JP2003243408A - バイポーラトランジスタの製造方法 - Google Patents

バイポーラトランジスタの製造方法

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JP2003243408A JP2002036963A JP2002036963A JP2003243408A JP 2003243408 A JP2003243408 A JP 2003243408A JP 2002036963 A JP2002036963 A JP 2002036963A JP 2002036963 A JP2002036963 A JP 2002036963A JP 2003243408 A JP2003243408 A JP 2003243408A
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Kazunari Fujikawa
一成 藤川
Shunichi Minagawa
俊一 皆川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】AsH3(アルシン)以外のV族原料を用いる
ことで、HBTのベース層中の水素濃度を低減し、電流
利得βの変動率を極力小さくすること。 【解決手段】HBTのベース層をエピタキシャル成長さ
せる際に、V族原料として有機金属であるAs(C
33(トリメチル砒素)又はTBA(ターシャリーブ
チルアルシン)を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、III−V族化合物
半導体結晶によるヘテロ接合バイポーラトランジスタ
(Hetero junction Bipolar Transistor:HBT)を有
機金属気相成長法等によってエピタキシャル成長する製
造方法に関し、更に詳しくは電流利得βの変動率が小さ
いバイポーラトランジスタの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】III−V族化合物半導体は、Si(シリ
コン)半導体に比べて、電子移動度が高いという特長が
あり、この特長を活かして、高速動作や高効率動作を要
求されるデバイスに多く用いられている。このうちHB
Tは電源が正電源だけで良く、携帯電話の低コスト・小
型化の要求から近年需要が高まっている。
【0003】HBT用エピタキシャルウエハ(以下、H
BT用エピウエハと略す)は、図4に示すように、半絶
縁性基板1上に結晶成長したサブコレクタ層2、コレク
タ層3、ベース層4、エミッタ層5、エミッタコンタク
ト層6及びノンアロイ層7、8よりなる。
【0004】半絶縁性基板1は単結晶成長するための下
地である。サブコレクタ層2は金属電極とのオーミック
コンタクトを形成するキャリア濃度の大きなn型のGa
As層である。コレクタ層3はベース層4から電子を引
き抜く働きを持つキャリア濃度の小さなn型のGaAs
層である。ベース層4は電流を制御する働きを持つp型
のGaAs層又はInGaAs層、AlGaAs層から
なる。エミッタ層5は電子をベース層に注入し、且つベ
ース層4からの正孔の注入を抑止する働きを持つn型の
InGaP層又はAlGaAs層からなる。エミッタコ
ンタクト層6は金属電極とのオーミックコンタクトを形
成するキャリア濃度の大きなn型のGaAs層である。
ノンアロイ層7、8は金属電極とのオーミックコンタク
トを形成するキャリア濃度の大きなn型のInGaAs
層である。
【0005】HBT用エピウエハの各層の厚さ、及び各
エピタキシャル層のキャリア濃度は図4中に示した通り
である。ここで、結晶成長のことをエピタキシャル成長
と言う。図中の、エピタキシャル層の名称のn−はエピ
タキシャル層がn型であることを表し、n+−、n-
は、それぞれキャリア濃度が大きいn型、キャリア濃度
が小さいn型を表している。同様にp+−はキャリア濃
度が大きいp型を表している。厚さの単位はnm(10
-9m)、キャリア濃度の単位はcm-3である。
【0006】次に図4に示したHBT用エピウエハの従
来の成長方法を以下に述べる。
【0007】エピタキシャル層を成長させる半絶縁性基
板1を図示してないサセプタにセットし、成長炉内で加
熱する。成長炉内に原料ガスを供給すると、原料ガスが
熱により分解し、基板上にエピタキシャルを成長する。
【0008】サブコレクタ層2、コレクタ層3のn−G
aAsを成長する場合には、Ga原料のGa(CH33
