JP2003243783A - 配線基板およびその製造方法 - Google Patents
配線基板およびその製造方法Info
- Publication number
- JP2003243783A JP2003243783A JP2002037397A JP2002037397A JP2003243783A JP 2003243783 A JP2003243783 A JP 2003243783A JP 2002037397 A JP2002037397 A JP 2002037397A JP 2002037397 A JP2002037397 A JP 2002037397A JP 2003243783 A JP2003243783 A JP 2003243783A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- metal core
- core substrate
- wiring
- wiring board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
- Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
- Insulated Metal Substrates For Printed Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】配線密度の高度化に対処し易く均一で且つ安定
した電気・磁気的特性を有するスルーホール導体を含む
配線基板、およびかかる配線基板を効率よく製造できる
配線基板の製造方法を提供する。 【解決手段】表面3および裏面4を有する金属コア基板
2と、かかる金属コア基板2における表面3と裏面4と
の間を貫通し且つ平面視がほぼ繭形(非円形)の貫通孔5
と、かかる貫通孔5内に絶縁材8を介して配置される複
数のスルーホール導体9,9と、を備え、上記ほぼ繭形
の貫通孔5(5a,5b)の内壁は、上記複数のスルーホ
ール導体9,9のうち最短距離で対向するスルーホール
導体9の外周面との間にほぼ均一な距離dを有する、配
線基板1。
した電気・磁気的特性を有するスルーホール導体を含む
配線基板、およびかかる配線基板を効率よく製造できる
配線基板の製造方法を提供する。 【解決手段】表面3および裏面4を有する金属コア基板
2と、かかる金属コア基板2における表面3と裏面4と
の間を貫通し且つ平面視がほぼ繭形(非円形)の貫通孔5
と、かかる貫通孔5内に絶縁材8を介して配置される複
数のスルーホール導体9,9と、を備え、上記ほぼ繭形
の貫通孔5(5a,5b)の内壁は、上記複数のスルーホ
ール導体9,9のうち最短距離で対向するスルーホール
導体9の外周面との間にほぼ均一な距離dを有する、配
線基板1。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属コア基板を含
む配線基板およびその製造方法に関する。
む配線基板およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の絶縁層とこれらの間に位置する複
数の配線層とを含む多層構造の配線基板には、樹脂製ま
たは樹脂−ガラス製の絶縁性を有するコア基板が用いら
れている。しかし、配線基板の強度を高め且つ反りなど
の変形を防ぐため、例えば銅合金からなる金属コア基板
も活用されている。かかる金属コア基板を含む配線基板
30は、例えば、図4(A)に示すように、表面32およ
び裏面33を有する金属コア基板31と、かかる金属コ
ア基板31の表面32と裏面33との間を貫通する貫通
孔34内を絶縁材35を介して貫通するスルーホール導
体36および充填樹脂37と、を含む。金属コア基板3
1の表面32上および裏面33上には、絶縁材35と一
体の絶縁層38,39が個別に形成され、これらの表面
には、所定パターンで且つスルーホール導体36の上端
または下端と接続する配線層40,41が形成されてい
る。
数の配線層とを含む多層構造の配線基板には、樹脂製ま
たは樹脂−ガラス製の絶縁性を有するコア基板が用いら
れている。しかし、配線基板の強度を高め且つ反りなど
の変形を防ぐため、例えば銅合金からなる金属コア基板
も活用されている。かかる金属コア基板を含む配線基板
30は、例えば、図4(A)に示すように、表面32およ
び裏面33を有する金属コア基板31と、かかる金属コ
ア基板31の表面32と裏面33との間を貫通する貫通
孔34内を絶縁材35を介して貫通するスルーホール導
体36および充填樹脂37と、を含む。金属コア基板3
1の表面32上および裏面33上には、絶縁材35と一
体の絶縁層38,39が個別に形成され、これらの表面
には、所定パターンで且つスルーホール導体36の上端
または下端と接続する配線層40,41が形成されてい
る。
【0003】図4(A)に示すように、配線層40,41
上の所定の位置には、絶縁層42,43を貫通するビア
導体44,45が位置し、これらの上端で且つ絶縁層4
2,43の表面上には、所定パターンの配線層46,4
7が形成されている。また、配線層46上の所定の位置
には、最上層の絶縁層(ソルダーレジスト層)48を貫通
し且つ第1主面50よりも高く突出するハンダバンプ5
2が複数形成されている。更に、図4(A)に示すよう
に、配線層47から延びた配線55は、最下層の絶縁層
(ソルダーレジスト層)49に設けた開口部53の底面に
位置し且つ第2主面51側に露出している。
上の所定の位置には、絶縁層42,43を貫通するビア
導体44,45が位置し、これらの上端で且つ絶縁層4
2,43の表面上には、所定パターンの配線層46,4
7が形成されている。また、配線層46上の所定の位置
には、最上層の絶縁層(ソルダーレジスト層)48を貫通
し且つ第1主面50よりも高く突出するハンダバンプ5
2が複数形成されている。更に、図4(A)に示すよう
に、配線層47から延びた配線55は、最下層の絶縁層
(ソルダーレジスト層)49に設けた開口部53の底面に
位置し且つ第2主面51側に露出している。
【0004】ところで、図4(B)に示すように、前記ス
ルーホール導体36は、金属コア基板31に穿孔した円
形断面の貫通孔34内を、絶縁材35を介してかかる貫
通孔34の中心部を同軸心にして貫通している。かかる
貫通孔34の内壁とスルーホール導体36の外周面との
距離は、当該スルーホール導体36自体の導通性および
その他の電気的特性を安定させるに必要な距離に設定さ
れている。しかしながら、1つの貫通孔34に1個のス
ルーホール導体36を同軸心で貫通させる配線基板30
において、金属コア基板31を挟んだ配線層40,41
間における精緻な導通を取るには、多数の貫通孔34を
金属コア基板31に穿孔することが必要となる。この結
果、製造工数が増加する、という問題が生じる。
ルーホール導体36は、金属コア基板31に穿孔した円
形断面の貫通孔34内を、絶縁材35を介してかかる貫
通孔34の中心部を同軸心にして貫通している。かかる
貫通孔34の内壁とスルーホール導体36の外周面との
距離は、当該スルーホール導体36自体の導通性および
その他の電気的特性を安定させるに必要な距離に設定さ
れている。しかしながら、1つの貫通孔34に1個のス
ルーホール導体36を同軸心で貫通させる配線基板30
において、金属コア基板31を挟んだ配線層40,41
間における精緻な導通を取るには、多数の貫通孔34を
金属コア基板31に穿孔することが必要となる。この結
果、製造工数が増加する、という問題が生じる。
【0005】このため、例えば図4(C)に示すように、
金属コア基板31に大径の丸い貫通孔34aを穿孔し、
絶縁材35を介して2つのスルーホール導体36を配置
