JP2003249205A - 集合電池および電池システム - Google Patents

集合電池および電池システム

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JP2003249205A
JP2003249205A JP2002049427A JP2002049427A JP2003249205A JP 2003249205 A JP2003249205 A JP 2003249205A JP 2002049427 A JP2002049427 A JP 2002049427A JP 2002049427 A JP2002049427 A JP 2002049427A JP 2003249205 A JP2003249205 A JP 2003249205A
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heat
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Shogo Yoneda
省吾 米田
Takaki Morioka
貴樹 森岡
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Toyota Motor Corp
Uchihama Kasei Co Ltd
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Toyota Motor Corp
Uchihama Kasei Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池の自然放熱時における温度のばらつきを
低減することが可能な集合電池および電池システムを提
供する。 【解決手段】 集合電池は、複数の電池セルまたは電池
モジュール17を積層した電池集合体11と、電池集合
体11を自然放熱させる場合に、電池集合体11の内部
温度の局所的なばらつきを低減するように、電池集合体
11から外部に放出される熱量を局所的に変更する放熱
均一化手段21とを備える。このようにすれば、集合電
池を自然放熱させる際、放熱均一化手段21により電池
集合体11の温度の局所的なばらつきを小さくすること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、集合電池および
電池システムに関し、より特定的には、電気自動車など
の電動機を駆動源として用いる車両に搭載される集合電
池および電池システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電動機を駆動源とした電気自動車
や、電動機とガソリンエンジンなど複数種類の駆動源を
有する、いわゆるハイブリッドカーが実用化されてきて
いる。このような電気自動車などには、電動機などにエ
ネルギーである電気を供給するための電池が搭載されて
いる。この電池としては、繰返し充放電が可能なニッカ
ド電池(Ni−Cd電池)やニッケル−水素電池などの
二次電池が用いられる。このような電池は、たとえば特
開平7−320794号公報に開示されている。従来例
としての特開平7−320794号公報に開示された電
池は、複数の略直方体状の電池セルを有する電池モジュ
ールを複数個集積して(たとえば2行4列に整列配置し
て)モジュール集合体を構成している。
【0003】上記のような二次電池では、電池において
充放電が行われる際に電池セルから熱が発生する。電池
セルの性能劣化を防止するため、この熱を適切に除去す
る必要がある。また、モジュール集合体において電池セ
ルの温度が局所的にばらついていると、結果的に電池セ
ルの性能にばらつきが発生するので、電池の充放電制御
上問題となる。
【0004】そのため、電池モジュールを構成する複数
の電池セルの間および電池モジュールの間には、冷却風
を流通させる空気導入通路が形成されている。上記特開
平7−320794号公報では、上記空気導入通路へ冷
却風を送る空気流入通路がモジュール集合体の下側に配
置され、この空気流入通路の形状を調整することにより
モジュール集合体の全体について空気導入通路に供給さ
れる冷却風の流量をほぼ均一化できるとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平7
−320794号公報に開示された技術には、以下のよ
うな問題があった。
【0006】上記特開平7−320794号公報に開示
された技術では、冷却風の流量をモジュール集合体の全
体においてほぼ均一化することにより、モジュール集合
体を構成する電池セルの温度のばらつきを防止している
が、モジュール集合体に冷却風が供給されない状態、た
とえば電気自動車が停車してメインの電源が切られたよ
うな場合については何ら考慮されていない。
【0007】ここで、電気自動車の利用形態の一つとし
て、電気自動車をある程度運転した後、一旦停車してメ
インの電源を切り、しばらくしてから(たとえば車外に
出て運転者が用事を済ませてから)、再び電気自動車を
発車・運転するといった状況が想定される。このような
場合、メインの電源が切られた状態ではモジュール集合
体に冷却風は送風されない。したがって、この場合には
モジュール集合体は自然放熱することになる。たとえば