(トリメチルガリウム)とAs原料のAsH3(アルシ
ン)及びn型ドーパントを半絶縁性基板1に供給する。
なお、Ga原料として他にGa(CH3CH23(トリ
エチルガリウム)がある。As原料としては他にAs
(CH33(トリメチル砒素)、TBA(ターシャリー
ブチルアルシン)がある。n型ドーパントの元素として
はSi(珪素)やSe(セレン)がある。Si原料とし
てSiH4(モノシラン)、Si26(ジシラン)があ
る。Se原料としてはH2Se(セレン化水素)があ
る。エミッタコンタクト層6のn+−GaAsを成長す
る場合はn型ドーパントとしてH2Seを用いる。
【0009】ベース層4のp+−GaAsを成長する場
合には、炉内の熱環境を最適化し、Ga(CH3CH2
3、AsH3及びp型ドーパントを半絶縁性基板1に供給
する。p型ドーパントの元素としてはC(炭素)があ
る。C原料としてはCCl3Br(ブロモトリクロロメ
タン)、CBr4(テトラブロモメタン)がある。
【0010】エミッタ層5のn−In0.49Ga0.51Pを
成長する場合には、Ga(CH3CH23とP原料のP
3(ホスフィン)、及びIn原料のIn(CH3
3(トリメチルインジウム)を基板に供給する。なお、
P原料として他にTBP(ターシャリーブチルホスフィ
ン)、In原料として他にIn(CH3CH23(トリ
エチルインジウム)がある。
【0011】ノンアロイ層7、8のn+−In0.50Ga
0.50Asを成長する場合には、n型ドーパントであるS
eを高濃度にドーピングさせるため、炉内の熱環境を最
適化し、Ga(CH3CH23、及びH2Seを基板に供
給する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、ベース層4を成長する場合にV族原料としてA
sH3(アルシン)を用いる。AsH3は熱分解しAsと
なって結晶成長する際に、水素ラジカルが中間生成物と
なって混入する。ベース層4中の水素濃度が高いと、電
流利得βの測定回数による変動率が大きくなってしま
う。電流利得βの変動率が大きいということは、HBT
デバイスの信頼性にも影響を及ぼす。
【0013】また、AsH3は非常に毒性の強い高圧ガ
スであるため、安全面から見ると非常に危険ポテンシャ
ルの高いものである。よってボンベの保管や交換作業時
には厳重な管理・規定を必要とする。
【0014】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、AsH3(アルシン)以外のV族原料を用いること
で、HBTのベース層中の水素濃度を低減し、電流利得
βの変動率を極力小さくすることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】従来技術では、ベース層
を成長する場合にV族原料としてAsH3を用いるが、
熱分解時に生成する水素ラジカルがベース層中に混入し
てしまう。ベース層中の水素濃度が高いと、電流利得β
の変動率が大きくなってしまい、HBTデバイスの信頼
性にも影響を及ぼすという問題がある。そこで、本発明
では、ベース層を成長する場合にV族原料として有機金
属であるAs(CH)3(トリメチル砒素)またはTB
A(ターシャリーブチルアルシン)を用いるものであ
る。すなわち、上記目的を達成するため、本発明は、次
のように構成するものである。
【0016】請求項1の発明に係るバイポーラトランジ
スタの製造方法は、半絶縁性化合物半導体基板上に、II
I−V族化合物半導体結晶を気相エピタキシャル成長さ
せて、サブコレクタ層、コレクタ層、ベース層、エミッ
タ層、エミッタコンタクト層を有するヘテロ接合バイポ
ーラトランジスタを製造する方法において、ベース層を
エピタキシャル成長させる際に、V族原料として有機金
属であるAs(CH33(トリメチル砒素)を用いるこ
とを特徴とする。
【0017】請求項2の発明に係るバイポーラトランジ
スタの製造方法は、GaAs基板上に、少なくともGa
Asサブコレクタ層と、GaAsコレクタ層と、GaA
sベース層と、AlGaAsエミッタ層もしくはInG
aPエミッタ層とを順次に積層したヘテロ接合バイポー
ラトランジスタの製造方法において、ベース層をエピタ
キシャル成長させる際に、V族原料として有機金属であ
るAs(CH33(トリメチル砒素)を用いることを特
徴とする。
【0018】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
製造方法において、ベース層をエピタキシャル成長させ
