JP2003250592A - 光学活性4−フェニル−4−ヒドロキシ酪酸誘導体の製造法 - Google Patents

光学活性4−フェニル−4−ヒドロキシ酪酸誘導体の製造法

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JP2003250592A
JP2003250592A JP2002055942A JP2002055942A JP2003250592A JP 2003250592 A JP2003250592 A JP 2003250592A JP 2002055942 A JP2002055942 A JP 2002055942A JP 2002055942 A JP2002055942 A JP 2002055942A JP 2003250592 A JP2003250592 A JP 2003250592A
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candida
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JP2002055942A
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Makoto Ueda
真 上田
Naoaki Taoka
直明 田岡
Yoshihiko Yasohara
良彦 八十原
Akira Shimizu
昌 清水
Michihiko Kataoka
道彦 片岡
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医薬品の中間体として有用な光学活性4−フ
ェニル−4−ヒドロキシ酪酸誘導体を高い光学純度で効
率的に製造する方法を提供する。 【解決手段】 入手が容易な4−フェニル−γ−ブチロ
ラクトン誘導体を微生物由来の酵素存在下で立体特異的
に加水分解することにより光学活性4-フェニル-4-ヒ
ドロキシ酪酸誘導体を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬品、農薬など
の合成原料として有用な光学活性4-フェニル-4-ヒド
ロキシ酪酸誘導体の製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光学活性4−フェニル−4−ヒド
ロキシ酪酸誘導体の製造方法としては、以下のような方
法が知られている。 1)4−(3,4−ジクロロフェニル)−4−オキソ酪
酸tert−ブチルを、化学量論量の(+)−クロロジ
イソピノカンフィルボランで不斉還元することにより、
(R)−4−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ヒド
ロキシ酪酸tert−ブチルを製造する方法(Tetr
ahedron(1992),48,10239)。 2)4−フェニル−4−オキソ酪酸メチル、及び4−
(3,4−ジメトキシフェニル)−4−オキソ酪酸メチ
ルを、触媒量のキラルなオキサゾボロリジン存在下にボ
ラン還元することにより、(R)−4−フェニル−4−
ヒドロキシ酪酸メチル、及び(R)−4−(3,4−ジ
メトキシフェニル)−4−ヒドロキシ酪酸メチルを製造
する方法(J.Am.Chem.Soc.(198
7),109,7925)。 3)4−フェニル−4−オキソ酪酸メチルを、プロリン
から誘導されるキラルアミン存在下に塩化スズとジイソ
ブチルアルミニウムヒドリドから調製される還元剤を用
いて不斉還元することにより、光学活性4−フェニル−
4−ヒドロキシ酪酸メチルを製造する方法(Chemi
stry Lett.(1985),813) 。 4)4−フェニル−γ−ブチロラクトンをブタ肝臓由来
のエステラーゼにより加水分解して(S)−4−フェニ
ル−4−ヒドロキシ酪酸を製造する方法(J.Che
m.Soc.Perkin Trans.2(199
3),2317)。 5)4−フェニル−4−ヒドロキシ酪酸誘導体を有機溶
媒中でブタ膵臓由来のリパーゼにより立体選択的にラク
トン化することにより(S)−4−フェニル−4−ヒド
ロキシ酪酸誘導体および(R)−4−フェニル−γ−ブ
チロラクトン誘導体を製造する方法(Mater.Re
s.Soc.Symp.Proc.(1990),17
,217) 6)4−フェニル−4−オキソ酪酸エチルを乾燥パン酵
母により還元して(S)−4−フェニル−4−ヒドロキ
シ酪酸エチルを製造する方法(J.Chem.Soc.
