JP2003244805A - 電池の満充電容量計測装置、計測方法、その計測装置を搭載した車両の制御装置および制御方法 - Google Patents

電池の満充電容量計測装置、計測方法、その計測装置を搭載した車両の制御装置および制御方法

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JP2003244805A
JP2003244805A JP2002038250A JP2002038250A JP2003244805A JP 2003244805 A JP2003244805 A JP 2003244805A JP 2002038250 A JP2002038250 A JP 2002038250A JP 2002038250 A JP2002038250 A JP 2002038250A JP 2003244805 A JP2003244805 A JP 2003244805A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エコノミーランニングシステムを採用する車
両に搭載された電池の満充電容量を正確に把握する。 【解決手段】 ハイブリッドECU400は、交差点な
どで停止中にエンジン100を停止する車両に搭載され
た高圧バッテリ600の満充電容量を計測する。このハ
イブリッドECU400は、高圧バッテリ600の満充
電容量を記憶するメモリと、エンジン100の再始動時
に高圧バッテリ600の電圧を検知する回路と、計測さ
れた高圧バッテリの電圧が、エンジン100の再始動時
に必要であるとして設定された電圧を下回ると、メモリ
に記憶された満充電容量を小さくするように修正するた
めの回路を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池の劣化度を検
出するとともに、検出した電池の劣化度を考慮した満充
電容量を算出する装置および方法に関し、特にエコノミ
ーランニングシステムを採用する車両に搭載される電池
の満充電容量を算出する装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】地球温暖化の防止や省資源化の観点か
ら、車両が赤信号で交差点等で停止するとエンジンを自
動的に停止させて、再び走行を始めようとアクセルペダ
ルを踏むと、エンジンが再始動するエコノミーランニン
グシステム(アイドリングストップシステム、エンジン
オートマチックストップアンドスタートシステムとも呼
ばれる。)が、バスなどの大型車を中心に採用されてい
る。このシステムにおいては、車両の停止中における補
機類(エアコンディショナ、ヘッドランプ、オーディオ
など)への電力供給のために、リチウム電池などの2次
電池を搭載する。車両の停止中は、この2次電池からこ
れらの補機類に電力を供給する。また、この2次電池の
電力を用いて、エンジンを再始動させる。この再始動時
に、2次電池の充電容量が規定値を下回っていると、必
要な電気量を得ることができずエンジンを再始動させる
ことができなくなる。そのため、エコノミーランニング
システムにおいては、車両に搭載した2次電池の充電容
量を正確に把握する必要がある。さらに、この2次電池
は、主として経時的な理由により、満充電容量が低下す
る。
【0003】特開平6−242193号公報は、このよ
うな2次電池の充電容量(残存容量)を正確に検出する
残存検出計を開示する。この公報に開示された残存検出
計は、電気自動車に搭載されたモータ駆動用の電池の残
存容量を検出する。残存検出計は、車両の停止時の電池
電圧に基づいて電池の開放電圧を検出する開放電圧検出
回路と、検出した開放電圧より電池の残存容量を検出す
る停止時残存容量検出回路と、電池の放電電流の積算値
に基づいて電池の放電電気容量を検出する放電電気容量
検出回路と、停止時残存容量および放電電気容量に基づ
いて電池の満充電容量を算出する満充電容量算出回路
と、算出された満充電容量と放電電気容量検出回路によ
る検出値から電池の残存容量を算出する残存容量検出回
路とを含む。
【0004】電池の電圧は、本来その電池の残存容量に
依存するが、通常計測する電池電圧は、放電電流等の影
響で変化してしまう。ところが、電気自動車において
は、車両の停止時には、放電電流も回生制動による充電
電流も存在しない。このため、電池の開放電圧を計測す
ることができる。この公報に開示された残存検出計によ
ると、車両停止時の電池電圧から開放電圧を求め、これ
から停止時残存容量を検出する。また、この残存検出計
は、電池の放電電流量を積算する放電電気容量を検出す
る。この放電電気容量を満充電容量から減算することで
残存容量を検出でき、残存容量を満充電容量で除算する
ことにより、SOC(States Of Charge)を検出するこ
とができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この公
