JP2003249146A - スイッチ用ハンドルおよびその製造方法 - Google Patents

スイッチ用ハンドルおよびその製造方法

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JP2003249146A JP2002048791A JP2002048791A JP2003249146A JP 2003249146 A JP2003249146 A JP 2003249146A JP 2002048791 A JP2002048791 A JP 2002048791A JP 2002048791 A JP2002048791 A JP 2002048791A JP 2003249146 A JP2003249146 A JP 2003249146A
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Kazuki Yao
和基 矢尾
Kazuyoshi Shima
和義 島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低コストで外観を向上できるスイッチ用ハンド
ルおよびその製造方法を提供する。 【解決手段】ピアノハンドル2は、合成樹脂の成形品よ
りなるハンドル本体21と、透明合成樹脂の成形品より
なりハンドル本体21の前面側に被着されるハンドルカ
バー22とを備えている。ハンドルカバー22の後面に
ハンドルカバー22自体で化粧模様22cが形成されて
いる。ハンドル本体21は突台部21dとカバー取付部
21eとが並設され、カバー取付部21eの周部には段
部21fが形成されている。ハンドルカバー22は、前
壁22aの外周縁から後方に向かって延設された周壁2
2bの後縁が段部21fに重なる形で超音波溶着にて溶
着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチ用ハンド
ルおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、各種のスイッチにおいて、外
観を向上させて高級感を得るなどの目的で操作用のハン
ドル(スイッチ用ハンドル)の前面(操作面)に模様部
を設けたものが提供されている。
【0003】ハンドルの前面に模様部を設けたスイッチ
の一例として、押操作可能な押釦ハンドルを有する押釦
スイッチよりなるスイッチ本体の前面側に、スイッチ本
体に一端部が枢着され後面が押釦ハンドルに対向するピ
アノハンドルを配置したピアノハンドル式スイッチが提
供されている。ピアノハンドルはピアノの鍵盤と同様に
一端部を支点として他端部を押し込むことができる構成
になっている。また、ピアノハンドル式スイッチは、ピ
アノハンドルの操作面が押釦ハンドルの操作面よりも大
型であって、指以外の部位を用いて押操作することも可
能になっており、ピアノハンドルの前面に模様部が設け
られている。
【0004】この種のピアノハンドル式スイッチとして
は、例えば、図30に示す構成ものが知られている。図
30に示したピアノハンドル式スイッチは、器体の前面
側に設けた押釦ハンドル14の押圧操作により器体内の
接点部の切り換えが行われるスイッチ本体1と、スイッ
チ本体1の前面に対向する形で配設され一端部がスイッ
チ本体1に枢着されるとともに押釦ハンドル14を押し
込み可能なピアノハンドル2とを備えている。スイッチ
本体1の器体は、図31に示すように、矩形枠状であっ
て器具取付用の窓孔4aを有した取付枠4に保持される
ように構成されている。ここに、取付枠4の前面側には
取付枠4の窓孔4aよりも長寸かつ広幅の開口窓5a,
6aを備えるプレート(プレート枠5および化粧プレー
ト6)が重ね合わせて配置される(図32参照)。な
お、取付枠4は器具取付手段としての器具取付孔4bを
長手方向において3組備えている。
【0005】スイッチ本体1の器体は直方体状であっ
て、ともに合成樹脂成形品である前面開口したボディ1
1と、ボディ11の前面側に結合される後面開口したカ
バー12とにより形成されている。
【0006】スイッチ本体1の器体の短手方向の寸法
は、大角連用形(JIS C8304参照)と称する埋
込型の配線器具の施工時に用いる取付枠に3個まで取着
可能な寸法に形成してある。つまり、上述した取付枠4
の窓孔4aの長手方向の寸法は埋込型の配線器具の施工
時に用いる取付枠の窓孔の長手方向の寸法と等しく設定
してあり、したがって、スイッチ本体1の器体の短手方
向の寸法は取付枠4の窓孔4aの長手方向の寸法の略3
分の1の寸法になる。この寸法は大角連用形の配線器具
と同様に、「1個モジュール寸法」と呼ばれている。
【0007】一方、スイッチ本体1の器体の長手方向の
寸法は窓孔4aの短手方向の寸法に略等しく、器体の前
部を形成するカバー12の長手方向の各側面には、取付
枠4の窓孔4aを囲む部位に設けた上記器具取付孔4b
に係合可能な取付爪13がそれぞれ一対ずつ突設してあ
り、取付爪13が器具取付孔4bに係合することによっ
て器体が取付枠4に保持されるようにしてある。
【0008】ここにおいて、スイッチ本体1の器体のカ
バー12の前面側端部には、ピアノハンドル2を枢着す
るために、斜め前方に突出する一対の軸部15が一体に
突設してある。軸部15の前端部はカバー12の短手方
向に沿った円柱状に形成されている。ピアノハンドル2
の合成樹脂製のハンドル本体21の後面の一端部には、
図33に示すように、板ばねにより形成された金属製の
軸受用ばね体23bをはめ込み用穴23aに装着した軸
受部23が設けてある。はめ込み用穴23aは内周面の
片側に係止穴23eを備え、はめ込み用穴23aに収納
される軸受用ばね体23bの抜け止め爪23cを係止し
て軸受用ばね体23bを固持している。軸受用ばね体2
3bは先端をはめ込み用穴23a内へ突出させるように
曲げ形成され、突出部23dとはめ込み用穴23aとで
軸部15を保持する。
【0009】はめ込み用穴23aの開口付近には軸受用
ばね体23bの突出部23dが設けてあるから、はめ込
み用穴23aの内部よりも開口幅が狭く、スイッチ本体
1に設けた軸部15を軸受用ばね体23bのばね力に抗
してはめ込み用穴23aに弾性的にはめ込むと、軸部1
5と軸受部23とが枢着され、容易には外れないように
してある。このように軸部15を軸受部23に回動自在
に嵌め込むことでピアノハンドル2を回動自在に枢着す
ることができる。なお、ピアノハンドル2のハンドル本
体21の他端部には後方に向かって抜け止め用の抜止片
21aを突設してある。抜止片21aはカバー12の前
壁に形成した挿入孔12aを通して空所12b内に挿入
され、抜止片21aの先端部に設けた係止爪21bが挿
入孔12aの周縁に係止されることによって、ピアノハ
ンドル2の回動範囲が規制される。なお、挿入孔12a
は器体の短手方向に3個並んで設けられている。
【0010】上記のようにピアノハンドル2がスイッチ
本体1に取り付けられることにより、ピアノハンドル2
の上記他端部を押操作すると、軸受部23と軸部15と
の枢着部を中心にしてピアノハンドル2が回動する。ピ
アノハンドル2の後面には一対の操作用リブ(図示せ