する形態も考えられる。しかしながら、大径の貫通孔3
4aを形成すると、図4(C)で当該貫通孔34a内の上
下の空間が無駄になると共に、隣接する貫通孔34aと
の間隔を広く取る必要が生じるため、多数のスルーホー
ル導体36を高密度にして配置することが困難となる、
という問題があった。この結果、配線密度の高度化に対
処しにくくなる、という問題があった。しかも、前記配
線基板30において、金属コア基板31を電源電位また
は接地電位とし、スルーホール導体36を信号電位とし
た場合、かかる導体36と貫通孔34との距離が不均一
になるため、安定した電気的特性が確保しにくい、とい
う問題もあった。
金属コア基板31に大径の丸い貫通孔34aを穿孔し、
絶縁材35を介して2つのスルーホール導体36を配置
する形態も考えられる。しかしながら、大径の貫通孔3
4aを形成すると、図4(C)で当該貫通孔34a内の上
下の空間が無駄になると共に、隣接する貫通孔34aと
の間隔を広く取る必要が生じるため、多数のスルーホー
ル導体36を高密度にして配置することが困難となる、
という問題があった。この結果、配線密度の高度化に対
処しにくくなる、という問題があった。しかも、前記配
線基板30において、金属コア基板31を電源電位また
は接地電位とし、スルーホール導体36を信号電位とし
た場合、かかる導体36と貫通孔34との距離が不均一
になるため、安定した電気的特性が確保しにくい、とい
う問題もあった。
【0006】
【発明が解決すべき課題】本発明は、以上にて説明した
従来の技術における問題点を解決し、配線密度の高度化
に対処し易く且つ均一で安定した電気・磁気的特性を有
するスルーホール導体を含む配線基板、およびかかる配
線基板を効率良く製造できる配線基板の製造方法を提供
する、ことを課題とする。
従来の技術における問題点を解決し、配線密度の高度化
に対処し易く且つ均一で安定した電気・磁気的特性を有
するスルーホール導体を含む配線基板、およびかかる配
線基板を効率良く製造できる配線基板の製造方法を提供
する、ことを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、複数のスルーホール導体を貫通させる金属
コア基板に穿孔する貫通孔の内壁を、対向するスルーホ
ール導体との距離がほぼ均一にする、ことに着想して成
されたものである。即ち、本発明の配線基板(請求項1)
は、表面および裏面を有する金属コア基板と、上記金属
コア基板における表面と裏面との間を貫通し且つ平面視
が非円形の貫通孔と、かかる貫通孔内に絶縁材を介して
配置される複数のスルーホール導体とを備え、上記貫通
孔の内壁は、上記複数のスルーホール導体のうち対向す
るスルーホール導体の外周面との間にほぼ均一な距離を
有する、ことを特徴とする。
決するため、複数のスルーホール導体を貫通させる金属
コア基板に穿孔する貫通孔の内壁を、対向するスルーホ
ール導体との距離がほぼ均一にする、ことに着想して成
されたものである。即ち、本発明の配線基板(請求項1)
は、表面および裏面を有する金属コア基板と、上記金属
コア基板における表面と裏面との間を貫通し且つ平面視
が非円形の貫通孔と、かかる貫通孔内に絶縁材を介して
配置される複数のスルーホール導体とを備え、上記貫通
孔の内壁は、上記複数のスルーホール導体のうち対向す
るスルーホール導体の外周面との間にほぼ均一な距離を
有する、ことを特徴とする。
【0008】これによれば、複数のスルーホール導体の
何れもほぼ均一な距離を保ち且つ絶縁材を介して金属コ
ア基板を貫通させた配線基板とすることができる。これ
により、金属コア基板において、少ない貫通孔により複
数のスルーホール導体を貫通させ、且つこれらの電気・
磁気的特性(例えば、絶縁性、電界分布、磁界分布など)
を均一で且つ安定させられる。例えば、金属コア基板が
接地電位で且つスルーホール導体が信号電位である場
合、各スルーホール導体と貫通孔の内壁との距離がほぼ
均一であるため、各スルーホール導体のインピーダンス
が均一となり、信号の伝達特性が向上可能となる。従っ
て、配線の高密度や配線基板の小型化が容易な配線基板
となる。尚、上記金属コア基板の素材には、例えばCu
−2.3wt%Fe−0.03wt%P(194アロイ)の
銅合金、純銅、無酸素銅、あるいはFe−42wt%Ni
(42アロイ)やFe−36wt%Ni(インバー)などのF
e−Ni系合金などが適用される。また、上記非円形で
且つ対向するスルーホール導体との距離がほぼ均一とな
る貫通孔は、平面視にてほぼ繭形、ほぼ団子形、ほぼT
字形、ほぼ+字形、またはほぼコ字形や、複数の円弧部
が任意に方向に連なった形状を呈する。
何れもほぼ均一な距離を保ち且つ絶縁材を介して金属コ
ア基板を貫通させた配線基板とすることができる。これ
により、金属コア基板において、少ない貫通孔により複
数のスルーホール導体を貫通させ、且つこれらの電気・
磁気的特性(例えば、絶縁性、電界分布、磁界分布など)
を均一で且つ安定させられる。例えば、金属コア基板が
接地電位で且つスルーホール導体が信号電位である場
合、各スルーホール導体と貫通孔の内壁との距離がほぼ
均一であるため、各スルーホール導体のインピーダンス
が均一となり、信号の伝達特性が向上可能となる。従っ
て、配線の高密度や配線基板の小型化が容易な配線基板
となる。尚、上記金属コア基板の素材には、例えばCu
−2.3wt%Fe−0.03wt%P(194アロイ)の
銅合金、純銅、無酸素銅、あるいはFe−42wt%Ni
(42アロイ)やFe−36wt%Ni(インバー)などのF
e−Ni系合金などが適用される。また、上記非円形で
且つ対向するスルーホール導体との距離がほぼ均一とな
る貫通孔は、平面視にてほぼ繭形、ほぼ団子形、ほぼT
字形、ほぼ+字形、またはほぼコ字形や、複数の円弧部
が任意に方向に連なった形状を呈する。
【0009】付言すれば、本発明の配線基板は、表面お
よび裏面を有する金属コア基板と、上記金属コア基板に
おける表面と裏面との間を貫通し且つ平面視が非円形の
貫通孔と、かかる貫通孔内に絶縁材を介して配置される
複数のスルーホール導体と、上記金属コア基板の表面上
および裏面上の少なくとも一方に形成された絶縁層およ
び配線層からなるビルドアップ層と、を備え、上記貫通
孔の内壁は、上記複数のスルーホール導体のうち(最短
距離で)対向するスルーホール導体の外周面との間にほ
ぼ均一な距離を有する、とすることも可能である。尚、
本明細書において「対向する」とは、最短距離で対向する
ことを指す。尚また、本明細書において、ビルドアップ
層とは、少なくとも1層の絶縁層および1層の配線層を
積層した部分を指し示すが、これらの上に更に別の絶縁
層および配線層を積層した複数の絶縁層とこれらの間に
位置する複数の配線層とからなる形態も含まれる。
よび裏面を有する金属コア基板と、上記金属コア基板に
おける表面と裏面との間を貫通し且つ平面視が非円形の
貫通孔と、かかる貫通孔内に絶縁材を介して配置される
複数のスルーホール導体と、上記金属コア基板の表面上
および裏面上の少なくとも一方に形成された絶縁層およ
び配線層からなるビルドアップ層と、を備え、上記貫通
孔の内壁は、上記複数のスルーホール導体のうち(最短
距離で)対向するスルーホール導体の外周面との間にほ
ぼ均一な距離を有する、とすることも可能である。尚、
本明細書において「対向する」とは、最短距離で対向する
ことを指す。尚また、本明細書において、ビルドアップ
層とは、少なくとも1層の絶縁層および1層の配線層を
積層した部分を指し示すが、これらの上に更に別の絶縁
層および配線層を積層した複数の絶縁層とこれらの間に
位置する複数の配線層とからなる形態も含まれる。
【0010】また、本発明には、前記金属コア基板の厚
