JP2003253546A - 光透過性を有するクロスシート - Google Patents

光透過性を有するクロスシート

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼却時に有毒ガスを発生しない上に残存する
灰分のない難燃性を有し、かつ被覆した内容物を容易に
視認可能な光透過性を有するクロスシートを提供する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂製延伸糸を経緯糸に用いた
織編布のクロスシートであって、該熱可塑性樹脂に下記
一般式(1)で示される窒素含有化合物からなる難燃剤
を配合してなり、且つ、該クロスシートの光透過率が4
0%以上であることを特徴とする光透過性を有するクロ
スシート。 H(R1)Nー(CH2)aーN(R2)ー(CH2)bーN(R2')ー(CH2)cーN(R1)H (1) (式中、R1は下記一般式(2)で示されるピペリジル基を
含有するトリアジン誘導体基であり、R2、R2'は R1また
は水素原子を表し、a,b及びcはそれぞれ、2〜5の
正数を表す。) 【化1】 (式中、R3は炭素原子数1〜10のアルキル基または水
素原子を表し、R4は炭素原子数5〜10のシクロアルキ
ル基または炭素原子数1〜4のアルキル基で置換された
炭素原子数5〜10のシクロアルキル基を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土嚢、雑袋、コン
テナーバッグ等に用いられ、内容物が容易に視認できる
光透過性を有するクロスシートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、土嚢、雑袋、コンテナーバッグ等
に用いられるクロスシートとして、ナイロン、ポリエス
テル繊維やポリオレフィン樹脂に難燃剤を配合した繊維
を経糸と緯糸に用いた織布からなるクロスシートが多数
知られている。これらのクロスシートに用いられる難燃
剤としては、一般にハロゲン系難燃剤、りん系難燃剤及
び水酸化マグネシウムなどの無機系難燃剤等が知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のクロスシートは、上記難燃剤を含有させることによ
り、光透過性、即ち、透明性が著しく低下し、内容物の
視認性に欠けるという問題があった。また、上記ハロゲ
ン系難燃剤やりん系難燃剤は焼却時にダイオキシン等の
有毒ガスを発生して環境汚染問題となるばかりでなく、
腐食性ガスによる装置の腐食などの問題があった。そこ
で、近年では、燃焼時に有害ガスの発生がなく、低煙性
で、無公害型の難燃剤として水酸化アルミニウム、水酸
化マグネシウムなどの無機金属化合物の水和物を添加す
る方法(例えば、特開平2−53845号公報など)が
種々検討されているが、多量添加しないと効果がなく、
また、無機系難燃剤は焼却後に灰分が発生しフィルター
の目詰まりなどのトラブルを生じるという問題があっ
た。本発明は、上記の問題点に着目してなされたもの
で、焼却時に有毒ガスを発生しない上に残存する灰分の
ない難燃性を有し、かつ被覆した内容物を容易に視認可
能な光透過性を有するクロスシートを提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記した課
題を解決すべく、鋭意検討を重ねた結果、特定のトリア
ジン誘導体を難燃剤として少量添加することにより、上
記目的が達成されることを見出し、本発明を完成するに
至った。すなわち、本発明の要旨は、熱可塑性樹脂製延
伸糸を経緯糸に用いた織編布のクロスシートであって、
該熱可塑性樹脂に下記一般式(1)で示される窒素含有
化合物からなる難燃剤を配合してなり、且つ、該クロス
シートの光透過率が40%以上であることを特徴とする
光透過性を有するクロスシート、存する。 H(R1)Nー(CH2)aーN(R2)ー(CH2)bーN(R2')ー(CH2)cーN(R1)H (1) (式中、R1は下記一般式(2)で示されるピペリジル基を
含有するトリアジン誘導体基であり、R2、R2'は R1また
は水素原子を表し、a,b及びcはそれぞれ、2〜5の
正数を表す。)
【化3】 (式中、R3は炭素原子数1〜10のアルキル基または水
素原子を表し、R4は炭素原子数5〜10のシクロアルキ
ル基または炭素原子数1〜4のアルキル基で置換された
炭素原子数5〜10のシクロアルキル基を表す。)
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に使用される熱可塑性樹脂
としては、ポリオレフィン、ナイロン、ポリエステル等
が挙げられる。ポリオレフィンとしては、具体的には、
