JP2003242221A - 荷物運送調整システム - Google Patents

荷物運送調整システム

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JP2003242221A JP2002037162A JP2002037162A JP2003242221A JP 2003242221 A JP2003242221 A JP 2003242221A JP 2002037162 A JP2002037162 A JP 2002037162A JP 2002037162 A JP2002037162 A JP 2002037162A JP 2003242221 A JP2003242221 A JP 2003242221A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークを利用した荷物運送調整システ
ムを有効に活用して、合理的な荷物の運送体系を構築す
る。 【解決手段】 荷物の運送業者のクライアントコンピュ
ータ2aから入力された荷物の運送を受け入れ可能な条
件を特定するための求荷情報と、荷物の運送依頼者のク
ライアントコンピュータ2bから入力された荷物の運送
依頼条件を特定するための求車情報とを設定条件に基づ
いて比較し、互いに適合可能な前記求荷情報と前記求車
情報とを対応付ける荷物運送調整システムにおいて、サ
ーバーコンピュータ1は、前記求荷情報に出発地と到着
地との間の途中箇所に経由地が指定されているときに、
前記出発地から前記到着へ至る運送経路と、前記経由地
を出発地又は到着地とする運送経路とによって、前記求
荷情報と前記求車情報とを対応付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷物の運送業務を
受け入れ可能な条件を特定するための求荷情報を入力す
るフォーマットを記述した運送業者用閲覧ファイルと、
荷物の運送依頼条件を特定するための求車情報を入力す
るフォーマットを記述した運送依頼者用閲覧ファイルと
を記憶すると共に、前記運送業者用閲覧ファイルによっ
て入力された前記求荷情報と前記運送依頼者用閲覧ファ
イルによって入力された前記求車情報とを記憶するサー
バーコンピュータが設けられた荷物運送調整システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】かかる荷物運送調整システムは、荷物の
運送業者と荷物の運送依頼者とをネットワーク上で結び
つけるシステムであり、従来は、運送依頼者から求車情
報が入力されたときに、求車情報に含まれる荷物の出発
地及び到着地、並びに、指定された集配期間をカバーで
きる求荷情報を検索する程度のものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、求荷情報も求
車情報も大雑把なもので柔軟性に欠けていたため、大口
の貨物を大手の運送業者が引き受けるというような傾向
が強く、小口の荷物の運送依頼には不向きであり、又、
一旦運送依頼者と運送業者との間に取引が成立すると、
システムを利用せずに両者で直接取引をするという傾向
もあり、必ずしもシステムが有効に活用されるものでは
なかった。本発明は、かかる実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、ネットワークを利用した荷物運
送調整システムを有効に活用して、合理的な荷物の運送
体系を構築する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記請求項1記載の構成
を備えることにより、荷物の運送業務を受け入れ可能な
条件を特定するための求荷情報を入力するフォーマット
を記述した運送業者用閲覧ファイルと、荷物の運送依頼
条件を特定するための求車情報を入力するフォーマット
を記述した運送依頼者用閲覧ファイルとを記憶すると共
に、前記運送業者用閲覧ファイルによって入力された前
記求荷情報と前記運送依頼者用閲覧ファイルによって入
力された前記求車情報とを記憶するサーバーコンピュー
タが設けられた荷物運送調整システムにおいて、前記サ
ーバーコンピュータは、前記求荷情報と前記求車情報と
を設定条件に基づいて比較し、互いに適合可能な前記求
荷情報と前記求車情報とを対応付ける処理を実行するよ
うに構成され、前記求荷情報に出発地と到着地との間の
途中箇所に経由地が指定されているときに、前記出発地
から前記到着地に至る運送経路によって、前記求荷情報
と前記求車情報とを対応付ける処理を実行すると共に、
前記経由地を出発地又は到着地とする運送経路によっ
て、前記求荷情報と前記求車情報とを対応付ける処理を
実行するように構成されている。
【0005】すなわち、運送業者が運送依頼者に対して
提示する求荷情報には、運送経路に関するものとして、
出発地や到着地のみならず途中の経由地も入力すること
ができ、サーバーコンピュータは、その経由地で荷積み
あるいは荷下ろしを行うものとして、求車情報との対応
付け処理を実行する。従って、運送業者は、運送経路の
全体を前記経由地を利用して様々に区分して、各区分に
ついて個別の運送サービスとして提供することが可能と
なるので、運送業者にとっては各経由地での荷積みと荷
下ろしを合理的に組み合わせることによって例えばトラ
ックの空きスペースを極力少なくして効率的な運送を行
えるものとなり、それと同時に、運送依頼者にとっては
運送サービスの提供を受け得る機会が増すことになる。
もって、ネットワークを利用した荷物運送調整システム
を有効に活用して、合理的な荷物の運送体系を構築でき
るに至った。
【0006】又、上記請求項2記載の構成を備えること
により、前記サーバーコンピュータは、求荷情報に対応
付けられた求車情報を、前記求荷情報を入力した前記運
送業者のクライアントコンピュータに送信すると共に、
サーバーコンピュータからの前記求車情報の送信に応じ
て前記運送業者のクライアントコンピュータから入力さ
れた前記求車情報のうちの何れかを選択する情報と、予
め記憶されている前記運送経路の所要走行時間情報及び
前記経由地での作業時間情報とに基づいて、選択された
求車情報について荷物を運送したときの到着予定日時を
算出し、算出した到着予定日時が前記選択された求車情
報に含まれる到着希望日時よりも遅れるときに、その遅
延に関する情報を前記運送業者のクライアントコンピュ
ータに送信するように構成されている。
【0007】すなわち、運送業者が、提示した求荷情報
に適合可能であるとしてサーバーコンピュータから受け
取った求車情報の中から、実際に引き受けを希望する求
車情報を選定して行く場合、選定した求車情報の中に前
記経由地を利用するものが存在するときは、その経由地
を経由することによって以降の経由地や到着地への到着
日時が変動する。従って、サーバーコンピュータに適合
可能として抽出された求車情報であっても、それを受け
取った運送業者の選定次第では、求車情報に含まれる到
着希望日時に間に合わなくなる可能性もある。そこで、
経由地を利用することによる作業時間及び運送経路の所
要走行時間から運送業者の選定した求車情報での到着予
定日時を算出し、それが到着希望日時より遅れるようで
あれば、それを運送業者に告知して運送業者の再考を促
すようにしているのである。もって、求荷情報と求車情
報とを柔軟に組み合わせることによって生ずる取り扱い
の複雑化を可及的に回避することができ、一層合理的に
求荷と求車とを結びつけることができる。
【0008】又、上記請求項3記載の構成を備えること
により、荷物の運送業務を受け入れ可能な条件を特定す
るための求荷情報を入力するフォーマットを記述した運
送業者用閲覧ファイルと、荷物の運送依頼条件を特定す
るための求車情報を入力するフォーマットを記述した運
送依頼者用閲覧ファイルとを記憶すると共に、前記運送
業者用閲覧ファイルによって入力された前記求荷情報と
前記運送依頼者用閲覧ファイルによって入力された前記
求車情報とを記憶するサーバーコンピュータが設けられ
た荷物運送調整システムにおいて、前記サーバーコンピ
ュータは、前記運送依頼者用閲覧ファイルによって前記
求車情報を入力した前記運送依頼者からの要求に応じて
送信するための前記運送業者の業務評価情報を記憶する
と共に、前記運送業者の運送業務の遂行に伴って入力さ
れる業務遂行情報に基づいてその運送業者の前記業務評
価情報を更新するように構成されている。
【0009】すなわち、ネットワークを利用して運送依
頼者が荷物の運送を依頼しようとする場合、自己の提示
した求車情報に対応付けられた求荷情報の入力者が未知
の運送業者であることが少なくない。このような場合、
運送依頼者は自己の荷物の運送の依頼について若干の不
安感を抱きがちであるが、その運送業者の業務評価情報
の提供を求めることができるので、その不安感を解消で
きる。しかも、このような業務評価情報は、運送業者の
運送業務の遂行に伴って入力される業務遂行情報によっ
て自動的に更新されるので、運送依頼者に業務評価情報
を提供しながら、システムの管理負担の増大を可及的に
抑制することができる。もって、システムの管理負担を
抑制しながら運送依頼者に有用な情報を提供すること
で、ネットワークを利用した荷物運送調整システムを有
効に活用して、合理的な荷物の運送体系を構築できるに
至った。
【0010】又、上記請求項4記載の構成を備えること
により、前記荷物が複数の前記運送業者によって、運送
経路の出発地と到着地との間の途中箇所に設定された経
由地を経由して荷物の運送が行われるときに、前記運送
業者の業務評価情報に前記運送業者間で前記荷物の受け
渡しが行われる前記経由地までの運送業務についての評
価情報を含むように構成されている。すなわち、荷物が
複数の運送業者間を受け渡される状態で運送されると
き、例えば時間遅れの有無等の評価情報を単に荷物の出
発地と到着地においてのみ管理したのでは、荷物の運送
にかかわる個々の運送業者の業務内容を適切に評価した
ものとはならないので、運送業者間で荷物の受け渡しが
行われる経由地までの運送業務についての評価情報を前
記業務評価情報に含ませることで、荷物の運送にかかわ
る個々の運送業者の責任を業務評価情報においても明確
にすることができ、これによって運送依頼者に対してよ
り的確な業務評価情報を提供することができる。
【0011】又、上記請求項5記載の構成を備えること
により、前記サーバーコンピュータは、前記運送業者が
単独で前記求荷情報を入力することのない運送業者に対
して運送業務を外部委託する形態の運送業者であるとき
に、その運送業務を委託される側の運送業者の前記業務
評価情報を記憶すると共に、運送業務を委託する側の運
送業者の前記業務評価情報を、運送業務を委託される運
送業者の業務評価情報によって定めるように構成されて
いる。すなわち、運送業者の業務形態として、自身は運
送手段を保有せず、受注した運送業務を専ら下請け関係
の他の運送業者に運送業務を外部委託するようなもの
や、自身の有する運送手段の運送能力以上の運送業務を
受注して、その超過分を下請け関係等の他の運送業者に
運送業務を外部委託するようなものが存在する。このよ
うな運送業務の外部委託を行う運送業者の前記業務評価
情報としては、委託を受ける側の運送業者個々の業務内
容には関知せず、委託をする側の運送業者の業務評価情
報として一括して管理することも考えられるが、サーバ
ーコンピュータでその委託を受ける側の運送業者の業務
評価情報を管理して、それら委託を受ける側の運送業者
の業務評価情報に基づいて運送業務を委託する側の運送
業者の業務評価情報を定めることで、より詳細な業務評
価情報の把握が可能となる。
【0012】又、上記請求項6記載の構成を備えること
により、前記サーバーコンピュータは、前記運送業務を
委託される側の運送業者が単独で前記求荷情報を入力す
る運送業者となったときに、その運送業者のそれまでの
前記業務評価情報を前記運送依頼者に送信する前記業務
評価情報とするように構成されている。すなわち、他の
運送業者から運送業務を委託される立場にあった運送業
者が、当該他の運送業者から独立するような形で、自身
がシステムに対して求荷情報を入力する立場となること
も考えられる。このような場合に、その独立した運送業
者が他の運送業者の下請け関係にあったときの業務評価
情報を独立後に引き継ぐことで、それまでに蓄積された
業務評価情報を有効に活用することができる。
【0013】又、上記請求項7記載の構成を備えること
により、前記サーバーコンピュータは、前記運送業者が
提示した荷物の集荷予定日時又は荷物の配達予定日時と
実際の集荷日時又は配達予定日時の誤差情報を前記業務
評価情報として記憶し、前記運送依頼者のクライアント
コンピュータに、前記運送業者が提示した荷物の集荷予
定日時又は荷物の配達予定日時を送信するときに、その
集荷予定日時又は配達予定日時を前記誤差情報によって
補正するように構成されている。すなわち、運送業者の
業務の評価事項としては、運送業者が提示した集荷予定
日時や配達予定日時と実際の集荷日時や配達日時の誤差
情報つまり遅刻情報が重要な要素となるが、この情報を
単に業務内容の評価に利用するだけではなく、その運送
業者が求荷情報において提示した集荷予定日時や配達予
定日時の補正に利用することで、運送依頼者に対してよ
り的確な情報を提供することができる。
【0014】又、上記請求項8記載の構成を備えること
により、荷物の運送業務を受け入れ可能な条件を特定す
るための求荷情報を入力するフォーマットを記述した運
送業者用閲覧ファイルと、荷物の運送依頼条件を特定す
るための求車情報を入力するフォーマットを記述した運
送依頼者用閲覧ファイルとを記憶すると共に、前記運送
業者用閲覧ファイルによって入力された前記求荷情報と
前記運送依頼者用閲覧ファイルによって入力された前記
求車情報とを記憶するサーバーコンピュータが設けられ
た荷物運送調整システムにおいて、前記求荷情報に適合
可能なものとして対応付けられた前記求車情報によっ
て、前記求荷情報の運送可能量の一部について運送すべ
き荷物が確定したときに、前記サーバーコンピュータ
は、前記運送業者のクライアントコンピュータからの要
求に応じて、前記運送業者の前記運送可能量の一部を、
その運送業者からの前記求車情報に切換えて記憶するよ
うに構成されている。
【0015】すなわち、求荷情報の運送可能量の一部に
ついて運送すべき荷物が確定すると、その確定した運送
可能量の部分については求荷情報と求車情報との対応付
け処理の対象から削除するのが本来の姿であるが、一律
にそのような取り扱いとするの妥当ではない場合もあ
る。例えば、運送業者が提示した求荷情報の運送可能量
が大きいのに対して、求荷情報に適合するものとして対
応付けられた求車情報の運送量が小さく、その求車情報
の荷物のみを運送したのでは運送効率が低くなってしま
うような場合を想定すると、運送業者及び運送依頼者が
求荷情報と求車情報とを対応付ける処理の後に対応付け
られた求車情報又は求荷情報の中から希望の求車情報又
は求荷情報を任意に選択する形式のシステムでは、運送
効率を低下させる傾向の強い小口の求車情報には運送業
者が確定し辛いものとなり、又、運送依頼者の希望によ
ってその求車情報を引き受ける求荷情報が強制的に決定
されるようにシステムでは、運送業者に運送効率の低い
運送業務を強いることになる虞がある。そこで、このよ
うな場合に、求荷情報の運送可能量の一部について運送
すべき荷物を受注できたときに、その受注が確定した運
送可能量の一部を求荷情報と求車情報との対応付け処理
の対象から削除する代わりに、それを求車情報に切換え
て他の求荷情報との対応付けが可能なように、システム
が対応しておくのである。これによって、場合によって
は遂行を望まない運送業務となってしまう可能性のある
ものを他の運送業者に転売できる余地を残しておくよう
な取り扱いが可能となる。もって、運送業者の柔軟なシ
ステム利用を可能にすることで、ネットワークを利用し
た荷物運送調整システムを有効に活用して、合理的な荷
物の運送体系を構築できるに至った。
【0016】又、上記請求項9記載の構成を備えること
により、前記サーバーコンピュータは、前記求車情報に
切換えられた前記運送可能量の一部について、それを運
送することとなる求荷情報が確定したときに、前記運送
可能量の他の部分についての求荷情報を削除するように
構成されている。すなわち、自己の提示した求荷情報の
運送可能量の一部として受注した運送業務の遂行を必ず
しも望まない運送業者が、その受注した運送業務を求車
情報としてサーバーコンピュータに入力した場合、その
求車情報の荷物を運送する求荷情報が確定すると、元の
求荷情報の残りの運送可能量については運送業務の受注
を断念したものとみなすことができる。そこで、断念し
た求荷情報について運送業者自身が削除しなくても、サ
ーバーコンピュータ側で自動的に削除することで、運送
業者の作業負担を軽減できると共に、運送業者が当該求
荷情報の削除を忘れてしまうことによるサーバーコンピ
ュータの無駄な求荷情報と求車情報との対応付け処理を
回避できる。
【0017】又、上記請求項10記載の構成を備えるこ
とにより、前記サーバーコンピュータは、前記求荷情報
から前記求車情報への切換えを切換え用設定条件を満た
した運送業者についてのみ許可するように構成されてい
る。すなわち、運送業者が、自己の提示した求荷情報に
運送可能量の一部について受注した運送業務を求車情報
に切換える処理は、求荷情報として残っている部分につ
いて受注できるのを待つか、あるいは、求車情報に切換
えた部分について他の運送業者の求荷情報との対応付け
を確定させるかの微妙な判断が必要となってくる。この
ような微妙な判断を要する処理は、便利な取り扱いであ
る反面、判断次第では必ずしも運送業者の利益とはなら
ない場合もあり得る。そこで、運送業者が、自己の提示
した求荷情報に運送可能量の一部について受注した運送
業務を求車情報に切換える処理については、例えば運送
業者のシステムの利用回数が設定回数以上であるとか、
システムを利用開始してからの期間が設定期間を経過し
ていること等の運送業者がシステムの利用に慣れてきた
と判断できるような一定の条件を切換え用設定条件とし
て課して、その切換え用設定条件を具備したときに認め
ることで、運送業者に不要な不利益をもたらすのを回避
できる。
【0018】又、上記請求項11記載の構成を備えるこ
とにより、前記サーバーコンピュータは、前記求荷情報
から前記求車情報への切換えを、各荷物単位で行えるよ
うに構成されている。従って、運送業者が、自己の提示
した求荷情報に運送可能量の一部について受注した運送
業務を求車情報に切換える処理をきめ細かく設定できる
ものとなり、システムを一層便利なものにすることがで
きる。
【0019】又、上記請求項12記載の構成を備えるこ
とにより、前記サーバーコンピュータは、各荷物単位で
前記求荷情報から前記求車情報へ切換える場合におい
て、同一の荷送り人から同一の荷受け人に送られる複数
の荷物については、一括して前記求荷情報から前記求車
情報へ切換えるように構成されている。すなわち、同一
の荷送り人から同一の荷受け人に送られる複数の荷物に
ついては、荷受け人にとって単一の運送業者から一度に
受け取れることが望ましいので、運送業者が、自己の提
示した求荷情報に運送可能量の一部について受注した運
送業務を求車情報に切換える場合において、荷物単位で
切換えできるようにする場合であっても、例外として一
括処理することで、荷受け人に不快感を与えてしまうよ
うな事態を回避できる。
【0020】又、上記請求項13記載の構成を備えるこ
とにより、荷物の運送業務を受け入れ可能な条件を特定
するための求荷情報を入力するフォーマットを記述した
運送業者用閲覧ファイルと、荷物の運送依頼条件を特定
するための求車情報を入力するフォーマットを記述した
運送依頼者用閲覧ファイルとを記憶すると共に、前記運
送業者用閲覧ファイルによって入力された前記求荷情報
と前記運送依頼者用閲覧ファイルによって入力された前
記求車情報とを記憶するサーバーコンピュータが設けら
れた荷物運送調整システムにおいて、前記サーバーコン
ピュータは、前記求荷情報と前記求車情報とを設定条件
に基づいて比較し、互いに適合可能な前記求荷情報と前
記求車情報とを対応付ける処理を実行するように構成さ
れ、前記運送依頼者用閲覧ファイルは、前記求車情報を
入力するフォーマットにおいて、運送料金優先指示及び
到着日時優先指示の何れかを指定できるように構成さ
れ、前記サーバーコンピュータは、前記求荷情報と前記
求車情報とを対応付けるための前記設定条件として、前
記運送料金優先指示を指示されているときには、運送料
金の安い前記求荷情報から優先して対応付け、且つ、前
記到着日優先指示が指示されているときには到着日時の
早い前記求荷情報から優先して対応付けるように構成さ
れている。
【0021】すなわち、荷物の運送を依頼するについて
は、相手先に荷物が到着する早さは特に要求しないけれ
ども、とにかく運送料金は低く抑えたいという場合や、
運送料金がある程度高くなるのはやむを得ないが、とに
かく早く相手先に荷物を届けたいというように、運送依
頼者毎に種々の事情が存在する。そこで、運送依頼者
が、サーバーコンピュータに求車情報を入力するとき
に、その求車情報に前記運送料金優先指示及び前記到着
日時優先指示の何れかを指定できるようにしておき、サ
ーバーコンピュータは、指定された条件に応じて求車情
報と求荷情報との対応付けを実行する。もって、運送依
頼者の個々の事情を、より詳細に求車情報と求荷情報と
の対応付けに反映できるようにすることで、ネットワー
クを利用した荷物運送調整システムを有効に活用して、
合理的な荷物の運送体系を構築できるに至った。
【0022】又、上記請求項14記載の構成を備えるこ
とにより、前記求荷情報に適合可能なものとして対応付
けられた前記求車情報によって、前記求荷情報の運送可
能量の一部について運送すべき荷物が確定し且つその荷
物について前記料金優先モードが指示されていないとき
に、前記サーバーコンピュータは、前記運送業者のクラ
イアントコンピュータからの要求に応じて、前記運送業
者の前記運送可能量の一部を、その運送業者からの前記
求車情報に切換えて、他の運送業者のクライアントコン
ピュータから入力された前記求荷情報と前記設定条件に
基づいて比較し、前記求荷条件と前記求車条件とを対応
付ける処理を実行するように構成されている。
【0023】すなわち、運送業者が、自己の提示した求
荷情報に運送可能量の一部について受注した運送業務を
求車情報に切換えることを認める場合において、運送依
頼者が提示する求車情報において運送料金優先指示が指
示され、その求車情報について受注したときは、自己の
受注分として保有しておく時間的余裕があるので、前記
料金優先モードが指示されていないときにのみ、受注し
た運送業務の求車情報への切換えを可能とすることで、
求荷情報の一部を求車情報に切換える処理を、運送依頼
者の事情に対応させて行うことで、システムを一層便利
なものとすることができる。
【0024】又、上記請求項15記載の構成を備えるこ
とにより、荷物の運送業務を受け入れ可能な条件を特定
するための求荷情報を入力するフォーマットを記述した
運送業者用閲覧ファイルと、荷物の運送依頼条件を特定
するための求車情報を入力するフォーマットを記述した
運送依頼者用閲覧ファイルとを記憶すると共に、前記運
送業者用閲覧ファイルによって入力された前記求荷情報
と前記運送依頼者用閲覧ファイルによって入力された前
記求車情報とを記憶するサーバーコンピュータが設けら
れた荷物運送調整システムにおいて、荷物を運送する経
路を特定可能な識別コードが添付された荷物を複数の運
送業者を経て運送するときに、前記識別コードを荷物を
受ける側の運送業者の前記識別コードにデータ変換する
識別コード変換手段が設けられている。
【0025】運送業界では、一般に、荷物の送り先等を
管理するために、荷物を運送する経路を路線コードのよ
うにコード化して荷物に識別コードとして添付して運送
することがよく行われている。この識別コードの形式は
運送業者毎に異なるものであるので、荷物が複数の運送
業者を経て荷受け人に配送される場合、そのままでは、
荷物に添付された識別コードを使用できないので識別コ
ードを利用した効率的な運送が行えない。そこで、運送
業者間の識別コードの整合をとるための識別コード変換
手段を備えて、運送業者間で荷物の受け渡しをするに伴
って、荷物に添付される識別コードを受取り側の識別コ
ードに変換するのである。もって、複数の運送業者を経
て荷物が運送される場合でも、個々の運送業者が使用す
る識別コードをそのまま活用して、荷物の運送業務に利
用できるようにすることで、ネットワークを利用した荷
物運送調整システムを有効に活用して、合理的な荷物の
運送体系を構築できるに至った。
【0026】又、上記請求項16記載の構成を備えるこ
とにより、運送業者間で荷物の受け渡しが行われる場所
に、運送する経路ごとに荷物を仕分けする自動仕分け設
備が備えられ、前記仕分け設備は、前記識別コードによ
って荷物を自動仕分けするように構成されている。すな
わち、運送業者間で荷物の受け渡しが行われる場所とし
ては、比較的規模の大きいトラックのターミナル等の荷
物の自動仕分け設備が備えられている場所が設定される
場合が多い。そこで、荷物の送り先が特定可能な前記識
別コードを運送業者間で受け渡しして行くことで、その
識別コードによって荷物の自動仕分けを行うことがで
き、荷物の運送作業の効率を向上することができる。
【0027】又、上記請求項17記載の構成を備えるこ
とにより、荷物の運送業務を受け入れ可能な条件を特定
するための求荷情報を入力するフォーマットを記述した
運送業者用閲覧ファイルと、荷物の運送依頼条件を特定
するための求車情報を入力するフォーマットを記述した
運送依頼者用閲覧ファイルとを記憶すると共に、前記運
送業者用閲覧ファイルによって入力された前記求荷情報
と前記運送依頼者用閲覧ファイルによって入力された前
記求車情報とを記憶するサーバーコンピュータが設けら
れた荷物運送調整システムにおいて、前記サーバーコン
ピュータは、前記求荷情報の内容変更を入力時点から一
定期間禁止するように構成されている。すなわち、運送
業者が提示した求荷情報の内容を短い時間間隔で度々変
更すると、求荷情報と求車情報との対応付けに支障を来
す場合もあり、又、運送業者間で適正な競争原理の作用
を超えた過当競争に陥るような可能性も考えられる。そ
こで、運送業者の提示した求荷情報については、一定期
間の間は内容変更できないようにして上記のような弊害
を除去することで、ネットワークを利用した荷物運送調
整システムを有効に活用して、合理的な荷物の運送体系
を構築できるに至った。
【0028】又、上記請求項18記載の構成を備えるこ
とにより、荷物の運送業務を受け入れ可能な条件を特定
するための求荷情報を入力するフォーマットを記述した
運送業者用閲覧ファイルと、荷物の運送依頼条件を特定
するための求車情報を入力するフォーマットを記述した
運送依頼者用閲覧ファイルとを記憶すると共に、前記運
送業者用閲覧ファイルによって入力された前記求荷情報
と前記運送依頼者用閲覧ファイルによって入力された前
記求車情報とを記憶するサーバーコンピュータが設けら
れた荷物運送調整システムにおいて、前記求荷情報及び
前記求車情報のデータ形式が異なる複数の前記サーバー
コンピュータが存在し、前記複数のサーバーコンピュー
タ間で前記求荷情報又は前記求車情報を送受信するとき
に、送信側の前記求荷情報又は前記求車情報のデータ形
式を受信側の前記求荷情報又は前記求車情報のデータ形
式に変換するデータ変換手段が設けられている。
【0029】すなわち、システムの運営者が異なる複数
の荷物運送調整システムが存在するような場合、夫々の
荷物運送調整システムが完全に独立して運用されるより
も、夫々の荷物運送調整システムにおける求荷情報や求
車情報を適宜に交互に流通させたり、あるいは、ある荷
物運送調整システムの全ての求荷情報及び求車情報を他
の荷物運送調整システムに取り込めるようにするのが便
利である。ところが、システムの運営者が異なる場合
は、通常、求荷情報及び求車情報のデータ形式が異なっ
ている。そこで、前記データ変換手段によって、求荷情
報及び求車情報のデータ形式を他のサーバーコンピュー
タに取り込めるように変換することで、ネットワークを
利用した荷物運送調整システムを有効に活用して、合理
的な荷物の運送体系を構築できるに至った。
【0030】又、上記請求項19記載の構成を備えるこ
とにより、前記サーバーコンピュータは、前記求荷情報
と前記求車情報とを設定条件に基づいて比較し、互いに
適合可能な前記求荷情報と前記求車情報とを対応付ける
処理を実行するように構成されると共に、その対応付け
の処理において、前記求荷情報又は前記求車情報と適合
する前記求車情報又は前記求荷情報が存在しなかったと
きに、前記求荷情報又は前記求車情報を他のサーバーコ
ンピュータに送信するように構成され、前記他のサーバ
ーコンピュータは、受信した前記求荷情報又は前記求車
情報を、それに適合可能な前記求車情報又は前記求荷情
報と対応付ける処理を実行するように構成されている。
【0031】すなわち、前記データ変換手段によって求
荷情報及び求車情報のデータ形式を変換して、複数のサ
ーバーコンピュータ間で求荷情報及び求車情報を交互に
流通させる場合において、無制限に流通させるのではな
く、運送業者や運送依頼者から求荷情報及び求車情報が
入力されたサーバーコンピュータでの前記対応付けの処
理を優先して実行させることで、求荷情報及び求車情報
を最初に取得した荷物運送調整システムの優位性を確保
するのである。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の荷物運送調整シス
テムの実施の形態を図面に基づいて説明する。 〔システム構成〕本実施の形態の荷物運送調整システム
は、他人の荷物の運送依頼の受注を希望する運送業者が
そのクライアントコンピュータから入力した荷物の運送
業務を受け入れ可能な条件を特定するための求荷情報
と、荷物の運送を依頼したい運送依頼者がそのクライア
ントコンピュータから入力した荷物の運送依頼条件を特
定するための求車情報とをインターネットを利用して結
びつける役割を果たす。荷物運送調整システムは、図1
に概略的に示すように、荷物運送調整システムのシステ
ム運用者が保有するインターネット接続されたサーバー
コンピュータ1を主体として構成される。尚、図1にお
いては、荷物運送調整システムのシステム運用者が単一
で、サーバーコンピュータ1も単一のものとして図示し
ているが、実際には、以下に説明するものと同等の機能
を有する複数のサーバーコンピュータ1がインターネッ
ト接続され、複数のシステム運用者によって夫々荷物調
整運用システムが運用されており、一定の条件下で、こ
れら複数のサーバーコンピュータ1が連係動作してい
る。
【0033】サーバーコンピュータ1は、Webサーバ
ー1a,データベースサーバー1b及び識別コード管理
サーバー1cから構成されている。Webサーバー1a
は、荷物の運送業務を受け入れ可能な条件を特定するた
めの求荷情報を入力するフォーマットを記述した運送業
者用閲覧ファイルと、荷物の運送依頼条件を特定するた
めの求車情報を入力するフォーマットを記述した運送依
頼者用閲覧ファイルとを記憶すると共に、インターネッ
トに接続された運送業者のクライアントコンピュータ2
aや運送依頼者のクライアントコンピュータ2bからの
閲覧要求に応じて運送業者用閲覧ファイル又は運送依頼
者用閲覧ファイルを送信する。
【0034】運送業者用閲覧ファイル及び運送依頼者用
閲覧ファイルは、夫々複数のファイルの集合として構成
されており、各ファイルは、クライアントコンピュータ
2a,2bにインストールされているWeb閲覧ソフト
にて閲覧可能なHTML形式やスクリプトを実行するC
GI形式その他の形式で記述されている。 〔運送業者用閲覧ファイルの説明〕先ず、運送業者用閲
覧ファイルの構成について説明する。運送業者用閲覧フ
ァイルは、運送業者のクライアントコンピュータ2aが
サーバーコンピュータ1の荷物運送調整システムにアク
セスしたときのログイン画面を構成するログインファイ
ルと、複数の処理メニューを記述した運送業者用メニュ
ーファイルと、求荷情報を入力するフォーマットを有す
る求荷情報入力ファイルと、その求荷情報入力ファイル
に従って入力された求荷情報と対応付けられた求車情報
のリストを表示するための運送業者用検索結果表示ファ
イルとを主たる構成要素としている。
【0035】前記運送業者用メニューファイルには、前
記求荷情報入力ファイルのダウンロードを指示入力する
ためのボタンアイコンを有すると共に、その運送業者が
前記求荷情報を既に入力している場合には、その求荷情
報に対応付けられる求車情報の検索を要求するためのボ
タンアイコン、その既に入力している求荷情報について
の荷物の運送業務の受注状況の表示を指示するためのボ
タンアイコン、既に入力した求荷情報の運送可能量の一
部を求車情報に切換えた場合にはその求車情報に対応付
けられる求荷情報の検索を要求するためのボタンアイコ
ン、求荷情報と求車情報との対応付けの後において運送
業務の受注が確定したときに、その運送業務に関する詳
細事項を入力するためのボタンアイコン、及び、入力済
みの求荷情報に記載した各条件の内容を変更するための
変更ボタンアイコンその他の表示が記述されている。前
記求荷情報入力ファイルは、クライアントコンピュータ
2aに組み込まれているWeb閲覧ソフトで表示した状
態を示す図2のように、自己が提示する求荷情報を入力
するための求荷情報入力用フォーマットを有する他、図
示を省略するが、求荷情報入力用フォーマット等への入
力の仕方の説明も記述されている。
【0036】求荷情報入力用フォーマットについて具体
的に説明すると、その運送業者の運送手段(一般にはト
ラック、以下同様)の出発地住所を入力する出発地住所
入力欄11と、到着地住所を入力する到着地住所入力欄
12と、出発地と到着地との途中箇所に設定される経由
地住所を入力する経由地住所入力欄13と、複数個入力
された経由地住所をリスト表示する経由地リスト表示欄
14と、経由地住所入力欄13に入力した住所を経由地
リスト表示欄14に登録するための追加ボタンアイコン
15と、出発日時を変更を許容できる範囲を指定する形
で入力する出発日入力欄16と、到着日時を変更を許容
できる範囲を指定する形で入力する到着日入力欄17
と、運送手段であるトラックの運送可能容積を入力する
