JP2003245828A - ワイヤ放電加工のワイヤ電極走行経路形成装置、及びエンドミル工具刃先のワイヤ放電加工装置 - Google Patents

ワイヤ放電加工のワイヤ電極走行経路形成装置、及びエンドミル工具刃先のワイヤ放電加工装置

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JP2003245828A
JP2003245828A JP2002046045A JP2002046045A JP2003245828A JP 2003245828 A JP2003245828 A JP 2003245828A JP 2002046045 A JP2002046045 A JP 2002046045A JP 2002046045 A JP2002046045 A JP 2002046045A JP 2003245828 A JP2003245828 A JP 2003245828A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ワイヤ放電加工では加工が困難なねじれ刃、先
端が球形のボールエンドミル工具を無垢の工具素材から
加工可能とすワイヤ電極走行経路形成装置を備えたワイ
ヤ放電加工装置を提供する。 【解決手段】テーブルに設けられる取付けベース15、
取付けベース15の表面に沿って旋回位置決めをするよ
う枢軸を介して取付けられた旋回テーブル16、旋回テ
ーブル16の旋回位置決め駆動手段、ワイヤ電極1の張
架加工部を形成する一対のガイドブロック3,4を有す
る支腕19、支腕19の一端を支持し、他端を旋回テー
ブル表面に垂直方向に旋回位置決めする支腕旋回制御手
段20、支腕19のガイドブロック間の加工部にワイヤ
電極1を走行させるワイヤ電極の引廻し手段を有するワ
イヤ電極走行経路形成装置と、加工ヘッドに設けた工具
素材を取付ける回転割出軸とを備え加工部ワイヤ電極1
Aが工具素材と交叉して相対向加工するように配置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マシニングセンタ
などの工作機械に用いられるボールエンドミルなどの、
特にねじれ刃エンドミル工具の刃部の形成加工に有用
な、そして前記刃部の形成加工を容易化するワイヤ放電
加工の治具であるワイヤ電極走行経路形成装置、そのワ
イヤ電極走行経路形成装置を備えたエンドミル工具など
の刃先加工用のワイヤ放電加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワイヤ放電加工方法を用いて、エンドミ
ル工具の切刃部を形成加工することが、例えば、特許第
2、828、423〜4号明細書及び図面に記載されて
いるように知られている。即ち、このものは下記の如き
ものである。得るべき所望形状の切刃形状を持った総形
工具(総形エンドミル、または総形へ―ルバイト)の刃
先部の形状を加工する方法において、前記総形工具に形
成する所望の切刃形状と2番逃げ面形状とを含む刃先部
の加工形状のプログラムを予め作成し、水平または垂直
軸まわりの回転割出し位置決め可能な回転割出軸とテ―
パ加工機能を有した数値制御ワイヤ放電加工機を用い、
予め工具径、工具長に応じた基本形状をシャンク部や刃
部に前加工した前記総形工具の工具素材を用意し、前記
工具素材のシャンク部を前記回転割出軸のワーク取付部
に装着し、前記予め作成した加工プログラムを実行し前
記工具素材に前記総形工具の切刃形状の加工を行う切刃
加工工程と、前記2番逃げ面形状の加工を行う逃げ面加
工工程とを連続的にワイヤ放電加工により行なう数値制
御による総形工具の加工方法、と言ったものである。
【0003】即ち、このものは、従来より周知で多用さ
れているテーパ加工機能を備えている数値制御ワイヤ放
電加工機に、工具素材を保持する割出し位置決め可能な
回転割出軸を付設して、後は予め作成したプログラムに
より数値制御ワイヤ放電加工により加工して総形工具を
製作するものである。しかしながら、かかる工具の製作
方法を、例えばボールエンドミルのように、特にねじれ
刃で、外周包絡線形状として、高い寸法、形状精度の球
状先端部を、各種の寸法、形状の平面や円弧面を複雑に
連ねて所定の形状に加工形成することへの適用は相当に
困難なもので、成功は覚束無いものである。
【0004】図6は、斯種エンドミル工具を、前述従来
型のワイヤ放電加工機によって加工形成する場合の、加
工部ワイヤ電極1と工具素材2の配置関係の一例を示す
