JP2009165014A - 車載用の中継接続ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】受信元の通信線よりも伝送速度の速い送信先の通信線にカットスルー方式でメッセージを中継するときに、送信すべきデータが無い状態が発生することを防き、効率良くメッセージを中継送信する。
【解決手段】複数の第1CAN通信線31A,31Bから受信したメッセージmを、第1CAN通信線よりも伝送速度の速い第2CAN通信線32にカットスルー方式で中継する車載用の中継接続ユニット10であって、中継処理部11では、第1CAN通信線から同時に受信したメッセージについて、最も早くコントロールフィールド43の受信が完了したメッセージと他のメッセージとの間でコントロールフィールド受信完了時の時間差Tdiffと、各メッセージについてコントロールフィールドの受信が完了した時点からの送信待ち時間TXとを求め、送信待ち時間と受信完了時の時間差の和が小さいメッセージを最初に第2CAN通信線へ中継開始させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、車載用の中継接続ユニットに関し、詳しくは、中継接続ユニットに接続された通信線の伝送速度が相違し、受信側の伝送速度より送信側の伝送速度が早い場合に、メッセージ全体を確実に且つ効率よく送信ができるようにするものである。
従来、車両搭載機器を制御する電子制御ユニット(Electronic Control Unit:ECU)を通信線で接続し、該通信線同士を中継接続ユニット(ゲートウェイ装置)を介して接続して、異なる通信線に属するECU間で送受信されるメッセージを該中継接続ユニットで中継する車載用通信システムが採用されている。
中継接続ユニットは、通信線に接続されたECUからのメッセージを受信すると、該メッセージの中継送信先である他の通信線にメッセージを中継している。
詳細には、中継接続ユニットは、該受信したメッセージのメッセージ識別子と中継送信する送信先のECUを接続した通信線との対応を記載したルーティングマップを備えている。中継接続ユニットはメッセージを受信してメッセージ識別子を読み込み、前記ルーティングマップを参照して該メッセージ識別子と対応する送信先の通信線を判別し、特定した送信先の通信線にメッセージを送信している。
前記中継接続ユニットの中継処理の方法として、例えば、特開平9−162917号公報(特許文献1)に記載されているように、カットスルー方式が知られている。
カットスルー方式は、図8に示すように、中継接続ユニットが、通信線(受信元バス)からメッセージを受信し、メッセージのうちメッセージ識別子が書き込まれたアービトレーションフィールド(ID)までを受信した時点tbで、ルーティングマップを参照して該メッセージ識別子に対応する中継先の通信線(送信先バス)を判別し、該通信線に送信を開始する方式である。メッセージを最後まで受信せずに通信線に送信を開始しているので、メッセージを最後まで受信してから送信を開始するストア&フォワード方式に比べて、メッセージの受信を開始してから送信を開始するまでの時間が短くなり、中継処理を高速化することができる。
しかし、中継接続ユニットがカットスルー方式でメッセージの中継処理を行っている場合に、例えば、図9に示すように、中継接続ユニットが250kpbsの伝送速度で受信元の通信線(バス)から受信したメッセージを、500kbpsの伝送速度で送信先の通信線(バス)に送信しているときには、メッセージを受信する速度が送信する速度よりも遅いため、送信すべきメッセージのデータが受信できておらず、送信すべきデータが無い状態が発生するという問題がある。
このように送信すべきデータが無い状態が発生すると、中継接続ユニットはエラーとして中継処理を中断し、バス上にエラーが発生し、問題となる。
特開平9−162917号公報
本発明は、前記問題に鑑みてなされたもので、中継接続ユニットが受信側の通信線から受信したメッセージを、受信側の通信線よりも伝送速度の速い送信側の通信線にカットスルー方式で中継するときに、送信すべきデータが無い状態が発生することを防ぐと共に、効率よくメッセージの送信を行うことを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、複数の第1CAN通信線に夫々接続された電子制御ユニットから受信したメッセージを、前記第1CAN通信線よりも伝送速度の速い第2CAN通信線に接続された電子制御ユニットにカットスルー方式で中継する車載用の中継接続ユニットであって、
前記第1CAN通信線と第2CAN通信線と接続された送受信部と、
前記送受信部と接続した中継処理部を備え、
