JP2003244180A - データ中継装置および多重通信システム - Google Patents

データ中継装置および多重通信システム

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JP2003244180A
JP2003244180A JP2002044576A JP2002044576A JP2003244180A JP 2003244180 A JP2003244180 A JP 2003244180A JP 2002044576 A JP2002044576 A JP 2002044576A JP 2002044576 A JP2002044576 A JP 2002044576A JP 2003244180 A JP2003244180 A JP 2003244180A
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transmission
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low speed
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Tomohisa Kishigami
友久 岸上
Hatsume Yoshikawa
初芽 吉川
Hiroshi Honda
洋 本田
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Denso Corp
Toyota Motor Corp
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Denso Corp
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中継先のネットワークのノードにおいてデー
タ送信の過剰な遅延や消失等の支障を来さないようにデ
ータ中継を行うことである。 【解決手段】 データ中継装置4に、中継先のネットワ
ーク11へのデータフレームの送信完了直後に前記ネッ
トワーク11への新たなデータフレームの送信がされな
い時間帯を有するようにデータフレームの送信のタイミ
ングを調整する送信タイミング調整手段40を具備せし
めることで、データ中継装置4にネットワーク11へ中
継すべきデータフレームが集中しても、ネットワーク1
1のノード311〜313からのデータフレームが前記
時間帯を使って送信し得るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ中継装置およ
び多重通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、特にコンピュータ技術の進歩を背
景として情報通信の高度化が進んでおり、例えば自動車
においても、搭載される電装品等を制御する制御部の間
でやり取りされる情報量は急速に増大している。そこで
情報を伝達するワイヤーハーネスの数を低減すべく多重
通信システムが採用されつつある。
【0003】多重通信システムは、共通の通信線に制御
用ECU等のノードが接続されたもので、ノード間でデ
ータフレームのやりとりを行う。通信線が共通であるた
め、通信線上におけるデータフレーム同志の衝突調停を
行うアクセス方式が種々、提案されている。アクセス方
式として、CSMA/CDのように、各ノードが通信線
上の信号を検出しデータフレームのヘッダ部に含まれる
優先度の情報にしたがってデータフレーム同志の衝突調
停を行うものが知られている。このようなアクセス方式
では、データフレームを送信しようとするノードは、そ
のデータフレームの優先度よりも高い優先度を検出する
と、データフレームの送信を停止し、最も優先度の高い
ものだけが送信権を獲得する。
【0004】制御の種類が多岐にわたる上記自動車等で
は、データ通信を効率よく行うために、多数のノード
を、通信速度等の属性の異なるノード群に分けて複数の
ネットワークを形成するとともに、複数のネットワーク
に共通のノードとしてデータ中継装置を設け、属するネ
ットワークが異なるノード間の通信をデータ中継装置を
介して行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的に、
ノードはデータフレームの送信がスムーズに行われるよ
うに送信タイミングを管理している。例えば、制御対象
の状態を検出するセンサからのデータを周期的に送信す
るようになっているノードにおいては、センサが多けれ
ば、そのデータフレームを前記周期内で分散して送信す
ることがなされている。
【0006】しかしながら、前記CSMA/CDのよう
なアクセス方式ではノード間では送信のタイミングは調
整されないから、各ノード内で送信タイミングを管理し
たとしても、ネットワークの規模によっては、データフ
レームが過渡的に特定のノードに集中して送信されるこ
とが起こり得る。
【0007】これはデータ中継装置において発生しやす
い。そこで、中継すべきデータフレームがデータ中継装
置で滞留しないように、その優先度が高めに設定された
り、データ中継装置において優先度が再設定されるよう
にしたものもある。このような状況では中継先のネット
