JP2003243940A - 増幅器の入力におけるプリエンファシス設定時に比較される信号の準備方法および装置 - Google Patents
増幅器の入力におけるプリエンファシス設定時に比較される信号の準備方法および装置Info
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Abstract
増大するための、信号のタイミング合わせ方法および装
置を提供する。 【解決手段】 増幅器12の入力におけるプリエンファ
シスを設定するために比較する信号(それぞれX、Y)
を準備する。信号は、増幅器による増幅前の信号Xと増
幅後の信号Yとを含む。この準備は、増幅前の信号と増
幅後の信号(それぞれXおよびY)とを、プリエンファ
シスの設定に用いる前にタイミング合わせする手段22
を含む。好適には、本発明は、増幅前の信号Xに整数の
第一の単位時間からなる遅延を課す大まかなタイミング
合わせのステップと、第一の単位時間の一部の遅延値ま
たは進み値を決定する細かいタイミング合わせのステッ
プとの2つのステップで作用する。
Description
ムによって生成されるひずみ(distorsion)
補正の範囲における信号処理の分野に関する。この補正
は、出力信号の諸特性を増幅システムの元の入力信号と
比較し、増幅システムが発生するひずみを決定すること
を意味する。これにより、対応して、入力信号に伝達さ
れてひずみを消そうとする逆の事前ひずみすなわちプリ
エンファシス(pre−distorsion)を計算
し、したがって、増幅システムの線形性と電気的な効率
とを改善することができる。
生すると、(システム固有のひずみを無視する場合)信
号とその正確な応答とを対象とする比較が行われなくな
り、無視できない誤差を発生し、プリエンファシスの計
算原則が制限されることを確認したことを起点とする。
は、比較に介在する信号間の遅延に関するこうした誤差
の問題に取り組んでいない。
行われるので、増幅システムの出力で少なくともアナロ
グ信号をデジタル化することが必要である。所定の瞬間
t0でデジタル化されたこの出力信号は、増幅システム
が発生する遅延をδとするとき、時間t0−δにおける
増幅システムの前段の信号の応答(増幅器による多少の
ひずみがある)である。
テムのエージング、その温度、増幅信号、パワー、使用
される周波数帯域等に伴って変化し、そのため、増幅シ
ステムの前段側から送られる比較信号(基準信号)を、
単に決まった時間だけシフトするだけでは、有効な補正
が殆ど行われないことがわかる。
正手段を備えた、無線送信機用の従来の増幅システムに
介在する主要素子を簡単に示す図である。アセンブリ2
は、増幅されるデジタル信号Xを、この場合にはデジタ
ル変調源6から第一の入力4aで受信するデジタルプリ
エンファシスユニット4を含む。ユニット4は、このデ
ジタル信号Xにプリエンファシスを付加し、プリエンフ
ァシス信号X’に変え、出力4bに供給する。プリエン
ファシス信号X’は、その後、DA変換器(CNA)8
によりアナログに変換され、DA変換器の出力が周波数
増大変換(transposition)段(TX−I
F、TX−RF)に供給される。この変換段が、送信ア
ンテナ(図示せず)に接続されるパワー増幅器12を駆
動する。
ンファシスユニット4の第二の入力4cでフィードバッ
クループ(ループ14)に入り、比較を行うことができ
る。このため、ループは、RF(無線周波数)ヘッド1
6を備えており、その入力が、パワー増幅器12の出力
信号を受信し、受信用の周波数削減変換段18(XR−
IFおよびXR−RF)で利用できる形状に、この信号
を生成する。この変換段は、(中間周波数が同じでない
場合でも)変換段10と逆の機能を果たす。変換段18
の出力は、プレエンファシスユニットの第二の入力4c
のデジタル信号Yを供給するDA変換器(CAN)20
によりデジタル化されている。
ロック入力Eφで信号φechにより刻時される。信号
φechは、変換器CNA用の信号Xの瞬間デジタル値
の各変換の周期と、パワー増幅器12の出力で検出され
た信号の瞬間アナログ値の各デジタル化の周期、すなわ
ちサンプリングレートとを決定する。例では、信号φe
chは、一般に、基準クロックφrefが供給される位
相ロックループ21(以下、PLL「phase lo
cked loop」とする)により2個の変換器CN
A8およびCAN20に供給される。
る信号X、Yは、クロックφechの周期よりも大きく
なりうる可変時間シフトを行われ、その正確な値は、こ
のクロック周期の整数に対応しない。
域が、それ以上の注意を払わずに直接信号Xと比較され
ている。
変換器CAN20における受信との間の位相合わせ、特
にサンプリングのタイミング合わせの工場出荷時のサン
プリングと、特にアナログフィルタの存在を理由として
無視できない増幅システムに固有の可変伝播時間とによ
り、性能が制限される。デジタル信号レベルで時間シフ
トを制御可能である場合、アナログレベルにあるときの
問題はずっと難しくなる。
世代のセルラシステムで用いられているような現代的な
送信基地に対して、穏当な価格で優れたプリエンファシ
ス性能を得るのに特に有害である。第三世代のセルラシ
ステムは、無線インターフェースとして、いわゆる「符
号分割多重接続AMRC(CDMA:code div
ision multiple access」)型の
符号化手段を使用している。送受信基地局(BTS:b
ase transceiver station)
は、コストとサイズを理由として、一つまたは複数の搬
送波に対して全てのユーザの信号を送信する単一の伝送
パワー無線増幅器12だけを使用する。こうした状況
で、伝送という表現は、基地局における完全な送信シス
テムを意味し、情報および信号処理のデジタル部分と、
特にパワー増幅器を含む純粋にアナログ的な部分とを備
える。無線部分は、その場合、増幅システムの最後の要
素を含む。
のタイミングシフトで発生するプリエンファシスの誤差
修正が可能になるが、大型の計算手段が必要になる。し
かも、これらの技術は、近似法および補外法に基づいて
おり、精度に関して重要な制限を課す場合がある。
ファシス技術を最適利用すれば、15%から17%まで
パワー増幅器の効率を得ることができる。
術(「feedforward」という表現でも知られ
ている)に比べて著しい進歩である。さらに、上記の技
術は、コスト削減が可能であり、デジタル処理により、
複数のアナログ段で使用される複雑な技術に代替し、高
パワーの無線周波数を可能にする。
よびトランジスタに対応し、工場での較正を最小化し、