前記中継処理部では、前記複数の第1CAN通信線から同時に受信したメッセージについては、これらのメッセージのうちで最も早くコントロールフィールドの受信が完了したメッセージと他のメッセージとの間のコントロールフィールドの受信完了時の時間差と、メッセージ毎にコントロールフィールドの受信が完了した時点からの送信待ち時間から、各メッセージについて前記送信待ち時間と前記受信完了時の時間差の和を求め、該時間差の和が小さいメッセージを最初に前記第2CAN通信線へ中継させることを特徴とする車載用の中継接続ユニットを提供している。
前記構成によれば、中継接続ユニットが複数の第1CAN通信線から同時にメッセージを受信し、これらメッセージの中継送信先が第2CAN通信線の場合、前記中継処理部は、最初に前記第2CAN通信線へ中継させる前記メッセージのコントロールフィールドの受信が完了した時点から前記送信待ち時間経過後に、該メッセージの前記第2CAN通信線への中継を開始させる。
送信待ち時間は、(前記各メッセージの残りのビット数の受信を完了するために必要な受信時間―前記メッセージの全ビット数を前記第2CAN通信線に送信するために必要な送信時間)としている。
これにより、中継接続ユニットが第1CAN通信線からメッセージの受信を完了した時点では、第2CAN通信線へのメッセージの送信は完了していない状態となる。
このため、中継接続ユニットは、第1CAN通信線から受信したメッセージを、第1CAN通信線よりも伝送速度の速い第2CAN通信線にカットスルー方式で中継するときに、送信すべきデータが無い状態が発生することを防ぐことができる。
このとき、中継接続ユニットが複数の第1CAN通信線から同時にメッセージを受信し、これら複数のメッセージを第2CAN通信線に中継送信するため、受信しているメッセージのうちどのメッセージを優先して第2CAN通信線に送信するかを定める必要がある。
一般的には、中継接続ユニットがメッセージを受信した順や、メッセージ毎に定められた優先順位に従って送信順序が定められる。
しかし、コントロールフィールドの受信が完了した時点からの送信待ち時間が他のメッセージより長いメッセージが最初に第2CAN通信線に送信されるような場合には、送信待ち時間が短いメッセージは該送信待ち時間が経過するまで送信を待たねばならず、送信待ち時間が無駄となることがある。
本発明では、複数の第1CAN通信線から同時に受信したメッセージのうち、最も早くコントロールフィールドの受信が完了したメッセージのコントロールフィールドの受信完了時点t1から、他のメッセージのコントロールフィールドの受信完了時との時間差を求めると共に、メッセージ毎にコントロールフィールドの受信完了時からの送信待ち時間を求める。さらに受信完了時t1を基準としてメッセージの送信開始までに必要な時間である、前記送信待ち時間と前記受信完了時の時間差の和をメッセージ毎に求め、該時間差の和が小さいメッセージを最初に前記第2CAN通信線へ中継送信する。
このように、最も早くコントロールフィールドの受信が完了したメッセージのコントロールフィールドの受信完了時点t1を基準として、メッセージの送信開始までに必要な時間が最も短いメッセージを最初に第2CAN通信線へ中継送信することで、送信待ち時間の無駄が発生することを防ぐことができる。
また、送信待ち時間の無駄がないため、中継接続ユニットが複数の第1CAN通信線からメッセージを同時に受信している場合に、全てのメッセージの第2CAN通信線への中継送信を早く完了させることができ、時間的効率を高めた中継を行うことができる。
前記中継処理部は、メッセージ毎に前記送信待ち時間と前記受信完了時の時間差の和を求めている。前記送信待ち時間が負の値となる場合には、前記送信待ち時間をゼロとして前記送信待ち時間と前記受信完了時の時間差の和を求めている。
また、最も早くコントロールフィールドの受信が完了したメッセージについては、受信完了時の時間差はゼロとなる。
前記第1CAN通信線または第2CAN通信線の伝送速度は、125kbps、250kbps、500kbps、1Mbpsである。これらはCANで一般的に使用されている伝送速度である。
前述したように、本発明の車載用の中継接続ユニットによれば、中継接続ユニットが複数の第1CAN通信線から同時にメッセージを受信し、これらメッセージの中継送信先が第2CAN通信線の場合、受信しているメッセージのうち送信順序であるメッセージは、コントロールフィールドの受信が完了した時点から、該送信待ち時間だけ遅らせてメッセージの送信を開始している。これにより、中継接続ユニットが第1CAN通信線からメッセージの受信を完了した時点では、第2CAN通信線へのメッセージの送信は完了していない状態となり、中継接続ユニットは、第1CAN通信線から受信したメッセージを、第1CAN通信線よりも伝送速度の速い第2CAN通信線にカットスルー方式で中継するときに、送信すべきデータが無い状態が発生することを防ぐことができる。