ワークで通信負荷が一気に上昇する。特に、通信速度が
速く大容量の通信が可能なネットワークから通信速度が
遅いネットワークへの中継において顕著である。
【0008】この結果、中継先のネットワークのノード
では、データフレームの送信時期が過剰に遅延すること
になる。
【0009】また、送信するデータを一時的に格納する
バッファの容量によっては、単に送信時期が遅れるだけ
に止まらずに、送信すべきデータが生成された時点で前
のデータが送信待ちのまま残っているという事態が生
じ、この場合には、新たに生じたデータによる上書きで
送信待ちのデータが消失する。例えば、時系列で得られ
るべき同じ種類のデータが一部の期間、抜け落ちてしま
ったり、突発的に発生するスイッチの操作情報のような
データの場合には、スイッチ操作に装置が応動せず、ス
イッチの操作者が装置の故障ととってしまうおそれがあ
る。
【0010】本発明は前記実情に鑑みなされたもので、
過渡的にデータ中継が集中する場合にも、中継先のネッ
トワークのノードが過剰な遅延を生じずに送信が可能
で、データ消失を低減することのできるデータ中継装置
および多重通信システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、通信線上でデータフレームをやりとりするノードが
自己のデータフレームの送信に際し通信線上の信号を検
出することによりデータフレーム同士の衝突調停が行わ
れる複数のネットワークの共通のノードとして設けら
れ、ネットワーク間でデータフレームの中継を行うデー
タ中継装置において、予め設定した所定のネットワーク
へのデータフレームの送信完了直後に、前記所定のネッ
トワークへの新たなデータフレームの送信がされない時
間帯を有するようにデータフレームの送信のタイミング
を調整する送信タイミング調整手段を具備せしめる。
【0012】データ中継装置から所定のネットワーク
(例えば通信速度の遅いネットワーク)へのデータフレ
ームの送信の完了直後の前記時間帯には、中継すべきデ
ータがあっても所定のネットワークへ送信されない。し
たがって、前記所定のネットワークのノードにおいて送
信しようとするデータがあれば、この時間帯において、
データ中継装置を除くノードからのデータフレーム間で
衝突調停がなされるため、所定のネットワークへ中継さ
れるデータフレームがデータ中継装置に集中しても、前
記時間帯を使ってデータ中継装置を除くノードからのデ
ータフレームが確実に送信されていくことになる。これ
により、所定のネットワークにおいては、データ中継装
置以外のノードからのデータフレームであっても、過剰
に送信が遅延するのを防止することができ、ノード内で
データが消失してしまうのを低減することができる。
【0013】請求項2記載の発明では、請求項1の発明
の構成において、前記送信タイミング調整手段を、予め
設定した規定時間周期で前記所定のネットワークへのデ
ータフレームの送信処理を実行する構成とし、前記規定
時間を、前記所定のネットワークにおけるデータフレー
ムの最大送信時間よりも長くする。
【0014】所定ネットワークへのデータフレームの送
信処理のタイミングが、前記最大送信時間よりも長い前
記規定時間ごとに設定されるから、前記時間帯として、
少なくとも規定時間と最大送信時間との差分に相当する
時間が与えられる。
【0015】データフレームの中継処理を一定周期で行
えばよいから、制御が簡単である。
【0016】請求項3記載の発明では、請求項1の発明
の構成において、前記送信タイミング調整手段を、前記
所定のネットワークへのデータフレームの送信処理を、
直前の所定のネットワークへのデータフレームの送信か
ら予め設定した規定時間が経過するまで禁止する構成と
し、前記規定時間を、前記所定のネットワークにおける
データフレームの最大送信時間よりも長くする。
【0017】直前の所定のネットワークへのデータフレ
ームの送信から規定時間が経過する前では、所定ネット
ワークへのデータフレームの送信処理が禁止され、経過
した後では解除されるから、前記時間帯として、少なく
とも規定時間と最大送信時間との差分に相当する時間が
与えられる。
【0018】中継すべきデータがないまま前記規定時間
が経過した場合には、中継すべきデータフレームが受信
され次第、即、これを送信することができる。送信処理
が規定時間間隔でのみ送信処理のタイミングが与えられ
る構成に比して、より速やかにデータフレームを中継す
ることができる。
【0019】請求項4記載の発明では、多重通信システ
ムを、請求項1ないし3いずれか記載のデータ中継装置
と、該データ中継装置をノードとして含む複数のネット
ワークとを具備する構成とする。
【0020】所定のネットワークにおいて、データ中継
装置以外のノードからのデータフレームであっても過剰
に送信が遅れるのを防止することができ、データが消失
してしまうのを低減することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1に本発明を
適用した第1実施形態になる多重通信システムを示す。
多重通信システムは自動車の車内制御用のもので、複数
(図例では2)のネットワーク11,12を有してい
る。各ネットワーク11,12は、通信線21,22に
ノード311〜322が接続されたもので、通信線2
