JP2003245919A - コンクリート基礎等の穿孔機及びその穿孔方法 - Google Patents

コンクリート基礎等の穿孔機及びその穿孔方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリート等の基礎をワイヤーソーを挿通
して切断するために形成する長い貫通孔を精度良く形成
できるコンクリート基礎等の穿孔機及びその穿孔方法を
提供する。 【解決手段】 先端部に刃先11を具備したコアビット
12に複数のコアチューブ16を順次連結し、コアビッ
ト12をモータ17により回転させて大型構造物を設け
たコンクリート基礎18等に穿孔する穿孔機10であっ
て、コアビット12とコアビット12に隣り合うコアチ
ューブ16との間に、刃先11の外径Dと実質的に同じ
外径Dを備え、しかも穿孔された孔37の軸方向及び周
方向にガイドされる一対のガイド部14a、15aが所
定の間隔Tを開けて設けられた直進保持装置13aを備
え、直進保持装置13aによりコアビット12及びコア
チューブ16の直進精度を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、大型構造
物を設けたコンクリート基礎をワイヤーソーを用いて精
度よく切断するために、コンクリート基礎に長い距離を
直進精度よく穿孔するコンクリート基礎等の穿孔機及び
その穿孔方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート基礎に固定された大型構造
物等を解体する際、コンクリート基礎に設けられた構造
物を分割解体して解体工程の短縮を図っている。このよ
うな状態で更に工程の短縮を図るためには、コンクリー
ト基礎に固定された部分の構造物をコンクリート基礎か
ら撤去するため、コンクリート基礎と構造物との間を切
断して構造物を切り離す必要がある。大型構造物の解体
に関して、特開2000−59109公報には高炉の改
修方法が開示されており、この改修方法においては、構
造物とコンクリート基礎との間を切り離すため、高炉の
コンクリート基礎部に複数個の貫通孔を水平方向に開け
て、この貫通孔にワイヤーソーを挿通させて貫通孔間の
基礎を切断するようになっている。そして、貫通孔の穿
孔手段として、コアボーリング装置(コアボーリングマ
シン)が使用できると記載されている。コンクリート基
礎内に貫通孔を穿孔するコアボーリングマシンの一例と
して、特開2000−87677公報に記載された形態
のものが開示されている。
【0003】このコアボーリングマシンは、回転機構部
が内蔵され、ガイドバーに沿って移動可能なマシン本体
と、マシン本体の回転機構部の回転軸に連結され、先端
に中空ビット(コアビット)が装着されたコアチューブ
と、ガイドバーの先端位置にガイドバーに対して直交配
置されたベースプレートと、予め穿孔予定位置に固定さ
れる第1ガイドパイプと、ベースプレートを貫通して固
定され、コアチューブを挿通ガイドする第2ガイドパイ
プと、第1、第2ガイドパイプ同士を同一軸線上に連結
する継ぎ手部(パイプユニオン)とを備えている。この
コアボーリングマシンおいては、穿孔したい構造体の表
面、例えば、鉄板に第1のガイドパイプを設置し、第1
のガイドパイプと第2のガイドパイプとをパイプユニオ
ンにより結合し、中空ビット及びコアチューブが第2の
ガイドパイプ及び第1のガイドパイプの穿孔軸線に沿っ
て移動するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のコアボーリングマシンにおいては、未だ解決すべき
以下のような問題があった。コンクリート基礎の表面の
穿孔部分に直角にこのマシン本体を設置できたとして
も、コンクリート強度の不均一、穿孔部の埋め込み金物
(配筋)等により貫通孔を直進精度良く形成することが
できない。これは中空ビットの穿孔力にもよるが、貫通
する孔の距離は数十mにも及ぶので、表面の穿孔部分に
若干の狂いが生じても数十m先の穿孔部分では、穿孔開
始位置から相当のずれが発生し、結局、貫通孔は水平及
び直進精度が得られない。このため、この貫通孔にワイ
ヤーソーを挿通してコンクリート基礎を切断した場合、
切断面が変形した状態で切断されることになる。このよ
うな状態が発生すると、構造物の引出しが出来ないため