Perkin Trans.1(1987),275
3) 。しかしながら、上記1)〜3)の方法では、高
い光学純度の光学活性4−フェニル−4−ヒドロキシ酪
酸誘導体が得られるものの、高価な不斉触媒を大量に必
要とすること、4)および5)の方法では光学分割法で
あるため収率は50%が上限であること、また6)の方
法においても基質の仕込み濃度および収率が低いことな
ど種々の問題点を有しており、工業的に有利な方法とは
言えない。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、医
薬品、農薬の合成原料として有用な光学活性4−フェニ
ル−4−ヒドロキシ酪酸誘導体を安価な材料から簡便に
効率よく製造する方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記に鑑
み鋭意検討を行った結果、前記式(1)で表される4−
フェニル−γ−ブチロラクトン誘導体を立体特異的に加
水分解して光学活性4−フェニル−4−ヒドロキシ酪酸
誘導体を与える酵素群を見出した。さらに、前記式
(1)のArが電子求引性の高い置換基を持つフェニル
基である場合、例えば4−メタンスルホニルアミノフェ
ニル基である場合には、前記式(1)で表される4−フ
ェニル−γ−ブチロラクトン誘導体が上記の加水分解反
応の条件下にて容易にラセミ化することから、ラセミ体
の4−フェニル−γ−ブチロラクトン誘導体を基質とし
た加水分解反応により50%を超える収率で光学活性4
−フェニル−4−ヒドロキシ酪酸誘導体を製造すること
が可能となり、本発明を完成させるに至った。
【0005】即ち、本発明は、一般式(1);
【0006】
【化3】
【0007】(式中、Arは電子求引性の高い置換基を
有するフェニル基を表す)で表される4−フェニル−γ
−ブチロラクトン誘導体を立体特異的に加水分解する活
性を有する酵素源の存在下、前記式(1)で表される4
−フェニル−γ−ブチロラクトン誘導体を立体特異的に
加水分解することを特徴とする一般式(2);
【0008】
【化4】
【0009】(式中、Arは上記に同じ、*は不斉炭素
を表す)で表される光学活性4−フェニル−4−ヒドロ
キシ酪酸誘導体の製造法を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
【0011】前記式(1)および(2)においてArで
表されるフェニル基が有する電子求引性の高い置換基と
しては、例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ
素原子等のハロゲン原子、ベンゾイル基、アセチル基等
のアシル基、メタンスルホニルアミノ基、エタンスルホ
ニルアミノ基等のアルキルスルホニルアミノ基、ベンゼ
ンスルホニルアミノ基、p-トルエンスルホニルアミノ
基等のアリールスルホニルアミノ基、ホルミル基、スル
ホ基、カルボキシル基、シアノ基、ニトロ基等が挙げら
れ、好ましくはメタンスルホニルアミノ基、エタンスル
ホニルアミノ基等のアルキルスルホニルアミノ基、ベン
ゼンスルホニルアミノ基、p-トルエンスルホニルアミ
ノ基等のアリールスルホニルアミノ基が挙げられ、さら
に好ましくはメタンスルホニルアミノ基が挙げられる。
置換基の数は1〜3個が挙げられ、好ましくは1個であ
る。ベンゼン環上における置換基の位置としては特に限
定はされないが、好ましくは2位、4位または6位のい
ずれかが挙げられ、より好ましくは4位が挙げられる。
【0012】本発明の原料である前記式(1)で表され
る4−フェニル−γ−ブチロラクトン誘導体、例えば4
−(4−メタンスルホニルアミノフェニル)−γ−ブチ
ロラクトンはアニリンと塩化メタンスルホニルを適当な
3級アミンの存在下で反応させてメタンスルホンアニリ
ドを合成し、次いでこのメタンスルホンアニリドと無水
コハク酸から塩化アルミニウムの存在下でフリーデル・
クラフツ反応により4−(4−メタンスルホニルアミノ
フェニル)−4−オキソブタン酸を合成し(特開昭60
−239458)、さらに4−(4−メタンスルホニル
アミノフェニル)−4−オキソブタン酸を塩基存在下、
水素化ほう素カリウムで還元することにより、容易に合
成することができる 。
【0013】本発明の加水分解反応に使用する酵素源と
しては、4−フェニル−γ−ブチロラクトン誘導体を立