図15に示すような複数の電池モジュール117を積層
して構成されたモジュール集合体111の場合、自然放
熱を行なっている際には中央部150の温度より端部1
51の温度の方が先に低下する。この結果、モジュール
集合体111では中央部150が最も高温であって、端
部151に向かうほど温度が低下するというような温度
分布になる。なお、図15は、従来の問題点を説明する
ためのモジュール集合体の斜視模式図である。
【0008】このように中央部150と端部151とで
温度差があるような状態で、電気自動車を上述のように
再度運転すると、モジュール集合体の初期温度が局所的
にばらついている(中央部150と端部151とで温度
差がある)ため、モジュール集合体111の全体の温度
がしばらくはばらついたままの状態になる。ここで、た
とえばモジュール集合体111に冷却風を送る送風ファ
ンなどは、安全性を確保する観点からモジュール集合体
111の最も高い温度領域(中央部150)の温度に基
づいて制御される場合がある。このように中央部150
の温度に基づいて冷却風が送風されると、モジュール集
合体111の端部151ではその温度が必要以上に低下
することになる。この結果、端部151に位置する電池
セルの実際の温度が、電池セルの性能を十分発揮できる
温度域から外れる可能性がある。この場合、モジュール
集合体111全体としての性能が劣化することになる。
【0009】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、この発明の目的は、電池の自
然放熱時における温度のばらつきを低減することが可能
な集合電池および電池システムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に従った集合電
池は、複数の電池セルまたは電池モジュールを積層した
電池集合体と、電池集合体を自然放熱させる場合に、電
池集合体の内部温度の局所的なばらつきを低減するよう
に、電池集合体から外部に放出される熱量を局所的に変
更する放熱均一化手段とを備える。
【0011】このようにすれば、集合電池を自然放熱さ
せる際、放熱均一化手段により電池集合体の温度の局所
的なばらつきを小さくすることができる。たとえば、特
に対策を取らない場合、集合電池の電池集合体を自然放
熱させると電池集合体の中央部の温度が電池集合体の端
部の温度より高くなる。しかし、本発明による放熱均一
化手段を用いて、電池集合体の上記中央部から外部へ放
出される熱量を、他の領域(たとえば電池集合体の端
部)から外部へ放出される熱量より多くすれば、結果的
に電池集合体の中央部の温度を下げることができる。こ
のため、電池集合体の中央部と端部との温度差を小さく
できるので、電池集合体における温度の局所的なばらつ
きを小さくできる。したがって、集合電池の温度の局所
的なばらつきに起因する集合電池の性能劣化を防止する
とともに、温度のばらつきに起因して集合電池の使用出
力が制限されることを防止できる。
【0012】上記集合電池において、放熱均一化手段
は、電池集合体を構成する電池セルまたは電池モジュー
ルの少なくとも1つに接続された接続部と、接続部に連
なる放熱部とを有する熱伝導性部材を含んでいてもよ
い。
【0013】この場合、電池集合体の一部分である電池
セルまたは電池モジュールから、熱伝導性部材を介して
集合電池の外部へと効率的に熱を放散させることができ
る。このため、熱伝導性部材が接触する電池セルまたは
電池モジュールについて、他の電池セルまたは電池モジ
ュールより集合電池の外部へ放出される熱量を大きくす
ることができる。この結果、電池集合体において自然放
熱時に相対的に高温になる領域(高温領域)に位置する
電池セルまたは電池モジュールに上記熱伝導性部材を接
続することで、自然放熱時における上記高温領域の温度
を下げることができる。したがって、自然放熱時におけ
る電池集合体の局所的な温度のばらつきを小さくするこ
とができる。
【0014】上記集合電池において、熱伝導性部材は電
池集合体のほぼ中央部に配置されていることが好まし
い。
【0015】ここで、集合電池を自然放熱させる際、電
池集合体の中央部が端部より高温になりやすい。そのた
め、電池集合体のほぼ中央部に上記熱伝導性部材を配置
すれば、電池集合体の中央部の温度を下げることができ
るので、電池集合体の局所的な温度のばらつきを効果的
に小さくすることができる。
【0016】上記集合電池は、熱伝導性部材が接続され
た電池セルまたは電池モジュールとは別の電池セルまた
は電池モジュールに接続された他の接続部と、他の接続
部に連なる他の放熱部とを有する他の熱伝導性部材を備
えていてもよい。
【0017】この場合、複数の熱伝導性部材を電池集合
体に設置することになる。このため、電池集合体におけ
る自然放熱時の高温部が比較的広い領域である場合や、
自然放熱時の高温部が複数個所あるような場合に、上記
複数の熱伝導性部材を用いることにより、電池集合体の
局所的な温度のばらつきを有効に小さくすることができ
る。
【0018】上記集合電池において、上記熱伝導性部材
と他の熱伝導性部材とは、それぞれ異なる材料により構
成されていてもよい。
【0019】この場合、熱伝導性部材と他の熱伝導性部
材とを、それぞれ熱伝導係数の異なる材料により構成す
