JP2003248392A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003248392A
JP2003248392A JP2002047770A JP2002047770A JP2003248392A JP 2003248392 A JP2003248392 A JP 2003248392A JP 2002047770 A JP2002047770 A JP 2002047770A JP 2002047770 A JP2002047770 A JP 2002047770A JP 2003248392 A JP2003248392 A JP 2003248392A
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temperature
cleaning
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image forming
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JP2002047770A
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Hiroaki Sakai
宏明 酒井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】少なくとも一方が回転可能な定着手段100お
よび加圧手段110との間にニップNを形成し、未定着
のトナーを担持した記録材Pを前記ニップNに挿通し加
熱および加圧して前記未定着のトナーを前記記録材Pに
定着する定着装置11を備えた画像形成装置において、
効果的に加圧手段110上のトナーをクリーニングす
る。 【解決手段】加圧手段110の表面温度がトナーのガラ
ス転移温度以下になってから定着装置11を立上げ直し
てクリーニングを行う。クリーニング用のシートは定着
ニップN内でステップ送りを行う。自走両面機構を有す
る画像形成装置においては、1面目にクリーニングパタ
ーンを印字し、2面目で加圧手段110をクリーニング
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも一方が
回転可能な定着部材としての定着手段および加圧手段と
の間にニップを形成し、未定着のトナーを担持した記録
材を前記ニップに挿通し加熱および加圧して前記未定着
のトナーを前記記録材に定着する定着装置を備えた、電
子写真方式の複写機、レーザビームプリンタ等の画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の複写機、レーザビ
ームプリンタ等の画像形成装置における定着装置として
は、熱ローラ方式やオンディマンド方式のものが知られ
ている。
【0003】熱ローラ方式の定着装置は、加熱装置を有
する一対のローラ(定着ローラと加圧ローラ)を加圧当
接させ、このニップ内に紙等の記録材たるシートを通過
させることによってシート上のトナーを溶融させて定着
させるものである。
【0004】上述の一対のローラのうち、シート表面
(トナーを担持した側をいう)に接触する定着ローラ
は、その表面が離型性の良い材料で構成された円筒状の
ローラであり、内側に配置されたハロゲンヒータ(加熱
装置)によってトナーを加熱する。一方、シート裏面に
接触する加圧ローラは、芯金上に弾性層を設けて構成さ
れ、トナー層に適度な加圧を行う。
【0005】ここで、シート表面のトナーは、そのすべ
てが加熱溶融してシート表面に定着されるのが理想的で
あるが、溶けきらないコールドオフセット状態のトナ
ー、溶けすぎたホットオフセット状態のトナー、静電的
に定着ローラにオフセットしたトナー(以下「トナー汚
れ」という)等が存在するとこれらのトナー汚れは、定
着ローラと加圧ローラとのうちの離型性の悪い方のロー
ラ表面に付着してしまう。
【0006】加圧ローラに比べて定着ローラの離型性の
方が低い場合、定着ローラにトナー汚れが付着するが、
定着ローラは、画像形成中は常にトナー溶融温度に加熱
されているため、トナー汚れは溶融した状態となってお
り、次のシートがきたときにその表面のトナー像と混ざ
ってシートに移動するため、定着ローラが継続的に汚れ
ているという状態は存在しにくい。しかし、場合によっ
ては、トナー汚れが定着ローラ表面に存在することがあ
り、そのようなときは画像を汚してしまう可能性があ
る。
【0007】一方、定着ローラに比べて加圧ローラの離
型性が低い場合には、一旦、定着ローラにオフセットし
たトナー汚れは加圧ローラに移る。加圧ローラは定着ロ
ーラと比べて温度が低く、移動したトナー汚れは加圧ロ
ーラ上では必ずしも完全に溶融した状態では存在しな
い。また、加圧ローラにはシート表面のトナー像は接触
しないため、トナー汚れがトナー像に持っていかれるこ
とは少なく、一旦汚れると汚れが蓄積されていくといっ
た欠点があった。そして、加圧ローラ上にトナー汚れが
蓄積されると、加圧ローラの離型性が低下するためシー
ト(特にシートがOHPフィルムの場合)が加圧ローラ
に巻き付いたり、場合によっては蓄積されたトナー汚れ
が一気にシート裏面を汚したりするという問題があっ
た。
【0008】次に、オンディマンド(On Demand)方式
の定着装置は、上述の熱ローラ方式のものと比べ、クイ
ックスタート、省電力を可能にしたものである。オンデ
ィマンド方式では、熱ローラ方式におけるハロゲンヒー
タ及び定着ローラに代えて、セラミック等のヒータとポ
リイミド等の薄いフィルムを用いて定着装置の熱容量を
小さくすることにより、クイックスタート、省電力を可
能にしている。
【0009】このようなオンディマンド方式の定着装置
では熱容量が小さくて温度応答性が良いため、定着装置
を予熱する必要がなく、きめ細かな温度制御が可能であ
り、通紙時以外は定着装置への通電をオフすることがで
きるようになった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような熱ローラ方
式、あるいは、オンディマンド方式の定着装置におい
て、定着ローラ、もしくは定着フィルムにオフセットし
て加圧ローラに転移したトナー汚れは加圧ローラ上では
溶融しにくく、加圧ローラ上でほとんど固着した状態で
存在する。
【0011】このような状態では、プリント中に加圧ロ
ーラのトナー汚れはほとんどクリーニングすることがで
きず、たとえ特開平3−58074号公報で開示されて
いるクリーニングペーパー、すなわち、ベタ画像を定着
した紙でクリーニングを行っても、除去しきれなかっ
た。
【0012】なお、熱ローラ方式及びオンディマンド方
式のいずれの定着装置においても、クリーニングペーパ
ーを使用したクリーニングによると、あらかじめベタ黒
画像を印字しておいたクリーニングペーパーを通常印字
される面と逆向きに給紙して通紙しなければならず、操
作が面倒であるとか、間違えてクリーニングペーパーを
表裏逆向きにセットしてしまうという問題点を有してい
た。
【0013】そこで、本発明は、定着装置のクリーニン
グにクリーニングペーパーを使用することに起因する問
題をなくし、定着装置のトナー汚れを有効に除去するよ
うにした画像形成装置を提供することを目的とするもの
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする画像形成装置である。
