JP2003250922A - 消火ロボット - Google Patents

消火ロボット

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JP2003250922A JP2002105822A JP2002105822A JP2003250922A JP 2003250922 A JP2003250922 A JP 2003250922A JP 2002105822 A JP2002105822 A JP 2002105822A JP 2002105822 A JP2002105822 A JP 2002105822A JP 2003250922 A JP2003250922 A JP 2003250922A
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重秋 井野
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保成 本木
Masao Mori
政男 森
Keiichi Kido
恵一 城戸
Yuichi Arimura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消防隊が立ち入れない危険な場所での火災に
も迅速に対処でき、消火用水の供給を受けることなくど
のような場所であっても消火を行うことができる消火ロ
ボットを提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の消火ロボット1は、無線や移動
体通信等の遠隔操作により自走で走行し消火を行う消火
ロボット1であって、レバーを押圧することにより噴射
口26より消火剤を噴射する消火器24c、24dを格
納する1以上の消火器格納部24a、24bと、消火器
格納部24a、24bに配設されレバーを押圧する噴射
操作部と、消火器24c、24dの噴射口26を脱着自
在に固定する噴射口固定部26aと、を備えた構成を有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線や移動体通信
等の遠隔操作により自走で走行し消火を行うことができ
る消火ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、消防隊による消火活動では危険で
火元に近づけないような火災に対処するために、無線等
で遠隔操作される消火ロボットが用いられている。
【0003】このような消火ロボットとしては、特開平
6−79011号公報(以下、イ号公報という)に、
「消火区域の壁面等に固定的に設置され消火ポンプ設備
から消火用水の加圧供給を受ける1又は複数の給水装置
と、火災発生場所の近傍に設置された前記給水装置の位
置に移動して自己の給水口を接続することにより消火用
水の加圧供給を受けて放水する自走可能な放水装置とを
備えたことを特徴とする自走式放水装置を備えた消火設
備」が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術では、以下のような課題を有していた。 (1)イ号公報に開示の技術では、給水装置から自走可
能な放水装置に給水口を介して絶えず消火用水を供給す
る必要があり、放水中には放水装置は給水装置の位置か
ら移動することができないため火元が給水装置から離れ
ている場合は遠方から放水しなければならず確実に消火
を行うことができないという課題を有していた。 (2)また、給水装置から自走可能な放水装置に給水口
を介して絶えず消火用水を供給する必要があり、また、
放水は直線的であるので、給水装置が設けられていない
場所や曲がりくねった廊下等で火災が発生した場合に対
処することができないという課題を有していた。
【0005】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、消防隊が立ち入れない危険な場所での火災にも迅速
に対処でき、消火用水の供給を受けることなくどのよう
な場所であっても消火を行うことができる消火ロボット
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の消火ロボットは以下の構成を有している。
