JP2003246516A - シート体巻取り装置 - Google Patents

シート体巻取り装置

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JP2003246516A JP2002051723A JP2002051723A JP2003246516A JP 2003246516 A JP2003246516 A JP 2003246516A JP 2002051723 A JP2002051723 A JP 2002051723A JP 2002051723 A JP2002051723 A JP 2002051723A JP 2003246516 A JP2003246516 A JP 2003246516A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート体の引き出し時の負荷を大きくするこ
となくシート体巻取り時の衝撃を効果的に緩和する。 【解決手段】 トノカバー装置10は、カバー材15
と、開口部12aが形成されこの開口部12aを介して
引き出し可能にカバー材15を巻取り収納する収納ケー
ス11とを有する。収納ケース11は、カバー材15の
巻取り側端部が固着されてカバー材15の巻取り方向に
付勢されている巻取り軸を有する。カバー材15の引き
出し側端部にはボード16が固着され、カバー材15が
巻き取られた状態ではボード16は収納ケース11の外
部に残される。ボード16には、カバー材15の巻取り
時に収納ケース12の受け部材14に当接し、カバー材
15の巻取り動作を伴ってカバー材15の巻取り速度を
減速するダンパ20が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用のサンシ
ェード、トノカバー、あるいは画像投射用のスクリーン
などのシート体を引き出し可能に巻取り収納するシート
体巻取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車などの室内には、室内に入
射する外光を遮るためのサンシェードや、荷室内の荷物
を覆うためのトノカバーといったシート体が装備されて
いることが多い。また、プロジェクタ装置で画像を投射
する際にはスクリーンが用いられる。これらは、非使用
時に邪魔にならないように、巻取り機構を備えた収納ケ
ース内に収納され、必要に応じて収納ケースから引き出
して使用するといった、シート体巻取り装置の形態とさ
れている。
【0003】この種の従来のシート体巻取り装置は、一
般に、シート体と、このシート体を巻き取った状態で収
納する筒状の収納ケースとを有している。収納ケースの
内部には、シート体の一端縁部が固着された巻取り軸が
回転可能に支持されている。巻取り軸は、巻取り機構に
よってシート体の巻取り方向に付勢されている。また、
収納ケースには、その長手方向にわたってスリット状の
開口部が形成されており、シート体はこの開口部を経
て、収納ケース内に巻き込まれたり、収納ケースの外部
へ引き出される。シート体の他端縁部には、収納ケース
の開口部の幅または長さより大きな部分を有する部材が
固着されている。したがって、シート体の他端縁部は、
収納ケースの内部に巻き込まれることはなく、シート体
を収納ケースから引き出す際の把持部となる。
【0004】シート体を使用する際には、シート体の把
持部をつかみ、巻取り機構の付勢力に抗して収納ケース
からシート体を引き出し、シート体の他端縁部に設けら
れた係合部を適宜位置に係合させてシート体が引き出さ
れた状態を維持する。一方、シート体を使用しないとき
には、係合部の係合を解除する。これにより、シート体
は巻取り機構の付勢力によって巻取り軸に巻き取られ、
収納ケース内に収納される。このとき、シート体の他端
縁部に固着された部材が収納ケースに当接し、これによ
って巻取り動作が停止する。
【0005】上述したシート体巻取り装置は、シート体
の引き出しおよび巻取り操作が極めて簡単であるため、
自動車用途の特にトノカバー装置に広く用いられてい
る。
【0006】しかし、トノカバーのように収納ケースか
らの引き出し量が大きい設定となる場合、引き出された
シート体を把持部まで巻き取れるようにするためには、
巻取り軸に大きな付勢力を与える必要がある。そのた
め、シート体の使用後に係合部の係合を解除したとき、
シート体が大きな力で一気に巻取り軸に巻き取られ、把
持部が高速で収納ケースに衝突する。その際に、不快な
衝突音を発するという問題があり、また、シート体巻取
り装置の故障の原因ともなりかねない。
【0007】こういった問題を解決するため、実開昭5
9−17494号には、シート体の引き出し端裏面側