る際に、上記As(CH33(トリメチル砒素)の代わ
りに、V族原料として有機金属であるTBA(ターシャ
リーブチルアルシン)を用いることを特徴とする。
【0019】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載の製造方法において、ベース層の水素濃度を2
×1018cm-3以下とすることを特徴とする。
【0020】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かに記載の製造方法において、III族原料として、Al
(CH33(トリメチルアルミニウム)、Ga(C
33(トリメチルガリウム)、In(CH33(トリ
メチルインジウム)、Al(CH 3CH23(トリエチ
ルアルミニウム)、Ga(CH3CH23(トリエチル
ガリウム)、又はIn(CH3CH23(トリエチルイ
ンジウム)を用いることを特徴とする。
【0021】請求項6の発明は、請求項1〜5いずれか
に記載の製造方法において、有機金属気相成長(Metal
Organic Vapor Phase Epitaxial growth:MOVPE)
法を用いて上記各層を成長することを特徴とする。
【0022】<作用>本発明では、ベース層中の水素濃
度を低減するために、ベース層を成長する際、V族原料
として有機金属であるAs(CH33(トリメチル砒
素)またはTBA(ターシャリーブチルアルシン)を用
いる。As(CH33(トリメチル砒素)では熱分解す
るとAsとメチルラジカルとなり、メチルラジカルは結
晶成長表面より容易に離脱していくので、結晶中に混入
する水素の量はAsH3(アルシン)を用いた場合より
も低減する。同様にTBA(ターシャリーブチルアルシ
ン)を用いた場合も、結晶中の水素濃度はAsH3(ア
ルシン)を用いた場合よりも低減する。ベース層中の水
素濃度が低減できれば電流利得βの変動率を小さくする
ことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の要点は、HBT用エピウ
エハのベース層中の水素濃度を低減することにある。ベ
ース層中の水素濃度が低減されると、HBTの電流利得
βの変動率を小さくすることができる。電流利得βの変
動率を小さくすることにより、HBTデバイスの信頼性
向上などの効果が期待できる。
【0024】以下、本発明を図示の実施形態に基づいて
説明する。
【0025】図1に本発明のHBT用エピウエハの一実
施例を示す。図1において、厚さ600μmの半絶縁性
GaAs基板1上に、厚さ500nm、キャリア濃度5
×1018cm-3のn+ 型GaAsサブコレクタ層2と、S
iドープによるキャリア濃度が1×1016cm-3、厚さ5
00nmのn-型GaAsコレクタ層3が順次成長さ
れ、その上に、Cドープによるキャリア濃度が4×10
19cm-3、厚さ70nmのp+ 型GaAsベース層4が成
長される。ただし、このp+ 型GaAsベース層4のエ
ピタキシャル成長には、V族原料として有機金属である
As(CH33(トリメチル砒素)又はTBA(ターシ
ャリーブチルアルシン)を用いる。
【0026】このベース層4の上には、Siドープによ
るキャリア濃度5×1017cm-3、厚さ100nmのn型
In0.49 Ga0.51Pエミッタ層5が成長される。しか
し、このn型InGaPエミッタ層5の代わりにn型A
lGaAsエミッタ層を成長させることもできる。
【0027】更に、このエミッタ層5の上には、厚さ1
00nm、Siドープによるキャリア濃度5×1018cm
-3のn+型GaAsエミッタコンタクト層6が成長さ
れ、この層6の上に、厚さ50nm、Seドープによる
キャリア濃度が1×1019cm-3のn+型InyGa1-y
s(y=0→0.5)グレーデッド層から成るノンアロ
イ層7が成長され、このグレーデッドノンアロイ層7の
上に、厚さ50nm、Seドープによるキャリア濃度1
×1019cm-3のn+型In0.5 Ga0.5 Asノンアロイ
層8が成長される。上記n+型InyGa1-y Asグレー
デットノンアロイ層7は、In As混晶比yを下面か
ら上面にかけて0から0.5まで徐々に増加させた構造
となっている。
【0028】上記図1のHBT用エピウエハは、図4の
従来技術のHBT用エピウエハと比較するために、ベー
ス層成長時に用いたV族原料以外は全て同一条件でMO
PVE法によりエピタキシャル成長した。
【0029】すなわち、まず、エピタキシャル層を成長
