JP2003251112A - 連続加圧ろ過機 - Google Patents
連続加圧ろ過機Info
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Abstract
行ない、ろ液の回収や濃縮液の回収を行なう連続ろ過を
可能とした連続加圧ろ過機に関する。 【解決手段】 円環ろ過筒(5a)を隔壁(11)で仕
切った複数の隔室(12)に洗浄管(13)を垂下し、
この洗浄管(13)の基端部を固定弁(14)に穿設し
た複数の連通管(15)に連結し、固定弁(14)に摺
接させた回転弁(17)に供給管(21)を配設して、
この供給管(21)に洗浄水管(23)を接続すると共
に、固定弁(14)に穿設した連通管(15…)を回転
弁(17)に配設した供給管(21)の回動軌跡に対設
して、円環ろ過筒(5a)に垂設した洗浄管(13)に
洗浄水管(23)を接合解離自在としたもので、固定弁
(14)に摺接させる回転弁(17)で円環ろ過筒(5
a)の逆洗ゾーンとろ過ゾーンを切換えて、隔室(1
2)をブロックごとに洗浄しながら、円環ろ過筒(5
a)の連続ろ過を可能とする。
Description
業用水、あるいは産業排水などの原水ろ過やこれらの処
理で発生する汚泥をろ過濃縮する装置に関し、特に、連
続ろ過を行いながら、ろ材の再生を可能とした連続加圧
ろ過機に関する。
ンドル型フイルター、リーフフイルターなどの装置があ
る。また、密閉ろ過槽に多数の円筒状ろ材を垂設した加
圧ろ過装置もよく知られており、密閉ろ過室に円筒状ろ
材とこの円筒状ろ材の間にドーナツ状ろ材を垂設し、こ
れらのろ材に摺接させるスクレーパー設けた多重円筒状
ろ過機は、例えば、特公平7−30095号公報に記載
してあるように公知である。
イルター、リーフフイルターなどの装置、はバッチ式の
ためろ過速度が小さく、対象原液の制約がある。また、
従来の多重円筒状ろ過機は連続ろ過が可能であり、ろ過
速度が大きく、大容量処理を可能とする特徴を持つが、
経時変化によりろ過面の閉塞やろ過能力の減少を防止す
ることがスクレーパーでは困難である。仮に、ろ液排出
口から洗浄水を供給しても、ショートパスによりろ材全
体が洗浄できない恐れがある。この発明は、上記の課題
を解決するために、連続ろ過を行ないながら、隔壁で仕
切られたろ材面をブロックごとに洗浄して、ろ材面の再
生を可能とした連続加圧ろ過機を提供することを目的と
する。
ころは、円筒状の密閉タンクにろ過筒を垂設し、密閉タ
ンクに原液を圧入してろ過筒の周面にケーキ層を形成さ
せ、ろ過筒の内部にろ液を通過させて固液分離を行なう
ろ過装置において、ろ過筒の内部に垂設した複数の洗浄
管の基端部を固定弁に穿設した複数の連通管に連結し、
固定弁に摺接させた回転弁に供給管を配設して、この供
給管に洗浄水管を接続すると共に、固定弁に穿設した複
数の連通管を回転弁に配設した供給管の回動軌跡に対設
して、ろ過筒に垂設した洗浄管に洗浄水管を接合解離自
在としたもので、回転弁と固定弁でろ過筒の逆洗ゾーン
とろ過ゾーンを切換えて、ろ過筒を間歇的に逆洗してろ
材面を再生し、連続ろ過を可能とするものである。
原液室に区画する仕切壁を設け、ろ過筒を密閉タンクと
同心状の円環ろ過筒として仕切壁に吊設し、円環ろ過筒
を複数の隔壁で仕切ると共に、円環ろ過筒のそれぞれの
隔室に洗浄管を垂下したもので、隔壁で仕切られた隔室
をブロックごとに洗浄しながら、円環ろ過筒の連続ろ過
が可能となる。密閉タンクと同心状の円環ろ過筒の周面
に摺接させた複数のスクレーパーを支持杆に立設し、支
持杆の中心部に連結した従動軸をスクレーパー駆動機に
連動連結して、スクレーパーを円環ろ過筒の周面に摺接
させながら公転させるもので、ケーキ層によるろ材面の
閉塞やろ過能力の減少が防止でき、洗浄との相乗効果が
得られる。
上記のように構成してあり、密閉タンクの原液室に原液