高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリ
エチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、メタロセン触媒
を用いて製造されたエチレン・α−オレフィン共重合体
などのポリエチレン系樹脂や、プロピレン単独重合体、
エチレン−プロピレンブロック共重合体、エチレン−プ
ロピレンランダム共重合体などのポリプロピレン系樹脂
などが挙げられるが、これらのうちでは、延伸効果にす
ぐれた、高密度ポリエチレン、プロピレン単独重合体な
どが好ましい。
【0006】本発明に使用される難燃剤としては、下記
一般式(1)で示される窒素含有化合物が用いられる。 H(R1)Nー(CH2)aーN(R2)ー(CH2)bーN(R2')ー(CH2)cーN(R1)H (1) (式中、R1は下記一般式(2)で示されるピペリジル基
を含有するトリアジン誘導体基であり、R2、R2'は R1
たは水素原子を表し、a,b及びcはそれぞれ、2〜5
の正数を表す。)
【化4】 (式中、R3は炭素原子数1〜10のアルキル基または水
素原子を表し、R4は炭素原子数5〜10のシクロアルキ
ル基または炭素原子数1〜4のアルキル基で置換された
炭素原子数5〜10のシクロアルキル基を表す。)
【0007】上記一般式(1)で示される窒素含有化合物
として、下記一般式(3)で示される窒素含有化合物が好
ましく、特に下記一般式(3)と下記一般式(4)の組み合
わせのものが好ましい。 H(R1)Nー(CH2)3ーN(R1)ー(CH2)2ーNHー(CH2)3ーN(R1)H (3) 即ち、上記一般式(3)で示される窒素含有化合物は、上
記一般式(1)において、Rが上記一般式(2)で示され
るピペリジル基を含有するトリアジン誘導体基であり、
R2がR1であり、R2'が水素原子であり、a,b及びcが
それぞれ、3,2,3の正数である窒素含有化合物であ
る。
【化5】 (式中、R3は炭素原子数1〜10のアルキル基または水
素原子を表し、R4は炭素原子数5〜10のシクロアルキ
ル基または炭素原子数1〜4のアルキル基で置換された
炭素原子数5〜10のシクロアルキル基を表す。)
【0008】本発明においては、上記熱可塑性樹脂に対
して上記難燃剤を所望量配合し、溶融混練して使用す
る。上記難燃剤は熱可塑性樹脂の加工温度領域で融点を
有し、熱可塑性樹脂に相溶するので、成形品のクロスシ
ートの透明性は良好である。即ち、従来の難燃剤は融点
が高く、熱可塑性樹脂に分散させて白濁したものを多量
に用いているのに比べ、本発明の難燃剤は熱可塑性樹脂
に相溶しているので、該クロスシートの透明性は著しく
改善される。上記難燃剤の配合割合は、熱可塑性樹脂に
対して0.1〜5重量%、好ましくは0.5〜4重量%
の範囲である。 上記配合量が上記範囲未満では難燃性
が不十分であり、上記範囲を超えると難燃性の効果がそ
れ以上向上せず、逆にコストアップにつながるので好ま
しくない。
【0009】延伸糸の形態としては、フィルムをスリッ
トして延伸したフラットヤーンや、フラットヤーンを割
繊したスプリットヤーン、また円形または異形ノズルか
ら押し出したフィラメントを延伸したモノフィラメント
や、低繊度フィラメントを収束したマルチフィラメント
などの単層型あるいは多層型、芯鞘型、並列型等の複合
糸条など制限なく採用される。
【0010】延伸糸の製造方法はとくに限定されるもの
ではなく、公知の製造方法により一軸延伸を施した延伸
糸を形成する。延伸倍率は4〜12倍の範囲であり、好
ましくは6〜10倍の範囲である。延伸倍率が4倍未満
では、引張強度が不十分となり本発明の目的を達成する
のが困難となり、12倍を超えると延伸切れなどのため
に生産性が低下して好ましくない。延伸処理はポリオレ
フィンの融点以下、軟化点以上の温度にて行われるが、
加熱方式としては、熱ロール式、熱板式、赤外線式、熱
風式等いずれの方式も採用でき、これらの内では熱ロー
ル式が延伸効率、高速生産性、安定性の上で好ましい。
成形された未延伸糸は加熱され、前後ロールの周速度差
により延伸を行う。
【0011】上記延伸糸の繊度は100〜3000デシ
テクス(以下、dtと略記する)の範囲であり、好ましく
は、500〜2000dtの範囲である。繊度が100dt
未満では強度が不十分となり、3000dtを超えると柔
軟性が劣り取扱い性が低下するので好ましくない。
【0012】このようにして得られた熱可塑性樹脂製延
伸糸を経緯糸に用いて織成して織編布を形成する。織編
布の組織としては、特に限定されるものではなく、織物
では、例えば、平織、綾織、模紗織、絽織、絡み織など
が挙げられ、編物ではラッセル編、トリコット編み、ミ
