JP2003246169A - ミクロ吸盤付き郵便はがき - Google Patents

ミクロ吸盤付き郵便はがき

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JP2003246169A
JP2003246169A JP2002093257A JP2002093257A JP2003246169A JP 2003246169 A JP2003246169 A JP 2003246169A JP 2002093257 A JP2002093257 A JP 2002093257A JP 2002093257 A JP2002093257 A JP 2002093257A JP 2003246169 A JP2003246169 A JP 2003246169A
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postcard
micro
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layer
sucker
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JP2002093257A
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English (en)
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Katsuhiko Kuwahata
克彦 桑畑
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AKUTO KK
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AKUTO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】好きな場所に何回も貼って、貼り直せて、糊残
りもなく、剥がした後の保管も便利な郵便はがきの提供
と、何回も開封、封緘の出来るシークレット郵便はがき
の提供。 【解決手段】台紙1の裏面8に泡沫状アクリルエマルジ
ョンを直接塗工乾燥した柔軟なミクロ吸盤層2を、吸着
可能なグロス調平滑な保護シートで被覆してなるミクロ
吸盤付き郵便はがきを製造、又は、台紙1の裏面8に、
粘着剤5を介して接着積層された柔軟なミクロ吸盤層2
を、吸着可能なグロス調平滑な裏面10、で被覆してな
るミクロ吸盤付き郵便はがきを製造する。はがき台紙1
の表面9を吸着可能なグロス調平滑面にすることによ
り、その上にミクロ吸盤層2を吸着させ、さらに次のは
がき台紙13の表面9に、もう一つのはがき台紙1のミ
クロ吸盤層2を吸着して、はがき台紙二枚、三枚を、逐
次重ね合わせるて一枚のはがきにすることによりシーク
レット郵便はがきを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の属する技術分野産業上の利用分野 本考案は、美しい絵、写真、版画等が表示れた郵便はが
きを壁紙、タイル、プラスティック板、窓ガラス、額縁
ガラス、ストックブック、家具壁面、冷蔵庫、机上等の
平滑面なら、何度でも貼って剥がせて、剥がした後の保
管にも便利なミクロ吸盤付き郵便はがきに関する。また
本考案のミクロ吸盤付郵便はがきを応用することによ
り、従来のはがきの数倍の情報を掲載することができる
ミクロ吸盤付きシークレット郵便はがきに関する。
【0002】従来の技術 印刷された美しい郵便はがきは、年賀状等で広く使われ
ている。特に最近は、インクジェットプリンターの普及
が著しく、写真、イラスト、版画を自由にパソコンより
出力してオリジナル年賀状が作れるようになった。特に
大切な写真年賀状、美しいイラストは壁に貼って置きた
い場合がよくある、しかし大切な写真、年賀状、絵はが
きを室内壁紙、窓ガラス、額縁ガラス、家具壁面に、貼
る場合は画鋲で止めるか、四隅を粘着テープで止めるし
かない。しかし画鋲は壁に画鋲の後を残すし、粘着テー
プは強すぎると壁紙を破り、糊残りが発生し後始末が大
変である。また一度貼った写真、年賀状等を剥がして、
別な場所に貼り直したり、保管したい場合がよくある
