JP2003252298A - 宇宙機の姿勢変更制御装置及び姿勢変更制御方法 - Google Patents

宇宙機の姿勢変更制御装置及び姿勢変更制御方法

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JP2003252298A
JP2003252298A JP2002058580A JP2002058580A JP2003252298A JP 2003252298 A JP2003252298 A JP 2003252298A JP 2002058580 A JP2002058580 A JP 2002058580A JP 2002058580 A JP2002058580 A JP 2002058580A JP 2003252298 A JP2003252298 A JP 2003252298A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速且つ高精度な姿勢変更が可能となる宇宙
機の姿勢変更制御装置及び姿勢変更制御方法を提供す
る。 【解決手段】 姿勢変更計画指令生成器4が、姿勢角決
定信号18及び姿勢角速度決定信号19並びに地上局3
2からテレメトリデータ33として送信されてくる姿勢
回転軸ベクトル、目標姿勢角及び姿勢変更要求時間に基
づいて、次の姿勢変更で必要とされる最大トルク値を算
出し、その結果を姿勢変更指令信号20として出力す
る。姿勢変更手段選定器5は、最大トルク値とRW1
2、RCS13及びCMG14の出力最大トルク値とを
比較し、駆動させる姿勢制御アクチュエータとして、R
W12、RCS13及びCMG14の最適な組み合わせ
を選択する。そして、選択された姿勢制御アクチュエー
タが駆動し、宇宙機姿勢ダイナミクス15に対して制御
トルクを印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、宇宙機に搭載した
姿勢制御用アクチュエータによって宇宙機の姿勢角を変
更する宇宙機の姿勢変更制御装置及び姿勢変更制御方法
に関し、特に、姿勢変更に要する時間を考慮して駆動さ
せる姿勢制御用アクチュエータを選択し、姿勢変更の高
速化及び高精度化を図った宇宙機の姿勢変更制御装置及
び姿勢変更制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、人工衛星等の宇宙機には、こ
の宇宙機の姿勢を制御する姿勢変更制御装置が搭載され
ている。そして、この姿勢変更制御装置には、宇宙機の
姿勢変更を高速且つ高精度に行うことが要求されてい
る。
【0003】例えば、特開平10−287299号公報
には、このような人工衛星の姿勢変更制御装置が開示さ
れている。図9は特開平10−287299号公報に示
された従来の人工衛星の姿勢変更制御装置を示すブロッ
ク図である。図9に示すように、この従来の姿勢変更制
御装置においては、光学センサ101が設けられ、この
光学センサ101の出力信号が入力されるように光学セ
ンサデータ処理装置102が設けられている。また、レ
ートジャイロ106が設けられ、このレートジャイロ1
06の出力信号が入力されるようにレートジャイロデー
タ処理装置107が設けられている。更に、光学センサ
データ処理装置102及びレートジャイロデータ処理装
置107の出力信号が入力されるように姿勢決定フィル
タ108が設けられている。姿勢決定フィルタ108
は、光学センサデータ処理装置102から入力される人
工衛星の指向誤差角及びレートジャイロデータ処理装置
107から入力される人工衛星の角速度に基づいて姿勢
角推定値及び姿勢変化率推定値を算出して出力するもの
である。
【0004】そして、姿勢決定フィルタ108の出力信
号が入力されるように、制御則切替ロジック112、ホ
イール制御則演算装置103及びスラスタ制御則演算装
置109が設けられている。ホイール制御則演算装置1
03の出力信号はホイール駆動回路104に入力される
ようになっており、ホイール駆動回路104はホイール
105を駆動するようになっている。また、スラスタ制
御則演算装置109の出力信号はバルブ駆動回路110
に入力されるようになっており、バルブ駆動回路110
はスラスタ111のバルブの開閉を制御してスラスタ1
11を駆動するようになっている。
【0005】図9に示すように、この従来の人工衛星の
姿勢変更制御装置においては、光学センサ101がその
検知結果を光学センサデータ処理装置102に対して出
力し、光学センサデータ処理装置102がこの検知結果
に基づいて人工衛星の指向誤差角を算出する。一方、レ
ートジャイロ106がその検知結果をレートジャイロデ
ータ処理装置107に対して出力し、レートジャイロデ
ータ処理装置107がこの検知結果に基づいて人工衛星
の角速度を算出する。次に、姿勢決定フィルタ108
が、前述の指向誤差角及び角速度に基づいて、人工衛星
の姿勢角推定値及び姿勢変化率推定値を算出し、制御則
切替ロジック112に対して出力する。
【0006】その後、制御則切換ロジック112が姿勢
角推定値及び姿勢変化率推定値に応じて指向誤差角及び
角速度のデータをホイール制御則演算装置103に対し
て出力するか、又はスラスタ制御則演算装置109に対
して出力するかを選択して切り替える。指向誤差角及び
角速度のデータがホイール制御則演算装置103に入力
された場合には、ホイール駆動回路104が作動し、ホ
イール105を駆動させて人工衛星の姿勢制御を行う。
また、指向誤差角及び角速度のデータがスラスタ制御則
演算装置109に入力された場合には、バルブ駆動回路
109が作動し、スラスタ111を駆動させて人工衛星
の姿勢制御を行う。
【0007】制御則切換ロジック112は、姿勢決定フ
ィルタ108で算出された姿勢角推定値及び姿勢変化率
推定値の大きさに基づいて、姿勢制御アクチュエータで
あるスラスタ111とホイール105とを使い分ける。
例えば、人工衛星の姿勢保持又は姿勢変更に必要な制御
トルクがホイール105の能力範囲内である場合には、
指向誤差角及び角速度のデータをホイール制御則演算装
置103に対して出力し、ホイール105を作動させ
る。そして、必要な制御トルクがホイール105の能力
より大きく、スラスタ111の能力範囲内である場合に
は、指向誤差角及び角速度のデータをスラスタ制御則演
算装置109に対して出力し、スラスタ111を作動さ
せる。また、必要な制御トルクがスラスタ111の能力