部分の側面説明図で、図において、図示しないベッドの
後方に立てて設けられたコラムの上下に各前方(紙面前
方)に伸長して形成した一対の上下アームの先端部に、
上下に相対向して、更新移動するワイヤ電極1の加工部
1Aを位置決めして形成するガイドブロック3、4が設
けられ、図示では、下ガイドブロック4に対し、上ガイ
ドブロック3を前述テーパ加工機能の1軸、例えば、図
示では紙面左右方向のY軸に移動偏倚位置決めして、加
工部ワイヤ電極1が、約60°傾斜している状態を示し
ている。
【0005】5は、前記ベッド上の前方左側部に設けら
れたテーブルで、該テーブル5上には工具素材2の取付
け位置決め治具6を取り付け、該治具6を介して工具素
材2を回転割出し軸のC軸7が、前記Y軸廻りの回転割
出し制御可能に、かつ前記水平Y軸に制御送り可能に設
けられる。 また、前記テーブル5と加工部ワイヤ電極
1を上下ガイドブロック3、4を介して支持する上下の
アームとは、紙面と直交するX軸方向と、紙面上下方向
のZ軸とに相対的に制御位置決め可能に移動するように
構成されているものである。
【0006】なお、図示の場合、上ガイドブロック3
は、基板3Aにワイヤ電極1を挿通位置決めするガイド
3Bと加工部ワイヤ電極1に沿って加工液を噴射するノ
ズル3C、及び図示しないワイヤ電極供給部から引き出
されてきたワイヤ電極1に所定の制動力を与えて前記ガ
イド3Bに案内供給する案内ローラ3Dを備えているの
に対し、下ガイドブロック4は、加工部ワイヤ電極1と
同軸の加工液噴射ノズル4Aと内部に位置決めガイド4
Bと図示しないワイヤ電極1に加工用電源の一方の端子
を接触通電する図示しない通電駒等を収納し、加工液導
入配管端子や、電源プラグ等を有する円筒状等のケーシ
ング4Cから成り、加工部を通過してきたワイヤ電極1
は、さらに下流の引取りローラ8により所定の張力とな
るように引っ張り引き取られる。
【0007】また、前述の工具素材2の取付け位置決め
治具6は、例えば所要の工具鋼や、WC-Co合金系の
超硬合金等から成る丸棒状の工具素材2を、治具6の基
台6Aに、前記回転割出し軸のC軸と同芯、同軸に設け
た、例えば、ステンレス製の円筒状の焼ばめ治具6Bに
挿通、焼ばめ固定により所定に位置決めして加工の用に
供するものである。
【0008】図7のA及びBは、一例の2枚刃ボールエ
ンドミルの先端の正面図A図と、A図を180°回転さ
せて前方側面から見た側面図で、210と220は前記
2枚刃の各切刃で、図Aで上右側の切刃210を主とし
て加工すべき面に付き説明すると、211、221は切
刃210と220の各外周面、212、222は切刃2
10、220の各先端稜線面、213、223、21
4、224、及び215、225は各第1、第2、及び
第3の各逃げ面、216は先端切刃210のすくい面、
217は側部切刃のすくい面、及び218は側部切刃間
の逃げ面である。
【0009】図から明らかなように、2枚刃の切刃21
0、220は、正面から見て大きな曲率のS字状を為し
ており、即ち所定のねじれを有し、かつその各先端稜線
面212、222は円弧または球面状に盛り上がってい
る所から、該切刃210、220は勿論、該切刃21
0、220に続く、すくい面216、217や、逃げ面
213、223、215、225等の加工形成は難し
く、前述の如き汎用機的な数値制御ワイヤ放電加工機に
よっては、加工成形が難しいのである。
【0010】そこで本発明の目的は、所望の切刃形のエ
ンドミル工具、即ち、従来より、ワイヤ放電加工では自
動の加工形成が困難とされてきたねじれ刃の、さらには
先端が高精度に球形のボールエンドミル工具を、例えば
丸棒状等の無垢の工具素材からでも加工形成を可能とす
るワイヤ放電加工の治具であるワイヤ電極走行経路形成
装置、及び該ワイヤ電極走行経路形成装置を備えたワイ
ヤ放電加工装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述の本発明の目的は、
(1)テーブルまたは加工ヘッドの一方に設けられる
か、テーブルまたは加工ヘッドの一方が兼用してもよい
取付けベースと、該取付けベースの表面に、該表面に沿
って所望の角度の旋回位置決めをするように枢軸を介し
て取り付けられた旋回テーブルと、該旋回テーブルの旋
回位置決め駆動手段と、ワイヤ電極が更新移動する張架
加工部を形成するように間隔を置いて取り付けられた一
対のガイドブロックを有する支腕と、該支腕の一端側を
支点として支持し、他端を旋回テーブル表面に垂直方向