が、粘着テープでは、粘着剤がベトつき、剥がした後に
糊が残ったりして、一度剥がした後の保管は出来ないの
が現状である。特願平9−358834に同類の考案が
見られるが、静電吸着を応用したもので本考案とは異な
る。
【0003】また従来のはがき1枚が掲載できる情報量
は宛名面を除けば1ページにかぎられる。数年前より、
年金通知用はがき等にシークレットはがき、親展はがき
が使用されて久しい。また企業の宣伝用に情報量を数ペ
ージ掲載できる利点より多層シークレットはがきが最近
多く使われるようになった。しかしこれらのシークレッ
ト郵便はがきは1度開封すると、再度閉じようとしても
閉じないのがほとんどである。シークレットの目的から
して当然であるが、簡単に再度封緘できる機能を持って
いない。
【0004】考案が解決しようとする課題 本考案はミクロ吸盤層付きはがきを、郵便はがき、シー
クレット郵便はがきに使用することにより、はがきを受
けた人が簡単に、大切な写真、年賀状、郵便絵はがきを
室内壁紙、窓ガラス、プラスティック板、額縁ガラス、
家具壁面、ストックブック、机上等に貼ることができ、
画鋲の穴等を残すことなく、糊残りなく、貼って剥がせ
て、また貼れる郵便はがきを提供することを目的とす
る。又、一度剥がしたミクロ吸盤層付きはがきは、保護
シートなしで保管できる利便性を目的とする。又、本考
案のミクロ吸盤層付き郵便はがきは、ミクロ吸盤層を介
して二重、三重に重ね合わせて一枚のシークレット郵便
はがきとして使用でき、しかも開封しても簡単に封緘が
可能な多層シークレット郵便はがきとして使用すること
を目的とする。
【0005】課題を解決するための手段 上記の課題を解決するため、本考案は、表面9はオフセ
ット印刷、インクジェット印刷、カラーコピー等の可能
なはがき台紙1で、その裏面8には直接アクリルエマル
ジョン液を塗工形成させた柔軟なミクロ吸盤層2と、さ
らにミクロ吸盤層2を被覆する保護シート3からなる郵
便はがきに関する。本考案は郵便はがきを壁紙、窓ガラ
ス、額縁ガラス、プラスティック板、家具壁面、机上等
に貼って剥がすのに粘着剤を使わず、代わりに吸着機能
を持ったミクロ吸盤層2を使うことにより、何度でも貼
って剥がせて、更に剥がした後の保管も便利な、ミクロ
吸盤付き郵便はがきの製造に関するものである。さらに
又保護シート3の裏面10はミクロ吸盤層2に良く吸着
し、他面宛名書き面11は必ずしも吸着性を要しない表
裏2面を有した保護シート3からなる郵便はがきに関す
るものである。さらに又 保護シート3の吸着可能な裏
面10に印刷適性を持たせ、さらにはがき台紙1の表面
9を吸着可能面にすることにより、ミクロ吸盤付き郵便
はがはき二枚を一枚に、三枚、四枚を一枚に逐次吸着し
て重ね合わせることが可能となる多層シークレット郵便
はがき、あるいは広告宣伝用はがきに関する。
【0006】
【作用】本考案のミクロ吸盤層2とはアクリルエマルジ
ョン液に機械的に空気を吹き込みながら微細気泡を内包
させた泡沫状調薬液を、コンマコータ塗工機にてはがき
台紙1の裏面8に塗工し、水分を十分に乾燥させた30
〜500ミクロン厚の柔軟な樹脂発泡塗工層を云う。そ
の表面12には直径5〜300ミクロンの無数の吸着機
能を持った柔軟な凹状陥没穴(ミクロ吸盤)7が形成さ
れている。ミクロ吸盤層2は指で押すと指紋が残る程度
に柔らかく、この柔軟性が平滑面に密着して吸着力を発
揮する。本考案のはがき台紙1の表面9とはオフセット
印刷、インクジェット印刷、カラーコピー等の出来るも
のなら紙、合成紙、塩ビフイルム、ポリエステルフイル
ム、突き板、不織布、布地等なんでも使用可能である。
ただし、その裏面8はミクロ吸盤層2との接着性に優れ
たはがき台紙1であることが望ましく、接着性が悪く剥
がれてくるもの、耐熱性のないものは後述するように粘
着剤を介在させてはがき台紙1の裏面8上にミクロ吸盤
層2を図4の如く積層接着する方法をとらなければなら
ない。
【0007】はがき台紙1の表面9を吸着可能なグロス
調に輝く平滑面にすることにより図5の如くはがき台紙
の積み重ねが可能になる。保護シート3の吸着可能な裏
面10に、はがき台紙1のミクロ吸盤層2を吸着させ、
さらにはがき台紙1の表面9に、次のはがき台紙13の