範囲を超えている場合には、指向誤差角及び角速度のデ
ータをホイール制御則演算装置103及びスラスタ制御
則演算装置109の双方に対して出力し、ホイール10
5及びスラスタ111の双方を作動させる。
【0008】特開平10−287299号公報において
は、上述の図9に示す人工衛星の姿勢変更制御装置以外
にも、いくつか異なる構成を持つ姿勢変更制御装置が示
されているが、どの姿勢変更制御装置においても、算出
した姿勢角推定値の大きさに基づいて自動的に姿勢制御
用アクチュエータであるスラスタ111又はホイール1
05を選択することにより、スラスタ推薬の消費を抑え
つつ、必要に応じた制御トルクを発生させることを目的
としている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の技術には以下に示すような問題点がある。図9に
示す人工衛星の姿勢変更制御装置においては、姿勢決定
フィルタ108が姿勢角推定値及び姿勢変化率推定値を
算出し、この算出値の大きさに基づいて制御則切替ロジ
ック112が姿勢制御用アクチュエータを切り換えるた
め、姿勢誤差が小さい場合には、姿勢誤差が小さいとい
うだけで、姿勢制御アクチュエータとして出力トルクが
小さいホイール105を選定してしまう。このため、高
速で姿勢変更を行いたい場合においても、姿勢変更に時
間がかかってしまうという問題点がある。
【0010】また、人工衛星の姿勢を変更する場合に
は、姿勢変更動作の初期に人工衛星に制御トルクを印加
すると共に、姿勢角が最終目標値に達した時点で衛星角
速度をゼロとするための制御トルクを、姿勢角が最終目
標値に達する前に印加する必要がある。このような制御
トルクを印加することにより、人工衛星に姿勢誤差(ト
ランジェット誤差)が生じる。人工衛星の姿勢変更を高
速で行うほど、この姿勢誤差が大きくなりやすくなる。
姿勢制御アクチュエータとして出力トルクが小さなホイ
ール105を使用すると、この姿勢誤差への対応が遅れ
る結果となり、衛星姿勢の指向方向誤差が増大してしま
う。このため、姿勢変更の精度が低下し、姿勢変更時間
が更に増加してしまうという問題点が生じる。
【0011】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、高速且つ高精度な姿勢変更が可能となる宇
宙機の姿勢変更制御装置及び姿勢変更制御方法を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る宇宙機の姿
勢変更制御装置は、宇宙機に搭載されこの宇宙機の姿勢
変更を制御する宇宙機の姿勢変更制御装置において、前
記宇宙機に対してトルクを印加する複数の姿勢変更アク
チュエータと、前記宇宙機の現在の姿勢角及び姿勢角速
度を検出する検出手段と、この検出手段の検出結果並び
に次の姿勢変更における姿勢回転軸ベクトル、目標姿勢
角及び姿勢変更要求時間に基づいて、前記姿勢変更にお
いて必要となる最大トルク値を算出する算出手段と、前
記算出された最大トルク値に基づいて前記複数の姿勢変
更アクチュエータから駆動させる姿勢変更アクチュエー
タを選択する選択手段と、前記選択された姿勢変更アク
チュエータを駆動させる制御手段と、を有することを特
徴とする。
【0013】本発明においては、算出手段が次の姿勢変
更における姿勢変更要求時間を考慮して、この姿勢変更
において必要となる最大トルク値を求め、この最大トル
ク値に基づいて選択手段が駆動させる姿勢変更アクチュ
エータを選択する。これにより、例えば、要求される姿
勢変更角度に対して姿勢変更要求時間が短い場合には、
大きな制御トルクを出力できるアクチュエータ構成を選
択し、姿勢変更時間内に姿勢変更を終了することができ
る。この結果、姿勢変更の高速化を図ることができる。
また、姿勢変更時に生じる姿勢誤差を修正する場合に
も、状況に応じて最適なアクチュエータ構成を選択する
ことにより、必要な制御トルクを確保できるため、姿勢
誤差を最小化することができる。この結果、姿勢変更の
高精度化を図ることができる。
【0014】また、前記算出手段が、前記目標姿勢角と
前記姿勢角との差を算出して姿勢変更角を求める姿勢変
更角度算出器と、前記姿勢変更角及び前記姿勢変更要求
時間から前記姿勢変更における最大角加速度を算出する
姿勢変更角加速度算出器と、前記姿勢回転軸ベクトルか
ら前記宇宙機の姿勢回転軸周りの慣性モーメントを算出
する慣性モーメント算出器と、前記最大角加速度と前記
慣性モーメントとの積から前記最大トルク値を算出する
最大トルク値算出器と、を有することが好ましい。これ
により、簡単な線形代数演算により最大トルク値を算出
することができ、算出手段の構成を簡略化できると共
に、演算に要する時間を短縮することができる。
【0015】更に、前記選択手段が、前記最大トルク値
と前記姿勢変更アクチュエータの最大出力トルク値とを
比較して前記最大トルク値を出力できる1の姿勢変更ア
クチュエータ又は複数の姿勢変更アクチュエータの組み
合わせを選択する姿勢変更手段決定器と、この姿勢変更
手段決定器の選択結果に基づいて前記選択された1の前
記姿勢変更アクチュエータ又は複数の姿勢変更アクチュ
エータの組み合わせを駆動する指令信号を生成する制御
指令信号設定器と、を有することが好ましい。これによ
り、簡単な比較演算により、姿勢変更アクチュエータを
選択することができ、選択手段の構成を簡略化できると
共に、演算に要する時間を短縮することができる。
【0016】更にまた、前記複数の姿勢変更アクチュエ
ータは、リアクションホイール、スラスタ及びコントロ
ールモーメントジャイロからなる群より選択された2種
以上の装置であることができる。また、前記選択手段
は、前記駆動させる姿勢変更アクチュエータとして、リ
アクションホイールのみ、リアクションホイール及びス
ラスタ、又はリアクションホイール及びコントロールモ
ーメントジャイロを選択することができる。又は、前記
選択手段は、前記駆動させる姿勢変更アクチュエータと
して、リアクションホイールのみ、又はリアクションホ
イール及びスラスタを選択することができる。又は、前
記選択手段は、前記駆動させる姿勢変更アクチュエータ
として、リアクションホイールのみ、又はリアクション
ホイール及びコントロールモーメントジャイロを選択す
ることができる。
【0017】本発明に係る宇宙機の姿勢変更制御方法
は、複数の姿勢変更アクチュエータが搭載された宇宙機
の姿勢変更制御方法において、前記宇宙機の現在の姿勢