ず)が突設されており、ピアノハンドル2を押操作すれ
ば上記操作用リブによってスイッチ本体1に設けた押釦
ハンドル14が器体に押し込まれるのである。
【0011】ところで、上述した取付枠4は1個モジュ
ール寸法のスイッチ本体1を3個取り付けることができ
るものであるから、3個用の取付枠4と呼ばれている。
すなわち、取付枠4の窓孔4aの両側の側片には、スイ
ッチ本体1の取付爪13が係止される2個1組の器具取
付孔4b,4bが3組ずつ設けてあり、窓孔4a内でス
イッチ本体1の取付位置を3箇所選択できるようになっ
ている。ここで、窓孔4aの長手方向にスイッチ本体1
の短手方向を一致させてスイッチ本体1を取付枠4に取
り付ける場合の3つの取付位置を、それぞれ上端位置、
中央位置、下端位置と呼ぶことにする。また、取付枠4
に1個モジュール寸法のスイッチ本体1を1個取り付け
る際に用いるピアノハンドル2であって、図31および
図32に示すようにプレート(プレート枠5および化粧
プレート6)の開口窓5a,6aを1個で覆う程度の寸
法を有したピアノハンドル2(図34および図35参
照)を1個用のピアノハンドル2と呼ぶことにする。同
様に、3個用の取付枠4に1個モジュール寸法のスイッ
チ本体1を2個取り付ける際に用いるピアノハンドル2
であって、各スイッチ本体1にそれぞれ取り付けられプ
レートの開口窓5a,6aを2個で覆う程度の寸法を有
したピアノハンドル2(図36参照)を2個用のピアノ
ハンドル2と呼ぶことにし、さらに、3個用の取付枠4
に1個モジュール寸法のスイッチ本体1を2個取り付け
る際に用いるピアノハンドル2であって、各スイッチ本
体1にそれぞれ取り付けられプレートの開口窓5a,6
aを3個で覆う程度の寸法を有したピアノハンドル2
(図37参照)を3個用のピアノハンドル2と呼ぶこと
にする。
【0012】上述した3種類のピアノハンドル2の上下
方向(スイッチ本体1の短手方向)の寸法の関係は、
(1個用のピアノハンドル2の上下寸法)≒(2個用の
ピアノハンドル2の上下寸法)×2≒(3個用のピアノ
ハンドル2の上下寸法)×3になる。また、上述したよ
うにプレートの開口窓5a,6aは取付枠4の窓孔4a
よりも長寸かつ広幅であり、この窓孔4aにスイッチ本
体1を挿入して取り付けるから、3個用のピアノハンド
ル2の上下寸法はスイッチ本体1の上下寸法よりも大き
くなっている。つまり、いずれのピアノハンドル2も押
釦ハンドル14よりも操作面の面積が大きく、したがっ
て押釦ハンドル14を押操作するよりもピアノハンドル
2を押操作するほうが、操作が容易になっている。
【0013】ところで、スイッチ本体1の器体内には発
光手段(図示せず)が設けてあり、この発光手段からの
光を外部に出すための光透過性樹脂カバーが被着された
透光窓16がカバー12の軸部15,15間に設けら
れ、ピアノハンドル2には透光窓16からの光が導光さ
れて発光表示を行う表示部24が設けられている。した
がって、発光手段による発光はピアノハンドル2に設け
た表示部24で視認できるようになっている。発光手段
としては、接点部がオンの場合に発光するものと、接点
部がオフの場合に発光するものとがある。ここに、スイ
ッチ本体1に設けた発光手段からの光をピアノハンドル
2の表示部24に導光して発光表示するにあたって、ピ
アノハンドル2には、発光手段の光を表示部24に導光
するためのレンズ25を設けてある。なお、レンズ25
はピアノハンドル2の後面に固着されている。また、表
示部24は、光透過性樹脂により形成され、ハンドル本
体21において透光窓16に対応する部位に開口されレ
ンズ25を臨ませた表示孔21cにハンドル本体21の
前面側から被着されているもので、中央部にレンズ部2
4aが形成されている。
【0014】また、上述の1個用のピアノハンドル2
は、図30に示すように、ネームカード26が取り付け
られるようになっている。すなわち、ピアノハンドル2
は、ハンドル本体21の前面側に凹平面28を設け、該
凹平面28の底にネームカード26の出し入れ用のカー
ド取付窓29を設け、このカード取付窓29にはハンド
ル本体21の後面側から開閉自在に枢支された扉27を
設けてある。また、凹平面28内にはカード取付窓29
に対応して配置されるネームカード26が見えるように
中央部32aが透明なネームカバー32がシート状の接
着材を用いて固着されている。なお、ネームカバー32
の後面には複数の突起32bが突設されており、凹平面
28には突起32bを圧入するための圧入用孔28aが
穿設されている。
【0015】上述の扉27は、一端の両側に軸体27
a,27aを突設し、この軸体27a,27aをカード
取付孔29の一端部の両側に凹平面28側に開口するよ
うに設けた軸受部28b,28bに回動自在に嵌め込ん
で、軸体27a,27aを中心にカード取付窓29を開
閉できるようになっている。この場合、ネームカバー3
2が上述のように固定されることにより軸受部28b,
28bに嵌った軸体27a,27aは脱落しないように
なっている。
【0016】そして、扉27の他端部の両側には突起2
7b,27bが設けられ、この突起27b,27bはカ
ード取付窓29の他端部の両側に形成した係合部28
c,28cに圧入係合して閉じた状態を保持するように
なっている。しかして、ネームカード26を収納する場
合には扉27を開いてネームカード26をカード取付窓
29に嵌めてネームカバー32の後面に載せ、この状態
で扉27を閉じれば扉27とネームカバー32との間に
ネームカード26が挟持され、ネームカバー32の中央
部32aより前面側からネームカード26の文字、数
字、記号などの表記が視認できることになる。
【0017】なお、上述した取付枠4は壁面のような施
工面に対して3種類の取付方法が選択可能となるように
構成してある。すなわち、取付枠4の上片および下片に
は壁に埋込配設された埋込ボックスの開口側に設けた取
付舌片に螺合するボックスねじを挿通するための長孔4
cが形成されている。また、施工面が木質壁などの場合
には施工面に螺入するねじを用いて取付枠4を直付けす
る場合があるから、直付け用のねじを挿通するためのね
じ挿通孔4dも上片と下片とに形成されている。さら
に、上片および下片には、施工面が石膏ボードのような
パネル材であるときに使用するはさみ金具(図示せず)
の一端部を係止するはさみ金具取付孔4eと、プレート
枠5を取り付ける取付ねじ7を螺合させる取付ねじ孔4
fとが設けてある。
【0018】取付枠4の前面側に取付ねじ7によって取
り付けられるプレート枠5は、ABS樹脂のような合成
樹脂によって矩形枠状に形成された成形品であって、上
片と下片とにそれぞれ取付ねじ7が挿通されるねじ挿通
孔5bが設けてある。また、プレート枠5の左片および
右片にはそれぞれ化粧プレート6の係止片(図示せず)
が挿入係止される係止孔5cがそれぞれ3個ずつ設けて
ある。
【0019】プレート枠5に結合される化粧プレート6
は、プレート枠5と同様にABS樹脂のような合成樹脂
によって矩形枠状に形成されている。また、化粧プレー
ト6の後面にはプレート枠5に結合するための上記係止
片が6本突設されている。