ることができる。このため、複数の熱伝導性部材を電池
集合体に適用する場合、熱伝導性部材が配置されたそれ
ぞれの領域ごとに、電池集合体の外部へ放出される熱量
を変えることが可能になる。したがって、電池集合体の
自然放熱時における温度分布をより詳細に制御すること
が可能になる。
【0020】上記集合電池において、熱伝導性部材の放
熱部の面積は、他の熱伝導性部材の他の放熱部の面積と
異なっていてもよい。
【0021】この場合、放熱部の面積を変えることによ
り、熱伝導性部材および他の熱伝導性部材からそれぞれ
放熱部および他の放熱部を介して放出される熱量を変化
させることができる。このため、複数の熱伝導性部材を
電池集合体に適用する場合、熱伝導性部材が配置された
それぞれの領域ごとに、電池集合体の外部へ放出される
熱量を変えることが可能になる。したがって、電池集合
体の自然放熱時における温度分布をより詳細に制御する
ことが可能になる。
【0022】上記集合電池において、電池セルまたは電
池モジュールは、電池セル部と、電池セル部を保持する
ための外装部材とを含んでいてもよく、放熱均一化手段
は、電池集合体を構成する複数の電池セルまたは電池モ
ジュールのうちの一部の電池セルまたは電池モジュール
の外装部材を、一部の電池セルまたは電池モジュール以
外の電池セルまたは電池モジュールの外装部材より相対
的に熱伝導率の高い材料により構成することを含んでい
てもよい。
【0023】この場合、一部の電池セルまたは電池モジ
ュールについて、熱伝導率の高い外装部材を適用するこ
とにより、当該電池セルまたは電池モジュールから外部
へ放出される熱量を、他の電池セルまたは電池モジュー
ルから外部へ放出される熱量より大きくすることが可能
になる。このため、電池集合体において自然放熱時に相
対的に高温になる領域に位置する電池セルまたは電池モ
ジュールについて、上記のように外装部材の材質を熱伝
導率の高い材料とすることにより、電池集合体の上記領
域の温度を効果的に下げることができる。したがって、
電池集合体の局所的な温度のばらつきを小さくすること
ができる。
【0024】上記集合電池は、電池集合体の一の領域お
よび他の領域において電池集合体と接触する構造体を備
えていてもよく、放熱均一化手段は、電池集合体の一の
領域における電池集合体と構造体との接触面積を、電池
集合体の他の領域における電池集合体と構造体との接触
面積よりも小さくすることを含んでいてもよい。
【0025】この場合、一の領域および他の領域での電
池集合体と構造体との接触面積を変えているので、上記
一の領域および他の領域のそれぞれにおける電池集合体
から構造体へ単位時間当りに伝えられる熱量を変えるこ
とができる。たとえば、電池集合体の自然放熱時に比較
的高温になる電池集合体の中央部において、電池集合体
と構造体との接触面積を大きくする一方、比較的低温に
なる電池集合体の端部において電池集合体と構造体との
接触面積を小さくする。このようにすれば、電池集合体
の中央部では電池集合体から構造体へ効率的に熱を伝え
ることができる一方、電池集合体の端部においては電池
集合体から構造体へ伝わる熱量を上記中央部において構
造体へ伝わる熱量より小さくすることができる。したが
って、自然放熱時の電池集合体における局所的な温度の
ばらつきを小さくすることができる。
【0026】上記集合電池は、電池集合体に接続された
構造体を備えていてもよく、放熱均一化手段は、電池集
合体と構造体との間に配置され、電池集合体および構造
体とそれぞれ接触し、構造体を構成する材料の熱伝導率
の値とは異なる熱伝導率の値を示す材料からなる中間部
材を含んでいてもよい。
【0027】この場合、中間部材を配置することにより
電池集合体の一部分から構造体へ伝えられる単位時間当
りの熱量を、電池集合体と構造体とが直接接触している
場合とは異なる値にすることができる。したがって、中
間部材を適宜配置することにより、自然放熱時における
電池集合体の局所的な温度ばらつきを小さくすることが
できる。
【0028】また、この発明に従った電池システムは上
記集合電池を備える。この場合、自然放熱時の温度ばら
つきに起因する電池の性能劣化などを防止することが可
能な電池システムを得ることができる。
【0029】上記電池システムは自動車に搭載されるも
のであってもよい。ここで、自動車については停車、走
行を繰返すような使用形態が想定されるが、このような
場合、電池システムを構成する集合電池がある程度自然
放熱(自然冷却)された状態と電池システムにおいて充
放電が行われる状態とが繰返されることになる。このと
き、本発明による電池システムを適用すれば、電池シス
テムを構成する電池集合体の自然放熱時の温度ばらつき
を低減できるので、この温度ばらつきに起因する電池シ
ステムの性能劣化などを防止することができる。つま
り、本発明による電池システムは自動車に搭載された場
合特にその効果を発揮する。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一ま
たは相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は
繰返さない。
【0031】(実施の形態1)図1は、本発明による電
池システムの実施の形態1を構成するバッテリパックの
斜視模式図である。図2は、図1に示した電池システム