本発明の請求項1に記載の消火ロボットは、無線や移動
体通信等の遠隔操作により自走で走行し消火を行う消火
ロボットであって、レバーを押圧することにより噴射口
より消火剤を噴射する消火器を格納する1以上の消火器
格納部と、前記消火器格納部に配設され前記レバーを押
圧する噴射操作部と、前記消火器の前記噴射口を脱着自
在に固定する噴射口固定部と、を備えた構成を有してい
る。
【0007】この構成により、以下のような作用を有す
る。 (1)消火器格納部を有しているので、市販の消火器を
格納し、噴射操作部の当接部に消火器のレバーを位置付
け、噴射操作部により消火器のレバーを押圧することで
噴射口より消火剤を噴射し、消火を行うことができる。 (2)消火剤を噴射する消火器を搭載しているので、給
水装置のない場所等どのような場所であっても消火を行
うことができる。 (3)消火器の内圧で消火剤を噴射するため、噴射のた
めの動力が必要なく簡単な構造で容易に製造することが
でき省コスト性に優れる。 (4)消火器を格納する消火器格納部を備えているの
で、汎用の消火器を使用できると共に、使用した消火器
を新しいものと容易に交換することができ使用性に優れ
る。 (5)移動中にぼや等の火元を発見した場合に、火元へ
移動し消火剤を噴射して消火を行うことができるので、
初期の段階で迅速に消火することができ、大規模な火災
に発展することを防ぐことができる。
【0008】本発明の請求項2に記載の消火ロボット
は、請求項1において、前記噴射操作部が、前記レバー
を前記レバーの握り方向へ押圧するレバー押圧部と、前
記レバー押圧部に連結シャフトを介して連結され雌螺子
が形成された雌螺子孔を有する可動部と、前記可動部の
雌螺子孔に螺着される螺子切りシャフトと、前記螺子切
りシャフトを回転させる駆動モータと、を備えた構成を
有している。
【0009】この構成により、請求項1に記載の発明で
得られる作用に加え、以下のような作用を有する。 (1)消火剤を噴射する場合、駆動モータを駆動し螺子
切りシャフトを回転させ、螺子切りシャフトに螺着した
可動部をレバーの握り方向へ移動させ、連動してレバー
押圧部によりレバーを握り方向へ押圧し、消火器より消
火剤を噴射させることができる。 (2)駆動モータにより回転される螺子切りシャフト
と、螺子切りシャフトに螺着される雌螺子孔を有する可
動部と、により、レバーを押圧するために大きな押圧力
を加えることができ、消火器のレバーを確実に押圧して
消火剤を噴射させることができる。
【0010】本発明の請求項3に記載の消火ロボット
は、請求項1又は2において、胴部と、前記胴部の上部
に左右に旋回及び上下に傾動自在に配設され前記噴射口
が配設された頭部と、を備えた構成を有している。
【0011】この構成により、請求項1又は2に記載の
発明で得られる作用に加え、以下のような作用を有す
る。 (1)頭部を左右に旋回及び上下に傾動させることで、
噴射口を任意の方向に向けることができ、消火剤を任意
の方向に噴射することができるので、床面の火元や天井
の火元等如何なる場所の火元にも対応することができ
る。
【0012】本発明の請求項4に記載の消火ロボット
は、請求項1乃至3の内いずれか1項において、前記頭
部が、前記噴射口の消火剤の噴射方向と同方向に向けて
配設された遠隔操作用カメラを備えた構成を有してい
る。
【0013】この構成により、請求項1乃至3の内いず
れか1項に記載の発明で得られる作用に加え、以下のよ
うな作用を有する。 (1)遠隔操作用カメラが噴射口の消火剤の噴射方向と
同方向に向けられているので、遠隔操作を行うオペレー
タは遠隔操作用カメラにより消火剤の火元への噴射を視
認しながら消火を行うことができ、確実に消火を行うこ
とができる。
【0014】本発明の請求項5に記載の消火ロボット
は、請求項1乃至4の内いずれか1項において、前記消
火器格納部が、前記消火器を固定する消火器固定板を備
えた構成を有している。
【0015】この構成により、請求項1乃至4の内いず
れか1項に記載の発明で得られる作用に加え、以下のよ
うな作用を有する。 (1)消火器固定板により消火器を消火器格納部に格納
して固定することができるので、消火ロボットの走行時