1,22上で、所定の通信プロトコルにて、ノード31
1〜322間のデータのやりとりをするようになってい
る。
【0022】第1のネットワーク11は、ノードとし
て、ドアの開閉等の制御用のドア制御ECU311、メ
ータ表示等の制御用のメータECU312、車室内の空
調の制御用の空調ECU313等が接続されている。第
1のネットワーク11の通信プロトコルはBEANで、
通信速度は10kbpsである。第2のネットワーク1
2は、ノードとして、エンジン制御用のエンジン制御E
CU321、ABS制御用のABSECU322等が接
続されている。第2のネットワーク12の通信プロトコ
ルはCANで、通信速度は500kbpsである。以下
の説明において、適宜、第1のネットワーク11を低速
ネットワーク11と、第2のネットワーク12を高速ネ
ットワーク12という。また、通信線21を低速通信線
21と、通信線22を高速通信線22という。
【0023】ネットワーク11,12の通信線21,2
2はそれぞれ、共通のデータ中継装置4と接続され、デ
ータ中継装置4が各ネットワーク11,12のノードの
一つとして機能している。データ中継装置4はノード3
11〜322から送信されたデータを別のネットワーク
11,12に属するノード311〜322へと中継する
ようになっている。
【0024】データ中継装置4はマイクロコンピュータ
や通信用のICを有する一般的なハード構成をとり、図
1に示すように、各ネットワーク11,12ごとに、受
信したデータフレームを一時格納する受信バッファ41
1,412と、送信するデータフレームを一時、格納す
る送信バッファ421,422とが設けられ、これらの
間でCPU40が転送処理を行う。転送されたデータは
次いで前記通信ICから通信線21,22に送信処理さ
れる。以下、適宜、低速ネットワーク11用の受信バッ
ファ411を低速側受信バッファ411と、高速ネット
ワーク12用の受信バッファ412を高速側受信バッフ
ァ412と、低速ネットワーク11用の送信バッファ4
21を低速側送信バッファ421と、高速ネットワーク
12用の送信バッファ422を高速側送信バッファ42
2という。高速側受信バッファ412は一時に複数のデ
ータフレームを格納可能である。
【0025】また、転送処理では、中継先のネットワー
ク11,12の通信プロトコルに適合するようにデータ
フレームのヘッダ等を適合したものに改変することにな
るが、この際、優先度を最大にすることで、データ中継
をスムーズに行うようになっている。
【0026】図2はCPU40における受信バッファ4
11,412から送信バッファ421,422への転送
処理を示す制御プログラムの内容を示すもので、ステッ
プS101,S102は低速側受信バッファ411から
高速側送信バッファ422への転送処理である。ステッ
プS101では、低速側受信バッファ411にデータが
あるか否かを判断する。肯定判断されると、前記低速側
受信バッファ411のデータを高速側送信バッファ42
2に転送し(ステップS102)、ステップS103に
進む。高速側送信バッファ422に転送されたデータは
高速通信線22に送信される。ステップS101が否定
判断されると、ステップS102をスキップしてステッ
プS103に進む。
【0027】ステップS103は、CPU40の送信タ
イミング調整手段としての手順であり、規定タイミング
か否かを判定する。肯定判断されるとステップS104
に進み、否定判断されるとステップS101に戻る。規
定タイミングは予め設定した規定時間T0 間隔で1回ず
つ与えられる。これにより、ステップS104以降の手
順が規定時間T0 間隔で実行されることになる。
【0028】なお、規定時間T0 は、低速ネットワーク
11の通信プロトコルであるBEANプロトコルにおい
てデータ本体の大きさの最も大きなデータフレームを送
信するときの送信時間(最大フレーム長)よりもやや長
く設定してある。
【0029】ステップS104,S105は高速側受信
バッファ412から低速側受信バッファ421への転送
処理であり、ステップS104では、高速側受信バッフ
ァ412にデータがあるか否かを判定する。肯定判断さ
れると、前記高速側受信バッファ412のデータを低速
側送信バッファ421に転送し(ステップS105)、
ステップS101に戻る。低速側送信バッファ421に
転送されたデータは低速通信線21に送信される。ステ
ップS104が否定判断されると、ステップS105を
スキップしてステップS101に戻る。
【0030】前記のごとく規定時間T0 は最大フレーム
長TF よりもやや長く設定してあるから、高速側受信バ
ッファ412に次々とデータフレームが取り込まれて
も、すなわち、高速ネットッワーク12から低速ネット
ッワーク11に中継するデータが集中しても、データ中
継装置4は、低速ネットッワーク11への送信が完了し
た後、前記規定タイミングがくるまでの時間帯は、高速
側受信バッファ412から低速側送信バッファ421へ
の転送、したがって低速側ネットワーク11への送信は
なされない。
【0031】図3は、高速ネットッワーク12から低速
ネットッワーク11に中継するデータが集中する状態に
おいてデータ中継装置4からのデータフームと低速ネッ
トワーク11のノード311,312からのデータフー
ムとで衝突した場合の、低速通信線21上における送信