に旋回位置決めするように旋回テーブル上に取り付けら
れた支腕旋回制御手段と、前記取付けベース廻りに設け
られるワイヤ電極の供給引取手段に対して、前記旋回支
腕のガイドブロック間の加工部にワイヤ電極を供給およ
び引き取るように走行させるワイヤ電極の引廻し手段と
を有し、相対的に直交3軸方向の移動制御が可能な前記
テーブルと加工ヘッドとの他方に設けた、工具素材を取
り付ける割出し位置決め可能な回転割出軸と前記加工部
ワイヤ電極が交叉するように相対向して配置されるワイ
ヤ電極走行経路形成装置とすることにより達成される。
【0012】また、前述の本発明の目的は、(2)前記
取付けベースが前記テーブル上に水平に設けられ、前記
回転割出軸が加工ヘッドの電極取付定盤にテーブル面と
直交する垂直軸に設けられる前記(1)に記載のワイヤ
電極走行経路形成装置とすることにより達成される。
【0013】又、前述の本発明の目的は、(3)前記回
転割出軸に、前記工具素材を取り付けたホルダの自動交
換着脱用の保持手段が設けられている前記(1)または
(2)に記載のワイヤ電極走行経形成装置とすることに
より達成される。
【0014】また、前述の本発明の目的は、(4)前記
旋回テーブルが、その旋回位置決め枢軸を中心とする扇
状の円弧板体で、旋回位置決め駆動手段が、板体の外周
円弧に係合して設けられている前記(1)、(2)また
は(3)に記載のワイヤ電極走行経路形成装置とするこ
とにより達成される。
【0015】また、前述の本発明の目的は、(5)前記
支腕が、一対のガイドブロック間の長さを所要に調整設
定可能に伸縮可能な構成である前記(1)、(2)、
(3)または(4)に記載のワイヤ電極走行経路形成装
置とすることにより達成される。
【0016】また、前述の本発明の目的は、(6)前記
一対のガイドブロックの少なくとも一方に加工部ワイヤ
電極に沿う加工液噴射ノズルを有する前記(1)、
(2)、(3)、(4)または(5)に記載のワイヤ電
極走行経路形成装置とすることにより達成される。
【0017】また、前述の本発明の目的は、(7)前記
旋回位置決め駆動手段と支腕旋回制御手段とが夫々に回
転角度を検出位置決めする所要のロータリィエンコーダ
を有する前記(1)、(2)、(3)、(4)、(5)
または(6)に記載のワイヤ走行経路形成装置とするこ
とにより達成される。
【0018】また、前述の本発明の目的は、(8)前記
テーブルが、加工槽内において垂直軸に相対的に移動す
る主軸の加工ヘッド移動体と相対向する放電加工機の水
平テーブルである前記(2)に記載のワイヤ電極走行経
路形成装置とすることにより達成される。
【0019】又、前述の本発明の目的は、(9)前記扇
状の円弧板体から成る旋回テーブルの外周円弧には、前
記旋回位置決め駆動手段の出力軸に設けた歯車に噛み合
う円弧歯車が構成されており、該円弧歯車を覆う円弧カ
バーが設けられている前記(8)に記載のワイヤ走行経
路形成装置とすることにより達成される。
【0020】また、前述の本発明の目的は、(10)前
記円弧歯車と旋回位置決め駆動手段の出力歯車との噛み
合い部に対し、清浄加工液の噴射手段が設けられている
前記(9)に記載のワイヤ電極走行経路形成装置とする
ことにより達成される。
【0021】そして、更に、前述の本発明の目的は、
(11)所要の形成すべき切刃形状を持ったエンドミル
工具の刃先部の形状を加工する装置において、ベッド上
に水平に固定して設けたテーブルと、該テーブルに垂直
に相対向して制御移動するように主軸を保持した加工ヘ
ッドを水平直交2軸に制御移動可能に設けた加工ヘッド
移動体と、前記主軸に前記テーブルに対する垂直軸の制
御送りを与える送り制御サーボモータと、前記主軸を軸
の廻りに回転割出軸とし作動させる回動制御サーボモー
タと、加工される工具素材を取り付けたホルダの自動交
換着脱用に前記主軸先端部に設けられた保持手段と、前
記テーブル上に設ける取付けベースの水平表面に、該表
面に沿って所望角度の旋回位置決めをするよう枢軸を介
して設けた旋回テーブルと、該旋回テーブルの旋回位置
決め駆動手段と、ワイヤ電極が更新移動される張架加工
部を形成するように間隔を置いて取り付けられた一対の
ガイドブロックを有する支腕と、該支腕の一端側を支点
として支持し、他端を旋回テーブル面に垂直方向に旋回
して位置決めするように旋回テーブル上に取り付けられ
た支腕旋回制御手段と、前記取付けベース廻りに設けら
れるワイヤ電極の供給引取手段と、前記旋回する支腕の