に、面状で大きな厚みのクッション性のシートを貼着し
たものが開示されている。実開平6−50995号に
は、図6に示すように、シート体115の引き出し部の
側縁近傍裏面に、シート体115が収納ケース111内
に巻き取られたときに収納ケース111と当接する、樹
脂製のストッパ材120を溶着したものが開示されてい
る。これらクッション性のシートやストッパ材は緩衝材
としての機能を果たし、把持縁が収納ケースに衝突した
ときの衝撃を緩和するものである。
【0008】また、実開昭59−185148号には、
収納ケースの内部に、シート体の巻取りの最終段階でシ
ート体の表面に弾性的に接触する制動装置を設けたもの
が開示されている。さらに、従来のシート体巻取り装置
の他の例として、シート体の巻取り動作を制限するので
はなく、巻取り軸の軸端部にオイルダンパを入れて巻取
り力自体を緩和させるものもある。
【0009】ところで、シート体の把持部は、前述のよ
うに、シート体が収納ケース内に巻き取られた状態でも
収納ケースの外部に位置している。そのため、トノカバ
ー装置のようにシート体を水平方向に引き出して使用す
る場合、収納ケースの外部に残されている把持部を自重
で垂れ下がらないように支持することが、シート体の引
き出し操作性および見栄えの向上のために好ましい。特
開2000−289529号公報には、シート体の引き
出し側の端部の両端に、収納ケースの開口部に対して係
合する係合部を設け、この係合部を収納ケースの開口部
に係合させてシート体の引き出し側端部の姿勢を保持す
ることによって、シート体の巻取り状態における把持部
の垂れ下がりを防止するようにしたものが開示されてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のシート体巻取り装置には、以下に示すような問
題点があった。
【0011】実開昭59−17494号や実開平6−5
0995号に開示された、シート体の引き出し端部に緩
衝材を設けたものでは、緩衝作用は緩衝材の弾性変形を
利用したものであるので、緩衝材が収納ケースに当接し
てからシート体が停止するまでのストロークが短く、緩
衝材は実質的には収納ケースに衝突した瞬間にのみにし
か作用しない。つまり、緩衝材を設けただけでは期待す
るほどの効果は得られない。
【0012】また、実開昭59−185148号に開示
されたように、収納ケース内に制動装置を設けたもので
は、収納ケースの内部に機械的な構造物を付加するので
構造が複雑になることが避けられない。また、この制動
装置による制動力は、使用者が収納ケースからシート体
を引き出す際にも作用するので、シート体の引き出し時
の負荷が大きくなってしまう。
【0013】さらに、オイルダンパを用いて巻取り力を
緩和させたものでは、オイルの粘度に温度依存性がある
ため、温度によってオイルダンパの性能が変化してしま
う。このことは、特にシート体巻取り装置が自動車用の
トノカバーやサンシェードなどである場合のように幅広
い温度環境下で使用される場合に不利となる。自動車に
搭載される各種ユニットは、マイナス数十℃からプラス
80℃を超えるような温度範囲での使用も考慮して設計
される。したがって、オイルダンパを用いたシート体巻
取り装置を自動車に装備しようとした場合、低温化でダ
ンパが効きすぎるが、その逆に高温下ではダンパ作用が
弱くなるといった現象が生じ、その調整が難しい。
【0014】一方、特開2000−289529号公報
に開示されたものは、シート体の引き出し側端部に設け
られた係合部を収納ケースの開口部に係合させるもので
あるが、両者の係合はいわゆるスナップ嵌めによるもの
であるので、嵌め合い状態を適切に設定しないと、シー
ト体の円滑な引き出し操作が阻害されてしまう。
【0015】本発明の目的は、シート体の引き出し時の
負荷を大きくすることなくシート体巻取り時の衝撃を効
果的に緩和するシート体巻取り装置を提供することであ
る。
【0016】また本発明の他の目的は、シート体が水平
方向に引き出されて使用される場合に、非使用状態にお
いて収納ケースの外に残っているシート体の引き出し側
端部の自重による垂れ下がりが生じないシート体巻取り
装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のシート体巻取り
装置は、シート体と、該シート体の幅より大きい長さで
形成された開口部が形成され該開口部を介して引き出し
可能に前記シート体を巻取り収納する収納ケースと、該
収納ケース内に設けられ、前記シート体の巻取り側端部
が固着されるとともに前記シート体の巻取り方向に付勢
された巻取り軸とを有し、前記シート体の引き出し側端
部には、前記収納ケース内に巻き取られず前記収納ケー
スの外部に残るつかみ部が構成されるシート体巻取り装