状態を示すもので、低速通信線21上には、データ中継
装置4とノード311またはノード312とからデータ
フレームの送信が開始され、データ中継装置4とノード
311またはノード312とはそれぞれ低速通信線21
上の信号を検出する。そして、データフレームの先頭ビ
ット(SOF)に続いて優先度が送信されると、ノード
311またはノード312は自己の送信したデータフレ
ームよりも上位の優先度を検出して送信を中止し、デー
タ中継装置4が先ず送信権を獲得する。データ中継装置
4がデータフレームの送信を完遂することになる。
【0032】データフレームを送信しようとするノード
311,312は、データ中継装置4からのデータフレ
ームの最後尾を示す所定のビット列(EOF)を検出す
ると、続いてデータフレームを送信することになる。従
来は、ここで、上位の優先度が付与されたデータ中継装
置4からの後続のデータフレームが送信権を獲得すると
ころ、本発明では、データ中継装置4は、前記のごと
く、次の規定タイミングがくるまで低速ネットワーク1
1への次の送信が禁止される。この、送信が禁止される
時間帯は直前に低速ネットワーク11へ送信されたデー
タフレームの大きさにより異なるが、少なくとも規定時
間T0 −最大フレーム長TF (=ΔT)は確保される。
なお、厳密にはデータフレームの送信処理が開始される
時点と規定タイミングとは一致しないが、転送処理の時
間等は規定時間T0 に比して十分に短いので、図例のよ
うに示し得る。
【0033】したがって、この時間帯では前記ノード3
11,312からのデータフレームはデータ中継装置4
からのデータフレームと衝突することなく、前記ノード
311,312間でのみ衝突調停されて送信される。そ
して、送信が禁止されたデータフレームは、次の規定タ
イミングがくると、低速側送信バッファ421に転送さ
れ、低速通信線21に送信される。
【0034】このように、高速ネットワーク12から低
速ネットワーク11へのデータ中継を行いつつ、前記時
間帯には、低速ネットワーク11のノード311,31
2が、中継データに比して優先度が低いデータフレーム
であっても送信することができる。
【0035】これにより、低速ネットワーク11におけ
るデータフレームの送信が、データ中継装置4からのデ
ータフレームに比して相対的に優先度の低いものであっ
ても、過剰に遅延することなしに、データ中継装置4か
らの送信を挟みながら順次なされ、ノード311,31
2におけるデータの消失も低減することができる。
【0036】(第2実施形態)図4に本発明を適用した
第2実施形態の多重通信システムを示す。第1実施形態
の構成において、データ中継装置で実行される制御プロ
グラムを別の内容に代えたものである。図中、第1実施
形態と実質的に同じものには同じ番号を付して第1実施
形態との相違点を中心に説明する。
【0037】図5は、データ中継装置4AのCPU40
Aにおける受信バッファ411,412から送信バッフ
ァ421,422への転送処理を示すもので、ステップ
S102に続くステップS103Aは、後述するステッ
プS106とともに、CPU40Aの送信タイミング調
整手段としての手順であり、タイマによる経過時間が規
定時間T0 を経過したか否かを判定する。肯定判断され
て高速側受信バッファ412にデータが取り込まれてい
れば(ステップS104)、該データを低速側送信バッ
ファ421に転送する(ステップS105)。
【0038】そして、ステップS105に続いて前記タ
イマをリセットし(ステップS106)、ステップS1
01に戻る。
【0039】第1実施形態が経過時間をカウントするタ
イマが規定時間T0 ごとにリセットされるのに対して、
本実施形態では、低速側送信バッファ421へのデータ
の転送がなければリセットされない。したがって、次の
効果を奏する。図6は低速ネットワーク11のノード3
11〜313からデータフレームの送信がなく、かつ、
高速ネットワーク12からは散発的にしかデータフレー
ムが送信されずデータ中継が集中しない状態における、
データ中継装置のデータフレーム送信状況を、第1実施
形態と本実施形態とで比較するものである。
【0040】データフレームの転送から規定時間T0 が
経過したあと(図中、△のタイミング)に高速ネットワ
ーク12からのデータフレームを受信したとすると、第
1実施形態では、次の規定時間T0 が経過するまで、高
速側受信バッファ412のデータは低速側送信バッファ
421に転送されず、したがって、低速通信線11への
送信処理はされない。これに対して、本実施形態では、
最初の規定時間T0 が経過した後、高速ネットワーク1
2からのデータフレームが受信されれば、即、低速側送
信バッファ421への転送がなされることになる。した
がって、高速ネットワーク12から散発的にデータフレ
ームが送信される状態において、高速ネットワーク12
から低速ネットワーク11へのデータ中継が速やかにな
される。
【0041】(第3実施形態)図7に本発明を適用した
第3実施形態になる多重通信システムを示す。本実施形
態では、多重通信システムは、ノード331,332,
333,341,342,343,351,352,3
53が3つのネットワーク13,14,15を形成し、
ネットワーク13は通信プロトコルが前記BEAN等で
