JP2003251619A - ハニカム構造体成形用口金、及びその製造方法 - Google Patents
ハニカム構造体成形用口金、及びその製造方法Info
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Abstract
押出し圧力を低減することができ、かつ成形安定性に優
れるハニカム構造体成形用口金及びその製造方法を提供
する。 【解決手段】 口金基体3に、坏土導入孔4と、坏土導
入孔4に連通する坏土押出しスリット2とを形成してな
るハニカム構造体成形用口金1において、口金基体3の
坏土導入孔4と坏土押出しスリット2とが連通する箇所
で、坏土導入孔4が形成されている箇所の内面と坏土押
出しスリット2が形成されている箇所の内面とを連続す
る一の面とする凸曲面10を設ける。
Description
を押出成形する際に用いる口金、及びその製造方法に関
する。更に詳しくは、坏土導入孔と、これに連通する坏
土押出しスリットとで形成される坏土の流路を、坏土が
スムーズに流れる形状としたハニカム構造体成形用口
金、及びその製造方法に関する。
方法としては、従来から、口金基体に、坏土導入孔と、
坏土導入孔に連通する格子状等の坏土押出しスリットと
を形成してなるハニカム構造体成形用の口金を用いて押
出成形する方法が広く行われている。
基体の坏土導入側の面に、大きな面積で開口して設けら
れ、坏土押出しスリットが、口金基体の坏土導入側と反
対側の成形体押出し側の面に、ハニカム構造体の隔壁厚
さに対応する狭い幅で、格子状等に設けられている。そ
して、坏土導入孔4は、通常、格子状等の坏土押出しス
リットが交差する位置に対応して設けられ、両者は、口
金基体内部で連通している。従って、坏土導入孔から導
入されたセラミックス原料等からなる坏土は、比較的内
径の大きな坏土導入孔から、狭いスリット幅の坏土押出
しスリットへと移行して、坏土押出しスリットからハニ
カム構造の成形体として押し出される。
口金は、極めて高価なため、口金基体に、予め、コート
層を形成しておき、坏土との磨耗により、口金基体が露
出した時点で、再度コート層を形成して再利用すること
が一般に行われている。
体等として広く用いられているハニカム構造体にあって
は、近年の排ガス規制の強化に伴い、より高い排ガス浄
化性能を発揮できる薄い隔壁のものが求められている。
しかし、当該要請に対応するために坏土押出しスリット
を狭くすると、通常、より大きな押圧力が必要となるこ
とから、成形時の押圧力の低減は、成形性、生産効率等
の点から重要な問題となってきている。
は、坏土導入孔及び坏土押出しスリットが、電解加工
(STEM加工)、放電加工(EDM加工)、又はドリ
ル等の機械加工等により、それぞれ図5及び図6に示す
形状に形成されている物が広く用いられている。
したものとして、図7に示す「成形溝部の排出側の溝巾
を成形流動側の溝巾より狭くした」ものが開示されてい
る(特許第3121408号公報、特許第312140
9号公報)。
4と坏土押出しスリット2とが連結する箇所に、角部1
5が形成されているため、生産効率、押出し性、成形性
等の点で種々の不都合があった。
に形成されているコート層9が選択的に磨耗するため、
当該箇所のコート層9のみの磨耗により、口金1全体に
ついて、再めっきによる補修が必要となり、補修サイク
ルが短くなってしまうという問題があった。
導入孔4から坏土押出しスリット2への坏土の移行がス
ムーズになされないため、坏土押出しスリット2に移行
した際に急激に抵抗圧力が増大して、より大きな押出し
圧力が必要になるという問題もあった。
部でばらつきがあるため、押出し時の抵抗圧力のばらつ
きの要因となり、得られるハニカム構造体の成形性が不
安定となり易かった。
課題に鑑みてなされたものであり、補修サイクルが長
く、押出し時に必要となる押出し圧力を低減することが