を用いた自動車の構成を示すブロック図である。図3は
図1に示したバッテリパックの展開模式図である。図4
は図1に示したバッテリパックを構成するモジュール集
合体の斜視模式図である。図5は図4に示したモジュー
ル集合体の構造を説明するための模式図である。図6は
図4に示した矢印24の方向から見たモジュール集合体
の部分拡大側面模式図である。図1〜図6を参照して、
本発明による電池システムの実施の形態1を説明する。
【0032】本発明による電池システムは、自動車の車
両に搭載される電池システムであって、図1に示すよう
なバッテリパック5と、このバッテリパック5に冷却風
を供給するためのファンおよび冷却風を自動車の外部へ
と排出する排気ダクト、電池システムのメンテナンスな
どのために用いられる安全装置、さらには電池システム
を制御するためのバッテリコンピュータなどを備える。
【0033】図2に示すように、本発明による電池シス
テムを適用した自動車1は、制御部2と、本発明による
電池システムを含む電池部3と、駆動部4とを備える。
制御部2は電池部3および駆動部4を制御する。駆動部
4は、電池部3から供給される電流によって駆動するモ
ータなどの電動機以外に、ガソリンエンジンやディーゼ
ルエンジンなどの内燃機関を備えていてもよい。すなわ
ち、自動車1としては電池部3から供給される電流によ
って駆動するモータなどの電動機のみを駆動源とする電
気自動車のみではなく、駆動源としてガソリンエンジン
など電動機以外の駆動手段を備えたいわゆるハイブリッ
ドカーも含まれる。
【0034】図1に示したバッテリパック5は、図3に
示すように、バッテリカバー6およびロワーケース12
からなる外装部材の内部にモジュール集合体11が収容
された構造となっている。モジュール集合体11は複数
の電池モジュール17を積層して形成されている。な
お、積層された電池モジュール17の間には、冷却風を
流通させることができるように、冷却風流路としての間
隙が形成されている。電池モジュール17としては、た
とえばニッケル―水素電池などの二次電池を用いること
ができる。モジュール集合体11の両端部には拘束プレ
ート10a、10bが配置されている。拘束プレート1
0a、10bは、拘束パイプ8a、8bにより互いに接
続・固定されている。なお、拘束プレート10a、10
bはロワーケース12に固定されている。また、個々の
電池モジュール17もロワーケース12に固定されてい
る。
【0035】モジュール集合体11を構成する電池モジ
ュール17のそれぞれの側面には電池モジュール17へ
と電流の入出力を行なうための端子16が形成されてい
る。この電池モジュール17の端子16を互いに接続す
るため、モジュール集合体11の側面上にはバスバーモ
ジュール9a、9bが配置されている。バスバーモジュ
ール9a、9bが電池モジュール17のそれぞれの端子
16に接続されることにより、モジュール集合体11で
は電池モジュール17が電気的に直列接続されている。
【0036】モジュール集合体11の上部表面では、電
池モジュール17内部から放出される水素ガスなどの気
体を放出するための排気端子15がそれぞれの電池モジ
ュール17に形成されている。排気端子15上には、そ
れぞれの排気端子15に接続され、上記排気端子15か
ら排出されるガスをバッテリパック5の外部へ排出する
ための排気ホース7が設置されている。また、モジュー
ル集合体11の温度を検出するための温度センサ13が
モジュール集合体11の上部表面上に配置されている。
なお、図3に示した排気端子15および端子16は、図
4〜図14においては説明を簡単にするために、その図
示を省略している。
【0037】上述した温度センサ13の出力に応じて、
モジュール集合体11の温度を所定の範囲に保持するた
め、バッテリパック5へブロアファンなどを用いて冷却
風が供給される。冷却風の供給方向としては、図1に示
すようにモジュール集合体11(図3参照)の上部表面
から下部表面側へと流す方向、あるいはモジュール集合
体11の下部表面から上部表面側へと冷却風を流すとい
うように矢印14で示したいずれの方向に冷却風を流し
てもよい。なお、上述のようにモジュール集合体11に
おいては、図示していないが電池モジュール17の間に
冷却風流路としての間隙が形成されている。そのため、
冷却風はモジュール集合体11における電池モジュール
17の間の間隙を介してモジュール集合体11の上部表
面と下部表面との間を流通することができる。
【0038】電池集合体としてのモジュール集合体11
では、そのほぼ中央部において電池モジュール17の間
に鉄からなる冷却部材21が挟み込まれた状態で配置さ
れている。放熱均一化手段を構成する熱伝導性部材とし
ての冷却部材21における電池モジュール17との接続
部の平面形状は、電池モジュール17の平面形状とほぼ
等しくなっている。また、冷却部材21は、電池モジュ
ール17と接触した接続部に連なり、電池モジュール1
7の下部表面側に回り込むように延在する放熱部として
の台座部22を備える。台座部22は、モジュール集合
体11の下に配置されるロワーケース12におけるケー
ス凸部23の上部表面と接触している。ロワ−ケース1
2において冷却部材21の台座部22が接触する部分に
は、台座部22が嵌り込むような凹部が形成されてい
