JP2003245007A - 脱穀装置 - Google Patents

脱穀装置

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JP2003245007A JP2002048366A JP2002048366A JP2003245007A JP 2003245007 A JP2003245007 A JP 2003245007A JP 2002048366 A JP2002048366 A JP 2002048366A JP 2002048366 A JP2002048366 A JP 2002048366A JP 2003245007 A JP2003245007 A JP 2003245007A
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 唐箕のファンの径を大きくすることなく、穀
粒とわらの送風選別能力を高くしたコンバインなどの脱
穀装置を提供すること。 【解決手段】 穀稈から穀粒を分離するための扱胴69
を備えた扱室66から落下する脱穀後の穀粒をわらとふ
るい分けする揺動棚51と該揺動棚51から落下する穀
粒に混入したわら成分を送風選別する唐箕ファン79a
を有する唐箕79と唐箕79の外側に唐箕79内に送風
する補助ファン97を設けた脱穀装置であり、唐箕79
の外から唐箕79に向け送風する補助ファン97を設け
たので、機体のサイズを変えないで、唐箕風量を従来よ
り上げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインなどに
搭載される脱穀装置に関する。
【0002】
【従来の技術】クローラを走行手段とする農業用のコン
バインの脱穀装置を例に従来の技術を説明する。コンバ
インはクローラを構成する無限履帯の接地面積を広く
し、水田など軟弱な圃場でも自由に走行して刈取作業な
どの農業作業を可能としている。
【0003】コンバインは動力源としてエンジンを搭載
し、エンジンの発生する動力をコンバインの走行、刈
取、脱穀などに使用するが、そのクローラは、エンジン
の動力を走行トランスミッションにより変速して駆動す
る。走行トランスミッションは、静油圧式無段変速装
置、歯車列機械的変速手段、差動歯車装置、クラッチ手
段、ブレーキ手段などにより構成され、直進走行させる
ときは、左右一対のクローラを等速で駆動し、コンバイ
ンを左右に旋回させるときは、左右のクローラに速度差
を与えて駆動し、高速側のクローラを外側に、低速側、
停止側または後退側のクローラを内側とする旋回が可能
な構成としている。
【0004】また、エンジンの駆動力を用いて脱穀装置
内の扱胴、揺動棚、揚穀螺旋などを駆動させているが、
脱穀された穀粒とわらを送風選別するための唐箕を脱穀
装置内に配置している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記脱穀装置内に配置
している唐箕による送風で穀粒とわらを選別する場合
に、その選別能力を上げようとしても唐箕の設定された
選別風量が不足ぎみになる。唐箕の設定最大風量を大き
くするためには、唐箕のファンの径を大きくする必要が
あるが、これを大きくすることはコンバインの機体のサ
イズを大きくすることになり、小型化の要請の高い時代
に逆行することになる。また、唐箕のファンの回転数を
上げても選別効率が高くはならず、むしろキャビテーシ
ョンが発生し、騒音が大きくなる。
【0006】そこで本発明の課題は、唐箕のファンの径
を大きくすることなく、穀粒とわらの送風選別能力を高
くしたコンバインなどの脱穀装置を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は次の
構成によって解決される。請求項1記載の発明は、穀稈
から穀粒を分離するための扱胴69を備えた扱室66と
該扱室66から落下する脱穀後の穀粒をわらとふるい分
けする揺動棚51と該揺動棚51から落下する穀粒に混
入したわら成分を送風選別する唐箕ファン79aを有す