みは、前記貫通孔の内壁と前記スルーホール導体の外周
面との距離と同じか、それよりも大きい、配線基板(請
求項2)も含まれる。これによれば、金属コア基板の厚
みは、常に貫通孔の内壁と対向するスルーホール導体の
外周面との距離(ギャップ)と同じか、それ以上となる。
この結果、貫通孔内における複数のスルーホール導体の
前記電気・磁気的特性を均一化することが確実にできる
と共に、配線基板全体の強度を保ち且つ外力による変形
を防止することも容易となる。尚、金属コア基板の厚み
が、貫通孔の内壁と対向するスルーホール導体の外周面
との距離よりも小さくなると、当該貫通孔内におけるス
ルーホール導体の電気・磁気的特性が均一になりにくく
なると共に、配線基板全体の強度も低下する。このた
め、かかる範囲を除外したものである。尚、上記金属コ
ア基板を電源電位または接地電位とし、上記スルーホー
ル導体を信号電位とする前記何れかの配線基板とするこ
とも可能である。
みは、前記貫通孔の内壁と前記スルーホール導体の外周
面との距離と同じか、それよりも大きい、配線基板(請
求項2)も含まれる。これによれば、金属コア基板の厚
みは、常に貫通孔の内壁と対向するスルーホール導体の
外周面との距離(ギャップ)と同じか、それ以上となる。
この結果、貫通孔内における複数のスルーホール導体の
前記電気・磁気的特性を均一化することが確実にできる
と共に、配線基板全体の強度を保ち且つ外力による変形
を防止することも容易となる。尚、金属コア基板の厚み
が、貫通孔の内壁と対向するスルーホール導体の外周面
との距離よりも小さくなると、当該貫通孔内におけるス
ルーホール導体の電気・磁気的特性が均一になりにくく
なると共に、配線基板全体の強度も低下する。このた
め、かかる範囲を除外したものである。尚、上記金属コ
ア基板を電源電位または接地電位とし、上記スルーホー
ル導体を信号電位とする前記何れかの配線基板とするこ
とも可能である。
【0011】一方、本発明による配線基板の製造方法
(請求項3)は、前記各配線基板の製造方法であって、金
属コア基板における表面と裏面との間を貫通する平面視
が非円形の貫通孔を形成する工程と、かかる貫通孔内を
含む上記金属コア基板の表面上および裏面上に絶縁層を
形成する工程と、かかる絶縁層および上記金属コア基板
の貫通孔内を貫通させ且つ当該貫通孔の内壁との距離が
ほぼ均一となる位置に複数のスルーホール導体を形成す
る工程と、を含む、ことを特徴とする。これによれば、
前述した配線基板を効率良く確実に製造することが可能
となる。尚、上記非円形とは、前述したほぼ繭形やほぼ
団子形などを指し示す。また、上記貫通孔は、金属コア
基板またはこれを複数含む多数個取り用の金属板におい
て、所定の位置をエッチングやレーザ加工などにより穿
孔される。
(請求項3)は、前記各配線基板の製造方法であって、金
属コア基板における表面と裏面との間を貫通する平面視
が非円形の貫通孔を形成する工程と、かかる貫通孔内を
含む上記金属コア基板の表面上および裏面上に絶縁層を
形成する工程と、かかる絶縁層および上記金属コア基板
の貫通孔内を貫通させ且つ当該貫通孔の内壁との距離が
ほぼ均一となる位置に複数のスルーホール導体を形成す
る工程と、を含む、ことを特徴とする。これによれば、
前述した配線基板を効率良く確実に製造することが可能
となる。尚、上記非円形とは、前述したほぼ繭形やほぼ
団子形などを指し示す。また、上記貫通孔は、金属コア
基板またはこれを複数含む多数個取り用の金属板におい
て、所定の位置をエッチングやレーザ加工などにより穿
孔される。
【0012】本発明の配線基板の製造方法は、前記各配
線基板の製造方法であって、金属コア基板における表面
と裏面との間を貫通する平面視が非円形の貫通孔を形成
する工程と、かかる貫通孔内を含む上記金属コア基板の
表面上および裏面上に絶縁層を形成する工程と、かかる
絶縁層および上記金属コア基板の貫通孔内を貫通させ且
つ当該貫通孔の内壁との距離がほぼ均一となる位置に複
数のスルーホール導体を形成する工程と、上記各絶縁層
の少なくとも一方の上に配線層および別の絶縁層を含む
ビルドアップ層を形成する工程と、を含む、とすること
も可能である。
線基板の製造方法であって、金属コア基板における表面
と裏面との間を貫通する平面視が非円形の貫通孔を形成
する工程と、かかる貫通孔内を含む上記金属コア基板の
表面上および裏面上に絶縁層を形成する工程と、かかる
絶縁層および上記金属コア基板の貫通孔内を貫通させ且
つ当該貫通孔の内壁との距離がほぼ均一となる位置に複
数のスルーホール導体を形成する工程と、上記各絶縁層
の少なくとも一方の上に配線層および別の絶縁層を含む
ビルドアップ層を形成する工程と、を含む、とすること
も可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施に好
適な形態を図面と共に説明する。図1(A)は、本発明の
配線基板1における垂直断面を示す。配線基板1は、図
1(A)に示すように、表面3および裏面4を有する金属
コア基板2と、かかる金属コア基板2の表面3と裏面4
との間を貫通する複数の貫通孔5と、これらの貫通孔5
内に絶縁材8を介して配置される一対ずつのスルーホー
ル導体9,9と、上記コア基板2の表面3上方および裏
面4上方(図示で下側)にそれぞれ位置するビルドアップ
層BUと、を備えている。金属コア基板2は、平面視が
正方形で厚みが約0.3mmの前記銅合金からなり、貫
通孔5は、図1(B)に示すように、一対の円弧部5a,
5bからなる平面視がほぼ繭形(非円形)を呈し、左右の
最大長さが450μm、上下の最大長さが250μm
で、左右の円弧部5a,5bの半径がそれぞれ125μ
mである。
適な形態を図面と共に説明する。図1(A)は、本発明の
配線基板1における垂直断面を示す。配線基板1は、図
1(A)に示すように、表面3および裏面4を有する金属
コア基板2と、かかる金属コア基板2の表面3と裏面4
との間を貫通する複数の貫通孔5と、これらの貫通孔5
内に絶縁材8を介して配置される一対ずつのスルーホー
ル導体9,9と、上記コア基板2の表面3上方および裏
面4上方(図示で下側)にそれぞれ位置するビルドアップ
層BUと、を備えている。金属コア基板2は、平面視が
正方形で厚みが約0.3mmの前記銅合金からなり、貫
通孔5は、図1(B)に示すように、一対の円弧部5a,
5bからなる平面視がほぼ繭形(非円形)を呈し、左右の
最大長さが450μm、上下の最大長さが250μm
で、左右の円弧部5a,5bの半径がそれぞれ125μ
mである。
【0014】かかる貫通孔5内には、一対のスルーホー
ル導体9,9が円弧部5a,5b内を個別且つ互いに平
行に貫通し、それらの内側には充填樹脂10が個別に充
填されている。各スルーホール導体9は、外径:100
μm×内径:70μmの銅メッキからなる円筒体であ
り、隣接するスルーホール導体9,9の中心間距離は、
200μmである。従って、貫通孔5の内壁(円弧部5
a,5b)は、図1(B)に示すように、最短距離で対向
するスルーホール導体9,9の外周面との距離(ギャッ
プ)dが、75μmで均一となる。また、隣接するスル
ーホール導体9,9の外周面同士の間には、100μm
の間隔が位置している。尚、貫通孔5内には、一対のス
ルーホール導体9,9を包囲して、次述する絶縁層6,
7と一体の絶縁材8が充填されている。ところで、図1
(A)に示すように、金属コア基板2の厚みtは、貫通孔
5の内壁(円弧部5a,5b)と最短距離で対向するスル
ーホール導体9,9の外周面との距離dと同じが、それ
より厚く設定される。本実施形態では、上記厚みtは、
上記距離dの約4倍である。これにより、各スルーホー
ル導体9の貫通孔5内における電気・磁気的特性を均一
化が一層可能となる。