でき、かつ成形安定性に優れるハニカム構造体成形用口
金及びその製造方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成すべく、鋭意検討したところ、坏土導
入孔から格子状坏土押出しスリットへ移行する部分に対
応する箇所を凸曲面として、坏土導入孔の内面と格子状
坏土押出しスリットの内面とを、当該凸曲面を介して連
続する一の面で形成させることにより上記目的を達成で
きることを見出し、本発明を完成させた。
土導入孔と、この坏土導入孔に連通する坏土押出しスリ
ットとを形成してなるハニカム構造体成形用口金であっ
て、当該口金基体が、坏土導入孔と坏土押出しスリット
とが連通する箇所で、坏土導入孔が形成されている箇所
の内面と坏土押出しスリットが形成されている箇所の内
面とを連続する一の面とする凸曲面を有することを特徴
とするハニカム構造体成形用口金が提供される。
土押出しスリットの内面の延長線に対して垂直方向に延
びる垂線が、延長線の位置から、坏土導入孔の内径の1
/20以上の長さで、口金基体の内面と交差する位置を
開始位置として、坏土押出しスリットの内面にかけて形
成されていることが好ましい。また、本発明において
は、口金基体が、表面にコート層を備えていることが好
ましい。
して、坏土導入孔と、坏土導入孔に連通する坏土押出し
スリットとを形成し、次いで、坏土導入孔と坏土押出し
スリットとが連通する箇所で形成される口金基体の角部
を削除して、坏土導入孔が形成されている箇所の内面と
坏土押出しスリットが形成されている箇所の内面とを連
続する一の面とする凸曲面を形成することを特徴とする
ハニカム構造体成形用口金の製造方法が提供される。
坏土導入孔、又は坏土押出しスリットに、研磨剤を導入
して削除することが好ましい。また、口金基体の角部
を、放電加工(EDM加工)、電解加工(STEM加
工)、又は機械加工により削除してもよい。
た後、口金基体の表面にコート層を形成することが好ま
しい。
面に基づいて具体的に説明する。図1(a)〜(c)
は、本発明のハニカム構造体成形用口金における格子状
坏土押出しスリット及び坏土導入孔の一例を模式的に示
す説明図であり、図1(a)は表面図であり、図1
(b)は裏面図であり、図1(c)は、図1(a)及び
図1(b)の概略断面図である。また、図2は、図1
(c)の一部拡大図である。
明のハニカム構造体成形用口金1(以下、単に「口金
1」ということがある。)は、通常、坏土導入孔4が、
口金基体3の坏土導入側Bの面7に開口して設けられ、
坏土押出しスリット2が、口金基体3の坏土導入側Bと
反対側の成形体押出し側Aの面8に開口して、ハニカム
構造体の隔壁厚さに対応するスリット幅で、例えば、格
子状等に設けられている。そして、坏土導入孔4は、通
常、格子状等の坏土押出しスリット2が交差する位置に
対応して設けられ、両者は、口金基体3内部で連通して
いる。
図1(c)及び図2に示すように、坏土導入孔4と坏土
押出しスリット2とが連通する箇所で、坏土導入孔4が
形成されている箇所の内面と坏土押出しスリット2が形
成されている箇所の内面とを連続する一の面とする凸曲
面10を形成していることを特徴とする。
スリット2とが連通する箇所でコート層9の選択的磨耗
が回避され、口金1の補修サイクルを長くすることがで
きる。また、当該凸曲面10の形成により、坏土導入孔
4から坏土押出しスリット2への坏土の移行がスムーズ
になるため、坏土が坏土押出しスリット2に移行した際
の抵抗圧力が減少し、より小さな押出し圧力で坏土の押
出しをすることができる。更には、口金各部での磨耗の
ばらつきも減少するため、押出し時の抵抗圧力のばらつ
きが減少し、得られるハニカム構造体の成形安定性を向
上させることができる。
導入孔4と坏土押出しスリット2とが連通する箇所で形
成される凸曲面10は、当該凸曲面を坏土押出し方向に