が圧入され、円環ろ過筒のろ過面に固形分を捕捉して円
環ろ過筒の周面にケーキ層を形成させる。固形分を分離
したろ液は、差圧により円環ろ過筒の内部に流入して、
仕切壁の上部のろ液室に移送される。スクレーパーは円
環ろ過筒の周面を公転させながら、円環ろ過筒に形成さ
れたケーキ層を掻き取り、ろ材面の閉塞によるろ過能力
の減少を防止する。洗浄管に接続した回転弁を固定弁に
回転摺接させて円環ろ過筒のそれぞれの隔室に間歇的に
連通管から空気または洗浄水が噴射され、ろ材裏面から
逆洗が行われる。円環ろ過筒の隔壁で仕切られたそれぞ
れの隔室をろ過ゾーンと逆洗ゾーンに分けてブロックご
とに洗浄することができる。円環ろ過筒のろ材面を洗浄
して連続運転を可能とする。スクレーパーで削り取り沈
殿させたケーキは間歇的に密閉タンクから排出する。
は連続加圧ろ過機であって、円筒状の密閉タンク1を上
部のろ液室2と下部の原液室3に区画する仕切壁4が設
けてあり、ろ過筒5が仕切壁4に吊設して、ろ過筒5の
内部が密閉タンク1のろ液室2に連通させてある。原液
室3の密閉タンク1の側壁に原液供給管6と、ろ液室2
の密閉タンク1の側壁にろ液管7が連結してある。密閉
タンク1の下部を円錐状に形成して沈殿室8としてあ
り、沈殿室8の下端部に開閉弁9を介して排泥管10が
連結してある。図2は密閉タンクの横断面図であって、
ろ過筒5は密閉タンク1と同心状の円環ろ過筒5aとし
てあり、密閉タンク1に円環ろ過筒5aが二重に配設し
てある。この円環ろ過筒5aを複数の隔壁11…で仕切
った隔室12…が設けてある。図1および図3に示すよ
うに、円環ろ過筒5aの隔室12に洗浄管13…が垂設
してあり、円環ろ過筒5aに張設したろ材の内部に洗浄
水または圧縮空気を噴射する洗浄ノズル13a…を対設
してある。
ろ過筒5aの隔室12に垂下した洗浄管13…の基端部
が、密閉タンク1の頂部近傍に設けた固定弁14の連通
管15…にそれぞれ連結してある。密閉タンク1の頂部
の軸受16に支架した回転弁17が固定弁14に摺接し
てあり、回転弁17の上部に嵌着したスプロケット18
に掛け回したチエーン19が回転弁駆動機20に連動連
結してある。回転弁17に配設した供給管21の上端が
回転弁17の中心部に開口してあり、ロータリージョイ
ント22を介して洗浄水供給用の洗浄水管23に接続し
てある。図5に示すように、回転弁17に配設した供給
管21の下端が回転弁17の中心部から偏心させて開口
してあり、回転弁17の開口した供給管21の回動軌跡
に対設して、図6に示すように、固定弁14に穿設した
多数の連通管15…が同心円周面上に配列してある。
て回転弁17を回転させながら、図5に示す、回転弁1
7の供給管21を、図6に示す固定弁14の同心円周面
上に配列した連通管15…に順次接合させ、円環ろ過筒
5aの隔室12…に垂設した洗浄管13…に洗浄水管2
3から洗浄水または圧縮空気を供給する。円環ろ過筒5
aの隔室12…をろ過ゾーンAと逆洗ゾーンBに切換え
て、円環ろ過筒5aでの連続ろ過を行いながら、複数の
隔室12…をブロックごとに分割洗浄して、円環ろ過筒
5aのろ過面を再生する。符号24は回転弁17の保持
カバー、符号25は保持カバー24に配設した回転弁1
7の保持バネである。
5aの周面に摺接させた複数のスクレーパー26…が支
持杆27に立設してある。この支持杆27の中心部に連
結した従動軸28が密閉タンク1の下部内周壁に止着し
たリブ29に軸支され、従動軸28の下端がギャーボッ
クス30に挿入してある。スクレーパー駆動機31の駆
動軸32が密閉タンク1を貫通してギャーボックス30
に挿入してあり、ギャーボックス30の内部で駆動軸3
2の駆動ギャー33と従動軸28の従動ギャー34が噛
合せてある。スクレーパー駆動機31を駆動して、円環
ろ過筒5aの周面に摺接させたスクレーパー26を円環
ろ過筒5aのろ材面に捕捉したケーキ層を掻き取りなが