る唐箕79とを設けた脱穀装置において、唐箕79の外
側に唐箕79内に送風する補助ファン97を設けた脱穀
装置である。
【0008】本発明の請求項1記載の発明によれば、唐
箕79の外から唐箕79に向け送風する補助ファン97
を設けたので、機体のサイズを変えないで、唐箕風量を
従来より上げることができる。
【0009】請求項2記載の発明は、補助ファン97の
回転軸97bは唐箕ファン79aの回転軸79bと同軸
上に設けて、機体のサイズを変えないで、唐箕風量を従
来より上げ、また部品点数を増やさずに済む。
【0010】請求項3記載の発明は、補助ファン97の
回転を手動で行う手動操作手段100を設けたことであ
り、補助ファン97の起動停止を手動で容易に行える。
【0011】請求項4記載の発明は、脱穀装置15内の
脱穀処理負荷の大きさを検出する負荷検出手段105〜
107と、該負荷検出手段105〜107の脱穀処理負
荷の大きさに応じて補助ファン97の駆動制御をする制
御装置104を設けた構成であり、補助ファン97の駆
動の自動化ができる。
【0012】請求項5記載の発明は、穀稈から穀粒を分
離するための扱胴69を備えた扱室66と該扱室66か
らの主に脱穀後の穀粒の中の二番物を処理する二番処理
胴70を備えた二番処理室67と前記扱室66からの脱
穀後の穀稈を処理する排塵処理胴71を備えた排塵処理
室68と前記扱室66から落下する脱穀後の穀粒をわら
とふるい分けする揺動棚51と該揺動棚51から落下す
る穀粒に混入したわら成分を送風選別する唐箕79とを
設けた脱穀装置において、唐箕79の外側であって、前
記排塵処理胴71の配置部とは少なくとも反対側に唐箕
79内に送風する補助ファン97を設けた脱穀装置であ
る。
【0013】従来は、扱胴69の回転方向前方側である
排塵処理胴71と二番処理胴70がある側の揺動棚51
上に穀粒の分布がかたよる傾向がある。そのため、請求
項5記載の発明によれば、穀粒のより多く溜まりやすい
側方部分への選別送風量をその反対側より多くするため
に排塵処理胴71と二番処理胴70とは反対側の唐箕風
洞に向け唐箕79の外から送風する補助ファン97のみ
を設けることで、多く被処理物が溜まった側の揺動棚5
1により多くの送風を送ることができる。
【0014】請求項6〜8記載の発明は、前記請求項2
〜4記載の発明と同じ作用が排塵処理胴71と二番処理
胴70を設置した脱穀装置で得られる。
【0015】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明によれば、
機体のサイズと部品点数を多く増やさないで、唐箕風量
を従来より上げ、穀粒送風選別能力を高くでき、作業性
が良くなった。
【0016】請求項2記載の発明によれば、補助ファン
97の回転軸97bは唐箕ファン79aの回転軸79b
と同軸上に設けたため、部品点数を増やさないで唐箕風
量を従来より上げることができた。
【0017】請求項3記載の発明によれば、補助ファン
97の回転を手動で行う手動操作手段100を設けたの
で、オペレータの望み通り起動停止を行うことができ
る。
【0018】請求項4記載の発明によれば、負荷検出手
段105〜107により補助ファン97の駆動制御を自
動化できる。
【0019】請求項5記載の発明によれば、穀粒のより
多く溜まりやすい排塵処理胴71と二番処理胴70側の
揺動棚51とは反対側の唐箕風洞に向け唐箕79の外か
ら送風する補助ファン97を設けることで、多く被処理
物が溜まった側の揺動棚51により多量の風を送ること
ができ、送風選別能力が高まる。
【0020】請求項6〜8記載の発明によれば、前記請
求項2〜4記載の発明と同じ効果が排塵処理胴71と二
番処理胴70を設置した脱穀装置で得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面と共に
説明する。図1は本発明の実施の形態の穀類の収穫作業
を行うコンバインの左側面図を示し、図2はコンバイン
の正面立面図を示し、図3はコンバインの平面図を示