【0015】(1)少なくとも一方が回転可能な定着部
材としての定着手段および加圧手段との間にニップを形
成し、未定着のトナーを担持した記録材を前記ニップに
挿通し加熱および加圧して前記未定着のトナーを前記記
録材に定着する定着装置を備えた画像形成装置におい
て、前記定着部材をクリーニングするクリーニングモー
ドを有し、前記クリーニングモードは前記定着部材の温
度がトナーのガラス転移温度以下の温度になってから実
行することを特徴とする画像形成装置。
【0016】(2)前記クリーニングモード時に、前記
回転可能な定着部材は、前記ニップにてシートを挟持
し、回転と停止とを繰り返しながら前記シートを搬送す
ることを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
【0017】(3)前記加圧手段に温度検知手段を有
し、前記温度検知手段の検知温度がトナーのガラス転移
温度以下の温度になったらクリーニングモードを実行す
ることを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
【0018】(4)前記定着手段に温度検知手段を有
し、前記温度検知手段の検知温度がトナーのガラス転移
温度以下の温度になったらクリーニングモードを実行す
ることを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
【0019】(5)前記定着手段に温度検知手段を有
し、前記温度検知手段の検知温度から前記加圧手段の表
面温度を予測し、前記加圧手段の表面温度がトナーのガ
ラス転移温度以下になったらクリーニングモードを実行
することを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
【0020】(6)シートの片面に加圧手段のクリーニ
ングパターンを印字するとともに、前記シートの裏面を
上に定着ニップに挿通することにより、前記クリーニン
グパターで前記加圧手段のクリーニングを行うことを特
徴とする(1)から(5)の何れかに記載の画像形成装
置。
【0021】(7)自動両面機構を備える画像形成装置
において、1面目に加圧手段のクリーニングパターンを
印字するとともに、前記自動両面機構を用いて2面目を
定着ニップに挿通することにより、前記クリーニングパ
ターで前記加圧手段のクリーニングを行うことを特徴と
する(1)から(5)の何れかに記載の画像形成装置。
【0022】(作 用)すなわち、上述の目的を達成す
るために、本発明においては、少なくとも一方が回転可
能な一対の定着部材(=定着手段と加圧手段)間にニッ
プを形成し、未定着のトナーを担持した記録材を前記ニ
ップに挿通し加熱して前記未定着のトナーを前記記録材
に定着する定着装置を具備した画像形成装置において、
前記定着部材をクリーニングするクリーニングモードを
有し、前記クリーニングモードは加圧手段(加圧ロー
ラ)表面温度がトナーのガラス転移温度以下の温度にな
ってから再び前記定着部材を加熱したあとに実行するこ
とを特徴とする。
【0023】前記クリーニングモード時において、前記
回転可能な定着部材は、前記ニップにてシートを挟持
し、回転と停止とを繰り返しながら前記シートを搬送す
ることを特徴とする。
【0024】自動両面装置を有する画像形成装置におい
て、前記クリーニングモード時にはシートの1面目にク
リーニングパターン(少なくとも加圧手段1周分に相当
するベタ画像)を形成するとともに、2面目は印字する
ことなく加圧手段のクリーニングを行うことを特徴とす
る。
【0025】前記自動両面装置を有する画像形成装置に
おいて、前記クリーニングモード時にはシートの1面目
にクリーニングパターン(少なくとも加圧手段1周分に
相当するベタ画像)を形成するとともに、前記回転可能
な定着部材は、2面目給送時に前記ニップにてシートを
挟持し、回転と停止とを繰り返しながら前記シートを搬
送することを特徴とする。
【0026】定着手段に関わる温度検知素子の検知温度
から、加圧手段表面の温度低下を予測して、クリーニン
グモード実行までの時間を決定することを特徴とする。
【0027】このように、加圧手段の温度がトナーのガ
ラス転移温度以下になるまで待つことにより、加圧手段
が収縮するとともに、加圧手段上に付着しているトナー
が硬化する。そして、再び立上げ直すことにより、加圧
手段が急激に膨張するため、加圧手段上のトナーが加圧
ローラの膨張に追従することができずに細かなひび割れ
が生じ、加圧手段から剥れやすくなる。その条件でシー
トをステップ送りするか、クリーニングペーパーを通紙
もしくはステップ送りすることで、加圧手段上に付着す
るトナーのクリーニング性能が大幅に向上するものであ
る。
【0028】要するに、本発明は、加圧手段の表面温度
がトナーのガラス転移温度以下になってから定着装置を
立上げ直してクリーニングを行う。クリーニング用のシ
ートはニップ内でステップ送りを行う。自走両面機構を
有する画像形成装置においては、1面目にクリーニング
パターンを印字し、2面目で加圧手段をクリーニングす
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
【0030】(第1の実施例) 1)画像形成装置例 図1に、本発明に係る画像形成装置、すなわち本発明に
係る定着装置を備えた画像形成装置を示す。同図は、本
発明に係る画像形成装置の一例としてのレーザビームプ
リンタの概略構成を示す縦断面図である。
【0031】ここで、以下の説明では、記録材のうち通
常の定着に使用するのを「記録材P」といい、定着部材
のクリーニングに使用するものを「シートP」といって
区別するものとする。
【0032】本例のレーザビームプリンタは、像担持体
としてドラム型の電子写真感光体(以下「感光ドラム」
という)1を備えている。感光ドラム1は、装置本体M
によって回転自在に支持されており、駆動手段(不図
示)によって矢印R1方向に所定のプロセススピードで
回転駆動される。
【0033】感光ドラム1の周囲には、その回転方向に
沿って順に、帯電ローラ(帯電装置)2、露光手段3、
現像装置4、転写ローラ(転写装置)5、クリーニング
装置6が配設されている。
【0034】また、装置本体Mの下部には、紙等の記録
材Pを収納した給紙カセット7が配置されており、記録
材Pの搬送経路に沿って順に、給紙ローラ15、搬送ロ
ーラ8−1、8−2、トップセンサ9、搬送ガイド1
0、本発明に係る定着装置11、搬送ローラ12、排紙
ローラ13、排紙トレイ14が配置されている。
【0035】次に、上述構成の画像形成装置の動作を説
明する。
【0036】駆動手段(不図示)によって矢印R1方向
に回転駆動された感光ドラム1は、帯電ローラ2によっ
て所定の極性、所定の電位に一様に帯電される。
【0037】帯電後の感光ドラム1は、その表面に対し
レーザ光学系等の露光手段3によって画像情報に基づい
た画像露光Lがなされ、露光部分の電荷が除去されて静
電潜像が形成される。
【0038】静電潜像は、現像装置4によって現像され
る。現像装置4は、現像ローラ4aを有し、この現像ロ
ーラ4aに現像バイアスを印加して感光ドラム1上の静
電潜像にトナーを付着させトナー像として現像(顕像
化)する。
【0039】トナー像は、転写ローラ5によって紙等の
記録材Pに転写される。記録材Pは、給紙カセット7に
収納されており、給紙ローラ15によって給紙され、搬