ル導体9,9が円弧部5a,5b内を個別且つ互いに平
行に貫通し、それらの内側には充填樹脂10が個別に充
填されている。各スルーホール導体9は、外径:100
μm×内径:70μmの銅メッキからなる円筒体であ
り、隣接するスルーホール導体9,9の中心間距離は、
200μmである。従って、貫通孔5の内壁(円弧部5
a,5b)は、図1(B)に示すように、最短距離で対向
するスルーホール導体9,9の外周面との距離(ギャッ
プ)dが、75μmで均一となる。また、隣接するスル
ーホール導体9,9の外周面同士の間には、100μm
の間隔が位置している。尚、貫通孔5内には、一対のス
ルーホール導体9,9を包囲して、次述する絶縁層6,
7と一体の絶縁材8が充填されている。ところで、図1
(A)に示すように、金属コア基板2の厚みtは、貫通孔
5の内壁(円弧部5a,5b)と最短距離で対向するスル
ーホール導体9,9の外周面との距離dと同じが、それ
より厚く設定される。本実施形態では、上記厚みtは、
上記距離dの約4倍である。これにより、各スルーホー
ル導体9の貫通孔5内における電気・磁気的特性を均一
化が一層可能となる。
【0015】図1(A)に示すように、金属コア基板2の
表面3上方には、絶縁層6,14,20と、これらの間
に位置し且つ所定パターンを有する配線層12,18と
が形成されている。また、金属コア基板2の裏面4上方
(図示で下側)にも、絶縁層7,15,21と、これらの
間に位置する配線層13,19とが形成されている。上
記絶縁層6,14,7,15は、約30μmの厚みで例
えばシリカフィラなどの無機フィラを含むエポキシ系樹
脂からなる。最上層または最下層に位置する絶縁層(ソ
ルダーレジスト層)20,21は、約25μmの厚みで
上記同様の樹脂からなり、配線層12,13などは、約
15μmの厚みの銅メッキ層からなる。配線層12,1
3は、図1(A)に示すように、各スルーホール導体9の
上端または下端とそれぞれ接続されている。尚、絶縁層
6,14および配線層12,18と、絶縁層7,15お
よび配線層13,19とは、それぞれビルドアップ層B
Uを構成している。
表面3上方には、絶縁層6,14,20と、これらの間
に位置し且つ所定パターンを有する配線層12,18と
が形成されている。また、金属コア基板2の裏面4上方
(図示で下側)にも、絶縁層7,15,21と、これらの
間に位置する配線層13,19とが形成されている。上
記絶縁層6,14,7,15は、約30μmの厚みで例
えばシリカフィラなどの無機フィラを含むエポキシ系樹
脂からなる。最上層または最下層に位置する絶縁層(ソ
ルダーレジスト層)20,21は、約25μmの厚みで
上記同様の樹脂からなり、配線層12,13などは、約
15μmの厚みの銅メッキ層からなる。配線層12,1
3は、図1(A)に示すように、各スルーホール導体9の
上端または下端とそれぞれ接続されている。尚、絶縁層
6,14および配線層12,18と、絶縁層7,15お
よび配線層13,19とは、それぞれビルドアップ層B
Uを構成している。
【0016】図1(A)に示すように、金属コア基板2の
表面3上方の配線層12,18間には、両者を接続する
ビア導体(フィルドビア)16が絶縁層14内に形成され
る。また、配線層18上の所定位置には、最上層の絶縁
層(ソルダーレジスト層)20を貫通し且つ第1主面22
よりも高く突出するハンダバンプ(IC接続端子)24が
複数形成される。ハンダバンプ24は、Sn−Ag系、
Sn−Ag−Cu系、Sn−Cu系、Sn−Zn系、P
b−Sn系など(本実施形態ではSn−Ag系)の低融点
合金からなり、図1に示すように、第1主面22上に実
装される図示しないICチップの接続端子と個別に接続
される。尚、複数のハンダバンプ24とICチップの接
続端子とは、図示しないアンダーフィル材に覆われ且つ
保護される。
表面3上方の配線層12,18間には、両者を接続する
ビア導体(フィルドビア)16が絶縁層14内に形成され
る。また、配線層18上の所定位置には、最上層の絶縁
層(ソルダーレジスト層)20を貫通し且つ第1主面22
よりも高く突出するハンダバンプ(IC接続端子)24が
複数形成される。ハンダバンプ24は、Sn−Ag系、
Sn−Ag−Cu系、Sn−Cu系、Sn−Zn系、P
b−Sn系など(本実施形態ではSn−Ag系)の低融点
合金からなり、図1に示すように、第1主面22上に実
装される図示しないICチップの接続端子と個別に接続
される。尚、複数のハンダバンプ24とICチップの接
続端子とは、図示しないアンダーフィル材に覆われ且つ
保護される。
【0017】図1(A)に示すように、金属コア基板2の
裏面4下方の配線層13,19間にも、両者を接続する
ビア導体17が絶縁層15内に形成される。また、最下
層の配線層19から延びた配線25は、最下層の絶縁層
(ソルダーレジスト層)21に設けた開口部23の底面に
位置し、且つ第2主面27側に露出している。かかる配
線25は、その表面にNiおよびAuメッキが被覆さ
れ、当該配線基板1自体を搭載する図示しないマザーボ
ードなどのプリント基板との接続端子として活用され
る。尚、配線25の表面には、ハンダボールや銅系合金
または鉄系合金の導体ピンなどを接合しても良い。
裏面4下方の配線層13,19間にも、両者を接続する
ビア導体17が絶縁層15内に形成される。また、最下
層の配線層19から延びた配線25は、最下層の絶縁層
(ソルダーレジスト層)21に設けた開口部23の底面に
位置し、且つ第2主面27側に露出している。かかる配
線25は、その表面にNiおよびAuメッキが被覆さ
れ、当該配線基板1自体を搭載する図示しないマザーボ
ードなどのプリント基板との接続端子として活用され
る。尚、配線25の表面には、ハンダボールや銅系合金
または鉄系合金の導体ピンなどを接合しても良い。
【0018】以上のような配線基板1によれば、金属コ
ア基板2に穿孔したほぼ繭形の貫通孔5内に、当該貫通
孔5の内壁(円弧部5a,5b)との距離dを均一にして
一対のスルーホール導体9,9を配置すると共に、金属
コア基板2の厚みtが上記距離dよりも大きく設定され
ている。このため、一対のスルーホール導体9は、均一
な距離dを保ちつつ絶縁材8を介して金属コア基板2を
貫通するため、貫通孔5内におけるこれらの電気・磁気
的特性(絶縁性、電界分布、磁界分布など)を均一および
安定化することができる。この結果、スルーホール導体
9を、信号電位、電源電位、または接地電位などに活用
することが容易となる。従って、少ない貫通孔5内に一
対のスルーホール導体9を上記特性を均一にして配置で
きるため、配線の高密度や配線基板の小型化に容易に対
応することができる。
ア基板2に穿孔したほぼ繭形の貫通孔5内に、当該貫通
孔5の内壁(円弧部5a,5b)との距離dを均一にして
一対のスルーホール導体9,9を配置すると共に、金属
コア基板2の厚みtが上記距離dよりも大きく設定され
ている。このため、一対のスルーホール導体9は、均一
な距離dを保ちつつ絶縁材8を介して金属コア基板2を
貫通するため、貫通孔5内におけるこれらの電気・磁気
的特性(絶縁性、電界分布、磁界分布など)を均一および
安定化することができる。この結果、スルーホール導体
9を、信号電位、電源電位、または接地電位などに活用
することが容易となる。従って、少ない貫通孔5内に一
対のスルーホール導体9を上記特性を均一にして配置で
きるため、配線の高密度や配線基板の小型化に容易に対
応することができる。
【0019】ここで、前記配線基板1の製造方法を、図
2に基づいて説明する。図2(A)は、Cu−2.3wt%
Fe−0.03wt%P(194アロイ)の銅合金からな
り、厚みtが約0.3mmで且つ平面視が正方形の金属