ガイドブロック間の加工部にワイヤ電極を供給および引
取るように走行させる案内および方向変更プーリを含む
ワイヤ電極走行経路形成手段と、を備え、さらにワイヤ
放電加工を実行するためのワイヤ電極と工具素材間に給
電されるワイヤ放電加工用電源、加工液を加工部に流通
介在せしめる加工液の循環供給装置、及び前記垂直軸、
水平直交2軸、主軸の回転割出軸、工具素材を取り付け
たホルダの自動交換手段、旋回位置決め駆動手段、並び
に支腕旋回制御手段を、予めの作成プログラムにより読
み出し制御作動させる数値制御装置を含む制御装置から
成るワイヤ放電加工装置とすることにより達成されるも
のである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明のワイヤ電極走行経路
形成装置を、形彫放電加工装置の水平2軸の加工テーブ
ル上に設置した状態の要部を示した図1の正面図、同じ
く加工テーブルまたは、加工槽上方から見た図2の平面
図、及び図2の状態から旋回テーブルが作成機仕様の約
1/4の旋回角度旋回した状態を示す図3の平面図によ
り説明する。
【0023】10はベッドで、加工テーブル11が図示
しない加工槽中に設けられる。前記べッド10と加工テ
ーブル11にクロススライドを設け、加工テーブル11
にまたは加工槽をベッド10に対して、図示の場合紙面
に垂直な前後方向のX軸と紙面に沿う左右方向のZ軸と
からなる水平2軸に制御移動可能に構成することもでき
るが、後述するように、加工テーブル11などを移動さ
せることにより、テーブル上に設けたワイヤ電極走行経
路形成装置に対する加工槽外に設けられるワイヤ電極の
供給、引取手段からの走行経路長が変動して、張力変動
が生じるのを避けるため、加工テーブル11はベッド1
0に対して固定して設けるのが望ましい。
【0024】そして、図示しないが、例えば、前記ベッ
ド10上に、前記紙面に垂直なX軸に制御移動可能にコ
ラムを設け、該コラムに前記紙面に平行な左右のZ軸に
制御移動可能に移動ラムを設け、該移動ラムに、前記加
工テーブル11に垂直に相対向して紙面に平行な上下の
Y軸に制御送り可能な主軸12を有する加工ヘッド9が
設けられ、該加工ヘッド9は主軸12の回転割出軸7の
C軸を有し、さらに主軸先端には、必要に応じて電極取
付定盤13が設けられ、該電極取付定盤13に工具素材
2を取り付けたホルダを自動着脱交換する保持手段14
が設けられているもので、前記ホルダの自動交換手段や
加工ヘッド9側方に設けられる工具素材2を取り付けた
ホルダを所要個数収納する工具素材ホルダのマガジンな
どは、図示が省略されている。
【0025】15は、本発明のワイヤ電極走行経路形成
装置の取付けベースであって、図示実施例の場合は、こ
れが加工ヘッド9の電極取付定盤13側ではなく、加工
槽内のテーブル11上に固定して設けられるので、専用
機的に構成される場合には、前記取付けベース15は、
加工テーブル11や電極取付定盤13に兼用させること
が出来る。
【0026】16は、前記取付けベース15の表面に、
該表面に沿って所要の角度旋回位置決め可能な枢軸17
を介して取り付けられた後述V軸の旋回テーブルで、図
示のようにその旋回位置決め枢軸17を回転中心とする
所望角度の扇状の円弧板体からなる。 この旋回テーブ
ル16の外周円弧面には歯車16Aが設けられ、該歯車
16Aに前記取付けベース15上に設けた旋回位置決め
駆動手段18の出力ピニオン歯車18Aが噛み合う。
前記旋回位置決め駆動手段18は、回転サーボモータ
と、例えば、80万分割等の高分解能の、ロータリィエ
ンコーダを内臓し、前記90°以内のV軸角度を、微細
に制御して位置決めすることができる。即ち、前記円弧
面の歯車16Aと前記ピニオン歯車18Aとの間に、ワ
イヤ放電加工屑等が沈降堆積して介在する事がないよう
に、歯車16Aの有効歯部分を覆う円弧状カバー16B
が設けられ、そして、図示してないが、さらに必要なら
ば、前記円弧状の歯車16Aとピニオン歯車18Aとの
噛合い部にワイヤ放電加工液の清浄加工液を噴射するノ
ズルを設けておくようにするものである。
【0027】19はワイヤ電極1が更新移動する張架加
工部1Aを形成するように間隔を置いて取り付けた一対
のガイドブロック3、4を有する支腕で、一対のガイド
ブロック3、4としては、前述図6に記載説明のものと
は、一本のアーム状の支腕19に間隔を置いて取り付け
られている構成の点を除き実質上同一である。そして、
前記支腕19の前記ガイドブロック4の在る側の端部