報に開示された残存検出計では、電池の開放電圧を検出
する電圧計の測定誤差および電池の放電電流を検出する
電流計の測定誤差により、満充電容量を正確に算出でき
ない。さらに、電池の内部抵抗の上昇に基づいて電池電
圧が低下すると、満充電容量を正確に算出できない。
【0006】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたものであって、エコノミーランニングシステムを
採用する車両に搭載された電池の満充電容量を正確に把
握することができる満充電容量算出装置および方法を提
供することである。さらに、本発明は、電池の満充電容
量計測装置を搭載した車両の制御装置および方法を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る満充電
容量計測装置は、車両の停止中に走行動力源を停止する
車両に搭載された電池の満充電容量を計測する。この満
充電容量計測装置は、走行動力源の再始動に必要な電力
を算出するための電力算出手段と、電池の満充電容量を
記憶するための記憶手段と、走行動力源の再始動時に電
池の電圧を計測するための電圧計測手段と、記憶手段と
電圧計測手段とに接続され、走行動力源の停止中に、走
行動力源の始動により電池の電力が消費された後に電力
算出手段により算出された以上の電力を電池が有すると
推定された後の再始動時に、計測された再始動時の電圧
が予め定められた電圧を下回ると、記憶手段に記憶され
た満充電容量が小さくなるように修正するための処理手
段とを含む。
【0008】第1の発明によると、記憶手段には、電池
の満充電容量が記憶される。このような電池は繰返し充
放電を行なうことにより、経時的に劣化し、満充電容量
が低下する。車両の停止時に車両の補機類への電力が電
池から供給される。走行動力源の始動により電池の電力
が消費された後に電力算出手段により算出された以上の
電力を電池が有すると推定された後、エンジンなどの走
行動力源が再始動される。このときの電池の電圧を計測
し、予め定められた電圧を下回ると、満充電容量が小さ
くなるように修正される。これにより、エンジンの再始
動時に、予め定められた電圧を得ることができないと、
電池が劣化して満充電容量が低下したものと判断して、
記憶された満充電容量を低下させる。その結果、エコノ
ミーランニングシステムを採用した車両に搭載された電
池の満充電容量を正確に把握することができる。
【0009】第2の発明に係る満充電容量計測装置は、
第1の発明の構成に加えて、処理手段は、計測された再
始動時の電圧が、走行動力源の再始動時に必要な電圧を
下回ると、記憶手段に記憶された満充電容量が小さくな
るように修正するための手段を含む。
【0010】第2の発明によると、処理手段は、エンジ
ンなどの走行動力源の再始動に必要な電圧を下回ると、
満充電容量を小さくする。エンジンなどの走行動力源が
再始動できなくなることを回避できる。
【0011】第3の発明に係る満充電容量計測装置は、
第1または2の発明の構成に加えて、処理手段は、記憶
手段に記憶された満充電容量に1未満の係数を乗算する
ための手段を含む。
【0012】第3の発明によると、処理手段は、記憶さ
れた満充電容量に1未満の係数(たとえば、0.99)
を乗算して、その結果を記憶手段に記憶する。それで
も、走行動力源の再始動時に必要な電圧を下回ると、1
未満の係数を乗算した結果に、さらに1未満の係数を乗
算して、その結果を記憶手段に記憶する。
【0013】第4の発明に係る満充電容量計測方法は、
車両の停止中に走行動力源を停止する車両に搭載された
電池の満充電容量を計測する。この満充電容量計測方法
は、走行動力源の再始動に必要な電力を算出する電力算
出ステップと、電池の満充電容量を記憶する記憶ステッ
プと、走行動力源の再始動時に電池の電圧を計測する電
圧計測ステップと、走行動力源の停止中に、走行動力源
の始動により電池の電力が消費された後に電力算出ステ
ップにて算出された以上の電力を電池が有すると推定さ
れた後の再始動時に、計測された再始動時の電圧が予め
定められた電圧を下回ると、記憶ステップにて記憶した
満充電容量が小さくなるように修正する処理ステップと
を含む。
【0014】第4の発明によると、記憶ステップにて、
電池の満充電容量が記憶される。車両の停止時に車両の
補機類への電力が電池から供給される。走行動力源の始
動により電池の電力が消費された後に電力算出ステップ
にて算出された以上の電力を電池が有すると推定された
後、エンジンなどの走行動力源が再始動される。このと
きの電池の電圧を計測し、予め定められた電圧を下回る
と、満充電容量が小さくなるように修正される。これに
より、エンジンの再始動時に、予め定められた電圧を得
ることができないと、電池が劣化して満充電容量が低下
したものと判断して、記憶した満充電容量を低下させ
る。その結果、エコノミーランニングシステムを採用し