素板2aの断面を示す。金属素板2aの表面3および裏
面4に図示しない感光性樹脂層を形成し、これに対して
所定パターンによる露光および現像をした後、エッチン
グを施す。この結果、図2(B)に示すように、所定の位
置に表面3と裏面4との間を貫通し且つ平面視がほぼ繭
形(非円形)を呈する貫通孔5,5が穿孔された金属コア
基板2が得られる。尚、多数個取り用の広い金属素板に
対し、上記感光性樹脂層の形成、露光、現像、およびエ
ッチングを行うことにより、複数の金属コア基板2を同
時に形成した金属板を用いても良い。また、上記エッチ
ングなどに替え、レーザ加工またはプレスによる打ち抜
き加工により、貫通孔5を穿孔しても良い。
2に基づいて説明する。図2(A)は、Cu−2.3wt%
Fe−0.03wt%P(194アロイ)の銅合金からな
り、厚みtが約0.3mmで且つ平面視が正方形の金属
素板2aの断面を示す。金属素板2aの表面3および裏
面4に図示しない感光性樹脂層を形成し、これに対して
所定パターンによる露光および現像をした後、エッチン
グを施す。この結果、図2(B)に示すように、所定の位
置に表面3と裏面4との間を貫通し且つ平面視がほぼ繭
形(非円形)を呈する貫通孔5,5が穿孔された金属コア
基板2が得られる。尚、多数個取り用の広い金属素板に
対し、上記感光性樹脂層の形成、露光、現像、およびエ
ッチングを行うことにより、複数の金属コア基板2を同
時に形成した金属板を用いても良い。また、上記エッチ
ングなどに替え、レーザ加工またはプレスによる打ち抜
き加工により、貫通孔5を穿孔しても良い。
【0020】次に、金属コア基板2の表面3および裏面
4に、厚みが約50μmの樹脂フィルムをそれぞれ配置
し、厚み方向に沿って真空熱圧着する。この結果、図2
(C)に示すように、金属コア基板2の表面3上および裏
面4下に、厚みが約30μmの絶縁層6,7が形成され
る。同時に、金属コア基板2に穿孔された貫通孔5内に
も、上記樹脂フィルムの一部が進入して固化した絶縁材
8が充填される。尚、絶縁層6,7および絶縁材8は、
液状の樹脂をロールコータを用いて、金属コア基板2の
表面3上および裏面4下に形成し、且つ貫通孔5内に充
填しても良い。
4に、厚みが約50μmの樹脂フィルムをそれぞれ配置
し、厚み方向に沿って真空熱圧着する。この結果、図2
(C)に示すように、金属コア基板2の表面3上および裏
面4下に、厚みが約30μmの絶縁層6,7が形成され
る。同時に、金属コア基板2に穿孔された貫通孔5内に
も、上記樹脂フィルムの一部が進入して固化した絶縁材
8が充填される。尚、絶縁層6,7および絶縁材8は、
液状の樹脂をロールコータを用いて、金属コア基板2の
表面3上および裏面4下に形成し、且つ貫通孔5内に充
填しても良い。
【0021】次いで、金属コア基板2の貫通孔5内にお
ける円弧部5a,5bの中心付近にて、絶縁材8の厚み
方向に沿ってレーザ(例えば、炭酸ガスレーザ)をそれぞ
れ照射する。その結果、図2(D)に示すように、内径約
100μmの一対のスルーホール8aが、絶縁層6,7
および貫通孔5内の絶縁材8を貫通して穿孔される。更
に、複数のスルーホール8aの内壁および絶縁層6,7
の表面にPdを含むメッキ触媒を予め塗布した後、無電
解銅メッキおよび電解銅メッキを施す。その結果、図2
(E)に示すように、各スルーホール8a内にほぼ円柱形
のスルーホール導体9が形成されると同時に、絶縁層
6,7の表面全体に図示しない銅メッキ層が形成され
る。その後、かかる銅メッキ層の上に所定パターンのエ
ッチングレジストを形成し、且つエッチングを施すこと
により、絶縁層6,7の表面に所定パターンの配線層1
2,13が形成される(公知のサブトラクティブ法)。
ける円弧部5a,5bの中心付近にて、絶縁材8の厚み
方向に沿ってレーザ(例えば、炭酸ガスレーザ)をそれぞ
れ照射する。その結果、図2(D)に示すように、内径約
100μmの一対のスルーホール8aが、絶縁層6,7
および貫通孔5内の絶縁材8を貫通して穿孔される。更
に、複数のスルーホール8aの内壁および絶縁層6,7
の表面にPdを含むメッキ触媒を予め塗布した後、無電
解銅メッキおよび電解銅メッキを施す。その結果、図2
(E)に示すように、各スルーホール8a内にほぼ円柱形
のスルーホール導体9が形成されると同時に、絶縁層
6,7の表面全体に図示しない銅メッキ層が形成され
る。その後、かかる銅メッキ層の上に所定パターンのエ
ッチングレジストを形成し、且つエッチングを施すこと
により、絶縁層6,7の表面に所定パターンの配線層1
2,13が形成される(公知のサブトラクティブ法)。
【0022】また、各スルーホール導体9の内側には、
図2(E)に示すように、シリカフィラなどを含むエポキ
シ系樹脂からなる充填樹脂10がそれぞれ充填される。
尚、図2(E)に示すように、金属コア基板2の厚みt
は、貫通孔5の内壁とこれに対向するスルーホール導体
9との距離dよりも予め大きく設定されている。この結
果、図2(E)に示すように、絶縁層6,7上に上記パタ
ーンに倣った配線層12,13が形成され、且つこれら
は各スルーホール導体9の上端または下端と接続され
る。これ以降は、絶縁層6,7および配線層12,13
と共に前記ビルドアップ層BUを形成する絶縁層14,
15および配線層18,19を、公知のビルドアップ工
程(セミアディティブ法、フルアディティブ法、サブト
ラクティブ法、フィルム状樹脂材料のラミネートによる
絶縁層の形成、フォトリソグラフィ技術など)により形
成する。
図2(E)に示すように、シリカフィラなどを含むエポキ
シ系樹脂からなる充填樹脂10がそれぞれ充填される。
尚、図2(E)に示すように、金属コア基板2の厚みt
は、貫通孔5の内壁とこれに対向するスルーホール導体
9との距離dよりも予め大きく設定されている。この結
果、図2(E)に示すように、絶縁層6,7上に上記パタ
ーンに倣った配線層12,13が形成され、且つこれら
は各スルーホール導体9の上端または下端と接続され
る。これ以降は、絶縁層6,7および配線層12,13
と共に前記ビルドアップ層BUを形成する絶縁層14,
15および配線層18,19を、公知のビルドアップ工
程(セミアディティブ法、フルアディティブ法、サブト
ラクティブ法、フィルム状樹脂材料のラミネートによる
絶縁層の形成、フォトリソグラフィ技術など)により形
成する。
【0023】更に、前記図1(A)に示したように、上方
のビルドアップ層BU上には、前記絶縁層20およびハ
ンダバンプ24を形成し、下方のビルドアップ層BU下
には、前記絶縁層21、開口部23、および配線25を
形成する。この結果、前記図1(A)に示した断面構造を
有する配線基板1を得ることができる。尚、以上の各工
程も、前述した多数個取り用の金属板(パネル)におい
て、各金属コア基板2の製品エリアごとに同時に行うこ
ともできる。以上の配線基板1の製造方法によれば、金
属コア基板2に穿孔したほぼ繭形の貫通孔5内に、絶縁
材8を介して一対のスルーホール導体9,9を当該貫通
孔5の内壁との距離dを均一にし且つ互いに密して配置
できると共に、金属コア基板2の上下にビルドアップ層
BUを有する配線基板1を確実に製造できる。
のビルドアップ層BU上には、前記絶縁層20およびハ
ンダバンプ24を形成し、下方のビルドアップ層BU下
には、前記絶縁層21、開口部23、および配線25を
形成する。この結果、前記図1(A)に示した断面構造を
有する配線基板1を得ることができる。尚、以上の各工
程も、前述した多数個取り用の金属板(パネル)におい
て、各金属コア基板2の製品エリアごとに同時に行うこ
ともできる。以上の配線基板1の製造方法によれば、金
属コア基板2に穿孔したほぼ繭形の貫通孔5内に、絶縁
材8を介して一対のスルーホール導体9,9を当該貫通