切断した際の曲線が、坏土導入孔4の内径等から坏土押
出しスリット2のスリット幅へ自然に移行する曲率半径
のものが好ましい。
0は、坏土押出しスリット2を有する箇所の内面の延長
線Yに対する垂線Xが、当該延長線Yの位置から坏土導
入孔4の内径Lの1/20以上の距離で、口金基体3の
内面と交差する位置Zから形成されていることが好まし
く、更に、当該延長線Yが、当該延長線に対する垂線X
(Z地点を経由する垂線である。)との交点Cから延長
方向に、坏土導入孔4の内径Lの1/20以上の距離で
接する基体3の内面まで形成されていることがより好ま
しい。
ていれば、坏土導入孔4の内径に応じて、効果的に坏土
の押出し圧力を低減することができ、上述した各効果を
更に確実に得ることができる。
について特に制限はなく、例えば、坏土押出し方向にお
ける断面形状がテーパ形状、矩形、又は台形等のものを
挙げることができ、中でも、坏土導入孔4の形成が容易
な点で、断面形状が矩形のものが好ましい。
ついても特に制限はなく、例えば、坏土押出し方向にお
ける断面形状がテーパ形状、又は矩形等のものを挙げる
ことができ、中でも、坏土押出しスリット2の形成が容
易な点で、やはり断面形状が矩形のものが好ましい。な
お、本発明においては、坏土導入孔4と坏土押出しスリ
ット2との連結部に、前述した所望の凸曲面10を有し
ているため、これらの断面形状を矩形としても、坏土導
入孔4から坏土押出しスリット2への坏土の移行をスム
ーズにすることができる。
て特に制限はないが、例えば、SUS等を挙げることが
できる。また、本発明においては、繰り返し使用が可能
となる点で、口金基体3の表面にコート層9を有するも
のが好ましい。
と坏土押出しスリット2との連結部に、前述した所望の
凸曲面10を設けているため、口金1の一部で選択的に
コート層9の剥れを生じることが少なく、補修サイクル
を極めて長くすることができる。
一層からなるものを設けても良く、二層以上からなるも
のを設けても良い。また、一層からなるコート層として
は、例えば、WC、W2C、又はW3Cの少なくとも一種
からなるもの、或いはTiN、TiC、又はTiCNの
少なくとも一種からなるものを挙げることができる。ま
た、二層以上からなるコート層としては、例えば、ニッ
ケル、コバルト、又は銅の少なくとも一種からなる一以
上の下地層と、WC、W2C、又はW3Cの少なくとも一
種、或いはTiN、TiC、又はTiCNの少なくとも
一種からなる一以上の表面層とを備えるものを挙げるこ
とができる。
る方法について説明する。本発明においては、まず、口
金基体を切削して、坏土導入孔と、この坏土導入孔に連
通する坏土押出しスリットとを形成する。
方法としては、例えば、 エンドミルやドリルを用いる機械加工により、口金基
体を切削して所望の内径の坏土導入孔を形成する方法;
円筒状等の形彫り放電加工用電極を、口金基体に近接
して両者間に生じる放電により口金基体を溶融して所望
の内径の坏土導入孔を形成する方法;電解加工(ST
EM加工)等を挙げることができる。
法としては、坏土導入孔を形成した後、坏土導入孔を
形成した部分と反対側から、ダイヤモンドや立方晶窒化
ホウ素砥粒等を含む砥石を用いるダイシングマシン、ス
ライシングマシン、又は高速回転機構を有する研削盤等
による機械加工で、口金基体を切削して所望のスリット
幅のスリットを形成する方法;坏土導入孔を形成した
後、坏土導入孔を形成した部分と反対側から、形彫り放
電加工等の放電加工(EDM加工)により、所望のスリ
ット幅のスリットを口金基体に形成する方法等を挙げる
ことができる。
体にコート層を形成する場合には、所望のスリット幅よ
りコート層の厚さ分、広いものとすればよい。また、目
的とするハニカム構造体の形状等に応じて、格子状等の
所望の形状のものを、所定間隔で所定数設ければよい。
一方、坏土導入孔は、通常、口金基体の坏土押出しスリ
ットを形成した面と反対の面から、坏土押出しスリット