さらには回避するには、プリエンファシスシステムが、
パワー増幅器の転送機能の変更、特に周波数帯域におけ
る非線形性の変化、搬送波数、温度、エージング、記憶
作用(残留磁気)などに、動的に追随しかつするように
適用可能でなければならない。
ー増幅器の非線形性の逆転を行うことができる変換テー
ブルに基づいており、変調信号に逆転を与えることによ
り、パワー増幅器の出力で隣接チャンネルのスペクトル
マスキングを最適化しながら、所望のオリジナル信号を
パワー増幅器の出力で再生するというものである。
るのに用いられるアルゴリズムは、変形実施形態とは無
関係に、送信信号を適切にコピーする非常に線形な広帯
域受信機に基づいている。プリエンファシスの更新は、
比較、すなわち、入力信号と出力信号との相関関係を基
準としている。送信帯域および線形にされる帯域が広け
れば広いほど(瞬間伝送帯域の少なくとも3倍から5
倍)、線形化の利得は、こうした比較の精度に直接関連
する。LMS(least mean squares
「平均最小二乗」)分類のアルゴリズムに基づくこれら
の方法の大部分は、比較される信号の直角位相および利
得を比較的感知しない。しかし、主な問題は、比較され
る信号間の遅延の時間的な精度である。事実、プリエン
ファシス用のデジタルを扱っていることを除けば、この
問題は、「feedforward」増幅用の広帯域遅
延のタイミングをとる問題とあらゆる点で同じである。
この場合、問題は、線形化される帯域が広いだけにます
ます難しくなる。実際には、帯域60MHzで3個また
は4個の搬送波を有するUMTS増幅器で、約25dB
の線形改善を得るには、信号の送信サンプルと測定サン
プルとの間で10ピコ秒を超えない時間シフトを行わな
ければならない。この精度は、工場での較正によってし
か得られない。なぜなら、クロック位相のドリフトにお
ける変化、および送受信システムのアセンブリにおける
変化が、ずっと大きいからである。
的に追随しかつ測定して、好適には低価格のデジタル技
術に基づいて簡単な手段で修正する方法を見出すことに
ある。
制限技術およびデジタルプリエンファシスとを一緒に用
いる。最も知られているプリエンファシスデジタル技術
は、タイミング制御、すなわち線形性の高い広帯域受信
機に基づいている。この技術は、好適には、中間周波数
のアンダーサンプリングを使用して(直流成分、および
利得および直角位相が対で発生する欠陥を回避するた
め)、プリエンファシステーブルを更新する役割をする
LMSアルゴリズムを供給する。
する利得または信号レベルの不一致、あるいは比較され
る2個の信号間の(複素数平面における)直角位相の不
一致による妨害をうけないようにする。信号X、Yの利
得の差に関しては(図1参照)、提案された方法は直接
関与しない。直角位相の欠点についても同様である。
号との間の位相回転と利得の差とを考慮することができ
る。これは、一定の複素数値により、プリエンファシス
テーブルにおける全ての複素数係数に影響を及ぼす。こ
のような定数値、特に利得成分は、最低の送信パワーで
利得修正が統一的でなければならないなら(プリエンフ
ァシステーブルにおける最初の値の絶対値)、検出し、
除去することができる。
実施形態は、性能を向上させ、あるいは実施を単純化さ
せることができる。
となく、符号の多重化におけるサンプリングレートの係
数を更新するいくつかの複合多重化を減らす、簡略LM
S(clipped LMS)技術、および信号の瞬間
的な周波数、あるいは前置増幅されたサンプルのパワー
(短期の熱記憶作用)と共に変化する、非線形性のよう
な広帯域の諸問題に対処する、二次元プリエンファシス
を含む。
すべき直流成分のシフトの影響を受ける。除去操作は、
ベース帯域の変換器CANが受信機内で用いられる場
合、簡単な狭帯域フィルタによって容易に実施可能であ
る。
切にタイミング合わせする問題への取り組みが行われて
こなかったため、タイミング合わせは±1/2個のサン
プルに制限され、その結果、測定信号の差という観点で
の誤差は、変換器CAN技術によりできるだけ高速のサ
ンプリングレートを用いて、シフト誤差を最低にするこ
とによってしか減らせなかった。現在、約80MSP
S、15MHzの信号帯域では、適応される線形化利得
における制限は、12dBから15dBの範囲である。
準を有する場合に検討可能な知られている別の方法は、
ソース信号をプログラムできるように遅延させて、測定
受信機から送られる信号にソース信号のタイミングを合
わせることからなる。その場合、利得曲線が平らなプロ
グラマブルフィルタを使用し、遅延は、所望の帯域にお
けるサンプルの一部である。この方法は、サンプリング
速度で作用するために非常に乗算器のコストがかかる
(たとえば特許文献WO99/57806に記載されて
いるようなファロー(Farrow)構造のフィル
タ)。
ット
本発明は、無線性能と、無線増幅器の電気的な効率とを
増大するために、適用時に、デジタルで使用されるプリ
エンファシス性能の動的な較正および改善が可能な、共
通の原点を備えた信号のタイミング合わせ技術を構成す
ることを目的とする。
造費が安価である。
は、第一の目的によれば、増幅器の入力におけるプリエ
ンファシスを設定するために比較される信号の準備方法
を構成し、信号が、前記増幅器による増幅前の信号と増
幅後の信号とを含み、前記準備が、増幅前の信号と増幅
後の信号とを、前記プリエンファシスの設定に用いる前
にタイミング合わせすることを含むことを特徴とする。
数の第一の単位時間からなる遅延を課し、この遅延の値
を決定し、増幅後の信号とのタイミング合わせが最適に
なる増幅前の遅延信号を生成する、大まかなタイミング
合わせの第一のステップと、増幅後の採取信号に与えら
れて、増幅前の遅延信号とのタイミング合わせを最適化
可能な、第一の単位時間の一部の遅延値または進み値を
決定し、増幅後の信号にこの遅延値または進み値を与え
る、細かなタイミング合わせの第二のステップとを含
む。
プリエンファシスを設定するために使用される。
のタイミング合わせのステップでデジタル信号として構
成される。
号を決定し、および/または前記増幅前の遅延信号と増
幅器の増幅後の信号との間の相関点の分析により、第一
の単位時間の一部を決定し、前記タイミング合わせが最
適な増幅前の遅延信号が、最も高い相関点を提供する信
号として識別される。
列に受ける増幅前の遅延信号とは異なる複数の遅延形状
で実施し、タイミング合わせが最適な増幅前の遅延信号
が、増幅前の遅延信号とは異なる形状の中から選択され
る。
くとも一つの信号の複素数表示、たとえば、前記増幅前