ミクロ吸盤層2を吸着させて二枚を一枚に、三枚を一枚
に逐次重ね合わせることにより図5の如く数倍の情報量
を搭載できる一枚の多層シークレットはがき、あるいは
広告宣伝用はがを作ることができる。保護シート3の吸
着可能な裏面10に印刷された情報は、ミクロ吸盤層2
によって被覆隠蔽されて、はがき台紙1の表面9に印
刷、筆記された情報は、次のはがき台紙13のミクロ吸
盤層2によって被覆隠蔽されて、一枚の多層シークレッ
ト郵便はがきにすることができる。
【0008】本考案の保護シート3とは柔軟なミクロ吸
盤層2に良く吸着される吸着可能な裏面10を有するシ
ートで、その多くが通気性のない、グロス調に輝く平滑
面で、プラスティックフイルム、キャストコート紙等が
該当する。その保護シート3はミクロ吸盤層2に吸着し
て保護するのはもちろんであるが、ミクロ吸盤層2を保
護シート3の吸着可能な裏面10で被覆することによっ
て柔軟なミクロ吸盤層2の表面12もグロス調平滑面に
変化させ吸着力を増大させる。その意味でも柔軟なミク
ロ吸盤層2を被覆する保護シート3の裏面10は吸着可
能なグロス調平滑面でなければならない、つまり、グロ
ス調平滑で吸着可能な裏面10の表面形状が時間の経過
とともに柔軟なミクロ吸盤層2の面に写り、柔軟なミク
ロ吸盤層2の面も吸着可能な裏面10程度のグロス調平
滑面になるからである。例えば保護シート3に上質紙
や、コート紙、微細な凹凸のあるマット調フイルムを使
用すると、その凹凸が柔軟なミクロ吸盤層2に写り、ミ
クロ吸盤層の表面12も微細な凹凸面になり、吸着力は
減衰する。たとえ被着体がガラスの如く平滑面であって
もミクロ吸盤層2の凹凸の隙間より空気が抜けて吸着力
は減衰する。保護シート3の吸着可能な裏面10は、極
めて平滑でなければミクロ吸盤2の吸着力は発現され難
いのである。
【0009】さらに保護シート3の吸着可能な裏面10
にインクジェット適性、オフセット印刷適性をもたせる
ことにより、情報を吸着可能な裏面10にも搭載できる
ようにすることである。吸着可能で印刷も可能な保護シ
ート3にはポリエチレンフイルム、ポリプロピレンフイ
ルム、ポリエステルフイルム、ポリラミ紙、クレーコー
ト紙、グラシン紙、が適材である。ミクロ吸盤層2が吸
着しないものに、上質紙、新聞紙、軽量コート紙、布
地、微細な凹凸のあるプラステックフイルムがある。こ
れらを吸着可能な面にする場合には、その上に吸着可能
なプラスティックフイルムを粘着剤を介して貼り付けれ
ば保護シート3として使用出来るようになる。一方、保
護シートの宛名書き面11はこの上に宛名を入れるた
め、インクジェット印刷適性、及び鉛筆、水性サインペ
ン、油性サインペン、筆ペンにて容易に書ける筆記適性
を保有しておれば、かならずしも吸着可能なグロス調平
滑面は要求されない。
【0010】以上保護シート3の吸着可能な裏面10、
宛名書き面11の条件にかなう本考案の保護シート3に
は片面マット/片面グロス調ポリエステルフイルム 片
面マット/片面グロス調ポリエチレンフイルム 片面マ
ット/片面グロス調ポリプロピレンフイルム、グラシン
紙、、ポリラミグラシン紙、ポリラミ紙、コート紙、キ
ャストコート紙、及びインクジェット受理層処理された
フイルム、インクジェット受理層処理された紙が適した
保護シート3である。
【0011】本考案の吸着可能な面とはミクロ吸盤層2
を感圧吸着してよく吸着する面の意味であって、多くは
グロス調で平滑な面である。目にはグロス調平滑面に見
えても、ミクロ吸盤層2が感圧吸着しない面であれば、
本考案では吸着可能面とは云わない。例えば、目には極
めて平滑面に見えても、目に見えない空気の抜ける微細
な穴、微細な凹凸があれば感圧吸着力が働かないので、
本考案では吸着可能な面とは云わない。一方、目にはビ
ニール壁紙のように大きな凹凸があっても空気の抜ける
穴がないものは本考案では吸着可能な面となる。また保
護シート3は特許番号第2987934の考案の静電吸
着プラスティックフイルムを必要としないものである。
【0012】本考案は、感圧吸着力のあるミクロ吸盤層
2をはがき台紙1の裏面8に塗工して製造するが、ミク
ロ吸盤層2を形成する樹脂については既に特許公報平5
−81614、特許公報第2987934にて公知であ
る。本考案に使うアクリル樹脂に大日本インキ化学工業