送ローラ8−1、8−2によって搬送され、トップセン
サ9を介して、感光ドラム1と転写ローラ5との間の転
写ニップ部に搬送される。このとき記録材Pは、トップ
センサ9によって先端が検知され、感光ドラム1上のト
ナー像と同期がとられる。転写ローラ5には、転写バイ
アスが印加され、これにより、感光ドラム1上のトナー
像が記録材P上の所定の位置に転写される。
【0040】転写によって表面に未定着トナー像を担持
した記録材Pは、搬送ガイド10に沿って定着装置11
に搬送され、ここで未定着トナー像が加熱、加圧されて
記録材P表面に定着される。なお、定着装置11につい
ては後に詳述する。
【0041】トナー像定着後の記録材Pは、搬送ローラ
12によって搬送され、排紙ローラ13によって装置本
体上面の排紙トレイ14上に排出される。
【0042】一方、トナー像転写後の感光ドラム1は、
記録材Pに転写されないで表面に残ったトナー(転写残
トナー)がクリーニング装置6のクリーニングブレード
6aによって除去され、次の画像形成に供される。
【0043】以上の動作を繰り返すことで、次々と画像
形成を行うことができる。
【0044】2)定着装置11 次に、図2を参照して、本発明に係る定着装置11の一
例について詳述する。なお、同図は、記録材Pの搬送方
向(矢印K方向)に沿った縦断面図である。同図に示す
定着装置11は、定着ローラ100と、加圧ローラ11
0と、定着ローラ100内に設けたハロゲンヒータ(定
着ヒータ)103と、加圧ローラ110内に設けたハロ
ゲンヒータ(加圧ヒータ)114と、定着ローラ100
および加圧ローラ110の温度を制御する温度制御手段
27と、クリーニングに使用する記録材Pの搬送を制御
する回転制御手段28とを主要構成部材として構成され
ている。
【0045】図2において定着ローラ100は、一例と
して、アルミニウムや鉄などの芯金101上にPFA、
PTFE等の離型性樹脂層102を設け、また、内部は
ヒータ103によって加熱されるようになっている。
【0046】定着ローラ100の温度は、該定着ローラ
100に当接される温度検知素子104(以後サーミス
タと記す)によって、該定着ローラ100の表面温度と
して検出され、温度制御回路によって定着ヒータ103
を断続的に作動させることで、上記表面温度は所定の温
度に制御される。
【0047】一方、上記定着ローラ100に圧接回転す
る加圧ローラ110は、一例として、アルミニウムや鉄
等の金属芯金111上に、耐熱性を有しかつ硬度の低い
シリコーンゴムやシリコーンスポンジ等の弾性層112
を設け、その表面にPFA、PTFE等の離型性の高い
樹脂による被覆層113を有した構造をなしており、内
部は加圧ヒータ114によって加熱されるようになって
いる。
【0048】加圧ローラ110の温度は、該加圧ローラ
110に当接されるサーミスタ115によって、該加圧
ローラ110の表面温度として検出され、温度制御回路
によってヒータ114を断続的に作動させることで、上
記表面温度は所定の温度に制御される。
【0049】また、トナー像を担持した記録材Pは、入
口ガイド105によって定着ローラ100と加圧ローラ
110の間のニップ部N(以下単に「ニップN」と記
す)に導かれる。このニップNにおける定着ローラ10
0の回転方向(すなはち、記録材Pの搬送方向)につい
ての幅(ニップ幅)をaとすると、ニップ幅aは、記録
材P上のトナーを好適に加熱、加圧することができる程
度に設定されている。
【0050】回転制御手段28は、定着ローラ100を
回転駆動するモータ29と、モータ29の回転を制御す
るCPU30とを有する。
【0051】温度制御手段27は、サーミスタ104、
115の検出する温度に基づいて、トライアック24
a、24bを制御し、定着ヒータ103、加圧ヒータ1
14に対する通電を制御するCPU23とを有する。
【0052】また、記録材PがニップNを通過するとき
にシワが発生しないように、前記定着ローラ100及び
加圧ローラ110の長手方向に適正な逆クラウン形状を
付けるとともに、入口ガイド105により定着ニップへ
の侵入位置を適正化することが一般的に行われている。
【0053】定着ニップにおいて加熱かつ加圧されてト
ナー像を固着した記録材Pは、定着ローラ分離爪106
あるいは、加圧ローラ分離爪107によりいずれかのロ
ーラから分離され、排紙ガイド108により排紙ローラ
109に導かれた後、装置外へ排出される。
【0054】3)定着装置11のクリーニング 次に、図3のフローチャートを参照して、定着装置11
のクリーニングについて説明する。なお、定着装置11
において、通常の定着を行うためのモードを「定着モー
ド」、クリーニングを行うためのモードを「クリーニン
グモード」というものとする。また、クリーニングモー
ドを実行する前の画像形成装置がヒータを駆動して温調
を行っている場合を「スタンバイ状態」、温調を行って
いない場合を「スリープ状態」というものとする。
【0055】まず、スタート状態(S1)では定着装置
11がスタンバイ状態である。この状態で、ユーザがク
リーニングが必要であると判断すると、装置本体Mの操
作パネルやホストコンピュータ(不図示)等からの信号
によって画像形成装置をクリーニングモードに切り換え
る(S2)。
【0056】そして、ヒータをOFFにする(S3)。
この場合、定着ヒータ103と加圧ヒータ114は同時
にOFF状態にするもので、画像形成装置がスリープ状
態にある場合は、両ヒータのOFF状態を継続する。
【0057】そして、加圧ローラのサーミスタ115の
検知温度Tpがガラス転移温度Tg以下であるかどうか
比較する(S4)。もし、TpがTg以下であれば、定
着ヒータ103を加圧ヒータ114を同時にONにする
(S5)。
【0058】そして、定着ローラのサーミスタ104の
検知温度Tfが所定温度Trに達したと判断した場合
(S6)、定着モータをR2方向へ回転させる(S
7)。これにより、加圧ローラ表面温度が急激に上昇す
るため、加圧ローラの弾性層112が急激に膨張する。
【0059】そして、定着ローラサーミスタ104の検
知温度Tfがクリーニングターゲット温度Ttに達した
場合(S8)、定着ヒータ103と加圧ヒータ114を
OFFにする(S9)とともに、クリーニング用シート
Pの給紙レディー(S11)として、定着ローラの回転
を継続する。定着ローラの表面温度がTtに達しない場
合は、ヒータONのまま定着ローラの回転を継続する
(S10)。
【0060】また、給紙レディー後は、定着ローラはク
リーニングモードのターゲット温度Ttとなるよう温調
を継続するものとする。このとき、クリーニングモード
時の定着ローラのターゲット温度Ttは、トナーの軟化
点もしくは融点以上であることが望ましい。
【0061】クリーニングモードの給紙レディーになっ
た画像形成装置ではクリーニング用のシートP(クリー
ニングに使用するシートPという意味であり、本実施例
では、普通の記録材Pと同じ。以下適宜「紙」とい
う。)の給紙を開始し(S12)、1枚の紙を画像形成
することなく白紙で定着装置11に送る。この場合、画
像形成して紙上に「クリーニングしました」等の記事を
入れて、ユーザに知らせるようにしてもよい。
【0062】ここで、紙の先端がニップNに到達する時
間は、紙の搬送速度と、紙の先端がトップセンサ9を通
過した時間とから算出することができ、また、同様にし
て紙の先端がニップNを出る時間も算出することができ
る。