通信速度が遅く、ネットワーク14,15は通信プロト
コルが前記CAN等で通信速度が速い。以下、ネットワ
ーク13を低速ネットワーク13と、ネットワーク14
を第1の高速ネットワーク14と、ネットワーク15を
第2の高速ネットワーク15という。本実施形態は、例
えば、前記各実施形態の高速ネットワークのECU群を
2つのECU群に分け、ネットワークをより関連の深い
ECU群で構成したものである。
【0042】データ中継装置4Bは、各ネットワーク1
3〜15と1対1に対応して、各ネットワーク13〜1
5の通信線23,24,25から受信したデータフレー
ムを一時格納する受信バッファ413,414,41
5、通信線23〜25に送信するデータフレームを一時
格納する送信バッファ423,424,425とが設け
られている。以下、適宜、低速ネットワーク13用の受
信バッファ413を低速側受信バッファ413と、送信
バッファ423を低速側送信バッファ423といい、第
1の高速ネットワーク14用の受信バッファ414を第
1の高速側受信バッファ414と、送信バッファ424
を第1の高速側送信バッファ424といい、第2の高速
ネットワーク15用の受信バッファ415を第2の高速
側受信バッファ415と、送信バッファ425を第2の
高速側送信バッファ425という。高速側受信バッファ
414,415は一時に複数のデータフレームを格納可
能である。また、低速ネットワーク13の通信線23を
低速通信線23と、第1の高速ネットワーク14の通信
線24を第1の高速通信線24と、第2の高速ネットワ
ーク15の通信線25を第2の高速通信線25という。
【0043】図8は、データ中継装置4BのCPU40
Bで実行される受信バッファ413〜415から送信バ
ッファ423〜425への転送処理を示すもので、ステ
ップS201,S202は低速側受信バッファ413か
ら高速側送信バッファ424,425への転送処理であ
り、ステップS201では、低速側受信バッファ413
にデータがあるか否かを判断する。肯定判断されると、
前記低速側受信バッファ413のデータをその中継先に
対応した高速側送信バッファ424,425に転送し
(ステップS202)、ステップS203に進む。高速
側送信バッファ424,425に転送されたデータは高
速通信線24,25に送信される。前記ステップS20
1が否定判断されたときは、ステップS202をスキッ
プしてステップS203に進む。
【0044】ステップS203はCPU40Bの送信タ
イミング調整手段としての手順であり、規定タイミング
が否かを判定する。肯定判断されるとステップS204
に進み、否定判断されるとステップS208に進む。こ
こで、規定タイミングか否かは第1実施形態(ステップ
S103)のごとくなされ、規定時間間隔でステップS
204が実行される。なお、規定時間は、低速ネットワ
ーク13の通信プロトコルにおける最大フレーム長より
もやや長く設定してある。
【0045】ステップS204〜S209は高速側受信
バッファ414,415間、および高速側受信バッファ
414,415から低速側送信バッファ423への転送
処理であり、ステップS204では、高速側受信バッフ
ァ414または高速側受信バッファ415にデータがあ
るか否かを判断する。肯定判断されるとステップS20
5に進み、否定判断されると前記ステップS201に戻
る。ステップS205では、中継先が低速ネットワーク
13か否かを判定する。肯定判断されると、すなわち、
高速ネットワーク14,15から低速ネットワーク13
への中継の場合は、前記高速側受信バッファ414,4
15のデータを低速側送信バッファ423に転送し、ス
テップS201に戻る。低速側送信バッファ423に転
送されたデータは低速通信線23に送信される。
【0046】中継先が低速ネットワーク13か否かを判
定するステップS205が否定判断されるのは、高速ネ
ットワーク14,15間のデータ中継の場合であり、高
速側受信バッファ414,415と高速側送信バッファ
424,425との間で転送を行う。すなわち、ステッ
プS207で、第1の高速側受信バッファ414にデー
タがあれば第2の高速側送信バッファ425に転送し、
第2の高速側受信バッファ415にデータがあれば第1
の高速側送信バッファ414に転送する。高速側送信バ
ッファ424,425に転送されたデータは高速通信線
24,25に送信される。そしてステップS201に戻
る。
【0047】規定タイミングか否かを判定する前記ステ
ップS203が否定判断されたときに実行されるステッ
プS208では、前記ステップS204と同様に、高速
側受信バッファ414または高速側受信バッファ415
にデータがあるか否かを判断する。肯定判断されるとス
テップS209に進み、否定判断されると前記ステップ
S201に戻る。ステップS209では、前記ステップ
S205と同様に、中継先が低速ネットワーク13か否
かを判定する。肯定判断されると、すなわち、高速ネッ
トワーク14,15から低速ネットワーク13への中継
の場合は、ステップS201に戻る。前記高速側受信バ
ッファ414,415のデータは低速側送信バッファ4
23に転送されない。ステップS209が否定判断され
ると、すなわち、高速ネットワーク14,15間のデー
タ中継の場合は、前記ステップS207を実行し、そし