の交差部の位置に対応させて作製すればよい。
坏土押出しスリットとが連通する箇所で形成される口金
基体の角部を削除して、坏土導入孔が形成されている箇
所の内面と坏土押出しスリットが形成されている箇所の
内面とを連続する一の面とする凸曲面を形成する。
を、坏土導入孔又は坏土押出しスリットに研磨剤を導入
して削除することが、坏土導入孔が形成されている箇所
から坏土押出しスリットが形成されている箇所まで、滑
らかな凸曲面を形成できる点で好ましい。
土、又はSiC研粒含有研磨剤等の口金基体の材質より
硬度の大きな材料を含有する研磨剤を、通常運転時に用
いる坏土と同様に坏土導入孔から繰り返し導入して、坏
土押出しスリットから押出すことで、最も押圧力のかか
る角部が、少しずつ研磨され、最終的には削除すること
ができる。なお、本発明においては、坏土押出しスリッ
トから、上記研磨剤を導入してもよい。
導入する方法の他、迅速な加工が可能な点で、当該口金
基体の角部を、形彫り放電加工等の放電加工(EDM加
工)、電解加工(STEM加工)、又は機械加工により
削除することも可能である。
えば 図3(a)〜(d)に示すように、電極11又は
ワイヤー(図示せず)として、その先端形状が、ピラミ
ッド型のスリット形状、コーン形状、針状、又は三角錐
形状等のものを用い、これら電極11又はワイヤーを、
坏土導入孔と坏土押出しスリットとが連通する角部に近
接させることにより、所望の凸曲面を形成することがで
きる。
図4に示すように、回転研磨工具12として、その研磨
面13が、角部を削除して形成される凸曲面に対応する
凹曲面を有するものを用いて、当該角部を研磨すればよ
い。
形彫り放電加工等の放電加工(EDM加工)、電解加工
(STEM加工)、又は機械加工により削除した場合に
は、その後、前述した研磨剤を、坏土導入孔又は坏土押
出しスリットに導入して、角部を削除した後の口金基体
の内面を仕上げ加工することが坏土の流れがよりスムー
ズになる点で好ましい。
部を削除した後、口金基体の表面にコート層を形成する
ことが、再コートによる補修により、口金の繰り返し使
用が可能となる点で好ましい。
ば、無電解メッキ法、電解メッキ法、CVD法、PVD
法、又は溶射等の各種コーティング方法を挙げることが
でき、中でも、極めて狭い幅のスリットの形成が可能で
ある点で、下地層を無電解メッキ法で形成した後、表面
層をCVD法で形成する方法が好ましい。
体的に説明するが、本発明は、これら実施例により、何
ら限定されるものではない。
及び研削盤を用いて、厚さ15mm、一辺の長さ215
mmの角板に加工した。角板の一方の端面に放電加工
(EDM加工)及び研磨加工により、幅180μm、深
さ3.0mmの坏土押出しスリットを、0.94mmの
ピッチで226本形成した。同様に、加工された坏土押
出しスリットに直交する坏土押出しスリットを形成し
た。一方、角板の他方の端面から、STEM加工によ
り、直径0.70mm、深さ12.3mmの坏土導入孔
を0.94mmのピッチにより、坏土押出しスリットの
交差部(1個とび)に形成した。次いで、成形機への装
着のため、放電加工(EDM加工)により外径215m
mに加工して、円板上の口金とした。得られた口金の孔
数は、約26000(226×226/2)であり、口
金基体における坏土導入孔と坏土押出しスリットとが連
通する箇所では、角部が形成されていた。
パウンドを、口金の坏土導入孔へ均等に導入して、坏土
押出しスリットから押出して、口金基体における角部
を、研磨により削除し、凸曲面を形成した。この際、凸
曲面は、坏土押出しスリットの内面の延長線に対して垂
直方向に延びる垂線が、当該延長線から50μmの長さ
で、坏土導入孔を有する箇所の口金基体の内面と交差す
る位置から形成されていた。また、当該延長線と当該垂
線との交点から当該延長線の延長方向に、100μmに