置において、前記シート体の引き出し側端部に、前記シ
ート体の巻取り時に前記収納ケースに当接し、前記シー
ト体の巻取り動作を伴って前記シート体の巻取り速度を
減速する緩衝手段が設けられていることを特徴とする。
【0018】上記のとおり構成された本発明のシート体
巻取り装置では、シート体の引き出し側端部に緩衝手段
が設けられており、シート体の巻取り時にはこの緩衝手
段が収納ケースと当接し、シート体の巻取り動作を伴い
ながらシート体の巻取り速度が減速される。このことに
より、シート体の巻取り時に収納ケースに加わる衝撃が
緩和されるので、大きな衝突音が発生しなくなるととも
に、各部材に加わる機械的な負荷も軽減される。一方、
緩衝手段は、シート体に設けられておりシート体の巻取
り時に収納ケースに当接することによって機能するもの
であり、シート体に直接負荷を与えるものではないの
で、緩衝手段がシート体の引き出しの妨げとなることは
ない。
【0019】シート体巻取り時に収納ケースに加わる衝
撃を効果的に緩和するためには、緩衝手段が収納ケース
に当接してからシート体の巻取り動作が停止するまでの
シート外の巻取り量は5mm以上であることが好まし
い。緩衝手段としては、収納ケースに当接する当接部材
と、シート体の引き出し側端部に固着されかつ当接部材
を進退移動可能に保持する保持部材とを有するものを用
いることができる。このような構成の緩衝手段では、当
接部材は収納ケースに当接した後、シート体の巻取り動
作に伴って保持部材内に押し込まれ、この際にシート体
の巻取り速度が減速される。
【0020】当接部材が保持部材内に押し込まれる際の
抵抗力は、当接部材を収納ケースに向けて付勢されるば
ねによって与えてもよいし、保持部材と当接部材とで空
気室を形成するとともに、この空気室の内部と緩衝手段
の外部とを連絡する通気路を当接部材に設け、通気路を
介しての空気室の内部と緩衝手段の外部との間での空気
の移動を利用して与えてもよい。このように、ばねや空
気を利用することによって、緩衝手段の動作時の温度依
存性が少なくなり、環境温度によらず安定した動作が可
能となる。
【0021】また、シート体の巻取りが終了した状態で
は、緩衝手段は巻取り軸に加わる付勢力によって収納ケ
ースに押圧されているが、収納ケースと緩衝手段とが、
互いに面接触となる当接面を有する構成とすることで、
シート体の巻取りが終了した状態での、収納ケースに対
する緩衝手段の姿勢すなわちシート体の引き出し側端部
の姿勢が維持される。これにより、シート体が水平方向
に引き出されて使用されるシート体巻取り装置であって
も、シート体の引き出し側端部が自重で垂れ下がること
が防止される。収納ケースに対するシート体の引き出し
側端部の姿勢をより良好に維持するためには、収納ケー
スおよび緩衝手段の互いの当接面が、シート体の引き出
し方向に対して垂直な面であることが好ましい。
【0022】さらに、収納ケースの緩衝手段との互いの
当接部の少なくとも一方に弾性体を設けることで、収納
ケースと緩衝手段とが当接したときの衝撃がより緩和さ
れる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態につい
て、本発明をトノカバー装置に適用した場合を例に挙げ
て、図面を参照して説明する。
【0024】図1は、本発明の一実施形態であるトノカ
バー装置を装着した自動車の後部外観斜視図である。本
実施形態のトノカバー装置10は、ハッチバック形式に
バックドアが開閉される自動車において、後部座席の背
後からバックドアに至る荷物積載用の空間(トノー部)
の上部を視覚的に遮蔽するものであり、自動車の室内に
着脱可能に設けられている。
【0025】図2に、図1に示すトノカバー装置の、自
動車から取り外した状態での斜視図を示し、図3に、図
2に示すトノカバー装置の断面図を示す。
【0026】図2および図3に示すように、トノカバー
装置10は、トノー部の上部を遮蔽するためのカバー材
15と、このカバー材15を引き出し可能に巻取り収納
する収納ケース11とを有する。
【0027】収納ケース11は、アルミの押出成形によ
って形成された自動車の室内幅とほぼ等しい長さを有す
る筒状のケース本体12と、ケース本体12の両端を塞
ぐ蓋部材13とを有する。自動車の室内には蓋部材13
が嵌め込まれる凹部が設けられ、この凹部に蓋部材13
を嵌め込むことで収納ケース11が自動車内に装着され
る。また、収納ケース11の内部には、カバー材の一端
縁部が固着された巻取り軸(不図示)が、その両端部を
それぞれ蓋部材13によって軸支されている。巻取り軸
は、収納ケース11内に設けられた巻取り機構(不図
示)により、カバー材15の巻取り方向に付勢されてい