の遅延信号の実数部分および虚数部分の複素数表示と、
増幅後の信号の実数部分のみとに基づいて実施可能であ
る。
幅前の信号のサンプリング周波数と高調波の関係にある
第一のサンプリング周波数で、増幅後の信号をデジタル
化する。
延信号に対し、少なくとも3個の相関点により相関曲線
を画定し、第一の相関点が、相関点の最も高い相関値に
対応し、第二および第三の相関点が、それぞれ第一の相
関点の両側にあり、タイミング合わせの第二のステップ
の際の信号のサンプリングの瞬間を接近させることによ
り、第二の相関点が、第三の相関点より低い相関レベル
を有する場合、増幅前の遅延信号に対して増幅器の増幅
後の信号のサンプリングの瞬間を遅らせ、第二の相関点
が、第三の相関点より高い相関レベルを有する場合、増
幅前の遅延信号に対して増幅器の増幅後の信号のサンプ
リングの瞬間を進ませ、あるいは逆に行って、第二の相
関点と第三の相関点との間でほぼ同じ相関レベルに向か
って収束されるようにする。
信号の符号だけを考慮して相関関係を決定し、前記相関
関係が、この二つの信号の符号の一致の計算に基づく。
リング周波数でデジタル化し、第二のステップが、この
サンプリング位相を選択的に変化させることにより、前
記タイミング合わせが最適な増幅前の遅延信号と、前記
増幅器の増幅後の信号とのタイミング合わせを向上させ
る。
相制御サンプリング周波数を生成し、このループの基準
周波数をパルス変化させることにより変化が得られる。
波数分割後、第二の位相ロックループにより第一の位相
ロックループの基準周波数を生成し、第一の位相ロック
ループの基準周波数の変化が、除数を変えることによっ
て得られ、前記タイミング合わせが最適な増幅前の遅延
信号と、前記増幅後の信号との位相を接近させる。
前に実施し、この変換が、第二の位相ロックループの出
力で生成されるサンプリング信号により刻時される。
入力に作用するプリエンファシス手段に従うように構成
された信号の準備装置に関し、信号が、前記増幅器によ
る増幅前の信号および増幅後の信号を含み、増幅前の信
号と増幅後の信号とのタイミング合わせ手段を含むこと
を特徴とする。
本発明の任意の態様は、必要な変更を施して、この装置
(第二の態様)にも適用される。
も一つの増幅器を有し、増幅器によるエンファシス前後
の各信号を比較するために、入力で受信するプリエンフ
ァシス手段を含み、比較のために信号を入力に供給する
第二の態様によるタイミング合わせ装置を含むことを特
徴とする増幅システムに関する。
MHz、たとえば60MHzの周波数で帯域が設定され
る、多重搬送波信号の送信用、たとえば移動電話のため
の「符号分割多重接続」(AMRC)型符号化送信用
の、広帯域無線送信機の線形パワー増幅に使用される。
く単に例として挙げられた好適な実施形態に関する以下
の説明を読めば、いっそう理解され、その長所が明らか
になるであろう。
テムの状況における本発明の第一の実施形態を図2に示
した。この図では、図1と同じ要素に同じ参照符号を付
し、簡略化のために再度の説明を省いている。
6が、複数のコードおよび周波数からなる複素数信号を
発生し、この信号は、たとえば、規格3GTP UMT
Sに適合する。この場合、搬送波は、それぞれが一人の
加入者に対して情報を伝達する直交コードを重ねたもの
である。現代技術では、完全な伝送システム100、し
たがって増幅システム100が、所定の局またはアンテ
ナセクタに対して単一であることが望ましい。これは、
同一増幅システムが、同一搬送波のすべての加入者に対
してだけでなく、共通無線サイトにある複数の搬送波に
対して使用されることを意味する。この方法により提起
される問題のひとつは、各搬送波の信号が、一定のエン
ベロープを持たないことにある。実際、複数の加入者が
重ねられるので、瞬間パワーおよび平均パワーが常に同
じである一定のエンベロープを備えた従来の位相または
周波数変調とは異なって、信号の瞬間パワーの経時的な
変化が大きい。このため、非線形補正前でも利用できる
線形を有するように、パワー増幅器12が過大に寸法決
定されるので、設置およびエネルギー消費のコストがさ
らにかかる。この現象は、複数の搬送波を同時処理する
のでさらに強まる。なぜなら、ピークに近い搬送波の集
合のために、可能な信号の最大ピークが増加するからで
ある。
リエンファシスユニット4に入り、プリエンファシス信
号X’として出力される。この信号X’は、1個のDA
変換器8の入力に入る(DA変換器は、ベース帯域レベ
ルで作用するか中間デジタル周波数で作用するかに応じ
て、場合によっては2個になる)。変換器の出力におけ
る信号X’のアナログ形状は、その後、中間周波数およ
び無線周波数変換段(TX−IF、TX−RF)10
で、1回または複数回の周波数変換を行われ、伝送アン
テナを駆動するパワー増幅器12に入力に入る。
パワー増幅器の出力信号から測定システムにおけるフィ
ードバックループ14を通る。測定システムは、増幅器
の出力信号の一部を採取する指向性のアナログカプラ1
6を含み、アンテナがキャッチする同じ周波数帯域の信
号から指向性を保護し、インピーダンスを適合させる。
このカプラ16は、周波数変更段18を駆動し、周波数
変更段は、パワー増幅器の前段にある変換段10の逆変
換(XR−IF、XR−RF)を行う受信機に対応す
る。周波数を変えられた信号は、AD変換器(CAN)
20によりデジタル化され、このデジタル化は、いわゆ
るアンダーサンプリング技術により、好適には中間周波
数で行われる。AD変換器CANは、そのとき、二つの
機能を果たす。ひとつは、アンダーサンプリングにより
信号のレプリカの中からベース帯域(第一のナイキスト
(Nyquist)ゾーン)にある周波数を抽出するこ
とができる。これは周波数変更に相当する。もうひとつ
は、デジタル化された形状でベース帯域にこのレプリカ
を送ることである。
Yは、デジタルプリエンファシスユニット4の第二の入
力4cに供給される前に、タイミング合わせユニット2
2により処理される。タイミング合わせユニット22
は、信号源6(各入力22a示される)から送られる信
号Xに対して、信号Yのタイミング合わせの誤差を適応
して除去する役割をする。これにより、たとえば温度変
化、エージング、使用条件等により引き起こされる、シ
ステムの伝播時間の変化およびドリフトに追随できる。
この場合、信号XとYとの間の時間シフトおよび位相シ
フトを動的に学習することにより、相互のサンプルをデ
ジタル再調整し、デジタルプリエンファシスユニット4
の最適条件で比較を行えるようにする。
の信号(X)に、整数の第一の単位時間からなる遅延を