が、前記旋回テーブル16上に固定して設けた支腕旋回
制御手段20の回転出力軸に連結していて、該支腕19
の先端側を旋回テーブル16面に垂直に旋回してW軸の
傾斜角度の位置決めするものである。
【0028】前記支腕旋回制御手段20は、回転サーボ
モータと、例えば、80万分割等の高分解能の、ロータ
リィエンコーダを内蔵し、支腕19が、即ち、ワイヤ電
極1の加工部1Aが、旋回テーブル16上において、前
述水平なZ軸に平行な状態から垂直の90°に迄立ち上
がって、YZ平面上に、Y軸に平行に立つ状態迄の、ワ
イヤ電極加工部1Aの旋回立ち上げによる傾斜角度の位
置決めが可能なものである。
【0029】そして、前記支腕19は、ガイドブロック
4が取り付けられている支腕旋回制御手段20の回転出
力軸への連結部を支腕基部19Aとして軸方向に、即ち
ワイヤ電極加工部1Aの長さを決定する一対のガイドブ
ロック3、4間の長さを、所要に調整設定可能に伸縮可
能に構成されるもので、前記支腕基部19Aには、支腕
19の所定長での位置決め固定と、支腕19の繰出しと
引込みを可能にする弛緩締付けハンドル19Bが設けら
れている。
【0030】かくして、ワイヤ電極加工部1Aは、XZ
平面上において、W軸動作として、水平Z軸に平行な状
態から、YZ平面に沿い、前記XZ平面と直交する垂直
状態に立上がる任意の傾斜角度を取る間に、前記支腕1
9の基部19Aを連結して支持する支腕旋回制御手段2
0の回転出力軸が、V軸動作として、XZ平面上のZ軸
と平行な状態から、該平面に沿って水平に最大約90
°、図示の場合約70°の範囲にわたって旋回位置決め
し得るものであるから、前記ワイヤ電極加工部1Aは、
任意の傾斜角度において、多様な姿勢を採り得るもので
あり、前述工具素材2とワイヤ電極加工部1A間に与え
られるX、YおよびZ軸の各軸方向の相対移動と、さら
に前記工具素材2にその中心軸の廻りの回転として与え
られるC軸動作としての回転割出しの制御移動作動と相
俟って、両者間により多様で複雑なワイヤ放電加工の時
々刻々に変化する制御された姿勢を与えられて目的とす
る加工を実現させ得ることが判る。
【0031】次に、前述のような支腕19上の一対のガ
イドブロック3、4間を所定軸方向長さの加工部1Aを
形成して連続的に更新移動するワイヤ電極1の張架走行
する供給、引取りの構成について説明すると、図示の場
合、図示していないが、ワイヤ電極1の公知慣用の供給
手段と引取り手段とは共に加工部左側の加工槽外部に設
けられている。前記ワイヤ電極供給手段から所定に制動
を制御しながら送り出されたワイヤ電極1は、適宜必要
に応じて設けられた案内経路、案内プーリ等を介して、
加工テーブル11または加工槽に固定して設けた案内手
段21に到り、該案内手段21に設けた供給側の方向変
更案内プーリ22Aにより下方に誘導し、旋回プレート
16上の2個の案内プーリ23A、24Aを介して、位
置決め案内プーリ25Aを経て前記支腕19の旋回支点
側のガイドブロック4側から加工部1Aへと供給され
る。
【0032】前記加工部1Aにおいて、ワイヤ放電加工
の用に供されたワイヤ電極1は、ガイドブロック3のガ
イド3B部からローラ3Dを介して引き出され、位置決
め案内プーリ25B、および案内プーリ24B、23B
を経て、案内手段21、または加工槽の固定側の案内プ
ーリ26および方向変更案内プーリ27によって上方に
誘導され、前記供給導入側の方向変更案内プーリ22A
と同軸に設けた引取り排出側の方向変更案内プーリ22
Bを経て、図示しない引取り手段8によりワイヤ電極加
工部1Aが所定の一定張力状態を保つよう制御しながら
引き取り、バケットなどの回収手段により回収するもの
である。
【0033】上述、図示説明の実施例では、ワイヤ電極
1が、ワイヤ放電加工部の一方,左側から供給されると
ともに、引き取り回収される構成となっているが、例え
ば右側から供給されて左側から回収されるワイヤ電極1
の折返し張架走行経路のない張架走行の引廻し形成の構
成とすることができるものである。また、前記取付けベ
ース15上、または加工槽内もしくは周縁部などにスペ
ース的に余裕がある場合には、ワイヤ電極の供給、引取
り手段の両方または一方を、取付けベース15や加工槽
またはベッド10などに指示させるなどして設けられる
こと勿論である。同様に前記支腕19に設けられる一対
のガイドブロック3、4としては、図示実施例のよう
に、別異のガイドブロックを用いる必要はなく、その構
成としても図示のものに限られるものではなく、加工作