の振動等による消火器の落下やレバーの誤作動を防ぐこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1における消火ロボットについて、以下図面を参照
しながら説明する。
【0017】図1(a)は本実施の形態1における消火
ロボットの正面図であり、図1(b)は本実施の形態1
における消火ロボットの側面図であり、図2(a)は本
実施の形態1における消火ロボットの透視要部正面図で
あり、図2(b)は本実施の形態1における消火ロボッ
トの透視要部側面図である。図中、1は本実施の形態1
における消火ロボット、2は消火ロボット1の胴部、2
aは胴部2に配設された後述の腕部や首部等を支持する
支持フレーム、2bは胴部2の側部に配設され後述の消
火器を後述の消火器格納部に格納するための扉部、3は
消火ロボット1の頭部、4は頭部3を胴部2の上部に支
持する首部、5aは胴部2の右側部の前部側に配設され
ている右腕部、5bは胴部2の左側部の前部側に配設さ
れている左腕部、6は胴部2の正面側に配設されている
スピーカ部、6aはマイク部、7は胴部2の正面側にス
ピーカ部6の下部に配設されている画像取込部、8は胴
部2の下部に配設された腰部、8aは腰部8に巻回され
周設されたテープ状の接触センサ、9は消火ロボット1
を走行させる走行部、10は障害物等を検知する超音波
センサ、11は胴部2に固定され頭部3の上部に配設さ
れた全方位カメラ、12は炎・煙感知センサ、13はバ
ッテリが格納されるバッテリ格納部、22は制御装置部
の拡張ボードであるバスボックス、23は全体の制御及
び画像の制御を行う制御装置部、24aは胴部2の右側
部の右腕部5aの背部に配設された右側消火器格納部、
24bは胴部2の左側部の左腕部5bの背部に配設され
た左側消火器格納部、24c、24dは右側消火器格納
部24a、左側消火器格納部24bに各々格納された消
火器、25は消火器24c、24dに接続されたホー
ス、26はホース25の先端部に配設された消火剤の噴
射口、26aは頭部3の前部に配設され噴射口26を脱
着自在に固定する噴射口固定部、27は腰部8に対して
胴部2を回動させる腰部用モータ、28は腰部用モータ
27のモータ軸に配設されたウォームギア、29は腰部
8に固定された腰部軸、30は腰部軸29に固定されウ
ォームギア28に歯合したウォームホイールである。
【0018】消火ロボット1は走行部9により走行して
建物内等の巡回警備を行うことができる。また、巡回警
備中に火災を発見又は、炎・煙感知センサ12により炎
や煙を感知した場合は、その情報を他の場所に待機して
いるオペレータ等に報知する。消火ロボット1が巡回警
備中に倒れている者や負傷者、或いは侵入者等を発見し
た場合は、スピーカ部6、マイク部6aにより、他の場
所に待機しているオペレータは倒れている者や負傷者、
侵入者等と会話を行うことができる。胴部2は腰部8に
対して旋回可能に配設されている。接触センサ8aは腰
部8の周囲に巻着され走行中の陣害物の接触を検知す
る。超音波センサ10は周囲の障害物や侵入者等の接近
を感知する。全方位カメラ11は頭部3の上部から警備
ロボット1の周囲を撮影する、撮影された画像は頭部3
に配設された図示しない記憶部に逐次記憶される。
【0019】次に、消火ロボットの頭部について、図面
を参照しながら説明する。図3(a)は頭部の透視要部
側面図であり、図3(b)は頭部の透視要部平面図であ
り、図3(c)は頭部の透視要部背面図である。図中、
3は頭部、3aは頭部3に配設された頭部プレート、2
5はホース、26は噴射口、26aは噴射口固定部、3
1は頭部プレート3a上に配設され上下に傾動自在に配
設された遠隔操作用カメラ、32は遠隔操作用カメラ3
1を上下に傾動させるカメラ用モータ、33はカメラ用
モータ32のモータ軸に配設されたウォームギア、34
はウォームギア33に歯合するウォームホイール、35
はウォームホイール34と連動して回動するベルト車、
36はベルト車35と後述のベルト車37とに架け渡さ
れたタイミングベルト、37は遠隔操作用カメラ31と
連動して回動するベルト車、4は首部、4aは胴部側首
部フレーム、4bは胴部側首部フレーム4aに固定され
た固定軸、4cは固定軸4bに軸支された頭部側首部フ
レーム、41は胴部2の上部に固定された首シャフト、