る。モジュール集合体11の熱は、冷却部材21の台座
部22を介してロワーケース12に伝えられる。
【0039】このようにすれば、モジュール集合体11
を自然放熱させる際、放熱均一化手段としての冷却部材
21によりモジュール集合体11の温度の局所的なばら
つきを小さくすることができる。たとえば、特に対策を
取らない場合、モジュール集合体11を自然放熱させる
とモジュール集合体11の中央部の温度が端部の温度よ
り高くなる。しかし、図1〜図6に示すように、モジュ
ール集合体11の中央部に冷却部材21を配置すること
で、モジュール集合体11の中央部に位置する電池モジ
ュール17からロワーケース12へ放出される熱量を、
他の領域(たとえばモジュール集合体11の端部)から
ロワーケース12などの外部へ放出される熱量より多く
すれば、結果的にモジュール集合体11の中央部の温度
を下げることができる。このため、モジュール集合体1
1の中央部と端部との温度差を小さくできるので、モジ
ュール集合体11における温度の局所的なばらつきを小
さくできる。したがって、モジュール集合体11の温度
の局所的なばらつきに起因する電池システムの性能劣化
を防止するとともに、温度のばらつきに起因して電池シ
ステムの使用出力が制限されることを防止できる。
【0040】また、本発明による電池システムを搭載す
る自動車1については停車、走行を繰返すような使用形
態が想定されるが、このような場合、電池システムの集
合電池がある程度自然放熱された状態と充放電が行われ
る状態とが繰返されることになる。このとき、本発明に
よる電池システムでは、上述のようにモジュール集合体
11の自然放熱時の温度ばらつきを低減できるので、こ
の温度ばらつきに起因する電池システムの性能劣化など
を防止することができる。つまり、本発明による電池シ
ステムは自動車に搭載された場合特にその効果を発揮す
る。
【0041】図7は、図1〜図6に示した電池システム
の実施の形態1の第1の変形例を説明するための斜視模
式図である。図7は図4に対応する。図7を参照して、
本発明による電池システムの実施の形態1の第1の変形
例を説明する。
【0042】図7に示すように、本発明による電池シス
テムの実施の形態1の第1の変形例は、基本的には図1
〜図6に示した電池システムと同様の構造を備えるが、
モジュール集合体11における冷却部材25a、25b
の配置および数が異なる。すなわち、図7に示したモジ
ュール集合体11においては、電池モジュール17の積
層方向においてモジュール集合体11をほぼ3等分する
位置に冷却部材25a、25bが配置されている。な
お、冷却部材25a、25bの形状は基本的に図4およ
び5に示した冷却部材21の形状と同様である。
【0043】ここで、たとえばモジュール集合体11に
おいて自然放熱時に相対的に高温になる領域がモジュー
ル集合体11の中央部の広い領域に及ぶ場合、複数の冷
却部材25a、25bを配置することにより、そのよう
な領域の熱を迅速にロワーケース12へと冷却部材25
a、25bを介して伝達することができる。また、モジ
ュール集合体11において高温になる領域が複数あるよ
うな場合に、それぞれの領域に冷却部材25a、25b
を配置していもよい。その結果、図1〜図6に示した電
池システムと同様に、モジュール集合体11における自
然放熱時の温度のばらつきを低減することができる。
【0044】図8は、図1〜図6に示した本発明による
電池システムの実施の形態1の第2の変形例を示す斜視
模式図である。図8は図4に対応する。図8を参照し
て、本発明による電池システムの実施の形態1の第2の
変形例を説明する。
【0045】図8に示すように、電池システムを構成す
るモジュール集合体11は、基本的には図4に示したモ
ジュール集合体11と同様の構造を備えるが、冷却部材
25a〜25cの配置および数が異なる。すなわち、図
8に示したモジュール集合体11においては、その中央
部に冷却部材25cが配置されている。さらに、モジュ
ール集合体11の端部と冷却部材25cとの間に位置す
る部分には、冷却部材25cを挟むようにそれぞれ別の
冷却部材25a、25bが配置されている。冷却部材2
5a〜25cの形状は基本的には図1〜図6に示した電
池システムにおける冷却部材21の形状と同様である。
【0046】このように、モジュール集合体11の3箇
所に冷却部材25a〜25cを配置することにより、モ
ジュール集合体11を自然放熱させた際に局所的に温度
が高くなるような領域から冷却部材25a〜25cを用
いて効果的に熱を除去することができる。したがって、
図1〜図6に示したモジュール集合体11と同様の効果
を得ることができる。
【0047】また、自然放熱時のモジュール集合体11
の温度分布に適合するように、冷却部材25a〜25c
の材料としてそれぞれ異なる材料を用いてもよい。
【0048】この場合、図8に示すように複数の熱伝導
性部材としての冷却部材25a〜25cをモジュール集
合体11に適用する際、冷却部材25a〜25cが配置
されたそれぞれの領域ごとに、モジュール集合体11か
らロワーケース12を介して外部へ放出される熱量を変
えることが可能になる。したがって、モジュール集合体
11の自然放熱時における温度分布をより詳細に制御す
ることが可能になる。
【0049】また、図8に示したモジュール集合体で