【0020】スイッチ本体1を取り付けた取付枠4に取
付ねじ7によってプレート枠5を取り付け、さらに化粧
プレート6をプレート枠5に結合するとともに、スイッ
チ本体1にピアノハンドル2を取り付けると、プレート
枠5および化粧プレート6の中央部の開口窓5a,6a
を通してピアノハンドル2の一部をプレートの前方に突
出させることができ、この状態でピアノハンドル2を押
操作することができることになる。
【0021】ところで、上述のピアノハンドル2では、
成形時に成形金型へデザイン用のインク層が裏面に形成
されたフィルムを入れることでデザイン用のインク層が
前面にインモールド転写されたネームカバー32が用い
られている。ここにおいて、ネームカバー32の前面に
は上記インク層によって多数の化粧ライン33aからな
る模様部33が形成されている。なお、ネームカバー3
2は、後面側に配設されるネームカード26の表記が外
部から見えるように中央部32aが透明材料により形成
されており、中央部32aおよび周部を除いた部位に多
数の化粧ライン33aがストライプ状に配列された模様
部33が形成されている。
【0022】上述のピアノハンドル式スイッチでは、ネ
ームカバー32の前面に模様部33が設けられているの
で、ピアノハンドル2の外観が向上し高級感が得られる
という利点を有している。
【0023】また、近年では、図38ないし図40に示
すような1個用のピアノハンドル2、図41に示すよう
な2個用のピアノハンドル2、図42に示すような3個
用のピアノハンドル2も提供されている。これらのピア
ノハンドル2の前面における模様部33の各化粧ライン
33aは、ピアノハンドル2のハンドル本体21の前面
に実質的に凹凸が形成されない程度に、ハンドル本体2
1を構成する合成樹脂成形品にレーザビームを照射して
炭化反応させて、他の部分と色差が生じるように発色さ
せることによって形成されている。ここに、ハンドル本
体21は、着色材を含有した合成樹脂材料により形成さ
れている。なお、図38〜図42に示したピアノハンド
ル2の模様部33の形成位置は、上述のインモールド転
写により形成した模様部33と同様にレイアウトされて
いる。
【0024】図38ないし図42に示したピアノハンド
ル2のハンドル本体21は、軸受部23を設けている一
端部における上下方向の中央部であってスイッチ本体1
の透光窓16に対応する部位に表示孔21cが開口され
ており、表示孔21cにはピアノハンドル2の後面側か
らレンズ25の前端部が嵌め込んである。ここに、レン
ズ25は発光手段からの光をピアノハンドル2の前面側
に導くように形成された透明合成樹脂の成形品であり、
ハンドル本体21に固着され、レンズ25の前端部が表
示部を構成している。
【0025】ピアノハンドル2のハンドル本体21の上
下方向の中央部であって表示孔21cよりも上記他端部
側にはカード取付窓29が貫設されている。カード取付
窓29は透明合成樹脂の成形品であるネームカバー32
で覆われる。ネームカバー32は、図40および図43
に示すように、ピアノハンドル2の後面側に開閉する扉
27とともにカード取付ブロックを構成しており、ネー
ムカバー32においてカード取付窓29を覆う部位と扉
27との間に、ネームカード26を保持することができ
るようになっている。
【0026】図41に示した2個用のピアノハンドル2
は上下寸法が図38に示した1個用のピアノハンドル2
と異なるが、他の構成は1個用のピアノハンドル2と同
様である。
【0027】これに対して図42に示した3個用のピア
ノハンドル2は上下寸法以外にも相違する点がある。以
下、この点について説明する。取付枠4の取付窓4aに
3個のスイッチ本体1を取り付ける場合には、上述の上
端位置と中央位置と下端位置とにそれぞれスイッチ本体
1を取り付け、各スイッチ本体1にそれぞれ3個用のピ
アノハンドル2を取り付ける。3個用のピアノハンドル
2の後面の一端部には4個の軸受部23がスイッチ本体
1の軸部15に対応する一定間隔で設けられる。また、
上2個の軸受部23と下2個の軸受部とに対応する軸受
用ばね体23bはそれぞれ一体に形成されている。つま
り、4個の軸受部23に対して軸受用ばね体23bを2
部材で実現してある。また、3個用のピアノハンドル2
では抜止片21aはピアノハンドル2の上下方向の中央
付近に1個ずつ設けられる。
【0028】取付枠4に3個のスイッチ本体1を並設し
た場合、中央位置のスイッチ本体1に取り付けるピアノ
ハンドル2は、中央の2個の軸受部23にスイッチ本体
1の軸部15をはめ込んで取り付ける。つまり、中央位
置のスイッチ本体1についてはスイッチ本体1の上下方
向の中心とピアノハンドル2の上下方向の中心とが一致
する。また、ピアノハンドル2の抜止片21aはスイッ
チ本体1の中央の挿入孔12aに挿入される。一方、上
端位置のスイッチ本体1に取り付けられるピアノハンド
ル2は、下側の2個の軸受部23にスイッチ本体1の軸
部15をはめ込んで取り付ける。つまり、上端位置につ
いてはスイッチ本体1の上下方向の中心よりもピアノハ
ンドル2の上下方向の中心が上にずれて位置することに
なり、ピアノハンドル2の抜止片21aはスイッチ本体
1の上の挿入孔12aに挿入される。また、下端位置の
スイッチ本体1に取り付けられるピアノハンドル2は、
上側の2個の軸受部23にスイッチ本体1の軸部15を
はめ込んで取り付ける。つまり、下端位置についてはス
イッチ本体1の上下方向の中心よりもピアノハンドル2
の上下方向の中心が下にずれて位置することになり、ピ
アノハンドル2の抜止片21aはスイッチ本体1の下の
挿入孔12aに挿入される。
【0029】以上の説明からわかるように、取付枠4に
3個のスイッチ本体1を取り付ける場合には、上端位置
と下端位置とにおいて、スイッチ本体1の上下方向の中
心がピアノハンドル2の上下方向の中心に一致しない。
そこで、3個用のピアノハンドル2では、表示孔21c
に嵌め込んだ表示部24の後面側に光学的に結合される
プリズムよりなるレンズ25を設けてある。レンズ25
は、ピアノハンドル2の後面側で表示孔21cよりも上
下方向に広がる形状に形成され、透光窓16の位置が表
示孔21cに対して上下にずれている場合でも、発光手
段からの光を表示部25に導く形状に形成されている。
このように、3個用のピアノハンドル2では、上端位置
および下端位置において、上下方向の中心位置がスイッ
チ本体1の上下方向の中心位置とはずれるが、ピアノハ
ンドル2に設けたレンズ25の機能によって発光手段の
光を表示孔21cの位置に導くことができる。また、ピ
アノハンドル2に4個の軸受部23を設け、かつスイッ
チ本体1に3個の挿入孔12aを形成していることによ
って、3個用のピアノハンドル2についても、上端位
置、中央位置、下端位置を区別することなく共通の部材
を用いることができる。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
にインモールド転写により模様部33を形成したネーム
カバー32を備えたピアノハンドル2では、転写用フィ
ルムのコストが高く、しかも、ネームカバー32の成形
に専用の成形機が必要で成形コストが高いので、低コス