42は頭部3を左右に回動させる左右用モータ、43は
左右用モータ42のモータ軸に固定されたベルト車、4
4はウォームギア、44aはウォームギア44と連動し
て回動するベルト車、45は首シャフト41に周設固定
されウォームギア44に歯合するウォームホイール、4
6はベルト車43とベルト車44aとに架け渡されたタ
イミングベルト、47は頭部3を上下に回動させる上下
用モータ、48は上下用モータ47のモータ軸に配設さ
れたベルト車、49はウォームギア、49aはウォーム
ギア49と連動して回動するベルト車、50は固定軸4
bに固定されウォームギア49に歯合するウォームホイ
ール、51はベルト車48とベルト車49aとに架け渡
されたタイミングベルトである。
【0020】遠隔操作用カメラ31はカメラ用モータ3
2を駆動することにより上下に揺動する。頭部3は左右
用モータ42を駆動することで首シャフト41を軸とし
て左右に旋回する。また、頭部3は上下用モータ47を
駆動することで固定軸4bを軸として上下に傾動する。
このようにして、頭部3を任意方向に向け、頭部3の前
部に配設された遠隔操作用カメラ31を任意方向に向け
ることができる。また、遠隔操作用カメラ31を独立し
て上下に回動させることができるので、遠隔操作を行う
オペレータは更に広範囲を確認することができる。ま
た、頭部3を左右に旋回又は上下に傾動させることによ
り、頭部3の前部に配設された噴射口固定部26aに固
定された噴射口26を任意方向に向けることができる。
これにより、噴射口26より消火剤を任意の方向に噴射
することができるので、床面の火元や天井の火元等如何
なる場所の火元にも対応することができると共に、遠隔
操作を行うオペレータは遠隔操作用カメラ31により消
火剤の火元への噴射を視認しながら消火を行うことがで
き、確実に消火を行うことができる。
【0021】次に、消火器格納部について、図面を参照
しながら説明する。図4(a)は消火器格納部の要部正
面図であり、図4(b)は消火器格納部の要部側面図で
あり、図5(a)はレバー操作時の消火器格納部の要部
正面図であり、図5(b)はレバー操作時の消火器格納
部の要部側面図である。なお、本実施の形態1において
は、左側消火器格納部24bについて説明し、右側消火
器格納部24aについては同様に構成されているので説
明を省略する。図中、2aは支持フレーム、24bは左
側消火器格納部、24dは消火器、25はホース、61
は左側消火器格納部24bに配設された噴射操作部、6
2は消火器24dのレバー部分を収納するレバー収納
部、63は駆動モータ、64は駆動モータ63のモータ
軸に連設された螺子切りシャフト、65は螺子切りシャ
フト64に螺着する雌螺子孔65aが形成された可動
部、66は可動部65に連結部材66aに連結されたレ
バー収納部62を介して固定されたレバー押圧部、67
は支持フレーム2aに固定されレバー押圧部66を上下
方向に摺動自在に支持する押圧部支持部材、68は支持
フレーム60に固定され消火器24dの上部を挟み込ん
で支持固定する消火器固定板、71は下部に押圧するこ
とで消火剤を噴射するための消火器24dのレバー、7
2はレバー71の下部に対向して配設された消火器24
dのレバー支え部である。
【0022】以上のように構成された本実施の形態1の
消火ロボットについて、以下その動作を説明する。消火
器24dを消火ロボット1に搭載させる又は消火器24
dの交換を行う際は、図1において説明した扉部2bを
開き、消火器24dを消火器格納部24bに格納する。
図3で説明した噴射口26からの消火剤の噴射は、例え
ば遠隔操作を行うオペレータが遠隔操作用カメラ等で火
元を発見した場合に、消火ロボットに消火剤を噴射する
よう指令信号を送信することにより行われる。消火ロボ
ット1は、消火剤を噴射する指令信号を受信すると、駆
動モータ63を駆動し螺子切りシャフト64を回転さ
せ、螺子切りシャフト64に螺着した可動部65を下方
向へ移動させる。可動部65の移動により連結部材66
aに連結されたレバー収納部62に固定されたレバー押
圧部66が押圧部支持部材67に沿って下方向に摺動す
る。これにより、レバー押圧部66によりレバー71を
確実に下方向へ押圧することができる。なお、消火器2