ラニーズ編等が挙げられる。上記経緯糸の打込密度は通
常5〜40本/2.54cm、好ましくは10〜30本
/2.54cmの範囲である。また、織編布の目付量は
20〜500g/mの範囲であり、好ましくは30〜
250g/mの範囲である。
【0013】本発明のクロスシートの光透過率はJIS
L1055A法に準じて測定した値で40%以上、好ま
しくは45〜85%、さらに好ましくは60〜85%の
範囲である。該クロスシートの光透過率が40%未満で
は、被覆した内容物の視認性に欠けるので好ましくな
い。該光透過率を上記範囲にするには、熱可塑性樹脂の
種類、延伸糸の繊度及び難燃剤の配合量を上記範囲内で
調節することにより、調整可能である。
【0014】また、上記クロスシートは土嚢、雑袋、コ
ンテナーバッグ等に用いられることから、長期間日光に
晒されるために高い耐候性が必要とされている。本発明
で用いる難燃剤は、ピペリジル基を有するトリアジン誘
導体であり、それ自身がヒンダードアミン系の光安定剤
として働くため、非常に高い耐候性を有する。さらに、
耐候性を改良する方法としては、紫外線吸収剤や光安定
剤等の耐候剤を添加する方法を採用することもできる。
【0015】紫外線吸収剤の具体例としては、具体的に
は2-エチルヘキシル-2-シアノ-3,3’−ジフェニル
アクリレート、エチル-2-シアノ-3,3’-ジフェニル
アクリレート、オクチル-2-シアノ-3,3’-ジフェニ
ルアクリレート等のシアノアクリレート系紫外線吸収
剤、2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキ
シ-4-メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-オ
クトキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸
収剤、2-(2′-ヒドロキシ -5′-メチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2-(2′-ヒドロキシ-5′-t-オ
クチルフェニル)ベンゾトリアゾール等のベンゾトリア
ゾール系紫外線吸収剤、レゾルシノールモノベンゾエー
ト、2,4-ジ-t-ブチルフェニル-3′-5′-ジ-t-ブチ
ル-4′-ヒドロキシベンゾエート等のベンゾエート系紫
外線吸収剤などが挙げられる。
【0016】ヒンダードアミン系光安定剤としては、ビ
ス(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)セバケ
ート、テトラキス(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペ
リジル)-1,2,3,4-ブタンテトラカルボキシレー
ト、ビス(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジ
ル)・ジ(トリデシル)-1,2,3,4-ブタンテトラカ
ルボキシレート、1-(2-ヒドロキシエチル)-2,2,
6,6-テトラメチル-4-ピペリジノールとコハク酸ジエ
チルの重縮合物等が挙げられる。
【0017】本発明の熱可塑性樹脂には、本発明の趣旨
を逸脱しない範囲において、酸化防止剤、分散剤、滑
剤、帯電防止剤、顔料、無機充填剤、架橋剤、発泡剤、
核剤等の通常用いられる添加剤を配合してもよい。
【0018】
【実施例】実施例1 高密度ポリエチレン(密度=0.950g/cm、M
FR=0.6g/10分)に対し、上記一般式(3)及び
一般式(4)で示されるものを組み合わせた窒素含有化合
物からなる難燃剤を2重量%配合し、これを65mmφ
の押出機を用いて溶融温度230℃でTダイ法を用いて
フィルムに押出し、水槽法で冷却してフィルムを形成し
た。このフィルムを8mm幅にスリットし、ついで熱ロ
ール法で延伸倍率9倍で延伸して繊度1100dtのフラ
ットヤーンを得た。このフラットヤーンを用いて、縦横
10本×10本/2.54cmの打込密度で、平織の織
布を形成した。得られたポリエチレンクロスシートは無
色透明であり、その光透過率はJISL1055A法に
よる値で80%であった。また、難燃性試験において、
JISA1322による燃焼試験では炭化長45mmで
防炎1級に合格であった。
【0019】比較例1 実施例1において、難燃剤をメラミンシアヌレート(商
品名:MC−610、日産化学株式会社製)に変え、上
記ポリエチレン100重量部に対し、メラミンシアヌレ
ート10重量部を配合して行ったこと以外は同様にして
行った。その結果、得られたポリエチレンクロスシート
は白色であり、その光透過率はJISL1055A法に
よる値で10%であった。また、難燃性試験では炭化長