(株)の商品DICNALがある。ミクロ吸盤層2は直
径が5ミクロンから300ミクロンの無数の微細気泡を
内包する発泡シートで、その表面には図2の如く無数の
微細円状凹陥没穴7が形成されている。この無数の微細
凹陥没穴7がいわゆる感圧吸着力を発揮し、グロス調平
滑面で空気の抜けない面であればどんな物でも良く感圧
吸着する特徴を持つ。微細円状凹陥没穴7の直径が30
0ミクロン以上になると被着体の平滑度の程度によって
は平滑面といえども吸着力が減衰する。本考案の求める
一定値以上の吸着力を保持するにはミクロ吸盤層2の厚
さを少なくとも30ミクロン以上300ミクロン以下が
好ましい。30ミクロン以下になると平滑面といえども
吸着力は減衰するからである。
【0013】はがき台紙1の裏面8にミクロ吸盤層2を
形成する方法は、前記の如く泡沫状のアクリルエマルジ
ョンをはがき台紙1の裏面8に直接塗工する方法以外
に、易接着性ポリエステルフイルム上に泡沫状のアクリ
ルエマルジョンを直接塗工して、その反対面に粘着剤5
を塗工して、図3の如く保護シート3/ミクロ吸盤2/
ポリエステルフイルム4/粘着剤5/剥離紙6の構成の
両面テープを予め製造して置き、必要によって剥離紙6
を剥がし、はがき台紙1の裏面8に粘着剤5を介して、
図4のミクロ吸盤付き郵便はがきを作ることができる。
場合によっては図3の構成においてポリエステルフイル
ム4のない両面テープも使用可能となる。この方法によ
り、ミクロ吸盤層3が密着しないはがき台紙1でも、粘
着剤が接着するものならなんでもはがき台紙1として使
用することが出来る。特に前述の如くはがき台紙1に直
接アクリルエマルジョンを塗工することが困難な極めて
薄い紙、和紙、コート紙、上質紙、布地、耐熱性のない
薄いプラスティクフイルム、例えば塩ビフイルム、ポリ
オレフィンフイルム、ウレタンフイルムをはがき台紙1
とする場合、この方法によりミクロ吸盤付き郵便はがき
を製造することが出来る。
【0014】以上の如く本考案は、はがき台紙1の裏面
8に、直接無数の微細凹陥没穴7を内包する柔軟なミク
ロ吸盤層2を形成させるか、あるいは前述した如く粘着
剤5を介在させてミクロ吸盤層2を形成するかしてなる
ミクロ吸盤層2と、保護シートの裏面10が吸着可能な
面であることを必須条件とするミクロ吸盤付き郵便はが
きに関する。
【0015】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態を図を参照
して説明する。
【0016】
【実施例1】図1は本考案のミクロ吸盤付き郵便はがき
の断面図である。まずアクリル共重合樹脂DICNA
L,MEP−20WO 100kg,整泡剤DICNA
L,M−40 10kg,増粘剤 DICNAL,MX
10kg ,架橋剤としてメラミン樹脂 5kg(い
ずれも大日本化学工業製品)を混合したアクリルエマル
ジョンを、機戒的発泡機オークスミキサーを通して空気
を混入させて調薬された発泡倍率1.5倍の泡沫状アク
リルエマルジョン液を1300mm幅のコンマコータに
て、表面に既にインクジェット受理層が塗工された白色
ポリエステルフイルムIJ−F−FJA(三菱製紙製
品)の裏面に300g/mを塗工し、130度℃の乾
燥炉に通して5分乾燥、冷却して製造された220ミク
ロン厚のミクロ吸盤層2の上に保護シート3として30
ミクロン厚の両面平滑なポリエチレンフイルム(タマポ
リ製)をラミネートして、ミクロ吸盤付き郵便はがきの
原反を製造した。ミクロ吸盤層の表面12には直径5ミ
クロンから300ミクロンの凹状陥没穴7が2万個/c
から3万個/cm形成されていた。郵便はがきの
原反は、ギロチンではがきサイズに裁断して図1構成の
ミクロ吸盤付き郵便はがきを製造した。郵便はがきはイ
ンクジェットプリンタPM720C(EPSON製)に
て10枚連続ではがき台紙の表面9にきれいに賀状印刷
ができた。宛名書き面11は平滑なポリエチレンフイル
ムであるため鉛筆書き、ボールペン、水性サインペンの
印字性は悪く、油性サインペンのみ良好であった。保護
シート3を手剥がし、室内のビニール壁紙のうえに貼
り、剥がしを繰り返したが十分貼付使用に耐えるもので
あった。壁紙から一度はがしたミクロ吸盤付き郵便はが
きを他の一般年賀はがきに重ねて保管したが、お互いに