す。
【0022】図1ないし図3に示すコンバイン1の走行
フレーム2の下部には、ゴムなどの可撓性材料を素材と
して無端帯状に成型した左右一対のクローラ4を持ち、
乾田はもちろんのこと、湿田においてもクローラ4が若
干沈下するだけで自由に走行できる構成の走行装置3を
備え、走行フレーム2の前部には刈取装置6を搭載し、
走行フレーム2の上部にはエンジン28(図7)ならび
に脱穀装置15、操縦席20およびグレンタンク30を
搭載する。
【0023】刈取装置6は、図示しない刈取昇降シリン
ダの伸縮作用により刈取装置6全体を昇降して、圃場に
植生する穀稈を所定の高さで刈取りができる構成として
いる。刈取装置6の前端下部に分草具7を、その背後に
傾斜状にした穀稈引起し装置8を、その後方底部には刈
刃(図示せず)を配置している。刈刃と脱穀装置15の
フィードチェーン14の始端部との間に、図示しない前
部搬送装置、扱深さ調節装置、供給搬送装置などを順次
穀稈の受継搬送と扱深さ調節とができるように配置して
いる。
【0024】コンバイン1の刈取装置6の作動は次のよ
うに行われる。まず、エンジン28を始動して変速用、
操向用などの操作レバーをコンバイン1が前進するよう
に操作し、刈取・脱穀クラッチ(図示せず)を入り操作
して機体の回転各部を伝動しながら、走行フレーム2を
前進走行させると、刈取、脱穀作業が開始される。圃場
に植立する穀稈は、刈取装置6の前端下部にある分草具
7によって分草作用を受け、次いで穀稈引起し装置8の
引起し作用によって倒伏状態にあれば直立状態に引起こ
され、穀稈の株元が刈刃に達して刈取られ、前部搬送装
置に掻込まれて後方に搬送され、扱深さ調節装置、供給
搬送装置に受け継がれて順次連続状態で後部上方に搬送
される。
【0025】穀稈は供給搬送装置からフィードチェーン
14の始端部に受け継がれ、脱穀装置15に供給され
る。脱穀装置15は、上側に扱胴69を軸架した扱室6
6を配置し、扱室66の下側に選別部50を一体的に設
け、供給された刈取穀稈を脱穀、選別する。
【0026】脱穀装置15に供給された穀稈は、後で詳
細に説明するが、主脱穀部である扱室66に挿入され、
扱室66に軸架され回転する扱胴69の多数の扱歯69
aと、フィードチェーン14による移送と、扱網74と
の相互作用により脱穀され、被処理物(穀粒や藁くず)
は脱穀装置15内の選別部の揺動棚51で受け止めら
れ、上下前後方向に揺動する揺動棚51上を移動しなが
ら、唐箕79からの送風を受けて風力選別され、比重の
重い穀粒はシーブ53および選別網63を通過し、一番
螺旋65から、搬送螺旋(図示せず)を内蔵している一
番揚穀筒16(図1参照)を経てグレンタンク30へ搬
送され、グレンタンク30に一時貯留される。図1に示
すように一番揚穀筒16の長手方向の軸芯上にタンク本
体31aの籾排出口311aと補助タンク31bの籾排
出口311bを設けている。
【0027】脱穀装置15の扱室66の終端に到達した
脱穀された残りの穀稈で長尺のままのものは、図示しな
い排藁チェーンおよび排藁穂先チェーンに挟持されて搬
送され、脱穀装置15の後部の藁用カッター92、93
(図5)に投入されて切断され、圃場に放出される。
【0028】グレンタンク30内の底部に穀粒移送用の
グレンタンク螺旋(図示せず)を設け、グレンタンク螺
旋を駆動する螺旋駆動軸(図示せず)に縦オーガ18お
よび横オーガ19からなる排出オーガを連接し、グレン
タンク30内に貯留した穀粒を排出オーガ排出口からコ
ンバイン1の外部に排出する。グレンタンク螺旋、縦オ
ーガ螺旋(図示せず)および横オーガ螺旋(図示せず)
は、エンジン28の動力の伝動を受けて回転駆動され、
それぞれのラセン羽根のスクリュウコンベヤ作用により
貯留穀粒を搬送する。
【0029】図4はコンバインの脱穀装置15の一部切
り欠き側面断面図であり、図5は図4のB−B線矢視の
脱穀装置15の平面断面図であり、図6は図4のC−C
線矢視の脱穀装置15の立面断面図である。
【0030】刈取装置6で刈り取った穀稈は刈取装置6