また、本発明では、複数の第1CAN通信線から同時に受信したメッセージのうち最も早くコントロールフィールドの受信が完了したメッセージのコントロールフィールドの受信完了時点t1を基準として、メッセージの送信開始までに必要な時間が最も短いメッセージを最初に第2CAN通信線へ中継送信することで、送信待ち時間の無駄が発生することを防ぐことができる。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図7に本発明の第1実施形態を示す。
車載用の中継接続ユニット10は、第1通信線31A、第1通信線31B、第2通信線32と接続していると共に、第1通信線31AにECU30A、第1通信線31BにECU30B、第2通信線32にECU30Cを接続して通信システム20を構成しており、異なる通信線に属する前記ECU30間で送受信するメッセージmを中継するものである。通信プロトコルはCAN(Controller Area Network)である。
第2通信線32の伝送速度は第1通信線31A,第1通信線31Bよりも速い速度としており、また、本実施形態では第1通信線31Aと第1通信線31Bの伝送速度は同じとしている。なお、第1通信線31Aと第1通信線31Bの伝送速度は異なっていてもよい。
中継接続ユニット10は、第1通信線31Aに接続されたECU30AからメッセージmA、第1通信線31Bに接続されたECU30BからメッセージmBを同時に受信しており、これらメッセージmA,mBを第2通信線32にカットスルー方式で中継送信している。
中継接続ユニット10は、中継処理部11と、送受信部12A、12B、12Cと、記憶部13を備えている。
中継処理部11は、送受信部12A、12B、12Cと接続すると共に記憶部13と接続している。第1通信線31A、31Bに接続されたECU30A,30Bからのメッセージmを送受信部12A、12Bを介して受信すると、メッセージmのアービトレーションフィールド42から識別子(ID)を読み出している。さらに、該IDからルーティングマップを用いて該メッセージmの中継送信先である第2通信線32を判別している。
中継処理部11は、同時に受信しているメッセージmA,mBについて、後述する送信待ちビット数Xから送信待ち時間TXを求めると共に、これらのメッセージmA,mBのうちで最も早くコントロールフィールド43の受信が完了したメッセージmと他のメッセージmとの間でコントロールフィールド43受信完了時の時間差Tdiffとを求めている。さらに、該時間差Tdiffと送信待ち時間TXとからメッセージmA,mBのうちどちらのメッセージmを先に第2通信線32に送信するかを定めている。送信するメッセージmの定め方については後述する。
メッセージmA,mBのうち、先に送信するメッセージmについては、コントロールフィールド43の受信が完了した時点から、該メッセージmを受信した通信線31の伝送速度で送信待ちビット数Xを数えた後、メッセージmの中継送信を開始している。
メッセージmA,mBの残りのメッセージmについては、先に送信されたメッセージmの送信完了後に送信している。
記憶部13は、送信待ちビット数Xを記載したテーブルTを記憶している。テーブルTには、伝送速度比R、即ち、(第2通信線32の伝送速度/第1通信線31Aの伝送速度)または、(第2通信線32の伝送速度/第1通信線31Bの伝送速度)と、メッセージmのデータフィールド44のデータ長に対する、送信待ちビット数Xが記載されている。テーブルTの詳細は後述する。
また、記憶部13は中継処理部11の中継処理のためのルーティングマップを記憶している。
送受信部12Aは第1通信線31Aと接続しており、送受信部12Bは第1通信線31Bと接続しており、送受信部12Cは第2通信線32と接続している。送受信部12は各通信線を介してメッセージmの送受信を行っている。
中継接続ユニット10は、マイコン(図示せず)とCANコントローラ(図示せず)で構成しており、マイコンのCPUは中継処理部11を構成し、マイコンのROMまたはRAMは記憶部13を構成している。また、CANコントローラは送受信部12を構成している。なお、中継処理部11を中継接続ユニット用LSI等のハードウェアで構成してもよい。
次に、中継接続ユニット10が送受信するメッセージmのフォーマットについて説明する。図2に示すように、メッセージmのフレームは、上位ビットより、メッセージフレームの開始を示すスタートオブフレーム(SOF)フィールド41と、メッセージm識別子(ID)を格納したアービトレーションフィールド42と、データフィールド44のデータ長(DLC)を格納したコントロールフィールド43と、送受信されるメッセージmの内容(データ)を示すデータフィールド44とを備えている。