位置する口金基体の内面まで形成されていた。
っきを行い、厚さ60μmのコート層を形成し、スリッ
ト幅が、60μmのハニカム構造体成形用口金を得た。
いて、コージェライト化原料を水と混連した坏土を、押
出し成形してハニカム構造体を作製したところ、前述し
た角部をそのままにしたハニカム構造体成形用口金を用
いた場合に比べ、各スリット間での抵抗圧力のばらつき
が小さくなり、また同速度で押出した場合の押出し圧力
が5%低減した。
ば、補修サイクルが長く、押出し時に必要となる押出し
圧力を低減することができ、かつ成形安定性に優れるハ
ニカム構造体成形用口金及びその製造方法を提供するこ
とができる。
用口金における一の実施形態を模式的に示す表面図であ
り、 図1(b)は、その裏面図であり、 図1(c)
は、 図1(a)及び 図1(b)の概略断面図であ
る。
金基体の角部を削除する際に用いられる放電加工用の電
極の各先端部形状を模式的に示す一部拡大図である。
際に用いられる回転研磨工具の研磨部分を模式的に示す
一部拡大図である。
いて、坏土導入孔及び坏土押出しスリットが連通する箇
所の口金基体の形状を模式的に示す一部断面図である。
について、坏土導入孔及び坏土押出しスリットが連通す
る箇所の口金基体の形状を模式的に示す一部断面図であ
る。
一例について、坏土導入孔及び坏土押出しスリットが連
通する箇所の口金基体の形状を模式的に示す一部断面図
である。
ト、3…口金基体、4…坏土導入孔、7…坏土導入側の
面、8…押出し側の面、9…コート層、10…凸曲面、
11…電極、12…回転研磨工具、13…研磨面、15
…角部。
Claims (7)
- 【請求項1】 口金基体に、坏土導入孔と、該坏土導入
孔に連通する坏土押出しスリットとを形成してなるハニ
カム構造体成形用口金であって、 該口金基体が、該坏土導入孔と該坏土押出しスリットと
が連通する箇所で、坏土導入孔が形成されている箇所の
内面と坏土押出しスリットが形成されている箇所の内面
とを連続する一の面とする凸曲面を有することを特徴と
するハニカム構造体成形用口金。 - 【請求項2】 前記凸曲面は、前記坏土押出しスリット
の内面の延長線に対して垂直方向に延びる垂線が、該延
長線から、前記坏土導入孔の内径の1/20以上の長さ
で、該口金基体の内面と交差する位置を開始位置として
形成されている請求項1に記載のハニカム構造体成形用
口金。 - 【請求項3】 前記口金基体が、表面にコート層を備え
ている請求項1又は2に記載のハニカム構造体成形用口
金。 - 【請求項4】 口金基体を切削して、坏土導入孔と、該
坏土導入孔に連通する坏土押出しスリットとを形成し、 次いで、該坏土導入孔と該坏土押出しスリットとが連通
する箇所で形成される該口金基体の角部を削除して、該
坏土導入孔が形成されている箇所の内面と該坏土押出し
スリットが形成されている箇所の内面とを連続する一の
面とする凸曲面を形成することを特徴とするハニカム構
造体成形用口金の製造方法。 - 【請求項5】 前記口金基体の角部を、前記坏土導入
孔、又は前記坏土押出しスリットに、研磨剤を導入して
削除する請求項4に記載のハニカム構造体成形用口金の
製造方法。 - 【請求項6】 前記口金基体の角部を、放電加工、電解
加工、又は機械加工により削除する請求項4に記載のハ
ニカム構造体成形用口金の製造方法。 - 【請求項7】 前記角部を削除した後、前記口金基体の
表面にコート層を形成する請求項4〜6の何れか一項に
記載のハニカム構造体成形用口金の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002059141A JP2003251619A (ja) | 2002-03-05 | 2002-03-05 | ハニカム構造体成形用口金、及びその製造方法 |
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