課し、この遅延の値を決定し、採取された増幅後のデジ
タル信号(Y)とのタイミング合わせが最適になる増幅
前の遅延信号(XR)を生成する、大まかなタイミング
合わせの第一のステップと、タイミング合わせが最適に
なる増幅前の遅延信号(XR)と、前記増幅器の増幅後
の信号(Y)とを接近させる、細かなタイミング合わせ
の第二のステップとの、二つのステップで作動する。
エンファシスを設定するために使用される。
ットは、異なる遅延を有する信号Xの複数のレプリカを
遅延信号XRとして生成する。連続する各遅延間のピッ
チは、第一の単位に相当し、第一の単位は、一般に、変
換器CNA8における信号X’のサンプリング周期であ
る。各レプリカは、信号Yとのタイミング合わせの比較
に利用できる。その場合、タイミング合わせユニット2
2は、増幅システム12が発生する遅延に最も近い遅延
を有する遅延信号のレプリカXRがどれであるか決定す
る。この位相は、第一の単位時間の±0.5倍に等しい
利得(または精度)との時間的な相関関係の第一の近似
を行う。増幅後の信号(Y)とのタイミング合わせが最
適になるこのレプリカXRは、デジタルプリエンファシ
スユニット4の比較入力(第三の入力4d)に入るよう
に使用される。図1が示す従来の構成とは対照的に、デ
ジタルプリエンファシスユニット4は、もはや第一の入
力4aに入る比較基準としての信号源6の信号Xの役割
ではなく、第三の入力4cに入る信号XRの役割を果た
す。しかし、この第一の入力4aは、常に、プリエンフ
ァシスを受信するように構成される信号源6の信号を入
力するために使用される。
の瞬間を細かく移動して、タイミング合わせが最適にな
るレプリカXRに調整するように構成される。このた
め、タイミング合わせユニット22は、変換器CAN2
0のサンプリングクロック入力Eφに入る、その場合に
は可変の、サンプリング周期信号の位相φvarに作用
する。
あるという性質のため、このサンプリング信号は、周波
数および位相が一定である変換器CNA8のサンプリン
グ信号とは別に生成され、2個の信号間の長期的な周波
数制御を完全に保持する。かくして、変換器CNA20
およびCNA8にそれぞれサンプリング信号を供給す
る、2個のクロック回路PLL24、26が設けられ
る。
信号φvarの位相変化が、クロック回路PLL24の
基準信号φvar.refの周波数の変化によって得ら
れる。クロック回路は、そのループフィルタにより、序
数の列の公称値N周辺の周波数パルスが、φvarの位
相シフトを起こすように、積分器の役割をする。この可
変基準信号φvar.refは、分割器N/N+1/N
−128の出力で発生し、周波数変化を可能にする序数
Nの値は、設定される作動状態の平均値が常にNである
なら、タイミング合わせユニット22の出力22cから
プログラム可能である。
分割器28の入力におけるクロック信号は、クロック回
路PLL26が発生する変換器CNA8のサンプリング
信号φechである。かくして、次の条件が得られる。
周波数φvar.ref=周波数φech/N。
のコンバータ8および20のクロック間の位相をロック
する、クロック回路PLLの基準クロック位相φva
r.refを変えることによって、変換器CAN24の
信号φvarの位相を比例してシフトすることにより得
られる。
は、一般に約100MHz、さらにはそれ以上とするこ
とができる。このため、基準クロックを有するクロック
回路PLLの部分で得られる適正スペクトル純度のサン
プリングクロックが、タイミング基準を提供し、フィル
タリングおよびスペクトル純度を保証しなければならな
い。
24用の基準として、変換器CNA18のクロック回路
PLL26の出力により駆動される分割器からの信号を
用いることが有利である。なぜなら、分割器28の制御
N−1またはN+1に対して、高周波数入力は、こうし
た細かなタイミング合わせの精度を上げて高速化できる
ので、高い精度が得られるからである。
ッチを得るために、クロック回路PLL26が有効に供
給する高速クロックを使用する。調整の絶対精度は、依
然としてデジタル環境にある。だが、位相は、ループフ
ィルタを備えるクロック回路24を備えることから連続
制御される。そのため、クロック回路PLL24での調
整では、絶対量子化ピッチによる制限がない。分割器の
最大値N+1による唯一の制限は、瞬間的な修正にあ
り、換言すれば、序数の列に関連して投入しようとする
周波数変更パルスにある。除数Nが大きければ大きいほ
どピッチは小さくなり、クロック回路PLLが実施する
フィルタリング性能が小さくなるが、その反対に、変換
時間がそれだけ長くなる。変換時間と、ループをロック
するときの残留ノイズとを妥協させる。
由で、信号源の信号Xに対して、測定受信機および変換
器CANの出力信号Yをサンプリング可能である。信号
Xに対しては、反対に、プリエンファシスの原理から、
送信信号の通過帯域に対してさらにオーバサンプリング
を行って、逆位相で高い高調波を制御するようにする。
これは、通過帯域が広いことを意味し、サンプリング周
波数は、たとえば送信通過帯域よりも5倍または7倍だ
け高い。しかしながら、本発明の実施形態はまた、信号
Yのサンプリング速度に対する制約を減らし、従って、
タイミング合わせユニット22の内部で、変換器CAN
20のコストおよび計算コストを下げることができる。
重要なのは、主に信号Yを採取する瞬間の精度および振
幅である。信号Yの採取が少なければ少ないほど、プリ
エンファシスの学習時間が長くなり、プリエンファシス
テーブルの変換速度は、信号Yで採取され、使用される
情報の総合量に関連する。
ミング合わせユニットの動作素子について、図3、4を
参照しながら詳しく説明する。
ット22の入力22bは、遅延装置30で信号源6のデ
ジタル信号Xを受信する。この遅延は、たとえば可変数
のシフトレジスタに関連して、デジタル信号Xの整数サ
ンプルのピッチにより可変である。そのため、ピッチ
は、上記の第一の遅延ユニットに対応する。このように
信号Xに課される遅延は、信号Yを生成する増幅測定シ
ステムが発生する最大遅延に少なくとも等しくなるよう
に構成される。遅延装置30は、3個の相関関数計算機
32−1、32−2、32−3の第一の各入力32a
に、たとえばシフトレジスタの各サイド出力への供給に
よるそれぞれ異なる遅延を伴って、3個の信号レプリカ
XRを供給する。相関関数計算機に供給される連続遅延
間の時間間隔は、細かいタイミング合わせモードにおけ
る信号φvarの平均値に対して、変換器CAN20の
2個のサンプリング周期より大きい。
