)方位のシリコン基板(以
下、Si基板50とする)上に熱酸化法を用いて、熱酸
化膜(SiO2 )51を形成する(図5(a))。そし
て、熱酸化膜51に感光性樹脂膜52を形成する(図5
(b))。ここで、感光性樹脂膜52の膜厚は凹凸(加
工量C)に基づいて変化させる。例えば一辺を2μmに
する場合は、膜厚の最大値を2μmとする。そして、凸
部31となる部分をエッチングされないように、また、
第1領域2を別工程でエッチング等を行って形成する場
合には第1領域2部分もエッチングされないように、フ
ォトリソグラフィー法により凸部31となる部分にのみ
感光性樹脂を残して硬化させ、耐エッチング性を改善す
る(図5(c))。
【0042】次に、フッ酸により凹部32となる部分の
熱酸化膜51のウェットエッチングを行う。その後、感
光性樹脂を剥離液で除去する(図5(d))。ここで、
第1領域2となる部分についてもこの工程でウェットエ
ッチングするようにしてもよい。
【0043】さらに、例えばトレンチドライエッチング
装置を用いて、炭素(C)及びフッ素(F)を含むガス
によりプラズマ合成膜53を形成する(図5(e))。
そして、これらのガスを排気した後、SF6 又はCF4
のガスのプラズマによって、凹部32となるのSi基板
1の部分をエッチングする(図5(f))。合成膜53
形成、プラズマによるエッチングの作業を繰り返すこと
で、Si基板50に例えば5μmの深さの凹凸が形成さ
れる(図5(g))。これがマイクロアレイ基板1の第
2領域3となる。ここで、第1領域2となる部分につい
ても同工程でエッチングするようにしてもよい。また、
第1領域2の表面については特に限定はしないが、より
親和性を有するようにできるだけ平坦(フラット)にす
るための処理を行うようにしてもよい。
【0044】ここで、上記のような凹凸の形成により非
親和性の機能は発揮されるが、プローブや試料となる溶
液との間のクロスコンタミネーションを考慮しなくても
よいのであれば、例えばフルオロアルキルシラン又はポ
リフルオロエチレンのような撥水材料を真空蒸着法によ
りSi基板50に蒸着させて撥水膜54を形成し、超撥
水性を有する等、非親和性の機能をより発揮させるよう
にしてもよい(図5(h))。同様に、第1領域2とな
る部分についても親和性をより発揮させるための膜を形
成するようにしてもよい。これは、基板と接触している
溶液部分が固定されてプローブとなるため、固定されな
いで洗浄される溶液によるコストの損失を減らすことが
できるからである。また、第2領域3が凹凸を有し、第
1領域2と第2領域3との間では第1領域2の方が親和
性が高いという関係が保たれていることから、Si基板
50全体に非親和性又は親和性を有する膜を形成するよ
うにしてもよい。
【0045】例えばウェハ形状で上記の工程を行い、一
度に複数のマイクロアレイ基板を製造した場合には、ダ
イシング工程をさらに行って各個に切り離す。
【0046】図6はマイクロアレイ基板1にDNAを含
む溶液を吐出し、プローブを生成するための装置を表す
図である。いわゆるスポッタ(spotter )と呼ばれる装
置である。図6の装置は、インクジェット方式による吐
出を行ってプローブ生成するものである。インクジェッ
ト方式は溶液をマイクロアレイ基板1上に直接吐出する
ものである。インクジェット方式の場合、スポットされ
る溶液の量がピンを用いる場合に比べて少なくなる。例
えば、ピンを用いると少なくとも数百pl(ピコリット
ル:10-12l)がスポットされるが、インクジェット
では数plも可能である。したがって、1つのスポット
のスケール(面積)を小さくすることができる。そのた
め、1チップ上のスポット数を多くする(密度を高め
る)ことができ、密度を高めることができる。これは、
検査時間、スペース等の節約になる。ただ、実際には解
析精度との関係で、ある程度のスケールを必要とする場
合もある。密度が高められる分、通常であればクロスコ
ンタミネーションが生じる可能性は高くなるが、マイク
ロアレイ基板1の第2領域3は非親和性を有しているの
で、クロスコンタミネーションを防止することができ
る。そのため、マイクロアレイ基板1をプローブの高密
度化を図れるインクジェット方式と合わせて用いれば特
に有効なものとなる。
【0047】図6において、100はインクジェットヘ
ッドである。ここで、インクジェットヘッド100は3