る。巻取り機構は、通常のトノカバー装置に用いられて
いる機構と同様であるので、ここではその詳細な説明は
省略する。
【0028】ケース本体12には、カバー材15の幅よ
り大きな長さのスリット状の開口部12aが、その長手
方向に沿って形成されている。カバー材15はこの開口
部12aを通って、巻取り軸に巻き取られて収納ケース
11内に収納され、また収納ケース11から外部へ引き
出される。
【0029】カバー材15は、塩化ビニル樹脂等からな
るシートをスフ基布等で補強した、柔軟で遮光性のある
シート体である。カバー材15の他端縁(カバー材15
の巻取り方向について、巻取り軸に固着された一端縁部
対向する端縁)には、トノー部の後縁に沿う形状を有す
る樹脂製のボード16が固着されている。ボード16の
厚みはケース本体12に形成された開口部12aの幅
(長手方向と直角な方向での大きさ)よりも大きい。こ
れにより、カバー材15が収納ケース11に収納された
状態でも、ボード16は収納ケース11内には引き込ま
れない構成となっており、ボード16は、トノー部の後
縁部をほぼ完全に覆うためだけでなく、収納ケース11
内に収納されたカバー材15を引き出す際のつかみ代と
しても利用される。
【0030】カバー材15の引き出しを容易に行えるよ
うにするために、ボード16の後端部には取っ手16a
が一体的に設けられている。なお、ボード16が収納ケ
ース11内に引き込まれないようにするためには、ボー
ド16の厚みを厚くすることによってではなくボード1
6の幅を開口部12aの長さよりも大きくしてもよい
し、これらを組み合わせてもよい。
【0031】ボード16の幅方向両端部には、それぞれ
係合フック17が設けられている。係合フック17は、
自動車のサイドトリム等に形成された係合溝(不図示)
に係合するもので、係合フック17を係合溝に係合させ
ることで、カバー材15が引き出された状態が維持され
る。本実施形態では、係合フック17をボード16の幅
方向外側に突出する構造として構成する一方、自動車の
サイドトリムには係合フック17がスライドするための
スライドレール5(図1参照)をカバー材15の引き出
し方向に沿って設け、カバー材15の引き出しおよび巻
取りを円滑に行えるようにしている。
【0032】自動車の乗員等がトノー部の遮蔽のために
トノカバー装置10を使用する際には、取っ手16aを
つかんでカバー材15を収納ケース11から引き出し、
係合フック17を係合溝に係合させる。トノカバー装置
10の不使用時には、係合フック17と係合溝との係合
を解除する。係合が解除されると、巻取り機構の付勢力
で巻取り軸が回転し、これによって、係合フック17が
スライドレール5をスライドしながら、カバー材15は
開口部12aを経て収納ケース11内に巻取り収納され
る。上述したように、ボード16の厚みは開口部12a
の幅より大きいので、最終的にはボード16が収納ケー
ス11と接触して収納ケース11の外部に残され、この
状態でカバー材15の巻取り動作が停止する。
【0033】カバー材15の巻取り時にボード16と収
納ケース11とが大きな力で衝突すると、不快な衝突音
の発生やトノカバー装置10の損傷などの不具合が発生
するが、本実施形態では、ボード16と収納ケース11
との衝突を緩和するために、ボード16の裏面にダンパ
20を取り付けている。ダンパ20は、ボード16が収
納ケース11に接触するのに先立って接触し、カバー材
15の巻取り動作に伴って圧縮されながらカバー材15
の巻取り速度を徐々に減速し、ボード16と収納ケース
11との衝突力を緩和する働きをする。
【0034】ボード16が収納ケース11に衝突するこ
とによる不具合をより効果的に解消するためには、ダン
パ20は、ボード16が収納ケース11に接触する直前
でボード16の速度(カバー材15の巻取り速度)がほ
ぼゼロとなるように減速することが好ましい。一方、ボ
ード16の減速度が大きすぎると、今度はダンパ20と
収納ケース11との衝突による不具合が生じるおそれが
ある。そこで、これらを考慮すると、ダンパ20が収納
ケース11に接触してからカバー材15の巻取り動作が
停止するまでの、ダンパ20の圧縮ストロークすなわち
カバー材15の巻取り量は5mm以上であることが好ま
しく、より好ましくは20mm以上である。なお、カバ
ー材15の巻取り速度を緩やかに減速するという観点か
らは、ダンパ20の圧縮ストロークの上限は特に設定さ
れないが、圧縮ストロークが大きくなるとその分だけダ
ンパ自身も大きくなるので、ダンパ20の圧縮ストロー
クは、実用に即して設定すればよい。
【0035】ダンパ20の数は特に限定されず、収納ケ
ース11の長さに応じて適宜の数とすることができる。
また、ダンパ20の取り付け位置は、カバー材15の巻
