JP2003249771A - 薄肉部を有する成形体 - Google Patents

薄肉部を有する成形体

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JP2003249771A
JP2003249771A JP2002050321A JP2002050321A JP2003249771A JP 2003249771 A JP2003249771 A JP 2003249771A JP 2002050321 A JP2002050321 A JP 2002050321A JP 2002050321 A JP2002050321 A JP 2002050321A JP 2003249771 A JP2003249771 A JP 2003249771A
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Japan
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thin
flat surface
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molded
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JP2002050321A
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Kunio Yamamoto
国雄 山本
Atsushi Takeishi
篤 武石
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形が困難な薄肉部を有する成形体を提供す
る。 【解決手段】 成形体1は薄肉状の平面部2と、この平
面部2の周縁の四方に形成された枠体3とからなる。平
面部2は、その厚さ寸法Wが0.40mm以下、具体的に
は約0.25mmとなっており、枠体3の端面3Aに一体
的に接合されている。これにより、平面部2を射出成形
用金型では成形が困難な薄さに形成することができると
ともに、平面部2の変形も生じにくくなり、薄肉部を有
する成形体を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄肉部を有する成
形体に係り、特に、携帯電話に収容される電池ケース等
小型軽量化の求められる分野に用いるのに好適な薄肉部
を有する成形体に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、例えば、携帯電
話の電池ケースなどは、小型軽量化を図るために、ケー
スを極力、薄肉状に形成している。しかし、ケース全体
を薄肉状に形成したのでは、ケースの強度が低下するこ
とから、ケースの一部を薄肉状に形成する場合がある。
このような一部に薄肉部を有するプラスチック製品を射
出成形により製造する場合には、相互に開閉可能な型体
間に所望とする薄肉部を有する成形体に対応したキャビ
ティを形成する金型装置を用いて、型閉め時にキャビテ
ィ内に溶融樹脂を充填し、これを冷却固化した後型開き
及び離型を行うものであるが、薄肉部を有するプラスチ
ック製品では、該当するキャビティの間隙も当然薄く形
成されることになるので、樹脂が充填されにくいという
問題点があった。また、樹脂が充填される充填工程にお
いて、キャビティ内には空気などの気体が存在するだけ
でなく、溶融樹脂に起因するガスが発生する。これら溶
融樹脂から発生するガス及び充填前のキャビティ内の空
気は溶融樹脂により圧縮されて充填不良の原因となる
が、特に薄肉部においては樹脂が逃げにくいために充填
不良を起こしやすいという問題点がある。
【0003】そこで、ゲート位置を工夫したりガス抜き
溝を工夫したりして薄肉部に対応するキャビティ内への
樹脂の回り込み性を向上させているが、それでも0.40
mm以下、例えば0.25mm程度の薄肉部を形成するの
は困難であるのが実情である。また、この種の薄肉部を
有する成形体を射出成形により製造した場合、溶融樹脂
を冷却固化した後離型工程が行われるが、この離型は通
常キャビティに臨んで進退可能に設けられた突き出しピ
ンなどにより押し出すものであり、薄肉部は通常広い面
積を占めることが多いためここに突き出しピンが位置す
ることになりかねない。そうすると0.25mm程度の薄
肉部では押された部分が変形してしまうという問題もあ
る。
【0004】本発明は上記問題点に基いて成されたもの
であり、薄肉部を確実に成形することが可能な薄肉部を
有する成形体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の薄肉
部を有する成形体は、薄肉な平面部を有し、この平面部
の周縁に壁部に形成した略箱体状の成形体であって、前
記平面部と壁部とを別体で成形し、前記壁部に平面部を
一体的に接合して前記成形体を成形したものである。こ
のため、薄肉状の平面部は壁部と別体で形成されること
になり射出成形により成形する必要はなくなるので、平
面部を射出成形用金型では成形が困難な薄さに形成する
ことができるとともに平面部の成形不良等が生じない。
【0006】本発明の請求項2の薄肉部を有する成形体
は、前記平面部の厚さ寸法が0.40mm以下、好まし
くは0.20〜0.25mmであるものである。このため、成
形体に占める平面部の厚さを極力、薄く形成できるた
め、成形体を薄型化できる。
【0007】
【発明の実施形態】以下、本発明の薄肉部を有する成形
体の一実施例について図1乃至図4に基いて詳細に説明
する。図1は、本発明の方法により製造可能な薄肉部を
有する成形体の一例を示す携帯電話の電池ケースであ
り、同図において成形体1は、略箱体状であって平面が
矩形状の平面部2と、この平面部2の周縁の四方に形成
された壁部たる枠体3とからなる。平面部2は薄肉に形
成されており、その厚さ寸法Wは0.40mm以下、具体
的には約0.25mmとなっており、枠体3の端面3Aに
一体的に接合されている。また、枠体3は角筒状の第1
のケース5と、有底箱形の第2のケース6とに分割さ
れ、第1のケース5側の接合面には熱溶着用のボス部8
が形成されている。
【0008】上述したような枠体3の製造方法について