動に伴う移動において、自己及び周囲の介在物と干渉を
生じない形状または寸法のものであれば良い。ただし、
その場合、ワイヤ電極1に対するワイヤ放電加工電源の
接続給電は、ワイヤ電極加工部1Aよりもワイヤ電極の
供給上流側にて行なうよう構成することが好ましい。
【0034】28は旋回テーブル16が枢軸17を中心
として、駆動手段18により回動されるとき、外周円弧
部分において取付けベース15が受けるように介設され
たベアリングで、この場合旋回テーブル16の外周の円
弧方向に所望の間隔を置いて2個設けられている。その
構造は一例を図4の断面図Aと、組立図Bとに示すよう
に、ローラ28Aを回転自在に取り付けた円盤状ローラ
ベース28Bが、取付けベース15に形成された取付け
凹嵌部28Cに嵌込み固定され、該ローラベース28B
の外周と取付け凹嵌部28Cの内周面間に形成される環
状隙間に、例えば、円周上の4点において、発条28E
で浮動して旋回テーブル16の下面に摺接するように嵌
込まれる防塵用のジュラコンリング28Dとから成る。
そして、該ベアリング28に対する防塵のためには、該
ベアリング28内に清浄加工液を加圧状態で導入する構
成とすることが好ましい。
【0035】29は、前記旋回テーブル16の外周円弧
部分の前記2個のベアリング28の中間に設けられる押
えローラ具で、その構成の一例は、例えば、図5に示す
ように、取付けベース15に固定する取付け具29Aと
押えローラ29Bとから成り、旋回テーブル16を前記
2個のベアリング28の各ローラ28Aと適度な圧力で
接触させ、旋回テーブル16の円滑で、がたのない旋回
運動を確保させる。そして、前述防塵の幇助に必要なら
ば、前記取付け具29Aの円弧方向の両端または一端側
に、旋回テーブル16の外周円弧歯車16Aに対応する
取付けベース15上の円弧状の表面部分を旋回移動に伴
ってスクレープなどをするワイパ30を設けるのが良
い。
【0036】次に、前述図6A、Bに示した1例のボー
ルエンドミル工具の切刃先端の稜線面212、222、
切刃の外周面211、各種逃げ面213、223、21
4、224、及び215、225、先端切刃のすくい面
216、側部切刃のすくい面217、並び刃間逃げ面2
18等の各面を、前述本発明のワイヤ電極走行経路形成
装置を、前述実施例の固定の水平加工テーブル16に対
して、XY及びZの3軸に移動制御が可能であるととも
に、鉛直のY軸の廻りの制御回動が可能な回転割出し軸
(C軸)を備えた形彫り放電加工機に設置して加工する
場合、各加工面毎の、設定角度条件や加工送り軸等につ
き説明するが、これは、各加工面の加工の順序や加工の
プログラム等を説明しているものではない。
【0037】(1)切刃の外周側面211、W軸の角度
0°、C軸の角度12°の設定で、Y軸送りにより加工
する。 (2)切刃先端の稜線面212、W軸15°、C軸12
°、及びV軸12°の設定で、XY2軸の時計廻りの円
弧補間(G02)による加工を、前記W軸を20°ま
で、また前記C軸を角度−12°まで変化させながら加
工する。 (3)第1逃げ面213、W軸30°、C軸12°、及
びV軸12°の設定で、XY2軸の時計廻りの円弧補間
(G02)による加工を、前記W軸を35°まで、また
前記C軸を−12°まで変化させながら加工する。 (4)第2逃げ面214、W軸60°、C軸22.5°
で、X軸送りにより加工する。 (5)第3逃げ面215、W軸60°で、XY平面がY
軸に対して110°傾く方向に送って加工する。 (6)先端切刃のすくい面216、W軸60°及びC軸
30°で、XY平面がY軸に対して1.5°から110
°傾く方向に、前記C軸を−30°まで変化させながら
送って加工する。 (7)側部切刃のすくい面217、W軸70°で、C軸
をリードに合わせて回転するように、Y軸に送って加工
する。 (8)刃間逃げ面218、W軸70°で、C軸を0°か
ら130°迄回転させながらY軸に送って加工し、リー
ド逃げを形成する。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のワイヤ電
極走行経路形成装置によれば、加工テーブルと之と相対
向する加工ヘッド間に置いて、XYZ3軸方向の相対移
動が可能であると共に、前記加工ヘッドに鉛直または加
工テーブルに水平に棒状工具素材を取り付けた回転割出
軸を有する形彫り放電加工機に取り付けることにより、
エンドミル、それもねじれがあるボールエンドミル工具
のような、複雑な切刃、すくい面、及び各種逃げ面等か