ト化が難しいという不具合があった。また、ネームカバ
ー32の前面が頻繁に手で触れる場所であるにもかかわ
らずネームカバー32の前面に化粧ライン33aが転写
されているので、化粧ライン33aの耐久性が十分でな
いという不具合があった。
【0031】一方、図38〜図42に示したようなピア
ノハンドル2では、ハンドル本体21の前面にレーザビ
ームを照射して炭化反応させて発色させることで化粧ラ
イン33aを形成しているので、転写用フィルムが不要
になるとともに成形に伴うコストの削減を図ることがで
きるという利点がある。また、レーザビームを照射する
ことにより形成される化粧ライン33aは、インモール
ド転写により形成される化粧ライン33aの位置精度に
比べて精度が高いので良品率が高くなるから、製造コス
トを低減でき、低コスト化を図ることができるという利
点がある。
【0032】しかしながら、図38〜図42に示したピ
アノハンドル2では、上述の着色材を含有した成形材料
を使用する必要があり、使用材料が限られ、使用材料毎
に化粧ライン33aの色品質を確保し且つ化粧ライン3
3aに起因した面粗さを小さくするためにレーザビーム
の照射条件を変更する必要が生じコストが高くなるとい
う不具合や、高級感が得られにくく先に述べたピアノハ
ンドル2と比べると安価に見えるという不具合があっ
た。
【0033】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、低コストで外観を向上できるスイッ
チ用ハンドルおよびその製造方法を提供することにあ
る。
【0034】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、合成樹脂の成形品よりなりるハ
ンドル本体と、透明合成樹脂の成形品よりなりハンドル
本体の前面側に超音波溶着にて被着されるハンドルカバ
ーとを備え、ハンドルカバーは後面側にハンドルカバー
自体で化粧模様が形成され、ハンドル本体は、前面が露
出面となる突台部と、ハンドルカバーが前面側に被着さ
れるカバー取付部とが並設され、カバー取付部において
ハンドルカバーを溶着する部位に段差を設けてなること
を特徴とするものであり、ハンドルカバーの後面側にハ
ンドルカバー自体で形成されている化粧模様をハンドル
カバーの前方から視認できるので低コストで外観を向上
でき、しかも、カバー取付部にハンドルカバーを溶着す
る際に溶けた部分がハンドルカバーの外側にはみだすこ
とを防止することが可能となる。
【0035】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記カバー取付部には前記段差を設けた部位に前記
ハンドルカバーを超音波溶着にて溶着するための溶着用
突起が設けられているので、前記溶着用突起が溶けた際
に外側にはみだすのを防止することが可能となる。
【0036】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記カバー取付部には複数の溶着用突起が前記ハン
ドルカバーが傾かないように配設してあるので、溶着時
に前記ハンドルカバーが傾くのを抑制することができ前
記各溶着用突起を均一に溶かすことが可能となり、前記
ハンドル本体に対する前記ハンドルカバーのがたつきを
防止することができる。
【0037】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、前記ハンドルカバーの前面を前記突
台部の前面に揃えてあるので、前記ハンドル本体の前記
突台部の前面と前記ハンドルカバーの前面との間に段差
が形成されて外観が損なわれるのを防止することができ
るとともに、手触りが良くなる。
【0038】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記ハンドル本体には、スイッチの
用途に応じた表記がなされたネームカードの前面を露出
させるカード取付窓が形成され、前記ハンドルカバー
は、前記カード取付窓に対応する部位にレンズ部が一体
に設けられ、前記レンズ部の後端部がカード取付窓に嵌
合する形状に形成されているので、前記ハンドルカバー
を前記ハンドル本体に超音波溶着する際に前記ハンドル
本体に対する前記ハンドルカバーの位置決めが容易にな
るとともに位置ずれを規制することができ、外観を向上
できる。
【0039】請求項6の発明は、請求項1ないし請求項
5のいずれか1項に記載のスイッチ用ハンドルの製造方
法であって、前記ハンドル本体の前記カバー取付部の前
面側に前記ハンドルカバーを被せ、その後、前記ハンド
ル本体と前記カバー取付部とを超音波溶着にて結合する
ので、低コストで外観を向上したスイッチ用ハンドルを
提供することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下の各実施形態では、スイッチ
用ハンドルとして、従来の技術で説明したスイッチ本体
1(図30参照)の押釦ハンドル14(図30参照)の
前面に対向する形で配設され一端部がスイッチ本体1に
枢着して用いられるピアノハンドルを例示するが、本発
明に係るスイッチ用ハンドルはピアノハンドルに限定さ
れるものではない。
【0041】(実施形態1)以下、本実施形態のピアノ
ハンドル2について図1ないし図12を参照しながら説
明する。
【0042】本実施形態のピアノハンドル2は、1個用
のピアノハンドル2であって、図1ないし図5に示すよ
うに、外周形状が矩形状に形成された合成樹脂(例え
ば、ABS樹脂など)の成形品よりなるハンドル本体2
1と、透明合成樹脂(例えば、アクリル樹脂など)の成
形品よりなりハンドル本体21の前面側に被着されるハ
ンドルカバー22とを備えている。以下では従来例と同
様、上述の3個用の取付枠4(図6、図7、図31参
照)の窓孔4a内に配置される場合に窓孔4aの長手方
向に沿った方向をピアノハンドル2の上下方向として説
明する。
【0043】ハンドルカバー22はハンドル本体21に
上下方向を揃えた形でハンドル本体21の前面側に被着
されるものであり、ハンドルカバー22の上下方向の寸
法はハンドル本体21の上下方向の寸法に略等しく、ハ
ンドルカバー22の左右方向の寸法はハンドル本体21
の左右方向の寸法よりも短くなっており、ハンドル本体
21の上記一端部の前面とハンドルカバー22の前面と
を揃えてある(略面一としてある)。なお、上記従来例
と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省
略する。また、本実施形態のピアノハンドルの外周形状
は従来例で説明した1個用のピアノハンドル2と同じ形
状に形成されており、化粧プレート6の開口窓6aを1
個で塞ぐことができるようになっている。
【0044】ハンドル本体21の上記一端部の後面に設
けられる軸受部23(図2参照)は、上記従来例と同
様、スイッチ本体1に設けた一対の軸部15に対応する
ように上下方向の中央部付近に2つ設けられており、ハ
ンドル本体21の各軸受部23に取り付けられる軸受用
ばね体23bは連続した1部材で形成されている。ピア
ノハンドル2は、ハンドル本体21の2つの軸受部23