た車両に搭載された電池の満充電容量を正確に把握する
ことができる。
【0015】第5の発明に係る満充電容量計測方法は、
第4の発明の構成に加えて、処理ステップは、計測され
た再始動時の電圧が、走行動力源の再始動時に必要な電
圧を下回ると、記憶ステップにて記憶した満充電容量が
小さくなるように修正するステップを含む。
【0016】第5の発明によると、処理ステップは、エ
ンジンなどの走行動力源の再始動に必要な電圧を下回る
と、満充電容量を小さくする。エンジンなどの走行動力
源が再始動できなくなることを回避できる。
【0017】第6の発明に係る満充電容量計測方法は、
第4または5の発明の構成に加えて、処理ステップは、
記憶ステップにて記憶した満充電容量に1未満の係数を
乗算するステップを含む。
【0018】第6の発明によると、処理ステップは、記
憶された満充電容量に1未満の係数(たとえば、0.9
9)を乗算して、その結果を記憶する。それでも、走行
動力源の再始動時に必要な電圧を下回ると、1未満の係
数を乗算した結果に、さらに1未満の係数を乗算して、
その結果を記憶する。
【0019】第7の発明に係る制御装置は、車両の停止
中に走行動力源を停止する車両を制御する。この制御装
置は、車両に搭載された電池の満充電容量を計測するた
めの満充電容量計測手段を含む。この満充電容量計測手
段は、走行動力源の再始動に必要な電力を算出するため
の電力算出手段と、電池の満充電容量を記憶するための
記憶手段と、走行動力源の再始動時に電池の電圧を計測
するための電圧計測手段と、記憶手段と電圧計測手段と
に接続され、走行動力源の停止中に、走行動力源の始動
により電池の電力が消費された後に電力算出手段により
算出された以上の電力を電池が有すると推定された後の
再始動時に、計測された再始動時の電圧が予め定められ
た電圧を下回ると、記憶手段に記憶された満充電容量が
小さくなるように修正するための処理手段とを含む。制
御装置はさらに、電池の開放電圧を計測するための開放
電圧計測手段と、開放電圧計測手段に接続され、計測さ
れた開放電圧と記憶された満充電容量とに基づいて、電
池の初期残存容量を算出するための初期残存容量算出手
段と、走行動力源の再始動時に必要な残存容量と算出さ
れた初期残存容量とに基づいて、車両が停止してから再
始動するまでに使用可能な容量を算出するための使用可
能容量算出手段と、走行動力源の停止時の電池の放電容
量を計測するための放電容量計測手段と、計測された放
電容量が算出された使用可能な容量以下になると、走行
動力源の再始動を指示するための指示手段とを含む。
【0020】第7の発明によると、満充電容量計測手段
により、エンジンなどの走行動力源の再始動時に計測さ
れた電池電圧に基づいて、電池の満充電容量が修正され
て、経時的な劣化を考慮した正確な満充電容量が記憶さ
れる。制御装置は、エンジン停止前の、初期の残存容量
を、開放電圧から算出したSOCに、劣化を考慮した満
充電容量を乗算することにより算出する。初期の残存容
量からエンジンの再始動に必要な残存容量を減算して、
エンジンの停止中に使用できる容量を算出する。制御装
置は、エンジンの停止中の電池の放電容量を計測し、そ
の放電容量が使用可能容量以下になると、エンジンの始
動ができなくなることを防止すべく、指示手段がエンジ
ンの始動を指示する。これにより、経時的な劣化を考慮
して算出された正確な満充電容量に基づいて、エンジン
の停止中に使用可能な容量が算出できる。その結果、エ
ンジンの再始動ができなくなることがない車両の制御装
置を提供することができる。
【0021】第8の発明に係る制御方法は、車両の停止
中に走行動力源を停止する車両を制御する。この制御方
法は、車両に搭載された電池の満充電容量を計測する満
充電容量計測ステップを含む。満充電容量計測ステップ
は、走行動力源の再始動に必要な電力を算出する電力算
出ステップと、電池の満充電容量を記憶する記憶ステッ
プと、走行動力源の再始動時に電池の電圧を計測する電
圧計測ステップと、走行動力源の停止中に、走行動力源
の始動により電池の電力が消費された後に電力算出ステ
ップにて算出された以上の電力を電池が有すると推定さ
れた後の再始動時に、計測された再始動時の電圧が予め
定められた電圧を下回ると、記憶ステップにて記憶した
満充電容量が小さくなるように修正する処理ステップと
を含む。制御方法はさらに、電池の開放電圧を計測する
開放電圧計測ステップと、計測された開放電圧と記憶さ
れた満充電容量とに基づいて、電池の初期残存容量を算
出する初期残存容量算出ステップと、走行動力源の再始
動時に必要な残存容量と算出された初期残存容量とに基
づいて、車両が停止してから再始動するまでに使用可能
な容量を算出する使用可能容量算出ステップと、車両の
走行動力源の停止時の電池の放電容量を計測する放電容
量計測ステップと、計測された放電容量が算出された使
用可能な容量以下になると、走行動力源の再始動を指示
する指示ステップとを含む。