角及び姿勢角速度を検出する工程と、前記姿勢角及び姿
勢角速度の検出結果並びに次の姿勢変更における姿勢回
転軸ベクトル、目標姿勢角及び姿勢変更要求時間に基づ
いて、前記姿勢変更において必要となる最大トルク値を
算出する工程と、前記最大トルク値に基づいて前記複数
の姿勢変更アクチュエータから駆動させる姿勢変更アク
チュエータを選択する工程と、前記選択された姿勢変更
アクチュエータを駆動させて前記宇宙機に対してトルク
を印加する工程と、を有することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について添
付の図面を参照して具体的に説明する。先ず、本発明の
第1の実施例について説明する。図1は、本発明の第1
の実施例に係る宇宙機の姿勢変更制御装置の構成を示す
ブロック図である。図1において、宇宙機本体の動特性
は、宇宙機姿勢ダイナミクス15として表されている。
また、図2は図1に示す姿勢変更計画指令生成器4の構
成を示すブロック図であり、図3は図1に示す姿勢変更
手段選定器5の構成を示すブロック図である。本実施例
において、宇宙機は例えば人工衛星である。
【0019】なお、図1及び以下の説明において、リア
クションホイールは「RW」と略し、スラスタは「RC
S」と略し、コントロールモーメントジャイロは「CM
G」と略す。また、「RCS−RW」はスラスタ−リア
クションホイール(スラスタとリアクションホイールの
併用)、「CMG−RW」はコントロールモーメントジ
ャイロ−リアクションホイール(コントロールモーメン
トジャイロとリアクションホイールの併用)を意味す
る。
【0020】図1に示すように、本実施例に係る姿勢変
更制御装置51においては、姿勢角検出器1及び姿勢角
速度検出器2が設けられている。姿勢角検出器1は、宇
宙機姿勢ダイナミクス15の姿勢角を検出し、姿勢角検
出信号16を出力するものであり、例えばスラートラッ
カ(STT)により構成することができる。姿勢角速度
検出器2は、宇宙機姿勢ダイナミクス15の姿勢角速度
を検出し、姿勢角速度検出信号17を出力するものであ
り、例えばジャイロ(IRU)により構成することがで
きる。
【0021】また、姿勢変更制御装置51には、姿勢角
/姿勢角速度決定器3、算出手段としての姿勢変更計画
指令生成器4、選択手段としての姿勢変更手段選定器
5、RW制御則演算器6、RCS−RW制御則演算器7
及びCMG−RW制御則演算器8が設けられている。姿
勢角/姿勢角速度決定器3は姿勢角検出信号16及び姿
勢角速度検出信号17に基づいて現在の宇宙機の姿勢角
及び姿勢角速度を決定し、姿勢角決定信号18及び姿勢
角速度決定信号19を姿勢変更計画指令生成器4及び姿
勢変更手段選定器5に対して出力するものである。な
お、姿勢角検出器1、姿勢角速度検出器2及び姿勢角/
姿勢角速度決定器3により、姿勢変更制御装置5の検出
手段が構成されている。
【0022】図2に示すように、姿勢変更計画指令生成
器4においては、姿勢角決定信号18、姿勢角速度決定
信号19及び地上局32から送信されてくるテレメトリ
データ33が入力される姿勢変更角度算出器41が設け
られ、この姿勢変更角度算出器41の出力信号が入力さ
れる姿勢変更角加速度算出器42が設けられている。ま
た、テレメトリデータ33が入力されるEuler軸周
り慣性モーメント算出器43が設けられ、姿勢変更角加
速度算出器42の出力信号及びEuler軸周り慣性モ
ーメント算出器43の出力信号が入力され、姿勢変更指
令信号20を生成する姿勢変更最大角加速度算出器44
が設けられている。姿勢変更計画指令生成器4は姿勢角
決定信号18、姿勢角速度決定信号19及びテレメトリ
データ33に基づいて、姿勢変更において必要とされる
最大トルク値を算出し、その結果を姿勢変更指令信号2
0として姿勢変更手段選定器5に対して出力するもので
ある。なお、後述するように、姿勢変更計画指令生成器
4が行う演算は線形代数演算であるため、姿勢変更計画
指令生成器4は簡単なデジタル回路からなるハードウェ
ア又はソフトウェアがプログラムされた集積回路によっ
て容易に実現可能である。
【0023】図3に示すように、姿勢変更手段選定器5
においては、姿勢角決定信号18、姿勢角速度決定信号
19及び姿勢変更指令信号20が入力される姿勢変更手
段決定器45が設けられ、この姿勢変更手段決定器45
の出力信号が入力され、RW制御指令信号21、RCS
−RW制御指令信号22及びCMG−RW制御指令信号
23を生成する制御指令信号設定器46が設けられてい
る。姿勢変更手段選定器5は、姿勢変更指令信号20に
基づいて、RW12、RCS13及びCMG14のうち
から駆動させる姿勢制御アクチュエータの組み合わせを
選択するものである。即ち、姿勢変更手段選定器5はR
W制御則演算器6、RCS−RW制御則演算器7及びC
MG−RW制御則演算器8(以下、総称して制御則演算
器ともいう)のうちから駆動させる制御則演算器を選択
し、姿勢角決定信号18及び姿勢角速度決定信号19か
らRW制御指令信号21、RCS−RW制御指令信号2
2及びCMG−RW制御指令信号23を生成し、夫々R
W制御則演算器6、RCS−RW制御則演算器7及びC
MG−RW制御則演算器8に対して出力するものであ
る。なお、後述するように、姿勢変更手段選定器5が行
う演算は簡単な比較演算であるため、姿勢変更手段選定
器5は簡単なデジタル回路からなるハードウェア又はソ
フトウェアがプログラムされた集積回路によって容易に
実現可能である。
【0024】また、図1に示すRW制御則演算器6は、
RW制御指令信号21に基づいてRW駆動指令信号24
を生成するものであり、RCS−RW制御則演算器7
は、RCS−RW制御指令信号22に基づいてRW駆動
指令信号25及びRCS駆動指令信号27を生成するも
のであり、CMG−RW制御則演算器8は、CMG−R
W制御指令信号23に基づいてRW駆動指令信号26及
びCMG駆動指令信号28を生成するものである。
【0025】更に、姿勢変更制御装置51には、RW駆
動回路9、RCS駆動回路10及びCMG駆動回路11
が設けられている。RW駆動回路9はRW駆動指令信号
24、25及び26が入力されてRW駆動信号29を生
成するものであり、RCS駆動回路10はRCS駆動指
令信号27が入力されてRCS駆動信号30を生成する
ものであり、CMG駆動回路11はCMG駆動指令信号
28が入力されてCMG駆動信号31を生成するもので