に装着された穀稈搬送、調節装置で扱深さが調節され、
脱穀装置15の主脱穀部である扱室66の入口66a
(図6)から扱室66に挿入される。扱室66に軸架さ
れた扱胴69は、その表面に多数の扱歯69aが設けら
れており、図示しない駆動機構により、エンジン28か
らの動力が刈取・脱穀クラッチを経て伝動され、図4な
いし図6の矢印B方向に回転する。扱室66に挿入され
た穀粒の付いた穀稈は、レールガイド14cに沿って移
動するフィードチェーン14と、スプリング14bで付
勢されたフィードチェン挟扼杆14aとの間に挟扼さ
れ、図5の矢印A方向に移送されながら、矢印B方向に
回転する扱胴69の扱歯69aと扱網74との相互作用
により脱穀される。穀稈から分離された被処理物(穀粒
や藁くず)は扱網74を矢印C1方向(図6)に通過し
て、揺動棚51で受け止められる。
【0031】揺動棚51は図示しない揺動棚駆動機構の
作動により上下前後方向に揺動するので、被処理物は矢
印D方向(図4)に移動しながら、唐箕79からの送風
を受けて風力選別され、比重の重い穀粒はシーブ53お
よび選別網63を矢印E方向に通過し、一番棚板64で
集積され、一番螺旋65から一番揚穀筒16(図1)を
経てグレンタンク30へ搬送される。グレンタンク30
に貯留された穀粒は、オーガ18、19を経由してコン
バイン1の外部へ搬送される。
【0032】揺動棚51の上の被処理物のうち軽量のも
のは、揺動棚51の揺動作用と唐箕79のファン79a
による送風に吹き飛ばされてシーブ53の上を矢印D方
向に移動し、ストローラック62の上で大きさの小さい
二番穀粒は矢印G方向に落下して二番棚板85に集めら
れ、二番螺旋86で二番揚穀筒87へ搬送される(図
4)。
【0033】二番穀粒は、正常な穀粒、枝梗粒、藁くず
および藁くずの中に正常な穀粒が刺さっているササリ粒
などの混合物であり、二番揚穀筒87の中を二番揚穀筒
ラセン(図示せず)により矢印H方向(図4、図6参
照)に揚送されて、二番処理室入口から二番処理室67
の上方へ放出される。二番処理室67の下部に軸架する
二番処理胴70は図示しない駆動装置により図6の矢印
J方向に回転する。二番穀粒は二番処理胴70に植設し
てある多数の処理歯70a(図4)に衝突しながら矢印
I方向に進行する間に二番穀粒の分離と枝梗粒の枝梗の
除去を行い、一部の被処理物は二番処理胴受網75から
矢印C2方向(図4)に通過して揺動棚51に落下し、
大部分の被処理物は二番処理室67の終端から二番処理
胴送風羽根70bの送風に送られて矢印C3方向(図
4)に揺動棚51に落下して扱室66からの被処理物と
合流する。なお、処理歯70aの代わりに螺旋を二番処
理胴70に設けても良い。
【0034】扱室66の被処理物搬送方向終端部に到達
した被処理物の中で、藁くずなど短尺のものは、排塵処
理室入口68aから矢印A2(図5)方向に投入されて
排塵処理室68に入り、排塵処理室68では回転する排
塵処理胴71の螺旋71aにより矢印K方向(図5)に
搬送されながら処理される。
【0035】排塵処理室68に入った少量の穀粒を含む
藁くずを主体とする被処理物の中の漏下物は受け網76
(図6)から二番処理室67の二番処理胴70の上に落
ち、該二番処理胴70の回転で二番処理胴70の後方側
に周設された処理歯70aによって搬送されて二番処理
胴70の前方側に搬送されながら処理されて二番処理胴
70の下方に設けられた受け網75を矢印C3方向に通
り抜けて揺動棚51の移送棚51a上に送られる。
【0036】排塵処理室68からの漏下物を二番処理室
67でなく、全量揺動棚51へ回収する構成にしても良
い。
【0037】また脱穀装置15は、排塵処理室68から
二番処理室67へ漏下した被処理物は二番処理胴70に
より二番処理室67の前方に搬送され、単粒化処理され
る。この構成により排塵処理室68から漏下した単粒を
含む枝梗粒及び穂切粒は直接二番処理胴70で単粒化さ
れ、二番処理室67前方の受網75から揺動棚51に送
られて効率的に穀粒を回収できるという効果がある。