【0022】第8の発明によると、満充電容量計測ステ
ップにより、エンジンなどの走行動力源の再始動時に計
測された電池電圧に基づいて、電池の満充電容量が修正
されて、経時的な劣化を考慮した正確な満充電容量が記
憶される。制御方法は、エンジン停止前の、初期の残存
容量を、開放電圧から算出したSOCに、劣化を考慮し
た満充電容量を乗算することにより算出する。初期の残
存容量からエンジンの再始動に必要な残存容量を減算し
て、エンジンの停止中に使用できる容量を算出する。制
御方法は、エンジンの停止中の電池の放電容量を計測
し、その放電容量が使用可能容量以下になると、エンジ
ンの始動ができなくなることを防止すべく、指示ステッ
プにてエンジンの始動を指示する。これにより、経時的
な劣化を考慮して算出された正確な満充電容量に基づい
て、エンジンの停止中に使用可能な容量が算出できる。
その結果、エンジンの再始動ができなくなることがない
車両の制御方法を提供することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一
の部品には同一の符号を付してある。それらの名称およ
び機能も同じである。したがってそれらについての詳細
な説明は繰返さない。
【0024】図1を参照して、本実施の形態に係るハイ
ブリッドECU(Electronic Control Unit)を搭載し
た車両の制御ブロック図を示す。図1に示すように、こ
の車両は、エンジン100と、エンジン100に接続さ
れたモータジェネレータ200と、モータジェネレータ
200に接続されたインバータ300とそれらを制御す
るハイブリッドECU400と、高圧バッテリ600
と、エンジン100、モータジェネレータ200および
インバータ300により電力が供給されるか、または、
高圧バッテリ600により電力が供給される負荷500
とを含む。
【0025】負荷500とインバータ300との間に
は、DC/DCコンバータ510と、12Vバッテリ6
10とが接続される。12Vバッテリ610には、DC
/DCコンバータ510を介して、高圧バッテリ600
から電力が供給される。エンジン100は、エンジン1
00に接続されたエンジンECU410により制御され
る。エンジンECU410は、ハイブリッドECU40
0に接続される。エンジンECU410は、ハイブリッ
ドECU400からの制御信号などに基づいて、エンジ
ン100を制御する。
【0026】モータジェネレータ200は、エンジン1
00を再起動させる場合に、クランキング動作を行な
う。また、エンジン100が回転中の場合には、モータ
ジェネレータ200は、発電機として機能し、発電され
た電力をインバータ300を介して負荷500および高
圧バッテリ600に供給する。インバータ300は、ハ
イブリッドECU400と制御信号ライン800により
接続され、ハイブリッドECU400によりその動作が
制御される。インバータ300は、モータジェネレータ
200、負荷500および高圧バッテリ600と、電力
供給ライン700を介して接続される。負荷500は、
補機関係といわれる電装装置であって、車両のエアコ
ン、ヘッドライトおよびオーディオなどである。高圧バ
ッテリ600は、電圧信号ライン900および電流信号
ライン902により、ハイブリッドECU400に接続
される。
【0027】図1に示す制御ブロックを有する車両は、
ハイブリッドECU400により、エコノミーランニン
グシステムを実現する。このエコノミーランニングシス
テムは、車両が赤信号などにより交差点で停止すると、
エンジン100の回転を止める。ハイブリッドECU4
00にアクセルペダルが踏まれたなどの信号が入力され
ると、インバータ300を介してモータジェネレータ2
00を駆動して、エンジン100のクランキング動作が
行なわれる。エンジン100は再始動し、駆動系に駆動
力が伝達され車両が走行する。
【0028】車両の停止中であって、エンジン100が
停止中である場合には、負荷500には高圧バッテリ6
00から電力が供給される。このとき、ハイブリッドE
CU400は、高圧バッテリ600の電流を電流信号ラ
イン902により検知し、それを時間積分することによ
り、放電容量を算出する。ハイブリッドECU400
は、その放電容量が予め定められた値になる前に、エン
ジン100の再始動をインバータ300に指示する。ま
た、ハイブリッドECU400は、そのエンジン100
の再始動時の高圧バッテリ600の電圧を、電圧信号ラ
イン900を介して検知する。
【0029】ハイブリッドECU400は、検知した高
圧バッテリ600の電圧に基づいて、満充電容量に対す
る補正値δを参照し、そのδに基づいて満充電容量を算
出する。また、ハイブリッドECU400は、内部にメ
モリを有し、そのメモリには、高圧バッテリ600の満
充電容量を含む各種のデータが記憶される。
【0030】図2を参照して、本実施の形態に係るハイ