孔5の内壁との距離dを均一にし且つ互いに密して配置
できると共に、金属コア基板2の上下にビルドアップ層
BUを有する配線基板1を確実に製造できる。
【0024】図3は、異なる形態の貫通孔5′,28,
29,29′に関する。図3(A)は、金属コア基板2に
3つの円弧部5a,5b,5cを互いに重複させつつ直
線状に配置した平面視でほぼ団子形(非円形)の貫通孔
5′を示す。かかる貫通孔5′内には、図3(A)に示す
ように、絶縁材8を介して3つのスルーホール導体9が
円弧部5a,5b,5cの中心付近に個別に配置され、
且つこれらのスルーホール導体9は、最短距離で対向す
る貫通孔5′の内壁(円弧部5a〜5c)との間に均一な
距離dを有している。また、図3(B)は、金属コア基板
2に4つの円弧部5a,5b,5c,5dを互いに重複
させつつ平面視でほぼL字形(非円形)に配置した貫通孔
28を示す。この貫通孔28内には、図3(B)に示すよ
うに、絶縁材8を介して4つのスルーホール導体9が円
弧部5a〜5dの中心付近に個別に配置され、且つこれ
らのスルーホール導体9は、最短距離で対向する貫通孔
28の内壁(円弧部5a〜5d)との間に均一な距離dを
有している。
29,29′に関する。図3(A)は、金属コア基板2に
3つの円弧部5a,5b,5cを互いに重複させつつ直
線状に配置した平面視でほぼ団子形(非円形)の貫通孔
5′を示す。かかる貫通孔5′内には、図3(A)に示す
ように、絶縁材8を介して3つのスルーホール導体9が
円弧部5a,5b,5cの中心付近に個別に配置され、
且つこれらのスルーホール導体9は、最短距離で対向す
る貫通孔5′の内壁(円弧部5a〜5c)との間に均一な
距離dを有している。また、図3(B)は、金属コア基板
2に4つの円弧部5a,5b,5c,5dを互いに重複
させつつ平面視でほぼL字形(非円形)に配置した貫通孔
28を示す。この貫通孔28内には、図3(B)に示すよ
うに、絶縁材8を介して4つのスルーホール導体9が円
弧部5a〜5dの中心付近に個別に配置され、且つこれ
らのスルーホール導体9は、最短距離で対向する貫通孔
28の内壁(円弧部5a〜5d)との間に均一な距離dを
有している。
【0025】更に、図3(C)は、金属コア基板2に4つ
の円弧部5a,5b,5c,5dを互いに重複させつつ
平面視でほぼT字形(非円形)に配置した貫通孔29を示
す。この貫通孔29内には、図3(B)に示すように、絶
縁材8を介して4つのスルーホール導体9が円弧部5a
〜5dの中心付近に個別に配置され、且つこれらのスル
ーホール導体9は、最短距離で対向する貫通孔29の内
壁(円弧部5a〜5d)との間に均一な距離dを有してい
る。加えて、図3(D)は、金属コア基板2において、中
央の中空部の周囲に対称に4つの円弧部5a,5b,5
c,5dを互いに重複させつつ配置して、平面視で全体
がほぼ+字形(非円形)を呈する貫通孔29′を示す。こ
の貫通孔29′内には、図3(D)に示すように、絶縁材
8を介して5つのスルーホール導体9が円弧部5a〜5
dの中心付近とこれらに挟まれた中心部に個別に配置さ
れ、且つ図3(D)で中央に位置するものを除いた4つの
スルーホール導体9は、最短で対向する貫通孔29′の
内壁(円弧部5a〜5d)との間に均一な距離dを有して
いる。以上のような貫通孔5′,28,29,29′や
これらを貫通する複数のスルーホール導体9も前記配線
基板1の金属コア基板2に適用することもできる。
の円弧部5a,5b,5c,5dを互いに重複させつつ
平面視でほぼT字形(非円形)に配置した貫通孔29を示
す。この貫通孔29内には、図3(B)に示すように、絶
縁材8を介して4つのスルーホール導体9が円弧部5a
〜5dの中心付近に個別に配置され、且つこれらのスル
ーホール導体9は、最短距離で対向する貫通孔29の内
壁(円弧部5a〜5d)との間に均一な距離dを有してい
る。加えて、図3(D)は、金属コア基板2において、中
央の中空部の周囲に対称に4つの円弧部5a,5b,5
c,5dを互いに重複させつつ配置して、平面視で全体
がほぼ+字形(非円形)を呈する貫通孔29′を示す。こ
の貫通孔29′内には、図3(D)に示すように、絶縁材
8を介して5つのスルーホール導体9が円弧部5a〜5
dの中心付近とこれらに挟まれた中心部に個別に配置さ
れ、且つ図3(D)で中央に位置するものを除いた4つの
スルーホール導体9は、最短で対向する貫通孔29′の
内壁(円弧部5a〜5d)との間に均一な距離dを有して
いる。以上のような貫通孔5′,28,29,29′や
これらを貫通する複数のスルーホール導体9も前記配線
基板1の金属コア基板2に適用することもできる。
【0026】本発明は、以上において説明した各形態に
限定されるものではない。前記金属コア基板2は、平面
視で長方形を呈する形態としても良い。また、金属コア
基板2の素材には、前記銅合金に限らず、純銅や無酸素
銅、42アロイやインバーなどのFe−Ni系合金、各
種の鋼材、チタンおよびその合金、または、アルミニウ
ムおよびその合金などを適用することも可能である。更
に、金属コア基板2に穿孔する貫通孔は、一対または3
つのスルーホール導体9を貫通させる平面視で楕円形、
あるいは3つまたは4つのスルーホール導体9を貫通さ
せる平面視でほぼT字形またはほぼコ字形を呈する形態
としても良く、これら以外の任意の異形形状にすること
も可能である。また、前記ビルドアップ層BUは、金属
コア基板2の表面3上方のみ、あるいは金属コア基板2
の裏面4下方のみに形成しても良い。
限定されるものではない。前記金属コア基板2は、平面
視で長方形を呈する形態としても良い。また、金属コア
基板2の素材には、前記銅合金に限らず、純銅や無酸素
銅、42アロイやインバーなどのFe−Ni系合金、各
種の鋼材、チタンおよびその合金、または、アルミニウ
ムおよびその合金などを適用することも可能である。更
に、金属コア基板2に穿孔する貫通孔は、一対または3
つのスルーホール導体9を貫通させる平面視で楕円形、
あるいは3つまたは4つのスルーホール導体9を貫通さ
せる平面視でほぼT字形またはほぼコ字形を呈する形態
としても良く、これら以外の任意の異形形状にすること
も可能である。また、前記ビルドアップ層BUは、金属
コア基板2の表面3上方のみ、あるいは金属コア基板2
の裏面4下方のみに形成しても良い。
【0027】更に、前記絶縁層6,7などの材質は、前
記エポキシ樹脂を主成分とするもののほか、同様の耐熱
性、パターン成形性等を有するポリイミド樹脂、BT樹
脂、PPE樹脂、あるいは、連続気孔を有するPTFE
など3次元網目構造のフッ素系樹脂にエポキシ樹脂など
の樹脂を含浸させた樹脂−樹脂系の複合材料などを用い
ることもできる。尚、絶縁層の形成には、絶縁性の樹脂
フィルムを熱圧着する方法のほか、液状の樹脂をロール
コータにより塗布する方法を用いることもできる。尚ま
た、絶縁層に混入するガラス布またはガラスフィラの組
成は、Eガラス、Dガラス、Qガラス、Sガラスの何れ
か、またはこれらのうちの2種類以上を併用したものと
しても良い。また、前記配線層12などやスルーホール
導体16などの材質は、前記銅メッキの他、Ag、N
i、Ni−Au系などにしても良く、あるいは、これら
金属のメッキ層を用いず、導電性樹脂を塗布するなどの
方法により形成しても良い。加えて、ビア導体は、前記
フィルドビア導体16などでなく、内部が完全に導体で
埋まってない逆円錐形状のコンフォーマルビア導体とす
ることもできる。あるいは、各ビア導体の軸心をずらし
つつ積み重ねるスタッガードの形態でも良いし、途中で
平面方向に延びる配線層が介在する形態としても良い。
記エポキシ樹脂を主成分とするもののほか、同様の耐熱
性、パターン成形性等を有するポリイミド樹脂、BT樹