にスイッチ本体1の2つの軸部15を嵌め込むことによ
り、スイッチ本体1の上下方向の中心と1個用のピアノ
ハンドル2の上下方向の中心とが一致するように取り付
けられる。また、ピアノハンドル2の他端部の後面には
上下方向の中央部付近に2本の抜止片21aが突設さ
れ、各抜止片21aはスイッチ本体1の上下の挿入孔1
2aに挿入される。
【0045】ピアノハンドル2のハンドル本体21は、
軸受部23を設けている一端部における上下方向の中央
部であってスイッチ本体1の透光窓16に対応する部位
に表示孔21cが開口されており、表示孔21cにはピ
アノハンドル2の後面側からレンズ25の一部が嵌め込
んである。ここに、レンズ25は発光手段からの光をピ
アノハンドル2の前面側に導くように形成された透明合
成樹脂の成形品のレンズであり、ハンドル本体21の後
面側からハンドル本体21に固着され、レンズ25の前
端部が表示部を構成している。
【0046】ところで、ハンドル本体21は、図8に示
すように、上記一端部に前面が縦長の矩形状の露出面と
なる突台部21dを設けてあり、突台部21dの右側に
ハンドルカバー22が被着される外周形状が矩形状のカ
バー取付部21eを形成してある。ここに、カバー取付
部21eの外周形状は突台部21dの外周形状よりも幅
広に形成されており、突台部21とカバー取付部21e
とを合わせた外周形状がハンドル本体21の外周形状と
なっている。カバー取付部21eの周部には突台部21
側の中央部を除いて段部21fが形成されている。した
がって、カバー取付部21eの周部には段差が設けられ
ていることになる。
【0047】ハンドルカバー22は、前壁22aの外周
縁から後方に向かって延設された周壁22bを備え、ハ
ンドル本体21のカバー取付部21eにハンドルカバー
22を被せたときに周壁22bの後縁がカバー取付部2
1eの段部21fの前面に重なるようにしてある。ここ
で、ハンドルカバー22の周壁22bには、カバー取付
部21eの周部において段部21fの形成されていない
部位が嵌合する切欠部22g(図9参照)が形成されて
いる。なお、ハンドルカバー22は、周壁22bにおけ
る切欠部22gの前側に成形用金型のゲート跡G(図9
参照)が形成されるように成形用金型を設計してあり、
ハンドルカバー22をハンドル本体21に結合した状態
ではゲート跡Gが前方から見えにくくなっている。
【0048】一方、ハンドル本体21はハンドルカバー
22を超音波溶着するために、図8に示すように、段部
21fの前面に複数(本実施形態では、8つ)の溶着用
突起21gを連続一体に設けてある(つまり、溶着用突
起21gはカバー取付部21eにおいて段差を設けた部
位に形成されている)。溶着用突起21gは、図8
(c),(d)に示すように、カバー取付部21eの外
周からやや離れて設けられ、外周から離れるほど突出量
が徐々に大きくなる断面三角形状に形成されている。な
お、溶着用突起21gは、カバー取付部21eの左右両
側で4つずつ上下方向に離間して設けてある。ここに、
上下方向における各溶着用突起21gの形成位置は左右
両側で揃えてある。
【0049】したがって、ハンドル本体21にハンドル
カバー22を被着する場合には、ハンドルカバー22を
ハンドル本体21のカバー取付部21eに被せてカバー
取付部21eの段部21fの前面にハンドルカバー22
の周壁22bの後縁を対向させ各溶着用突起21gに当
接させた状態で超音波ホーンを押し当て溶着用突起21
gを超音波により溶融させてハンドル本体21とハンド
ルカバー21とを超音波溶着すればよいのである。
【0050】ここにおいて、ハンドル本体21のカバー
取付部21eの上下方向の中央部にはカード取付窓29
が開口され、ハンドルカバー22の上下方向の中央部に
は後端部がカード取付窓29に嵌合するように後面から
後方へ突出したカードカバー部22dが一体に形成され
ているので、ハンドルカバー22のカードカバー部22
dの後端部をカード取付窓29に嵌合することでハンド
ル本体21への位置決めを行うことができて上下左右へ
の位置ずれが規制され、溶着用突起21gの溶けた溶着
部21g’(図1(c),(d)参照)が外側にはみ出
しにくくなり、溶着部21g’により外観が損なわれる
のを防止することができる。
【0051】しかも、ハンドル本体21は、上下方向に
おける各溶着用突起21gの形成位置が左右両側で揃え
てあるので、ハンドルカバー22の溶着時にハンドルカ
バー22が左右で傾くのを防止することができ、各溶着
用突起21gが略均一に溶けることになり、ハンドル本
体21へのハンドルカバー22の結合強度を高めること
ができる。したがって、ハンドル本体21に超音波溶着
により結合したハンドルカバー22のがたつきを防止す
ることができる。なお、溶着用突起21gはカバー取付
部21eの4隅近傍に加えて、長手方向(上下方向)の
中間部に設けることが望ましく、本実施形態では、溶着
用突起21gを8箇所に設けてある。
【0052】また、ハンドル本体21の突台部21dと
ハンドルカバー22との互いの対向面の間には、図3
(b)に示すように、両面間の距離を前後方向の中間部
よりもやや大きくする傾斜面が前後方向の前側で突台部
21に形成されるとともに後側でハンドルカバー22に
形成されており、上記対向面の間に微小な隙間が形成さ
れているので、溶着用突起21gが溶けた際に溶着部2
1g’(図1(c)参照)が突台部21およびハンドル
カバー22の各前面にはみ出すことを防止することがで
き、外観を向上できる。また、図3(c)に示すよう
に、ハンドル本体21の他端部側ではハンドルカバー2
2の周壁22bの後部には後縁および側面が開放された
切欠部22fが形成されており、ハンドルカバー22の
周壁22bの後縁とハンドル本体21のカバー取付部2
1eにおける段部21fの前面との互いの対向面の間に
微小な隙間が形成されているので、溶着用突起21gが
溶けた際に溶着部21g’(図1(d)参照)がハンド
ルカバー21の周壁22の外面やハンドル本体21の側
縁にはみ出すことを防止することができ、外観を向上で
きる。
【0053】ところで、上述のように、ハンドル本体2
1のカバー取付部21eの上下方向の中央部に、スイッ
チ本体1を用いる回路に関連した名称(負荷名や場所
名)を表記したネームカード26の前面を見えるように
する矩形状のカード取付窓29が貫設されている。ここ
において、ネームカード26は、透明合成樹脂の成形品
であるハンドルカバー22の中央部に一体に形成された
カードカバー部22dと、カバー取付部21eの後面側
に開閉自在に枢支された扉27との間に保持されるよう
になっている。
【0054】扉27は、図2および図5に示すように、
一端部の両側に軸体27a,27aを突設し、この軸体
27a,27aをハンドル本体21の後面においてカー
ド取付窓29の一端部の両側にやや離れて設けられた軸
受部21j,21jに回動自在に嵌め込んで軸体27
a,27aを中心にカード取付窓29を開閉できるよう
になっている。また、扉27の他端部の両側には突起2
7b,27bが設けられ、この突起27b,27bはハ
ンドル本体21の後面においてカード取付窓29の他端