体特異的に加水分解する活性を有するものであれば、微
生物由来のものでも、動物臓器由来のものでも用いるこ
とができる。
【0014】本発明に使用できる酵素源として例えば、
キャンディダ(Candida)属、クリプトコッカス
(Cryptococcus)属、スポリディオボラス
(Sporidiobolus)属、ヤロイア(Yar
roiwa)属、アグロバクテリウム(Agrobac
terium)属、ノカルディア(Nocardia)
属、シュードモナス(Pseudomonas)属、ア
スパルジーラス(Aspergillus)属、アクレ
モニウム(Acremonium)属、フサリウム(F
usarium)属、ジベレラ(Gibberell
a)属、パエシロマイセス(Paecilomyces
)属、ペニシリウム(Penicillium)属、
バーチシリウム(Verticillium)属に属す
る微生物の菌体、培養物、あるいはそれらの処理物が挙
げられる。
【0015】好ましくは、キャンディダ・アンタルチカ
(Candida antarctica)、キャンデ
ィダ・シリンドラセア(Candida cylind
racea)、キャンディダ・トロピカリス(Cand
ida tropicalis)IFO0006、クリ
プトコッカス・アルビダス(Cryptococcus
albidus)IFO0385、スポリディオボラ
ス・サルモニコーラー(Sporidiobolus
salmonicolor)IFO1035、スポリデ
ィオボラス・サルモニコーラー(Sporidiobo
lus salmonicolor)IFO1032
、ヤロイア・リポリチカ(Yarroiwa lip
olytica)IFO0746 、アグロバクテリウ
ム・ツメファシエンス(Agrobacterium
tumefaciens)IFO12665、アグロバ
クテリウム・ツメファシエンス( Agrobacte
rium tumefaciens)IFO1326
4、ノカルディア・アステロイデス(Nocardia
asteroides)IFO3424、ノカルディ
ア・アステロイデス(Nocardia astero
ides)IFO 3384、ノカルディア・アステロ
イデス(Nocardia asteroides)I
FO 3423、アスパルジーラス・ニガー(Aspe
rgillusniger)、アクレモニウム・ブチリ
(Acremonium butyri)IFO782
6、フサリウム・アングイオイデス(Fusarium
anguioides)IFO4467、フサリウム
・オキスポラム(Fusarium oxysporu
m)IFO5942、ジベレラ・フジクロイ(Gibb
erella fujikuroi)IFO6356、
パエシロマイセス・リラシナス(Paecilomy
ces lilacinus)IFO5752、ペニシ
リウム・クリソゲナム(Penicillium ch
rysogenum)IFO4897、ペニシリウム・
クリソゲナム(Penicilliumchrysog
enum)IFO4640、バーチシリウム・フンギコ
ーラ・バー・アレオフィラム(Verticilliu
m fungicola var.aleophilu
m)IFO 30621、 バーチシリウム・フンギコー
ラ・バー・フンギコーラ(Verticillium
fungicola var.fungicola)I
FO30617、バーチシリウム・フンギコーラ・バー
・フンギコーラ(Verticillium fung
icola var.fungicola)IFO66
24、バーチシリウム・フンギコーラ・バー・フンギコ
ーラ(Verticillium fungicola
var.fungicola)IFO6962、バー
チシリウム・ニベオストラトサム(Verticill
ium niveostratosum)IFO662
5、バーチシリウム・サリオタエ(Verticill
ium psalliotae)IFO31179から
なる群から選ばれた微生物の菌体、培養物、あるいはそ
れらの処理物が挙げられる。
【0016】これらの微生物は一般に入手または購入が
容易な保存株から得ることや、自然界から分離すること
ができる。また、これらの微生物に変異を生じさせてよ
り本反応に有利な性質を有する変異株を得ることもでき
る。
【0017】ここで、「微生物の培養物」とは、菌体を
含む培養液あるいは培養菌体を意味し、「その処理物」
とは、例えば、粗抽出液、凍結乾燥微生物体、アセトン
乾燥微生物体、菌体の磨砕物、あるいはそれら微生物よ
り精製された加水分解酵素等を意味する。さらにそれら
は、酵素自体あるいは菌体のまま公知の手段で固定化さ
れて用いられ得る。固定化は、当業者に周知の方法(例
えば架橋法、物理的吸着法、包括法等)で行い得る。
【0018】また、本発明の酵素源としては、市販の微
生物由来あるいは動物由来の加水分解酵素を用いること
もできる。これら市販の加水分解酵素としては、例え
ば、リパーゼAP−4(天野エンザイム社製)、リパー
ゼAP−6(天野エンザイム社製)、リパーゼOF(名
糖産業社製)、リパーゼSP−525(Novo No
rdisk社製)、リパーゼL−018(BIOCAT
ALYSTS社製)、CHIRAZYME L−2(B
oehringer Mannheim社製)、CHI
RAZYME L−4(Boehringer Man
nheim社製)、アシラーゼI(Sigma社製)、
エステラーゼTypeI(Sigma社製)等が挙げら
れる。
【0019】本発明においては、適切な酵素源を選択す
ることにより、前記式(2)で表される光学活性4−フ
ェニル−4−ヒドロキシ酪酸誘導体のS体、R体のいず
れも製造することができる。酵素源として、例えば、前
記キャンディダ・シリンドラセア、キャンディダ・トロ
ピカリス、クリプトコッカス・アルビダス、スポリディ
オボラス・サルモニコーラー、スポロボロマイセス・ホ
ルサチカス、ヤロイア・リポリチカ、ノカルディア・ア
ステロイデス、アスパルジーラス・ニガー、アクレモニ
ウム・ブチリ、フサリウム・アングイオイデス、フサリ
ウム・オキスポラム、ジベレラ・フジクロイ、パエシロ
マイセス・リラシナス、ペニシリウム・クリソゲナム、
バーチシリウム・フンギコーラ・バー・アレオフィラ
ム、バーチシリウム・フンギコーラ・バー・フンギコー
ラ、バーチシリウム・ニベオストラトサム、バーチシリ
ウム・サリオタエからなる群より選ばれた微生物の菌
体、培養物、またはそれらの処理物を用いた場合には、
化合物(2)のS体を製造することができる。
【0020】また、酵素源として、例えば、前記キャン
ディダ・アンタルチカ、アグロバクテリウム・ツメファ
シエンスからなる群より選ばれた微生物の菌体、培養
物、またはそれらの処理物を用いた場合には、化合物
(2)のR体を製造することができる。
【0021】酵素源として用いる微生物の為の培養培地
は、その微生物が増殖し得るものである限り特に限定さ
れない。例えば、炭素源として、グルコース、シューク
ロース等の糖質、エタノール、グリセロール等のアルコ
ール類、オレイン酸、ステアリン酸等の脂肪酸及びその
エステル類、菜種油、大豆油等の油類、窒素源として、
硫酸アンモニウム、硝酸ナトリウム、ペプトン、カザミ
ノ酸、コーンスティープリカー、ふすま、酵母エキスな
ど、無機塩類として、硫酸マグネシウム、塩化ナトリウ
ム、炭酸カルシウム、リン酸水素二カリウム、リン酸二
水素カリウムなど、他の栄養源として、麦芽エキス、肉
エキス等を含有する通常の液体培地が使用され得る。培
養は好気的に行い、通常、培養時間は1〜5日間程度、
培地のpHは3〜9、培養温度は10〜50℃で行い得
る。
【0022】本発明の加水分解反応において、反応は適
当な溶媒中に基質である4−フェニル−4−ブチロラク
トン誘導体及び上記酵素源を添加し、pH調整下攪拌す
る事により行い得る。反応条件は用いる酵素、微生物ま
たはその処理物、基質濃度等によって異なるが、通常、
基質濃度は約0.1〜90重量%、反応温度は10〜5
0℃、反応のpHは2〜10、反応時間は1〜72時間
で行い得る。基質は一括、または連続的に添加し得る。
反応はバッチ方式または連続方式で行い得る。
【0023】本発明においては、適度なpH条件下で加
水分解反応を実施することにより、基質である前記式
(1)で表される4−フェニル−γ−ブチロラクトン誘
導体の一方の光学異性体が上記酵素源により加水分解さ
れるとともに、加水分解を受けないもう一方の光学異性
体がラセミ化するため、4−フェニル−γ−ブチロラク
トン誘導体から50%を超える収率で前記式(2)で表
される光学活性4−フェニル−4−ヒドロキシ酪酸誘導
体を得ることが可能となる。前記式(1)で表される4
−フェニル−γ−ブチロラクトン誘導体がラセミ化を起
こす反応条件としては、式中Arで表されるフェニル基
が有する電子求引性の高い置換基によっても異なるが、
pH2〜10の範囲内であることが好ましく、より好ま
しくはpH4〜9の範囲である。
【0024】加水分解反応で生じた光学活性4−フェニ
ル−4−ヒドロキシ酪酸誘導体は、それぞれ常法により
精製され得る。例えば、微生物等を用いた場合には必要
に応じ遠心分離、濾過等の処理を施して菌体等の懸濁物
を除去し、次いで一般的な緩衝液、例えばカリウム-リ
ン酸緩衝液等を混合してpHを5〜9に調整し、一般的
な抽出溶剤、例えば酢酸エチル、トルエン等の有機溶剤
で抽出することにより、残存した4−フェニル−γ−ブ
チロラクトン誘導体を除去する。さらに、得られた水層
画分に一般的な無機または有機酸、例えば塩酸、硫酸、
酢酸等を混合してpHを1〜5に調整し、一般的な抽出
溶剤、例えば酢酸エチル、トルエン等の有機溶剤で抽出
し、有機溶剤を減圧下で除去し、そして減圧蒸留または
クロマトグラフィー等の処理を行う事により精製され得
る。
【0025】また、上記工程にて得られた、前記式
(2)で表される光学活性4−フェニル−4−ヒドロキ
シ酪酸誘導体を適当な溶剤中で酸触媒の存在下にてラク
トン化することにより、一般式(3);
【0026】
【化5】
【0027】(式中、Arは電子求引性の高い置換基を
有するフェニル基を、*は不斉炭素を表す)で表される
光学活性4−フェニル−γ−ブチロラクトン誘導体を製
造する事が可能である。前記式(3)で表される光学活
性4−フェニル−γ−ブチロラクトン誘導体は医薬品、
農薬の合成原料として有用な化合物である。
【0028】ラクトン化反応に用いる溶剤としては、蟻
酸エチル、酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル系溶
剤、メタノール、エタノール、iso−プロパノール、
tert−ブタノール等のアルコール系溶剤、ジエチ
ルエーテル、ジイソプロピルエーテル、 tert −ブ
チルメチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル
系溶剤、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチル
イソブチルケトン等のケトン系溶剤等が挙げられ、好ま
しくは酢酸エチル、メタノール、エタノール、tert
−ブタノール、メチルイソブチルケトン、tert −
ブチルメチルエーテル、テトラヒドロフランが挙げられ
る。酸触媒としては、例えば塩酸、硫酸、クロロトリメ
チルシリル、塩化アルミニウム(III)等の無機酸、トリ
フルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸、p−トルエン
スルホン酸ピリジン塩、クロロ酢酸等の有機酸等が挙げ
られる。反応条件は特に限定されないが、通常、反応温
度は0〜70℃、基質濃度は0.1〜50%(w/v)、
酸触媒は基質に対して0.001〜1倍当量添加して行
い得る。
【0029】ラクトン化反応で生じた前記式(3)で表
される光学活性4−フェニル−γ−ブチロラクトン誘導
体は、常法により精製され得る。例えば、反応液より一
般的な抽出溶剤、例えば酢酸エチル、トルエン等の有機
溶剤で抽出し、有機溶剤を減圧下で除去し、そして減圧
蒸留またはクロマトグラフィー等の処理を行う事によ
り、精製され得る。
【0030】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。
【0031】(実施例1)光学活性4−(4−メタンス
ルホニルアミノフェニル)−4−ヒドロキシ酪酸の製造 表1に示した微生物を、試験管中で滅菌した5mlの培
地A(グルコース10g、ポリペプトン5g、イースト
エキス5g、コーンスティープリカー5g、水1l、p
H6.0)に接種し、28℃で3〜4日間振とう培養し
た。培養終了後、培養液10mlから遠心分離により菌
体を分離・回収し、0.1Mカリウム−リン酸緩衝液
(pH6.5)1mlに懸濁した。菌体懸濁液0.5m
lに4−(4−メタンスルホニルアミノフェニル)−γ
−ブチロラクトン5.0mgを添加し、30℃で22時
間振とうした。反応終了後、反応液をアセトニトリル5
mlで希釈し、菌体を遠心分離にて除去後、高速液体ク
ロマトグラフィーにて生成した4−(4−メタンスルホ
ニルアミノフェニル)−4−ヒドロキシ酪酸の収率およ
び光学純度を調べた結果を表1に示した。 高速液体クロマトグラフィー分析条件(収率分析条件) カラム:Develosil ODS−HG3(4.6
mmφ×150mm、野村化学社製)、溶離液:アセト
ニトリル/0.1%リン酸水溶液=2/1、流速:0.5
ml/分、温度:25℃、検出波長:210nm 高速液体クロマトグラフィー分析条件(光学純度分析条
件) カラム:CHIRALCEL OJ(4.6φmm×25
0mm、ダイセル化学社製)、溶離液:ヘキサン/イソ
プロパノール=1/1(0.1%トリフルオロ酢酸を含
む)、流速:0.4ml/分、温度:25℃、検出波
長:230nm
【0032】
【表1】
【0033】(実施例2)光学活性4−(4−メタンス
ルホニルアミノフェニル)−4−ヒドロキシ酪酸の製造 表2に示した微生物を、試験管中で滅菌した5mlの培
地B(グルコース10g、ポリペプトン5g、イースト
エキス5g、コーンスティープリカー5g、水1l、p
H7.0)に接種し、28℃で3〜4日間振とう培養し
た。培養終了後、培養液10mlから遠心分離により菌
体を分離・回収し、0.1Mカリウム−リン酸緩衝液
(pH6.5)1mlに懸濁した。菌体懸濁液0.5m
lに4−(4−メタンスルホニルアミノフェニル)−γ
−ブチロラクトン5.0mgを添加し、30℃で22時
間振とうした。反応終了後、実施例1と同様に、生成し
た4−(4−メタンスルホニルアミノフェニル)−4−
ヒドロキシ酪酸の収率および光学純度を調べた結果を表
2に示した。
【0034】
【表2】
【0035】(実施例3)光学活性4−(4−メタンス
ルホニルアミノフェニル)−4−ヒドロキシ酪酸の製造 表3に示した微生物を、試験管中で滅菌した5mlの培
地C(グルコース10g、ポリペプトン5g、イースト
エキス5g、コーンスティープリカー5g、水1l、p
H6.0)に接種し、28℃で3〜4日間振とう培養し
た。培養終了後、培養液10mlから濾過により菌体を
分離・回収し、0.1Mカリウム−リン酸緩衝液(pH
6.5)1mlに懸濁した。菌体懸濁液0.5mlに4
−(4−メタンスルホニルアミノフェニル)−γ−ブチ
ロラクトン5.0mgを添加し、30℃で22時間振と
うした。反応終了後、実施例1と同様に、生成した4−
(4−メタンスルホニルアミノフェニル)−4−ヒドロ
キシ酪酸の収率および光学純度を調べた結果を表3に示
した。
【0036】
【表3】
【0037】(実施例4)光学活性4−(4−メタンス
ルホニルアミノフェニル)−4−ヒドロキシ酪酸の製造 表4に示した市販酵素5.0mgを0.1Mカリウム−
リン酸緩衝液(pH6.5)0.5mlに懸濁した後、
4−(4−メタンスルホニルアミノフェニル)−γ−ブ
チロラクトン5.0mgを添加し、30℃で15時間振
とうした。反応終了後、実施例1と同様に、生成した4
−(4−メタンスルホニルアミノフェニル)−4−ヒド
ロキシ酪酸の収率および立体選択性を調べた結果を表4
に示した。
【0038】
【表4】
【0039】(実施例5)(S)−4−(4−メタンス
ルホニルアミノフェニル)−4−ヒドロキシ酪酸の製造 リパーゼ L−018( BIOCATALYSTS社
製) 30.0gを50mMカリウム−リン酸緩衝液
(pH6.5)1lに懸濁した後、4−(4−メタンス
ルホニルアミノフェニル)−γ−ブチルラクトン3.0
gを添加し、30℃にて21時間攪拌した。反応終了
後、遠心分離により固形分を除去し、水層を減圧濃縮に
より200mlまで濃縮した後、6N水酸化ナトリウム
にてpHを7.5に調整した。酢酸エチル300mlに
て2回抽出操作を行い、有機層を除去後、水層に6N塩
酸を添加して、pHを2.0に調整した。酢酸エチル5
00mlにて3回抽出操作を行い、有機層を回収後、減
圧濃縮し、粗生成物を得た。シリカゲルカラムで精製す
ることにより(S)−4−(4−メタンスルホニルアミ
ノフェニル)−4−ヒドロキシ酪酸の白色結晶2.59
g(収率52.7%、光学純度89.0%e.e.)を得
た。1 H−NMR(δ d6-DMSO):1.72−1.79
(m,2H),2.19(t,2H),2.94(s,3
H),4.48(t,1H),7.13(d,2H),7.
27(d,2H),9.63(bs,1H)
【0040】(参考例1)(S)−4−(4−メタンス
ルホニルアミノフェニル)−γ−ブチロラクトンのラセ
ミ化 (S)−4−(4−メタンスルホニルアミノフェニル)
−γ−ブチロラクトン(光学純度88.3%e.e.)1m
gを表5に示す各種緩衝液1mlに溶解し、30℃にて
14時間攪拌した。反応終了後、反応液に0.05%ト
リフルオロ酢酸/エタノール溶液19mlを添加して希
釈し、高速液体クロマトグラフィーにて(S)−4−
(4−メタンスルホニルアミノフェニル)−γ−ブチロ
ラクトンの光学純度を測定した結果を表5に示す。 高速液体クロマトグラフィー分析条件 カラム:CHIRALPAK AS(4.6φmm×2
50mm、ダイセル化学社製)、溶離液:エタノール
(0.1%トリフルオロ酢酸を含む)、流速:0.4m
l/分、温度:25℃、検出波長:230nm
【0041】
【表5】
【0042】(参考例2)(S)−4−(4−メタンス
ルホニルアミノフェニル)−γ−ブチロラクトンの製造 (S)−4−(4−メタンスルホニルアミノフェニル)
−4−ヒドロキシ酪酸(89.0%e.e.)500mgを
酢酸エチル50mlに溶解した後、4-トルエンスルホ
ン酸を5%モル当量添加し、25℃にて22時間攪拌し
た。反応終了後、反応液に酢酸エチル150mlを添加
し、飽和食塩水50mlにて2回洗浄した。回収した有
機層を減圧濃縮し、(S)−4−(4−メタンスルホニ
ルアミノフェニル)−γ−ブチロラクトンの白色結晶4
25mg(収率91.0%、光学純度89.1%)を得
た。1 H−NMR(δ CDCl3):2.15−2.22
(m,1H),2.61−2.72(m,3H),3.02
(s,3H),5.49(t,1H),6.69(bs,1
H),7.26(d,2H),7.34(d,2H) 高速液体クロマトグラフィー分析条件(収率分析条件) カラム:Develosil ODS−HG3 (4.
6mmφ×150mm、野村化学社製)、溶離液:アセ
トニトリル/0.1%リン酸水溶液=2/1、流速:0.
5ml/分、温度:25℃、検出波長:210nm
【0043】
【発明の効果】本発明の方法により、医薬品中間体とし
て有用な光学活性4−フェニル−4−ヒドロキシ酪酸誘
導体を安価な原料から効率的に製造する事ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) (C12P 7/42 C12R 1:82 C12R 1:645) 1:685 (C12P 7/42 C12R 1:72 C12R 1:77) (C12P 7/42 C12R 1:82) (C12P 7/42 C12R 1:685) (C12P 7/42 C12R 1:72) (72)発明者 清水 昌 京都府京都市右京区常盤山下町6−9 (72)発明者 片岡 道彦 京都府京都市左京区上高野畑ヶ田町26− 203 Fターム(参考) 4B064 AD32 CA02 CA21 CC03 CD08 DA01 DA11

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1); 【化1】 (式中、Arは電子求引性の高い置換基を有するフェニ
    ル基を表す)で表される4−フェニル−γ−ブチロラク
    トン誘導体を立体特異的に加水分解する活性を有する酵
    素源の存在下、前記式(1)で表される4−フェニル−γ
    −ブチロラクトン誘導体を立体特異的に加水分解するこ
    とを特徴とする一般式(2); 【化2】 (式中、Arは上記に同じ、*は不斉炭素を表す)で表
    される光学活性4−フェニル−4−ヒドロキシ酪酸誘導
    体の製造法。
  2. 【請求項2】Arが4位に電子求引性の高い置換基を有
    するフェニル基である請求項1記載の製造法。
  3. 【請求項3】電子求引性の高い置換基がハロゲン原子、
    アシル基、アルキルスルホニルアミノ基、アリールスル
    ホニルアミノ基、スルホ基、ホルミル基、カルボキシル
    基、シアノ基、またはニトロ基のいずれかである請求項
    1記載の製造法。
  4. 【請求項4】電子求引性の高い置換基がアルキルスルホ
    ニルアミノ基またはアリールスルホニルアミノ基のいず
    れかである請求項1記載の製造法。
  5. 【請求項5】電子求引性の高い置換基がメタンスルホニ
    ルアミノ基である請求項1記載の製造法。
  6. 【請求項6】酵素源が、キャンディダ属、クリプトコッ
    カス属、スポリディオボラス属、ヤロイア属、アグロバ
    クテリウム属、ノカルディア属、シュードモナス属、ア
    スパルジーラス属、アクレモニウム属、フサリウム属、
    ジベレラ属、パエシロマイセス属、ペニシリウム属、バ
    ーチシリウム属からなる群より選ばれた微生物の菌体、
    培養物、またはそれらの処理物である請求項1記載の製
    造法。
  7. 【請求項7】酵素源が、キャンディダ・アンタルチカ、
    キャンディダ・シリンドラセア、キャンディダ・トロピ
    カリス、クリプトコッカス・アルビダス、スポリディオ
    ボラス・サルモニコーラー、ヤロイア・リポリチカ、ア
    グロバクテリウム・ツメファシエンス、ノカルディア・
    アステロイデス、アスパルジーラス・ニガー、アクレモ
    ニウム・ブチリ、フサリウム・アングイオイデス、フサ
    リウム・オキスポラム、ジベレラ・フジクロイ、パエシ
    ロマイセス・リラシナス、ペニシリウム・クリソゲナ
    ム、バーチシリウム・フンギコーラ・バー・アレオフィ
    ラム、バーチシリウム・フンギコーラ・バー・フンギコ
    ーラ、バーチシリウム・ニベオストラトサム、バーチシ
    リウム・サリオタエからなる群より選ばれた微生物の菌
    体、培養物、またはそれらの処理物である請求項1記載
    の製造法。
  8. 【請求項8】酵素源として、キャンディダ属、クリプト
    コッカス属、スポリディオボラス属、パエシロマイセス
    属、ヤロイア属、ノカルディア属、アスパルジーラス
    属、アクレモニウム属、フサリウム属、ジベレラ属、ペ
    ニシリウム属、バーチシリウム属からなる群より選ばれ
    た微生物の菌体、培養物、またはそれらの処理物を用
    い、前記式(2)のS体を製造する請求項1記載の製造
    法。
  9. 【請求項9】酵素源として、キャンディダ・シリンドラ
    セア、キャンディダ・トロピカリス、クリプトコッカス
    ・アルビダス、スポリディオボラス・サルモニコーラ
    ー、スポロボロマイセス・ホルサチカス、ヤロイア・リ
    ポリチカ、ノカルディア・アステロイデス、アスパルジ
    ーラス・ニガー、アクレモニウム・ブチリ、フサリウム
    ・アングイオイデス、フサリウム・オキスポラム、ジベ
    レラ・フジクロイ、パエシロマイセス・リラシナス、ペ
    ニシリウム・クリソゲナム、バーチシリウム・フンギコ
    ーラ・バー・アレオフィラム、バーチシリウム・フンギ
    コーラ・バー・フンギコーラ、バーチシリウム・ニベオ
    ストラトサム、バーチシリウム・サリオタエからなる群
    より選ばれた微生物の菌体、培養物、またはそれらの処
    理物を用い、前記式(2)のS体を製造する請求項1記
    載の製造法。
  10. 【請求項10】酵素源として、キャンディダ属、アグロ
    バクテリウム属、シュードモナス属からなる群より選ば
    れた微生物の菌体、培養物、またはそれらの処理物を用
    い、前記式(2)のR体を製造する請求項1記載の製造
    法。
  11. 【請求項11】酵素源として、キャンディダ・アンタル
    チカ、アグロバクテリウム・ツメファシエンスからなる
    群より選ばれた微生物の菌体、培養物、またはそれらの
    処理物を用い、前記式(2)のR体を製造する請求項1
    記載の製造法。
  12. 【請求項12】pH4〜9の条件下で加水分解を行う請
    求項1に記載の製造法。
  13. 【請求項13】前記式(2)で表される光学活性4−フ
    ェニル−4−ヒドロキシ酪酸誘導体を、50%を超える
    収率で製造する請求項1記載の製造法。
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