4dは消火器固定板68により左側消火器格納部24b
に固定されているため、走行時の振動等による消火器2
4dの落下やレバー71の誤作動を防ぐことができる。
可動部65は、雌螺子孔65aにより螺子切りシャフト
64に螺着し、螺子切りシャフト64の回転により下方
向に移動するため、連結部材66aを介してレバー押圧
部66によりレバー71に大きな押圧力を加えることが
でき、消火器24dのレバー71を確実に押圧して消火
剤を噴射させることができる。このようにして、図5に
示すように、レバー押圧部66によりレバー71を下方
向即ちレバー71の握り方向へ押圧することで、消火器
24dからホース25を介して、図3で説明した噴射口
26より消火剤を噴射させることができる。
【0023】次に走行部について、図面を参照しながら
説明する。図6(a)は走行部の側面図であり、図6
(b)は走行部の底面図である。なお、本実施の形態1
においては、左側の動輪について説明するが、右側の動
輪は同様に構成されているので説明を省略する。図中、
81は動輪、81aは動輪フレーム、81bは動輪フレ
ーム81aの前部側を軸支する前部側軸支部、81cは
ショックアブソーバ、81dはショックアブソーバ81
cを介して動輪フレーム81aの後部側を軸支する後部
側軸支部、82は動輪フレーム81aに配設され動輪8
1を駆動する動輪駆動用モータ、83は動輪駆動用モー
タ82のモータ軸に配設されたベルト車、84はタイミ
ングベルト85を介してベルト車83と連動して回動す
るベルト車、86は動輪81の車軸、87は車軸86の
回転を検出するロータリエンコーダ、88は後輪側従動
車輪、89は前輪側従動車輪である。
【0024】動輪駆動用モータ82の駆動により動輪8
1が回動し、走行を行うことができる。動輪81は動輪
フレーム81aに車軸87により軸支され、動輪フレー
ム81aは前部を前部側軸支部81bにより軸支され、
後部をショックアブソーバ81cを介して後部側軸支部
81dにより軸支されている。これにより、走行時の振
動や走行部9における負荷が胴部2や頭部3に伝達する
ことを防ぐことができる。また、走行の際、ロータリエ
ンコーダ87は動輪81の回転を検出し、その情報を制
御装置部等で解析して走行距離を算出し補助データ等と
して使用することができる。
【0025】以上のように本実施の形態1における消火
ロボットは構成されているので、以下のような作用を有
する。 (1)消火器24dを左側消火器格納部24bに格納
し、噴射操作部62により消火器24dのレバー71を
握ることで噴射口26より消火剤を噴射し、消火を行う
ことができる。また、消火器24dを用いるため、給水
装置のない場所等どのような場所であっても消火を行う
ことができ、消火器24dの内圧で消火剤を噴射するた
め、噴射のための動力が必要なく簡単な構造で容易に製
造することができ、使用した消火器を新しいものと容易
に交換することができる。 (2)頭部3を左右に旋回及び上下に傾動させること
で、噴射口26を任意の方向に向けることができ、消火
剤を任意の方向に噴射することができるので、床面の火
元や天井の火元等如何なる場所の火元にも対応すること
ができると共に、遠隔操作用カメラ31が噴射口26の
消火剤の噴射方向と同方向に向けられているので、遠隔
操作を行うオペレータは遠隔操作用カメラ31により消
火剤の火元への噴射を視認しながら消火を行うことがで
き、確実に消火を行うことができる。 (3)噴射操作部62において、駆動モータ63により
回転される螺子切りシャフト64と、螺子切りシャフト
64に螺着される雌螺子孔65aを有する可動部65
と、により、レバー71を押圧するために大きな押圧力
を加えることができ、レバー押圧部66により消火器2
4dのレバー71を確実に押圧して消火剤を噴射させる
ことができる。 (4)走行部9により走行して建物内等の警備地域内を
巡回警備し、巡回警備中にぼや等の火元を発見した場合
に、火元へ移動し消火剤を噴射して消火を行うことがで
きるので、初期の段階で迅速に消火することができ、大
規模な火災に発展することを防ぐことができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明の消火ロボットによ