らろ過面上を公転させて、ろ材面の閉塞やろ過能力の減
少を防止する。掻き取つたケーキは沈殿室8に沈殿さ
せ、随時、濃縮汚泥として開閉弁9を開いて排泥管10
から排出する。この連続加圧ろ過機は、使用目的に応じ
てバッチ運転でのろ過も可能である。
ように構成してあり、ろ過筒の内部に垂設した複数の洗
浄管を固定弁に連結し、固定弁に摺接させた回転弁に洗
浄管を接続して、ろ過筒に垂設した洗浄管に洗浄水管を
接合解離自在としたもので、固定弁に摺接させる回転弁
でろ過筒の逆洗ゾーンとろ過ゾーンを切換えて、ろ過筒
を間歇的に逆洗して、ろ過面の再生を可能としたもので
ある。密閉タンクに配設するろ過筒は、密閉タンクと同
心状の円環ろ過筒として、この円環ろ過筒を隔壁で仕切
った隔室に洗浄管を垂下したもので、隔室をブロックご
とに洗浄しながら、円環ろ過筒の連続ろ過が可能とな
る。そして、円環ろ過筒の周面に摺接させた複数のスク
レーパーを円環ろ過筒の周面に摺接させながら公転させ
るもので、円環ろ過筒のケーキ層によるろ材面の閉塞や
ろ過能力の減少が防止できる。
る。
機の横断面図である。
拡大図である。
拡大図である。
る。
示す平面図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 円筒状の密閉タンク(1)にろ過筒
(5)を垂設し、密閉タンク(1)に原液を圧入してろ
過筒(5)の周面にケーキ層を形成させ、ろ過筒(5)
の内部にろ液を通過させて固液分離を行なうろ過装置に
おいて、ろ過筒(5)の内部に垂設した複数の洗浄管
(13)の基端部を固定弁(14)に穿設した複数の連
通管(15)に連結し、固定弁(14)に摺接させた回
転弁(17)に供給管(21)を配設して、この供給管
(21)に洗浄水管(23)を接続すると共に、固定弁
(14)に穿設した連通管(15…)を回転弁(17)
に配設した供給管(21)の回動軌跡に対設して、ろ過
筒(5)に垂設した洗浄管(13)に洗浄水管(23)
を接合解離自在としたことを特徴とする連続加圧ろ過
機。 - 【請求項2】 上記密閉タンク(1)を上下のろ液室
(2)と原液室(3)に区画する仕切壁(4)を設け、
ろ過筒(5)を密閉タンク(1)と同心状の円環ろ過筒
(5a)として仕切壁(4)に吊設し、円環ろ過筒(5
a)を複数の隔壁(11)で仕切ると共に、円環ろ過筒
(5a)のそれぞれの隔室(12)に洗浄管(13)を
垂下したことを特徴とする請求項1記載の連続加圧ろ過
機。 - 【請求項3】 上記密閉タンク(1)と同心状の円環ろ
過筒(5a)の周面に摺接させた複数のスクレーパー
(26)を支持杆(27)に立設し、支持杆(27)の
中心部に連結した従動軸(28)をスクレーパー駆動機
(31)に連動連結して、スクレーパー(26)を円環
ろ過筒(5a)の周面に摺接させながら公転させること
を特徴とする請求項2記載の連続加圧ろ過機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002059789A JP3760874B2 (ja) | 2002-03-06 | 2002-03-06 | 連続加圧ろ過機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003251112A true JP2003251112A (ja) | 2003-09-09 |
JP3760874B2 JP3760874B2 (ja) | 2006-03-29 |
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- 2002-03-06 JP JP2002059789A patent/JP3760874B2/ja not_active Expired - Fee Related
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