構造物を小ブロックに分割する必要があり、コンクリー
ト基礎上で分割するために必要な作業工程が増加し、工
期の短縮が出来なかった。さらに、切断面が変形してい
ると、切断面を平坦に補修する必要があるが、狭いスペ
ースでは補修に多大の時間がかかり、補修は非常に困難
であるため、新規構造物をこの変形切断面に合わせて設
計する必要があり、コストと時間を必要としていた。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、コンクリート等の基礎をワイヤーソーを挿通し
て切断するために形成する長い貫通孔を精度良く形成で
きるコンクリート基礎等の穿孔機及びその穿孔方法を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係るコンクリート基礎等の穿孔機は、先端部に刃先を具
備したコアビットに複数のコアチューブが順次連結さ
れ、コアビットがモータにより回転されて大型構造物を
設けたコンクリート基礎等に穿孔する穿孔機であって、
コアビットとコアビットに隣り合うコアチューブとの間
に、刃先の外径と実質的に同じ外径を備え、しかも穿孔
された孔の軸方向及び周方向にガイドされる一対のガイ
ド部が所定の間隔を開けて設けられた直進保持装置を備
え、直進保持装置によりコアビット及びコアチューブの
直進精度を確保する。これによって、穿孔された孔の軸
方向及び周方向にガイドされる一対のガイド部が所定の
間隔を開けて設けられた直進保持装置によって、コアビ
ット及びコアチューブの直進精度が確保されるので、穿
孔される孔の直進度が向上する。
【0007】本発明に係るコンクリート基礎等の穿孔機
において、直進保持装置はコアビット及びコアチューブ
にねじ機構により連結することもできる。これによっ
て、直進保持装置のコアビット及びコアチューブへの着
脱が容易にできる。本発明に係るコンクリート基礎等の
穿孔機において、直進保持装置はコアビット及びコアチ
ューブに嵌入して連結することもできる。これによっ
て、直進保持装置とコアビット及びコアチューブとを強
固に連結することができる。
【0008】本発明に係るコンクリート基礎等の穿孔機
において、直進保持装置のガイド部には耐摩耗材を設け
ることもできる。これによって、直進保持装置の耐寿命
が向上する。前記目的に沿う本発明に係るコンクリート
基礎等の穿孔方法は、先端部に刃先を具備したコアビッ
トに複数のコアチューブを順次連結し、コアビットをモ
ータにより回転させる穿孔機によって大型構造物を設け
たコンクリート基礎等に穿孔する方法であって、穿孔さ
れた孔にガイドされることによりコアビット及びコアチ
ューブの直進精度を確保する直進保持装置を、コアビッ
トとコアビットに隣り合うコアチューブとの間に設けて
いる。これによって、直進保持装置により、コアビット
及びコアチューブが穿孔された孔の軸方向及び周方向に
ガイドされて直進精度が確保されるので、穿孔される孔
の直進度が向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形
態に係るコンクリート基礎等の穿孔機を用いて大型構造
物のコンクリート基礎に穿孔する場合の全体配置図、図
2は同コンクリート基礎等の穿孔機のマシン本体の正面
図、図3は同コンクリート基礎等の穿孔機による穿孔の
状態の説明図、図4は同コンクリート基礎等の穿孔機の
コアビット、直進保持装置及びコアチューブの接続を示
す説明図、図5(A)、(B)はそれぞれ、本発明の一
実施例に係るコンクリート基礎等の穿孔機の直進保持単
体の正断面図、側断面図、図6は同コンクリート基礎等
の穿孔機による穿孔の直進度を示す説明図である。
【0010】図1〜図4に示すように、本発明の一実施
の形態に係るコンクリート基礎等の穿孔機10(以下、
単に穿孔機と呼ぶ)は、先端部に刃先11を具備したコ
アビット12に、継ぎチューブ13を介して連結された
一対の直進保持単体14、15を接続し、さらに複数の
コアチューブ16を順次連結し、モータの一例である油
圧モータ17の回転によりコアビット12を回転させ
て、高炉構造物を取付けたコンクリート基礎18に穿孔
を形成するものである。なお、一対の直進保持単体1
4、15が継ぎチューブ13を介して連結されて一体化
されたものを直進保持装置13aと呼ぶ。以下、これら
について詳しく説明する。