150mm以上で、JISA1322の防炎性規格に不
合格であった。なお、上記防炎性規格に合格するのに必
要なメラミンシアヌレートの配合量は上記ポリエチレン
100重量部に対し、それぞれ30重量部必要であり、
本発明で用いる難燃剤はわずか2重量%配合することで
十分効果を有するのに比べ、大量添加しないと満足する
難燃効果が得られないことがわかった。
【0020】比較例2 実施例1において、難燃剤を臭素系難燃剤デカブロムジ
フェニルエーテルと三酸化アンチモンを3:1の比率の
混合物に変え、上記ポリエチレン100重量部に対し、
それぞれ10重量部を配合して行ったこと以外は同様に
して行った。その結果、得られたポリエチレンクロスシ
ートは白色であり、その光透過率はJISL1055A
法による値で20%であった。また、難燃性試験では炭
化長80mmで、JISA1322の防炎1級に不合格
であった。
【0021】比較例3 実施例1において、難燃剤をトリリン酸アンモンに変
え、上記ポリエチレン100重量部に対し、それぞれ1
0重量部を配合して行ったこと以外は同様にして行っ
た。その結果、得られたポリエチレンクロスシートは白
色であり、その光透過率はJISL1055A法による
値で10%であった。また、難燃性試験では炭化長無限
大で、JISA1322の防炎性規格に不合格であっ
た。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、熱可塑
性樹脂延伸糸を経緯糸に用いた織編布からなるクロスシ
ートであって、該熱可塑性樹脂に上記一般式(1)で示
される窒素含有化合物からなる難燃剤を配合してなるも
のであって、ハロゲン系難燃剤やりん系難燃剤のように
有毒ガスの発生の恐れがなく、かつ無機系難燃剤のよう
に燃焼後の灰分の残存する恐れのなく、少量の配合する
ことによって、クロスシートの内容物を容易に視認可能
な光透過性を有するものにすることができ、耐候性、及
び難燃性に優れたポリオレフィンクロスシートを提供す
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B65D 30/02 B65D 30/02 D01F 1/07 D01F 1/07 Fターム(参考) 3E064 AC30 BA22 BA24 BC13 4J002 BB021 BB041 BB121 BB151 BP021 CF001 CL001 EU186 FD136 GK01 4L035 BB45 BB77 BB91 DD02 DD14 EE07 FF01 HH05 HH10 JJ21 KK05 LA01 4L048 AA15 AA42 AA53 AA56 AB28 AC01 AC14 BA01 BA02 CA00 CA06 DA30 DA32

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂製延伸糸を経緯糸に用いた
    織編布のクロスシートであって、該熱可塑性樹脂に下記
    一般式(1)で示される窒素含有化合物からなる難燃剤
    を配合してなり、且つ、該クロスシートの光透過率が4
    0%以上であることを特徴とする光透過性を有するクロ
    スシート。 H(R1)Nー(CH2)aーN(R2)ー(CH2)bーN(R2')ー(CH2)cーN(R1)H (1) (式中、R1は下記一般式(2)で示されるピペリジル基を
    含有するトリアジン誘導体基であり、R2、R2'は R1また
    は水素原子を表し、a,b及びcはそれぞれ、2〜5の
    正数を表す。) 【化1】 (式中、R3は炭素原子数1〜10のアルキル基または水
    素原子を表し、R4は炭素原子数5〜10のシクロアルキ
    ル基または炭素原子数1〜4のアルキル基で置換された
    炭素原子数5〜10のシクロアルキル基を表す。)
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂がポリオレフィンである請
    求項1に記載の光透過性を有するクロスシート。
  3. 【請求項3】 難燃剤の配合量がポリオレフィンに対し
    て0.1〜5重量%の範囲である請求項1に記載の光透
    過性を有するクロスシート。
  4. 【請求項4】 難燃剤が下記一般式(3)で示される窒
    素含有化合物である請求項1に記載の光透過性を有する
    クロスシート。 H(R1)Nー(CH2)3ーN(R1)ー(CH2)2ーNHー(CH2)3ーN(R1)H (3) (式中、R1は下記一般式(4)で示されるピペリジル基を
    含有するトリアジン誘導体基である。) 【化2】
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