次元的に回転できるものとする。また、インクジェット
ヘッド100は第1の実施の形態で説明したインクジェ
ットヘッドを複数つなぎ合わせたもの(例えばいわゆる
ラインインクジェットヘッド)であってもよい。
【0048】Y方向駆動軸102にはY方向駆動モータ
103が接続されている。Y方向駆動モータ103は、
例えばステッピングモータ等である。制御手段107か
らY軸方向の駆動信号が供給されると、Y方向駆動軸1
02を回転させる。Y方向駆動軸102が回転させられ
ると、インクジェットヘッド100はY方向駆動軸10
2の方向に沿って移動する。X方向ガイド軸104は、
基台106に対して動かないように固定されている。
【0049】作業台101は、製造すべきマイクロアレ
イ群108を設置させるものである。マイクロアレイ群
108は例えば作業台101上に8×6で並べられてい
る。作業台101には作業台駆動モータ105が備えら
れている。作業台駆動モータ105も、例えばステッピ
ングモータ等である。制御手段107からX軸方向の駆
動信号が供給されると、作業台101をX軸方向に移動
させる。すなわち、作業台121をX軸方向に駆動し、
インクジェットヘッド100をY軸方向に駆動させるこ
とで、インクジェットヘッド100をマイクロアレイ群
108上のいずれの場所にも自在に移動させることがで
きる。また、マイクロアレイ群108に対するインクジ
ェットヘッド100の相対速度も、各軸方向の駆動機構
によって駆動する作業台101とインクジェットヘッド
100の速度によって定まる。
【0050】制御手段107は、インクジェットヘッド
100の発振回路23を発振させるためのインク滴吐出
用の電圧を印加し、インク吐出の制御を行う。また、Y
方向駆動モータ103には、インクジェットヘッド10
0のY軸方向の移動を制御する駆動信号を送信する。作
業台駆動モータ105には作業台101のX軸方向の移
動を制御する駆動信号を送信する。
【0051】なお、本実施の形態では、インクジェット
ヘッド100はY軸方向にしか移動せず、X軸方向につ
いては作業台101が移動するようにした。これを逆に
してもよいし、また、インクジェットヘッド100又は
作業台101のどちらか一方又は双方がX軸方向及びY
軸方向の双方に移動できるようにしてもよい。
【0052】ここで、通常、紙への記録に用いられるイ
ンクジェット印刷装置におけるインクジェットヘッド1
00の各ノズル12の間隔は300dpi(dots per i
nch)、360dpi、600dpi、720dpi等
の表示分解能を満たすものである。したがって、従来の
フォトレジストパターン等を利用しようとすれば、各ノ
ズル12の間隔(以下、ピッチという)をこの分解能に
合わせ、チップ上に並べようとするプローブのピッチも
これに合わせるようにすればよい。
【0053】また、プローブのピッチを印刷装置のもの
とは異なるものにしようとすれば、あらためて異なるフ
ォトレジストパターンを作成して、所望のインクジェッ
トヘッドを製造してもよい。
【0054】また、インクジェット印刷装置に用いられ
るものと同じインクジェットヘッドを用いてピッチを調
整することもできる。例えば、マイクロアレイ群108
のX軸方向又はY軸方向に対して平行に設置していたイ
ンクジェットヘッド100を角度を持たせて設置し、X
軸方向又はY軸方向に対する間隔を変化させることでピ
ッチを調整することができる。この場合は、それぞれの
ノズル開口部11から溶液を吐出するタイミングが異な
るので、各ノズルの吐出タイミングを調整できるように
しておいた方がよい。
【0055】そして、マイクロアレイ基板1の第1領域
2に吐出された溶液の固定化した部分を残して洗浄す
る。これによりプローブが形成され、マイクロアレイが
製造される。
【0056】以上のように第1の実施の形態によれば、
マイクロアレイ基板1のある面に第2の領域3に第1の
領域2と比して液体との非親和性(特に撥水性)を具備
させるための凹凸を形成するようにしたので、凸状の樹
脂層を設けて第1の領域2を区切らなくても、液体を効
率的に分離することができる、第1の領域間の距離が短
くてもクロスコンタミネーションを防ぐことができる。
特にインクジェットヘッドを用いた液体の吐出を行う場
合には、このマイクロアレイ基板1の効果と併せて、ク
ロスコンタミネーションを防止しつつ高密度化を図るこ