【0063】なお、この紙の先端がニップNを出たか否
かの検出は、ニップ下流にセンサを配設することにより
紙先端を検出するようにしてもよい。紙の先端がニップ
Nを出たことを検出したときは(S13)、モータ29
を停止して定着ローラ100と加圧ローラ110との回
転を停止させ(S14)、タイマの時間tを0にセット
して、モータ停止状態のタイマカウントを開始する(S
15、S16)。
【0064】タイマの時間tが加圧ローラ110表面に
付着したトナー等を軟化させて紙に付着させることがで
きるまでの時間t1以上の加熱時間を経過したかどうか
を見る(S17)。
【0065】そして定着モータ29を起動して紙をニッ
プ幅a分だけ搬送すると(S18)、付着物は加圧ロー
ラ110表面から剥離して紙の裏面に転移する。
【0066】このように、紙の停止中に加圧ローラ11
0表面のトナーを軟化させることで、軟化トナーを紙の
凹凸に入り込ませ、紙に付着させることができる。
【0067】上述の、付着物の軟化、紙のニップ幅a分
の送りを、加圧ローラ110の1周分について繰り返す
ことで、加圧ローラ110表面全体をクリーニングする
ことができる。
【0068】本実施の形態では、S18で紙をニップ幅
a分だけ送った後、モータ29を停止して定着ローラ1
00及び加圧ローラ110の回転を停止させている(S
19)。そして、紙の後端がニップNに入るまではS1
5〜S20を繰り返す。
【0069】クリーニングに用いた紙の後端がニップN
に入ると(S20)、モータ29を正規の定速度で回転
させ(S21)、ニップNからの排紙が完了したと判断
されると(S22)、クリーニングモードを終了する
(S23)。
【0070】このクリーニングを終了するタイミング
は、紙後端がニップNに入ってからでなくても、加圧ロ
ーラ110表面全面が少なくとも一度はニップN中で停
止していればよい。
【0071】また、クリーニングモードが終了したら、
スタート時(S1)の状態に復帰する。画像形成装置が
スタンバイ状態から始まった場合は、クリーニングモー
ド終了後(S23)でスタンバイ状態に復帰し、スリー
プ状態から始まった場合はスリープ状態に復帰する。
【0072】3)トナーのガラス転移温度測定方法 次に、前述したトナーのガラス転移温度(Tg)を測定
する方法について説明する。ガラス転移温度の測定に
は、示差熱分析測定装置(DSC測定装置)、例えばDS
C-7(パーキンエルマー社製)やDSC2920(TAインスツ
ルメンツジャパン社製)を用い、ASTM D3418-82に準じ
て測定を行う。DSC曲線は、1回昇温、降温させ前履
歴を取った後、昇温速度10℃/minで昇温させた時
に測定されるDSC曲線を用いる。
【0073】試料:1〜10mg、好ましくは5mg 温度曲線:昇温I(20℃〜180℃、昇温速度10℃
/min) 降温I(180℃〜10℃、降温速度10℃/min) 昇温II(10℃〜180℃、昇温速度10℃/mi
n) 測定法:試料をアルミパン中にいれ、リファレンスとし
て空のアルミパンを用いる。
【0074】図4にDSC曲線とガラス転移温度の求め
方を示す。吸熱ピークが出る前のベースラインαと出た
後のべースラインβの中間点の線γと示差熱曲線との交
点Xをガラス転移温度Tgとした。
【0075】第1〜第5の実施例ではガラス転移温度約
60℃であるトナーを使用している。
【0076】4)具体例1 紙の搬送速度が200mm/sec、加圧ローラ110
の直径が40mm、加圧ローラの弾性層112の厚さが
4.5mm、ニップ幅aが7mm、トップセンサ9から
ニップ中心までの距離が230mmにそれぞれ設定され
ている画像形成装置の場合について、図3のフローチャ
ートに基づいて説明する。
【0077】クリーニングモードが設定されると、定着
ヒータ103、加圧ヒータ114をOFFにする。そし
て、加圧ローラサーミスタ115による加圧ローラ表面
の検出温度TpがTg(ここでは制御時の設定値を指
す)以下になるまで待機する。本具体例1ではTg=5
0℃に設定した。
【0078】スタンバイ状態からクリーニングモードを
選択すると待機時間が1時間程度となるが、スリープ状
態からの選択では待機時間はそれよりも短くなる。特
に、室温レベルまでTpの温度が下がった場合、最も効
果的にクリーニングを行うことができる。
【0079】TpがTg以下なると、定着ヒータ10
3、加圧ヒータ114をONにする。電力的な制約から
両ヒータを同時に点灯できない構成であれば、定着ヒー
タのみの点灯とする。
【0080】そして、定着ローラサーミスタ104の検
出温度TfがTr=150℃になるまで加熱されたとこ
ろで、定着ローラを回転させる。
【0081】そして、定着ローラ温度がクリーニングの
ターゲット温度Tt=190℃になったら給紙レディー
として給紙を開始する。ここで、定着ローラの回転は継
続したままTf=Tt(190℃)の状態になるように
温調する。
【0082】給紙開始後、紙はその先端がトップセンサ
9を通過した後、(230+3.5)/200秒後にニ
ップNから出始める(S13)この時点でモータ29を
停止させて紙をニップ内に滞留させる。この間も定着ロ
ーラはTt=190℃に温調されており、t1=1秒停
止後にモータを再起動して、ニップ幅aに等しい7mm
だけ紙を送る。その後、再度モータ29を停止させる。
【0083】このように、ニップ幅aだけ紙を搬送して
モータ29を停止するステップ送りの工程を加圧ローラ
110の1周分以上繰り返す。本具体例1の場合、加圧
ローラ110の外周は125.6mmであるので、18
回以上のステップ送りが必要となる。
【0084】紙の後端がニップNに入るとこのステップ
送りを終了して、定速で紙を搬送、排紙して停止させ
る。この方法で加圧ローラ110に付着したトナーは9
5%以上が除去され、残った5%についても、通常のプ
リント時に加圧ローラ110から剥れて紙に付着すると
いうことはなく、優れたクリーニング効果を得ることが
できた。
【0085】(第2の実施例)本実施例においては、第
1の実施例に加え、さらにクリーニング性を向上させる
ものである。本実施例で使用されるトナー、定着装置の
寸法関係は前述の実施例と同一のものとする。
【0086】1)画像形成装置 図5に本実施例の画像形成装置の断面図を示す。本実施
例の画像形成装置は、図1に示す画像形成装置に自動両
面装置が装着されたもので、それ以外の機能は図1の画
像形成装置と同一のものとする。よって、自動両面装置
の機能について以下に説明する。
【0087】両面プリントが要求された場合、1面目の
画像形成された紙が定着装置11を出ると、フラッパ3
1によって反転パス32に導かれる。反転ローラ33で
さらに搬送された後、後端検知センサ34で紙の後端を
検知すると、反転ローラ33を逆回転することにより、
紙をスイッチバックさせ、フラッパ35を切り換えて給
紙部へ向かう搬送路に紙を導く。
【0088】そして、搬送ローラ36−1、36−2に
よって搬送された後、搬送ローラ8−2を経て2面目の
画像形成を行う。2面目の画像形成が行われた紙が定着
装置11を出ると、フラッパ31によって排紙側搬送路
に導かれ、搬送ローラ12、排紙ローラ13を経て両面
プリントが完了する。
【0089】2)定着装置11のクリーニング 次に、図6のフローチャートを参照して、本実施例にお
ける制御を説明する。スタート状態(S1)から給紙レ
ディー(S11)までは第1の実施例と同様である。