メッセージmはCANプロトコルに準拠しており、標準フォーマットである。従って、アービトレーションフィールド42は12ビット、コントロールフィールド43は6ビット、SOFフィールド41は1ビットと定められており、データフィールド44のデータ長はメッセージm毎に異なる。コントロールフィールド43にはデータフィールド44のデータ長がバイト単位で格納されている。
次に、送信待ちビット数X及び送信待ち時間TXについて、第1通信線31Aから受信したメッセージmを第2通信線32に中継する場合を例に説明する。
図3に示すように、第1通信線31Aのメッセージmのコントロールフィールド43の受信の完了時t1においては、中継接続ユニット10はアービトレーションフィールド42及びコントロールフィールド43の受信を完了しており、データフィールド44を続けて受信する。
中継処理部11は、コントロールフィールド43の受信の完了時t1から、第1通信線31Aの伝送速度において送信待ちビット数Xが経過した時点、即ち送信待ち時間TXの経過後から、第2通信線32にメッセージmの送信を開始する。
このとき、中継接続ユニット10が第1通信線31Aからメッセージmの受信を完了した時t2では、第2通信線32へのメッセージmの送信が完了しないように、送信待ちビット数Xを設定している。即ち、第1通信線31Aから受信するメッセージmの受信完了時t2が、第2通信線32に送信するメッセージmの送信完了時t3よりも早くなるように、送信待ちビット数Xを設定している。
従って、送信待ちビット数Xとは、図3に示すように、中継接続ユニット10が第1通信線31AからメッセージmAを受信し、コントロールフィールド43の受信の完了時t1から、第2通信線32にメッセージmの中継を開始するまでのビット数Xである。
中継処理部11は第1通信線31Aから受信するメッセージmAのビット数を数えることで、該送信待ちビット数XAを数えている。例えば、送信待ちビット数XAが10ビットの場合、図3に示すように中継処理部11はコントロールフィールド43の受信の完了時t1から、第1通信線31Aから受信するメッセージmを10ビット分数えたのち、第2通信線32にメッセージmAの中継を開始している。
第1通信線31Aの伝送速度において送信待ちビット数XAが経過する時間を送信待ち時間TXAとする。
なお、送信待ち時間が負の値となった場合には、前記送信待ち時間をゼロとする。
同様に、中継接続ユニット10が第1通信線31BからメッセージmBを受信し、コントロールフィールド43の受信の完了時t1から、第2通信線32にメッセージmBの中継を開始するまでのビット数Xを送信待ちビット数XBとし、第1通信線31Bの伝送速度において送信待ちビット数XBが経過する時間を送信待ち時間TXBとする。
次に、中継接続ユニット10が第1通信線31A及び第1通信線31Bから同時にメッセージmを受信している場合に、第2通信線32に優先的に送信するメッセージmを定める方法について説明する。
図4に示すように、第1通信線31AからのメッセージmAのコントロールフィールド43の受信の完了時t1が、第1通信線31BからのメッセージmBのコントロールフィールド43の受信の完了時taよりも早いとした場合を例とする。
このとき、中継処理部11は、メッセージmAのコントロールフィールド43の受信の完了時t1後に、第1通信線31Aから受信したメッセージmAの送信待ち時間TXAを演算する。送信待ち時間TXAは、(メッセージmAの送信待ちビット数XA/第1通信線31Aの伝送速度)で求められる。
また、第1通信線31BからのメッセージmBのコントロールフィールド43の受信の完了時ta後に送信待ち時間TXBを演算する。送信待ち時間TXBは、(メッセージmBの送信待ちビット数XB/第1通信線31Bの伝送速度)で求められる。
さらに、最も早くコントロールフィールドの受信が完了したメッセージと他のメッセージとの間でコントロールフィールド受信完了時の時間差Tdiffを求める。メッセージmAのコントロールフィールド43の受信の完了時t1とメッセージmBのコントロールフィールド43の受信の完了時taから受信時間差Tdiffを演算する。
ここで、メッセージmAのコントロールフィールド43の受信の完了時t1を基準として、メッセージを送信するまでに必要な時間である(送信待ち時間TX+受信時間差Tdiff)を求める。