てステップS201に戻る。
【0048】本実施形態では、高速ネットワーク14,
15から低速ネットワーク13へのデータ中継は前記規
定時間またはその整数倍の間隔でなされ、低速ネットワ
ーク13から高速ネットワーク14,15へのデータ中
継および高速ネットワーク14,15間のデータ中継は
高速側受信バッファ414,415にデータが取り込ま
れ次第なされる。
【0049】このように、本発明は、高速ネットワーク
14,15が複数の場合にも適用することができる。こ
の場合、高速ネットワーク数は2つに限られない。
【0050】なお、本実施形態のように高速ネットワー
クが複数の場合にも、第2実施形態のように高速側受信
バッファのデータを低速側送信バッファに転送したらタ
イマをリセットするようにしてもよく、高速側受信バッ
ファに散発的にデータが取り込まれる状態のときに、速
やかにデータを中継することができる。
【0051】(第4実施形態)図9に本発明を適用した
第4実施形態になる多重通信システムを示す。本実施形
態も、多重通信システムはノード361,362,36
3,371,372,373,381,382,383
が3つのネットワーク16,17,18を形成してお
り、ネットワーク16〜18間でデータ中継装置4Cを
介してデータ中継がなされる。ネットワーク16,17
は通信プロトコルが前記BEAN等で通信速度が遅く、
ネットワーク18は通信プロトコルが前記CAN等で通
信速度が速い。以下、ネットワーク16を第1の低速ネ
ットワーク16と、ネットワーク17を第2の低速ネッ
トワーク17と、ネットワーク18を高速ネットワーク
18という。本実施形態は、例えば、前記各実施形態の
低速ネットワークのECU群を2つのECU群に分け、
ネットワークをより関連の深いECU群で構成したもの
である。
【0052】データ中継装置4Cは、各ネットワーク1
6〜18と1対1に対応して、各ネットワーク16〜1
8の通信線26,27,28から受信したデータフレー
ムを一時格納する受信バッファ416,417,41
8、通信線26〜28に送信するデータフレームを一時
格納する送信バッファ426,427,428とが設け
られている。以下、適宜、第1の低速ネットワーク16
用の受信バッファ416を第1の低速側受信バッファ4
16と、送信バッファ426を第1の低速側送信バッフ
ァ426といい、第2の低速ネットワーク17用の受信
バッファ417を第2の低速側受信バッファ417と、
送信バッファ427を第2の低速側送信バッファ427
といい、高速ネットワーク18用の受信バッファ418
を高速側受信バッファ418と、送信バッファ428を
高速側送信バッファ428という。高速側受信バッファ
418は一時に複数のデータフレームを格納可能であ
る。また、第1の低速ネットワーク16の通信線26を
第1の低速通信線26と、第2の低速ネットワーク17
の通信線27を第2の低速通信線27と、高速ネットワ
ーク18の通信線28を高速通信線28という。
【0053】データ中継装置4CのCPU40Cで実行
される制御プログラムについて説明する。図10,図1
1は、受信バッファ416〜418から送信バッファ4
26〜428への転送処理を示すもので、第1の低速側
受信バッファ416にデータがあるか否かを判定する
(ステップS301)。肯定判断されると、その中継先
が第2低速側ネットワーク17か否かを判定する(ステ
ップS302)。肯定判断されるとフラグF12を1とし
(ステップS303)、ステップS305に進む。ステ
ップS302が否定判断されるのは、第1低速ネットワ
ーク16から高速ネットワーク18への中継の場合であ
り、第1低速側受信バッファ416から高速側送信バッ
ファ428にデータを転送し(ステップS304)、ス
テップS305に進む。高速側送信バッファ428に転
送されたデータは高速通信線28に送信される。なお、
前記ステップS301が否定判断されたときもステップ
S305に進む。
【0054】ステップS305では、第2の低速側受信
バッファ417にデータがあるか否かを判定する。肯定
判断されると、その中継先が第1低速ネットワーク16
か否かを判定する(ステップS306)。肯定判断され
るとフラグF21を1とし(ステップS307)、ステッ
プS309に進む。ステップS306が否定判断される
のは、第2低速ネットワーク17から高速ネットワーク
18への中継の場合であり、第2低速側受信バッファ4
17から高速側送信バッファ428にデータを転送し
(ステップS308)、ステップS309に進む。高速
側送信バッファ428に転送されたデータは高速通信線
28に送信される。また、前記ステップS305が否定
判断されたときもステップS309に進む。
【0055】ステップS309では、高速側受信バッフ
ァ418にデータがあるか否かを判定する。肯定判断さ
れると、その中継先が第1低速ネットワーク16か否か
を判定する(ステップS310)。肯定判断されると、
フラグF31を1として(ステップS311)ステップS
313に進み、否定判断されるとフラグF32を1として
(ステップS312)ステップS313に進む。なお、
前記ステップS309が否定判断されたときもステップ
S313に進む。
【0056】ステップS313では、第1低速ネットワ