部の両側に設けられた係合部21k,21kに係合して
閉じた状態を保持するようになっている。
【0055】したがって、例えば制御対象となる負荷名
(「換気扇」等)あるいは制御対象となる負荷の場所名
(「台所」、「玄関」、「廊下」等)をネームカード2
6に表記し、このネームカード26をピアノハンドル2
に取り付けておけば、カードカバー部22dを通してネ
ームカード26の表記内容を視認することができ、ピア
ノハンドル2の操作時に負荷名や場所名を区別すること
ができて便利である。また、ネームカード26はピアノ
ハンドル2に着脱可能であるから、必要に応じて交換す
ることができる。なお、カードカバー部22dは、後面
が平面状であって前面がハンドルカバー22の前面に沿
った曲面状に形成されているが、図13に示すように、
後面をネームカード26側に凸となる曲面状に形成すれ
ば、カードカバー部22dがネームカード26を拡大し
て見せるレンズとしての機能を有することになり、ネー
ムカード26が拡大されて見え、ネームカード26の表
記の確認が容易になる。なお、図13に示す構成では、
カードカバー部22dがレンズ部を構成する。
【0056】ハンドルカバー22の前面におけるカード
カバー部22dの右側(ピアノハンドル2の他端部の上
下方向の中央位置)には、押位置指示突起22eが突設
され、ピアノハンドル2に押力を作用させるべき端部が
押位置指示突起22e側であることが示されている。し
たがって、ピアノハンドル2に押力を作用させるべき端
部が押位置指示突起22e側であることが明確に示さ
れ、また、手触りでも分かるようになる。ここにおい
て、ピアノハンドル2は、ハンドル本体21の後面に格
子状のリブ21hと、格子状のリブ21hに斜めに交差
する複数のリブ21iとをそれぞれ一体に突設すること
でハンドル本体21の剛性を向上させてあり、ピアノハ
ンドル2の押位置指示突起22e側の端部を押しても操
作できるようになっている。
【0057】ところで、本実施形態におけるピアノハン
ドル2におけるハンドルカバー22は、図9ないし図1
2に示すように、当該ハンドルカバー22のの後面にハ
ンドルカバー22自体で化粧模様22cが形成されてい
る。言い換えれば、ハンドルカバー22の後面側に化粧
模様22cが一体に形成されている。ここにおいて、化
粧模様22cは、ハンドルカバー22の後面おいてカー
ドカバー部22dを除いた部位に設けられ、ハンドルカ
バー22の後面に形成した波状の凹凸形状からなり、ハ
ンドルカバー22は透明合成樹脂の成形品よりなるの
で、ハンドルカバー22の後面の化粧模様22cはハン
ドルカバー22の前方から見るとストライプ状の模様と
して見える。すなわち、例えば化粧模様22cを形成す
る波状の凹凸形状の山の部分がハンドルカバー22の前
方からは左右方向に走る多数の直線が上下方向に配列さ
れているように見える。
【0058】しかして、本実施形態では、ハンドル本体
21およびハンドルカバー22をそれぞれ一般的な成形
材料で安価に製作でき、しかもハンドルカバー22の前
面に化粧模様22cに起因した凹凸が形成されることも
ないので、低コストで外観を向上できる。なお、ハンド
ル本体21の他端部側では、ハンドルカバー22の後面
の化粧模様22cがハンドルカバー22の周壁22bの
内側面にも形成されているので、施工面に沿った方向か
らも化粧模様22cを視認できる(つまり、視野角を広
げることができる)。
【0059】また、上記従来構成の1個用のピアノハン
ドル2では、プレート(プレート枠5および化粧プレー
ト6)の開口窓内に配置された状態において、模様部3
3と化粧プレート6との間にピアノハンドル2における
模様部33以外の部分の前面が見えることになるので、
ピアノハンドル2と化粧プレート6との間に別の部材が
挟まっているように見え、違和感を生じる恐れがある
が、本実施形態のピアノハンドル2では、ハンドル本体
21の前面側に被着されるハンドルカバー22の外周の
3辺が化粧プレート6の開口窓6aの内周縁に対向し上
述のように化粧模様22cがハンドルカバー22の周壁
22bの内側面にも形成されているので、ピアノハンド
ル2と化粧プレート6との境界を明確にすることがで
き、違和感が生じる恐れを少なくすることができる。な
お、ハンドルカバー22の後面には、カードカバー部2
2dを除いた全面に化粧模様22cが形成されている。
【0060】また、ハンドルカバー22の後面側にはカ
ードカバー部22dを除いた全体にわたってシボ加工が
施されており(図10中の破線の斜線を施した部分はシ
ボ加工が施されている部分を示している)、ハンドルカ
バー22およびハンドル本体21での光の反射が抑制さ
れ見栄えを良くすることができる。
【0061】また、本実施形態では、ハンドルカバー2
2を有色の透明合成樹脂の成形品により構成してあり、
ハンドルカバー22の色を適宜選択することによりデザ
イン性を高めることができるとともに、施工時に壁面な
どの色との調和を図ることが可能になる。
【0062】(実施形態2)本実施形態のピアノハンド
ル2の基本構成は実施形態1と略同じであって、図14
ないし図21に示すように、ハンドル本体21とハンド
ル本体21の前面側に被着されたハンドルカバー22と
を備え、化粧プレート6の開口窓6aを2個で塞ぐ大き
さに形成された2個用のピアノハンドルであって、上下
方向の寸法が実施形態1の1個用のピアノハンドル2の
上下方向の寸法の略2分の1に形成されている点が相違
する。すなわち、本実施形態のピアノハンドル2の外周
形状は従来構成で説明した2個用のピアノハンドル2と
同じ形状に形成されており、ハンドル本体21およびハ
ンドルカバー22の各上下方向の寸法が実施形態1にお
けるハンドル本体21およびハンドルカバー22それぞ
れの上下方向の略半分の寸法に形成されている。なお、
図21中の破線の斜線を施した部分はシボ加工が施され
ている部分を示している。他の構成は実施形態1と同様
であるから、実施形態1と同様の構成要素には同一の符
号を付して説明を省略する。
【0063】(実施形態3)本実施形態のピアノハンド
ル2の基本構成は実施形態1と略同じであって、図22
ないし図29に示すように、ハンドル本体21とハンド
ル本体21の前面側に被着されたハンドルカバー22と
を備え、化粧プレート6の開口窓6aを3個で塞ぐ大き
さに形成された3個用のピアノハンドルであって、上下
方向の寸法が実施形態1の1個用のピアノハンドル2の
上下方向の寸法の3分の1に形成されている点が相違す
る。すなわち、本実施形態のピアノハンドル2の外周形
状は従来構成で説明した3個用のピアノハンドル2と同
じ形状に形成されており、ハンドル本体21およびハン
ドルカバー22の各上下方向の寸法が実施形態1におけ
るハンドル本体21およびハンドルカバー22それぞれ
の上下方向の3分の1の寸法に形成されている。なお、
図29中の破線の斜線を施した部分はシボ加工が施され
ている部分を示している。他の構成は実施形態1と同様
であるから、実施形態1と同様の構成要素には同一の符
号を付して説明を省略する。
【0064】これに対して3個用のピアノハンドル2は
1個用のピアノハンドル2と比べて上下寸法以外にも相