第1通信線31Aから受信したメッセージmAは、早くコントロールフィールドの受信が完了したメッセージであるため受信時間差Tdiffがゼロとなり、送信待ち時間TXA後に第2通信線32に中継開始が可能である。一方、第1通信線31Bから受信したメッセージmBは(送信待ち時間TXB+受信時間差Tdiff)後に中継開始が可能である。
このとき、(送信待ち時間TXA−受信時間差Tdiff)と送信待ち時間TXBの長さを比べ、送信待ち時間TXBが(送信待ち時間TXA−受信時間差Tdiff)よりも短い場合には、メッセージmAよりもメッセージmBを先に第2通信線32に送信し、送信待ち時間TXBが(送信待ち時間TXA−受信時間差Tdiff)よりも長い場合には、メッセージmBよりもメッセージmAを先に第2通信線32に送信する。
また、(送信待ち時間TXB+受信時間差Tdiff)と送信待ち時間TXAの長さを比べ、(送信待ち時間TXB+受信時間差Tdiff)が送信待ち時間TXAよりも短い場合には、メッセージmAよりもメッセージmBを先に第2通信線32に送信し、(送信待ち時間TXB+受信時間差Tdiff)が送信待ち時間TXAよりも長い場合には、メッセージmBよりもメッセージmAを先に第2通信線32に送信してもよい。
このように、中継接続ユニット10が第1通信線31A及び第1通信線31Bから同時にメッセージmを受信している場合には、いずれかのメッセージmの早くコントロールフィールド43の受信が完了した時点を基準時とし、該基準時から各メッセージmの第2通信線32への中継が可能となるまでに要する時間を演算し、該時間が短いメッセージmから中継を開始する。
図5(A)は送信待ち時間TXBが(送信待ち時間TXA−受信時間差Tdiff)よりも短い場合に、メッセージmAよりもメッセージmBを先に第2通信線32に送信する説明図であり、図5(B)は、本方式によらず、中継処理部11がメッセージを受信した順に第2通信線32にメッセージを送信したときの説明図である。ここでは第1通信線AのメッセージmA、第1通信線BのメッセージmBの順にメッセージを受信した場合を記載している。
図5(A)では、中継処理部11はメッセージmBのコントロールフィールド43の受信が完了した時点taから送信待ち時間TXB後、即ち、メッセージmAのコントロールフィールド43の受信が完了した時点t1から(送信待ち時間TXB+受信時間差Tdiff)後にメッセージmBを第2通信線32に送信している。
このとき、第1通信線31AからのメッセージmAの受信完了時t2から、第2通信線32にメッセージmAとメッセージmBの中継送信が完了した時点t4までの全体の遅れ時間は、図5(B)の受信完了時t2から時点t5に比べて短くなり、メッセージmの中継送信が早く完了している。
送信待ちビット数Xの求め方について、第1通信線31Aから受信したメッセージmAを第2通信線32に中継する場合を例に説明する。
前述したように、送信待ちビット数Xは、第1通信線31Aから受信するメッセージmの受信完了時t2が、第2通信線32に送信するメッセージmの送信完了時t3よりも早くなるように設定している。
従って、(データフィールド44を受信するために必要な時間TA)が、(送信待ち時間TX+メッセージmの全ビット数を第2通信線32に送信するために必要な時間TB)よりも小さければよい。
データフィールド44を受信するために必要な時間TAは、データフィールド44のビット数/第1通信線31Aの伝送速度で求められる。なお、データフィールド44のデータ長とは、データフィールド44のビット数を表している。
送信待ち時間TXは、第1通信線31Aの伝送速度を基準として考えると、送信待ちビット数X/第1通信線31Aの伝送速度で求められる。
メッセージmの全ビット数を第2通信線32に送信するために必要な時間TBは、メッセージmの全ビット数/第2通信線32の伝送速度で求められる。
上記より、送信待ちビット数Xを求めると、(データフィールド44のビット数−メッセージmの全ビット数/伝送速度比R)となる。ここで、伝送速度比Rとは第2通信線32の伝送速度/第1通信線31Aの伝送速度である。
詳細には、データフィールド44のデータ長(ビット数)は、コントロールフィールド43より読み出している。データ長はバイト単位で表されており1バイトは8ビットなので、読み出した値がnの場合、データフィールド44のデータ長(ビット数)は8×nビットである。
メッセージmの全ビット数は、SOFフィールド41、アービトレーション(ID)フィールド42、コントロール(DLC)フィールド43、データフィールド44のビット数の和である。前述したようにアービトレーションフィールド42は12ビット、コントロールフィールド43は6ビット、SOFは1ビットと定められているため、計19ビットとなり、データフィールド44のデータ長は8×nビットである。従って、メッセージmの全ビット数は(19+8×n)ビットとなる。