は、冷却部材25cの台座部22cの面積が、他の熱伝
導性部材としての冷却部材25a、25bの台座部22
a、22bの面積より大きくなっている。このように、
台座部22a〜22cの面積を変えることにより、冷却
部材25a〜25cの配置されたそれぞれの領域から、
台座部22a〜22c、ロワーケース12を介して外部
へ放出される熱量を変化させることができる。したがっ
て、モジュール集合体11の自然放熱時における温度分
布をより詳細に制御することが可能になる。
【0050】また、冷却部材25a〜25cの数は4つ
以上でもよく、モジュール集合体11の装置構成などに
適合するように適宜変更することができる。
【0051】(実施の形態2)図9は、本発明による電
池システムの実施の形態2を説明するための断面模式図
である。図9を参照して、本発明による電池システムの
実施の形態2を説明する。
【0052】図9に示すように、本発明による電池シス
テムの実施の形態2はモジュール集合体11と、このモ
ジュール集合体11に隣接して配置された冷却材流路2
7とを備える。冷却材流路27の内部には、矢印29に
示した方向に水などの冷却材28が流通している。そし
て、図9に示したモジュール集合体11は、図1〜図6
に示した電池システムにおけるモジュール集合体と同様
に、複数の電池モジュール17を積層することにより構
成されている。また、モジュール集合体11は、電池モ
ジュール17の積層方向において、モジュール集合体1
1のほぼ中央部に位置し、電池モジュール17の間に配
置された冷却部材26bと、冷却部材26bの両側に間
隔を隔てて配置され、電池モジュール17の間に配置さ
れた冷却部材26a、26cとを含む。冷却部材26a
〜26cは冷却材流路27の内部へと延在する端部30
を含む。そして、冷却材流路27の内部を流れる冷却材
28により、冷却部材26a〜26cの端部30が冷却
されている。冷却部材26a〜26cを鉄などの熱伝導
性に優れた材料により構成すれば、この冷却部材26a
〜26cを介してモジュール集合体11の熱を冷却材2
8へと効果的に伝えることができる。この結果、本発明
の実施の形態1による電池システムと同様の効果を得る
ことができる。
【0053】なお、冷却部材26a〜26cを構成する
材料は、ある程度の熱伝導性を有するものであればどの
ような材料を用いてもよい。
【0054】また、図9に示した電池システムでは、冷
却部材26bの冷却材28に接触する端部30の面積
が、冷却部材26a、26cの端部30の面積より大き
くなっている。これは、モジュール集合体11の中央部
が相対的に最も高温となると考えられたため、より高い
冷却効率を実現するように冷却部材26bの端部30の
面積を大きくしたものである。このように、冷却部材2
6a〜26cの冷却材28に接触する部分である端部3
0の面積を適宜変更することにより、冷却部材26a〜
26cの冷却能力を変更することができる。
【0055】また、図9に示した電池システムでは、3
つの冷却部材26a〜26cを用いているが、冷却部材
の数は1つ、2つ、あるいは4つ以上でもよく、モジュ
ール集合体11の装置構成などに適合するように適宜変
更可能である。
【0056】(実施の形態3)図10は、本発明による
電池システムの実施の形態3を説明するための斜視模式
図である。図10は図4に対応し、電池システムを構成
するモジュール集合体11およびロワーケース12を示
している。図10を参照して、本発明による電池システ
ムの実施の形態3を説明する。
【0057】図10に示すように、電池システムを構成
するモジュール集合体11は、基本的には図4に示した
モジュール集合体と同様の構造を備えるが、図10に示
したモジュール集合体11には冷却部材21(図4参
照)が配置されていない。図10に示したモジュール集
合体11においては、モジュール集合体11を自然放熱
させた場合に最も温度が高くなる領域である中央部に位
置する電池モジュール31を構成する外装部材の材質
が、他の領域に位置する電池モジュール17の外装部材
の材質とは異なっている。すなわち、電池モジュール3
1の外装部材は、他の領域に位置する電池モジュール1
7の外装部材の材質よりも熱伝導性に優れた材料により
構成されている。このため、電池モジュール31におい
て発生した熱は、電池モジュール31の外装部材を介し
て他の領域に位置する電池モジュール17よりも迅速
に、ロワーケース12のケース凸部23を介してロワー
ケース12へと伝えられる。そのため、電池モジュール
31からロワーケース12へと伝えられる熱の伝達速度
を、他の領域における電池モジュール17からロワーケ
ース12へと伝えられる熱の伝達速度よりも大きくする
ことができる。この結果、モジュール集合体11の中央
部の自然放熱時の温度を低下させることができる。した
がって、本発明の実施の形態1による電池システムと同
様の効果を得ることができる。
【0058】なお、熱伝導性に優れた外装部材を有する
電池モジュール31を、モジュール集合体11の複数個
所に配置してもよい。また、電池モジュール31の外装
部材の材質は、必要な放熱特性に適合するように適宜選
択することができる。
【0059】(実施の形態4)図11は、本発明による
電池システムの実施の形態4を説明するための斜視模式
図である。図11は図4に対応し、モジュール集合体お