ブリッドECU400で実行されるプログラムは、以下
のような制御構造を有する。
【0031】ステップ(以下、ステップをSと略す。)
100にて、ハイブリッドECU400は、イグニッシ
ョンキーがオンされたか否かを判断する。この判断は、
メインコンピュータからハイブリッドECU400に入
力される制御信号に基づいて行なわれる。イグニッショ
ンキーがオフ状態からオン状態になると(S100にて
YES)、処理はS102へ移される。もしそうでない
と(S100にてNO)、処理はS100へ戻され、イ
グニッションキーがオンされるまで待つ。
【0032】S102にて、ハイブリッドECU400
は、無負荷状態の高圧バッテリ600のOCV(Open C
urrent Voltage)を検知する。このとき、高圧バッテリ
600とハイブリッドECU400とを接続する電圧信
号ライン900を介して、高圧バッテリ600からハイ
ブリッドECU400が受信した電圧信号に基づいて、
高圧バッテリ600のOCVが検知される。
【0033】S104にて、ハイブリッドECU400
は、検知したOCVに基づいて、初期SOC値を算出す
る。S106にて、ハイブリッドECU400は、エコ
ラン再始動用に設定されたSOC下限値をメモリから読
出す。S108にて、ハイブリッドECU400は、エ
コラン再始動時の高圧バッテリ600の電圧しきい値を
メモリから読出す。
【0034】S110にて、ハイブリッドECU400
は、満充電容量CAPをメモリから読出す。このとき読
出されるCAPは、高圧バッテリ600が初期状態であ
る場合、CAP=CAP(0)、高圧バッテリ600が
使用されている場合、CAP=δ×CAP(0)であ
る。δについては後述する。
【0035】S112にて、ハイブリッドECU400
は、エコラン使用制限値Yを算出する。このとき、エコ
ラン使用制限値Yは、Y=CAP×(初期SOC値−S
OC下限値)により算出される。
【0036】図3を参照して、S114にて、ハイブリ
ッドECU400は、エコラン条件を満足しているか否
かを判断する。この判断は、ハイブリッドECU400
に入力される各種の状態信号に基づいて行われる。たと
えば、アクセルペダルが踏まれておらず、かつパーキン
グブレーキが作動しているなどであるか否かにより判断
する。エコラン条件が満足されていると(S114にて
YES)、処理はS116へ移される。もしそうでない
と(S114にてNO)、処理はS100へ戻される。
【0037】S116にて、ハイブリッドECU400
は、エコラン動作を開始する。すなわち、エンジン10
0の回転を停止し、高圧バッテリ600から負荷500
への電力の供給を開始する。S118にて、ハイブリッ
ドECU400は、高圧バッテリ600の放電容量Xを
算出する。このとき、ハイブリッドECU400は、電
力信号ライン902を介して高圧バッテリ600から受
信した電流値を時間積分することにより、放電容量Xを
算出する。
【0038】S120にて、ハイブリッドECU400
は、放電容量Xがエコラン使用制限値Yよりも大きいか
否かを判断する。放電容量Xがエコラン使用制限値Yよ
りも大きい場合には(S120にてYES)、処理はS
122へ移される。もしそうでないと(120にてN
O)、処理はS114へ移される。
【0039】S122にて、ハイブリッドECU400
は、エコラン再始動を行なう。このとき、ハイブリッド
ECU400は、インバータ300に対して、インバー
タ300に高圧バッテリ600から供給される電力を用
いて、モータジェネレータ200を回転させ、エンジン
100のクランキング動作を行なうように指示する。
【0040】S124にて、ハイブリッドECU400
は、高圧バッテリ600の電圧値を検知する。このと
き、ハイブリッドECU400は、電圧信号ライン90
0を介して、高圧バッテリ600からハイブリッドEC
U400が受信した電圧信号に基づいて、電圧値が検知
される。
【0041】S126にて、ハイブリッドECU400
は、検知した電圧値が電圧しきい値よりも小さいか否か
を判断する。検知した電圧値が電圧しきい値よりも小さ
い場合には(S126にてYES)、処理はS128へ
移される。もしそうでないと(S126にてNO)、処
理は図2のS110へ戻される。
【0042】S128にて、ハイブリッドECU400
は、δ=δ×0.99の演算を行なう。S130にて、
ハイブリッドECU400は、CAP=δ×CAP
(0)の演算を行なう。S132にて、ハイブリッドE
CU400は、算出したCAPをメモリに格納する。そ
の後、処理は図2のS110へ戻される。
【0043】以上のような構造およびフローチャートに
基づく、本実施の形態に係るハイブリッドECU400
を搭載した車両の動作について説明する。
【0044】この車両の運転者がイグニッションキーを
オンにすると(S100にてYES)、無負荷状態の高
圧バッテリ600のOCVが検知される(S102)。