【0011】図1に示すように、穿孔する距離Lを有す
るコンクリート基礎18の外側に対向して2台の穿孔機
10が取付架台19、20上に設けられており、2台の
穿孔機10がそれぞれ、距離(L/2)ずつ穿孔して距
離Lを穿孔することができるようになっている。図2に
示すように、穿孔機10のマシン本体は、取付架台20
(19も同じ)上に固定された取付フレーム21に設け
られており、取付フレーム21のコンクリート基礎18
側の端部には、コアチューブ16をガイドするチューブ
ガイド22が取付けられている。チューブガイド22
は、コアチューブ16を水平方向に摺動ガイドできると
共に、回転支持することができる。
【0012】コアチューブ16の後端部は、オイルポン
プユニット(図示せず)により供給される圧油により回
転する油圧モータ17の回転を、回転機構23を介して
回転される回転軸24と、前、後部チャック25、25
aを介して連結されている。油圧モータ17が取付けら
れた回転機構23の下端部には、進退フレーム26が設
けられており、進退フレーム26は、図示しない進退機
構を介して取付フレーム21に沿って水平方向に進退す
るように構成されている。
【0013】図4に示すように、コアビット12は、後
端部の内側に雌ねじ部27が形成されたパイプ状の本体
部28と、本体部28の先端に周方向に等間隔で設けら
れた数個のダイヤモンドからなる刃先11とを備えてい
る。各刃先11は、外径がD(例えば、20〜120m
m)となるように配置され、刃先11の回転により、図
3に示すように、水平方向に孔径Dの孔37が形成され
る。コアビット12の刃先11の先端から直進保持単体
14の中心までの距離をM(例えば、50〜120m
m)とする。図4に示すように、直進保持単体14は筒
状に形成されており、両端部にはそれぞれ、コアビット
12の雌ねじ部27に螺合する雄ねじ部29と、パイプ
状に形成された継ぎチューブ13の前端部の内側に形成
された雌ねじ部30に螺合する雄ねじ部31とが形成さ
れている。
【0014】雄ねじ部29と雄ねじ部31との間には、
刃先11の外径Dと同じ外径D及び幅B(例えば、20
〜80mm)を備え、しかも穿孔される孔37の軸方向
及び周方向にガイドされるガイド部14aが形成されて
いる。継ぎチューブ13の後端部の内側に形成された雌
ねじ部32には、筒状に形成された直進保持単体15の
前端部に形成された雄ねじ部33が螺合している。さら
に、ガイド部14aと同じガイド部15aを備えた直進
保持単体15の後端部に形成された雄ねじ部34には、
コアチューブ16の前端部の内側に形成された雌ねじ部
35が螺合している。先行するコアチューブ16の後端
部に形成された雄ねじ部36(雄ねじ部34と同じ形状
及びサイズ)には、後続のコアチューブ16の前端部の
内側に形成された雌ねじ部35が螺合している。
【0015】直進保持装置13aにおいて、直進保持単
体14、15のガイド部14a、15aは、刃先11の
外径Dと同じ外径Dで、しかも所要の幅Bに形成されて
おり、ガイド部14a、15aは中心間距離は所定の間
隔T(例えば、500〜2000mm)を開けて配置さ
れている。かかる構成によって、図3に示すように、直
進保持単体14、15のガイド部14a、15aが穿孔
される孔37にガイドされて回転及び前進しながら、コ
アチューブ16及びコアビット12の刃先11の直進度
を維持して穿孔するので、穿孔された孔37の直進度が
向上する。なお、図4に示すように、コアチューブ16
は両端部の雌ねじ部35と雄ねじ部36による接合部を
除くと長さX(例えば、500〜2000mm)であ
る。
【0016】
【実施例】図5(A)、(B)には、本発明の一実施例
に係るコンクリート基礎等の穿孔機の直進保持単体38
の詳細を示す。直進保持単体38は、一般構造用圧延鋼
材(SS材)又は機械構造用炭素鋼鋼材(S−C材)を
機械加工してスリーブ状に形成された直進保持本体部3
9と、直進保持本体部39の軸方向の中央部に形成さ
れ、周方向に4等分され側面視して矩形状に形成された
開口部40に嵌入された耐摩耗材の一例であるセラミッ
クス片41とを備えている。開口部40は断面円弧状に
形成されており、断面円弧状に形成された各セラミック
ス片41の中心角αは45°になっており、セラミック
ス片41の外形が形成するガイド部の外径はD1 =66