よびロワーケースを示している。図12は図11の線分
XII−XIIにおける断面模式図である。図13は図
11の線分XIII−XIIIにおける断面模式図であ
る。図11〜13を参照して、本発明による電池システ
ムの実施の形態4を説明する。
【0060】図11〜図13に示すように、電池システ
ムを構成するモジュール集合体11は、基本的には図4
に示したモジュール集合体11と同様の構造を備える
が、図4に示したような冷却部材21を備えてはいな
い。図11〜図13に示した電池システムでは、モジュ
ール集合体11において電池モジュール17を積層した
方向におけるモジュール集合体11の中央部と端部とに
おいて、構造体としてのロワーケース12とモジュール
集合体11との接触部の面積を変化させている。
【0061】モジュール集合体11の中央部に位置する
部分では、図12に示すようにロワーケース12のケー
ス凸部23の上部表面はそのほぼ全面がモジュール集合
体11と接触した接触部32となっている。一方、モジ
ュール集合体11の端部においては、図13に示すよう
にロワーケース12のケース凸部23の上部表面に凹部
33が形成されている。このため、図13に示したモジ
ュール集合体11の端部における接触部32の面積は、
図12に示したモジュール集合体11の中央部における
接触部32の面積よりも小さくなっている。この結果、
モジュール集合体11の端部よりも中央部において、モ
ジュール集合体11からロワーケース12へとより効率
的に熱が伝達されることになる。したがって、モジュー
ル集合体11を自然放熱させたときにモジュール集合体
11の中央部の熱が高いままの状態になることを抑制で
きる。一方、モジュール集合体11の端部では、モジュ
ール集合体11からロワーケース12へ伝えられる熱量
をモジュール集合体11の中央部より小さくできる。こ
の結果、本発明の実施の形態1による電池システムと同
様の効果を得ることができる。
【0062】図14は、図11〜図13に示した電池シ
ステムの実施の形態4の変形例を示す断面模式図であ
る。図14は図13に対応し、モジュール集合体11の
端部における断面を示している。図14を参照して、本
発明による電池システムの実施の形態4の変形例を説明
する。
【0063】図11〜図13に示した電池システムにお
いては、モジュール集合体11の端部においてモジュー
ル集合体11からロワーケース12へと伝えられる熱の
伝達効率を低下させるため、モジュール集合体11の端
部におけるモジュール集合体11とロワーケース12と
の接触部32(図13参照)の面積をモジュール集合体
11の中央部における接触部32(図12参照)の面積
よりも小さくした。このような方法に代えて、図14に
示すように、モジュール集合体11の端部において、モ
ジュール集合体11とロワーケース12のケース凸部2
3の上部表面との間に、ロワーケース12の材料より伝
熱抵抗の高い(すなわち熱伝導率の低い)中間部材34
を挟むようにして配置する。このようにしても、モジュ
ール集合体11の端部からロワーケース12へと熱が伝
達される際の伝達速度を低下させることができる。この
結果、モジュール集合体11を自然放熱させた際に、そ
の端部と中央部とにおいて温度差が大きくなることを抑
制できる。したがって、本発明の実施の形態1による電
池システムと同様の効果を得ることができる。
【0064】なお、モジュール集合体11の中央部にお
いて、モジュール集合体11とロワーケース12のケー
ス凸部23の上部表面との間に、伝熱抵抗の低い(熱伝
導率の高い)部材を配置することにより、モジュール集
合体11の中央部においてその他の部分よりも効率的に
ロワーケース12へと熱が伝わるようにしてもよい。こ
の場合にも、モジュール集合体11の中央部の熱をロワ
ーケース12へと他の領域よりも効率的に伝えることに
より、モジュール集合体11を自然放熱させた際にモジ
ュール集合体11の中央部の温度が高いままになること
を抑制できる。この結果、モジュール集合体11全体の
温度のばらつきを所定の範囲内に抑制することが可能に
なる。
【0065】また、上述した本発明の実施の形態では、
電池モジュール17、31(図10参照)の積層体であ
るモジュール集合体11(図10参照)を用いて説明し
たが、上記電池モジュール17、31ではなく電池セル
を積層した積層体を用いた電池システムであっても、本
発明は適用可能である。つまり、電池セルを積層した積
層体に対して本発明を適用することで、当該積層体全体
の温度のばらつきを所定の範囲内に抑制することができ
る。
【0066】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0067】
【発明の効果】このように、本発明によれば、電池シス
テムを構成する集合電池の自然放熱時の局所的な温度の
ばらつきを小さくすることができる。この結果、集合電
池の性能劣化などを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による電池システムの実施の形態1を
構成するバッテリパックの斜視模式図である。
【図2】 図1に示した電池システムを用いた自動車の
構成を示すブロック図である。
【図3】 図1に示したバッテリパックの展開模式図で
ある。
【図4】 図1に示したバッテリパックを構成するモジ