動作し、所定の瞬間に3個の相関点を供給する。それ以
上の相関点を得るには、並列モードか直列モードかに応
じて計算機を動作させることにより、新たな遅延値を伴
って3個の相関点の取得操作を繰り返し、3の倍数の相
関点を得ることができる。もちろん、使用する相関関数
計算機の数は任意である。
かなタイミング合わせの第一のステップと、細かなタイ
ミング合わせの第二のステップとで異なるものにしても
よい。
関関数計算機(包括して32と示す)の第二の各入力3
2bに並列に供給される。
と、この信号に固有の遅延を伴う遅延信号XRとの間で
相互相関を設定し、大まかなタイミング合わせのステッ
プで、3回(またはそれ以上)の連続シフトを行うとい
う仮定で並列動作を可能にする。
の相互相関係数または冪は、この2個の信号のシフト関
数であり、試験される各タイミング合わせのために信号
の類似性の測定規準を与える。実施形態の場合のような
サンプリングモードでは、相関点P(k)(図4参照)
が、信号X、Yのシフトサンプルの交差積の和であり、
すなわち、相関が、長さN個のサンプルの有限のタイミ
ングサポートに制限される場合、P(k)=X(0)*
Y(k)+X(1)*Y(k+1)+…+X(n)*Y
(k+n)である。
号列XとYとの間のシフトkの複素数関数であり、その
係数は、相関冪を示し、位相は、信号X、Yにおける平
均位相の回転を示す。
信信号Xと、信号Yの実数または複素数表示とを相関に
より比較し、相互相関のピークが相関関数計算機のウィ
ンドウの内部に来るようにする(それぞれが1個のサン
プリング周期で隔てられた、少なくとも3個または5個
の点)。
ら得られる相関点を抽出する。図4では、これらの相関
点が全部で5個であり、たとえば、図3の3個の相関関
数計算機32−1、32−2、32−3の並列−直列動
作から抽出した6個の相関点の中から選択し、各相関関
数計算機が、2個のタイミングシフト値に対してそれぞ
れ2個の相関点を生成する。
比較することにより行われる。
信号XRのレプリカから、アナログおよびデジタルのハ
イブリッドシステムに作用して、サンプリングクロック
位相φvarを修正し、アナログ的に補間を行う第二の
ステップに移行する。このステップは、コストがかかる
場合がある。
に働きかけて、自動制御調整のためにクロック回路PL
Lの微分/積分作用を制御する。自動制御により、クロ
ックシフトに作用して、補間が開放ループにないように
することができる。
号関係が存在する。鐘の幅および勾配は、信号X、Yの
量子化(符号のみ、または同様に仮数)、ならびに搬送
波の変調タイプおよび数、信号の帯域幅に同時に応じ
る。この現象を図4a、4b、4cに示した。
グ時間の場合の相関曲線Cret.を示す。これは信号
φvarを遅らせることを課す。
間の場合の相関曲線Cav.を示す。これは、信号φv
arを進ませることを課す。
た、すなわち微調整が行われたときの相関曲線Cco
r.を示す。
トkによって決まる冪において均質な相関点P*con
jPから生成される。
点の両側で単調であるため、相関コントラストの符号に
応じて、すなわち、読み取られる不完全な最大点(点P
0)に関してすぐ左およびすぐ右の相関値(それぞれ点
P−1およびP+1)の差の間で、信号φvarの位相
および周波数が変わる方向を決定することができる。こ
の表示では、点P0が、大まかなタイミング合わせの第
一のステップ中に得られる最適な相関に対応し、点P−
1およびP+1が、点P0の最適な相関以外の適切な相
関に対応する。かくして、最大点の左右の相関の間にあ
る差の符号に関する情報だけで、適切な方向に系統的に
タイミング合わせを向かって収束させることができ、こ
うした収束が、信号φvar.refの周波数を増加/
低下する連続ピッチにより得られ、従って、カウンタN
−1/N/N+1およびクロック回路PLL24による
変換器CAN20のサンプリングクロックの位相を増加
/低下する連続ピッチによって得られる。
側にある相関点P+1は、曲線Cret.の頂点に最も
近いが、最大点の左側にある相関点P−1はそうではな
い。すなわち(P−1)−(P+1)<0であり、相関
符号は「負」と示される。
にある相関点P+1は、曲線Cav.の頂点から最も離
れているが、最大点の左側にある相関点P−1はそうで
はない。すなわち(P−1)−(P+1)>0であり、
相関符号は「正」と示される。
は、左にある相関点(P−1)を基準点とみなすことか
らなる任意に決定される、相対的な実体として理解する
ものとする。
御ユニット38により周期的に検出される。制御ユニッ
ト38は、カウンタの序数値N、N+1、またはN−1
を次のように決定する。
varの周波数を減らし、従って、検出された符号が
「負」であるものとして信号の位相を遅らせる。
varの周波数を増加し、従って、検出された信号が
「正」であるものとして信号の位相を進ませる。
ら、信号XR、Yのタイミング合わせ条件を得るまで、
すなわち(P−1)=(P+1)を得るまでループで続
行される(図4b)。制御ループにおける振動現象およ
びハンチング現象を回避するために、制御ユニット38
が除数Nの値の変更を停止する絶対的なタイミング合わ
せに関して、許容範囲を定義することができる。これ
は、ループ24を妨害せずに、一定の閾値未満ではタイ
ミング合わせが行われないものとして自動制御を開放
し、変換器CANのクロックスペクトルを改善するとい
うプラス作用がある。反対に、信号XRに対する信号Y
のシフトが、測定可能であるとき((P−1)−(P+
1)がゼロでない)しか、タイミング合わせは自動制御
されない。
望の精度に応じて、たとえばN−2およびN+2まで、
一つまたは複数の単位だけ行うことができる。
あり、すなわち増幅器が飽和して相互変調するときで
も、値Nの制御ループが適切に収束し、このために信号
XR、Yの相関がうまく行われないで、相関曲線がやや
平らになりノイズが入ることが確認されている。
−1個のサンプルの水平軸で系統的に3個の相関を計算
し、分割器N/N−1/N+1のカウントにおいて、こ
の相関ウィンドウをタイミング合わせすることからな
る。
ロックループのタイプである。このループは、+/−
0.5個のサンプル(さらに、ほぼ+/−1個のサンプ
ルまで)のウィンドウで遅延に従うことができるので、
変動が大きい場合は、メイン遅延ユニット30による大
まかな調整の修正を回避可能である。それと並行して、
選択された3個の相関点の中で相関ピークを追跡し、収
束を行って、必要な場合にはメイン調整ステップ1を再
作動する。
信号XR、Yの複素数−複素数相関によって、2個の信
号間の位相差および固定利得を乗り越えることができ