ら成る外形球状体を自動制御により加工形成することが
可能となると言う優れた効果を奏する。しかして、前記
ボールエンドミル等の工具としては、上述した超硬合金
材を素材とするものに代えて、前記切刃先端の稜線面
に、ダイアモンド砥粒や超砥粒などを埋め込みまたは焼
結、溶着などにより取り付けた態様の工具が製作、提供
されるようになって来ているが、上述本発明の装置を使
用すれば、そのような砥粒などを所要に取り付けた工具
素材から、目的とする工具を確実に精度高く加工形成す
ることができ、しかも安価に提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例のワイヤ電極走行経路形成装
置を形彫放電加工機の水平2軸テーブル上に設置した状
態の要部を示す正面図。
【図2】図1の状態を上方から見た要部の平面図。
【図3】図1の状態において、旋回テーブルが、平面に
沿って枢軸の廻りに仕様の約1/4の角度旋回した状態
を、図2と同じく上方から見た平面図。
【図4】本発明における取付けベースと旋回テーブルと
の間に介設されるベアリングの一例を示す断面図Aと組
立図B。
【図5】同じく、取付けベースに対する旋回テーブルの
押えローラ具の一例を示したもの。
【図6】エンドミル工具を、従来型のテーパ加工機能を
有するワイヤ放電加工機によって加工する場合の、加工
部ワイヤ電極と工具素材の配置関係の一例を示す部分の
側面説明図。
【図7】A及びBは、2枚刃ボールエンドミルの一例の
先端正面図と側面図。
【符号の説明】
1、 ワイヤ電極 1A、 ワイヤ電極加工部 2、 工具素材 3、4、 ガイドブロック 3A、 基板 3B、4B、 ガイド 3C、 ノズル 3D、 案内ローラ 4A、 同軸噴射ノズル 4C、 ケーシング 5、 テーブル 6、 取付け治具 6A、 基台 6B、 焼ばめ治具 7、 回転割出し軸(C軸) 8、 引取ローラ 9 加工ヘッド 10、 べッド 11、 加工テーブル 12、 主軸(Y軸) 13、 電極取付定盤 14、 自動交換用着脱保持手段 15、 取付けベース 16、 旋回テーブル 16A、 歯車 17、 枢軸(V軸) 18、 旋回位置決め駆動手段 18A、 ピニオン歯車 19、 支腕(W軸) 19A、 支腕基部 20、 支腕旋回制御手段 21、 案内手段 22A、22B、27、 方向変更案内プーリ 23A、24A、23B、24B、26、 案内プーリ 25A、25B、 位置決め案内プーリ 26、27、 案内プーリ 28、 ベアリング 29、 押えローラ具 210、220、 2枚刃ボールエンドミルの各切刃 211、 切刃の外周面 212、222、 切刃先端の稜線面 213、223、 第1逃げ面 214、224、 第2逃げ面 215、225、 第3逃げ面 216、 先端切刃のすくい面 217、 側部切刃のすくい面 218、 刃間逃げ面

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブルまたは加工ヘッドの一方に設け
    られるか、テーブルまたは加工ヘッドの一方が兼用して
    もよい取付けベースと、 該取付けベースの表面に、該表面に沿って所望角度の旋
    回位置決めをするように枢軸を介して取り付けられた旋
    回テーブルと、 該旋回テーブルの旋回位置決め駆動手段と、 ワイヤ電極が更新移動する張架加工部を形成するように
    間隔を置いて取り付けられた一対のガイドブロックを有
    する支腕と、該支腕の一端側を支点として支持し、他端
    を旋回テーブル表面に垂直方向に旋回位置決めするよう
    に旋回テーブル上に取り付けられた支腕旋回制御手段
    と、前記取付けベース廻りに設けられるワイヤ電極の供
    給引取手段に対して、前記旋回する支腕のガイドブロッ
    ク間の加工部にワイヤ電極を供給および引取るよう走行
    させるワイヤ電極の引廻し手段とを有し、相対的に直交
    3軸方向の移動制御が可能な前記テーブルと加工ヘッド
    との他方に設けた、工具素材を取り付ける割出し位置決
    め可能な回転割出軸と前記加工部ワイヤ電極が交叉する
    ように相対向して配置されるものであることを特徴とす
    るワイヤ電極走行経路形成装置。
  2. 【請求項2】 前記取付けベースが、前記テーブル上に
    水平に設けられ、前記回転割出軸が加工ヘッドの電極取
    付定盤にテーブル面と直交する垂直軸に設けられるもの
    であることを特徴とする請求項1に記載のワイヤ電極走