吸着もせず保管にも便利であることが確かめられた。又
剥がし終わったミクロ吸盤付きはがきは賀状用ストック
ブックのプラスティックフイルムにも良く吸着し、保管
にも便利であることが確かめられた。
【0017】
【実施例2】実施例1の保護シート1の宛名書き面11
のポリエチレンフイルムの印字性を改良すべく、片面は
極めて鏡面の如くグロス調平滑面で、片面は凹凸面で鉛
筆書き、ボールペン、水性サインペン、油性サインペ
ン、筆ペン適性のある25ミクロン厚サンドマットポリ
エステルフイルム(東レ製品)を使用して、前項同様に
ミクロ吸盤付き郵便がきを原反を製造した。郵便はがき
の原反は、はがきサイズにギロチン裁断して図1の構成
のミクロ吸盤付き郵便はがきを製造した。ミクロ吸盤付
き郵便はがきはインクジェットプリンタPM720C
(EPSON製)にてはがき台紙の表面9にきれいに1
0枚連続で賀状印刷ができた。ガラスに貼るべく保護シ
ート1を剥がして顔を出したミクロ吸盤層2の表面12
は、グロス調に輝き鏡面の如く平滑であった。ガラスに
貼ると強く吸着した。
【0018】
【実施例3】実施例2においてはがき台紙1には既に印
刷用インクジェット受理層が塗工されたポリエステルフ
イルムIJ−F−FJA(三菱製紙製品)を使用し、保
護シート3には、片面は極めて鏡面の如くグロス調で平
滑面を有する。他面はインクジェット受理層面を有する
インクジェット用紙180G/mを使用して、前項同
様に、郵便はがき原反を製造した。郵便はがきの原反
は、はがきサイズにギロチン裁断して図1の構成のミク
ロ吸盤付き郵便はがきを製造した。ミクロ吸盤付き郵便
はがきは保護シート3を剥がして、保護シートの宛名書
き面11、及びはがき台紙1の表面10、にインクジェ
ットプリンター、MC2000C(EPSON製)PM
720C(EPSON製)、MJ5000C(EPSO
N製)、BJS300(CANON製) HP1160
(日本ヒューレット・パッカード製)にて、きれいに出
力印刷することができた。保護シート3を、再びもとの
はがき台紙1のミクロ吸盤層面にもどして貼り合わせ
て、ミクロ吸盤付きシークレット郵便はがきを完成し
た。ミクロ吸盤付き郵便はがきの総厚は380ミクロン
と一般のはがき230ミクロンと比較してかなり厚かっ
たが、いずれのプリンターも問題なく走行して印刷でき
た。保護シート3を剥がして顔を出したミクロ吸盤層の
表面12は、保護シート3のグロス調平滑な裏面10が
写り、輝いていた。ガラスに貼った吸着力はかなり強よ
かった。
【0019】
【実施例4】実施例1にて調薬された泡沫アクリルエマ
ルジョン液を1300mm幅のコンマコータにて、25
ミクロン厚のポリエステルフイルム(東レ製)に300
g/mを塗工し、130℃の乾燥炉にて5分乾燥し
て、冷却後250ミクロン厚のミクロ吸盤層2を製造し
た。その上に30ミクロン厚の片面平滑で、片面微細な
凹凸のあるなポリエチレンフイルム(タマポリ製)を保
護シート3として被覆した。25ミクロン厚のポリエス
テルフイルム(東レ製)の反対面には溶剤系粘着剤を3
0g/m を転写法にて塗工、6℃の乾燥炉にて2分
乾燥して図3の構成に示す片面ミクロ吸盤層片面粘着剤
の両面テープを製造した。両面テープは、はがきサイズ
にギロチン裁断し、剥離紙6を剥がして市販の絵はがき
の裏面に粘着剤5を介して接着し、図4にしめす構成の
ミクロ吸盤付きはがきを作成した。当該郵便はがきはイ
ンクジェットプリンタPM720C(EPSON製)に
て10枚連続ではがき台紙の表面9にきれいに賀状印刷
ができた。宛名書き面11の鉛筆書き、ボールペン、水
性サインペン、油性サインペンの筆記適性は良好であっ
た。保護シート3を手剥がし、ビニール壁紙のうえに貼
り、剥がしを繰り返したが十分貼付使用に耐えるもので
あった。最後に保護シート3を剥がしたままで他の紙製
年賀はがきに重ねて保管したが、お互いに吸接着もせず
保管にも便利であることが確かめられた。又保護シート
3を剥がしてフイルム製ストックブックに貼ったがプラ
スティックフイルムに良く吸着し、貼り替えも効き、保
管にも便利であることが確かめられた。
【0020】
【実施例5】実施例2においてはがき台紙1には既に印
刷用インクジェット受理層が塗工されたデジタルカメラ