ーク16用の規定時間T01が経過したか否かを判定す
る。経過時間T01は第1低速ネットワーク16用のタイ
マでカウントされる。規定時間T01は第1低速ネットワ
ーク16の最大フレーム長よりも長く設定される。
【0057】肯定判断されると、フラグF21またはフラ
グF31が「1」か否かを判定する(ステップS31
4)。フラグF21、フラグF31はともに、第1低速ネッ
トワーク16に中継すべきデータが第2低速側受信バッ
ファ417、高速側受信バッファ418に取り込まれて
いるときに「1」になるから、このデータを第1低速側
送信バッファ426に転送する(ステップS315)。
そして、前記タイマをリセットする(ステップS31
6)とともに、転送したデータに対応するフラグF21ま
たはフラグF31を「0」とし(ステップS317)、ス
テップS318に進む。
【0058】なお、ステップS314が否定判断される
のは、第2低速側受信バッファ417、高速側受信バッ
ファ418から第1低速側送信バッファ426に転送す
べきデータがない場合であり、ステップS315〜S3
17をスキップしてステップS318に進む。また、前
記ステップS313が否定判断されたときもステップS
318に進む。
【0059】ステップS318では、第2低速ネットワ
ーク17用の規定時間T02が経過したか否かを判定す
る。経過時間は第2低速ネットワーク17用のタイマで
カウントされる。規定時間T02は第2低速ネットワーク
17の最大フレーム長よりも長く設定される。
【0060】肯定判断されると、フラグF12またはフラ
グF32が「1」か否かを判定する(ステップS31
9)。フラグF12、フラグF32はともに、第2低速ネッ
トワーク17に中継すべきデータが第1低速側受信バッ
ファ416、高速側受信バッファ418に取り込まれて
いるときに「1」になるから、このデータを第2低速側
送信バッファ427に転送する(ステップS320)。
第2低速側送信バッファ427に転送されたデータは第
2低速通信線27に送信される。そして、前記タイマを
リセットする(ステップS321)とともに、転送した
データに対応するフラグF12またはフラグF32を「0」
とし(ステップS322)、ステップS301に戻る。
【0061】なお、ステップS319が否定判断される
のは、第1低速側受信バッファ416、高速側受信バッ
ファ418から第2低速側送信バッファ427に転送す
べきデータがない場合であり、ステップS320〜S3
22をスキップしてステップS301に戻る。また、前
記ステップS318が否定判断されたときもステップS
301に戻る。
【0062】本実施形態では、ステップS313,S3
16,S318,S321がCPU40Cの送信タイミ
ング調整手段としての手順であり、これにより、第1低
速ネットワーク16へのデータ中継は、直前に第1低速
ネットワーク16への中継がなされてから規定時間T01
を経過しないとなされず、第2低速ネットワーク17へ
のデータ中継は、直前に第2低速ネットワーク17への
中継がなされてから規定時間T02を経過しないとなされ
ない。したがって、低速ネットワーク16,17のノー
ド361〜373が送信可能な期間を確保することがで
きる。なお、低速ネットワーク16,17から高速ネッ
トワーク18へのデータ中継は、高速側送信バッファ4
28の空きを条件として、低速側受信バッファ416,
417にデータが取り込まれ次第なされることになる。
【0063】また、本実施形態も、第2実施形態のごと
く、中継すべきデータが受信されたタイミングによらず
規定時間が経過していれば、中継すべきデータが受信さ
れ次第、即、転送が可能である。
【0064】このように、本発明は、低速ネットワーク
が複数の場合にも適用することがでる。この場合、低速
ネットワーク数は2つに限られない。
【0065】なお、本実施形態のように低速ネットワー
クが複数の場合にも、第1実施形態のように、低速側送
信バッファへの転送が規定時間間隔で許容されるように
してもよい。この場合、規定タイミングか否かはネット
ワークごとに判断する。
【0066】また、前記各実施形態において、データの
中継先が特定のネットワークに集中する場合の、送信バ
ッファへの転送の順番の管理手段については受信順に転
送するもの等、公知の手段が採用し得る。
【0067】また、データ中継装置では、規定時間T0
周期で低速ネットワークへのデータフレームの送信処理
を実行したり(第1、第3実施形態)、低速ネットワー
クへのデータフレームの送信処理を、直前の前記低速ネ
ットワークへのデータフレームの送信から規定時間T0
が経過するまで禁止する(第2、第4実施形態)こと
で、低速ネットワークへのデータフレームの送信完了直
後に、低速ネットワークへの新たなデータフレームの送
信がされない時間帯を有するように、データフレームの
送信タイミングを調整しているが、必ずしもこれに限定
されるものではない。例えば、低速ネットワークへのデ
ータフレームの送信完了後から予め設定した所定の時
間、前記低速ネットワークへの次のデータフレームの送
信を禁止するようにしてもよい。この場合、データ中継
装置から低速ネットワークへデータフレームが相前後し
て送信される場合の、前記時間帯がデータフレームのサ
イズによらず一定となり、データ中継にかかる時間を極
力、抑制することができる。