ある。RW制御則演算器6、RCS−RW制御則演算器
7、CMG−RW制御則演算器8、RW駆動回路9、R
CS駆動回路10及びCMG駆動回路11により、姿勢
変更制御装置51の姿勢制御アクチュエータの制御手段
が構成されている。
【0026】更にまた、リアクションホイール(RW)
12、スラスタ(RCS)13及びコントロールモーメ
ントジャイロ(CMG)14が設けられている。RW1
2、RCS13及びCMG14はいずれも宇宙機姿勢ダ
イナミクス15に駆動トルクを印加する姿勢制御アクチ
ュエータである。RW12及びCMG14は回転するこ
とにより宇宙機姿勢ダイナミクス15に駆動トルクを印
加するものである。また、RCS13はガス等の推薬を
宇宙機の外部に噴射することにより宇宙機姿勢ダイナミ
クス15に駆動トルクを印加するものである。
【0027】なお、姿勢角/姿勢角速度決定器3、RW
制御則演算器6、RCS−RW制御則演算器7、CMG
−RW制御則演算器8、RW駆動回路9、RCS駆動回
路10及びCMG駆動回路11は例えば集積回路等によ
り構成することができ、例えば、RW制御則演算器6、
RCS−RW制御則演算器7及びCMG−RW制御則演
算器8はソフトウェアがプログラムされた集積回路によ
り構成することができ、RW駆動回路9、RCS駆動回
路10及びCMG駆動回路11はデジタル回路からなる
ハードウェアにより構成することができる。
【0028】次に、本実施例に係る宇宙機の姿勢変更制
御装置51の動作について説明する。図4は本実施例の
姿勢変更制御装置における姿勢変更計画指令生成器4の
動作を示すフローチャートであり、図5は姿勢変更手段
選定器5の動作を示すフローチャートである。また、図
6(a)は横軸に時間をとり縦軸に宇宙機の姿勢角をと
って、宇宙機の姿勢角の変化を示すグラフ図であり、
(b)は横軸に時間をとり縦軸に宇宙機の姿勢角速度を
とって、宇宙機の姿勢角速度の変化を示すグラフ図であ
り、(c)は横軸に時間をとり縦軸に宇宙機の姿勢角加
速度をとって宇宙機の姿勢角加速度の変化を示すグラフ
図である。
【0029】図1に示すように、先ず、スラートラッカ
等の姿勢角検出器1が宇宙機の姿勢角を検出し、姿勢角
検出信号16を姿勢角/姿勢角速度決定器3に対して出
力する。一方、ジャイロ等の姿勢角速度検出器2が宇宙
機の姿勢角速度を検出し、姿勢角速度検出信号17を姿
勢角/姿勢角速度決定器3に対して出力する。そして、
姿勢角/姿勢角速度決定器3が現在の宇宙機の姿勢角及
び姿勢角速度を算出し、姿勢角決定信号18及び姿勢角
速度決定信号19を生成し、これらの信号を姿勢変更計
画指令生成器4及び姿勢変更手段選定器5に対して出力
する。
【0030】姿勢変更計画指令生成器4には、現在の宇
宙機の状態を示す姿勢角決定信号18及び姿勢角速度決
定信号19と共に、地上局32からテレメトリデータ3
3として、次の姿勢変更で基準となる姿勢回転軸(Eu
ler軸)ベクトルn、この姿勢回転軸周りの目標姿勢
角θ及び姿勢変更要求時間tが入力される。姿勢変
更計画指令生成器4はこれらのデータから次の姿勢変更
で必要となる最大トルク値(最大姿勢変更トルクτ
を算出し、Euler軸ベクトルn、目標姿勢角θ
び姿勢変更要求時間tと共に、姿勢変更指令信号20
として出力する。具体的には、姿勢変更計画指令生成器
4(図2参照)はこのロジックを以下に示す手順によっ
て実行する。
【0031】先ず、図4のステップS1に示すように、
Euler軸周り慣性モーメント算出器43が、テレメ
トリデータ33におけるEuler軸ベクトルnから、
Euler軸ベクトルn周りの衛星慣性モーメントJ
を算出する。
【0032】次に、ステップS2に示すように、姿勢変
更角度算出器41が、テレメトリデータ33に含まれる
目標姿勢角θと、姿勢角決定信号18に含まれる現在
の姿勢角θとの差を求め、姿勢変更角θを算出す
る。
【0033】次に、ステップS3に示すように、姿勢変
更角加速度算出器42が、宇宙機が剛体であると仮定
し、最小時間制御を適用して、テレメトリデータ33に
含まれる姿勢変更要求時間t及び姿勢変更角度算出器
41が算出した姿勢変更角θから最大角加速度α
算出する。
【0034】次に、ステップS4に示すように、姿勢変
更最大角加速度算出器44が、Euler軸周り慣性モ
ーメント算出器43が算出した衛星慣性モーメントJ
と姿勢変更角加速度算出器42が算出した最大角加速度
αとから、最大角加速度α をEuler軸周りに発
生させるため必要となる最大姿勢変更トルクτを算出
する。
【0035】そして、この最大姿勢変更トルクτを姿
勢変更指令信号20として出力する。但し、姿勢変更計
画指令生成器4は、地上局32から入力されるテレメト
リデータ33により姿勢変更要求が更新されたときのみ
最大姿勢変更トルクτを算出し、それ以外のときは、
最大姿勢変更トルクτとして直前に算出した値を保持
し、その値を姿勢変更指令信号20として出力する。
【0036】上述のステップS3に示す工程において適
用した最小時間制御について説明する。ある姿勢変更要
求に対し、それを最小時間で実行するためには、最大加
速度で衛星姿勢を加速後、最小加速度、即ち絶対値が最
大である負の加速度で減速することが必要となる。この
とき、宇宙機の角度、角速度、角加速度プロファイル
は、夫々図6(a)乃至(c)に示すようになる。図2
に示す姿勢変更角加速度算出器42は、対象となる宇宙
機が剛体であると仮定し、宇宙機の姿勢変更が図6
(a)乃至(c)に示す最小時間制御プロファイルに従
って実施されるものと仮定した上で、指定された姿勢変
更要求時間内に指定された姿勢変更を行うためにアクチ
ュエータに要求されるトルク値を、最大トルク値として
導出する。
【0037】但し、最大角加速度αは必ずしも姿勢制
御アクチュエータの最大出力値に対応しているとは限ら
ず、あくまで与えられた姿勢変更要求時間t内で姿勢
変更角θを得るために、図6(a)乃至(c)に示す
制御プロファイルを適用した場合の値である。即ち、最
終的にどのような制御プロファイルを利用して宇宙機の
姿勢変更を行うかは、RW制御則演算器6、RCS−R
W制御則演算器7、CMG−RW制御則演算器8によっ
て独立に設定されている。また、実際の宇宙機(人工衛
星等)は剛体ではないため、姿勢変更は必ずしもこの最
小時間制御プロファイルには従わない。姿勢変更角加速
度算出器42において適用する剛体衛星の最小時間制御