取りを円滑に行えるようにするために、カバー材15の
幅方向中心に対して対称に配置することが好ましい。こ
のことは、ダンパ20の数が1つの場合でも複数の場合
でも同様である。本実施形態では、左右対称に2つのダ
ンパ20を配置している。
【0036】さらに本実施形態では、収納ケース11
は、ケース本体12の各ダンパ20と対向する位置にそ
れぞれゴム等の弾性体で形成された受け部材14を接着
した構成とし、カバー材15の巻取り時には、各ダンパ
20はこれら受け部材14に接触する。このようにダン
パ20が接触する部分を弾性体で構成することで、ダン
パ20と収納ケース11との接触時に発生する衝突音を
小さくすることができる。
【0037】ダンパ20は、その圧縮動作によりカバー
材15の巻取り速度を減速するものであるが、このよう
なダンパ20としては、空気室の内部から外部への空気
の移動を利用するものや、ばねの圧縮を利用するもの
や、両者を組み合わせたもの等が好ましく挙げられる。
本実施形態で用いたダンパ20は、両者を組み合わせた
ものであり、以下に、その構造の一例を、図3、および
図2に示すダンパの分解斜視図である図4を参照して説
明する。
【0038】ダンパ20は、大きく分けて、ボード16
の裏面に固着されるシリンダ部材21と、シリンダ部材
21内に進退移動可能に保持されたピストン部材22
と、ピストン部材22をシリンダ部材21から突出する
向きに付勢するスプリング23と、ピストン部材22を
シリンダ部材21に保持するためのキャップ24とを有
する。
【0039】シリンダ部材21は、ボード16に固着さ
れる部分である平板状の固着部21aと、この固着部2
1aに一体的に設けられた、一端が開放され他端が閉鎖
された円筒状の筒部21bとを有する。そして、シリン
ダ部材21は、筒部21bの開放端が収納ケース11の
方向を向くようにボード16に固着される。本実施形態
では、ボード16とシリンダ部材21との固着はねじ止
めによって行っており、固着部21aにはねじ用の複数
の孔が形成されている。ボード16とシリンダ部材21
との固着は、ねじ止めに限らず、スナップ嵌め、接着、
溶着などによって行ってもよい。ただし、カバー材15
が引き出されているとき以外は常にダンパ20に力が作
用しているので、耐久性を考慮すると、ねじ止めによる
ことが好ましい。
【0040】ピストン部材22は、通気路22d(図5
参照)が内部に形成された円筒状の部材であり、シリン
ダ部材21の筒部21b内にスライド可能に保持され
る。ピストン部材22の外径は、筒部21b内をスムー
ズにスライドできる大きさとされ、ピストン部材22の
長さは、筒部21bの内寸長さより僅かに長い。なお、
本実施形態では、ピストン部材22の長手方向中間部
に、他の部分よりも厚肉に形成されて外周面に周方向溝
が形成された大径部22aを有する。この大径部22a
の周方向溝にOリング25を装着することで、筒部21
bの内周面との間が気密にシールされ、ダンパ20の内
部には、筒部21bの内壁とピストン部材22とで空気
室が構成されている。
【0041】ピストン部材22は、筒部21bに挿入さ
れる側の端面に入気口22bが形成されるとともに、そ
の反対側の端部における周面に排気口22cが形成され
ており、通気路22dは、これら入気口22bと排気口
22cとを連絡している。入気口22bには、微小な孔
が形成されたオリフィスプレート27が嵌め込まれてお
り、このオリフィスプレート27の孔の大きさによっ
て、オリフィスプレート27を通過する空気の通気抵抗
を調整する。オリフィスプレート27のピストン部材2
2への固定は、ピストン部材22内にオリフィスプレー
ト27のための受座を形成するとともに、ゴム製のバル
ブ26、オリフィスプレート27、および樹脂製のワッ
シャ28をこの順に入気口22bから挿入し、最後に金
属製のリテーナ29をねじ込むことで行っている。バル
ブ26、ワッシャ28、およびリテーナ29には、オリ
フィスプレート27を通過する空気の流れに影響を与え
ないようにするために、それぞれオリフィスプレート2
7に形成された孔の直径よりも大きな開口部が形成され
ている。
【0042】ピストン部材22の大径部22aは、シリ
ンダ部材21に挿入される側の端面がスプリング23の
受座として利用されるとともに、反対側の端面がキャッ
プ24の受座として利用される。
【0043】スプリング23として最も好ましく用いら
れるのは、金属製の圧縮コイルばねである。スプリング
23をコイルばねとする場合、外径がシリンダ部材21
の筒部21bの内径よりも小さく、かつ、内径がピスト
ン部材22の大径部22aより入気口22b側での外径
よりも小さくなるように、線径や巻き径が設定される。