また、第1通信線31A及び第2通信線32の伝送速度は125kbps、250kbps、500kbps、1Mbpsのいずれかであり、また、第1通信線31Aは第2通信線32よりも伝送速度が遅いため、伝送速度比Rは2、4、8のいずれかの値となる。
さらに、スタッフビットを考慮する。CANプロトコルによる通信システムでは、ECU30及び中継接続ユニット10は6ビット以上連続して同じ値のビットを受信することができず、連続して5ビット同じ値のビットが続いた場合には1ビットのスタッフビットが挿入される。このため、データフィールド44のビット数は、最大で8×n×6/5となる。6/5をビットスタッフ率Sと称す。
なお、アービトレーションフィールド42、コントロールフィールド43にもスタッフビットは挿入される。しかし、メッセージmの全ビット数が長くなる場合には、第2通信線32に送信されるメッセージmの全ビット数が大きくなり、中継接続ユニット10の第2通信線32へのメッセージmの送信完了時t3がさらに遅くなる。本発明では、第1通信線31Aから受信するメッセージmの受信完了時t2が、第2通信線32に送信するメッセージmの送信完了時t3よりも早くなるように設定しており、メッセージmの全ビット数が長くなる場合には、送信待ちビット数Xの演算には影響を与えない。そこで、本実施形態では、データフィールド44に挿入されるスタッフビットのみを考慮している。
従って、送信待ちビット数Xは、(データフィールド44のビット数−メッセージmの全ビット数/伝送速度比R)であり、式(1)で表される。
X=(8×n×S)−(19+8×n×S)/R 式(1)
式1より、送信待ちビット数Xは、伝送速度比Rとデータフィールド44のビット数の関数となる。前述したように、伝送速度比Rは2、4、8のいずれかの値となり、データフィールド44のデータ長は8×nビット、即ちnバイトで表される。CANのメッセージmでは、データフィールド44は0バイトから8バイトの値を取る。
このため、伝送速度比Rとデータフィールド44のデータ長のバイト数から送信待ちビット数Xを演算すると、図6に示すテーブルTとなる。例えば、第1通信線31Aの伝送速度が250kbps、第2通信線32の伝送速度が500kbps、データフィールド44のバイト数nが4バイトの場合、伝送速度比Rは500/250=2なので、送信待ちビット数Xは図6より10ビットとなる。
テーブルTは予め算出して記憶部13に記憶される。
同様に、第1通信線31Bから受信したメッセージmBを第2通信線32に中継する場合の送信待ちビット数XBについても、メッセージmBのデータ長のバイト数と、(第2通信線32の伝送速度/第1通信線31Bの伝送速度)で求められる伝送速度比RBからテーブルTを参照して式(1)により求めている。
次に、中継接続ユニット10の動作について説明する。
中継接続ユニット10は、第1通信線31Aと第1通信線31Bから同時にメッセージmA,mBを受信する。メッセージmのアービトレーションフィールド42を受信すると、中継処理部11はメッセージmのIDを読み出し、記憶部13のルーティングマップを参照して中継送信先の通信線を判別する。ここでは、メッセージmA,mBともに第2通信線32を送信先とする。
次に、受信元である第1通信線31Aの伝送速度と、送信先の第2通信線32の伝送速度から伝送速度比RAを求める。また、受信元である第1通信線31Bの伝送速度と、送信先の第2通信線32の伝送速度から伝送速度比RBを求める。各伝送速度比RA,RBは予め記憶させておいてもよいし、各通信線の伝送速度を記憶しておき、メッセージmの受信毎に演算してもよい。
メッセージmAのコントロールフィールド43の受信完了時がメッセージmBのコントロールフィールド43の受信完了時よりも早いとした場合を考える。このとき、メッセージmAのコントロールフィールド43の受信が完了すると、コントロールフィールド43からデータフィールド44のデータ長であるバイト数nを読み出す。
さらに、中継処理部11は記憶部13のテーブルTを参照して、データフィールド44のバイト数nと伝送速度比RAから送信待ちビット数XAを読み出し、(メッセージmAの送信待ちビット数XA/第1通信線31Aの伝送速度)から送信待ち時間TXAを演算する。
中継処理部11はメッセージmBのコントロールフィールド43の受信が完了すると、コントロールフィールド43からデータフィールド44のデータ長であるバイト数nを読み出し、記憶部13のテーブルTを参照して、データフィールド44のバイト数nと伝送速度比RBから送信待ちビット数XBを読み出し、(メッセージmBの送信待ちビット数XB/第1通信線31Bの伝送速度)から送信待ち時間TXBを演算する。