プロファイルは、あくまでも要求される姿勢変更に対し
基準となるアクチュエータ最大出力トルク値を算出する
ためだけに適用するものである。
【0038】次に、姿勢変更手段選定器5が、姿勢変更
指令信号20に基づいて、使用する姿勢制御アクチュエ
ータとして、リアクションホイールのみ、スラスタ及び
リアクションホイール、又はコントロールモーメントジ
ャイロ及びリアクションホイールのいずれかの組み合わ
せを選定する。
【0039】即ち、姿勢変更手段選定器5は、姿勢変更
計画指令生成器4で生成された最大姿勢変更トルクτ
を、RW、RCS−RW及びCMG−RWの各アクチュ
エータ構成で出力可能となる最大出力トルク値τrw
τrcs及びτcmgと比較し、要求される最大トルク
τが出力可能なアクチュエータ構成を選定する。そし
て、選定したアクチュエータに対しては、制御指令信号
としてEuler軸ベクトルn、目標姿勢角θ、姿勢
変更時間t、姿勢角決定信号18と姿勢角速度決定信
号19を含む制御指令信号を出力し、それ以外の選定し
なかったアクチュエータに対しては、制御指令信号とし
てゼロ値のデータセットを出力する。このロジックは具
体的には、次のような手順によって実行する。
【0040】先ず、図5のステップS5に示すように、
姿勢変更手段決定器45(図3参照)が最大姿勢変更ト
ルクτとRWの出力最大トルク値τrwとを比較し、
τ<τrwである場合にはステップS8に進み、τ
<τrwでない場合には、ステップS6に進む。ステッ
プS8においては、制御指令信号設定器46(図3参
照)がRW制御指令信号21としてEuler軸ベクト
ルn、目標姿勢角θ、姿勢変更時間t、姿勢角決定
信号18(姿勢角θ)及び姿勢角速度決定信号19
(姿勢角速度ω)をRW制御則演算器6(図1参照)
に対して出力すると共に、RCS−RW制御指令信号2
2及びCMG−RW制御指令信号23としてゼロ値をセ
ットし、夫々RCS−RW制御則演算器7及びCMG−
RW制御則演算器8に対して出力する。なお、図5に示
すS21乃至S23は、夫々RW制御指令信号21、R
CS−RW制御指令信号22及びCMG−RW制御指令
信号23に含まれるデータ列を示す。
【0041】ステップS6においては、姿勢変更手段決
定器45が最大姿勢変更トルクτとRCS−RWの出
力最大トルク値τrcsとを比較し、τ<τrcs
ある場合にはステップS9に進み、τ<τrcsでな
い場合には、ステップS7に進む。ステップS9におい
ては、制御指令信号設定器46がRCS−RW制御指令
信号22としてEuler軸ベクトルn、目標姿勢角θ
、姿勢変更時間t、姿勢角決定信号18及び姿勢角
速度決定信号19をRCS−RW制御則演算器7(図1
参照)に対して出力すると共に、RW制御指令信号21
及びCMG−RW制御指令信号23としてゼロ値をセッ
トし、夫々RW制御則演算器6及びCMG−RW制御則
演算器8に対して出力する。
【0042】ステップS7においては、姿勢変更手段決
定器45が最大姿勢変更トルクτとCMG−RWの出
力最大トルク値τcmgとを比較し、τ<τcmg
ある場合にはステップS10に進み、τ<τcmg
ない場合には、ステップS11に進む。ステップS10
においては、制御指令信号設定器46がCMG−RW制
御指令信号23としてEuler軸ベクトルn、目標姿
勢角θ、姿勢変更時間t、姿勢角決定信号18及び
姿勢角速度決定信号19をCMG−RW制御則演算器8
(図1参照)に対して出力すると共に、RW制御指令信
号21及びRCS−RW制御指令信号22としてゼロ値
をセットし、夫々RW制御則演算器6及びRCS−RW
制御則演算器7に対して出力する。
【0043】ステップS7において、τ<τcmg
ないと判断された場合には、要求された姿勢変更は実行
不可能であるため、ステップS11に示すように、RW
性慮指令信号21、RCS−RW制御指令信号22及び
CMG−RW制御指令信号23に全てゼロ値をセット
し、夫々RW制御則演算器6、RCS−RW制御則演算
器7及びCMG−RW制御則演算器8に対して出力す
る。
【0044】但し、姿勢変更手段選定器5は、姿勢変更
計画指令生成器4から出力される姿勢変更指令信号20
に変更がない場合には、RW制御指令信号21、RCS
−RW制御指令信号22、CMG−RW制御指令信号2
3において、姿勢角θ及び姿勢角速度ωには夫々そ
の時点で姿勢角/姿勢角速度決定器3が出力する姿勢角
決定信号18及び姿勢角速度決定信号19の値を採用す
るが、Euler軸ベクトルn、目標姿勢角θ、姿勢
変更時間tの値は更新せず、既に設定されている値を
そのまま出力する。
【0045】以上示したように、姿勢変更計画指令生成
器4が要求する姿勢変更に対し、姿勢変更手段決定器4
5が、使用する姿勢制御アクチュエータとしてリアクシ
ョンホイール(RW)のみを使用する構成が最適と判断
した場合には、制御指令信号設定器46が姿勢角決定信
号18、姿勢角速度決定信号19及び姿勢変更指令信号
20からRW制御指令信号21を生成し、RW制御則演
算器6に入力する。また、これと同時に、RCS−RW
制御指令信号22及びCMG−RW制御指令信号23と
して、各々ゼロ指令となるような制御指令信号を生成
し、これを夫々RCS−RW制御則演算器7及びCMG
−RW制御則演算器8に入力する。
【0046】この結果、RCS−RW制御則演算器7が
生成するRW駆動指令信号25及びRCS駆動指令信号
27、並びにCMG−RW制御則演算器8が生成するR
W駆動指令信号26及びCMG駆動指令信号28はゼロ
値信号となるが、RW制御則演算器6が生成するRW駆
動指令信号24はゼロ値信号とならず、RW駆動回路9
に入力される。これにより、RW駆動回路9がRW駆動
信号29を生成しリアクションホイール(RW)12に
対して出力する。そして、RW12が駆動することによ
り宇宙機姿勢ダイナミクス15に対して制御トルクを印
加し、宇宙機の姿勢制御を実施する。
【0047】また、姿勢変更計画指令生成器4が要求す
る姿勢変更に対し、姿勢変更手段選定器5の姿勢変更手
段決定器45が、使用する姿勢制御アクチュエータとし
てスラスタ(RCS)とリアクションホイール(RW)
とを併用する構成が最適と判断した場合には、姿勢変更
手段選定器5の制御指令信号設定器46が姿勢角決定信
号18、姿勢角速度決定信号19及び姿勢変更指令信号
20からRCS−RW制御指令信号22を生成し、それ
をRCS−RW制御則演算器7に入力する。また、これ