スプリング23は、ピストン部材22に先立ってシリン
ダ部材21の筒部21b内に挿入され、大径部22aを
介してピストン部材22をシリンダ部材21から突出さ
せる向きに付勢する。
【0044】キャップ24は、全体としてほぼ円筒形の
部材であり、シリンダ部材21の筒部21bにピストン
部材22が挿入された状態で筒部21bの開放端に装着
される。キャップ24の内径は、ピストン部材22の大
径部22aより排気口22c側での外径よりも大きく、
かつ、ピストン部材22の大径部22aの外径よりも小
さい。これにより、シリンダ部材21内でのピストン部
材22のスライド動作を阻害せずに、ピストン部材22
の脱落を阻止することができる。キャップ24の外周面
には外向きの弾性爪24aが一体に形成されており、こ
の弾性爪24aを、シリンダ部材21の筒部21bに形
成した係合穴21cに係合させることで、キャップ24
がシリンダ部材21に固定される。
【0045】次に、図4に示したダンパの動作につい
て、図5を参照して説明する。
【0046】図5(a)に示すように、トノカバー装置
10の使用時、すなわちカバー材15が収納ケース11
から引き出された状態では、ダンパ20に外力は作用し
ておらず、ピストン部材22はスプリング23の付勢力
によってシリンダ部材21から収納ケース11側へ最も
突出している。なお、ダンパ20は、この状態でピスト
ン部材22の先端面がボード16よりも収納ケース11
側に位置するようにボード16に固着されている。
【0047】トノカバー装置10の不使用時には、前述
したようにカバー材15が巻取り軸に巻き取られ、収納
ケース11内に収納されていく。カバー材15がその終
端(ボード16側の端)近くまで巻き取られると、図5
(b)に示すように、ピストン部材22の先端面が収納
ケース11の受け部材14に押圧され、ピストン部材2
2はスプリング23を圧縮しながらシリンダ部材21内
に押し込まれていく。これにより、空気室の内圧が上昇
する。空気室(筒部21b)の内圧が上昇すると、空気
室内の空気はピストン部材22の入気口22bを介して
通気路22dに入り、排気口22cからダンパ20の外
部へ排気される。
【0048】この際、空気室から通気路22dへの空気
の移動がオリフィスプレート27で制限されるので、ピ
ストン部材22がシリンダ部材21内に押し込まれる速
度も制限される。その結果、カバー材15は、その巻取
り速度が徐々に減速されながら巻き取られる。オリフィ
スプレート27に形成される孔の直径を十分に小さくす
ると、空気の移動がより制限され、カバー材15の巻取
り速度をより緩やかに減速させることができる。本実施
形態のようにトノカバー装置10に使用されるダンパ2
0の場合、オリフィスプレート27に形成される孔の好
ましい直径は、0.2〜5mmである。
【0049】最終的には、ボード16が収納ケース11
と接触し、カバー材15の巻取り動作が停止する。この
とき、ピストン部材22にはスプリング23の付勢力の
みが作用しているが、スプリング23によるピストン部
材22への付勢力は、ピストン部材22が受け部材14
に押圧された状態でピストン部材22を押し戻すことの
ないような強さとされている。
【0050】そして、再びトノカバー装置10を使用す
るためにカバー材15を収納ケース11から引き出す
と、スプリング23の付勢力によってピストン部材22
はシリンダ部材21から押し出される。この際、空気室
の内部は減圧状態となるが、排気口22c、通気路22
d、および入気口22b(オリフィスプレート27)を
通って外気が空気室の内部に導入されるので、ピストン
部材22はシリンダ部材21から最も突出した状態とな
るとともに、空気室の内圧も大気圧と等しくなり、図5
(a)に示した状態に戻る。
【0051】上述したように、カバー材15の巻取りに
よって収納ケース11と接触し、収納ケース11と接触
しながらカバー材15の巻取り速度を減速させるダンパ
20をボード16に設けることで、カバー材15の巻取
り速度すなわちボード16の移動速度はダンパ20の圧
縮動作中に減速される。したがって、ダンパ20が収納
ケース11に接触したときの衝撃を緩和しつつ、ボード
16が収納ケース11に接触する際のボード16の速度
を十分に減速することができる。その結果、ボード16
と収納ケース11との接触時の大きな衝突音がなくなる
のはもちろんのこと、ダンパ20が収納ケース11に接
触したときの衝突音も小さく、利用者にとって使用感が
向上する。また、ダンパ20が収納ケース11に接触し
たとき、およびボード16が収納ケース11に接触した
ときに各部材に加わる機械的な負荷が軽減されるので、
トノカバー装置10の信頼性も向上する。
【0052】一方、カバー材15が巻き取られた状態で
