JP2003250656A - 背もたれ付き椅子 - Google Patents

背もたれ付き椅子

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JP2003250656A JP2002054860A JP2002054860A JP2003250656A JP 2003250656 A JP2003250656 A JP 2003250656A JP 2002054860 A JP2002054860 A JP 2002054860A JP 2002054860 A JP2002054860 A JP 2002054860A JP 2003250656 A JP2003250656 A JP 2003250656A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】背もたれを取付けるための揺動フレームをアル
ミダイカストのような成形品として、その先端部に軸が
嵌まる貫通穴を形成した場合、美感を損なうことなく貫
通穴を塞ぐことを可能ならしめる。 【手段】貫通穴28には外向きに開口した大径部28aを形
成し、これにキャップ29を嵌め込む。貫通穴28には内側
からフランジ付きで合成樹脂製の軸受け30を嵌め入れ
る。軸受け30に形成した係止片36とキャップ29に形成し
た足片34とを係合させることにより、キャップ29を抜け
不能に保持する。キャップ29が変形しないダイカスト製
品であっても、合成樹脂製より成る軸受け30の係止片36
が変形することにより、キャップ29をワンタッチ的に取
付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、背もたれを備えた
ロッキング椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】椅子に背もたれを後傾動可能に取付ける
場合、脚支柱の上端に固定したベースに後ろ向きに延び
る揺動フレームを後傾動可能に取付け、この揺動フレー
ムに、背もたれが取り付くバックフレームを一体に又は
別体に設けるのが一般的である。
【0003】揺動フレームは形状や素材など様々であ
る。左右に分離しているものもあるし、全体が一体にな
っているものもある。素材として板金製のもの、アルミ
ダイキャストのような金属成形品のもの、或いは合成樹
脂製のものなどがある。
【0004】いずれにしても、ロッキング椅子において
は、揺動フレームは軸によってベースに回動自在に取り
付けられる。また、背もたれの後傾動に連動して座が後
退動及び/又は後傾動するシンクロタイプの椅子では、
揺動フレームの前後中途部を座に対して左右長手の軸で
連結しているものが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】デザイン等の関係で揺
動フレームを左右に分離した場合、必然的に、左右の揺
動フレームが離反しないように保持する必要がある。ま
た、組み立ての容易性も要請される。
【0006】また、揺動フレームを軸によってベースに
連結するにおいて、軸を揺動フレームに貫通させて、そ
の両端に抜け止め用のスナップリングを取付けることも
行われているが、軸の端部が露出したままでは美感が劣
ると共に、その露出した軸の端部に人の衣服が引っ掛か
る虞がある。
【0007】この点については、軸の端部をキャップに
よって覆えば良く、その場合、キャップと揺動フレーム
とを同じ素材で製造すると、質感が共通するために全体
のデザイン的調和が取れて好ましい。しかし、揺動フレ
ームがアルミダイカストのような金属成形品である場
合、金属成形品は弾性変形させることができないため、
簡単な取付け構造とすることが極めて困難であった。
【0008】本発明は、このような現状を改善すること
を課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、脚の
上端に設けたベースの左右外側に前後方向に延びる左右
一対の揺動フレームを配置し、これら左右の揺動フレー
ムの前端部を左右長手の軸によってベースに回動自在に
取付け、前記左右揺動フレームの後部に、背もたれが取
り付くバックフレームを取付けて成る椅子において、前
記左右揺動フレームの後部は前記バックフレームによっ
て離反不能に連結されている一方、左右揺動フレームの
前端部には、前記軸を挿通するための貫通穴が内外に開
口するように空いており、軸の両端に抜け止め手段を設