脂、PPE樹脂、あるいは、連続気孔を有するPTFE
など3次元網目構造のフッ素系樹脂にエポキシ樹脂など
の樹脂を含浸させた樹脂−樹脂系の複合材料などを用い
ることもできる。尚、絶縁層の形成には、絶縁性の樹脂
フィルムを熱圧着する方法のほか、液状の樹脂をロール
コータにより塗布する方法を用いることもできる。尚ま
た、絶縁層に混入するガラス布またはガラスフィラの組
成は、Eガラス、Dガラス、Qガラス、Sガラスの何れ
か、またはこれらのうちの2種類以上を併用したものと
しても良い。また、前記配線層12などやスルーホール
導体16などの材質は、前記銅メッキの他、Ag、N
i、Ni−Au系などにしても良く、あるいは、これら
金属のメッキ層を用いず、導電性樹脂を塗布するなどの
方法により形成しても良い。加えて、ビア導体は、前記
フィルドビア導体16などでなく、内部が完全に導体で
埋まってない逆円錐形状のコンフォーマルビア導体とす
ることもできる。あるいは、各ビア導体の軸心をずらし
つつ積み重ねるスタッガードの形態でも良いし、途中で
平面方向に延びる配線層が介在する形態としても良い。
【0028】
【発明の効果】以上にて説明した本発明の配線基板(請
求項1,2)によれば、複数のスルーホール導体の何れ
もほぼ均一な距離を保ち且つ絶縁材を介して金属コア基
板を貫通する。これにより、金属コア基板において、少
ない貫通孔により複数のスルーホール導体を貫通させ、
且つこれらの前記電気・磁気的特性を均一で且つ安定さ
せられる。従って、金属コア基板に少数の貫通孔を穿孔
することで、配線密度の高度化および配線基板の小型化
に容易に対処することが可能となる。また、本発明の配
線基板の製造方法(請求項3)によれば、上記配線基板を
効率良く確実に製造することが可能となる。
求項1,2)によれば、複数のスルーホール導体の何れ
もほぼ均一な距離を保ち且つ絶縁材を介して金属コア基
板を貫通する。これにより、金属コア基板において、少
ない貫通孔により複数のスルーホール導体を貫通させ、
且つこれらの前記電気・磁気的特性を均一で且つ安定さ
せられる。従って、金属コア基板に少数の貫通孔を穿孔
することで、配線密度の高度化および配線基板の小型化
に容易に対処することが可能となる。また、本発明の配
線基板の製造方法(請求項3)によれば、上記配線基板を
効率良く確実に製造することが可能となる。
【図1】(A)は本発明の配線基板を示す断面図、(B)は
(A)中のB−B線に沿った矢視における断面図。
(A)中のB−B線に沿った矢視における断面図。
【図2】(A)〜(E)は本発明の配線基板の製造方法にお
ける各工程を示す概略図。
ける各工程を示す概略図。
【図3】(A)〜(D)は異なる形態の貫通孔およびその付
近を示す概略図。
近を示す概略図。
【図4】(A)は従来の配線基板を示す断面図、(B)は
(A)中のB−B線に沿った矢視における断面図、(C)は
異なる形態の貫通孔とその付近を示す断面図。
(A)中のB−B線に沿った矢視における断面図、(C)は
異なる形態の貫通孔とその付近を示す断面図。
1………………………………配線基板
2………………………………金属コア基板
3………………………………表面
4………………………………裏面
5,5′,28,29,29′…貫通孔
5a〜5d……………………円弧部(貫通孔の内壁)
6,7…………………………絶縁層
8………………………………絶縁材
9………………………………スルーホール導体
t………………………………金属コア基板の厚み
d………………………………距離
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 5E315 AA01 AA11 BB02 BB04 BB05
CC01 CC15 CC21 DD05 DD20
DD23 DD27 GG20 GG22
5E317 AA24 AA25 BB05 BB12 CC32
CC33 CD27 CD32 GG09 GG12
GG16
5E346 AA03 AA12 AA15 AA32 AA43
AA51 BB11 DD25 DD32 FF01
FF15 GG15 GG17 GG22 GG28
HH01 HH26
Claims (3)
- 【請求項1】表面および裏面を有する金属コア基板と、 上記金属コア基板における表面と裏面との間を貫通し且
つ平面視が非円形の貫通孔と、 上記貫通孔内に絶縁材を介して配置される複数のスルー
ホール導体と、 を備え、 上記貫通孔の内壁は、上記複数のスルーホール導体のう
ち対向するスルーホール導体の外周面との間にほぼ均一
な距離を有する、 ことを特徴とする配線基板。 - 【請求項2】前記金属コア基板の厚みは、前記貫通孔の
内壁と前記スルーホール導体の外周面との距離と同じ
か、それよりも大きい、 ことを特徴とする請求項1に記載の配線基板。 - 【請求項3】請求項1または2に記載の配線基板の製造
方法であって、 金属コア基板における表面と裏面との間を貫通する平面
視が非円形の貫通孔を形成する工程と、 上記貫通孔内を含む上記金属コア基板の表面上および裏
面上に絶縁層を形成する工程と、 上記絶縁層および上記金属コア基板の貫通孔内を貫通さ
せ且つ当該貫通孔の内壁との距離がほぼ均一となる位置
に複数のスルーホール導体を形成する工程と、を含む、
ことを特徴とする配線基板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002037397A JP2003243783A (ja) | 2002-02-14 | 2002-02-14 | 配線基板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002037397A JP2003243783A (ja) | 2002-02-14 | 2002-02-14 | 配線基板およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003243783A true JP2003243783A (ja) | 2003-08-29 |
Family
ID=27779008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002037397A Pending JP2003243783A (ja) | 2002-02-14 | 2002-02-14 | 配線基板およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003243783A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005333078A (ja) * | 2004-05-21 | 2005-12-02 | Ibiden Co Ltd | プリント配線板 |
JP2007538389A (ja) * | 2004-05-15 | 2007-12-27 | シー−コア テクノロジーズ インコーポレイティド | レジン充填チャネル付き導電性抑制コアを有するプリント回路板 |
JP2008198818A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Furukawa Electric Co Ltd:The | プリント配線板の製造方法 |
US7549222B2 (en) | 2004-05-10 | 2009-06-23 | Fujitsu Limited | Method of producing wiring board |
JP2009231498A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 金属コア多層プリント配線板 |