させる半絶縁性基板1を図示してないサセプタにセット
し、成長炉内で加熱する。成長炉内に原料ガスを供給す
ると、原料ガスが熱により分解し、基板上にエピタキシ
ャルを成長する。
【0030】サブコレクタ層2、コレクタ層3のn−G
aAsを成長する場合には、Ga原料のGa(CH33
(トリメチルガリウム)とAs原料のAsH3(アルシ
ン)及びn型ドーパントを半絶縁性基板1に供給する。
なお、Ga原料として他にGa(CH3CH23(トリ
エチルガリウム)がある。As原料としては他にAs
(CH33(トリメチル砒素)、TBA(ターシャリー
ブチルアルシン)がある。
【0031】サブコレクタ層2、コレクタ層3のn型ド
ーパントの元素には、Si(珪素)を用い、その原料で
あるSiH4(モノシラン)又はSi26(ジシラン)
を供給するが、Se(セレン)、例えばH2Se(セレ
ン化水素)を用いてもよい。エミッタコンタクト層6の
+−GaAsを成長する場合はn型ドーパントとして
2Seを用いる。
【0032】ベース層4のp+−GaAsを成長する場
合には、炉内の熱環境を最適化し、Ga(CH3CH2
3、As(CH33(又はTBA)及びp型ドーパント
を半絶縁性基板1に供給する。p型ドーパントの元素に
はC(炭素)を用い、その原料であるCCl3Br(ブ
ロモトリクロロメタン)又はCBr4(テトラブロモメ
タン)を供給する。
【0033】エミッタ層5のn−In0.49Ga0.51Pを
成長する場合には、Ga(CH3CH23とP原料のP
3(ホスフィン)、及びIn原料のIn(CH3
3(トリメチルインジウム)を基板に供給する。なお、
P原料として他にTBP(ターシャリーブチルホスフィ
ン)、In原料として他にIn(CH3CH23(トリ
エチルインジウム)がある。
【0034】上記の如くして作製した従来技術と本発明
のそれぞれのHBT用エピウエハにおいて、二次イオン
質量分析(Secondary Ion Mass Spectrometry:SIM
S)を行い、ベース層4中の水素濃度を定量化したもの
を表1に比較して示す。
【0035】
【表1】
【0036】ベース層をエピタキシャル成長させる際
に、V族原料としてAs(CH33(トリメチル砒素)
を使用した本発明の実施例では、ベース層中の水素濃度
が、従来技術(AsH3使用)よりも低いことが分か
る。
【0037】この従来技術・本発明のエピウエハについ
て、HBT製造プロセスによりエミッタサイズ100μ
m角のHBTをそれぞれ作製し、コレクタ電流に対する
電流利得βを繰り返し10回測定した。図2に本発明の
HBT用エピウエハでのコレクタ電流Icに対する電流
利得βの関係を示し、また比較のため、図3に従来技術
のHBT用エピウエハでの、コレクタ電流Icに対する
電流利得βの関係を示す。コレクタ電流Ic(A)の単
位は、例えば1.00E−7で1×10-7(A)を表
す。
【0038】図3より分かるように、従来技術のHBT
用エピウエハでは、測定する毎に電流利得βが高くなっ
た。(10回程度で変化はなくなったが)。すなわち電
流利得βの変動率が大きかった。ベース層中の水素は再
結合中心として働き電流利得βを下げてしまう。測定で
電流を流すことにより、水素が不活性化して電流利得β
が変化していると考えられる。
【0039】これに対し、本発明のHBT用エピウエハ
では、図2より分かるように、測定を繰り返しても電流
利得βの変動はほとんど見られず、変動率は非常に小さ
いことが分かる。変動率が小さければHBTデバイスの
信頼性向上も期待できる。
【0040】<他の実施例、変形例>上記説明はHBT
用エピウエハのベース層の製造方法について述べている
が、上記したV族原料をAs(CH33又はTBAとす
る本発明の技術は、他のエピタキシャル層にも適用する
ことができ、またHBTだけでなく、これと同様の他の
電子デバイスであるFET(Field Effect Transisto
r)、HEMT(High Electron Mobility Transistor)の
エピタキシャル層にも適用することが可能である。
【0041】
【発明の効果】従来技術を用いて図4のようなHBTエ
ピタキシャルウエハを製作した場合、表1のようにベー
ス層中の水素濃度が高く、さらに図3に表されるように
電流利得βの変動が大きい。
【0042】本発明では、ベース層を成長する際に、V
族原料として有機金属であるAs(CH33またはTB
Aを用いる。このため、本発明の製造方法によれば、H
BTのベース層中の水素濃度を低減することができ、図