図4に基いて説明する。枠体3は、固定型11と可動型12
から成る射出成形用金型によって成形されている。な
お、図4においては、一方の第1のケース5のみを図示
しているが、第2のケース6についても実質同様な射出
成形用金型によって成形するものであって、その詳細な
説明は省略する。前記固定型11及び可動型12は、互いに
図示上下方向へ移動して開閉し、型閉め時に相互間に第
1のケース5形状のキャビティ13を形成するものであ
る。前記可動型12は、前記キャビティ13に開口するゲー
ト14を有する共に、このゲートを開閉するバルブピン15
を有し、前記ゲート14から溶融樹脂がキャビティ13内に
充填される。さらに、可動型12は、先端がキャビティ13
に臨んで位置する突き出しピン16を有している。この突
き出しピン16は、突き出す前は先端がキャビティ13の面
と同一面で、キャビティ13の面からその先端が突き出て
第1のケース5を離型するものである。また、前記固定
型11は、固定側型板21とこの固定側型板21の背面図示下
面に取り付けられた固定受け板22とを有し、固定側型板
21には、第1のケース5の内面を成形する雄型部23が形
成されている。また、キャビティ13に連通して図示しな
い微細なガス抜き孔も形成されている。
【0009】前記構成につきその作用を説明する。図3
に示すようにはじめに固定型11と可動型12とを型閉し、
ゲート14からキャビティ13内に溶融樹脂を射出する(充
填工程)。この充填工程において図示しない排気手段を
作動させることによりガス抜き孔からキャビティ13内の
ガス(空気及び溶融樹脂Rから発生するガス)を吸引
し、充填終了とほぼ同時に吸引を停止する。これによ
り、第1のケース5を成形する。この後、同様な製造工
程を経て第2のケース6を成形する。このようして、第
1のケース5と第2のケース6を成形した後、第1のケ
ース5に形成するボス部8を熱溶着して第1のケース5
と第2のケース6とを一体的に接合する。一方、平面部
2は、枠体3とは別工程に成形される。この平面部2は
厚さ寸法Wが0.40mm以下、具体的には約0.25mmの
薄いフィルム状に成形されている。そして、第1のケー
ス5と第2のケース6とを接合して枠体3を形成した
後、枠体3の端面3Aに平面部2を載置して熱溶着ある
いは接着などの適宜手段によって第1のケース5と平面
部2とを一体的に接合している。これにより、携帯電話
の電池ケースとなる成形体1を成形している。
【0010】以上詳述したとおり、薄肉な平面部2を有
し、この平面部2の周縁に形成された壁部となる枠体3
とを備えた略箱体状の成形体1であって、前記平面部2
と枠体3とを別体で成形し、前記枠体1に平面部2を一
体的に接合して前記成形体1を成形したことにより、平
面部2を射出成形用金型では成形が困難な薄さに形成す
ることができる。また、平面部2は、枠体3と別体で成
形され、後付けで枠体3に熱溶着あるいは接着などの適
宜手段によって一体的に接合しているので、平面部2の
変形も生じにくい。
【0011】また、平面部は、その厚さ寸法が0.40
mm以下、好ましくは0.20〜0.25mmであるから、成
形体を薄型化でき、これを携帯電話の電池ケースとして
用いた場合、電池ケースの薄型化も可能となる。
【0012】以上本発明の薄肉部を有する射出成形体に
ついて添付図面を参照して説明してきたが、本発明はこ
れに限定されず本発明の思想を逸脱しない範囲で適宜変
更可能である。例えば、薄肉状の平面部2を接合する第
1のケース5の端面3Aに、平面部2を位置決めする段
差状の溝を設けてもよい。また、平面部2に磁気遮蔽処
理を施すようにすれば、電池ケースとしての機能も向上
する。
【0013】
【発明の効果】本発明の請求項1の薄肉部を有する成形
体は、平面部を射出成形用金型では成形が困難な薄さに
形成することができるとともに、平面部の変形も生じに
くい。
【0014】また、請求項2の薄肉部を有する成形体
は、平面部を射出成形用金型では成形が困難な薄さに形
成することで成形体を薄型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す成形体の斜視図であ
る。
【図2】同上成形体の分解状態を示す型体の断面図であ
る。
【図3】同上成形体の断面図である。
【図4】同上成形体の製造工程を示す型体の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 成形体 2 平面部 3 枠体(壁部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E360 AA02 AB02 AB13 BA08 BA12 BD03 EA18 ED03 ED07 ED27 EE02 FA12 GA52 GA53 GB26 GB95 GC08 5H040 AA03 AA14 AS13 AT04 JJ03 NN01 NN03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄肉な平面部を有し、この平面部の周縁
    に壁部に形成した略箱体状の成形体であって、前記平面
    部と壁部とを別体で成形し、前記壁部に平面部を一体的
    に接合して前記成形体を成形したことを特徴とする薄肉
    部を有する成形体。
  2. 【請求項2】 前記平面部の厚さ寸法が0.40mm以
    下、好ましくは0.20〜0.25mmであることを特徴とす
    る請求項1記載の成形体。
JP2002050321A 2002-02-26 2002-02-26 薄肉部を有する成形体 Abandoned JP2003249771A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005166374A (ja) * 2003-12-01 2005-06-23 Mitsubishi Materials Corp 発泡金属を用いた電池ケース並びにその製造方法及びその金型装置
WO2011013327A1 (ja) 2009-07-31 2011-02-03 パナソニック株式会社 電池パック用ケース、その製造方法、電池パック及びその製造方法

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