【0090】給紙レディー(S11)後、給紙を開始し
て(S30)、1面目に図7に示すようなクリーニング
パターンを印字する(S31)。このとき、クリーニン
グパターンは搬送方向に対して反対にプリントする。こ
れは、両面パスで紙がスイッチバックする際、1面目の
後端が2面目の先端となって搬送されるためである。
【0091】また、加圧ローラ110から排紙ローラ1
09までの距離に相当する余白を1面後端(2面先端)
に設ける。これは、先端にベタ画像があると加圧ローラ
に巻き付きつくなどジャムの不具合が生じないようにす
るためである。
【0092】そして、反転パスに紙を搬送したあと(S
32)、2面目に画像形成することなく白紙で定着装置
11に紙を送る。この場合、画像形成して紙上に「クリ
ーニングしました」等の記事を入れて、ユーザに知らせ
るようにしてもよい。
【0093】そして、紙が排出されるまでS34からS
35を継続し、排紙が完了(S36)することで加圧ロ
ーラクリーニングが完了する。
【0094】加圧ローラのトナー汚れの状態が軽い場合
は、このようにクリーニングペーパーのステップ送りを
行わなくても95%以上のトナーをクリーニングするこ
とが可能である。
【0095】(第3の実施例)第1の実施例と第2の実
施例を組み合わせることにより、さらに加圧ローラクリ
ーニングの効果を得る実施例について以下に示す。
【0096】1)画像形成装置 画像形成装置は図5、定着装置は図2に示すものと同一
であり、クリーニングペーパーは図7と同様なものを使
用するものとする。
【0097】2)定着装置11のクリーニング 図8のフローチャートを参照して、本実施例における制
御を説明する。
【0098】スタート状態(S1)から給紙レディー
(S11)までは第1の実施例と同様である。給紙レデ
ィー(S11)後、給紙を開始して(S40)、1面目
に図7に示すようなクリーニングパターンを印字する
(S41)。
【0099】そして、反転パスに紙を搬送したあと(S
42)、2面目に画像形成することなく白紙で定着装置
11に紙を送る(S43)。この場合、画像形成して紙
上に「クリーニングしました」等の記事を入れて、ユー
ザに知らせるようにしてもよい。
【0100】ここで、紙の先端がニップNに到達する時
間は、紙の搬送速度と、紙の先端がトップセンサ9を通
過した時間とから算出することができ、また、同様にし
て紙の先端がニップNを出る時間も算出することができ
る。なお、この紙の先端がニップNを出たか否かの検出
は、ニップ下流にセンサを配設することにより紙先端を
検出するようにしてもよい。
【0101】紙の先端がニップNを出たことを検出した
ときは(S44)、2面目先端の余白分搬送してから
(S45)モータ29を停止して定着ローラ100と加
圧ローラ110との回転を停止させ(S46)、タイマ
の時間tを0にセットして、モータ停止状態のタイマカ
ウントを開始する(S47、S48)。
【0102】タイマの時間tが加圧ローラ110表面に
付着したトナー等を軟化させて紙に付着させることがで
きるまでの時間t1以上の加熱時間を経過したかどうか
を見る(S49)。
【0103】そして定着モータ29を起動して紙をニッ
プ幅a分だけ搬送すると(S50)、付着物は加圧ロー
ラ110表面から剥離して紙の裏面に転移する。
【0104】このように、紙の停止中に加圧ローラ11
0表面のトナーを軟化させることで、軟化トナーを紙の
凹凸に入り込ませ、紙に付着させることができる。
【0105】上述の、付着物の軟化、紙のニップ幅a分
の送りを、加圧ローラ110の1周分について繰り返す
ことで、加圧ローラ110表面全体をクリーニングする
ことができる。
【0106】本実施例では、S50で紙をニップ幅a分
だけ送った後、モータ29を停止して定着ローラ100
及び加圧ローラ110の回転を停止させている(S5
1)。そして、紙の後端がニップNに入るまではS47
〜S51を繰り返す。
【0107】クリーニングに用いた紙の後端がニップN
に入ると(S52)、モータ29を正規の定速度で回転
させ(S53)、ニップNからの排紙が完了したと判断
されると(S54)、クリーニングモードを終了する
(S55)。
【0108】このクリーニングを終了するタイミング
は、紙後端がニップNに入ってからでなくても、加圧ロ
ーラ110表面全面が少なくとも一度はクリーニングパ
ターン中で停止していればよい。
【0109】また、クリーニングモードが終了したら、
スタート時(S1)の状態に復帰する。つまり、画像形
成装置がスタンバイ状態から始まった場合は、クリーニ
ングモード終了後(S55)でスタンバイ状態に復帰
し、スリープ状態から始まった場合はスリープ状態に復
帰する。
【0110】3)具体例2 紙の搬送速度が200mm/sec、加圧ローラ110
の直径が40mm、加圧ローラの弾性層112の厚さが
4.5mm、ニップ幅aが7mm、トップセンサ9から
ニップ中心までの距離が230mm、定着ニップから排
紙ローラ109までの距離が40mmにそれぞれ設定さ
れており、自動両面装置を備える画像形成装置の場合に
ついて、図8のフローチャートに基づいて説明する。
【0111】クリーニングモードが設定されると、定着
ヒータ103、加圧ヒータ114をOFFにする。そし
て、加圧ローラサーミスタ115による加圧ローラ表面
の検出温度TpがTg(ここでは設定値を指す)以下に
なるまで待機する。本具体例1ではTg=50℃に設定
した。
【0112】スタンバイ状態からクリーニングモードを
選択すると待機時間が1時間程度となるが、スリープ状
態からの選択では待機時間はそれよりも短くなる。特
に、室温レベルまでTpの温度が下がった場合、最も効
果的にクリーニングを行うことができる。
【0113】TpがTg以下なると、定着ヒータ10
3、加圧ヒータ114をONにする。電力的な制約から
両ヒータを同時に点灯できない構成であれば、定着ヒー
タのみの点灯とする。そして、定着ローラサーミスタ1
04の検出温度TfがTr=150℃になるまで加熱さ
れたところで、定着ローラを回転させる。そして、定着
ローラ温度がクリーニングのターゲット温度Tt=19
0℃になったら給紙レディーとして給紙を開始する。こ
こで、定着ローラの回転は継続したままTt=190℃
の状態になるように温調する。
【0114】1面目給紙後、紙にはクリーニングパター
ンがプリントされる。このとき、1面後端(2面先端)
余白は50mmとして、クリーニングパターンは搬送方
向に130mm(約加圧ローラ1周分)の幅で印字し
た。そして、反転パスにおいて反転したクリーニングペ
ーパーは、前記パターン面を下(加圧ローラ側)にして
2面目の給紙が行われる。
【0115】2面目給紙開始後、紙はその先端がトップ
センサ9を通過した後、(230+3.5)/200秒
後にニップNから出始める(S44)。そして、50/
200秒後に2面目先端が排紙ローラに到達するととも
に、クリーニングパターンが定着ニップNに到達する
(S45)。
【0116】この時点でモータ29を停止させて紙をニ
ップ内に滞留させる。この間も定着ローラはTt=19
0℃に温調されており、t1=1秒停止後にモータを再
起動して、ニップ幅aに等しい7mmだけ紙を送る。そ
の後、再度モータ29を停止させる。このように、ニッ
プ幅aだけ紙を搬送してモータ29を停止するステップ
送りの工程を加圧ローラ110の1周分以上繰り返す。
本具体例1の場合、加圧ローラ110の外周は125.