検知したOCVに基づいて、初期SOC値が算出される
(S104)。エコラン再始動用に設定されたSOC下
限値がメモリから読出され(S106)、エコラン再始
動時の高圧バッテリ600の電圧しきい値がメモリから
読出される(S108)。
【0045】満充電容量CAPがメモリから読出される
(S110)。このとき、高圧バッテリ600の使用状
態が初期状態である場合には、CAP=CAP(0)
と、高圧バッテリ600の使用状態が初期状態でない場
合には、CAP=δ×CAP(0)となっている。
【0046】エコラン使用制限値Yが、Y=CAP×
(初期SOC値−SOC下限値)として算出される。こ
のエコラン使用制限値Yは、エコノミーランニングシス
テムにおいて車両が停止中に、エンジン100を停止さ
せた状態で、高圧バッテリ600から放電できる制限容
量である。
【0047】車両の運転中に、車両が赤信号で交差点な
どに停止するとエコラン条件が満足される(S114に
てYES)。エコラン動作が開始され、エンジン100
の回転が停止し、高圧バッテリ600から負荷500へ
電力の供給が開始される(S116)。高圧バッテリ6
00の放電容量Xが算出される。このとき、高圧バッテ
リ600の電流値を時間積分することにより、放電容量
Xが算出される(S118)。
【0048】高圧バッテリ600の放電容量Xがエコラ
ン使用制限値Yを下回っていると(S120にてN
O)、さらにエコラン条件を満足しているか否かが判断
される(S114)。このとき、交差点の信号が青信号
となり、運転者がアクセルペダルを踏むとエコラン条件
が満足されなくなる(S114にてNO)、このときに
は、エコラン再始動される(S122)。
【0049】交差点の信号が赤信号の状態で、高圧バッ
テリ600の放電が続いて、高圧バッテリ600の放電
容量Xがエコラン使用制限値Yを上回ると(S120に
てYES)、この場合にも、エコラン再始動が行なわれ
る(S122)。エコラン再始動時には、高圧バッテリ
600の電圧値が検知され(S124)、検知した電圧
値が電圧しきい値よりも小さいか否かが判断される(S
126)。検知した電圧値が電圧しきい値よりも小さい
と(S126にてYES)、係数δが、δ=δ×0.9
9と演算される(S128)。さらに、CAP=δ×C
AP(0)と演算され(S130)、算出されたCAP
がメモリに格納される(S132)。
【0050】その後、処理はS110へ戻され、新たに
算出された満充電容量CAPに基づいて、エコラン使用
制限値Yが算出される(S112)。
【0051】図4に、初期状態の高圧バッテリ600の
SOC曲線を示す。図4に示すように、CAP(0)=
10Ah、δ=1.00、SOC下限値=30%であ
り、OCVより算出される初期SOC値は75%である
と想定する。ハイブリッドECU400がメモリから読
み出すCAPは10Ahであり、エコラン使用制限値Y
は、CAP×(初期SOC値−SOC下限値)によりY
=10×(0.75−0.30)=4.5Ahになる。
エンジン100の停止中に高圧バッテリ600が放電さ
れて、その放電容量が4.5Ahを上回ると(S120
にてYES)、エンジン100がエコラン再始動される
(S122)。このとき、検知される電圧値は、電圧し
きい値を上回る。
【0052】図5に、継続的に使用されて劣化した状態
の高圧バッテリ600のSOC曲線を示す。ただし、図
5においては、満充電容量を修正していない。図5に示
すように、CAP(0)=10Ah、δ=1.00とし
て、CAP=10Ahであると算出されるが、実際に
は、満充電容量は9Ahしかないものと想定する。ま
た、図4と同様、SOC下限値=30%であり、OCV
より算出される初期SOC値は75%であると想定す
る。ハイブリッドECU400がメモリから読み出すC
APは10Ahであり、エコラン使用制限値Yは、CA
P×(初期SOC値−SOC下限値)によりY=10×
(0.75−0.30)=4.5Ahになる。エンジン
100の停止中に高圧バッテリ600が放電されて、そ
の放電容量が4.5Ahを上回ると(S120にてYE
S)、エンジン100がエコラン再始動される(S12
2)。このとき、すでに、高圧バッテリ600の残容量
は、2.25Ahであり、検知される電圧値は、電圧し
きい値を下回る。
【0053】図6に、継続的に使用されて劣化した状態
の高圧バッテリ600のSOC曲線を示す。図6におい
ては、満充電容量が修正されている。図6に示すよう
に、CAP(0)=10Ah、δ=0.9として、CA
P=9Ahであると算出され、実際、満充電容量は9A
hしかないものと想定する。また、図4と同様、SOC
下限値=30%であり、OCVより算出される初期SO
C値は75%であると想定する。ハイブリッドECU4
00がメモリから読み出すCAPは9Ahであり、エコ
ラン使用制限値Yは、CAP×(初期SOC値−SOC
下限値)によりY=9×(0.75−0.30)=4.