る。
えすれば、決定に関する曖昧さや発散の恐れを発生せず
に、修正方向に関して検出器の感度を2倍下げて相関関
数計算機32を簡単にするために、信号Yの実数の表示
だけの使用を検討することもできる。
0の直接出力を複素数信号に変換せずに使用可能であ
り、実際の単一変換器CANによる中間周波数でアンダ
ーサンプリング性質をさらに有利なものにすることがで
きる。
ると、変換時間が数十ミリ秒、さらには数百ミリ秒に増
加するが、こうした単純化は、システムの始動時間前の
初期の短い較正時間や、主に熱変動およびエージングに
よる緩慢な変動と相容れるものである。
応じて、直流成分が重畳される(破線で示したユニット
34)。
2による処理後、信号Yは、信号XRと再びタイミング
合わせされる。タイミング合わせされた信号Yは、デジ
タルプリエンファシスユニット4の比較入力4cに供給
される(図2参照)。これは、このユニットの第三の入
力4dに供給される信号XRとまったく同様である。
機を単純化し、信号XR、Yの算術符号だけを考慮して
相関値を標準化することができる。このため、相関関数
計算機32の第一の入力32aおよび第二の入力32b
のそれぞれ前段に、第一および第二の符号検出ユニット
40、42を設ける(これらのユニット40および42
は、任意の素子であるので破線で示す)。この変形実施
形態によれば、信号XRと信号Yが一致する値に制限さ
れ、すなわち検出ユニット40および42は、信号の符
号を採取するにとどまる。従来のデジタル表示では、有
利には、この操作が、符号を示す重み付けが大きいビッ
トだけを考慮することにより、「2の補数」とする計算
に帰されている。複素数信号の場合、この操作は、成分
I、Qで別々に行われるので、正方形の各頂点1+j、
1−j、−1+j、−1−jに対応する可能な4個の値
で考慮される信号を示すことになる。
捨てる、または丸めることによるあらゆる中間解決法を
検討することも可能である。
信号検出ユニット40および42の後段にある信号X
R、Yに応じる。
プリエンファシス技術で使用可能であるが、特に有利な
技術は、LMSアルゴリズムのような、広帯域受信機に
適応する分類の技術であり、各送信および受信サンプル
に対して(あるいは変換器CANが信号Xの流れの低調
波の周波数で作動する場合は、各受信サンプルに対し
て)、送信および受信信号をリアルタイムで比較するこ
とにより、プリエンファシステーブルの更新および学習
を実施する。
学習テーブルの較正を同時に並行して常に実施可能であ
り、これらのパラメータはプラスに協働する。本発明の
技術の堅牢性により、システムを始動する実施形態で
も、またすべてのプリエンファシスメモリを失ったとき
でも、較正があるようにし、これによって、パワー増幅
器12を飽和に近い作動状態にする。従って、公称増幅
信号が弱くても強くても、この信号に対して技術が自然
に動作するので、試験信号は不要である。そのため、較
正に対して基準の役割をする明確な試験信号を投入する
ために、局への周期的な送信を停止することが必要な従
来の較正方法とは異なる。かくして、局は、常時利用可
能となる。
による学習の方法は、相関特性と一定の相関対称性とだ
けを用いており、こうした相関特性および相関対称性
は、どんな信号に対しても確認され、従って局の有効送
信信号によって確認される。
ラスに相互作用する。実際、「較正」をすればするほ
ど、プリエンファシステーブルは早く適切な値に向か
い、残留ノイズの下限が小さくなる。また、プリエンフ
ァシスが適切であればあるほど、相関曲線C(図4aか
らc)の頂部が鋭くなり、下限が小さく、符号の精度
が、増幅器の残留相互変調ノイズをずっと感知しなくな
る。
幅器への適用にあたり、次のような多数の長所を有す
る。
N20に対して、同時に既存クロックPLL26を使用
可能にし、このクロックは、変換器CANのクロック回
路PLL24に対して基準周波数源の役割を果たす。
に、既存の送受信デジタルデータだけを使用する。
ートを要するだけで、ユーザがプログラム可能な論理ネ
ットワーク(FPGA:field programm
able gate arrayとして知られる)に、
あるいは、特別な用途に組み込まれる回路(ASIC:
application specific inte
grated circuitとして知られる)に、ほ
ぼすべての追加素子をデジタル的に容易に組み込み可能
にする。
み込み可能である。
るタイプのデジタル適応形プリエンファシスに適合する
ことができる。
ているので、タイミング合わせの精度をよくし、この精
度を必要なときに(多重搬送波の場合)増加できる。
動作付増倍器における符号相関に適合する。
および虚数部分の符号により示された信号XRおよびY
に限られる場合、相関は「符号に関する排他的論理和」
により供給される一組のアップ/ダウンカウンタでしか
ない。相関冪は、カウンタの二乗の和以上にはならな
い。
XRおよびYの符号の一致率と同等であり、相対的な位
相は感知しないが、特に各信号の冪を感知する。これに
より、制御ループの利得制御が容易になり、相関曲線が
いっそう鋭くなってひずみから独立する(換言すれば、
パワー増幅器12が飽和すると、信号Yの符号を変えな
いか、ほとんど変えず、また、ゼロを通過する瞬間を変
えないか、ほとんど変えない)。
に、デジタル信号プロセッサまたはマイクロコントロー
ラにおける論理ループパラメータに対して、基準を細か
くして実施可能にする。
前に、相関関数計算機の堅牢性と、クロックPLL24
の制御に使用される測定規準とにより、タイミング合わ
せを収束可能にする(上記の注意参照)。
ング合わせにより、伝送および受信の総合遅延が不明、
あるいは1周期以上の変化を有する場合でも、工場での
あらゆる較正を用いることができる。
意参照)、有効なタイミング合わせを保持する(標準化
された相関コントラストを使用する)。
出することにより、タイミング合わせが行われない誤差
が与えられたために、無用または危険となる更新からD
PDテーブルを保護する手段を得ることができる。
るあらゆる規格3G/CDMAに特に適用される。本発
明は、原則として、CDMAまたはOFDMのような広
帯域変調まで、無線同報通信のための線形増幅器に適用
される。この用途では、単一または多数の搬送波のCD
MA信号の擬似ノイズ特性または広帯域特性を有利に利
用できる。
ルで、また対象とされる用途で、請求項の範囲を逸脱せ
ずに他の変形実施形態を実施可能にする。
いた送信局の増幅システムの状況に適用した場合に基づ
いて行った。だが、本発明により開示されるタイミング
