JP2003243364A - 整流ウォール及びドライエッチング装置並びに該装置を用いた電気光学装置の製造方法 - Google Patents

整流ウォール及びドライエッチング装置並びに該装置を用いた電気光学装置の製造方法

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JP2003243364A
JP2003243364A JP2002039189A JP2002039189A JP2003243364A JP 2003243364 A JP2003243364 A JP 2003243364A JP 2002039189 A JP2002039189 A JP 2002039189A JP 2002039189 A JP2002039189 A JP 2002039189A JP 2003243364 A JP2003243364 A JP 2003243364A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の全面について均一なドライエッチング
を実現することのできる整流ウォールを提供する。 【解決手段】 本発明の整流ウォール(5)は、基板
(S)の面の上方における空間領域を囲むように前記基
板の外周部(Sp)を囲むように位置すべき側壁(5
1)と、前記基板上に供給された前記ガスを前記側壁に
囲まれた空間領域から排出するため前記側壁に形成され
たガス流通口(52)とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドライエッチング
装置の技術分野に属し、特に、基板上に設置される整流
ウォールを備えたドライエッチング装置の技術分野に属
する。また、本発明は、当該整流ウォールそれ自体の技
術分野にも属し、更には、前記ドライエッチング装置を
用い、マトリクス状に配列された薄膜トランジスタ(Th
in Film Transistor;以下適宜、「TFT」という。)
等が形成されたTFTアレイ基板等を備える電気光学装
置の製造方法の技術分野にも属する。
【0002】
【背景技術】従来、各種の半導体装置を製造するため
に、ドライエッチング法が利用されている。ここで、ド
ライエッチング法とは、ウェットエッチング法と対比さ
れるものであって、基板等の侵食を図るにあたり、ウェ
ットエッチング法のようにエッチング液中への浸漬とい
う手段を利用しないエッチング法である。より具体的に
は、プラズマエッチング法や反応性イオンエッチング
(RIE;Reactive Ion Etching)法、スパッタエッチ
ング法、イオンミリング法、誘導結合プラズマ(IC
P;Inductively Coupled Plasma)法等の各種の手段が
提供されている。
【0003】このようなドライエッチング法として、よ
り具体的には、ガス及びプラズマを用いて、基板に対す
る侵食を図るものが知られている。この方法は、所定の
真空度に保たれた真空容器内に、エッチングされるべき
基板等を導入した後、該基板上に、ガスを供給するとと
もにプラズマを発生させることで、該ガス中にラジカル
種を生成させ、これによりエッチングを進行させるドラ
イエッチング法の一種である。
【0004】このようなドライエッチング法は、ウェッ
トエッチング法にはない異方性エッチングを行うことが
できるなど、各種の優れた特性を有する。今般の半導体
産業では、非常に広範な範囲で応用されている技術であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おけるドライエッチング法、とりわけ上述したようにガ
ス及びプラズマを利用するドライエッチング法にあって
は、次のような不具合があった。すなわち、このような
ドライエッチング法では、エッチング対象となる基板と
供給されるガスの接触の態様如何が、エッチング速度そ
の他の条件を決定する有力な因子となるが、従来では、
基板上に偏りなくガスを供給することが困難であった。
したがって、新鮮なガスが供給される部位では、他の部
位よりもエッチングが進行するという事象が発生し、均
一なエッチングを進行することができないという問題点
があったのである。
【0006】例えば、ガスの供給を前記真空容器の天井
面から実行するとともに、その排気を該真空容器の床面
で行い、基板は、前記天井面及び前記床面の間に位置す
るように設置されている場合を想定すると、基板の辺縁
部においては、新鮮なガスが常に供給されることになる
が、その中央部においては、ガスの流れが悪く、エッチ
ングを進行させることができないことになる。このよう
な状態では、基板の辺縁部におけるエッチング速度が、