05Ahになる。エンジン100の停止中に高圧バッテ
リ600が放電されて、その放電量が4.05Ahを上
回ると(S120にてYES)、エンジン100がエコ
ラン再始動される(S122)。このとき、高圧バッテ
リ600の残容量は、2.7Ahであり、検知される電
圧値は、電圧しきい値を上回る。
【0054】以上のようにして、本実施の形態に係るE
CUにて実現される満充電容量計測装置によると、エコ
ノミーランニングシステムにおいてエンジンの再始動時
に、電池の電圧を計測する。計測された電池の電圧が予
め定められた電圧を下回ると、メモリに記憶された満充
電容量を小さくするように修正する。これにより、エコ
ノミーランニングシステムを採用する車両に搭載された
電池の満充電容量を正確に把握することができる。
【0055】なお、上述した図3のS120における処
理においては、放電容量Xがエコラン使用制限値Y以上
であるか否かを判断するものであってもよい。さらにS
126における処理においては、検知された電圧値が電
圧しきい値以下であるか否かを判断するものであっても
よい。さらに、S128における処理において、算出さ
れるδは、δ=δ×0.99に限定されるものではな
く、他の定数値を乗算するものであっても、他の定数値
を減算するものなどであってもよい。
【0056】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るハイブリッドEC
Uを搭載した車両の制御ブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係るハイブリッドEC
Uで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャ
ート(その1)である。
【図3】 本発明の実施の形態に係るハイブリッドEC
Uで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャ
ート(その2)である。
【図4】 初期状態の電池のSOC曲線を表わす図であ
る。
【図5】 劣化した電池において満充電容量が修正され
なかった場合のSOC曲線を表わす図である。
【図6】 劣化した電池において満充電容量が修正され
た場合のSOC曲線を表わす図である。
【符号の説明】
100 エンジン、200 モータジェネレータ、30
0 インバータ、400 ハイブリッドECU、410
エンジンECU、500 負荷、510 DC/DC
コンバータ、600 高圧バッテリ、610 12Vバ
ッテリ、700電力供給ライン、800 制御信号ライ
ン、900 電圧信号ライン、902電流信号ライン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 10/48 H01M 10/48 P H02J 7/00 H02J 7/00 X 7/14 7/14 A Fターム(参考) 2G016 CA03 CB11 CB12 CC01 CC03 CC04 CC07 5G003 AA07 BA01 DA04 EA05 FA06 GB03 GB06 GC05 5G060 AA06 AA20 CA02 DB07 5H030 AA06 AS08 FF41 FF44 FF51 FF52 5H115 PA08 PA11 PG04 PU25 QN01 SE06 TI02 TI05 TU17

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の停止中に走行動力源を停止する車
    両に搭載された、充放電可能な電池の満充電容量を計測
    するための満充電容量計測装置であって、 前記走行動力源の再始動に必要な電力を算出するための
    電力算出手段と、 前記電池の満充電容量を記憶するための記憶手段と、 前記走行動力源の再始動時に前記電池の電圧を計測する
    ための電圧計測手段と、 前記記憶手段と前記電圧計測手段とに接続され、前記走
    行動力源の停止中に、前記走行動力源の始動により前記
    電池の電力が消費された後に前記電力算出手段により算
    出された以上の電力を前記電池が有すると推定された後
    の再始動時に、前記計測された再始動時の電圧が予め定
    められた電圧を下回ると、前記記憶手段に記憶された満
    充電容量が小さくなるように修正するための処理手段と
    を含む、電池の満充電容量計測装置。
  2. 【請求項2】 前記処理手段は、前記計測された再始動
    時の電圧が、前記走行動力源の再始動時に必要な電圧を
    下回ると、前記記憶手段に記憶された満充電容量が小さ
    くなるように修正するための手段を含む、請求項1に記
    載の電池の満充電容量計測装置。
  3. 【請求項3】 前記処理手段は、前記記憶手段に記憶さ
    れた満充電容量に1未満の係数を乗算するための手段を
    含む、請求項1または2に記載の電池の満充電容量計測
    装置。
  4. 【請求項4】 車両の停止中に走行動力源を停止する車