と同時に、RW制御指令信号21及びCMG−RW制御
指令信号23として、各々ゼロ指令となるような制御指
令信号を生成し、これらの信号をRW制御則演算器6及
びCMG−RW制御則演算器8に夫々入力する。
【0048】この結果、RW制御則演算器6が生成する
RW駆動指令信号24、並びにCMG−RW制御則演算
器8が生成するRW駆動指令信号26及びCMG駆動指
令信号28はゼロ値信号となるが、RCS−RW制御則
演算器7が生成するRW駆動指令信号25及びRCS駆
動指令信号27はゼロ値信号とならず、夫々RW駆動回
路9及びRCS駆動回路10に入力される。これによ
り、RW駆動回路9がRW駆動信号29を生成しリアク
ションホイール(RW)12に対して出力すると共に、
RCS駆動回路10がRCS駆動信号30を生成し、ス
ラスタ(RCS)13に対して出力する。そして、RW
12及びRCS13が駆動することにより宇宙機姿勢ダ
イナミクス15に対して制御トルクを印加し、宇宙機の
姿勢制御を実施する。
【0049】更に、姿勢変更計画指令生成器4が要求す
る姿勢変更に対し、姿勢変更手段選定器5の姿勢変更手
段決定器45が、使用する姿勢制御アクチュエータとし
てコントロールモーメントジャイロ(CMG)とリアク
ションホイール(RW)とを併用する構成が最適と判断
した場合には、姿勢変更手段選定器5の制御指令信号設
定器46が姿勢角決定信号18、姿勢角速度決定信号1
9及び姿勢変更指令信号20からCMG−RW制御指令
信号23を生成し、それをCMG−RW制御則演算器8
に入力する。また、これと同時に、RW制御指令信号2
1及びRCS−RW制御指令信号22として、各々ゼロ
指令となるような制御指令信号を生成し、これをRW制
御則演算器6及びRCS−RW制御則演算器7に入力す
る。
【0050】この結果、RW制御則演算器6が生成する
RW駆動指令信号24、並びにRCS−RW制御則演算
器7が生成するRW駆動指令信号25及びRCS駆動指
令信号27はゼロ値信号となるが、CMG−RW制御則
演算器8が生成するRW駆動指令信号26及びCMG駆
動指令信号28はゼロ値信号とならず、夫々RW駆動回
路9及びCMG駆動回路11に入力される。これによ
り、RW駆動回路9がRW駆動信号29を生成しリアク
ションホイール(RW)12に対して出力する。また、
CMG駆動回路11がCMG駆動信号31を生成し、コ
ントロールモーメントジャイロ(CMG)14に対して
出力する。そして、RW12及びCMG14が駆動する
ことで宇宙機姿勢ダイナミクス15に対して制御トルク
を印加し、宇宙機の姿勢制御を実施する。
【0051】以上説明したように、本実施例に係る宇宙
機の姿勢変更制御装置においては、姿勢変更指令生成器
4が、要求される姿勢角度及び姿勢変更時間に基づいて
最大姿勢変更トルクを導出し、姿勢変更指令信号20を
生成する。そして、姿勢変更手段選定器5が姿勢変更指
令信号20に基づいて最適な姿勢制御アクチュエータ構
成を選定し、そのアクチュエータ構成により宇宙機姿勢
ダイナミクス15を制御する。これにより、例えば、要
求される姿勢変更角度に対して姿勢変更時間が短い場合
には、大きな制御トルクを出力できるアクチュエータ構
成を選択し、姿勢変更時間内に姿勢変更を終了すること
ができる。また、姿勢変更時に生じる姿勢誤差を修正す
る場合にも、最適なアクチュエータ構成を選択すること
により、必要な制御トルクを確保できるため、姿勢誤差
を最小化することができる。このように、本実施例にお
いては、姿勢変更時に生じる姿勢誤差を最小化しながら
高速に姿勢変更制御を実現することができる。この結
果、姿勢変更中に起こりうる多くの状況に対応すること
が可能となり、高速且つ高精度な姿勢変更を実現するこ
とができる。
【0052】これに対して、前述の如く、特開平10−
287299号公報に開示された従来の人工衛星の姿勢
変更制御装置は、姿勢誤差の大きさに応じて使用する姿
勢制御アクチュエータを自動的に切り換えることで、姿
勢誤差に対する制御性能を向上させることを目的とした
ものであるが、姿勢制御アクチュエータの切換を姿勢誤
差の大きさのみに基づいて実施しているため、要求され
た時間内に姿勢変更を終了することができない場合があ
る。このように、本実施例の宇宙機の姿勢変更制御装置
は、従来の姿勢変更制御装置とは異なっている。
【0053】なお、本実施例においては、アクチュエー
タとしてRW、RCS及びCMGを設け、使用するアク
チュエータ構成としてRWのみ、RW及びRCSの併
用、又はRW及びCMGの併用を選択する例を示した
が、本発明はこれに限定されず、RCSのみ、CMGの
み、又はRCS及びCMGの併用を選択できるようにし
てもよい。また、RW、RCS及びCMG以外のアクチ
ュエータを設け、このアクチュエータのみの使用又はこ
のアクチュエータとRW、RCS若しくはCMGとの併
用を選択できるようにしてもよい。更に、RW、RCS
及びCMGのうちいずれかのアクチュエータが故障した
場合、並びにRCSの推薬を使い果たした場合等に、こ
の故障又は推薬切れ等により動作不能となったアクチュ
エータを選択しないようにする手段を姿勢変更制御装置
に設けてもよい。
【0054】次に、本発明の第2の実施例に係る宇宙機
の姿勢変更制御装置について説明する。図7は、本第2
実施例に係る宇宙機の姿勢変更制御装置の構成を示すブ
ロック図である。図7に示すように、本実施例に係る宇
宙機の姿勢変更制御装置52は、前述の第1の実施例に
係る姿勢変更制御装置51と比較して、CMG−RW制
御則演算器、CMG駆動回路及びCMGが設けられてい
ない点が異なっている。即ち、本実施例の姿勢変更制御
装置52の姿勢変更手段選定器5aは、姿勢変更計画指
令生成器4から出力された姿勢変更指令信号20に基づ
いて、アクチュエータとしてリアクションホイール(R
W)のみを使用するか、RWとスラスタ(RCS)の双
方を使用するかを選択し、RW制御指令信号21及びR
CS−RW制御指令信号22を夫々RW制御則演算器6
及びRCS−RW制御則演算器7に対して出力する。本
実施例における上記以外の構成及び上記以外の動作は、
前述の第1の実施例と同様である。
【0055】本実施例においては、姿勢制御アクチュエ
ータとしてリアクションホイール及びスラスタのみを設
け、コントロールモーメントジャイロ(CMG)を省略
している。これにより、前述の第1の実施例と比較して
姿勢変更制御装置の構成を簡略化し、小型化及び低コス