合わせが、複数の信号のタイミング調整を享受できるあ
らゆる技術分野に適用されることは自明である。
ットにより非線形補正を実施する、パワー増幅送信シス
テムの簡略ブロック図である。
増幅後の信号とのタイミング合わせ手段をさらに備え
た、図1と同様の送信システムのブロック図である。
ットが制御するシステムのエレメントとを示すブロック
図である。
な、増幅システムの前段の信号と増幅後の信号との相関
関係を示すグラフである。
な、増幅システムの前段の信号と増幅後の信号との相関
関係を示すグラフである。
な、増幅システムの前段の信号と増幅後の信号との相関
関係を示すグラフである。
Claims (29)
- 【請求項1】 増幅器(12)の入力におけるプリエン
ファシスを設定するために比較される信号(それぞれ
X、Y)の準備方法であって、前記信号が、前記増幅器
による増幅前の信号(X)と増幅後の信号(Y)とを含
み、 増幅前の信号と増幅後の信号(それぞれX、Y)とを、
前記プリエンファシスの設定に用いる前にタイミング合
わせする(22)ことを含むことを特徴とする、方法。 - 【請求項2】 増幅前の信号(X)に整数の第一の単位
時間からなる遅延を課し、該遅延の値を決定し、増幅後
の信号(Y)とのタイミング合わせが最適な増幅前の遅
延信号(XR)を生成する、大まかなタイミング合わせ
の第一のステップと、 増幅後の採取信号(Y)に与えられて、増幅前の遅延信
号(XR)とのタイミング合わせを最適化可能な、第一
の単位時間の一部の遅延値または進み値を決定し、増幅
後の信号に前記遅延値または進み値を与える、細かなタ
イミング合わせの第二のステップとを含み、 時間的に接近した信号(Y、XR)が、前記プリエンフ
ァシスを設定するために使用されることを特徴とする、
請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 前記増幅前の信号および増幅後の信号
(それぞれX、Y)が、前記第一のタイミング合わせの
ステップでデジタル信号として構成されることを特徴と
する、請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】 タイミング合わせが最適になる増幅前の
遅延信号(XR)を決定し、および/または前記増幅前
の遅延信号(XR)と増幅器の増幅後の信号(Y)との
間の相関点(P)の分析(32)により前記第一の単位
時間の一部を決定し、前記タイミング合わせが最適にな
る増幅前の遅延信号が、最も高い相関点を提供する信号
として識別されることを特徴とする、請求項2または3
に記載の方法。 - 【請求項5】 前記相関点(P)の分析を、前記分析を
並列に受ける(32−1、32−2、32−3)増幅前
の遅延信号(XR)とは異なる複数の遅延形状で実施
し、タイミング合わせが最適になる増幅前の遅延信号
(XR)が、増幅前の遅延信号とは異なる形状の中から
選択されることを特徴とする、請求項4に記載の方法。 - 【請求項6】 前記相関点(P)の分析が、相関関係に
置かれる少なくとも一つの信号(XR、Y)の複素数表
示に基づいて行われることを特徴とする、請求項4また
は5に記載の方法。 - 【請求項7】 前記相関点(P)の分析が、複素数表
示、すなわち前記増幅前の遅延信号(XR)の実数部分
および虚数部分と、増幅後の信号(Y)の実数部分のみ
とに基づいて行われることを特徴とする、請求項4から
6のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項8】 前記第一のステップの前に、増幅前の信
号(X)のサンプリング周波数と高調波の関係にある第
一のサンプリング周波数(φvar)で、増幅後の信号
(Y)をデジタル化する(20)ことを特徴とする、請
求項2から7のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項9】 前記タイミング合わせが最適になる増幅
前の遅延信号(XR)に対し、少なくとも3個の相関点
(P−1)、P(0)、(P+1)により相関曲線
(C)を画定し、第一の相関点(P0)が、相関点
(P)の最も高い相関値に対応し、第二の相関点(P−
1)および第三の相関点(P+1)が、それぞれ第一の
相関点の両側にあり、タイミング合わせの第二のステッ
プの際の信号(XR、Y)のサンプリングの瞬間を接近
させることにより、 第二の相関点(P−1)が、第三の相関点(P+1)よ
り低い相関レベルを有する場合、増幅前の遅延信号(X
R)に対して増幅器(12)の増幅後の信号(Y)のサ
ンプリングの瞬間を遅らせ(図4a)、 第二の相関点(P−1)が、第三の相関点(P+1)よ
り高い相関レベルを有する場合、増幅前の遅延信号(X
R)に対して増幅器(12)の増幅後の信号(Y)のサ
ンプリングの瞬間を進ませ(図4c)、 あるいは逆に行って、 第二の相関点(P−1)と第三の相関点(P+1)との
間でほぼ同じ相関レベルに向かって収束するようにする
(図4b)ことを特徴とする、請求項4から8のいずれ
か一項に記載の方法。 - 【請求項10】 増幅前の遅延信号(XR)および増幅
器の増幅後の信号(Y)の符号(40、42)だけを考
慮して相関関係を決定し、前記相関関係が、二つの信号
(XR、Y)の符号の一致の計算に基づくことを特徴と
する、請求項4から9のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項11】 前記増幅後の信号(Y)を位相制御サ
ンプリング周波数(φvar)でデジタル化し、前記第
二のステップが、サンプリング位相を選択的に変化させ
ることにより、前記タイミング合わせが最適な増幅前の
遅延信号(XR)と、前記増幅器の増幅後の信号(Y)
とのタイミング合わせを向上させることからなることを
特徴とする、請求項2から10のいずれか一項に記載の
方法。 - 【請求項12】 第一の位相ロックループ(24)の出
力で第一の位相制御サンプリング周波数(φvar)を
生成し、第一の位相ロックループの基準周波数(φva
r.ref)をパルス変化させることにより変化が得ら
れることを特徴とする、請求項11に記載の方法。 - 【請求項13】 可変除数(N)による出力周波数(φ
ech)の周波数分割(28)後、第二の位相ロックル
ープ(26)により第一の位相ロックループ(24)の
前記基準周波数(φvar.ref)を生成し、前記第
一の位相ロックループ(24)の基準周波数(φva
r.ref)の変化が、除数(N)を変えることによっ
て得られ、前記タイミング合わせが最適になる増幅前の
遅延信号(XR)と前記増幅後の信号(Y)との位相を