mm、セラミックス片41の内形が形成するガイド部の
内径はD2 =52mmとしている。
【0017】直進保持本体部39の中央部の断面の外径
1 =64mmは、外径D1 より2mm小さく形成さ
れ、内径d2 =51mmは内径D2 より1mm小さく形
成されている。セラミックス片41は長さS=50mm
に形成されている。長さN=120mmの直進保持本体
部39の両端部にはそれぞれ、角ねじを有する長さn=
21mmの雄ねじ部42、43が形成されており、雄ね
じ部42、43のピッチ径はP=55.5mmとしてい
る。ここでは、4個のセラミックス片41により、ガイ
ド部が構成されることになり、セラミックス片41の長
さSが直進保持単体14のガイド部14aの幅Bに相当
する。なお、セラミックス片41の長さSやガイド部間
の間隔は、穿孔の孔径や、穿孔する基礎の強度、コアビ
ットの仕様等を勘案して適宜決定することができる。
【0018】上記の直進保持単体38を採用した穿孔機
を使用して、以下の条件で、図1に示すように、コンク
リート基礎18に片側から距離Lを貫通できる穿孔を形
成した。2個の直進保持単体38を継ぎチューブを介し
てねじ機構により接続して、直進保持単体38間の間隔
(図4のTに相当)を1000mmとした。1本のコア
チューブの長さ(図4のXに相当)を1000mmとし
た。コアビットは、刃先の個数を7個、外径(図4のD
に相当)を66mm、長さ(図4のMに相当)を90m
mとした。コアビットの回転数は900rpm、コアビ
ットの前進速度は80〜90mm/minとした。
【0019】図6に上記の穿孔の結果(直進度)を、直
進保持装置を備えていない従来の場合と比較して示す。
図6から明らかな通り、直進保持装置を設けた本実施例
では、従来の場合に比較して、上下方向の直進度では約
1/2程度に、また、左右方向の直進度では約1/5程
度となり、直進度が向上したことが分かる。
【0020】前記実施の形態においては、直進保持装置
13aはコアビット12及びコアチューブ16に、雌ね
じ部と雄ねじ部の螺合によるねじ機構により接続した
が、これに限定されず、その他の接続構造、例えば、直
進保持装置をコアビット及びコアチューブに嵌入して接
続する構造とすることもできる。直進保持装置13a
は、一対の直進保持単体14、15を継ぎチューブ13
を介してねじ機構により連結して構成したが、これに限
定されず、一対の直進保持単体をその他の機構を用いて
連結したり、又は一対の直進保持単体を接続することな
く、直進保持装置を一体的に形成することもできる。さ
らに、コアビット12とコアチューブ16との間に3個
の直進保持装置13aを配置することで、直進性はさら
に向上する。
【0021】直進保持装置のガイド部には耐摩耗材(セ
ラミックス片41)を設けたが、これに限定されず、そ
の他の材質の材料を用いることもできる。また、セラミ
ックス片41を4個分割して設けたが、これに限定され
ず、2、3個又は5個以上の分割であればよい。また、
ガイド部と直進保持本体部との間にベアリングを用いる
と、ベアリングによりガイド部の外面と形成された孔3
7の内面との周方向の摩擦がほとんど無いため、摩耗に
よる直進保持装置の変形が起こらないので、直進性がさ
らに向上する。穿孔の対象物を高炉のコンクリート基礎
として説明したが、これに限定されず、その他の大型構
造物の基礎や岩石等にも適用することもできる。また、
穿孔を水平方向に形成したが、これに限定されず、垂直
方向又は傾斜して形成することもできる。
【0022】
【発明の効果】請求項1〜4記載のコンクリート基礎等
の穿孔機及び請求項5記載のコンクリート基礎等の穿孔
方法においては、直進保持装置により、コアビット及び
コアチューブが穿孔された孔の軸方向及び周方向にガイ
ドされて直進精度が確保されるので、穿孔される孔の直
進度が向上する。これにより、ワイヤーソーを挿通して
コンクリート基礎を切断した場合、切断面が変形の少な
い状態で切断され、この結果、新規構造物の設計も容易
となる。特に、請求項2記載のコンクリート基礎等の穿
孔機においては、直進保持装置のコアビット及びコアチ
ューブへの着脱がねじ機構により容易にできるので、作
業性が向上する。
【0023】請求項3記載のコンクリート基礎等の穿孔
機においては、直進保持装置とコアビット及びコアチュ