【0038】また、図5に示すように、脱穀装置15の
後部に横断流ファン91を設け、排塵処理室68を含む
脱穀装置15内で発生する排塵のうち、比重の軽い藁く
ずおよび塵埃を含む空気を横断流ファン羽根車91aの
回転による送風で吸引し、横断流ファン出口91b(図
4)から矢印L方向へ吹き出して、コンバイン1の外部
へ放出する。
【0039】横断流ファン91のある室から揺動棚51
の終端部に矢印M(図4)のように落ちた排塵の内、や
や長めの藁くずはストローラック62で受けとめられ、
揺動棚51の揺動運動と、唐箕79の送風力により矢印
Fのように揺動棚51の終端部から排出され圃場に放出
される。また、排塵のうち二番穀粒、三番穀粒など小径
で比重の重いものは、揺動棚51の終端部のストローラ
ック62あるいはシーブ53を矢印G方向へ通過して二
番棚板85に落下し、再び二番処理室67において処理
される。
【0040】扱室66を図5の矢印A方向に進行し、扱
室66の終端に到達した被処理物の中の脱穀された穀稈
(藁)で長尺のままのものは、図5に示す矢印A1方向
に搬送され、排藁処理室95に投入される。排藁処理室
95で、藁用カッター92、93により細かく切断され
た切藁は圃場に落下放出される。 また、カッター92
で切断しないで藁を自然落下させることもできる。藁用
カッター92および93はそれぞれ駆動アクチュエータ
M3およびM4により制御された回転速度で回転駆動さ
れる。
【0041】前記唐箕79のファン79aは図7の唐箕
79が設置された領域のコンバイン平面図及び図8の唐
箕79部分のコンバイン正面図に示すように、脱穀装置
15の幅方向のほぼ全幅にわたり唐箕ファン79aが設
けられているが、穀粒とわらとの選別能力を上げようと
すると唐箕ファン79aの風量を高めなければならな
い。そのためにファン79aの径を大きくすると機体が
大きくなり、また、ファン79aの回転数を上げても効
率が悪く、キャビテーションを生じて騒音が大きくな
る。
【0042】そこで、本実施の形態では、脱穀装置15
の機体枠外に唐箕79に向け送風するターボファン97
を設けて、機体のサイズを変えないで、唐箕風量を従来
より上げることができた。図7および図8(二番処理胴
70と排塵処理胴71の配置位置が図7に示す例とは異
なる例である。)に示すように操縦席20の下方に配置
されるエンジン28の動力をプーリ28a、ベルト10
3とプーリ79cを介して唐箕ファン79aとダーボフ
ァン97に伝達するが、唐箕ファン79aの唐箕軸79
bを延長してダーボファン97の回転軸とするので、部
品点数が大きく増えない利点がある。
【0043】また、図9に示すように排塵処理胴71及
び二番処理胴70を有する脱穀装置15の少なくとも排
塵処理胴71とは反対側の機枠外に唐箕79に向け送風
するターボファン97を設ける構成でも良い。
【0044】これは扱胴69の矢印B方向への回転によ
り、排塵処理胴71と二番処理胴70がある側の揺動棚
51上に穀粒の分布51aがかたよる傾向がある。その
ため、穀粒のより多く溜まりやすい側方部分への選別送
風量をその反対側より多くするために排塵処理胴71と
二番処理胴70とは反対側の唐箕風洞に向け機外から送
風するターボファン97のみを設けることが望ましい。
【0045】図9の唐箕79部分の正面図に示すように
単一のターボファン97を設けると、図9及び図10の
唐箕79部分の平面図に示すように矢印X方向にターボ
ファンからの送風が流れ、被処理物が多く溜まった側の
揺動棚51により多量の風を送ることができる。
【0046】また、ターボファン97の駆動を「入」、
「切」可能なクラッチ98を設けると、唐箕ファン79
aのみの送風(図10の矢印Y)と唐箕ファン79aと
ターボファン97の送風(図10の矢印X)を加えた場
合とに送風量を可変とすることができる。こうして、作
物の条件に合わせて送風量を変更することができ、条件
適応性が向上する。
【0047】従来は唐箕ファン79aの回転数を変更し
て唐箕送風量を調節していたので唐箕送風量が多くなる