また、中継処理部11はメッセージmAのコントロールフィールド43の受信の完了時t1とメッセージmBのコントロールフィールド43の受信の完了時taから受信時間差Tdiffを演算し、(メッセージmAの送信待ち時間TXA−受信時間差Tdiff)を求める。
演算処理部は、(送信待ち時間TXA−受信時間差Tdiff)と、メッセージmBの送信待ち時間TXBを比較する。
(送信待ち時間TXA−受信時間差Tdiff)のほうが短い場合には、中継処理部11は、メッセージmAのコントロールフィールド43の受信が完了した時点t1から第1通信線31AからのメッセージmAを送信待ちビット数XA分数えた後、第2通信線32にメッセージmAの中継を開始する。
なお、(メッセージmBの送信待ち時間TXB+受信時間差Tdiff)を演算して、メッセージmAの送信待ち時間TXAと比較してもよい。この場合、(送信待ち時間TXB+受信時間差Tdiff)が送信待ち時間TXAよりも長い場合には、メッセージmBよりもメッセージmAを先に第2通信線32に送信する。
メッセージmAの中継送信が完了した後に、メッセージmBの中継送信を開始する。このとき、中継処理部11はメッセージmBのコントロールフィールド43の受信が完了した時点taから実際にメッセージmBの送信が開始されるまでの待機時間が、メッセージmBの送信待ち時間TXBを超えているか否かをチェックしている。超えていない場合は送信待ち時間TXBの経過後に中継を開始する。
メッセージmBの送信待ち時間TXBのほうが短い場合には、中継処理部11は、メッセージmBのコントロールフィールド43の受信が完了した時点taから第1通信線31BからのメッセージmBを送信待ちビット数XB分数えた後、第2通信線32にメッセージmBの中継を開始する。メッセージmBの中継送信が完了した後に、メッセージmAのコントロールフィールド43の受信が完了した時点t1から実際にメッセージmAの送信が開始されるまでの待機時間が、メッセージmAの送信待ち時間TXAを超えているか否かをチェックして、メッセージmAの中継送信を開始する。
本発明によれば、中継接続ユニット10が複数の第1通信線31から同時にメッセージmを受信し、これらメッセージmの中継送信先が第2通信線32の場合、受信しているメッセージmのうち送信順序であるメッセージmは、コントロールフィールド43の受信が完了した時点から、該送信待ち時間TXだけ遅らせてメッセージmの送信を開始している。これにより、中継接続ユニット10が第1通信線31からメッセージmの受信を完了した時点では、第2通信線32へのメッセージmの送信は完了しないようになり、中継接続ユニット10は、第1通信線31から受信したメッセージmを、第1通信線31よりも伝送速度の速い第2通信線32にカットスルー方式で中継するときに、送信すべきデータが無い状態が発生することを防ぐことができる。
また、本発明では、複数の第1通信線31から同時に受信したメッセージmのうち最も早くコントロールフィールド43の受信が完了したメッセージmのコントロールフィールド43の受信完了時点t1を基準として、メッセージmの送信開始までに必要な時間が最も短いメッセージmを最初に第2通信線32へ中継送信することで、送信待ち時間TXの無駄が発生することを防いでいる。
なお、本実施形態では、第2通信線32よりも伝送速度の遅い2本の第1通信線31A、31Bから同時にメッセージmを受信しているが、3本以上の第1通信線31から同時にメッセージmを受信していてもよい。
例えば、3つのメッセージを、メッセージmA,mB,mCの順で受信した場合、メッセージmAのコントロールフィールド43の受信が完了した時点t1を基準とし、メッセージmBのコントロールフィールド43の受信が完了した時点taで、メッセージmAとmBのどちらを先に送信するかを判定する。さらに、メッセージmCのコントロールフィールド43の受信が完了した時点で、まだ、いずれのメッセージも送信されていない場合には、メッセージmAとメッセージmCのどちらを先に送信するかを判定し、また、メッセージmBとメッセージmCのどちらを先に送信するかを判定することで、メッセージmA,mB,mCの送信順序を定める。
すでにメッセージmAまたはmBのいずれか1つ送信が開始されていれば、残っているメッセージとの間でどちらを先に送信するかの判定を行う。
また、テーブルTを記憶部13に記憶せず、送信待ちビット数Xを、データフィールド44のバイト数と伝送速度比Rからメッセージmの受信毎に演算して求めてもよい。