6mmであるので、18回以上のステップ送りが必要と
なる。
【0117】紙の後端がニップNに入るとこのステップ
送りを終了して、定速で紙を搬送、排紙して停止させ
る。この方法で加圧ローラ110に付着したトナーは9
7%以上が除去され、残った3%についても、通常のプ
リント時に加圧ローラ110から剥れて紙に付着すると
いうことはなく、優れたクリーニング効果を得ることが
できた。
【0118】(第4の実施例) 1)画像形成装置 本実施例においては、加圧ローラの表面温度検知素子と
加圧ヒータを備えない定着装置を備えた画像形成装置に
おける実施例を示す。図9に示す定着装置の断面図は、
図2に示す定着装置における加圧ヒータ114、加圧ロ
ーラサーミスタ115、トライアック24bを備えてい
ないこと以外、寸法関係、機能は同等の構成であるとす
る。
【0119】2)定着装置11のクリーニング 図10・図11に示すフローチャートを参照して、本実
施例における制御を説明する。
【0120】まず、スタート状態(S1)では定着装置
11−2がスタンバイ状態である。この状態で、ユーザ
がクリーニングが必要であると判断すると、装置本体M
の操作パネルやホストコンピュータ(不図示)等からの
信号によって画像形成装置をクリーニングモードに切り
換える(S2)。
【0121】そして、ヒータをOFFにする(S3)。
スリープ状態にある場合は、ヒータのOFF状態を継続
する。そして、加圧ローラの表面温度Tpがガラス転移
温度Tg以下であるかどうかを定着ローラの表面温度T
fから経験的に予測する。
【0122】本実施例においては、定着ローラ表面の検
知温度が、150℃以上、100℃以上150℃未満、
50℃以上100℃未満の3段階から、ヒータのOFF
時間を決定する。つまり、Tfが150℃以上であれば
(S60)、ヒータOFF時間t2=60min(S6
1)、100℃以上150℃未満であれば(S62)、
t2=45min(S63)、50℃以上100℃未満
であれば(S64)、t2=30minとする(S6
5)。
【0123】そして、タイマを0にして(S66)、タ
イマスタート(S67)後、タイマ時間が設定値t2に
なったら(S68)ヒータONにする(S5)。ここ
で、ヒータOFF時間t2は、加圧ローラの熱容量、画
像形成装置の構成により異なるものであり、加圧ローラ
表面温度をTg以下まで冷却できる時間であれば良い。
よって、場合分けのステップ数も3段階に限ったもので
はなく、採用する定着装置の構成により任意に選択でき
る。
【0124】本実施例においては、第1の実施例で示し
た図3の加圧ローラ表面温度TpとTgの比較する部分
(S4)が、上述のS60〜S68で置き換えたもの
で、他の制御は全く同様に行うことが可能であるため、
説明を省略する。
【0125】また、第2、3の実施例における図6、8
のS4も同様にS60〜S68で置き換え可能である。
このように、加圧ローラ表面温度の検出手段を備えてい
ない場合でも、定着ローラの表面温度から加圧ローラの
表面温度を経験的に予測することが可能である。
【0126】(第5の実施例)本実施例においては、オ
ンディマンド定着装置を備えた画像形成装置における実
施例を示す。
【0127】1)定着装置 画像形成装置は第1の実施例と同様な構成であり、図1
に示す断面図で説明する。定着装置については、図12
を参照して、本発明に係るオンディマンド定着装置11
−3の一例について詳述する。なお、同図は、記録材P
の搬送方向(矢印K方向)に沿った縦断面図である。
【0128】同図に示す定着装置11−3は、フィルム
状の定着回転体である定着フィルム25と、定着フィル
ム25に当接された定着回転体としての加圧ローラ26
と、定着フィルム25を介してトナーを加熱するセラミ
ックヒータ(ヒータ)20と、セラミックヒータ20の
温度を制御する温度制御手段27と、クリーニングに使
用する記録材Pの搬送を制御する回転制御手段28とを
主要構成部材として構成されている。
【0129】セラミックヒータ20は、抵抗発熱体であ
り、アルミナ等の耐熱性の基材20a上に例えば印刷に
よって抵抗体パターン20bを形成し、その表面をガラ
ス層20cで被覆したものであり、記録材Pの搬送方向
(矢印K方向)に向かっての左右方向(すなわち、紙面
垂直方向)に長く、すなわち、記録材Pの幅よりも長く
形成されている。
【0130】セラミックヒータ20は、装置本体Mに取
り付けられたヒータホルダ22によって支持されてい
る。ヒータホルダ22は、耐熱樹脂によって半円状に形
成された部材であり、次の定着フィルム25の回転をガ
イドするガイド部材としても作用する。
【0131】定着フィルム25は、熱容量が加圧ローラ
26よりも小さい。定着フィルム25は、ポリイミド等
の耐熱樹脂を円筒状に形成したものであり、表面にフッ
素樹脂などの離型層が設けられている。
【0132】定着フィルム25は、総厚100μm以下
であり、上述のセラミックヒータ20及びヒータホルダ
22に遊嵌されている。定着フィルム25は、後述の加
圧ローラ26によってセラミックヒータ20に押し付け
られており、これにより定着フィルム25の裏面がセラ
ミックヒータ20の下面に当接されるようになってい
る。定着フィルム25は、加圧ローラ26の矢印R26
方向の回転により記録材Pが矢印K方向に搬送されるの
に伴って矢印R3方向に回転されるように構成されてい
る。
【0133】なお、定着フィルム25の左右の両端部
は、ヒータホルダ22のガイド部(不図示)によって規
制されており、セラミックヒータ20の長手方向にずれ
ないようになっている。
【0134】また、定着フィルム25の内面には、セラ
ミックヒータ20やヒータホルダ22との間の摺動抵抗
を低減するためにグリースを塗布してある。
【0135】加圧ローラ26は、金属製の芯金26aの
外周面に、シリコーンゴム等の弾性を有する耐熱性の離
型層26bを設けたものであり、離型層26bの外周面
により下方から定着フィルム25をセラミックヒータ2
0に押し付けて、定着フィルム25との間に定着ニップ
Nを形成している。このニップNにおける、加圧ローラ
26の回転方向(すなわち、記録材Pの搬送方向)につ
いての幅(ニップ幅)をaとすると、このニップ幅a
は、記録材P上のトナーを好適に加熱、加圧することが
できる程度に設定されている。
【0136】回転制御手段28は、加圧ローラ26を回
転駆動するモータ29と、モータ29の回転を制御する
CPU30とを有する。モータ29としては、例えばス
テッピングモータ等を使用することができ、加圧ローラ
26の回転を矢印R26方向に連続的に行う外、所定の
角度ずつ断続的に行うことも可能である。つまり、加圧
ローラ26の回転と停止とを繰り返しながら、後述のシ