ーブとを嵌入により強固に連結することができるので、
直進精度がさらに向上する。請求項4記載のコンクリー
ト基礎等の穿孔機においては、直進保持装置の耐寿命が
向上するので、ランニングコストの低減が図られ、直進
保持装置の取替え期間が長くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るコンクリート基礎
等の穿孔機を用いて大型構造物のコンクリート基礎に穿
孔する場合の全体配置図である。
【図2】同コンクリート基礎等の穿孔機のマシン本体の
正面図である。
【図3】同コンクリート基礎等の穿孔機による穿孔の状
態の説明図である。
【図4】同コンクリート基礎等の穿孔機のコアビット、
直進保持装置及びコアチューブの接続を示す説明図であ
る。
【図5】(A)、(B)はそれぞれ、本発明の一実施例
に係るコンクリート基礎等の穿孔機の直進保持単体の正
断面図、側断面図である。
【図6】同コンクリート基礎等の穿孔機による穿孔の直
進度を示す説明図である。
【符号の説明】
10:コンクリート基礎等の穿孔機、11:刃先、1
2:コアビット、13:継ぎチューブ、13a:直進保
持装置、14:直進保持単体、14a:ガイド部、1
5:直進保持単体、15a:ガイド部、16:コアチュ
ーブ、17:油圧モータ(モータ)、18:コンクリー
ト基礎、19、20:取付架台、21:取付フレーム、
22:チューブガイド、23:回転機構、24:回転
軸、25:前部チャック、25a:後部チャック、2
6:進退フレーム、27:雌ねじ部、28:本体部、2
9:雄ねじ部、30:雌ねじ部、31:雄ねじ部、3
2:雌ねじ部、33:雄ねじ部、34:雄ねじ部、3
5:雌ねじ部、36:雄ねじ部、37:孔、38:直進
保持単体、39:直進保持本体部、40:開口部、4
1:セラミックス片(耐摩耗材)、42、43:雄ねじ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に刃先を具備したコアビットに複
    数のコアチューブが順次連結され、前記コアビットがモ
    ータにより回転されて大型構造物を設けたコンクリート
    基礎等に穿孔する穿孔機であって、前記コアビットと該
    コアビットに隣り合う前記コアチューブとの間に、前記
    刃先の外径と実質的に同じ外径を備え、しかも穿孔され
    た孔の軸方向及び周方向にガイドされる一対のガイド部
    が所定の間隔を開けて設けられた直進保持装置を備え、
    該直進保持装置により前記コアビット及び前記コアチュ
    ーブの直進精度を確保することを特徴とするコンクリー
    ト基礎等の穿孔機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンクリート基礎等の穿
    孔機において、前記直進保持装置は前記コアビット及び
    前記コアチューブにねじ機構により連結することを特徴
    とするコンクリート基礎等の穿孔機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のコンクリート基礎等の穿
    孔機において、前記直進保持装置は前記コアビット及び
    前記コアチューブに嵌入して連結することを特徴とする
    コンクリート基礎等の穿孔機。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のコ
    ンクリート基礎等の穿孔機において、前記直進保持装置
    のガイド部には耐摩耗材が設けられていることを特徴と
    するコンクリート基礎等の穿孔機。
  5. 【請求項5】 先端部に刃先を具備したコアビットに複
    数のコアチューブを順次連結し、前記コアビットをモー
    タにより回転させる穿孔機によって大型構造物を設けた
    コンクリート基礎等に穿孔する方法であって、穿孔され
    た孔にガイドされることにより前記コアビット及び前記
    コアチューブの直進精度を確保する直進保持装置を、前
    記コアビットと該コアビットに隣り合う前記コアチュー
    ブとの間に設けたことを特徴とするコンクリート基礎等
    の穿孔方法。
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