JP2003247293A - ボイド保持装置 - Google Patents

ボイド保持装置

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JP2003247293A
JP2003247293A JP2002048204A JP2002048204A JP2003247293A JP 2003247293 A JP2003247293 A JP 2003247293A JP 2002048204 A JP2002048204 A JP 2002048204A JP 2002048204 A JP2002048204 A JP 2002048204A JP 2003247293 A JP2003247293 A JP 2003247293A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、ボイドの寸法にかかわりなく、
ボイドの浮き上がりを防止し、所定の位置に保持する簡
易な手段を提供することを課題とするものである。 【解決手段】 基板1に山状の屈曲部を複数有する吊筋
2を複数平行に配設し、前記吊筋の各屈曲部3の頂部下
側にトラス4の上端筋5を固着し、前記トラス4の下端
筋7は前記基板1の上方に位置させ、前記吊筋2の屈曲
部間にボイド10を配設した床構造材において、前記ボ
イド10の位置を保持するために、前記隣接するトラス
の上端筋間に前記ボイド10の下側を保持する下側保持
部材11を配設し、前記隣接するトラスの上端筋5と下
端筋7との間に前記ボイド10の上側を保持する上側保
持部材12、13を配設してボイド保持装置を構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンクリートスラブ
を軽量化するために床構造材に取り付けるボイドの位置
を保持するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来コンクリートスラブの軽量化や配線
等のために床構造材にボイドを取り付ける場合、ボイド
を線材や番線などで締結して固定している。係る問題点
を解消するものとして、先に出願人はボイドを断面楕円
形として上下寸法を可及的に大きくとり、配力下端筋と
配力上端金とで上下を押さえてボイドの浮き上がりを防
止するようにしたものを提案した(特願2001−21
4676)しかしながら、上記発明の実効を得るために
はボイドの寸法が制約されるため、ボイドの位置を保持
するための簡易な補助手段が望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ボイドの
寸法にかかわりなく、ボイドの浮き上がりを防止し、所
定の位置に保持する簡易な手段を提供することを課題と
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、基板に山状
の屈曲部を複数有する吊筋を複数平行に配設し、前記吊
筋の各屈曲部の頂部下側にトラスの上端筋を固着し、前
記トラスの下端筋は前記基板の上方に位置させ、前記吊
筋の屈曲部間にボイドを配設した床構造材において、前
記ボイドの位置を保持するために、前記隣接するトラス
の上端筋間に前記ボイドの下側を保持する下側保持部材
を配設し、前記隣接するトラスの上端筋と下端筋との間
に前記ボイドの上側を保持する上側保持部材を配設して
ボイド保持装置を構成したものである。前記上側保持部
材は、ボイドを挟んで隣接する一方のトラスの上端筋と
他方のトラスの下端筋との間に配設する第一の上側保持
部材と、ボイドを挟んで隣接する一方のトラスの下端筋
と他方のトラスの上端筋との間に配設する第二の上側保
持部材とを組合せて配設することが好ましい(請求項
2)。そして、前記上側保持部材はバネ鋼とし、上端筋
及び下端筋に弾性的に係止させるようにすると施工が容
易である(請求項3)。尤も、上下の保持部材の材質は
金属のほか合成樹脂とすることもできる。前記ボイド
は、スラブの軽量化目的の場合は断面楕円形の発泡スチ
ロールが好ましいが、形状、材質に制約はなく、鋼管を
用いることもできる。
【0005】
【作用】この発明において、ボイドの下側は下側保持部
材によって保持され、ボイドの上側は上側保持部材によ
って保持されるので、ボイドは上下の保持部材によって
挟み込まれ、コンクリート打設時に浮き上がることがな
い。特に、請求項の発明においては第一の上側保持部材
によってボイドの上側一側が保持され、第二の上側保持
部材によってボイドの上側他側が保持されることとな
り、ボイドの横方向の移動も阻止される。また、上下の
保持部材を上端筋又は下端筋に係止させて取り付けるも
のとすれば、取り付けが容易であり作業性が向上する。
【0006】
【発明の実施の形態】図において、鉄板1の上面に吊筋
2が複数等間隔かつ平行に配設してある。この吊筋2に
は山状の屈曲部3が複数等間隔で形成してあり、この屈
曲部3の各頂部3aの下側に前記吊筋2と直角に配設さ
れたトラス4の上端筋5が固着してある。このトラス4
は、上端筋5とラチス筋6、下端筋7で構成してあり、
前記下端筋7は前記鉄板1の上方に位置しコンクリート
の被りが得られるようにしてある。図中符号8は前記ト
ラスの上端筋5の上側に配設される配力上端筋、9はト
ラスの下端筋7の上側に配設される配力下端筋であり、
配力下端筋9はボイド配設前に、配力上端筋8はボイド
の配設後にそれぞれ配設する。
【0007】前記吊筋2の屈曲部3の間に、ボイド10
が配設してある。このボイド10は縦長の断面楕円形で
あり発泡スチロール製としてある。前記ボイド10は下
側保持部材11、第一の上側保持部材12、第二の上側
保持部材13によって保持されている。図1において
は、左側から下側保持部材11、第一の上側保持部材、
第二の上側保持部材の順で配置してあるが、その順序は
問わない。
【0008】前記下側保持部材11は線材であって、図