違する点がある。以下、この点について説明する。取付
枠4の取付窓4aに3個のスイッチ本体1を取り付ける
場合には、上述の上端位置と中央位置と下端位置とにそ
れぞれスイッチ本体1を取り付け、各スイッチ本体1に
それぞれ3個用のピアノハンドル2を取り付ける。3個
用のピアノハンドル2の後面の一端部には4個の軸受部
23がスイッチ本体1の軸部15に対応する一定間隔で
設けられる。また、上2個の軸受部23と下2個の軸受
部23とに対応する軸受用ばね体23bはそれぞれ一体
に形成されている。つまり、4個の軸受部23に対して
軸受用ばね体23bを2部材で実現してある。また、3
個用のピアノハンドル2では抜止片21aはピアノハン
ドル2の上下方向の中央付近に1個ずつ設けられる。
【0065】取付枠4に3個のスイッチ本体1を並設し
た場合、中央位置のスイッチ本体1に取り付けるピアノ
ハンドル2は、中央の2個の軸受部23にスイッチ本体
1の軸部15をはめ込んで取り付ける。つまり、中央位
置のスイッチ本体1についてはスイッチ本体1の上下方
向の中心とピアノハンドル2の上下方向の中心とが一致
する。また、ピアノハンドル2の抜止片21aはスイッ
チ本体1の中央の挿入孔12aに挿入される。一方、上
端位置のスイッチ本体1に取り付けられるピアノハンド
ル2は、下側の2個の軸受部23にスイッチ本体1の軸
部15をはめ込んで取り付ける。つまり、上端位置につ
いてはスイッチ本体1の上下方向の中心よりもピアノハ
ンドル2の上下方向の中心が上にずれて位置することに
なり、ピアノハンドル2の抜止片21aはスイッチ本体
1の上の挿入孔12aに挿入される。また、下端位置の
スイッチ本体1に取り付けられるピアノハンドル2は、
上側の2個の軸受部23にスイッチ本体1の軸部15を
はめ込んで取り付ける。つまり、下端位置についてはス
イッチ本体1の上下方向の中心よりもピアノハンドル2
の上下方向の中心が下にずれて位置することになり、ピ
アノハンドル2の抜止片21aはスイッチ本体1の下の
挿入孔12aに挿入される。
【0066】以上の説明からわかるように、取付枠2に
3個のスイッチ本体1を取り付ける場合には、上端位置
と下端位置とにおいて、スイッチ本体1の上下方向の中
心がピアノハンドル2の上下方向の中心に一致しない。
そこで、3個用のピアノハンドル2では、表示部24の
後面側に光学的に結合されるプリズムよりなるレンズ2
5を設けてある。レンズ25は、ピアノハンドル2の後
面側で表示孔21cよりも上下方向に広がる形状に形成
され、透光窓16の位置が表示孔21cに対して上下に
ずれている場合でも、発光手段からの光をレンズ25に
導く形状に形成されている。このように、3個用のピア
ノハンドル2では、上端位置および下端位置において、
上下方向の中心位置がスイッチ本体1の上下方向の中心
位置とはずれるが、ピアノハンドル2に設けたレンズ2
5の機能によって発光手段の光を表示孔21cの位置に
導くことができる。また、ピアノハンドル2に4個の軸
受部23を設け、かつスイッチ本体1に3個の挿入孔1
2aを形成していることによって、3個用のピアノハン
ドル2についても、上端位置、中央位置、下端位置を区
別することなく共通の部材を用いることができる。
【0067】
【発明の効果】請求項1の発明は、合成樹脂の成形品よ
りなりるハンドル本体と、透明合成樹脂の成形品よりな
りハンドル本体の前面側に超音波溶着にて被着されるハ
ンドルカバーとを備え、ハンドルカバーは後面側にハン
ドルカバー自体で化粧模様が形成され、ハンドル本体
は、前面が露出面となる突台部と、ハンドルカバーが前
面側に被着されるカバー取付部とが並設され、カバー取
付部においてハンドルカバーを溶着する部位に段差を設
けてなるものであり、ハンドルカバーの後面側にハンド
ルカバー自体で形成されている化粧模様をハンドルカバ
ーの前方から視認できるので低コストで外観を向上でき
るという効果があり、しかも、カバー取付部にハンドル
カバーを溶着する際に溶けた部分がハンドルカバーの外
側にはみだすことを防止することが可能となるという効
果がある。
【0068】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記カバー取付部には前記段差を設けた部位に前記
ハンドルカバーを超音波溶着にて溶着するための溶着用
突起が設けられているので、前記溶着用突起が溶けた際
に外側にはみだすのを防止することが可能となるという
効果がある。
【0069】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記カバー取付部には複数の溶着用突起が前記ハン
ドルカバーが傾かないように配設してあるので、溶着時
に前記ハンドルカバーが傾くのを抑制することができ前
記各溶着用突起を均一に溶かすことが可能となり、前記
ハンドル本体に対する前記ハンドルカバーのがたつきを
防止することができるという効果がある。
【0070】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、前記ハンドルカバーの前面を前記突
台部の前面に揃えてあるので、前記ハンドル本体の前記
突台部の前面と前記ハンドルカバーの前面との間に段差
が形成されて外観が損なわれるのを防止することができ
るとともに、手触りが良くなるという効果がある。
【0071】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記ハンドル本体には、スイッチの
用途に応じた表記がなされたネームカードの前面を露出
させるカード取付窓が形成され、前記ハンドルカバー
は、前記カード取付窓に対応する部位にレンズ部が一体
に設けられ、前記レンズ部の後端部がカード取付窓に嵌
合する形状に形成されているので、前記ハンドルカバー
を前記ハンドル本体に超音波溶着する際に前記ハンドル
本体に対する前記ハンドルカバーの位置決めが容易にな
るとともに位置ずれを規制することができ、外観を向上
できるという効果がある。
【0072】請求項6の発明は、請求項1ないし請求項
5のいずれか1項に記載のスイッチ用ハンドルの製造方
法であって、前記ハンドル本体の前記カバー取付部の前
面側に前記ハンドルカバーを被せ、その後、前記ハンド
ル本体と前記カバー取付部とを超音波溶着にて結合する
ので、低コストで外観を向上したスイッチ用ハンドルを
提供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1における1個用のピアノハンドルを
示し、(a)は正面図、(b)は一部破断した右側面
図、(c)は要部説明図、(d)は他の要部説明図であ
る。
【図2】同上における1個用のピアノハンドルの背面図
である。
【図3】同上における1個用のピアノハンドルを示し、
(a)は下面図、(b)は(a)の要部Bの拡大図、
(c)は(a)の要部Cの拡大図である。
【図4】同上における1個用のピアノハンドルの断面図
である。
【図5】同上における1個用のピアノハンドルの分解斜
視図である。
【図6】同上における1個用のピアノハンドルの使用形
態における右側面図である。