ートPをステップ送りすることもできる。
【0137】温度制御手段27は、セラミックヒータ2
0の裏面に取り付けられた温度検知手段であるサーミス
タ21と、サーミスタ21が検出するセラミックヒータ
20の温度に基づいてトライアック24を制御し、セラ
ミックヒータ20に対する通電を制御するCPU23と
を有する。
【0138】上述のように、定着装置11−3は、加圧
ローラ26の矢印R26方向の回転により未定着トナー
を担持している記録材PをニップNにて挟持搬送しつ
つ、セラミックヒータ20によってシート上のトナーを
加熱する。この際、回転制御手段28によって加圧ロー
ラ26の回転を制御することにより、シートPの送りを
適宜に制御することができ、また、温度制御手段27に
よってセラミックヒータ20の温度を適宜に制御するこ
とができるものである。
【0139】2)定着装置11のクリーニング 次に、図13のフローチャートを参照して、定着装置1
1−3のクリーニングについて説明する。なお、定着装
置11−3において、通常の定着を行うためのモードを
「定着モード」、クリーニングを行うためのモードを
「クリーニングモード」というものとする。
【0140】まず、スタート状態(S71)では定着装
置11−3が待機状態である。オンディマンド定着装置
の場合、待機状態ではヒータに通電していないため、こ
の状態でユーザがクリーニングが必要であると判断する
と、装置本体Mの操作パネルやホストコンピュータ(不
図示)等からの信号によって画像形成装置をクリーニン
グモードに切り換える(S72)。
【0141】そして、サーミスタ21の検知温度Tsが
トナーのガラス転移温度Tg以下であるかどうか比較す
る(S73)。もし、TsがTg以下であれば、セラミ
ックヒータ20をONする(S74)。
【0142】そして、サーミスタ21の検知温度Tsが
所定温度Trに達したと判断した場合(S75)、定着
モータ29を回転させる(S76)。これにより、加圧
ローラ26の表面温度が急激に上昇するため、加圧ロー
ラの弾性層26bが急激に膨張する。
【0143】そして、サーミスタ21の検知温度Tsが
クリーニングターゲット温度Ttに達した場合(S7
7)ヒータ20をOFFにする(S78)とともに、ク
リーニング用シートPの給紙レディー(S80)とし
て、加圧ローラ26の回転を継続する。
【0144】サーミスタ21の検知温度がTtに達しな
い場合は、セラミックヒータONのまま定着フィルムと
加圧ローラの回転を継続する(S79)。また、給紙レ
ディー後は、サーミスタ20の検知温度はクリーニング
のターゲット温度Ttとなるよう温調を継続する。
【0145】給紙レディーになったら給紙を開始し(S
81)、1枚の紙を画像形成することなく白紙で定着装
置11−3に送る。この場合、画像形成して紙上に「ク
リーニングしました」等の記事を入れて、ユーザに知ら
せるようにしてもよい。
【0146】ここで、紙の先端がニップNに到達する時
間は、紙の搬送速度と、紙の先端がトップセンサ9を通
過した時間とから算出することができ、また、同様にし
て紙の先端がニップNを出る時間も算出することができ
る。
【0147】なお、この紙の先端がニップNを出たか否
かの検出は、ニップ下流にセンサを配設して、これによ
り紙先端を検出するようにしてもよい。紙の先端がニッ
プNを出たことを検出したときは(S82)、モータ2
9を停止して定着フィルム25と加圧ローラ26との回
転を停止させ、セラミックヒータ20(以下適宜「ヒー
タ20」という)への通電をONし(S83)、タイマ
の時間tを0にセットして、ニップ内でのヒータ20に
よる加熱を開始する(S84、S85)。
【0148】モータ29の停止(すなわち、定着フィル
ム25と加圧ローラ26との回転の停止)と同時に、タ
イマのカウントを開始する。タイマの時間tが、加圧ロ
ーラ26表面に付着したトナー等を軟化させて紙に付着
させることができるまでの時間t1以上の加熱時間を経
過したかどうかを見る(S86)。あるいは、サーミス
タ21が検出するヒータ20の温度が所定の温度を超え
たことで判断してもよい。この所定温度としては、トナ
ーの軟化点又は融点が好ましい。
【0149】こうして一旦、加圧ローラ表面の付着物を
軟化させた後に、モータ29を起動して紙をニップ幅a
分だけ搬送すると(S87)、付着物は、加圧ローラ2
6表面から剥離して紙の裏面に転移する。
【0150】このように、紙の停止中に加圧ローラ26
表面のトナーを軟化させることで、軟化トナーを紙の凹
凸に入り込ませ、紙に付着させることができる。
【0151】上述の、付着物の軟化、紙のニップ幅a分
の送りを、加圧ローラ26の1周分について繰り返すこ
とで、加圧ローラ26表面全体をクリーニングすること
ができる。
【0152】本実施の形態では、S87で紙をニップ幅
a分だけ送った後、モータ29を停止して加圧ローラ2
6及び定着フィルム25の回転を停止させている(S8
8)。そして、紙の後端がニップNに入るまではS84
〜S89を繰り返す。
【0153】クリーニングに用いた紙の後端がニップN
に入ると(S89)、モータ29を正規の定速度で回転
させ(S90)、ニップNからの排紙が完了したと判断
されると(S91)、クリーニングモードを終了する
(S92)。このクリーニングを終了するタイミング
は、紙後端がニップNに入ってからでなくても、加圧ロ
ーラ26表面全面が少なくとも一度はニップN中で停止
していればよい。
【0154】3)具体例3 次に、本実施例の具体例を示す。
【0155】紙の搬送速度が50mm/秒、加圧ローラ
26の直径が25mm、加圧ローラ26の離型層26b
のゴム厚が3mm、ニップ幅aが5mm、トップセンサ
9からニップ中心までの距離が150mmにそれぞれ設
定された画像形成装置の場合を例に説明する。
【0156】通常のプリント時には、ヒータ20は、1
50℃から190℃の間で制御される。これは、加圧ロ
ーラ26の冷えている状態に対してはヒータ20を高温
に維持し、逆に、加圧ローラ26が暖まった状態に対し
てはヒータ20を低温に制御することで、紙に対する熱
供給を一定にするためである。
【0157】図13のフローチャートに基づいて説明す
ると、給紙開始後、紙は、その先端がトップセンサ9を
通過した後、(150+2.5)/50秒後にニップN
から出始める(S72)。
【0158】この時点で、モータ29を停止させて紙を
ニップ内で滞留させ、この状態で加熱を開始する。加熱
制御温度はトナーの軟化点よりも高温の190℃とし、
1秒通電後にモータ29を再度起動して、ニップ幅aに
等しい5mmだけ紙を送る。その後再度モータ29を停
止させる。
【0159】このような、ニップ幅aだけ紙を搬送して
モータ29を停止するステップ送りの工程を加圧ローラ