    行経路形成装置。
  3. 【請求項3】 前記回転割出軸に、前記工具素材を取り
    付けたホルダの自動交換着脱用の保持手段が設けられて
    いることを特徴とする請求項1または2に記載のワイヤ
    電極走行経路形成装置。
  4. 【請求項4】 前記旋回テーブルが、その旋回位置決め
    枢軸を中心とする扇状の円弧板体で、旋回位置決め駆動
    手段が、板体の外周円弧に係合して設けられていること
    を特徴とする請求項1、2または3に記載のワイヤ電極
    走行経路形成装置。
  5. 【請求項5】 前記支腕が、一対のガイドブロック間の
    長さを所要に調整設定可能に伸縮可能な構成であること
    を特徴とする請求項1、2、3または4に記載のワイヤ
    電極走行経路形成装置。
  6. 【請求項6】 前記一対のガイドブロックの少なくとも
    一方に加工部ワイヤ電極に沿う加工液噴射ノズルを有す
    ることを特徴とする請求項1、2、3、4または5に記
    載のワイヤ電極走行経路形成装置。
  7. 【請求項7】 前記旋回位置決め駆動手段と支腕旋回制
    御手段とが夫々に回転角度を検出位置決めする所要のロ
    ータリィエンコーダを有するものであることを特徴とす
    る請求項1、2、3、4、5または6に記載のワイヤ電
    極走行経路形成装置。
  8. 【請求項8】 前記テーブルが、加工槽内において垂直
    軸に相対的に移動する主軸の加工ヘッド移動体と相対向
    する放電加工機の水平テーブルであることを特徴とする
    請求項2に記載のワイヤ電極走行経路形成装置。
  9. 【請求項9】 前記扇状の円弧板体から成る旋回テーブ
    ルの外周円弧には、前記旋回位置決め駆動手段の出力軸
    に設けた歯車に噛み合う円弧歯車が構成されており、該
    円弧歯車を覆う円弧状カバーが設けられていることを特
    徴とする請求項8に記載のワイヤ電極走行経路形成装
    置。
  10. 【請求項10】 前記円弧歯車と旋回位置決め駆動手段
    の出力歯車との噛み合い部に対し、清浄加工液の噴射手
    段が設けられていることを特徴とする請求項9に記載の
    ワイヤ電極走行経路形成装置。
  11. 【請求項11】 所要の形成すべき切刃形状を持ったエ
    ンドミル工具の刃先部の形状を加工する装置において、 べッド上に水平に固定して設けたテーブルと、該テーブ
    ルに垂直に相対向して制御移動するように主軸を保持し
    た加工ヘッドを水平直交2軸に制御移動可能に設けた加
    工ヘッド移動体と、 前記主軸に前記テーブルに対する垂直軸の制御送りを与
    える送り制御サーボモータと、 前記主軸を軸の廻りに回転割出軸とし作動させる回動制
    御サーボモータと、 加工される工具素材を取り付けたホルダの自動交換着脱
    用に前記主軸先端部に設けられた保持手段と、前記テー
    ブル上に設ける取付けベースの水平表面に、該表面に沿
    って所望角度の旋回位置決めをするよう枢軸を介して設
    けた旋回テーブルと、 該旋回テーブルの旋回位置決め駆動手段と、 ワイヤ電極が更新移動される張架加工部を形成するよう
    に間隔を置いて取り付けられた一対のガイドブロックを
    有する支腕と、 該支腕の一端側を支点として支持し、他端を旋回テーブ
    ル面に垂直方向に旋回して位置決めするように旋回テー
    ブル上に取り付けられた支腕旋回制御手段と、 前記取付けベース廻りに設けられるワイヤ電極の供給引
    取手段と、 前記旋回する支腕のガイドブロック間の加工部にワイヤ
    電極を供給および引取るように走行させる案内および方
    向変更プーリを含むワイヤ電極走行経路形成手段と、 を備え、さらにワイヤ放電加工を実行するためのワイヤ
    電極と工具素材間に給電されるワイヤ放電加工用電源、
    加工液を加工部に流通介在せしめる加工液の循環供給装
    置、及び前記垂直軸、水平直交2軸、主軸の回転割出
    軸、工具素材を取り付けたホルダの自動交換手段、旋回
    位置決め駆動手段、並びに支腕旋回制御手段を、予めの
    作成プログラムにより読み出し制御作動させる数値制御
    装置を含む制御装置から成ることを特徴とするワイヤ放
    電加工装置。
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