とができる。また、生体分子に影響を与える可能性のあ
る撥水膜等の表面処理を行わなくとも、第2領域3に形
成した凹凸だけで撥水効果を発揮でき、コンタミネーシ
ョンを確実に防止することができる。ただ、影響がない
ことが確認された場合にはこれらの処理を用いることに
より、さらに効果を発揮することができる。また、第2
領域3に液体が残らない分、自然に第1領域2に液体が
集まることとなり、無駄をなくすことができる。
【0057】実施の形態2.上述の第1実施の形態は、
DNAチップの製造について説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではない。例えば、プロテイン(蛋白
質)チップ、他の核酸(例えば、Ribo Nucleic Acid:
リボ核酸、Peptide Nucleic Acids:ペプチド核酸等)
チップ等、他のバイオ、ウィルス等の生体化学に関する
分子(生体分子)のマイクロアレイ、物質検査のチップ
等に利用することもできる。また、上述の実施の形態で
は、DNAチップを製造するためのプローブとなる溶液
を吐出したが、逆に、生体から採取した標的核酸を吐出
させるようにしてもよい。また、チップ上でオリゴヌク
レオチドを化学合成するために用いることもできる。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第2の領
域に第1の領域と比して液体との非親和性を具備させる
ための凹凸を形成するようにしたので、第2の領域に凸
状の樹脂層を特別に設けなくても、複数の第1の領域の
間で液体を効率的に分離することができる、第1の領域
間の距離が短くてもクロスコンタミネーションを防ぐこ
とができる。また、特別な処理をしなかったとしても、
凹凸の形成により非親和性の効果を発揮することができ
るので、例えば撥水膜を構成する物質との化学反応によ
るコンタミネーションも防ぐことができる。また、第2
の領域が非親和性であるので、例えば液体が第2の領域
に置かれたとしても自然に第1の領域に集まるように調
整されるので、第1の領域では無駄なく液体を集めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るマイクロアレ
イの構成を示すブロック図である。
【図2】第2領域を側面から拡大した図である。
【図3】非親和性が発揮されている場合の液滴の状態を
表す図である。
【図4】凸部31及び凹部32の寸法の関係を表す図で
ある。
【図5】第2領域3の凹凸の形成工程を表す図である。
【図6】マイクロアレイ基板1にDNAを含む溶液を吐
出し、プローブを生成するための装置を表す図である。
【符号の説明】
1 マイクロアレイ基板 2 第1領域 3 第2領域 31 凸部 32 凹部 33 空気層 50 Si基板 51 熱酸化膜 52 感光性樹脂膜 53 プラズマ合成膜 54 撥水膜 100 インクジェットヘッド 101 作業台 102 Y方向駆動軸 103 Y方向駆動モータ 104 X方向ガイド軸 105 作業台駆動モータ 106 基台 107 制御手段 108 マイクロアレイ群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 37/00 102 C12N 15/00 F

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プローブを生成するための領域である複
    数の第1の領域と、 前記第1の領域と比して液体との非親和性を具備させる
    ための凹凸を形成した第2の領域とを備えたことを特徴
    とするマイクロアレイ用基板。
  2. 【請求項2】 前記非親和性とは撥水性であることを特
    徴とする請求項1記載のマイクロアレイ用基板。
  3. 【請求項3】 前記非親和性とは超撥水性であることを
    特徴とする請求項1記載のマイクロアレイ用基板。
  4. 【請求項4】 前記第1の領域に親水性を具備させるこ
    とを特徴とする請求項1記載のマイクロアレイ用基板。
  5. 【請求項5】 少なくとも前記第2の領域に撥水膜を形
    成することを特徴とする請求項1記載のマイクロアレイ
    用基板。
  6. 【請求項6】 少なくとも前記第1の領域に親水膜を形
    成することを特徴とする請求項1記載のマイクロアレイ
    用基板。