と唐箕風洞が振動していたが、本実施の形態では唐箕フ
ァン79aの回転数を上げなくても全体の送風量をター
ボファン97の駆動の「入」、「切」で広範囲に送風量
を調整できる。また、ターボファン97により強制的に
唐箕風洞内に送風するため、唐箕風洞の駆動もなく、容
易に唐箕送風量を大きくできる。なお、図7のクラッチ
98は手動スイッチ100のオンで起動できる。
【0048】唐箕79の両側の機外に一対のターボファ
ン97を設ける場合には、「入」、「切」を独立駆動で
きるようにすることで、唐箕ファン79aのみでの送
風、唐箕ファン79a+1個のターボファン97での
送風,唐箕ファン79a+2個のターボファン97で
の送風と3段階の送風量切換が可能となり、作物条件に
よる唐箕風の適応性が向上する。
【0049】図11のコンバインの一部側面図と図12
の唐箕部分の正面図に示すように、唐箕ファン79aと
ターボファン97との間の唐箕吸引口99部分にシャッ
タ101を設け、このシャッタ101の開度により唐箕
選別送風を調節することができる。シャッタ101を全
閉すると唐箕ファン79aによる送風が減少し、シャッ
タ101を全開すると唐箕ファン79aによる送風とタ
ーボファン97の送風を利用できる。ターボファン97
の外側にシャッタ101を設ける構成と比べ、シャッタ
101の開閉による唐箕選別送風量の調節範囲が大きく
なる。
【0050】図13の唐箕部分の正面図に示すように、
唐箕軸79b上に唐箕ファン79a、ターボファン97
及びエンジン28からの駆動力を唐箕ファン79aに伝
達する入力プーリ79c、唐箕79から選別駆動出力プ
ーリ79dを設け、唐箕軸79b上で唐箕ファン79a
の外側に入力プーリ79cと選別駆動出力プーリ79d
を配置し、その外側にターボファン97を配置する構成
にすると、唐箕軸79bの入力プーリ79cと出力プー
リ79dは脱穀装置15の機体枠102に支持された唐
箕軸79bの軸受79e近傍に位置することになり、該
軸受79eからのオーバハング量が少なくなり、機体強
度が上り、また、選別伝動系のベルトなどがレイアウト
された機体枠102に接近してターボファン97の駆動
系を配置でき、コンパクトに脱穀装置15を構成でき
る。また、入力プーリ79cと選別駆動出力プーリ79
dの外側にターボファン97を配置することでターボフ
ァン97はプーリ79cと選別駆動出力プーリ79dの
障害も無く、大気を吸引できて送風効率が向上する。ま
た唐箕軸79bをプーリ79cの外側に配置することに
より、そのメンテナンスが容易となる。
【0051】図14に示す本実施の形態のダーボファン
97の制御装置において、脱穀装置15内に設けた穀粒
流量、ワラ流量、二番還元穀粒の各流量検出センサ10
5、106、107の検出値により、前記ターボファン
97のクラッチ98を「入」、「切」する構成にする
と、脱穀装置15の穀粒処理量が増大するとターボファ
ン97をオンとして唐箕風量を増大させ、穀粒処理量が
少ないと唐箕送風量を低下させ、脱穀装置の穀粒処理条
件に合った唐箕風量を供給でき、送風選別能力が従来に
比べて向上する。なお前記各センサ105〜107の配
置位置を図15のコンバイン概略側断面図に示す。
【0052】コンバインの設定車速範囲に連動させて、
唐箕ファン79aだけ、唐箕ファン79a+第一の
ターボファン97、唐箕ファン79a+第一のターボ
ファン97+第二のターボファン97の3種類の駆動状
態に切換え可能な構成にしても良い。この場合には、車
速センサ109の検出値により車速を増減速させると脱
穀装置15の処理量が増減する。このように車速の変化
に伴い、唐箕送風量を段階的に変化させることにより、
精度の高い選別を行うこともできる。
【0053】刈取装置6が上げ位置にある時とコンバイ
ンが圃場のコーナ旋回時には脱穀装置15内に被処理物
が少なくなり、唐箕風量を下げないと、機体外への籾飛
散が多くなるので、図16のフロー図に示すように、コ
ンバインが圃場コーナを旋回する場合にはターボファン
97のクラッチ98を「切」とする。あるいは刈取装置