【0068】また、本発明は低速側ネットワークと高速
側ネットワークとの両方が複数の構成の多重通信システ
ムに適用することができる。
【0069】また、本発明は通信速度が異なるネットワ
ーク間でデータ中継を行う多重通信システムに適用した
が、例えば通信プロトコルが共通のシステムにも適用す
ることができる。すなわち、データ中継装置には、ネッ
トワークに属するノードの数に応じて一時に多数のデー
タが集中し、中継先のネットワークのノードにおいて送
信の過剰な遅延が生じるするおそれがあるからであり、
かかる場合にも本発明は好適に適用し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の多重通信システムの構
成図である。
【図2】前記多重通信システムを構成するデータ中継装
置の、データ転送処理を示すフローチャートである。
【図3】前記多重通信システムの作動を示すタイミング
チャートである。
【図4】本発明を適用した第2の多重通信システムの構
成図である。
【図5】前記多重通信システムを構成するデータ中継装
置の、データ転送処理を示すフローチャートである。
【図6】前記多重通信システムの作動を示すタイミング
チャートである。
【図7】本発明を適用した第3の多重通信システムの構
成図である。
【図8】前記多重通信システムを構成するデータ中継装
置の、データ転送処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明を適用した第4の多重通信システムの構
成図である。
【図10】前記多重通信システムを構成するデータ中継
装置の、データ転送処理を示す第1のフローチャートで
ある。
【図11】前記多重通信システムを構成するデータ中継
装置の、データ転送処理を示す第2のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
11,12,13,14,15,16,17,18 ネ
ットワーク 21,22,23,24,25,26,27,28 通
信線 311,312,313,321,322,331,3
32,333,341,342,343,351,35
2,353,361,362,363,371,37
2,373,381,382,383 ノード 4,4A,4B,4C データ中継装置 40,40A,40B,40C CPU(送信タイミン
グ調整手段) 411,412,413,414,415,416,4
17,418 受信バッファ 421,422,423,424,425,426,4
27,428 送信バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉川 初芽 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 本田 洋 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 5K033 AA05 BA06 CB08 CB14 DA05 DB19

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信線上でデータフレームをやりとりす
    るノードが自己のデータフレームの送信に際し通信線上
    の信号を検出することによりデータフレーム同士の衝突
    調停が行われる複数のネットワークの共通のノードとし
    て設けられ、ネットワーク間でデータフレームの中継を
    行うデータ中継装置において、 予め設定した所定のネットワークへのデータフレームの
    送信完了直後に、前記所定のネットワークへの新たなデ
    ータフレームの送信がされない時間帯を有するようにデ
    ータフレームの送信のタイミングを調整する送信タイミ
    ング調整手段を具備せしめたことを特徴とするデータ中
    継装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデータ中継装置におい
    て、前記送信タイミング調整手段を、予め設定した規定
    時間周期で前記所定のネットワークへのデータフレーム
    の中継処理を実行する構成とし、 前記規定時間を、前記所定のネットワークにおけるデー
    タフレームの最大送信時間よりも長くしたデータ中継装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のデータ中継装置におい
    て、前記送信タイミング調整手段を、前記所定のネット
    ワークへのデータフレームの中継処理を、直前の所定の
    ネットワークへのデータフレームの送信から予め設定し
    た規定時間が経過するまで禁止する構成とし、 前記規定時間を、前記所定のネットワークにおけるデー
    タフレームの最大送信時間よりも長くしたデータ中継装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3いずれか記載のデータ
    中継装置と、該データ中継装置をノードとして含む複数
    のネットワークとを具備することを特徴とする多重通信
    システム。
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