さらに、記憶部13にテーブルTを持たず、中継処理部11はメッセージmを受信する毎に、データフィールド44を受信するために必要な時間TAとメッセージmの全ビット数を第2通信線32に送信するために必要な時間TBから送信待ち時間TXを求め、コントロールフィールド43の受信が完了した時点から、第1通信線31Aの伝送速度で送信待ちビット数X分の送信待ち時間TXが経過したのち、第2通信線32にメッセージmの中継を開始してもよい。
また、本実施形態ではCANメッセージmは標準フォーマットとしたが、拡張フォーマットを用いてもよい。
拡張フォーマットの場合、アービトレーションフィールド42は32ビット、コントロールフィールド43は6ビット、SOFフィールドは1ビットと定められており、送信待ちビット数Xは、(データフィールド44のビット数−メッセージmの全ビット数/伝送速度比R)=(8×n×S)−(39+8×n×S)/Rで表される。
拡張フォーマットの場合に、伝送速度比Rとデータフィールド44のバイト数から送信待ちビット数Xを演算すると、図7に示すテーブルTとなる。
なお、他の構成および作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
本発明である中継接続ユニットを接続した通信システムの構成図である。 メッセージのフォーマットの説明図である。 送信待ち時間の説明図である。 複数の第1通信線から受信するメッセージの送信待ち時間と、コントロールフィールド受信完了時の時間差の説明図である。 (A)時間差と送信待ち時間の和が小さいメッセージを先に第2通信線に中継送信する場合の説明図であり、(B)はメッセージを受信した順に中継送信を開始する場合の説明図である。 伝送速度比とデータフィールドのデータ長に対する送信待ちビット数Xを示した図である。 拡張フォーマット時の伝送速度比とデータフィールドのデータ長に対する送信待ちビット数Xを示した図である。 カットスルー方式の説明図である。 送信すべきデータがない状態を示す図である。
符号の説明
10 中継接続ユニット
11 中継処理部
12 送受信部
13 記憶部
30 電子制御ユニット(ECU)
31A 第1通信線
31B 第1通信線
32 第2通信線
42 アービトレーションフィールド
43 コントロールフィールド
X(XA,XB) 送信待ちビット数
TX(TXA,TXB) 送信待ち時間
T テーブル
R(RA,RB) 伝送速度比
m(mA,mB) メッセージ

Claims (5)

  1. 複数の第1CAN通信線に夫々接続された電子制御ユニットから受信したメッセージを、前記第1CAN通信線よりも伝送速度の速い第2CAN通信線に接続された電子制御ユニットにカットスルー方式で中継する車載用の中継接続ユニットであって、
    前記第1CAN通信線と第2CAN通信線と接続された送受信部と、
    前記送受信部と接続した中継処理部を備え、
    前記中継処理部では、前記複数の第1CAN通信線から同時に受信したメッセージについては、これらのメッセージのうちで最も早くコントロールフィールドの受信が完了したメッセージと他のメッセージとの間のコントロールフィールドの受信完了時の時間差と、メッセージ毎にコントロールフィールドの受信が完了した時点からの送信待ち時間から、各メッセージについて前記送信待ち時間と前記受信完了時の時間差の和を求め、該時間差の和が小さいメッセージを最初に前記第2CAN通信線へ中継させることを特徴とする車載用の中継接続ユニット。
  2. 各メッセージ毎に演算される前記送信待ち時間は、(前記各メッセージの残りのビット数の受信を完了するために必要な受信時間―前記メッセージの全ビット数を前記第2CAN通信線に送信するために必要な送信時間)である請求項1に記載の車載用の中継接続ユニット。
  3. 前記中継処理部は、前記送信待ち時間が負の値となる場合には、前記送信待ち時間をゼロとして前記送信待ち時間と前記受信完了時の時間差の和を求める請求項1または請求項2に記載の車載用の中継接続ユニット。
  4. 前記中継処理部は、最初に前記第2CAN通信線へ中継させる前記メッセージのコントロールフィールドの受信が完了した時点から前記送信待ち時間経過後に、該メッセージの前記第2CAN通信線への中継を開始させる請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の車載用の中継接続ユニット。
  5. 前記第1CAN通信線または第2CAN通信線の伝送速度は、125kbps、250kbps、500kbps、1Mbpsである請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の車載用の中継接続ユニット。
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