2に示すように、トラス4の上端筋5の上側に係止する
頂部11aとボイド10の下側を保持する低部11bを
有し、前記頂部11aを上端筋5に係止させることによ
ってトラスに取り付けられている。前記低部11bは、
前記ボイド10の下端部及び下部両側面に沿って湾曲し
ており、ボイド10の下端部及び下部両側を保持し得る
ようにしてある。
【0009】前記第一の上側保持部材12はバネ鋼製で
あって、図3における左側のトラス4aの上端筋5a
と、これに隣接するトラス4bの下端筋7bとの間に配
設してある。この第一の上側保持部材12の一端には前
記上端筋5aの下側に係止する鉤状の係止部12aが、
他端には前記下端筋7bの下側に係止する鉤状の係止部
12bが形成してあり、中間部12cはボイド10の上
端部及び上部一側(トラス4b側)に沿って湾曲し、ボ
イド10の上端部及び上部一側を保持し得るようにして
ある。
【0010】前記第二の上側保持部材13もバネ鋼製で
あって、前記第一の上側保持部材とは逆に、図4におけ
る左側のトラス4aの下端筋7aと、これに隣接するト
ラス4bの上端筋5bとの間に配設してある。この第二
の上側保持部材13の一端には前記下端筋7aの下側に
係止する鉤状の係止部13aが、他端には前記上端筋5
bの下側に係止する鉤状の係止部13bが形成してあ
り、中間部13cはボイド10の上端部及び上部一側
(トラス4a側)に沿って湾曲し、ボイド10の上端部
及び上部一側を保持し得るようにしてある。なお、前記
第一、第二の上側保持部材は同一の部材であって、取り
付け方向を反対にしたものである
【0011】この実施形態のボイド保持装置を施工する
場合、まず下側保持部材11を所定の位置に配設する。
この配設作業は、トラス4の上方から下側保持部材11
を落しこみ、頂部11aを上端筋5に係止させればよ
い。次いで、前記下側保持部材11の低部11bにボイ
ド10を載せる。その後第一、第二の上側保持部材1
2、13の係止部を所定の上端筋及び下端筋に係止させ
る。ここで、第一、第二の上側保持部材はバネ鋼である
から、始めにその一端を下端筋に係止した後、他端を上
端筋に係死させる手順をとることにより、容易に取り付
けることができる。また、バネ鋼であるから予め中間部
を湾曲に成形しておかなくとも、両端を係止させること
により中間部は自然とボイドの周面に沿って変形する。
【0012】上記実施形態によれば、ボイドの下部は下
部保持部材によって保持され、ボイドの上部は上部保持
部材によって保持されるので、ボイドの上下は両保持部
材によって固定され、その浮き上がりは阻止される。加
えて、下部保持部材はボイドの下面に沿って湾曲させ、
上部保持部材はボイドの上部一側を保持する第一の上部
保持部材と、ボイドの上部他側を保持する第二の上部保
持部材とで構成したので、ボイドは下部においては下端
部と下部両側が下部保持部材によって保持され、上部に
おいては上端部と上部両側が上部保持部材によって保持
されることとなり、結局ボイドはほぼ全周に亘って保持
部材によって保持されるので、浮き上がりのみならず横
位置の移動も阻止される。したがって、コンクリート打
設時におけるボイドの移動は可及的に防止され、ボイド
の設計通りの配置が可能となる。
【0013】なお、この発明において、下部保持部材の
形状は実施形態に示すものの他、例えばボイドの下端と
両側上下中間部を保持する方形枠状のものとしたり、下
部両側のみを保持するV字状のものとすることも可能で
ある(図5)。また、上側保持部材も1本でボイドの上
部両側を保持できるように中間部を逆U字状とすること
も可能である。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、ボイドの上下を保持
部材で保持してボイドを固定することができるので、コ
ンクリート打設時におけるボイドの浮き上がり等を防止
することができる。そして、上下の保持部材はいずれも
トラスに係止して取り付けるものであるから、取り付け
作業が容易であり、作業性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態1の正面図である。
【図2】 同じく下側保持部材を示す図1のA−A断面
図である。
【図3】 同じく第一の上側保持部材を示す図1のB−
B断面図である。
【図4】 同じく第二の上側保持部材を示す図1のC−
C断面図である。
【図5】 保持部材の別の態様を示す図である。
【符号の説明】
1 鉄板 2 吊筋 3 屈曲部 4 トラス 5 上端筋 6 ラチス筋 7 下端筋 8 配力上端筋 9 配力下端筋 10 ボイド 11 下側保持部材 12 第一の上側保持部材 13 第二の上側保持部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に山状の屈曲部を複数有する吊筋を
    複数平行に配設し、前記吊筋の各屈曲部の頂部下側にト
    ラスの上端筋を固着し、前記トラスの下端筋は前記基板
    の上方に位置させ、前記吊筋の屈曲部間にボイドを配設
    し、前記隣接するトラスの上端筋間に前記ボイドの下側
    を保持する下側保持部材を配設し、前記隣接するトラス
    の上端筋と下端筋との間に前記ボイドの上側を保持する
    上側保持部材を配設した、ボイド保持装置
  2. 【請求項2】上側保持部材は、隣接する一方のトラスの
    上端筋と他方のトラスの下端筋との間に配設する第一の
    上側保持部材と、隣接する一方のトラスの下端筋と他方
    のトラスの上端筋との間に配設する第二の上側保持部材
    とを組合せて配設した、請求項1記載のボイド保持装置
  3. 【請求項3】 上側保持部材はバネ鋼とし、上端筋及び
    下端筋に弾性的に係止した、請求項1又は2に記載のボ
    イド保持装置
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