ト化を図ることができる。また、姿勢変更手段選定器5
aにおける演算処理時間を短縮することができる。
【0056】次に、本発明の第3の実施例に係る宇宙機
の姿勢変更制御装置について説明する。図8は、本第3
実施例に係る宇宙機の姿勢変更制御装置の構成を示すブ
ロック図である。図8に示すように、本実施例に係る宇
宙機の姿勢変更制御装置53は、前述の第1の実施例に
係る姿勢変更制御装置51と比較して、RCS−RW制
御則演算器、RCS駆動回路及びRCSが設けられてい
ない点が異なっている。即ち、本実施例の姿勢変更制御
装置53の姿勢変更手段選定器5bは、姿勢変更計画指
令生成器4から出力された姿勢変更指令信号20に基づ
いて、アクチュエータとしてリアクションホイール(R
W)のみを使用するか、RWとコントロールモーメント
ジャイロ(CMG)の双方を使用するかを選択し、RW
制御指令信号21及びCMG−RW制御指令信号23を
夫々RW制御則演算器6及びCMG−RW制御則演算器
8に対して出力する。本実施例における上記以外の構成
及び上記以外の動作は、前述の第1の実施例と同様であ
る。
【0057】本実施例においては、姿勢制御アクチュエ
ータとしてリアクションホイール及びコントロールモー
メントジャイロのみを設け、スラスタ(RCS)を省略
している。これにより、前述の第1の実施例と比較して
姿勢変更制御装置の構成を簡略化し、小型化及び低コス
ト化を図ることができる。また、姿勢変更手段選定器5
bにおける演算処理時間を短縮することができる。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
算出手段が次の姿勢変更における姿勢変更要求時間を考
慮して姿勢変更において必要となる最大トルク値を求
め、この最大トルク値に基づいて選択手段が駆動させる
姿勢変更アクチュエータを選択することにより、姿勢変
更時間内に姿勢変更を終了することができ、姿勢変更の
高速化を図ることができる。また、姿勢変更時に生じる
姿勢誤差を修正する場合にも、最適なアクチュエータ構
成を選択することにより、必要な制御トルクを確保でき
るため、姿勢誤差を最小化することができ、姿勢変更の
高精度化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る宇宙機の姿勢変更
制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す姿勢変更計画指令生成器4の構成を
示すブロック図である。
【図3】図1に示す姿勢変更手段選定器5の構成を示す
ブロック図である。
【図4】本実施例の姿勢変更制御装置における姿勢変更
計画指令生成器4の動作を示すフローチャートである。
【図5】本実施例の姿勢変更手段選定器5の動作を示す
フローチャートである。
【図6】(a)は横軸に時間をとり縦軸に宇宙機の姿勢
角をとって、宇宙機の姿勢角の変化を示すグラフ図であ
り、(b)は横軸に時間をとり縦軸に宇宙機の姿勢角速
度をとって、宇宙機の姿勢角速度の変化を示すグラフ図
であり、(c)は横軸に時間をとり縦軸に宇宙機の姿勢
角加速度をとって宇宙機の姿勢角加速度の変化を示すグ
ラフ図である。
【図7】本発明の第2の実施例に係る宇宙機の姿勢変更
制御装置の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第3の実施例に係る宇宙機の姿勢変更
制御装置の構成を示すブロック図である。
【図9】特開平10−287299号公報に開示された
従来の人工衛星の姿勢変更制御装置を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1;姿勢角検出器 2;姿勢角速度検出器 3;姿勢角/姿勢角速度決定器 4;姿勢変更計画指令生成器 5、5a、5b;姿勢変更手段選定器 6;RW制御則演算器 7;RCS−RW制御則演算器 8;CMG−RW制御則演算器 9;RW駆動回路 10;RCS駆動回路 11;CMG駆動回路 12;RW(リアクションホイール) 13;RCS(スラスタ) 14;CMG(コントロールモーメントジャイロ) 15;宇宙機姿勢ダイナミクス 16;姿勢角検出信号 17;姿勢角速度検出信号 18;姿勢角決定信号 19;姿勢角速度決定信号 20;姿勢変更指令信号 21;RW制御指令信号 22;RCS−RW制御指令信号 23;CMG−RW制御指令信号 24、25、26;RW駆動指令信号 27;RCS駆動指令信号 28;CMG駆動指令信号 29;RW駆動信号 30;RCS駆動信号 31;CMG駆動信号 32;地上局 33;テレメトリデータ 41;姿勢変更角度算出器 42;姿勢変更角加速度算出器 43;Euler軸周り慣性モーメント算出器 44;姿勢変更最大角加速度算出器 51、52、53;姿勢変更制御装置 101;光学センサ 102;光学センサデータ処理装置 103;ホイール制御則演算装置 104;ホイール駆動回路 105;ホイール 106;レートジャイロ 107;レートジャイロデータ処理装置 108;姿勢決定フィルタ 109;スラスタ制御則演算装置 110;バルブ駆動回路 111;スラスタ 112;制御則切換ロジック J;衛星慣性モーメント n;姿勢回転軸(Euler軸)ベクトル t;姿勢変更要求時間 α;最大角加速度 θ;姿勢角 θ;目標姿勢角 θ;姿勢変更角 τ;最大姿勢変更トルク τrw;RWの最大出力トルク値 τrcs;RCS−RWの最大出力トルク値 τcmg;CMG−RWの最大出力トルク値 ω;姿勢角速度

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 宇宙機に搭載されこの宇宙機の姿勢変更
    を制御する宇宙機の姿勢変更制御装置において、前記宇
    宙機に対してトルクを印加する複数の姿勢変更アクチュ
    エータと、前記宇宙機の現在の姿勢角及び姿勢角速度を
    検出する検出手段と、この検出手段の検出結果並びに次
    の姿勢変更における姿勢回転軸ベクトル、目標姿勢角及
    び姿勢変更要求時間に基づいて、前記姿勢変更において
    必要となる最大トルク値を算出する算出手段と、前記算
    出された最大トルク値に基づいて前記複数の姿勢変更ア
    クチュエータから駆動させる姿勢変更アクチュエータを
    選択する選択手段と、前記選択された姿勢変更アクチュ
    エータを駆動させる制御手段と、を有することを特徴と
    する宇宙機の姿勢変更制御装置。