れば、以下のような有利な効果が得られる。請求項1に
記載の発明によれば、 (1)消火器格納部を有しているので、市販の消火器を
格納し、噴射操作部の当接部に消火器のレバーを位置付
け、噴射操作部により消火器のレバーを押圧することで
噴射口より消火剤を噴射し、消火を行うことができる消
火ロボットを提供することができる。 (2)消火剤を噴射する消火器を搭載しているので、給
水装置のない場所等どのような場所であっても消火を行
うことができる消火ロボットを提供することができる。 (3)消火器の内圧で消火剤を噴射するため、噴射のた
めの動力が必要なく簡単な構造で容易に製造することが
でき省コスト性に優れる消火ロボットを提供することが
できる。 (4)消火器を格納する消火器格納部を備えているの
で、汎用の消火器を使用できると共に、使用した消火器
を新しいものと容易に交換することができ使用性に優れ
る消火ロボットを提供することができる。 (5)移動中にぼや等の火元を発見した場合に、火元へ
移動し消火剤を噴射して消火を行うことができるので、
初期の段階で迅速に消火することができ、大規模な火災
に発展することを防ぐことができる消火ロボットを提供
することができる。
【0027】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加え、 (1)消火剤を噴射する場合、駆動モータを駆動し螺子
切りシャフトを回転させ、螺子切りシャフトに螺着した
可動部をレバーの握り方向へ移動させ、連動してレバー
押圧部によりレバーを握り方向へ押圧し、消火器より消
火剤を噴射させることができる消火ロボットを提供する
ことができる。 (2)駆動モータにより回転される螺子切りシャフト
と、螺子切りシャフトに螺着される雌螺子孔を有する可
動部と、により、レバーを押圧するために大きな押圧力
を加えることができ、消火器のレバーを確実に押圧して
消火剤を噴射させることができる消火ロボットを提供す
ることができる。
【0028】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2の効果に加え、 (1)頭部を左右に旋回及び上下に傾動させることで、
噴射口を任意の方向に向けることができ、消火剤を任意
の方向に噴射することができるので、床面の火元や天井
の火元等如何なる場所の火元にも対応することができる
消火ロボットを提供することができる。
【0029】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
乃至3の内いずれか1項の効果に加え、 (1)遠隔操作用カメラが噴射口の消火剤の噴射方向と
同方向に向けられているので、遠隔操作を行うオペレー
タは遠隔操作用カメラにより消火剤の火元への噴射を視
認しながら消火を行うことができ、確実に消火を行うこ
とができる消火ロボットを提供することができる。
【0030】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
乃至4の内いずれか1項の効果に加え、 (1)消火器固定板により消火器を消火器格納部に格納
して固定することができるので、消火ロボットの走行時
の振動等による消火器の落下やレバーの誤作動を防ぐこ
とができる消火ロボットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)実施の形態1における消火ロボットの正
面図 (b)実施の形態1における消火ロボットの側面図
【図2】(a)実施の形態1における消火ロボットの透
視要部正面図 (b)実施の形態1における消火ロボットの透視要部側
面図
【図3】(a)頭部の透視要部側面図 (b)頭部の透視要部平面図 (c)頭部の透視要部背面図
【図4】(a)消火器格納部の要部正面図 (b)消火器格納部の要部側面図
【図5】(a)レバー操作時の消火器格納部の要部正面
図 (b)レバー操作時の消火器格納部の要部側面図
【図6】(a)走行部の側面図 (b)走行部の底面図
【符号の説明】