【図7】同上における1個用のピアノハンドルのスイッ
チ本体への取付方の説明図である。
【図8】同上における1個用のピアノハンドルのハンド
ル本体を示し、(a)は正面図、(b)は下面図、
(c)は(b)の要部Dの拡大図、(d)は(b)の要
部Eの拡大図である。
【図9】同上における1個用のピアノハンドルのハンド
ルカバーを示し、(a)は正面図、(b)は左側面図、
(c)は一部破断した右側面図である。
【図10】同上における1個用のピアノハンドルのハン
ドルカバーの背面図である。
【図11】同上における1個用のピアノハンドルのハン
ドルカバーを示し、(a)は下面図、(b)は(a)の
要部Fの拡大図である。
【図12】同上における1個用のピアノハンドルのハン
ドルカバーの断面図である。
【図13】同上における1個用のピアノハンドルの他の
構成例を示す断面図である。
【図14】実施形態2における2個用のピアノハンドル
の使用形態における正面図である。
【図15】同上における2個用のピアノハンドルを示
し、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は右側面
図である。
【図16】同上における2個用のピアノハンドルの下面
図である。
【図17】同上における2個用のピアノハンドルの断面
図である。
【図18】同上における2個用のピアノハンドルの分解
斜視図である。
【図19】同上における2個用のピアノハンドルのハン
ドル本体を示し、(a)は正面図、(b)は下面図であ
る。
【図20】同上における2個用のピアノハンドルのハン
ドルカバーを示し、(a)は正面図、(b)は左側面
図、(c)は一部破断した右側面図、(d)は断面図で
ある。
【図21】同上における2個用のピアノハンドルのハン
ドルカバーの背面図である。
【図22】実施形態3における3個用のピアノハンドル
の使用形態における正面図である。
【図23】同上における3個用のピアノハンドルを示
し、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は右側面
である。
【図24】同上における3個用のピアノハンドルの下面
図である。
【図25】同上における3個用のピアノハンドルの断面
図である。
【図26】同上における3個用のピアノハンドルの分解
斜視図である。
【図27】同上における3個用のピアノハンドルのハン
ドル本体を示し、(a)は正面図、(b)は下面図であ
る。
【図28】同上における3個用のピアノハンドルのハン
ドルカバーを示し、(a)は正面図、(b)は左側面
図、(c)は一部破断した右側面図、(e)は断面図で
ある。
【図29】同上における3個用のピアノハンドルのハン
ドルカバーの背面図である。
【図30】従来例を示し、1個用のピアノハンドルを備
えたピアノハンドル式スイッチの分解斜視図である。
【図31】同上で1個用のピアノハンドルを用いる使用
形態での分解斜視図である。
【図32】同上で1個用のピアノハンドルを用いる使用
形態での正面図である。
【図33】同上の軸部近傍を示し、(a)はピアノハン
ドル取付前の断面図、(b)はピアノハンドル取付後の
断面図である。
【図34】同上に用いる1個用のピアノハンドルの正面
図である。
【図35】同上に用いる1個用のピアノハンドルの背面
図である。
【図36】同上に用いる2個用のピアノハンドルの正面
図である。
【図37】同上に用いる3個用のピアノハンドルの正面
図である。
【図38】同上に用いる他の1個用のピアノハンドルの
分解斜視図である。
【図39】同上に用いる他の1個用のピアノハンドルの
背面側から見た斜視図である。
【図40】同上に用いる他の1個用のピアノハンドルの
分解斜視図である。
【図41】同上に用いる他の2個用のピアノハンドルの
分解斜視図である。
【図42】同上に用いる他の2個用のピアノハンドルの
分解斜視図である。
【図43】同上に用いる他の1個用のピアノハンドルに
おけるカード取付ブロックの分解斜視図である。
【符号の説明】
2 ピアノハンドル 21 ハンドル本体 21d 突台部 21e カバー取付部 21f 段部 22 ハンドルカバー 22a 前壁 22b 周壁 22c 化粧模様
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢尾 和基 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 島 和義 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5G019 AM55 CP05 CP16 CP24 CX12 CY51 JJ03 JJ06 KK02 KK23 LL02 LL10 LL11 LL24 SK20 SY04 5G023 AA12 CA18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂の成形品よりなりるハンドル本
    体と、透明合成樹脂の成形品よりなりハンドル本体の前
    面側に超音波溶着にて被着されるハンドルカバーとを備
    え、ハンドルカバーは後面側にハンドルカバー自体で化
    粧模様が形成され、ハンドル本体は、前面が露出面とな
    る突台部と、ハンドルカバーが前面側に被着されるカバ
    ー取付部とが並設され、カバー取付部においてハンドル
    カバーを溶着する部位に段差を設けてなることを特徴と
    するスイッチ用ハンドル。
  2. 【請求項2】 前記カバー取付部には前記段差を設けた
    部位に前記ハンドルカバーを超音波溶着にて溶着するた
    めの溶着用突起が設けられてなることを特徴とする請求
    項1記載のスイッチ用ハンドル。
  3. 【請求項3】 前記カバー取付部には複数の溶着用突起
    が前記ハンドルカバーが傾かないように配設してあるこ
    とを特徴とする請求項2記載のスイッチ用ハンドル。
  4. 【請求項4】 前記ハンドルカバーの前面を前記突台部
    の前面に揃えてなることを特徴とする請求項1ないし請
    求項3のいずれかに記載のスイッチ用ハンドル。
  5. 【請求項5】 前記ハンドル本体には、スイッチの用途
    に応じた表記がなされたネームカードの前面を露出させ
    るカード取付窓が形成され、前記ハンドルカバーは、前
    記カード取付窓に対応する部位にレンズ部が一体に設け
    られ、前記レンズ部の後端部がカード取付窓に嵌合する
    形状に形成されてなることを特徴とする請求項1ないし
    請求項4のいずれかに記載のスイッチ用ハンドル。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれか1項
    に記載のスイッチ用ハンドルの製造方法であって、前記
    ハンドル本体の前記カバー取付部の前面側に前記ハンド
    ルカバーを被せ、その後、前記ハンドル本体と前記カバ
    ー取付部とを超音波溶着にて結合することを特徴とする
    スイッチ用ハンドルの製造方法。
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