中央部におけるそれに比べて大きくなり、より大きな侵
食が進行することとなる。
【0007】このような問題に対処するため、従来にお
いても、基板の辺縁部に沿って、かつ、該基板の面に垂
直な側壁を設け、いわば蓋のない箱型のガス整流用部材
(本明細書においては、このような部材のことを「整流
ウォール」と呼ぶこととする。)が用いられることがあ
った。この整流ウォールを用いれば、上述のように基板
の辺縁部を掠めて流れていくガスの対流を、前記側壁に
よってとどめることができるから、基板の面に対するガ
スの供給態様を、該基板の全面においてほぼ均一なもの
とすることができる。したがって、基板の全面におい
て、エッチングの進行をある程度均一にすることが可能
となるのである。
【0008】しかしながら、このような手段によって
も、エッチングの均一さを維持することには困難が伴
う。というのも、上述したような整流ウォールの四隅角
部においては、供給されたガスが必要以上に滞留するこ
とにより、今度は逆に、新鮮なガスの供給が妨げられる
こととなって、エッチングが進行しないという問題が発
生するのである。この場合、基板の四隅角部には、その
中央部よりも、エッチング速度の遅い領域が生じ、その
結果、面高さが大きい部分が生じてしまうという問題点
があったのである。
【0009】このような不具合が生じると、特に、液晶
装置等の電気光学装置の製造方法の技術分野にあって、
その主要部品であるTFTアレイ基板等の基板装置の製
造歩留まりの向上を図る上で障害となる。というのも、
電気光学装置の製造方法は、通常、まず、TFTアレイ
基板を一枚のガラス基板上に複数の単位で形成し(TF
Tや各種配線等の形成工程を当然に含む。)、次に、該
ガラス基板に対向電極等を形成した対向基板を貼り合わ
せ、続いて、両基板間に液晶を封入し、その後、前記の
単位毎に裁断する、というように、一挙に複数単位の電
気光学装置を形成する方法が一般的であるが、この際、
前記ガラス基板の面内に上述したようなエッチングのば
らつきを生じさせると、TFTアレイ基板が複数単位で
形成されたガラス基板全体を廃棄処分にせざるをえなく
なるからである。
【0010】ここで、「全体を廃棄処分」にしなければ
ならないのは、エッチングのばらつきが上述したように
基板の四隅角部において主に生じるためである。なぜな
ら、該四隅角部においては、通常、ステッパの位置合わ
せに供されるアライメントマークが付されるからで、こ
のアライメントマークが基板上の他の部分と異なる面高
さを有する部分に付されることとなると、もはや正しい
位置合わせを実行することができなくなるからである。
【0011】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、基板の全面について均一なエッチングを実現
することのできる整流ウォール及びドライッチング装置
並びに該装置を用いた電気光学装置の製造方法を提供す
ることを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の整流ウォール
は、上記課題を解決するため、基板の面をエッチングす
るためのガスを該基板上に滞留させるために利用される
整流ウォールであって、前記基板の面の上方における空
間領域を囲むように前記基板の辺縁部に沿って位置すべ
き側壁と、前記基板上に供給された前記ガスを前記側壁
に囲まれた空間領域から排出するため前記側壁に形成さ
れたガス流通口とを備えている。
【0013】本発明の整流ウォールによれば、整流ウォ
ールを構成する側壁に囲まれた空間領域にガスを滞留さ
せることが可能となる。ここで、前記側壁は、基板の面
の上方における空間領域を囲むように基板の辺縁部に沿
って位置されるから、結局、ガスは基板上に滞留するこ
ととなる。したがって、従来のように、基板上にガスが
殆ど留まることなく、かつ、その辺縁部において常に新
鮮なエッチングガスが供給されることによって、基板の
面のエッチング進行が不均一となるようなことがない。
【0014】ここで特に、本発明に係る整流ウォールに
おいては、前記側壁には、前記基板上に供給された前記
ガスを前記側壁に囲まれた空間領域から排出するための
ガス流通口が形成されている。つまり、本発明において
は、このガス流通口の存在により、基板上に必要以上に
エッチングガスを滞留させることがないから、基板の面
に対するエッチング進行を前述にも増してより均一なも
のとすることができる。
【0015】より具体的には、例えば、基板が四辺形状
を有する場合において、該基板の面と前記四辺形状を構
成する四辺のうち交わり合う二辺上に配置された二つの
側壁とによって形成される角部においては、エッチング
ガスが必要以上に滞留しやすい状況にある。したがっ