  2. 【請求項2】 前記算出手段が、前記目標姿勢角と前記
    姿勢角との差を算出して姿勢変更角を求める姿勢変更角
    度算出器と、前記姿勢変更角及び前記姿勢変更要求時間
    から前記姿勢変更における最大角加速度を算出する姿勢
    変更角加速度算出器と、前記姿勢回転軸ベクトルから前
    記宇宙機の姿勢回転軸周りの慣性モーメントを算出する
    慣性モーメント算出器と、前記最大角加速度と前記慣性
    モーメントとの積から前記最大トルク値を算出する最大
    トルク値算出器と、を有することを特徴とする請求項1
    に記載の宇宙機の姿勢変更制御装置。
  3. 【請求項3】 前記選択手段が、前記最大トルク値と前
    記姿勢変更アクチュエータの最大出力トルク値とを比較
    して前記最大トルク値を出力できる1の姿勢変更アクチ
    ュエータ又は複数の姿勢変更アクチュエータの組み合わ
    せを選択する姿勢変更手段決定器と、この姿勢変更手段
    決定器の選択結果に基づいて前記選択された1の前記姿
    勢変更アクチュエータ又は複数の姿勢変更アクチュエー
    タの組み合わせを駆動する指令信号を生成する制御指令
    信号設定器と、を有することを特徴とする1又は2に記
    載の宇宙機の姿勢変更制御装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の姿勢変更アクチュエータがリ
    アクションホイール、スラスタ及びコントロールモーメ
    ントジャイロからなる群より選択された2種以上の装置
    であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項
    に記載の宇宙機の姿勢変更制御装置。
  5. 【請求項5】 前記選択手段が、前記駆動させる姿勢変
    更アクチュエータとして、リアクションホイールのみ、
    リアクションホイール及びスラスタ、又はリアクション
    ホイール及びコントロールモーメントジャイロを選択す
    るものであることを特徴とする請求項4に記載の宇宙機
    の姿勢変更制御装置。
  6. 【請求項6】 前記選択手段が、前記駆動させる姿勢変
    更アクチュエータとして、リアクションホイールのみ、
    又はリアクションホイール及びスラスタを選択するもの
    であることを特徴とする請求項4に記載の宇宙機の姿勢
    変更制御装置。
  7. 【請求項7】 前記選択手段が、前記駆動させる姿勢変
    更アクチュエータとして、リアクションホイールのみ、
    又はリアクションホイール及びコントロールモーメント
    ジャイロを選択するものであることを特徴とする請求項
    4に記載の宇宙機の姿勢変更制御装置。
  8. 【請求項8】 前記検出手段が、姿勢角を検出する姿勢
    角検出器と、姿勢角速度を検出する姿勢角速度検出器
    と、前記姿勢角検出器の検出結果及び前記姿勢角速度検
    出器の検出結果に基づいて前記宇宙機の姿勢角及び姿勢
    角速度を算出する算出器と、を有することを特徴とする
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の宇宙機の姿勢変
    更制御装置。
  9. 【請求項9】 前記姿勢角検出器がスラートラッカを有
    することを特徴とする請求項8に記載の宇宙機の姿勢変
    更制御装置。
  10. 【請求項10】 前記姿勢角速度検出器がジャイロを有
    することを特徴とする請求項8又は9に記載の宇宙機の
    姿勢変更制御装置。
  11. 【請求項11】 前記次の姿勢変更における姿勢回転軸
    ベクトル、目標姿勢角及び姿勢変更要求時間が前記宇宙
    機の外部から入力されることを特徴とする請求項1乃至
    10のいずれか1項に記載の宇宙機の姿勢変更制御装
    置。
  12. 【請求項12】 複数の姿勢変更アクチュエータが搭載
    された宇宙機の姿勢変更制御方法において、前記宇宙機
    の現在の姿勢角及び姿勢角速度を検出する工程と、前記
    姿勢角及び姿勢角速度の検出結果並びに次の姿勢変更に
    おける姿勢回転軸ベクトル、目標姿勢角及び姿勢変更要
    求時間に基づいて、前記姿勢変更において必要となる最
    大トルク値を算出する工程と、前記最大トルク値に基づ
    いて前記複数の姿勢変更アクチュエータから駆動させる
    姿勢変更アクチュエータを選択する工程と、前記選択さ
    れた姿勢変更アクチュエータを駆動させて前記宇宙機に
    対してトルクを印加する工程と、を有することを特徴と
    する宇宙機の姿勢変更制御方法。
  13. 【請求項13】 前記最大トルク値を算出する工程が、
    前記目標姿勢角と前記姿勢角との差を算出して姿勢変更
    角を求める工程と、前記姿勢変更角及び前記姿勢変更要
    求時間から前記姿勢変更における最大角加速度を算出す
    る工程と、前記姿勢回転軸ベクトルから前記宇宙機の姿
    勢回転軸周りの慣性モーメントを算出する工程と、前記
    最大角加速度と前記慣性モーメントとの積から前記最大
    トルク値を算出する工程と、を有することを特徴とする
    請求項12に記載の宇宙機の姿勢変更制御方法。
  14. 【請求項14】 前記駆動させる姿勢変更アクチュエー
    タを選択する工程が、前記最大トルク値と前記姿勢変更
    アクチュエータの最大出力トルク値とを比較して前記最
    大トルク値を出力できる1の姿勢変更アクチュエータ又
    は複数の姿勢変更アクチュエータの組み合わせを選択す
    る工程と、前記選択された1の前記姿勢変更アクチュエ
    ータ又は複数の姿勢変更アクチュエータの組み合わせを
    駆動する指令信号を生成する工程と、を有することを特
    徴とする12又は13に記載の宇宙機の姿勢変更制御方
    法。
  15. 【請求項15】 前記複数の姿勢変更アクチュエータが
    リアクションホイール、スラスタ及びコントロールモー
    メントジャイロからなる群より選択される2種以上の装
    置であることを特徴とする請求項12乃至14のいずれ
    か1項に記載の宇宙機の姿勢変更制御方法。
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