  7. 【請求項7】 前記第1の領域に親水膜を形成し、前記
    第2の領域に撥水膜を形成することを特徴とする請求項
    1記載のマイクロアレイ用基板。
  8. 【請求項8】 前記液体の液滴が凹部に落ち込むことな
    く、かつ、前記液滴と凹部により生成される空気層とが
    接触するように前記凹凸を形成することを特徴とする請
    求項1記載のマイクロアレイ用基板。
  9. 【請求項9】 前記凹凸を形成する凸部と凹部の幅をそ
    れぞれ10μm以下とすることを特徴とする請求項1記
    載のマイクロアレイ用基板。
  10. 【請求項10】 前記凹凸を形成する凹部の深さを5μ
    m以上とすることを特徴とする請求項1記載のマイクロ
    アレイ用基板。
  11. 【請求項11】 前記基板をシリコンで構成することを
    特徴とする請求項1記載のマイクロアレイ用基板。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載のマ
    イクロアレイ基板上に、前記液体を前記第1の領域に固
    定させて生成したプローブを有することを特徴とするマ
    イクロアレイ。
  13. 【請求項13】 請求項1〜11のいずれかに記載のマ
    イクロアレイ基板上の前記第1の領域に生成されたプロ
    ーブと前記液体とを接触させることを特徴とするマイク
    ロアレイ。
  14. 【請求項14】 前記液体をインクジェット方式で吐出
    することを特徴とする請求項12又は13記載のマイク
    ロアレイ。
  15. 【請求項15】 前記液体は生体分子を含む溶液である
    ことを特徴とする請求項12又は13記載のマイクロア
    レイ。
  16. 【請求項16】 前記液体は核酸を含む溶液であること
    を特徴とする請求項12又は13記載のマイクロアレ
    イ。
  17. 【請求項17】 前記核酸は一本鎖であることを特徴と
    する請求項16記載のマイクロアレイ。
  18. 【請求項18】 前記核酸はデオキシリボ核酸であるこ
    とを特徴とする請求項16又は17記載のマイクロアレ
    イ。
  19. 【請求項19】 前記核酸は相補的なデオキシリボ核酸
    (cDNA)であることを特徴とする請求項16又は1
    7記載のマイクロアレイ。
  20. 【請求項20】 前記液体はヌクレオチドを含む溶液で
    あることを特徴とする12又は13記載のマイクロアレ
    イ。
  21. 【請求項21】 前記液体はオリゴヌクレオチドを含む
    溶液であることを特徴とする請求項12又は13記載の
    マイクロアレイ。
  22. 【請求項22】 前記液体は蛋白質を含む溶液であるこ
    とを特徴とする請求項12又は13記載のマイクロアレ
    イ。
  23. 【請求項23】 基板上のある面において、プローブを
    生成するための複数の第1の領域以外の領域である第2
    の領域に、前記第1の領域と比して液体との非親和性を
    具備させるための凹凸を形成する工程を少なくとも有す
    ることを特徴とするマイクロアレイ用基板製造方法。
  24. 【請求項24】 前記第2の領域の凹凸をエッチングに
    より形成することを特徴とする請求項23記載のマイク
    ロアレイ用基板製造方法。
  25. 【請求項25】 請求項23又は24記載の方法により
    製造したマイクロアレイ用基板上の前記第1の領域に前
    記プローブを生成するための液体をインクジェット方式
    で吐出する工程と、 前記液体を固定させる工程とを有することを特徴とする
    マイクロアレイ製造方法。
  26. 【請求項26】 プローブを生成するための液体を各ノ
    ズルから吐出できるように製造したインクジェットヘッ
    ドと、 位置制御信号に基づいて前記インクジェットヘッドを移
    動させる走査駆動手段と、 プローブを生成するための領域以外の領域に前記液体と
    の非親和性を具備させるための凹凸を形成したマイクロ
    アレイ基板と前記インクジェットヘッドとの相対位置を
    変化させる位置制御手段とを少なくとも備えることを特
    徴とするマイクロアレイ製造装置。
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