て、当該角部では、基板の中央部に比べて、エッチング
速度が落ちる場合があるのである。
【0016】しかるに、本発明に係るガス流通口を、前
記側壁上、前記角部の付近に位置する部分に形成するこ
とによれば、該角部に滞留するガスを外部へと排気する
ことが可能となる。したがって、本発明によれば、基板
の全面に関して、均一なエッチングを行うことができる
のである。
【0017】なお、本発明において、側壁が、「基板の
辺縁部に沿って」位置するということは、該側壁が、基
板上かつ該基板の辺縁部上に位置する場合や、基板外で
はあるが、該基板の辺縁部、あるいは外周部に沿って位
置する場合等を含意した表現である。このことは、以下
の各種態様及び各発明においても、同様である(ただ
し、後述する、側壁が「基板を載置する台上に載置さ
れ」る構成を除く。)。
【0018】本発明の整流ウォールの一態様では、前記
側壁は箱型形状を構成し、前記ガス流通口は、前記箱型
形状の四隅角部に設けられている。
【0019】この態様によれば、既に述べたように、基
板が四辺形状を有する場合に、該基板の面に対するエッ
チングを均一に進行させることが可能である。つまり、
本態様は、基板が四辺形状である場合において、好適に
適用され得る。
【0020】本発明のドライエッチング装置は、基板の
面をドライエッチングするドライエッチング装置であっ
て、真空容器と、該真空容器の内部にガスを導入するた
めのガス導入口と、前記ガス導入口から供給されたエッ
チングガスを含む前記真空容器の内部に存在する気体を
該真空容器の外部へと排出するための排出口と、前記基
板上に前記ガスを滞留させるために利用される整流ウォ
ールとを備えてなり、前記整流ウォールは、前記基板の
面の上方における空間領域を囲むように前記基板の辺縁
部に沿って位置すべき側壁と、前記基板上に供給された
前記ガスを前記側壁に囲まれた空間領域から排出するた
め前記側壁に形成されたガス流通口とを備えている。
【0021】本発明のドライエッチング装置によれば、
上述した本発明の整流ウォールを備えてなるから、基板
の全面に関して、均一なエッチングを行うことができ
る。
【0022】本発明のドライエッチング装置の一態様で
は、前記側壁は箱型形状を構成し、前記ガス流通口は、
前記箱型形状の四隅角部に設けられている。
【0023】この態様によれば、既に述べたように、基
板が四辺形状を有する場合に、該基板の面に対するエッ
チングを均一に進行させることが可能である。つまり、
本態様は、基板が四辺形状である場合において、好適に
適用され得る。
【0024】この態様では特に、前記側壁が、前記基板
を載置する台上に載置され、前記ガス流通口は、前記側
壁の前記台側に位置する四隅角部が切り欠かかれてなる
ように構成するとよい。
【0025】このような構成によれば、台及び二つの側
壁で三方から囲まれた隅で、ガスの滞留がより過度にな
り得るところ、その滞留するガスは、前記側壁の前記台
側に位置する四隅角部に切り欠かれてなるガス流通口を
通じて排されることとなるから、当該滞留が生じること
を非常に効率的に阻止することができる。
【0026】なお、側壁は、基板を載置する台上に載置
され、ガス流通口は、側壁の台と反対側に位置する四隅
角部が切り欠かかれてなってもよい。前者と比べると、
隅におけるガスの滞留を抑える効果は低下するが、条件
によっては、後者の方が、隅におけるエッチングの均一
化を促進する上で有利な場合もある。
【0027】本発明のドライエッチング装置の他の態様
によれば、前記基板は、前記真空容器の内部における前
記ガス導入口の出口及び前記排気口の入口の間に設けら
れる。
【0028】この態様によれば、基板が、ガス導入口の
出口及び排気口の入口の間に設けられることにより、該
基板上に、ガスを効率的に供給することが可能となる。
ちなみに、本態様においても、上述した本発明に係る整
流ウォールが使用されるから、基板の四隅角部において
均一なエッチングを実現することができるという作用効
果は、何ら変わるところなく享受することが可能であ
る。
【0029】なお、本態様に係る、ガス導入口及び排気
口のより具体的な配置形態としては、例えば、前記真空
容器が略立方体形状とされるのであれば、該立方体形状
の側壁上方、あるいは該立方体形状の天井面にガス導入
口を設け、該立方体形状の底面に排気口を設けるような
形態とすると好ましい。
【0030】本発明の電気光学装置の製造方法は、第1
基板及び該第1基板に液晶層を介して対向配置される第
2基板を備えた電気光学装置の製造方法であって、上述
の本発明のドライエッチング装置(ただし、その各種態
様を含む。)を用いて、前記第1基板及び前記第2基板