6が上げ位置にあるときはターボファン97のクラッチ
98を「切」とする。またターボファンクラッチ98を
「入」にしてターボファン97での送風を可能にしお
き、例えば、圃場コーナ旋回時の脱穀ロスを低減でき
る。
【0054】図17に示す脱穀装置15の唐箕部分の正
面図と図18の側面図に示すように、唐箕ファン79a
の外側に唐箕風洞に向け送風するターボファン97を設
け、唐箕ファン79aの回転軸である唐箕軸79bを中
空軸としてエンジン28を駆動させ、該中空軸内にター
ボファンの回転軸97bを設ける。そして唐箕ファン7
9aの回転速度を一定とするが、ターボファン97の回
転数を可変できるように構成しても良い。このとき、タ
ーボファン97の回転速度を可変とすることにより、唐
箕ファン79aによる選別風の風量を可変にでき、しか
もターボファン97による回転速度制御により風量の変
化領域を拡大できる。ターボファン97の回転速度の可
変機構として、例えば機体に支持されたベルト式無段変
速機113を用いてターボファン97の回転軸97b上
のプーリ97cを駆動することで行う。なお、ターボフ
ァン97の回転速度の可変機構は前記ベルト式無段変速
機113に限らず、可変モータなどを用いても良い。
【0055】図19には唐箕ファン79aとターボファ
ン97の回転数と選別風の風量の関係が可変することを
示すが、選別送風量の可変範囲を従来より大きくするこ
とができる。
【0056】無段変速機113で脱穀装置15の機体枠
に支持された軸受近傍には無段変速機113用の変速プ
ーリが位置することになり、機枠・軸受79eから無段
変速機113までのオーバハング量が少なくなり機枠強
度が向上する。また、無段変速機113の外側にターボ
ファン97を配置することでターボファン97はプーリ
79dの障害がなく大気を吸引でき、送風効率が向上す
る。
【0057】ベルト式無段変速機113はモータにより
一対のプーリ97cの間隔を連続的に変えることで無端
ベルトの一回転の大きさを連続的に変えることができ、
そのためのアクチュエータ(モータ)114で無端ベル
ト115の一回転の大きさを調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の穀類の収穫作業を行う
コンバインの左側面を示す図である。
【図2】 図1のコンバインの正面立面図である。
【図3】 図1のコンバインの平面図である。
【図4】 図1のコンバインの脱穀装置の側面断面図で
ある。
【図5】 図4のB−B線矢視のコンバインの脱穀装置
の平面断面を示す図である。
【図6】 図4のC−C線矢視のコンバインの脱穀装置
の立面断面を示す図である。
【図7】 図4の脱穀装置の唐箕が設置された領域のコ
ンバイン平面図である。
【図8】 図4の脱穀装置の唐箕部分のコンバイン正面
図である。
【図9】 図4の脱穀装置の唐箕部分の正面図である。
【図10】 図4の脱穀装置の唐箕部分の平面図であ
る。
【図11】 図1のコンバインの一部側面図である。
【図12】 図4の脱穀装置の唐箕部分の正面図であ
る。
【図13】 図4の脱穀装置の唐箕部分の正面図であ
る。
【図14】 図1のコンバインのダーボファンの制御装
置の構成図である。
【図15】 図1のコンバイン概略側断面図である。
【図16】 図1のコンバインが圃場コーナを旋回する
時のターボファンの駆動制御フロー図である。
【図17】 図4の脱穀装置の唐箕部分の正面図であ
る。
【図18】 図4の脱穀装置の側面図である。
【図19】 図4の脱穀装置の唐箕ファンとターボファ
ンの回転数と選別風の風量の関係を説明する図である。
【符号の説明】
1 コンバイン 2 走行フレーム 3 走行装置 4 クローラ 6 刈取装置 7 分草具 8 穀稈引起し装置 14 フィードチェ
ーン 14a フィードチェン挟扼杆 14b スプリング 14c レールガイド 15 脱穀装置 16 一番揚穀筒 18 縦オーガ 19 横オーガ 20 操縦席 28 エンジン 28a プーリ 30 グレンタンク 31a タンク本体 31b 補助タンク 50 選別部 51 揺動棚 51a 移送棚 53 シーブ 62 ストローラッ