JP2010108575A (ja) * | 2008-10-31 | 2010-05-13 | Nitto Denko Corp | 回路付サスペンション基板 |
US7738256B2 (en) | 2004-04-26 | 2010-06-15 | Taiyo Yuden Co., Ltd | Multilayer substrate including components therein |
JP2010199178A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | 半導体モジュール、端子板、端子板の製造方法および半導体モジュールの製造方法 |
JP2011187863A (ja) * | 2010-03-11 | 2011-09-22 | Shinko Electric Ind Co Ltd | 配線基板及びその製造方法 |
JP2012138528A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-19 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | 高放熱・高信頼性メタルコア配線板 |
-
2002
- 2002-02-14 JP JP2002037397A patent/JP2003243783A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7738256B2 (en) | 2004-04-26 | 2010-06-15 | Taiyo Yuden Co., Ltd | Multilayer substrate including components therein |
US7549222B2 (en) | 2004-05-10 | 2009-06-23 | Fujitsu Limited | Method of producing wiring board |
JP2007538389A (ja) * | 2004-05-15 | 2007-12-27 | シー−コア テクノロジーズ インコーポレイティド | レジン充填チャネル付き導電性抑制コアを有するプリント回路板 |
JP2005333078A (ja) * | 2004-05-21 | 2005-12-02 | Ibiden Co Ltd | プリント配線板 |
JP4521223B2 (ja) * | 2004-05-21 | 2010-08-11 | イビデン株式会社 | プリント配線板 |
JP2008198818A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Furukawa Electric Co Ltd:The | プリント配線板の製造方法 |
JP2009231498A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 金属コア多層プリント配線板 |
JP2010108575A (ja) * | 2008-10-31 | 2010-05-13 | Nitto Denko Corp | 回路付サスペンション基板 |
US8593823B2 (en) | 2008-10-31 | 2013-11-26 | Nitto Denko Corporation | Suspension board with circuit |
JP2010199178A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | 半導体モジュール、端子板、端子板の製造方法および半導体モジュールの製造方法 |
JP2011187863A (ja) * | 2010-03-11 | 2011-09-22 | Shinko Electric Ind Co Ltd | 配線基板及びその製造方法 |
JP2012138528A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-19 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | 高放熱・高信頼性メタルコア配線板 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9756724B2 (en) | Method of making a circuitized substrate | |
US6972382B2 (en) | Inverted microvia structure and method of manufacture | |
US20120257343A1 (en) | Conductive metal micro-pillars for enhanced electrical interconnection | |
US8299371B2 (en) | Circuitized substrate with dielectric interposer assembly and method | |
US20090241332A1 (en) | Circuitized substrate and method of making same | |
JPH03211792A (ja) | 多層回路カード構造及びその製造方法 | |
JP2003031719A (ja) | 半導体パッケージ及びその製造方法並びに半導体装置 | |
JP2008124459A (ja) | ハンダペースト接続部を有する回路基板の製造方法 | |
US20080022520A1 (en) | Method of making multilayered circuitized substrate assembly | |
JP2002026520A (ja) | 多層配線基板及びその製造方法 | |
JP2003243783A (ja) | 配線基板およびその製造方法 | |
US20120243155A1 (en) | Conductive metal nub for enhanced electrical interconnection, and information handling system utilizing same | |
JP2004527898A (ja) | 平行平面基板 | |
JP2003243831A (ja) | 配線基板およびその製造方法 | |
JP2005072061A (ja) | 配線基板およびその製造方法 | |
JP2002232102A (ja) | 配線基板 | |
JP2005072063A (ja) | 配線基板およびその製造方法 | |
JP2001308484A (ja) | 回路基板及びその製造方法 | |
JP2005072064A (ja) | 配線基板およびその製造方法 | |
JP2003229661A (ja) | 配線基板およびその製造方法 | |
JP3955799B2 (ja) | 配線基板の製造方法 | |
JP2003229662A (ja) | 配線基板の製造方法 | |
JP2007235176A (ja) | 多層配線基板とそれを用いた半導体装置 | |
JPH06204664A (ja) | 多層化基板 | |
JP2002289749A (ja) | 半導体素子搭載用配線板及びそれを用いた半導体素子搭載パッケージ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051129 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060411 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |