JP3218772B2 - アセチレンアルコール類の製造法 - Google Patents

アセチレンアルコール類の製造法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬、農薬および液晶
の中間体として有用な化合物を得るためのアセチレンア
ルコール類の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に関わる光学活性アセチレンアル
コール類の合成方法としては、特開平3ー201996
号公報に、以下のような方法が記載されている。 上記従来の方法は、アルコール─有機溶媒で加水分解酵
素を反応させ加アルコール分解するものであるが、得ら
れるエステルに比較的高い光学純度が達成されているも
のの、加水分解されたアルコールに関しては光学純度な
どの記載はまったくない。該方法によれば、比較的光学
純度の高いアルコールを得るために当該エステルをさら
に化学的に加水分解している。一般的に加水分解残であ
るエステル体が高い光学活性純度を持つためには、加水
分解率を高くする必要があり、その結果アルコールの光
学純度は不十分なものになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなことから、
本発明者らはアセチレンアルコール類のいずれの対掌体
も光学純度よく、しかも収率よく得る方法について鋭意
検討の結果、ラセミアセチレンアルコール類をエステラ
ーゼを用い、不飽和アルコールのカルボン酸エステルを
アシル化剤として反応させると上記式で示される光学活
性アセチレンアルコール類の対掌体と、さらに光学活性
アセチレンアルコールエステル誘導体(このエステル誘
導体も対掌体)が得られ、このエステル誘導体はエステ
ラーゼを用いて不斉水解すれば上記式と同じ立体配位で
しかもより光学純度の高いアセチレンアルコール類が収
率よく得られることを見出し本発明を完成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は一般式
〔1〕 (式中、nは1〜6の整数を表す。)で示されるアセチ
レンアルコール類と、アシル化剤として不飽和アルコー
ルのカルボン酸エステルとを、エステラーゼの存在化に
反応させ、一般式〔2〕 (式中、nは前記と同じ意味を表し、*印は不斉炭素で
あることを表す)で示されるS体アセチレンアルコール
類および一般式〔3〕 (式中、nおよび*印は前記と同じ意味を表し、R1 は
炭素数1〜5のハロゲン化されていてもよいアルキル基
を表す。)で示されるR体アセチレンアルコールエステ
ル誘導体の混合物を得、それらを単離することを特徴と
する一般式〔2〕で示されるS体アセチレンアルコール
類および一般式〔3〕で示されるR体アセチレンアルコ
ールエステル誘導体の製造法および該R体アセチレンア
ルコールエステル誘導体をエステラーゼを用いて不斉水
解させ前記一般式[2]で示されるS体アセチレンアル
コール類の対掌体を得る方法に関するものである。
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おいて、原料である一般式〔1〕で示されるアセチレン
アルコール類としては、例えば4−ペンチン−2−オー
ル、5−ヘキシン−2−オール、6−ヘプチン−2−オ
ール、7−オクチン−2−オール、8−ノニン−2−オ
ール、9−デシン−2−オールを例示することができ
る。
【0006】使用するアシル化剤としては、例えばビニ
ルアセテート、ビニルプロピオネート、、ビニルバレレ
ート、イソプロペニルアセテート、イソプロペニルプロ
ピオネート、イソプロペニルバレレート等の不飽和アル
コールのカルボン酸エステルを挙げることができ、ある
いはそのハロゲン化アシルエステルを挙げることができ
る。
【0007】その使用量はアセチレンアルコール類
〔1〕に対し、通常0.5 モル倍以上、好ましくは2モル
倍以上である。また、アシル化剤を溶媒として用いるこ
ともできる。
【0008】本反応におけるアセチレンアルコール類の
光学異性体の一方のみを選択的にエステル化する能力を
有するエステラーゼとは、リパーゼを含む広義のエステ
ラーゼを意味する。なかでもリパーゼが好ましく、さら
により具体的にはアルスロバクター属やシュードモナス
属に由来するリパーゼが挙げられる。
【0009】本反応において、エステラーゼとしては動
物、植物、微生物から得られた酵素が用いられ、その使
用形態としては、精製酵素、粗酵素、酵素含有物、微生
物培養液、培養物、菌体、培養濾液、またはそれらを処
理したものなど種々の形態で必要に応じて用いることが
でき、酵素と微生物を組み合わせて用いることもでき
る。あるいはまた、樹脂等に固定した酵素、固定化菌体
としても用いることができる。
【0010】エステラーゼを生産する微生物としては、
アセチレンアルコール類の光学異性体の一方のみを選択
的にエステル化する能力を有するエステラーゼを生産す
る微生物であればよく特に限定されるものではない。
このような微生物の具体例としては、例えばエンテロバ
クター属、アルスロバクター属、ブレビバクテリウム
属、シュードモナス属、アルカリゲナス属、ミクロコッ
カス属、バシルス属、ラクトバシルス属、トリコデルマ
属、キャンディダ属、サッカロミネス属、ロドトルラ
属、クリプトコッカス属、トルロプシス属、ピヒア属、
ペニシリウム属、アスペルギルス属、リゾプス属、ムコ
ール属、オーレオパシディウム属、アクチノムコール
属、ノカルディア属、ストレトプトミセス属、ハンゼヌ
ラ属、アクロモバクター属に属する微生物が例示され
る。
【0011】上記微生物の培養は、通常、常法に従って
行われ、例えば液体培養を行うことにより培養液を得る
ことができる。 例えば、滅菌した液体培地[かび類、
酵母類用には麦芽エキス・酵母エキス培地(水1Lにペ
プトン5g、グルコース10g、麦芽エキス3g、酵母エ
キス3gを溶解し、pH6.5 とする)、細菌用には加糖
ブイヨン培地(水1Lにペプトン5g、グルコース10
g、肉エキス3g、NaCl3gを溶解し、pH7.2 とす
る)]に微生物を接種し、通常20〜40℃で1〜3日間培
養をすることにより行われ、また必要に応じて固体培養
を行ってもよい。
【0012】またこれらの微生物起源のエステラーゼの
中には市販されているものがあり、容易に入手すること
ができる。市販エステラーゼの具体例としては、例えば
シュードモナス属のリパーゼ[リパーゼアマノPS、リ
パーゼアマノP(ともに天野製薬製)]、アスペルギル
ス属のリパーゼ[リパーゼアマノAP、リパーゼアマノA1
2(ともに天野製薬製)]、ムコール属のリパーゼ[リ
パーゼアマノM−AP(天野製薬製)]、キャンディダ・
シリンドラッセのリパーゼ[リパーゼMY(名糖産業
製)]、アルカリゲネス属のリパーゼ[リパーゼPL
(名糖産業製)]、アクロモバクター属のリパーゼ[リ
パーゼAL(名糖産業製)]、アルスロバクター属のリパ
ーゼ[新日本化学製]、クロモバクテリウム属のリパー
ゼ(東洋醸造製)、リゾプス・デレマーのリパーゼ[タ
リパーゼ(田辺製薬製)]、リゾプス属のリパーゼ[リ
パーゼサイケン(大阪細菌研究所)]等が挙げられる。
【0013】また、動物・植物エステラーゼを用いるこ
ともでき、これらの具体的なエステラーゼとしては、ス
テアプシン、パンクレアチン、ブタ肝臓エステラーゼ、
Wheat Germエステラーゼ等を挙げることができる。酵素
の量は、アセチレンアルコール類〔1〕に対し、通常0.
001 〜等量倍、好ましくは0.003 〜0.5 倍である。勿論
この量以上を用いてもよい。
【0014】本反応においては溶媒を使用することもで
き、その溶媒としては前記したアシル化剤の他、例えば
ヘキサン、ヘプタン、ベンゼン、アセトン、トルエン、
ジクロルメタン、クロロホルム、ジブチルエーテル等の
脂肪族または芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、エ
ーテル、ケトン類等の単独または混合物を挙げることが
できる。その使用量は、アセチレンアルコール類〔1〕
に対し、通常0.5 〜10重量倍である。勿論10重量倍を越
える量を用いても反応には差し支えない。
【0015】反応温度は通常10〜50℃であり、反応時間
は特に制限はないが、通常0.5 〜60時間で充分である。
反応の推移は反応系内の光学活性アセチレンアルコール
類〔1〕の光学純度を、例えば光学活性体化合物分離用
の充填剤を備えた液体クロマトグラフィー等により追跡
することができ、またこれにより反応終点を決めること
もできる。
【0016】反応終了後、必要により、反応マスにヘキ
サン、ヘプタン、ベンゼン、アセトン、トルエン、ジク
ロルメタン、クロロホルム、クロルベンゼン、ジクロル
エタン、酢酸エチル、エチルエーテル等の脂肪族もしく
は芳香族炭化水素、エーテル、ケトン、エステル、ハロ
ゲン化炭化水素等の溶媒を加え、例えば酵素を濾別した
後、濾液を濃縮することにより、一般式〔2〕で示され
る光学活性アセチレンアルコール類および一般式〔3〕
で示される光学活性アセチレンアルコールエステル誘導
体を得ることができる。また、さらに例えば通常のクロ
マトグラフィー処理を付すことにより、一般式〔2〕で
示される光学活性アセチレンアルコール類と、一般式
〔3〕で示される光学活性アセチレンアルコールエステ
ル誘導体とに分離することもできる。 このようにして
得られた光学活性アセチレンアルコールエステル誘導体
〔3〕は、さらにエステラーゼを用い不斉水解すること
により対掌体である光学活性アセチレンアルコール類と
することができる。 不斉水解反応に用いられるエステ
ラーゼはさきのエステラーゼと同じものを用いることが
できる。
【0017】不斉水解反応は、上で得られたアセチレン
アルコールエステル誘導体と上記酵素もしくは微生物の
混合物を、通常緩衝液中で激しく攪拌することによって
行われる。緩衝液としては、通常用いられるリン酸ナト
リウム、りん酸カリウム等の無機酸塩の緩衝液、酢酸ナ
トリウム、クエン酸ナトリウム等の有機酸塩の緩衝液な
どが用いられ、そのpHは、好アルカリ性菌の培養液や
アルカリ性エステラーゼではpH8ー11、好アルカリ
性でない微生物の培養液や耐アルカリ性を有しないエス
テラーゼではpH5−8が好ましい。濃度は通常0.05─
3M、好ましくは0.05─0.5 Mの範囲である。
【0018】反応温度は通常10─60℃であり、反応
時間は一般的には10─70時間であるが、これらに限
定されることはない。 なお、この不斉水解反応でリパ
ーゼとしてシュードモナス属またはアルスロバクター属
に属するリパーゼを用いる場合には比較的高い光学純度
で対象体の光学活性なアセチレンアルコール類を得るこ
とができる。 また、この不斉水解反応の際、緩衝液に
加えてトルエン、クロロホルム、メチルイソブチルケト
ン、ジクロルメタン等の反応に不活性な有機溶媒を使用
することもでき、これらを使用することによって不斉水
解を有利に行うことが出来る。
【0019】このような加水分解反応終了後、加水分解
反応液を例えばエチルエーテル、ジクロロメタン等の溶
媒により抽出処理し、有機層から溶媒を留去した後濃縮
残査をカラムクロマトグラフィーで処理するなどの方法
により加水分解生成物である光学活性なアセチレンアル
コール類を分離することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明方法によれば、光学活性なアセチ
レンアルコール類のいずれの対掌体も、短時間でしかも
高い光学収率かつ高収率で得られるので工業的に有利で
ある。
【0021】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
【0022】
【0023】
【0024】(実施例3)4−ペンチン−2−オール
〔1-3 〕10g、リパーゼアマノPS(天野製薬製)0.2 g
およびビニルアセテート50mlの混合液を35℃に保ち、攪
はんした。途中、反応液をガスクロマトグラフィーにて
チェックした。攪はん開始後14時間で反応をとめ、リパ
ーゼを濾去し、濾過残さをエチルエーテルにて洗浄濾過
し、先の濾液と併せて減圧にて濃縮した。得られた濃縮
物をカラムクロマト分離精製して、(S)-(-)-4−ペンチ
ン−2−オール〔2-3 〕3.2g(光学純度84.6%e.e. )
〔α〕D 20−30゜(c=5、ベンゼン)と、(R)-4−
ペンチン−2−オールの酢酸エステル〔3-3 〕9.9g を
それぞれ得た。つぎに(R)-4−ペンチン酢酸エステル
〔3-3 〕3.78g とリパーゼアマノPS(天野製薬製)0.1
gおよび0.3Mりん酸緩衝液(pH7.0 )50mlの混合液を
35℃に保ち、攪はんした。途中、反応液を液体クロマト
グラフィーにてチェックした。攪はん開始後10時間で反
応をとめ、リパーゼを濾去し、濾過残さをエチルエーテ
ルにて、洗浄しエチルエーテルにて抽出し有機層を硫酸
マグネシウムにて乾燥後、減圧にて濃縮した。得られた
濃縮物をカラムクロマト分離精製して(R)-4−ペンチン
−2−オール〔3-4 〕1.43g (光学純度91.2%e.e. )を
得た。〔α〕D 20+33゜(c=5、ベンゼン)
【0025】(実施例4)6ーヘプチン−2−オール
〔1-4 〕10g、アルスロバクター属リパーゼ(新日本化
学製)0.15g 、およびビニルアセテート40mlの混合液を
30℃に保ち、攪はんした。途中、反応液をガスクロマト
グラフィーにてチェックした。攪はん開始後8時間で反
応をとめ、リパーゼを濾去し、濾過残さをエチルエーテ
ルにて洗浄濾過し、先の濾液と併せて減圧にて濃縮し
た。得られた濃縮物をカラムクロマト分離精製して、
(S)-(+)-6−ヘプチン−2−オール〔2-4 〕4.1g(光学
純度91%e.e) 〔α〕D 20+13.5゜(c=5、ベンゼン)
と、R リッチ−6−ヘプチン−2ーオール酢酸エステル
〔3-4 〕10.2g をそれぞれ得た。 つぎにここで得た[
3-4]7.7g、アルスロバクター属リパーゼ(新日本化学
製)0.15g 、0.2 Mリン酸バッファー(pH6.0 )40
mlの混合液を30℃で15時間激しく攪拌する。 得
られた混合物は、エチルエーテル40mlで抽出し、有
機層は水洗の後濃縮する。 得られた残査はシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出液:ジクロロメタンー
ヘキサン)で分離し、R(−)−6−ヘプチン−2−オ
ール(4−4)3.23g (光学純度97.2%)〔α〕D
20−14.8゜( c=5、ベンゼン)を得る。
【0026】
【0027】(参考例)4−ペンチン−2−オールの酢
酸エステル10g とリパーゼアマノPS(天野製薬製)0.2
gおよび0.3Mりん酸緩衝液100ml の混合液を35℃に保
ち、攪はんした。途中、反応液を液体クロマトグラフィ
ーにてチェックした。攪はん開始後10時間で反応を止
め、リパーゼを濾去し、濾過残さをエチルエーテルにて
洗浄し、水層をエチルエーテルにて抽出・分液し有機層
を硫酸マグネシウムにて乾燥後、減圧にて濃縮した。得
られた濃縮物をカラムクロマト分離精製して(R)-4−ペ
ンチン−2−オール〔3-4 〕3.8g(光学純度62.5%e.e.
)を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−84094(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12P 41/00 BIOSIS(DIALOG)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式〔1〕 (式中、nは1〜6の整数を表す。)で示されるアセチ
    レンアルコール類と、アシル化剤として不飽和アルコー
    ルのカルボン酸エステルとを、エステラーゼの存在化に
    反応させ、一般式〔2〕 (式中、nは前記と同じ意味を表し、*印は不斉炭素で
    あることを表す。)で示されるS体アセチレンアルコー
    ル類および一般式〔3〕 (式中、nおよび*印は前記と同じ意味を表し、R1 は
    炭素数1〜5のハロゲン化されていてもよいアルキル基
    を表す。)で示されるR体アセチレンアルコールエステ
    ル誘導体の混合物を得、それらを単離することを特徴と
    する一般式〔2〕で示されるS体アセチレンアルコール
    類および一般式〔3〕で示されるR体アセチレンアルコ
    ールエステル誘導体の製造法。
  2. 【請求項2】前記一般式〔1〕で示されるアセチレンア
    ルコール類と、アシル化剤として不飽和アルコールのカ
    ルボン酸エステルとを、エステラーゼの存在化に反応さ
    せ、前記一般式〔2〕で示されるS体アセチレンアルコ
    ール類および前記一般式〔3〕で示されるR体アセチレ
    ンアルコールエステル誘導体の混合物を得、一般式
    〔3〕で示されるR体アセチレンアルコールエステル誘
    導体を単離し、ついで該アセチレンアルコールエステル
    誘導体〔3〕をエステラーゼを用いて不斉水解させるこ
    とを特徴とする前記一般式〔2〕で示される化合物と対
    象体である光学活性アセチレンアルコール類の製造法。
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