JP2009143075A - コアビット - Google Patents

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Tatsuo Mitsunaka
達雄 三中
Hiroyuki Matsubara
裕行 松原
Akira Kobayashi
昭 小林
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Abstract

【課題】コンクリート構造物への水平方向の長尺な孔穿けを直進性を持たせて精度よく行うことができるコアビットを提供する。
【解決手段】ダイヤモンドチップ23を溶接又はロウ付けした円筒状のボデー24と、該ボデー24に捩じ込みにより取外し可能に連結されチューブ26を有し、ボデー先端にはダイヤモンドチップ23と面一をなすガイド27がダイヤモンドチップ23に連続して形成され、またボデー他端が捩じ込まれるチューブ端には、ガイド27と同一径をなすガイド28が形成され、水平孔穿孔中、コアビットは刃先のダイヤモンドチップ側とボデー24とチューブ26の接続部の2か所においてガイド27及び28により支持される。
【選択図】図9

Description

本発明は、コンクリート構造物に穿孔するのに使用され、とりわけ水平方向の孔穿けに使用するのに適したコアビットと、該コアビットを用いたコンクリート構造物への穿孔方法に関する。
この種のコアビットは一般に、図1に示すように、円筒状のボデー1の一端にフランジ2を溶接にて固定し、ボデー他端にダイヤモンドチップ3を溶接又はロウ付けしたものよりなっている。
図2は、図1に示すコアビットを用いてコンクリート構造物4を切削中の断面を示すもので、図示するようにダイヤモンドチップ3は厚みがボデー1の肉厚よりも厚く、ボデー1の内外に突出するように取付けられているため、ボデー1と切削溝5の内壁面との間に隙間を生じ、この隙間によりボデー1がコンクリート構造物4に接触しないようにしていると共に、冷却水を通し、切粉を排出させるようにしている。
切粉の排出を容易にするためのコアビットも知られ、下記特許文献1には、図4に示すように、ボデー7の内外周のうち、少なくとも一方に切粉排出用の螺旋状の凸部8を突設したコアビットが開示されている。
図3は、主として長孔を穿孔する際に使用する従来の連結式コアビットを示すもので、先端にダイヤモンドチップ9を溶接又はロウ付けした円筒状のボデーよりなるコアビット10とカップリング11をチューブ12を介して取外し可能に連結し、チューブ12を継ぎ足すことによって長く延ばすことができるようにしてあり、取外し可能に連結するためにコアビット10とチューブ12及びチューブ12とカップリング11の接合部分にはそれぞれネジ部(図示しない)が形成され、ネジ部の捩じ込みにより連結されるようになっている。
特開平8−142039号
切削中には、上述するようにコアビットのボデーと切削溝の内壁面との間に隙間を生じるが、この隙間は、これより切粉が排出される反面、隙間内でのコアビットの傾きを許容し、真直ぐな精度のよい孔穿けができなくなる、という問題を生ずる。とくに図2に示すように、横向きの孔あけ作業時にはコアビット1の自重やコアビット内のコア4の自重によりコアビット1先端が下方に傾き、形成される孔6が下方に曲がりがちとなる。とりわけ図3に示すような連結式のコアビットで長孔を形成する場合、切り始めに穴が傾いていると、その後に形成される穴の振れも大きくなる。そこで孔の直進性や精度を向上させるために、切り始めにおいては通常、コアビット10をカップリング11に直接連結して孔穿けを行い、切削がある程度進行すると、コアビット10を孔から一旦引出し、コアビット10とカップリング11をチューブ12で継いで、コアビットを孔に通し、切削を再開する方法で行われている。コアビットはまた長尺になると、コアビット自体も撓み易くなり、形成される孔が大きく湾曲し易い。こうした孔の湾曲は、コアビットの孔内壁への接触を生じ、その接触抵抗によりドリルモータのパワーロスを招く。とくに長孔や大口径のように孔壁面との接触面積が広く、また接触圧が強くなると、パワーロスが大きくなり、孔あけができなくなることがある。