    両に搭載された、充放電可能な電池の満充電容量を計測
    するための満充電容量計測方法であって、 前記走行動力源の再始動に必要な電力を算出する電力算
    出ステップと、 前記電池の満充電容量を記憶する記憶ステップと、 前記走行動力源の再始動時に前記電池の電圧を計測する
    電圧計測ステップと、 前記走行動力源の停止中に、前記走行動力源の始動によ
    り前記電池の電力が消費された後に前記電力算出ステッ
    プにて算出された以上の電力を前記電池が有すると推定
    された後の再始動時に、前記計測された再始動時の電圧
    が予め定められた電圧を下回ると、前記記憶ステップに
    て記憶した満充電容量が小さくなるように修正する処理
    ステップとを含む、電池の満充電容量計測方法。
  5. 【請求項5】 前記処理ステップは、前記計測された再
    始動時の電圧が、前記走行動力源の再始動時に必要な電
    圧を下回ると、前記記憶ステップにて記憶した満充電容
    量が小さくなるように修正するステップを含む、請求項
    4に記載の電池の満充電容量計測方法。
  6. 【請求項6】 前記処理ステップは、前記記憶ステップ
    にて記憶した満充電容量に1未満の係数を乗算するステ
    ップを含む、請求項4または5に記載の電池の満充電容
    量計測方法。
  7. 【請求項7】 車両の停止中に走行動力源を停止する車
    両の制御装置であって、 前記制御装置は、 前記車両に搭載された、充放電可能な電池の満充電容量
    を計測するための満充電容量計測手段を含み、前記満充
    電容量計測手段は、 前記走行動力源の再始動に必要な電力を算出するための
    電力算出手段と、 前記電池の満充電容量を記憶するための記憶手段と、 前記走行動力源の再始動時に前記電池の電圧を計測する
    ための電圧計測手段と、 前記記憶手段と前記電圧計測手段とに接続され、前記走
    行動力源の停止中に、前記走行動力源の始動により前記
    電池の電力が消費された後に前記電力算出手段により算
    出された以上の電力を前記電池が有すると推定された後
    の再始動時に、前記計測された再始動時の電圧が予め定
    められた電圧を下回ると、前記記憶手段に記憶された満
    充電容量が小さくなるように修正するための処理手段と
    を含み、 前記制御装置はさらに、 前記電池の開放電圧を計測するための開放電圧計測手段
    と、 前記開放電圧計測手段に接続され、前記計測された開放
    電圧と前記記憶された満充電容量とに基づいて、前記電
    池の初期残存容量を算出するための初期残存容量算出手
    段と、 前記走行動力源の再始動時に必要な残存容量と前記算出
    された初期残存容量とに基づいて、前記車両が停止して
    から再始動するまでに使用可能な容量を算出するための
    使用可能容量算出手段と、 前記走行動力源の停止時の前記電池の放電容量を計測す
    るための放電容量計測手段と、 前記計測された放電容量が前記算出された使用可能な容
    量以下になると、前記走行動力源の再始動を指示するた
    めの指示手段とを含む、制御装置。
  8. 【請求項8】 車両の停止中に走行動力源を停止する車
    両の制御方法であって、 前記制御方法は、 前記車両に搭載された、充放電可能な電池の満充電容量
    を計測する満充電容量計測ステップを含み、前記満充電
    容量計測ステップは、 前記走行動力源の再始動に必要な電力を算出する電力算
    出ステップと、 前記電池の満充電容量を記憶する記憶ステップと、 前記走行動力源の再始動時に前記電池の電圧を計測する
    電圧計測ステップと、 前記走行動力源の停止中に、前記走行動力源の始動によ
    り前記電池の電力が消費された後に前記電力算出ステッ
    プにて算出された以上の電力を前記電池が有すると推定
    された後の再始動時に、前記計測された再始動時の電圧
    が予め定められた電圧を下回ると、前記記憶ステップに
    て記憶した満充電容量が小さくなるように修正する処理
    ステップとを含み、 前記制御方法はさらに、 前記電池の開放電圧を計測する開放電圧計測ステップ
    と、 前記計測された開放電圧と前記記憶された満充電容量と
    に基づいて、前記電池の初期残存容量を算出する初期残
    存容量算出ステップと、 前記走行動力源の再始動時に必要な残存容量と前記算出
    された初期残存容量とに基づいて、前記車両が停止して
    から再始動するまでに使用可能な容量を算出する使用可
    能容量算出ステップと、 前記車両の走行動力源の停止時の前記電池の放電容量を
    計測する放電容量計測ステップと、 前記計測された放電容量が前記算出された使用可能な容
    量以下になると、前記走行動力源の再始動を指示する指
    示ステップとを含む、制御方法。
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