ュール集合体の斜視模式図である。
【図5】 図4に示したモジュール集合体の構造を説明
するための模式図である。
【図6】 図4に示した矢印24の方向から見たモジュ
ール集合体の部分拡大側面模式図である。
【図7】 図1〜図6に示した電池システムの実施の形
態1の第1の変形例を説明するための斜視模式図であ
る。
【図8】 図1〜図6に示した本発明による電池システ
ムの実施の形態1の第2の変形例を示す斜視模式図であ
る。
【図9】 本発明による電池システムの実施の形態2を
説明するための断面模式図である。
【図10】 本発明による電池システムの実施の形態3
を説明するための斜視模式図である。
【図11】 本発明による電池システムの実施の形態4
を説明するための斜視模式図である。
【図12】 図11の線分XII−XIIにおける断面
模式図である。
【図13】 図12の線分XIII−XIIIにおける
断面模式図である。
【図14】 図11〜図13に示した電池システムの実
施の形態4の変形例を示す断面模式図である。
【図15】 従来の問題点を説明するためのモジュール
集合体の斜視模式図である。
【符号の説明】
1 自動車、2 制御部、3 電池部、4 駆動部、5
バッテリパック、6バッテリカバー、7 排気ホー
ス、8a,8b 拘束パイプ、9a,9b バスバーモ
ジュール、10a,10b 拘束プレート、11 モジ
ュール集合体、12 ロワーケース、13 温度セン
サ、14,24,29 矢印、15 排気端子、16
端子、17,31 電池モジュール、21,25a〜2
5c,26a〜26c 冷却部材、22,22a〜22
c 台座部、23 ケース凸部、27 冷却材流路、2
8 冷却材、30 端部、32 接触部、33 凹部、
34中間部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森岡 貴樹 愛知県豊田市四郷町宮下河原1番地 内浜 化成株式会社内 Fターム(参考) 5H031 AA09 EE01 KK01 5H040 AA28 AS07 AT06 AY02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電池セルまたは電池モジュールを
    積層した電池集合体と、 前記電池集合体を自然放熱させる場合に、前記電池集合
    体の内部温度の局所的なばらつきを低減するように、前
    記電池集合体から外部に放出される熱量を局所的に変更
    する放熱均一化手段とを備える集合電池。
  2. 【請求項2】 前記放熱均一化手段は、前記電池集合体
    を構成する前記電池セルまたは前記電池モジュールの少
    なくとも1つに接続された接続部と、前記接続部に連な
    る放熱部とを有する熱伝導性部材を含む、請求項1に記
    載の集合電池。
  3. 【請求項3】 前記熱伝導性部材は、前記電池集合体の
    ほぼ中央部に配置されている、請求項2に記載の集合電
    池。
  4. 【請求項4】 前記熱伝導性部材が接続された前記電池
    セルまたは前記電池モジュールとは別の電池セルまたは
    電池モジュールに接続された他の接続部と、前記他の接
    続部に連なる他の放熱部とを有する他の熱伝導性部材を
    備える、請求項2または3に記載の集合電池。
  5. 【請求項5】 前記熱伝導性部材の放熱部の面積は、前
    記他の熱伝導性部材の他の放熱部の面積と異なる、請求
    項4に記載の集合電池。
  6. 【請求項6】 前記電池セルまたは電池モジュールは、
    電池セル部と、前記電池セル部を保持するための外装部
    材とを含み、 前記放熱均一化手段は、前記電池集合体を構成する複数
    の前記電池セルまたは電池モジュールのうちの一部の電
    池セルまたは電池モジュールの外装部材を、前記一部の
    電池セルまたは電池モジュール以外の電池セルまたは電
    池モジュールの外装部材より相対的に熱伝導率の高い材
    料により構成することを含む、請求項1に記載の集合電
    池。
  7. 【請求項7】 前記電池集合体の一の領域および他の領
    域において前記電池集合体と接触する構造体を備え、 前記放熱均一化手段は、前記電池集合体の前記一の領域
    における前記電池集合体と前記構造体との接触面積を、
    前記電池集合体の前記他の領域における前記電池集合体
    と前記構造体との接触面積よりも小さくすることを含
    む、請求項1に記載の集合電池。
  8. 【請求項8】 前記電池集合体に接続された構造体を備
    え、 前記放熱均一化手段は、前記電池集合体と前記構造体と
    の間に配置され、前記電池集合体および前記構造体とそ
    れぞれ接触し、前記構造体を構成する材料の熱伝導率の
    値とは異なる熱伝導率の値を示す材料からなる中間部材
    を含む、請求項1に記載の集合電池。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の集
    合電池を備える電池システム。
  10. 【請求項10】 前記電池システムは自動車に搭載され
    るものである、請求項9に記載の電池システム。
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