は、ダンパ20は収納ケース11に当接しているだけで
あり、しかも、ダンパ20と収納ケース11との間には
係合構造を持っていない。つまり、ダンパ20は、カバ
ー材15の巻取り時にはその動作を制限するが、カバー
材15に直接負荷を与えるものではなくカバー材15の
引き出しに際しては何ら制限を与えるものではない。し
たがって、巻き取られたカバー材15を収納ケース11
から引き出す際の抵抗力は、巻取り機構によってのみ与
えられるので、カバー材15を引き出す際の負荷が大き
くなることはない。
【0053】また、ダンパ20としては、空気の移動や
スプリングといった、温度依存性の少ないものを利用し
ているので、環境温度によって性能が変化することが少
なく、安定した性能を発揮することができる。
【0054】さらに、本実施形態では、受け部材14と
ピストン部材22とが互いに面接触となるように、受け
部材14のピストン部材22との当接面、およびピスト
ン部材22の受け部材14との当接面は、カバー材15
の引き出し方向に対して垂直な面となっている。カバー
材15が巻き取られた状態では巻取り機構によりダンパ
20を受け部材14に押圧する力が作用しているので、
受け部材14とピストン部材22とを面接触とすること
で、カバー材15が巻き取られた状態でボード16が自
重で垂れ下がることはなく、見栄えが向上したものとな
る。しかも、係合によってではなく単に接触しているだ
けでボード16の姿勢が水平方向に維持されているの
で、カバー材15を引き出す際の操作性が損なわれるこ
とはない。なお、ボード16の姿勢を水平方向に維持す
るためには、受け部材14およびピストン部材22の互
いの接触面がカバー材15の引き出し方向に対して垂直
である必要はない。ただし、受け部材14とピストン部
材22とが接触した状態での両者の滑りを防止するとい
う観点からは、両者の互いの接触面をカバー材15の引
き出し方向に対して垂直とすることが好ましい。
【0055】ところで、トノカバー装置10の使用態様
の一つとして、カバー材15がすでに巻き取られた状態
でボード16だけを上側に持ち上げることもある。この
場合、ダンパ20の作用により、ボード16を離したと
きに、ボード16は大きな音を発することなくゆっくり
と戻るので、トノカバー装置10の質感を向上させるこ
とができる。
【0056】本実施形態では、カバー材15の巻取り時
に、最終的にはボード16が収納ケース11に接触する
ものとして説明したが、ボード16が収納ケース11に
接触せずダンパ20の作用だけでカバー材15の巻取り
が停止する構成としても、同様の効果が得られる。ま
た、本実施形態ではカバー材15の引き出し側の端部を
ボード16で構成しているが、カバー材15の引き出し
側の端部は、カバー材15を引き出すためのつかみ代を
構成し得るものであれば、棒状の構造やブロック状の構
造など、任意の構造とすることができる。さらに、本実
施形態では、収納ケース11は、ケース本体12とは別
部材で構成された受け部材14を有する構成としている
が、受け部材14をケース本体12の一部として構成し
てもよいし、ケース本体自身がダンパ20を受ける部分
を有していれば、受け部材は特に設ける必要はない。こ
の場合は、ダンパ20と収納ケース11との接触時の衝
撃音をより小さくするために、ダンパ20の収納ケース
11との接触部にゴム等の弾性体を取り付けてもよい。
なお、ダンパ20に弾性体を設けた構成は、弾性体から
なる受け部材14を有する場合であっても適用可能であ
る。
【0057】加えて、本実施形態では、シート体巻取り
装置としてトノカバー装置10を例に挙げて説明した
が、本発明は、乗物や建物の窓に取り付けられるサンシ
ェードや画像投影用のスクリーンなど、巻取り機構の付
勢力によって、シート体が一部を残して収納ケース内に
巻取り収納される構成を有する種々のシート体巻取り装
置に適用することができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
ート体の引き出し側端部に、シート体の巻取り時に収納
ケースに当接し、シート体の巻取り動作を伴ってシート
体の巻取り速度を減速する緩衝手段を設けることで、シ
ート体巻取り時の衝撃が緩和されるので、その際の大き
な衝突音を防止することができるとともに、シート体巻
取り装置の各部材の損傷も防止することもでき、その結
果、使用者の使用感およびシート体巻取り装置の信頼性
を向上させることができる。しかも、緩衝手段は、シー
ト体巻取り時に収納ケースと当接することによって機能
するものであり、シート体の引き出しに際しては抵抗力
を生じるものではないので、シート体の引き出し時の負
荷が大きくなることはない。
【0059】また、緩衝手段によってシート体の巻取り