1のように電流利得βを殆ど下げることなく変動率を小
さくすることができる。電流利得βの変動率を小さくす
ることにより、HBTデバイスの信頼向上などの効果が
期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法によるHBT用エピタキシャ
ルウエハの縦断面構造を示す図である。
【図2】本発明の製造方法によるHBT用エピタキシャ
ルウエハのコレクタ電流と電流利得の関係を表した図で
ある。
【図3】従来技術の製造方法によるHBT用エピタキシ
ャルウエハのコレクタ電流と電流利得βの関係を表した
図である。
【図4】従来技術の製造方法によるHBT用エピタキシ
ャルウエハの縦断面構造を示す図である。
【符号の説明】
1 半絶縁性基板 2 サブコレクタ層 3 コレクタ層 4 ベース層 5 エミッタ層 6 エミッタコンタクト層 7、8 ノンアロイ層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F003 AZ07 BA92 BB04 BE04 BF06 BM02 BM03 BP32 BZ03 5F045 AA04 AB10 AC07 AC08 AC09 AF04 BB16 CA02 DA52

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半絶縁性化合物半導体基板上に、III−V
    族化合物半導体結晶を気相エピタキシャル成長させて、
    サブコレクタ層、コレクタ層、ベース層、エミッタ層、
    エミッタコンタクト層、ノンアロイ層を有するヘテロ接
    合バイポーラトランジスタを製造する方法において、 上記ベース層をエピタキシャル成長させる際に、V族原
    料として有機金属であるAs(CH33(トリメチル砒
    素)を用いることを特徴とするバイポーラトランジスタ
    の製造方法。
  2. 【請求項2】GaAs基板上に、少なくともGaAsサ
    ブコレクタ層と、GaAsコレクタ層と、GaAsベー
    ス層と、AlGaAsエミッタ層もしくはInGaPエ
    ミッタ層とを順次に積層したヘテロ接合バイポーラトラ
    ンジスタの製造方法において、 上記ベース層をエピタキシャル成長させる際に、V族原
    料として有機金属であるAs(CH33(トリメチル砒
    素)を用いることを特徴とするバイポーラトランジスタ
    の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の製造方法において、 上記ベース層をエピタキシャル成長させる際に、上記A
    s(CH33(トリメチル砒素)の代わりに、V族原料
    として有機金属であるTBA(ターシャリーブチルアル
    シン)を用いることを特徴とするバイポーラトランジス
    タの製造方法。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法
    において、 上記ベース層の水素濃度を2×1018cm-3以下とするこ
    とを特徴とするバイポーラトランジスタの製造方法。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法
    において、 III族原料として、Al(CH33(トリメチルアルミ
    ニウム)、Ga(CH33(トリメチルガリウム)、I
    n(CH33(トリメチルインジウム)、Al(CH3
    CH23(トリエチルアルミニウム)、Ga(CH3
    23(トリエチルガリウム)、又はIn(CH3
    23(トリエチルインジウム)を用いることを特徴と
    するバイポーラトランジスタの製造方法。
  6. 【請求項6】請求項1〜5いずれかに記載の製造方法に
    おいて、 有機金属気相成長(MOVPE)法を用いて上記各層を
    成長することを特徴とするバイポーラトランジスタの製
    造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8421120B2 (en) 2006-06-13 2013-04-16 Renesas Electronics Corporation Field effect transistor capable of reducing shift of threshold voltage

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