図4に示すコアビットの場合、凸部8の突出高さをダイヤモンドチップ9の高さと一致させると、切削中、凸部8が孔内壁に接触して姿勢が安定するようになり、上述する問題はある程度緩和されるが十分でない。とくに切り始めにおいて、凸部8が孔内壁に接触するのは円周方向において1ないし2か所となるため、コアビットの姿勢が安定せず、コアビットが孔内で傾いて精度の高い孔穿けができなくなるおそれがある。
上記の問題を解消するため、本出願人は先に、先願2006−273725号において、図5に示すようにダイヤモンドチップ14から軸方向に一定長さにわたってボデー15の円周方向にダイヤモンドチップと面一をなすガイド16を周方向に一定間隔で形成したコアビットについて提案した。図中、17は図示しないチューブに捩じ込まれるネジ部である。図6は図5に示すコアビット15を用いてコンクリート構造物18を穿孔中の断面を示す。
図5に示すガイド付きコアビットは、図1及び図3に示すようなガイドのない通常のコアビットに比べ、穿孔時の直進性がよい、という利点があるが、長尺なコアビットを用いて水平方向に長尺な孔穿けを行う場合、コアビットが自重により撓んで曲がった状態で孔内壁に接触して横たわるようになり、この状態でコアビットを回転させると、捩りモーメントによる反力が発生して図7に示すように、コブラがかま首を持ち上げたような姿勢を呈するようになる。その結果、ダイヤモンドチップの円周方向における一部(時計の12時〜3時の間の部分)だけが孔内壁に強く押付けられ、その部分が他所に比べて効率よく切削されるようになって、刃先のダイヤモンドチップがその重力と相俟って図の左下方向に曲がってしまう傾向がある。
本発明は、前述の特願2006−273725号により提案したコアビットに改良を加え、水平方向の長尺な孔穿けをさらに直進性を持たせて精度よく行うことができるコアビットと該コアビットによる穿孔方法を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、円筒状のボデーと、該ボデー先端に固着され、ボデー内外周に一定量突出するダイヤモンドチップを有し、上記ボデーにはダイヤモンドチップから軸方向に一定長さにわたって、外周面全体にダイヤモンドチップと面一をなすガイドを持つコンクリート構造物の穿孔に使用するコアビットにおいて、ボデー外周の軸方向に適宜の間隔を存して1か所、ダイヤモンドチップの外径と同径のガイド部を円周方向に形成したことを特徴とし、
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明のコアビットが水平方向の孔穿け用であって、ダイヤモンドチップを備えたボデーと、コアドリルの駆動軸に連結されるカップリングと、前記ボデーとカップリングを連結する取外し可能な1ないし複数の接続されたチューブよりなることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明のコアビットを用いてコンクリート構造物に長尺の孔穿けを行うことを特徴とする。
本発明によると、水平方向への穿孔中において、コアビットは2か所のガイドにより支持されるため、チューブを備えた長尺なコアビットの場合、ガイドに挟まれた部分のチューブでの撓みが少なくなり、孔内壁への接触を防ぐ。また、後方にガイドを追加したことにより、ガイドに挟まれた部分のチューブでは、後方のガイドよりカップリング側のチューブが撓んで孔内壁に接触し、捩りモーメントによる反力が発生しても刃先に影響を与えることがなくなる。このため刃先のダイヤモンドチップがその全周においてコンクリート構造物に均一に押付けられるようになり、図7に示すような刃先の屈曲を防いで直進性のある孔穿けを行うことができる。
本発明のガイドは、2か所ではなく多数箇所に設けると、チューブの撓みがより少なくなるが、反面、孔内壁との接触抵抗が増し、大きな回転トルクを要するようになる。そこでガイドが設けられる箇所は、先端のダイヤモンドチップをガイドするためにコアビット先端のガイドと、その後方のガイドの合計2か所に設けることでその効果は十分である。ガイド2か所の距離は、ガイド間のチューブの撓みが孔内壁に接触しない程度離れた箇所に設けるのが望ましい。