1 消火ロボット 2 胴部 2a 支持フレーム 2b 扉部 3 頭部 3a 頭部プレート 4 首部 4a 胴部側首部フレーム 4b 固定軸 4c 頭部側首部フレーム 5a 右腕部 5b 左腕部 5c、5d ボタン操作部 6 スピーカ部 7 画像撮影部 8 腰部 8a 接触センサ 9 走行部 10 超音波センサ 11 全方位カメラ 12 炎・煙感知センサ 13 バッテリ格納部 22 バスボックス 23 制御装置部 24a 右側消火器格納部 24b 左側消火器格納部 24c、24d 消火器 25 ホース 26 噴射口 26a 噴射口固定部 27 腰部用モータ 28 ウォームギア 29 腰部軸 30 ウォームホイール 31 遠隔操作用カメラ 32 カメラ用モータ 33 ウォームギア 34 ウォームホイール 35 ベルト車 36 タイミングベルト 37 ベルト車 41 首シャフト 42 左右用モータ 43 ベルト車 44 ウォームギア 44a ベルト車 45 ウォームホイール 46 タイミングベルト 47 上下用モータ 48 ベルト車 49 ウォームギア 49a ベルト車 50 ウォームホイール 51 タイミングベルト 61 噴射操作部 62 レバー収納部 63 駆動モータ 64 螺子切りシャフト 65 可動部 65a 雌螺子孔 66 レバー押圧部 67 押圧部支持部材 68 消火器固定板 71 レバー 72 レバー支え部 81 動輪 81a 動輪フレーム 81b 前部側軸支部 81c ショックアブソーバ 81d 後部側軸支部 82 動輪駆動用モータ 83 ベルト車 84 ベルト車 85 タイミングベルト 86 車軸 87 ロータリエンコーダ 88 後輪側従動車輪 89 前輪側従動車輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井野 重秋 福岡県北九州市小倉北区浅野三丁目8番1 号 株式会社テムザック内 (72)発明者 本木 保成 福岡県北九州市小倉北区浅野三丁目8番1 号 株式会社テムザック内 (72)発明者 森 政男 福岡県北九州市小倉北区浅野三丁目8番1 号 株式会社テムザック内 (72)発明者 城戸 恵一 福岡県北九州市小倉北区浅野三丁目8番1 号 株式会社テムザック内 (72)発明者 有村 優一 福岡県北九州市小倉北区浅野三丁目8番1 号 株式会社テムザック内 Fターム(参考) 2E189 FA02 FA04 FB03 3C007 AS32 CS08 HS09 HS27 HT02 HT21 KS31 KS36 KS39 KT01 KV01 WA16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線や移動体通信等の遠隔操作により自
    走で走行し消火を行う消火ロボットであって、 レバーを押圧することにより噴射口より消火剤を噴射す
    る消火器を格納する1以上の消火器格納部と、 前記消火器格納部に配設され前記レバーを押圧する噴射
    操作部と、 前記消火器の前記噴射口を脱着自在に固定する噴射口固
    定部と、を備えていることを特徴とする消火ロボット。
  2. 【請求項2】 前記噴射操作部が、前記レバーを前記レ
    バーの握り方向へ押圧するレバー押圧部と、前記レバー
    押圧部に連結シャフトを介して連結され雌螺子が形成さ
    れた雌螺子孔を有する可動部と、前記可動部の雌螺子孔
    に螺着される螺子切りシャフトと、前記螺子切りシャフ
    トを回転させる駆動モータと、を備えていることを特徴
    とする請求項1に記載の消火ロボット。
  3. 【請求項3】 胴部と、前記胴部の上部に左右に旋回及
    び上下に傾動自在に配設され前記噴射口固定部が配設さ
    れた頭部と、を備えていることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の消火ロボット。
  4. 【請求項4】 前記頭部が、前記噴射口の消火剤の噴射
    方向と同方向に向けて配設された遠隔操作用カメラを備
    えていることを特徴とする請求項1乃至3の内いずれか
    1項に記載の消火ロボット。
  5. 【請求項5】 前記消火器格納部が、前記消火器を固定
    する消火器固定板を備えていることを特徴とする請求項
    1乃至4の内いずれか1項に記載の消火ロボット。
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