ク 63 選別網 64 一番棚板 65 一番螺旋 66 扱室 66a 入口 67 二番処理室 68 排塵処理室 68a 排塵処理室
入口 69 扱胴 69a 扱歯 70 二番処理胴 70a 処理歯 70b 二番処理胴送風羽根 71 排塵処理胴 71a 螺旋 74 扱網 75 二番処理胴受網 76 受け網 79 唐箕 79a 唐箕ファン 79b 回転軸 79c、97c プ
ーリ 79d 選別駆動出力プーリ 79e 軸受 85 二番棚板 86 二番螺旋 87 二番揚穀筒 91 横断流ファン 91a 横断流ファン羽根車 91b 横断流ファ
ン出口 92、93 藁用カッター 95 排藁処理室 97 補助ファン 97b 回転軸 98 クラッチ 99 唐箕吸引口 100 手動操作手段 101 シャッタ 102 機体枠 103 ベルト 104 制御装置 105 穀粒流量検
出センサ 106 ワラ流量検出センサ 107 二番還元穀
粒流量検出センサ 109 車速センサ 113 ベルト式無
段変速機 114 アクチュエータ(モータ)115 無端ベルト 311a 籾排出口 311b 籾排出口 M3、M4 駆動アクチュエータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀稈から穀粒を分離するための扱胴69
    を備えた扱室66と該扱室66から落下する脱穀後の穀
    粒をわらとふるい分けする揺動棚51と該揺動棚51か
    ら落下する穀粒に混入したわら成分を送風選別する唐箕
    ファン79aを有する唐箕79とを設けた脱穀装置にお
    いて、 唐箕79の外側に唐箕79内に送風する補助ファン97
    を設けたことを特徴とする脱穀装置。
  2. 【請求項2】 補助ファン97の回転軸97bは唐箕フ
    ァン79aの回転軸79bと同軸上に設けたことを特徴
    とする請求項1記載の脱穀装置。
  3. 【請求項3】 補助ファン97の回転を手動で行う手動
    操作手段100を設けたことを特徴とする請求項1記載
    の脱穀装置。
  4. 【請求項4】 脱穀処理負荷の大きさを検出する負荷検
    出手段105〜107と、該負荷検出手段105〜10
    7の脱穀処理負荷の大きさに応じて補助ファン97の駆
    動制御をする制御装置104を設けたことを特徴とする
    請求項1記載の脱穀装置。
  5. 【請求項5】 穀稈から穀粒を分離するための扱胴69
    を備えた扱室66と該扱室66からの主に脱穀後の穀粒
    の中の二番物を処理する二番処理胴70を備えた二番処
    理室67と前記扱室66からの脱穀後の穀稈を処理する
    排塵処理胴71を備えた排塵処理室68と前記扱室66
    から落下する脱穀後の穀粒をわらとふるい分けする揺動
    棚51と該揺動棚51から落下する穀粒に混入したわら
    成分を送風選別する唐箕79とを設けた脱穀装置におい
    て、 唐箕79の外側であって、前記排塵処理胴71の配置部
    とは少なくとも反対側に唐箕79内に送風する補助ファ
    ン97を設けたことを特徴とする脱穀装置。
  6. 【請求項6】 補助ファン97の回転軸は唐箕ファン7
    9aの回転軸79bと同軸上に設けたことを特徴とする
    請求項5記載の脱穀装置。
  7. 【請求項7】 補助ファン97の回転を手動で行う手動
    操作手段100を設けたことを特徴とする請求項5記載
    の脱穀装置。
  8. 【請求項8】 脱穀処理負荷の大きさを検出する負荷検
    出手段105〜107と、該負荷検出手段105〜10
    7の脱穀処理負荷の大きさに応じて補助ファン97の駆
    動制御をする制御装置104を設けたことを特徴とする
    請求項5記載の脱穀装置。
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