ガイド間の距離は、前述するようにガイド間のチューブが撓んでも孔内壁に接触しない程度のものが望ましいが、ガイド間の間隔は狭過ぎると、後方のガイドよりカップリング側のチューブが撓んで孔内壁に接触したときの捩りモーメントが刃先に影響するようになり、好ましくない。このガイド間の距離は、直径110mmの孔穿けを行う場合、実験の結果によると、3.3m前後が適当である。
以下、本発明の実施形態のコアビットについて図面により説明する。
図8は、本発明に係るコアビット21の全体構成を示すものであり、図9は、図8に示すコアビット21を用いてコンクリート構造物22を穿孔中の先端部分における断面を示すもので、コアビット21は図3に示すコアビットと同様、ダイヤモンドチップ23を溶接又はロウ付けした円筒状のボデー24と、該ボデー24に捩じ込みにより取外し可能に連結されるチューブ26を有し(該チューブ26には図示していないが、更に1ないし複数のチューブが連結され、チューブ端にはコアドリルの駆動軸に取付けられるカップリングが取付けられる)、ボデー先端にはダイヤモンドチップ23と面一をなすガイド27がダイヤモンドチップ23に連続して形成され、またボデー他端が捩じ込まれるチューブ端には、ガイド27と同一径をなすガイド28が形成され、各ガイド27及び28にはそれぞれ、その表面に切粉を排出するための螺旋状の溝29が切ってある。上記実施形態ではボデー24はガイド27と一体形成されているが、ガイド27に捩じ込んで連結してもよい。
本実施形態のコアビットによると、水平孔穿孔中、コアビットは刃先のダイヤモンドチップ側とボデー24とチューブ26の接続部の2か所のガイド27及び28により支持されるため、長尺であっても、またガイド28より後方のチューブが撓んで孔内壁に接触し、捩りモーメントによる反力が発生しても刃先が傾いて均一な押付が妨げられることがなく、真直ぐな孔穿けが精度よく行えること、孔内壁やコア外周面にうねりがなくなってコアビット21の抜差しがスムースに行えること、ガイド27、28は二か所に設けられるだけであり、コアビットを回転駆動するトルクの増加を最小限に抑えることができること、等の効果を奏する。
本発明は、コンクリート構造物を水平方向に穿孔するのに用いられるコアビット、とりわけチューブを繋いだ長尺のコアビットに適用するのに適する。
従来のコアビットの斜視図。 従来の連結式コアビットの斜視図。 図1に示すコアビットによりコンクリート構造物を水平方向に穿孔するときの断面図。 従来の別の例のコアビットの斜視図。 コアビットの更に別の例の正面図。 図5に示すコアビットを用いてコンクリート構造物を水平方向に孔穿けするときの断面図。 コアビットの刃先が傾いた状態を示す図。 本発明に係るコアビットの正面図。 図8に示すコアビットを用いてコンクリート構造物を水平方向に孔穿けするときの断面図。
符号の説明
21・・コアビット
22・・コンクリート構造物
23・・ダイヤモンドチップ
24・・ボデー
26・・チューブ
27、28・・ガイド
29・・溝

Claims (3)

  1. 円筒状のボデーと、該ボデー先端に固着され、ボデー内外周に一定量突出するダイヤモンドチップを有し、上記ボデーにはダイヤモンドチップから軸方向に一定長さにわたって、外周面全体にダイヤモンドチップと面一をなすガイドを備えた、コンクリート構造物の穿孔に使用するコアビットにおいて、ボデー外周の軸方向に適宜の間隔を存して1か所、ダイヤモンドチップの外径と同径をなすガイド部を円周方向に形成したことを特徴とするコアビット。
  2. 上記コアビットが水平方向の孔穿け用であって、ダイヤモンドチップを備えたボデーと、コアドリルの駆動軸に連結されるカップリングと、前記ボデーとカップリングを連結する取外し可能な1ないし複数の接続されたチューブよりなることを特徴とする請求項1記載のコアビット。
  3. 請求項1又は2記載のコアビットを用いてコンクリート構造物に長尺の孔穿けを行うことを特徴とする穿孔方法。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003245919A (ja) * 2002-02-26 2003-09-02 Nippon Steel Corp コンクリート基礎等の穿孔機及びその穿孔方法
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