けている。
【0010】請求項2の発明は、脚の上端に設けたベー
スの左右外側に前後方向に延びる左右一対の揺動フレー
ムを配置し、これら左右の揺動フレームの前端部を左右
長手の軸によってベースに取付け、左右の揺動フレーム
の前後中途部を左右長手の軸によって座に連結すること
により、背もたれと座とを連動せしめたシンクロ式椅子
において、前記左右の揺動フレームはアルミダイカスト
のような金属成形品であり、この揺動フレームにおける
前後の軸受け穴のうち少なくとも何れか一方を内外に貫
通させて、この貫通した軸受け穴に挿入されている軸の
両端部に、揺動フレームが離反するのを阻止する抜け止
め手段を設けている。
【0011】請求項3の発明では、請求項1又は請求項
2において、前記揺動フレームはアルミダイカストのよ
うな金属成形品であり、この揺動フレームは、前記貫通
穴を外側から覆うキャップと、貫通穴内に嵌め込まれた
軸受けとを備えており、前記キャップは揺動フレームと
同じ素材から成っている一方、前記軸受けは合成樹脂製
であって揺動フレームの外側には抜け不能に保持されて
おり、これら軸受けとキャップとに、キャップを揺動フ
レームに装着すると互いに係合してキャップを脱落不能
に保持する係合手段を形成している。
【0012】
【発明の作用・効果】請求項1又は請求項2の発明によ
ると、揺動フレームを左右に分離した場合において、そ
の後端がバックフレームによって連結されていることに
加えて、前端部又は前後中途部の箇所でも軸の抜け止め
手段を介して離反不能に連結されるため、椅子を頑丈な
構造とすることができる。
【0013】アルミダイカストのような金属成形品は重
厚なかつ独特の金属光沢を備えており、これを揺動フレ
ームに使用すると、ユーザーの注意を引き付けるデザイ
ン的要素となる。しかし、前記したように、従来は、取
付けの困難性のため、キャップも同じ金属成形品製とす
ることはあまり行われていなかった。
【0014】これに対して、請求項3のように構成する
と、キャップの係合手段は変形しなくても軸受けの係合
手段が変形することにより、金属成形品製のキャップで
あってもワンタッチ的な操作によって抜け不能に取付け
ることができる。このため、キャップは、その取付けの
容易性を損なうことなく、優れた美感を呈することがで
きる。
【0015】また、貫通穴の内部に位置しているから外
部に露出することはなく、これを設けたことによって美
感が悪化することもない。また、軸受けをキャップの取
付けに兼用するものであるから、部材点数が増えるのを
抑制して、それだけ構造を簡単化することができる。
【0016】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。
【0017】(1).概要 先ず、図1〜図6に基づいて椅子の下部を説明する。図
1は右側面図、図2は正面図、図3は背面図、図4は部
材の分離斜視図、図5は部分的な縦断側面図、図6は部
分的な背面図である。
【0018】椅子は、脚支柱(ガスシリンダ)1を立設
した脚2と、座3と、肘掛け装置4と、背もたれ5と、
ヘッドレスト6とを備えている。脚支柱1の上端には上
向きに開口したベース7が固定されており、ベース7の
上方に正面視で翼状に広がる中間部材8と、座3とが配
置されている。
【0019】詳細は省略するが、座3は、合成樹脂製の
座板(座インナー部材)にクッションを張った構造にな
っており、座板の左右両側部を中間部材に対して前後動
自在に装着している。
【0020】中間部材8の前部と後部とには、左右一対
ずつのブラケット部8a,8bを下向きに突設してお
り、前ブラケット部8aを左右長手の第1軸9でベース
7に連結されている。第1軸9がベース7に嵌まる穴1
0は前後長手の長穴になっている。
【0021】ベース7の前後略中間部には、揺動フレー
ム11の前部が左右長手の第2軸12によって連結され
ている。また、揺動フレーム11の前後中途部には、中
間部材8の後部ブラケット8bが左右長手の第3軸13
によって連結されている。
【0022】図4及び図5に示すように、第2軸12の
うちベース7の内部に位置した部位には、弾性支持手段
の一例として、左右2本のねじりばね(キックばね)1
4が振り分けて配置されており、これらねじりばね14
の一端部を受け部材15で上方から支持し、ねじりばね
14の他端には中間部材8の後部ブラケット8bが上方
から当たっている。
【0023】従って、揺動フレーム11はねじりばね1