速度を減速させるのにばねの付勢力や空気の移動を利用
することで、緩衝手段は、環境温度によらず安定してシ
ート体の巻取り動作を減速することができる。さらに、
収納ケースと緩衝手段とが、互いに面接触となる当接面
を有することで、トノカバー装置のようにシート体が水
平方向に引き出されて使用される場合であっても、シー
ト体の引き出し側端部が自重で垂れ下がることを防止す
ることができる。加えて、収納ケースと緩衝手段との互
いの当接部の少なくとも一方に弾性体を設けることで、
収納ケースと緩衝手段とが当接したときの衝撃をより緩
和することができる。
【0060】特に、本発明のシート体巻取り装置を自動
車のトノカバー装置に適用した場合には、シート体が巻
き取られている状態でシート体の巻取り側端部のみを上
側に持ち上げるような使用態様においても、持ち上げた
巻取り側端部を離したときに、巻取り側端部は緩衝手段
によってゆっくりと戻るので、質感を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるトノカバー装置を装
着した自動車の後部外観斜視図である。
【図2】図1に示すトノカバー装置の、自動車から取り
外した状態での斜視図である。
【図3】図2に示すトノカバー装置の、幅方向略中央部
での断面図である。
【図4】図2に示すダンパの分解斜視図である。
【図5】図2に示すダンパの動作を説明するための断面
図である。
【図6】従来のシート体巻取り装置の一例の断面図であ
る。
【符号の説明】
5 スライドレール 10 トノカバー装置 11 収納ケース 12 ケース本体 12a 開口部 13 蓋部材 14 受け部材 15 カバー材 16 ボード 16a 取っ手 17 係合フック 20 ダンパ 21 シリンダ部材 21a 固着部 21b 筒部 22 ピストン部材 22b 入気口 22c 排気口 22d 通気路 23 スプリング 24 キャップ 27 オリフィスプレート

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート体と、該シート体の幅より大きい
    長さで形成された開口部が形成され該開口部を介して引
    き出し可能に前記シート体を巻取り収納する収納ケース
    と、該収納ケース内に設けられ、前記シート体の巻取り
    側端部が固着されるとともに前記シート体の巻取り方向
    に付勢された巻取り軸とを有し、前記シート体の引き出
    し側端部には、前記収納ケース内に巻き取られず前記収
    納ケースの外部に残るつかみ部が構成されるシート体巻
    取り装置において、 前記シート体の引き出し側端部に、前記シート体の巻取
    り時に前記収納ケースに当接し、前記シート体の巻取り
    動作を伴って前記シート体の巻取り速度を減速する緩衝
    手段が設けられていることを特徴とするシート体巻取り
    装置。
  2. 【請求項2】 前記緩衝手段が前記収納ケースに当接し
    てから前記シート体の巻取り動作が停止するまでの前記
    シート体の巻取り量は5mm以上である、請求項1に記
    載のシート体巻取り装置。
  3. 【請求項3】 前記緩衝手段は、前記収納ケースに当接
    する当接部材と、前記シート体の引き出し側端部に固着
    され前記当接部材を進退移動可能に保持する保持部材と
    を有する、請求項1または2に記載のシート体巻取り装
    置。
  4. 【請求項4】 前記緩衝手段は、前記当接部材を前記収
    納ケースに向けて付勢するばねを有する、請求項3に記
    載のシート体巻取り装置。
  5. 【請求項5】 前記緩衝手段は、前記保持部材と前記当
    接部材とで形成される空気室を有し、前記当接部材に
    は、前記空気室の内部と前記緩衝手段の外部とを連絡す
    る通気路が形成されている、請求項3または4に記載の
    シート体巻取り装置。
  6. 【請求項6】 前記収納ケースと前記緩衝手段とは互い
    に面接触となる当接面を有する、請求項1ないし5のい
    ずれか1項に記載のシート体巻取り装置。
  7. 【請求項7】 前記収納ケースおよび前記緩衝手段の互
    いの当接面は、前記シート体の引き出し方向に対して垂
    直な面である、請求項6に記載のシート体巻取り装置。
  8. 【請求項8】 前記収納ケースの前記緩衝手段との当接
    部、および前記緩衝手段の前記収納ケースとの当接部の
    少なくとも一方に弾性体が設けられている、請求項1な
    いし7のいずれか1項に記載のシート体巻取り装置。
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