出力用光沢紙QP(コニカ株式会社製)を使用した。そ
の裏面に図3に示す構成の両面テープを、粘着剤4を介
して貼り付け図4構成のミクロ吸盤付き郵便はがきを作
成した。もう一つ別に、同様に図4構成のミクロ吸盤付
き郵便はがきを作成した。両者2枚のミクロ吸盤付き郵
便はがきの一方の保護シート3を剥がしてミクロ吸盤層
2を介して他方のはがき台紙の表面9に吸着させ、1枚
の図5の如き多層ミクロ吸盤付きシークレット郵便はが
きを作成した。開封、封緘を確かめるため、はがき台紙
1、次のはがき台紙13の手剥がし、開封封緘を繰り返
した結果は良好であった。
【0021】
【実施例6】実施例3にて作成したミクロ吸盤付き郵便
はがき5枚において、インクジェット印刷されたはがき
台紙1の表面9に吸着可能な透明50ミクロン厚粘着剤
付きオーバーラミ用ポリエステルフイルム(リンテック
製品)を貼りあわせることで、吸着可能面を作り、それ
ぞれの保護シート3をはがして図5の如く5枚を重ねあ
わせ一枚の多層シークレット郵便はがきを作成した。開
封封緘を繰り返した結果は良好であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のミクロ吸盤付き郵便はがきの拡大断面
【図2】本考案のミクロ吸盤付き郵便はがきの拡大斜視
【図3】保護シート/ミクロ吸盤層/ポリエステルフイ
ルム/粘着剤/剥離紙の構成拡大断面図
【図4】本考案の粘着剤を介したミクロ吸盤付き郵便は
がきの拡大断面図
【図5】本考案の多層シークレットミクロ吸盤付き郵便
はがきの斜視図
【符号の説明】
1 はがき台紙 8 はがき台紙
の裏面 2 ミクロ吸盤層 9 はがき台紙
の表面 3 保護シート 10 保護シート
の裏面 4 ポリエステルフイルム 11 宛名書き面 5 粘着剤 12 ミクロ吸盤
層の表面 6 剥離紙 13 次のはがき
台紙 7 凹状陥没穴

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】はがき台紙1の裏面8に直径5〜300ミ
    クロンの凹状陥没穴7を無数に内包させた厚さ30〜5
    00ミクロンのアクリル樹脂からなる柔軟なミクロ吸盤
    層2と、ミクロ吸盤層2に吸着する保護シート3からな
    る貼って剥がせて、保管に便利なミクロ吸盤付き郵便は
    がき。
  2. 【請求項2】はがき台紙1の裏面に粘着剤5を介して接
    着積層された、直径5〜300ミクロンの凹状陥没穴7
    を無数に内包する厚さ30〜500ミクロンのアクリル
    樹脂からなる柔軟なミクロ吸盤層2と、ミクロ吸盤層2
    に吸着する保護シート3からなる貼って剥がせて、保管
    に便利なミクロ吸盤付き郵便はがき。
  3. 【請求項3】請求項1、請求項2の構成において、保護
    シート3の裏面10は吸着可能な面で、他面宛名書き面
    11は筆記適性、印刷適性を有したミクロ吸盤付郵便は
    がき。
  4. 【請求項4】請求項1、請求項2の構成において、保護
    シート3の裏面10は、吸着可能な面で、さらに印刷適
    性を有し、他面宛名書き面11は筆記適性、印刷適性を
    有したミクロ吸盤付シークレット郵便はがき。
  5. 【請求項5】請求項4の構成において、はがき台紙1の
    表面9は印刷適性、筆記適性を有し、さらに吸着可能な
    面からなるミクロ吸盤付郵便はがきで、その保護フイル
    ム3を剥がして、次のはがき台紙13の表面9と順次貼
    り合わせてなるミクロ吸盤付多層シークレット郵便はが
    き。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016190495A (ja) * 2016-06-13 2016-11-10 厚司 石戸 再剥離紙付き再粘着剤層のある葉書
US20220314685A1 (en) * 2017-09-21 2022-10-06 Comsero, Inc. Multi-sided modular erasable writing panel and system for attachment thereof

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