接近させること特徴とする、請求項12に記載の方法。 - 【請求項14】 増幅前の信号(X)のDA変換(8)
を入力に供給する前に実施し、該変換が、前記第二の位
相ロックループ(26)の出力で生成されるサンプリン
グ信号(φech)により刻時されることを特徴とす
る、請求項13に記載の方法。 - 【請求項15】 増幅器(12)の入力に作用するプリ
エンファシス手段に従うように構成された信号(それぞ
れX、Y)の準備装置であって、信号が、前記増幅器に
よる増幅前の信号(X)および増幅後の信号(Y)を含
み、 増幅前の信号と増幅後の信号(それぞれX、Y)とのタ
イミング合わせ手段(22)を含むことを特徴とする、
装置。 - 【請求項16】 増幅前の信号(X)に整数の第一の単
位時間からなる遅延を課し、遅延の値を決定し、増幅後
の信号(Y)とのタイミング合わせが最適な増幅前の遅
延信号(XR)を生成する、大まかなタイミング合わせ
の第一の手段(30、32、38)と、 増幅後の採取信号(Y)に与えられて、増幅前の遅延信
号(XR)とのタイミング合わせを最適化可能な、第一
の単位時間の一部の遅延値または進み値を決定し、増幅
後の信号に前記遅延値または進み値を与える、細かなタ
イミング合わせの第二の手段とを含み、 時間的に接近した信号が、前記プリエンファシス手段に
供給されることを特徴とする、請求項15に記載の装
置。 - 【請求項17】 前記第一および/または第二の手段
が、増幅前の遅延信号(XR)と増幅器の増幅後の信号
(Y)との相関点(P)の分析手段(32)を含み、タ
イミング合わせが最適な増幅前の遅延信号(XR)を決
定し、該遅延信号が、最も高い相関点を供給する信号と
して識別されることを特徴とする、請求項16に記載の
装置。 - 【請求項18】 相関関係に置かれる少なくとも一つの
信号(XR、Y)の複素数表示に基づく相関点(P)の
分析手段を含むことを特徴とする、請求項17に記載の
装置。 - 【請求項19】 前記相関点(P)の分析手段が、複素
数表示、すなわち前記増幅前の遅延信号(XR)の実数
部分および虚数部分と、増幅後の信号(Y)の実数部分
のみとに基づいて作用することを特徴とする、請求項1
8に記載の装置。 - 【請求項20】 前記第一のタイミング合わせ手段の前
段で、増幅前の信号(X)のサンプリング周波数と高調
波の関係にある第一のサンプリング周波数(φvar)
で、増幅後の信号(Y)をデジタル化する手段(20)
を含むことを特徴とする、請求項16から19のいずれ
か一項に記載の装置。 - 【請求項21】 前記タイミング合わせが最適な増幅前
の遅延信号に対し、少なくとも3個の相関点(P−
1)、P(0)、(P+1)により相関曲線(C)を画
定する手段を含み、第一の相関点(P0)が、相関点
(P)の最も高い相関値に対応し、第二の相関点(P−
1)および第三の相関点(P+1)が、それぞれ第一の
相関点の両側にあり、タイミング合わせの第二のステッ
プの際の信号(XR、Y)のサンプリングの瞬間を接近
させる前記第二の手段が、 第二の相関点(P−1)が、第三の相関点(P+1)よ
り低い相関レベルを有する場合、増幅前の遅延信号(X
R)に対して増幅器(12)の増幅後の信号(Y)のサ
ンプリングの瞬間を遅らせる手段と(図4a)、 第二の相関点(P−1)が、第三の相関点(P+1)よ
り高い相関レベルを有する場合、増幅前の遅延信号(X
R)に対して増幅器(12)の増幅後の信号(Y)のサ
ンプリングの瞬間を進ませる手段と(図4c)を備え、 あるいは逆に行って、 第二の相関点(P−1)と第三の相関点(P+1)との
間でほぼ同じ相関レベルに向かって収束するようにする
(図4b)ことを特徴とする、請求項17から20のい
ずれか一項に記載の装置。 - 【請求項22】 増幅前の遅延信号(XR)および増幅
器の増幅後の信号(Y)の符号検出手段(40、42)
をさらに含み、符合だけを考慮することによって相関関
係を決定し、前記相関関係が、二つの信号(XR、Y)
の符号の一致の計算に基づくことを特徴とする、請求項
17から21のいずれか一項に記載の装置。 - 【請求項23】 前記増幅後の信号(Y)を位相制御サ
ンプリング周波数(φvar)でデジタル化する手段を
含み、前記第二のタイミング合わせ手段が、サンプリン
グ位相を選択的に変化させることにより、前記タイミン
グ合わせが最適な増幅前の遅延信号(XR)と、前記増
幅器の増幅後の信号(Y)との位相タイミング合わせを
向上させることからなることを特徴とする、請求項16
から22のいずれか一項に記載の装置。 - 【請求項24】 前記第一の位相制御サンプリング周波
数(φvar)を生成するための第一の位相ロックルー
プ(24)を含み、変化手段が、第一の位相ロックルー
プの基準周波数(φvar.ref)を変化させること
により作用することを特徴とする、請求項23に記載の
装置。 - 【請求項25】 可変除数(N)による周波数分割器
(28)を介して、第一の位相ロックループ(24)の
前記基準周波数(φvar.ref)を生成するための
第二の位相ロックループ(26)をさらに含み、第一の
位相ロックループ(24)の基準周波数(φvar.r
ef)の変化手段は、前記タイミング合わせが最適な増
幅前の遅延信号(XR)と、前記増幅後の信号(Y)と
の前記位相の接近を得るために除数(N)を変えること
によって作用すること特徴とする、請求項24に記載の
装置。 - 【請求項26】 増幅前の信号(X)のDA変換手段
(8)をさらに含み、変換が、前記第二の位相ロックル
ープ(26)の出力で生成されるサンプリング信号(φ
ech)により刻時されることを特徴とする、請求項2
5に記載の装置。 - 【請求項27】 少なくとも一つの増幅器(12)を有
し、増幅器によるエンファシス前後の各信号を比較する
ために入力で受信するプリエンファシス手段(4)を含
み、比較のために前記信号(XR、Y)を入力に供給す
る、請求項15から26のいずれか一項に記載のタイミ
ング合わせ装置を含むことを特徴とする、増幅システ
ム。 - 【請求項28】 広帯域無線送信機の線形のパワー増幅
のために使用されることを特徴とする、請求項27に記
載の増幅システム。 - 【請求項29】 約10MHzから100MHz、たと
えば60MHzの周波数で帯域が設定され、多重搬送波
信号の送信用、たとえば移動電話のための符号分割多重
接続(AMRC)型の符号化送信用に構成されることを
特徴とする、請求項28に記載の増幅システム。
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