26の1周分以上繰り返す。
【0160】本具体例3の場合、加圧ローラ26の外周
は78.5mmであるので、16回以上のステップ送り
が必要となる。
【0161】本実施例では、オンディマンド定着装置を
用いた場合の加圧ローラクリーニングについて、第1の
実施例と同様な制御方法について説明したが、第2、第
3の実施例のように、自動両面装置を備える画像形成装
置についても同様に応用可能である。
【0162】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
加圧手段の表面温度がトナーのガラス転移温度以下にな
るまで下がることにより、加圧手段の収縮と同時に加圧
手段表面に付着するトナーを固化させるとともに、再加
熱後に加圧手段の膨張させることにより、加圧手段表面
に付着するトナーを剥れやすくする。
【0163】その状態において、クリーニング用のシー
トを定着ニップに挿通させるとともに、加熱しながらス
テップ送りを行うことで、加圧手段表面上のトナーをシ
ートに付着させてクリーニングを行うものである。
【0164】また、自動両面装置を備える画像形成装置
においては、1面目にクリーニングパターンをプリント
した後、2面目に加圧手段のクリーニングを行うもので
あり、加圧手段表面を簡単な構成で良好にクリーニング
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例における画像形成装置の断面
図。
【図2】 第1の実施例における定着装置の断面図。
【図3】 第1の実施例のクリーニング動作を示すフロ
ーチャート。
【図4】 DSC曲線とトナーのガラス転移温度の測定
方法を示す図。
【図5】 第2の実施例における画像形成装置の断面
図。
【図6】 第2の実施例のクリーニング動作を示すフロ
ーチャート。
【図7】 クリーニングに使用する印字パターンを示す
図。
【図8】 第3の実施例のクリーニング動作を示すフロ
ーチャート。
【図9】 第4の実施例における定着装置の断面図。
【図10】 第4の実施例のクリーニング動作を示すフ
ローチャート(その1)。
【図11】 第4の実施例のクリーニング動作を示すフ
ローチャート(その2)。
【図12】 第5の実施例における定着装置の断面図。
【図13】 第5の実施例のクリーニング動作を示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
1‥‥像担持体(感光ドラム) 11‥‥定着装置 23‥‥CPU 24‥‥トライアック 27‥‥温度制御手段 28‥‥回転制御手段 30‥‥CPU 100‥‥定着ローラ 103‥‥定着ヒータ 104‥‥定着サーミスタ 110‥‥加圧ローラ 114‥‥加圧ヒータ 115‥‥加圧サーミスタ N‥‥ニップ P‥‥記録材、クリーニング用のシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA12 DC05 DE07 EA12 EC03 EC06 EE01 EE04 EE07 EF04 EF15 FA37 HB16 HB19 2H028 BA06 BA16 BB04 BB06 2H033 AA08 AA36 AA46 BA11 BA30 BA32 BA59 BB33 BB37 BE03 CA03 CA05 CA07 CA22 CA37 CA40

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一方が回転可能な定着部材とし
    ての定着手段および加圧手段との間にニップを形成し、
    未定着のトナーを担持した記録材を前記ニップに挿通し
    加熱および加圧して前記未定着のトナーを前記記録材に
    定着する定着装置を備えた画像形成装置において、 前記定着部材をクリーニングするクリーニングモードを
    有し、 前記クリーニングモードは前記定着部材の温度がトナー
    のガラス転移温度以下の温度になってから実行すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記クリーニングモード時に、前記回転可
    能な定着部材は、前記ニップにてシートを挟持し、回転
    と停止とを繰り返しながら前記シートを搬送することを
    特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記加圧手段に温度検知手段を有し、前記
    温度検知手段の検知温度がトナーのガラス転移温度以下
    の温度になったらクリーニングモードを実行することを
    特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記定着手段に温度検知手段を有し、前記
    温度検知手段の検知温度がトナーのガラス転移温度以下
    の温度になったらクリーニングモードを実行することを
    特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記定着手段に温度検知手段を有し、前記
    温度検知手段の検知温度から前記加圧手段の表面温度を
    予測し、前記加圧手段の表面温度がトナーのガラス転移
    温度以下になったらクリーニングモードを実行すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】シートの片面に加圧手段のクリーニングパ
    ターンを印字するとともに、前記シートの裏面を上に定
    着ニップに挿通することにより、前記クリーニングパタ
    ーで前記加圧手段のクリーニングを行うことを特徴とす
    る請求項1から5の何れかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】自動両面機構を備える画像形成装置におい
    て、1面目に加圧手段のクリーニングパターンを印字す
    るとともに、前記自動両面機構を用いて2面目を定着ニ
    ップに挿通することにより、前記クリーニングパターで
    前記加圧手段のクリーニングを行うことを特徴とする請
    求項1から5の何れかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018017885A (ja) * 2016-07-28 2018-02-01 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2019101190A (ja) * 2017-11-30 2019-06-24 キヤノン株式会社 画像形成装置

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