の少なくとも一方に対するドライエッチングを実施する
工程を含む。
【0031】本発明の電気光学装置の製造方法によれ
ば、電気光学装置を歩留まりよく製造することが可能と
なる。なぜなら、既に述べたように、従来においては、
基板の四隅角部を中心とした面高さの不均一さが生じる
と、ステッパの位置合わせに供され当該四隅角部に付さ
れることとなるアライメントマークが、もはやアライメ
ントマークとしての機能を果たさなくなっていたとこ
ろ、本発明においては、第1基板及び第2基板の少なく
とも一方が、上述した本発明のドライエッチング装置を
用いてドライエッチングされるため、前記四隅角部を含
めてほぼ均一なエッチングを実現することができ、上述
のような不具合を被るおそれを低減することが可能とな
るからである。
【0032】したがって、従来のように、複数単位形成
したTFTアレイ基板等を一挙に廃棄処分にするような
可能性は低減され、電気光学装置の製造歩留まりを向上
させることが可能となるのである。
【0033】なお、本発明にいう「第1基板」及び「第
2基板」とは、具体的には例えば、TFTアレイ基板及
び対向基板等を想定することができる。ここに、TFT
アレイ基板とは、原基板上にマトリクス状に配列された
画素電極、該画素電極に接続されたTFT、該TFTに
接続されたソース線及びデータ線等を備えた基板のこと
であり、対向基板とは、対向電極、格子状遮光膜等を備
えた基板のことである。これらの基板を備える電気光学
装置では、よく知られているように、アクティブマトリ
クス駆動が可能となる。
【0034】また、「第1基板」及び「第2基板」の別
の例としては、原基板上にストライプ状の電極等が形成
されたものを想定することもできる。これらの基板を備
える電気光学装置では、パッシブマトリクス駆動が可能
となる。
【0035】本発明のこのような作用及び他の利得は次
に説明する実施の形態から明らかにされる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態に
ついて図を参照しつつ説明する。本実施形態において
は、まず、本発明に係る整流ウォールを備えたドライエ
ッチング装置について説明をした後、該ドライエッチン
グ装置を用いた電気光学装置の製造方法について説明す
ることとする。
【0037】(ドライエッチング装置)図1は、本実施
形態に係るドライエッチング装置の概要を示す断面図で
ある。ここでは、ドライエッチング装置としてプラズマ
エッチング装置を例として説明する。この図において、
ドライエッチング装置1は、真空容器2、基板設置台
3、上部電極4、そして整流ウォール5から大きく構成
されている。
【0038】真空容器2は、図1に示すように、略直方
体状の外形形状を有し、該外形形状を形作る真空容器2
の側壁2a及び底面2bには、それぞれガス導入口21
及び排気口22が形成されている。このうち、ガス導入
口21は、図1に示すように、真空容器2の側壁2aの
上方に設けられており、ドライエッチングを進行させる
ガスを導入するために利用される。なお、ガス導入口2
1の図示しない基端には、やはり図示しないガス供給源
が接続されている。また、ガスとしては、例えばフッ素
ガスや塩素ガス等が利用される。一方、排気口22は、
図1に示すように、真空容器2の底面2bに設けられて
おり、真空容器2内部に存在する空気、あるいはガス導
入口21を通じて供給されたガスを排気して、該真空容
器2内部を所望の真空度に維持するために利用される。
なお、排気口22の図示しない基端には、やはり図示し
ない真空ポンプが接続されている。
【0039】基板設置台3は、図1に示すように、真空
容器2の底面2bに略平行な基板設置面3aを有してお
り、エッチングすべき基板Sを載置・固定するために使
用される。この基板設置台3により、ガス導入口21よ
り供給されたガスが基板Sの面に効率的に送られるよう
な調整等を、該基板設置台3の高さ等を適宜調整するこ
となどによって実現することが可能となる。なお、本実
施形態における基板設置台3は、図1に示すように、接
地電位に保持されており、後述する上部電極4に対する
下部電極を構成している。これにより、後述するプラズ
マPの発生が可能となる。
【0040】上部電極4は、上述の基板設置台3に対向
するように設けられており、高周波電源4aが接続され
ている。この高周波電源4aにより、上部電極4と上述
の基板設置台3との間には、所定の電界が印加されるこ
とにより、プラズマPが発生される。
【0041】さて、整流ウォール5は、図1、あるいは
図3に示すように、基板S上に供給されるガスを滞留さ
せるために、該基板Sの外周部Spを囲むように前記基
板設置台3上に載置されて使用されるものである。より
詳細には、整流ウォール5は、図3に示すように、基板
Sの外周部Spに沿って、かつ、基板Sの面に垂直とな
るような側壁51を備えている。そして、整流ウォール
5の外形形状は、該側壁51のそれぞれが組み合わされ
て全体がいわば蓋のない箱型形状を有するものとされて
いる。ちなみに、この側壁51は、適当なセラミックス
材料で構成するとよい。
【0042】なお、上述にいう、整流ウォール5が「外
周部Spを囲むように」載置される、ないしは「外周部
Spに沿って」、該整流ウォール5を構成する側壁51
が設けられる、というのは、本発明にいう「整流ウォー
ル」を構成する「側壁」が、「辺縁部に沿って」位置す
るということの一例に該当することとなるのは言うまで
もない。
【0043】ここで本実施形態においては特に、このよ
うな整流ウォール5を構成する側壁51の四隅角部に、
ガス流通口52が設けられている点に特徴がある。この
ガス流通口52は、四隅角部それぞれの下方、すなわち
側壁51と基板設置台3の面とが直接に接すべき部分に
設けられている。ちなみに、このガス流通口52の大き
さは、整流ウォール5全体の大きさとの対比関係等を勘
案した上で、実験的、経験的、理論的、あるいはシミュ
レーションによって適宜決めうるものであるが、目安と
しては、縦横それぞれmm(ミリメートル)オーダで形
成する等とするとよい。
【0044】なお、基板Sは、上述の基板設置台3に設
置されて、エッチングさるべき対象となるものである。
具体的には、ガラス基板、シリコン基板等が該当する。
【0045】以下では、上述した構成となるドライエッ
チング装置1の作用効果について説明する。
【0046】まず、真空容器2内の基板設置台3に対し
て、基板Sを設置する。次に、基板Sの外周部Spを囲
むように前記基板設置台3上に、本実施形態に係る整流
ウォール5を載置する(図1及び図3参照)。そして次
に、図示しない真空ポンプを作動させて、真空容器2の
内部にある空気を、排気口22を通じて排気する。これ
により、例えば真空容器2内部の真空度を、1.33〜
1.33×10-4Pa程度とする。次に、図示しない
ガス供給源からのガスの供給を開始し、ガス導入口21
を通じて、真空容器2の内部にガスを導入する。この
際、真空ポンプ及び排気口22による真空容器2の内部
の排気は続行される。これにより、供給されたガスは、
後述する整流ウォール5の作用によって基板S上にしば
らく滞留した上で真空容器2の外部へと連続的に排出さ
れることになる。
【0047】次に、高周波電源4aにより、上部電極4
及び基板設置台3との間に所定の電界を印加すること
で、図1に示すように基板S上にプラズマPを生成す
る。このプラズマPの生成により、ガス導入口21を通
じて真空容器2の内部に導入されたガスの中に、ラジカ
ル種が生成されることによって、基板Sの面に対するエ
ッチングが開始されることになる。
【0048】このとき、本実施形態においては、ガス導
入口21が真空容器2の側壁2aの上方に設けられると
ともに、排気口22が真空容器2の底面2bに設けられ
ていることにより、該真空容器2の内部におけるガスの
対流は、概ね図1に示す矢印のように実現されることに
なる。
【0049】すなわちまず、ガス導入口21の出口付近
から真空容器2内部に供給されたガスは、基板Sの直上
に位置する空間へと至り、そこから真空容器2の下部、
すなわち基板Sへ向けて流れる。これは、図示しない真
空ポンプ及び排気口22による排気が続行されているこ
とによる。そして、基板S上に到達したガスは、整流ウ
ォール5の側壁51の作用により、該基板S上にしばら
く滞留することになる。
【0050】ここで本実施形態においては特に、整流ウ
ォール5の側壁51に形成されたガス流通口52の作用
により、基板S上のガスにおいては、典型的に、次のよ
うな流れが実現されることが想定される。まず、基板S
の中央部においては、基板Sの直上から落下するガスが
基板Sの面に至る。この基板Sの面に至ったガスは、基
板S上を漂うようにして該基板Sの外周部Spに至る。
そして、このようにして基板Sの外周部Spに至ったガ
スのうち、基板Sの四隅角部に至ったガスは、整流ウォ
ール5の四隅角部に設けられたガス流通口52を通じ
て、その外部へと至るのである。
【0051】つまり、本実施形態によれば、基板Sの四
隅角部に対して、常に、新鮮なガスが供給されることに
なり、従来のように、当該四隅角部におけるエッチング
速度が低下するという事態が生じないのである。図2に
おいては、上述したようなガスの流れ(図1参照)によ
って、基板Sのどの部分においても、均一なエッチング
速度が実現されていることが示されている。
【0052】とりわけ、本実施形態の整流ウォール5の
ように、基板設置台3の基板接地面3a及び二つの側壁
51で囲まれた隅に、ガス流通口52が形成されている
(図1及び図3参照)ことにより、ガスの排出作用は効
率的に実施されることになる。すなわち、当該隅におい
ては、ガスの滞留がより過度になり得るところ、その滞
留するガスは、前記ガス流通口52を通じて排されるこ
ととなるから、当該滞留が生じることを非常に効率的に
阻止することができるのである。
【0053】これに対し、比較例たる図4においては、
整流ウォール5の四隅角部にガス流通口52が設けられ
ていないことにより、当該四隅角部におけるガスは滞留
することとなり、その結果、図5に示すように、基板Sの
角部においては、エッチング速度が落ちることが示され
ている。したがって、当該角部においては、他の部分よ
りも面高さが大きい部分が残されることになる。また、
図6及び図7においては、整流ウォール5すら設けられ
ていない場合が示されているが、このような場合におい
ては、基板Sの辺縁部において、常に、新鮮なガスが供
給されることにより、基板Sの中央部よりも、エッチン
グ速度が上昇することが示されている。いずにしても、
基板Sの面に対する均一なエッチングを実行することは
困難となっている。このように、本実施形態におけるド
ライエッチング装置1、及び、該装置1を構成する、ガ
ス流通口52を有する整流ウォール5によれば、基板S
のどの部分においても、均一なエッチングを実現するこ
とができるのである。
【0054】また特に、本実施形態においては、ガス導
入口21が、真空容器2の上方に形成されるとともに、
排気口22が真空容器の底面2bに形成されていること
により、真空容器2内部におけるガスの対流が、上から
下へ向けたものとなり、整流ウォール5及びガス流通口
52の作用効果は、より効果的に発揮されるということ
ができる(図1参照)。
【0055】ちなみに、このようなことから、ガス導入
口21及び排気口22の形成位置について、本発明は特
に限定されるものではないが、排気口22を基板Sが設
置される箇所よりも下方(又は上方)に位置付ける場合
においては、ガス導入口21は、該基板Sよりも上方
(又は下方)に形成する形態とすること、すなわち基板
Sは、ガス導入口21及び排気口22の間に設ける形態
とすることの方が、そうでないよりも好ましいといえ
る。また、このような趣旨から、ガス導入口21の形成
位置は、真空容器2の側壁2aに限定されるわけではな
く、例えば、真空容器2の天井面にこれを形成するよう
な形態や、あるいは上部電極4にガス導入口としての機
能を併せ持たせる形態(すなわち、上部電極に対して、
その内部を中繰り加工等することによってガス導入を可
能とするとともに、該上部電極が高周波電源にも接続さ
れているような形態)等とすることも可能である。
【0056】なお、上記実施形態では、ガス流通口52
の形成位置が、基板Sの面に接触すべき側壁51の部分
に該当するようにされていたが、本発明は、このような
形態に限定されるものではない。例えば、図8に示すよ
うに、側壁51の上端及び下端のほぼ中間位置に、ガス
流通口52´を設けるような形態であってもよい。ま
た、図9に示すように、側壁51の上端に、ガス流通口
52´´を設けるような形態としてもよい。これらのよ
うな形態であっても、それ相応の作用効果は享受しう
る。むしろ、ガス導入条件等によっては、図8又は図9
に示すような形態とする方が、エッチングの均一性を向
上させる上で、かえって有利な場合もあり得る。
【0057】また、本実施形態では、プラズマエッチン
グ装置を例として説明したが、前述したようにドライエ
ッチング法としてRIE法或いはICP法を用いる場合
もある。本発明は、これら種々のドライエッチング法に
対しても適用することが可能であり、本発明に係る作用
効果は、上述したのと略同様にして、有効に奏されるこ
ととなる。
【0058】(その他の実施の形態)以上の実施の形態
では、整流ウォール5を基板Sの外周部Spを囲むよう
に前記基板設置台3上に載置した場合について説明した
が、これに代えて、図10に示すように、整流ウォール
5を基板S上かつ該基板Sの辺縁部上に載置した場合に
も、本発明は略同様な効果を有するものである。
【0059】なお、既に述べたように、本発明にいう
「基板の辺縁部に沿って位置すべき側壁」というのは、
前記の図1に示したような場合を含むほか、この図10
に示すような場合をも当然に含む。
【0060】(電気光学装置の製造方法)以下では、上
述したドライエッチング装置を用いた電気光学装置の製
造方法について説明するが、その前提として、ドライエ
ッチング工程が実施されうる電気光学装置の構成につい
て、簡単に説明しておく。
【0061】まず、完成された電気光学装置は、概ね図
11及び図12に示すようなものとなる。ここに、図1
1は、TFTアレイ基板をその上に形成された各構成要
素とともに、対向基板の側から臨んだ平面図であり、図
12は、図11はH−H´断面図である。
【0062】図11及び図12において、本実施形態に
係る電気光学装置では、TFTアレイ基板10と対向基
板20とが対向配置されている。このうちTFTアレイ
基板10には、画素電極9a(図12参照)及び該画素
電極9aに接続されたTFT(不図示)のそれぞれが、
マトリクス状に配列されて形成されており、これらによ
り画像表示領域10aが規定される。また、前記TFT
には、図示されない走査線及びデータ線が接続され、該
走査線は行方向に延在し、該データ線は列方向に延在す
ることで、格子形状を形作るように配線されている。ま
た、前者の走査線は、図11に示す走査線駆動回路10
4に接続され、後者のデータ線はデータ線駆動回路10
1及び外部回路接続端子102に接続されている。な
お、図11において、走査線駆動回路104は、TFT
アレイ基板10の向かい合う二辺に沿って設けられてお
り、その両者は、配線105を介して接続されている。
【0063】一方、対向基板20には、図12に示すよ
うに、その全面に形成された対向電極201、額縁遮光
膜503等が形成されている。このうち対向電極201
は、電気光学装置の駆動状態において、所定の電圧が印
加されることになるが、そのために、該対向電極201
には、TFTアレイ基板10との電気的導通をとるため
の導通材106が接続されている。
【0064】このようなTFTアレイ基板10と対向基
板20との間には、図12に示すように、液晶層500
が封入されており、TFTアレイ基板10と対向基板2
0とは、画像表示領域10aの周囲に位置するシール領
域に設けられたシール材502により相互に接着されて
いる。シール材502は、両基板を貼り合わせるため
に、例えば熱硬化性樹脂、熱及び光硬化樹脂、光硬化樹
脂、紫外線硬化樹脂等からなり、製造プロセスにおいて
TFTアレイ基板10上に塗布された後、加熱、加熱及
び光照射、光照射、紫外線照射等により硬化させられた
ものである。
【0065】さて、このような完成された電気光学装置
は、その完成直前において、図13に示すように、マザ
ー基板MM上に複数の単位で形成されている。なお、図
13は、マザー基板MMの極一部のみを図示したもので
ある。また、この図13においては、対向基板20の貼
り合わせ、及び、液晶500の封入が完了していない
が、図13以降これらの工程が実施された後、前記の単
位毎に裁断工程が実行されて、図11及び図12に示す
ような電気光学装置が完成されることになる。
【0066】そして、このような図13以前において
は、マザー基板MM上に、前記複数の単位を一まとめと
して、上述した画素電極9a、TFT、走査線及びデー
タ線等の形成が一挙に実行されることになる。また、こ
れら各種構成要素の形成過程においては、公知のフォト
リソグラフィ法を用いたパターニング等が実施されるこ
とにより、頻繁にドライエッチング工程が実施されるこ
とになる。
【0067】本実施形態では、このようなドライエッチ
ング工程を実施する際に、上述したドライエッチング装
置が用いられる。したがって、該ドライエッチング工程
においては、マザー基板MM上の四隅角部を含め、その
ほぼ全面において均一なエッチングを実現することがで
きる。
【0068】結局、以上のようなことにより、本実施形
態による電気光学装置の製造方法によれば、歩留まりの
向上を見込むことが可能となるのである。
【0069】本発明は、上述した実施形態に限られるも
のではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる
発明の要旨、あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可
能であり、そのような変更を伴う整流ウォール及びドラ
イエッチング装置並びに該装置を用いた電気光学装置の
製造方法もまた、本発明の技術的範囲に含まれるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るドライエッチング装
置の概要を示す断面図である。
【図2】 図1に示すドライエッチング装置によって基
板に対するエッチングを実施する際にみられる、基板位
置とエッチング速度との関係を示すグラフである。
【図3】 整流ウォールの詳細を示す斜視図である。
【図4】 比較例たるドライエッチング装置の概要を示
す断面図であって、図1とは整流ウォールにガス流通口
が設けられていない点異なる。
【図5】 図4に示すドライエッチング装置によって基
板に対するエッチングを実施する際にみられる、基板位
置とエッチング速度との関係を示すグラフである。
【図6】 比較例たるドライエッチング装置の概要を示
す断面図であって、図1とは整流ウォールが設けられて
いない点異なる。
【図7】 図6に示すドライエッチング装置によって基
板に対するエッチングを実施する際に見られる、基板位
置とエッチング速度との関係を示すグラフである。
【図8】 図3とは異なった形態なる整流ウォールの詳
細を示す斜視図であって、該異なった形態とは、側壁の
上端及び下端の略中央にガス流通口が形成されたもので
ある。
【図9】 図3及び図8とは異なった形態なる整流ウォ
ールの詳細を示す斜視図であって、該異なった形態と
は、側壁の上方にガス流通口が形成されたものである。
【図10】 図1とは異なった形態に係るドライエッチ
ング装置の概要を示す断面図であって、該異なった形態
とは、整流ウォールないしこれを構成する側壁が基板上
に載置されたものである。
【図11】 電気光学装置におけるTFTアレイ基板
を、その上に形成された各構成要素とともに対向基板の
側から見た平面図である。
【図12】 図11のH−H´断面図である。
【図13】 図11及び図12に示した完成された電気
光学装置の完成直前におけるマザー基板上の形成態様を
示す平面図である。
【符号の説明】
1…ドライエッチング装置 2…真空容器 2a…側壁 2b…底面 21…ガス導入口 22…排気口 3…基板設置台 3a…基板設置面 4…上部電極 4a…高周波電源 5…整流ウォール 51…側壁 52…ガス流通口 S…基板 Sp…基板の外周部 P…プラズマ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の面をエッチングするためのガスを
    該基板上に滞留させるために利用される整流ウォールで
    あって、 前記基板の面の上方における空間領域を囲むように前記
    基板の辺縁部に沿って位置すべき側壁と、 前記基板上に供給された前記ガスを前記側壁に囲まれた
    空間領域から排出するため前記側壁に形成されたガス流
    通口と、 を備えていることを特徴とする整流ウォール。
  2. 【請求項2】 前記側壁は箱型形状を構成し、 前記ガス流通口は、前記箱型形状の四隅角部に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載の整流ウォー
    ル。
  3. 【請求項3】 基板の面をドライエッチングするドライ
    エッチング装置であって、 真空容器と、 該真空容器の内部にガスを導入するためのガス導入口
    と、 前記ガス導入口から供給されたエッチングガスを含む前
    記真空容器の内部に存在する気体を該真空容器の外部へ
    と排出するための排出口と、 前記基板上に前記ガスを滞留させるために利用される整
    流ウォールとを備えてなり、 前記整流ウォールは、 前記基板の面の上方における空間領域を囲むように前記
    基板の辺縁部に沿って位置すべき側壁と、 前記基板上に供給された前記ガスを前記側壁に囲まれた
    空間領域から排出するため前記側壁に形成されたガス流
    通口と、 を備えていることを特徴とするドライエッチング装置。
  4. 【請求項4】 前記側壁は箱型形状を構成し、 前記ガス流通口は、前記箱型形状の四隅角部に設けられ
    ていることを特徴とする請求項3に記載のドライエッチ
    ング装置。
  5. 【請求項5】 前記側壁は前記基板を載置する台上に載
    置され、 前記ガス流通口は、前記側壁の前記台側に位置する四隅
    角部が切り欠かかれてなることを特徴とする請求項4に
    記載のドライエッチング装置。
  6. 【請求項6】 前記基板は、前記真空容器の内部におけ
    る前記ガス導入口の出口及び前記排気口の入口の間に設
    けられることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一
    項に記載のドライエッチング装置。
  7. 【請求項7】 第1基板及び該第1基板に液晶層を介し
    て対向配置される第2基板を備えた電気光学装置の製造
    方法であって、 請求項3乃至6のいずれか一項に記載のドライエッチン
    グ装置を用いて、前記第1基板及び前記第2基板の少な
    くとも一方に対するドライエッチングを実施する工程を
    含むことを特徴とする電気光学装置の製造方法。
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