4の弾性に抗して後傾し、かつ、中間部材8及び座3は
揺動フレーム11の後傾動に連動して後傾しつつ後退す
る(すなわち、座3が背もたれ5にシンクロする)。ね
じりばね14の初期弾性力は、受け部材15に係合した
つまみ16で調節できる。
【0024】(2).揺動フレームの概要及び背もたれとの
関係 揺動フレーム11は、後部に立ち上がり部11aを有す
る側面視略L字状に形成されており、本実施形態では、
揺動フレーム11は、アルミのような軽合金を素材とし
てダイカスト加工によって製造されている。
【0025】鉄のような各種金属を素材とした鋳造で製
造することも可能であるし、もちろん、金属の削り出し
によって製造することも可能である。但し、製造の容易
性や軽量化、並びに美感の点からはアルミのような軽金
属のダイカスト製とするのが優れているといえる。
【0026】揺動フレーム11は、正面視で左右外側の
上下寸法が小さくなるように断面略三角形状に形成され
ており、かつ、内向きに開口している。そして、内部に
は補強リブ17を設けている。このため、断面係数が増
大して、同じ断面積である場合に比べて強度が高い。左
右の揺動フレーム11が相対向する面(すなわちベース
7の側面と対向する面)は平坦状になっている。
【0027】また、揺動フレーム11の前後中途部に
は、第3軸13の端部が嵌まる突起部11bを設けてい
る(ダイカスト品であるため、突起部11bを簡単に形
成できる)。突起部11bは、中間部材8の後部ブラケ
ット8bに密着又は密接させることができるため、第3
軸13に対して曲げモーメントが作用することを抑制で
きる。
【0028】揺動フレーム11の立ち上がり部11aは
傾斜部とスムースに連続するように平面視で三角形状
(或いは涙滴状)に形成されており、その後面には凹所
18を形成し、凹所18にリブ19を多段に設けてい
る。立ち上がり部11に設けた上向きの穴11cにバッ
クフレーム20における支柱20aの下端部を差し込ん
でいる。支柱20aは、凹所18の箇所においてねじで
固定されている。
【0029】図6に示すように、バックフレーム20に
おける左右支柱20aは上部横長部材20bと下部横長
部材(下係合部)20cとで連結されており、このた
め、左右の揺動フレーム11はその後部において左右動
不能に保持される。
【0030】バックフレーム20の支柱20aにランバ
ーサポート機構26を上下動自在に取付けている。この
ランバーサポート機構26は、背もたれ板21のうち特
に人の腰椎に当たる部分を前方に押し出すことにより、
着座した人を腰椎に負担が掛からない正しい姿勢に保持
するものが、本件発明との関連は薄いので説明は省略す
る。
【0031】(3).揺動フレームの連結構造 次に、揺動フレーム11の詳細並びに第2軸及び第3軸
13との関係を、図7以下の図面に基づいて説明する。
【0032】図7〜図9はそれぞれ斜視図、図10は揺
動フレーム11を内側から見た側面図、図11は椅子に
組み込まれた状態で図10のXI−XI視断面図、図12は
椅子に組み込まれた状態で図10のXII-XII 視断面図で
ある。
【0033】揺動フレーム11の前端部には、第2軸1
2が嵌まる貫通穴28が内外に開口するように空いてい
る。開口穴28は、外側に向いた部分は大径部(座ぐり
部28a)になっており、この大径部28aにキャップ
29が嵌め込み装着されている。
【0034】キャップ29は揺動フレーム11と同じ素
材のダイカスト品であり、貫通穴28の大径部28aに
きっちり嵌まるように段部29aが形成されている。揺
動フレーム11に装着した状態で、揺動フレーム11と
キャップ29との外面が滑らかに連続するようにデザイ
ンされている。このため、美感に優れている。
【0035】貫通穴28には、ベース7に面する内側か
らの挿入により、合成樹脂製でフランジ30aを備えた
軸受け(ブッシュ)30が嵌め込まれている。フランジ
30aの存在により、軸受け30は外向き抜け不能に保
持される。第2軸12の左右両端には、抜け止め手段の
一環を成す環状溝31が形成されており、この環状溝3
0は貫通穴28の大径部28aに露出している。
【0036】そして、この環状溝30、抜け止め手段の
一環を成すスナップリング32(図11参照)を嵌め込
むことにより、左右の揺動フレーム11をその前部にお
いて左右離反不能に保持している。貫通穴28に外向き
開口の大径部28aを形成したのは、スナップリング3
2を工具(図示せず)で着脱するに際して、工具の挿入
空間を確保する意味を持っている。
【0037】貫通穴28における大径部28aの内周面
のうち当該貫通穴28の軸心よりも後方の部位には、揺
動フレーム11の内側面まで開口した連通穴33を形成
している。他方、キャップ29には、係合手段の一環と
して、前記連通穴33に嵌まり込む足部34を一体に形
成しており、この足部34の先端寄り部位には、放射方
向に向けて内外に開口した係合穴35を形成している。
【0038】他方、前記軸受け30にも、係合手段の一
環として、前記連通穴33に嵌入する係止片36を一体
に形成し、この係止片36に、当該係止片36の弾性に
抗しての変形によって前記キャップ29の係合穴35に
嵌入(係合)し得る爪36aを形成している。
【0039】このため、図11に示すように、軸受け3
0の爪36aがキャップ29の係合穴35に係合した状
態になると、キャップ29は抜け不能に保持される。図
9(b)に示すように、キャップ29の開口縁のうち軸
心を挟んで足部34と反対側に位置した部位には、通常
のマイナスドライバの先端が嵌まる程度の幅の切欠き溝
37を形成している。
【0040】図9(A)から容易に推測できるように、
切欠き溝37は段部29aよりも深く入り込んでいる。
このため、キャップ29を揺動フレーム11に装着した
状態で、外側から切欠き溝37にマイナスドライバーの
先端を差し込むことができ、これにより、キャップ29
をこじて外すことができる。このようにキャップ11を
こじて取り出すと、軸受け30の係止片36は折損して
しまう(曲がり変形しないため)。
【0041】揺動フレーム11の突部11bに第3軸1
3の端部が嵌入されているが、この場合、突部11bに
前記と同じ軸受け30を嵌め込まれている。従って、第
2軸12と第3軸13とは同じ直径になっている。ま
た、軸受け30の係止片30との干渉を回避するため、
突部11bにおける穴の周囲の適当な箇所には捨て穴3
8を形成している。
【0042】前記したように、キャップ29は、その切
欠き溝37にマイナスドライバの先端を差し込んでこじ
るなどして取り外すことができるが、すると、軸受け3
0の係止片36は折損してしまうため、次にキャップ2
9を取付けようとしても取付けることができなくなる。
【0043】そこで、第2軸12のための軸受け30を
取り外して、これを貫通穴28に嵌め込む一方、係止片
36が折損した軸受け30は突部11bに嵌め込むこと
により、キャップ29を抜け不能に取付け直すことがで
きる。突部11bに嵌め込んだ軸受け30においては係
止片36はもともと必要ないため、係止片36が折損し
ていても特段の問題はない。
【0044】(4).その他 本発明は更に様々に具体化することができる。例えば係
合手段としては、軸受けのような係合穴と爪との組合せ
に限らず、爪と爪との組合せなど、様々の組合せを採用
できる。
【0045】軸の抜けを防止する抜け止め手段として
は、スナップリングの他に、割りピン等のピンを挿入す
る、軸よりも大径の頭を有するねじを軸の端面にねじ込
む、軸よりも大径の座金を介してねじを軸の端面にねじ
込むなど、様々のものを採用できる。軸のうちいずれか
一方の端部に大径の頭を形成して、これを一方の抜け止
め手段とすることも可能である。
【0046】本実施形態では揺動フレームの先端部だけ
にキャップを設けたが、突部においても穴を貫通させ
て、この部位にもキャップを設けるという構造や、突部
の箇所だけに穴を貫通させて、この貫通穴にキャップを
装着するという構造を採用することも可能である。
【0047】軸による揺動フレームの連結箇所は椅子の
構造に応じて設定して良い。また、揺動フレームの形状
も様々に具体化することができる。請求項1において
は、揺動フレームは金属製に限らず、合成樹脂製でもよ
い。また、金属製とする場合、板金製でも良い。
【0048】なお、揺動フレームと同じ素材のキャップ
で貫通穴を塞ぐことは、揺動フレームを左右に分離する
ことなく全体を単一構造としたものにも適用することが
できる(この場合は、揺動フレームとバックフレームと
を一体化することも可能である)。
【0049】その場合、合成樹脂製の軸受けを使用した
取付け方法に代えて、接着剤や両面粘着テープによる取
付けなども可能である(本願の請求項1の発明では、こ
のようなキャップの取付け構造も含まれる)。
【図面の簡単な説明】
【図1】椅子の右側面図である。
【図2】椅子の正面図である。
【図3】椅子の背面図である。
【図4】ベースと中間部材との分離斜視図である。
【図5】部分的な縦断側面図である。
【図6】背もたれ板を省略した状態での背もたれの正面
図である。
【図7】 (A)は揺動フレームとキャップと軸受けとの斜
視図、 (B)は揺動フレームと軸受けとの斜視図、 (C)は
キャップの斜視図である。
【図8】 (A)は揺動フレームの部分斜視図、 (B)はキャ
ップの正面、 (C)はキャップの背面図である。
【図9】 (A)はキャップの斜視図、 (B)は軸受けの斜視
図である。
【図10】揺動フレーム11を内側から見た側面図であ
る。
【図11】椅子に組み込まれた状態で図10のXI−XI視断
面図である。
【図12】椅子に組み込まれた状態で図10のXII-XII 視
断面図である。
【符号の簡単な説明】
2 脚 3 座 5 背もたれ 7 ベース 11 揺動フレーム 11a 立ち上がり部 11b 凸部 28 貫通穴 29 キャップ 30 軸受け 31 抜け止め手段の一例としてのスナップリング 33 連通穴 34 係合手段の一環を成す足部 35 係合穴 36 係止片 38 捨て穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B084 EA03 EC01 GA01 3B091 AA04 AB03 AC07 3B099 AA02 BA07 CA36 3J037 AA08 JA12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脚の上端に設けたベースの左右外側に前後
    方向に延びる左右一対の揺動フレームを配置し、これら
    左右の揺動フレームの前端部を左右長手の軸によってベ
    ースに回動自在に取付け、前記左右揺動フレームの後部
    に、背もたれが取り付くバックフレームを取付けて成る
    椅子であって、 前記左右揺動フレームの後部は前記バックフレームによ
    って離反不能に連結されている一方、左右揺動フレーム
    の前端部には、前記軸を挿通するための貫通穴が内外に
    開口するように空いており、軸の両端に抜け止め手段を
    設けている、背もたれ付き椅子。
  2. 【請求項2】脚の上端に設けたベースの左右外側に前後
    方向に延びる左右一対の揺動フレームを配置し、これら
    左右の揺動フレームの前端部を左右長手の軸によってベ
    ースに取付け、左右の揺動フレームの前後中途部を左右
    長手の軸によって座に連結することにより、背もたれと
    座とを連動せしめたシンクロ式椅子であって、 前記左右の揺動フレームはアルミダイカストのような金
    属成形品であり、この揺動フレームにおける前後の軸受
    け穴のうち少なくとも何れか一方を内外に貫通させて、
    この貫通した軸受け穴に挿入されている軸の両端部に、
    揺動フレームが離反するのを阻止する抜け止め手段を設
    けている、背もたれ付き椅子。
  3. 【請求項3】前記揺動フレームはアルミダイカストのよ
    うな金属成形品であり、この揺動フレームは、前記貫通
    穴を外側から覆うキャップと、貫通穴内に嵌め込まれた
    軸受けとを備えており、前記キャップは揺動フレームと
    同じ素材から成っている一方、前記軸受けは合成樹脂製
    であって揺動フレームの外側には抜け不能に保持されて
    おり、 これら軸受けとキャップとに、キャップを揺動フレーム
    に装着すると互いに係合してキャップを脱落不能に保持
    する係合手段を形成している、請求項1又は請求項2に
    記載した背もたれ付き椅子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008104522A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Kokuyo Co Ltd 椅子
JP2008104523A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Kokuyo Co Ltd 椅子及び背支桿
JP2013106729A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Itoki Corp 椅子

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