運送可能容積入力欄18と、トラックの運送可能重量を
入力する運送可能重量入力欄19と、上記の入力欄で指
定した条件(日時を除く)で荷物の定期配達の受注を希
望する場合に指定する定期配達指定欄21と、定期配達
の受注を希望するときにその配達周期を記入する周期記
入欄22とを有する。運送可能容積入力欄18及び運送
可能重量入力欄19が夫々3つの入力欄を有するのは、
この1つの求荷情報入力用フォーマットで例えば、2ト
ントラック,4トントラック及び10トントラックのよ
うに、最大3つの運送可能容積及び運送可能重量を入力
することができ、この求荷情報について受注できた求車
情報の量に応じて、最適の運送手段を選択するようにサ
ーバーコンピュータ1が処理する。又、出発地住所入力
欄11及び到着地住所入力欄12には、「××県内全
域」や「○○市内全域」のように包括的な指定も可能と
してある。
【0037】運送業者用検索結果表示ファイルは、We
b閲覧ソフトで表示した状態を例示する図3のように、
求荷情報入力ファイルによって入力された求荷情報に対
応付け可能な求車情報をデータベースサーバー1bが検
索処理して、その検索結果として前記求荷情報に対応付
けた求車情報を表示するように記述されており、詳しく
は後述する。
【0038】〔運送依頼者用閲覧ファイルの説明〕運送
依頼者用閲覧ファイルは、運送依頼者のクライアントコ
ンピュータ2bがサーバーコンピュータ1の荷物運送調
整システムにアクセスしたときのログイン画面を構成す
るログインファイルと、複数の処理メニューを記述した
運送依頼者用メニューファイルと、求車情報を入力する
フォーマットを有する求車情報入力ファイルと、その求
車情報入力ファイルに従って入力された求車情報と対応
付けられた求荷情報のリストを表示するための運送依頼
者用検索結果表示ファイルとを主たる構成要素としてい
る。
【0039】前記運送依頼者用メニューファイルには、
前記求車情報入力ファイルのダウンロードを指示入力す
るためのボタンアイコンその他の表示を有すると共に、
その運送依頼者が前記求車情報を既に入力している場合
には、その求車情報に対応付けられる求荷情報の検索を
要求するためのボタンアイコンその他の表示が記述され
ている。前記求車情報入力ファイルは、クライアントコ
ンピュータ2bに組み込まれているWeb閲覧ソフトで
表示した状態を示す図4のように、自己が提示する求車
情報を入力するための求車情報入力用フォーマットを有
する他、図示を省略するが、求車情報入力用フォーマッ
ト等への入力の仕方の説明も記述されている。
【0040】求車情報入力用フォーマットについて具体
的に説明すると、その運送依頼者の荷物の集荷地住所を
入力する集荷地住所入力欄31と、配達先住所を入力す
る配達先住所入力欄32と、集荷希望日時を変更を許容
できる範囲を指定する形で入力する集荷希望日入力欄3
3と、配達希望日時を変更を許容できる範囲を指定する
形で入力する配達希望日入力欄34と、運送を希望する
荷物の大きさを入力する大きさ入力欄35と、荷物の重
さを入力する重量入力欄36と、運送料金の安い求荷情
報を優先して検索する「運送料金優先」モード、到着日
時の早い求荷情報を優先して検索する「到着日時優先」
モード及びこれら2つのモードの何れも指定しない「指
定なし」のうちの何れかをラジオボタン形式で指定する
検索モード指定欄37と、荷物の定期配達を依頼したい
旨を指定する定期配達依頼欄38と、定期配達を依頼す
るときにその配達周期を指定する周期記入欄39とを有
する。大きさ入力欄35及び36が夫々4つの入力欄を
有するのは、配達先が同一であれば、この1つの求車情
報入力用フォーマットで最大4つの荷物の運送依頼を可
能としているためである。運送依頼者用検索結果表示フ
ァイルは、Web閲覧ソフトで表示した状態を例示する
図5のように、求車情報入力ファイルによって入力され
た求車情報に対応付け可能な求荷情報をデータベースサ
ーバー1bが検索処理して、その検索結果として前記求
車情報に対応付けた求荷情報を表示するように記述され
ており、詳しくは後述する。
【0041】〔運送業者用閲覧ファイルによる一連の操
作の説明)次に、上述のように構成された運送業者用閲
覧ファイルを利用した運送業者の操作について、サーバ
ーコンピュータ1での処理と関連付けて概略的に説明す
る。運送業者は、自己のクライアントコンピュータ2a
に組み込まれたWeb閲覧ソフトで前記ログインファイ
ルの所在を示すURLを入力して、荷物運送調整システ
ムにログインする。システムへのログインに伴って、ク
ライアントコンピュータ2aは、Webサーバー1aか
ら前記運送業者用メニューファイルを受信し、Web閲
覧ソフトがこれをモニタ画面に表示させる。この運送業
者用メニューファイルの表示画面から、前記求荷情報入
力ファイルのダウンロードを指示すると、クライアント
コンピュータ2aは、前記求荷情報入力ファイルをWe
bサーバー1aから受信して、図2に示す画面をモニタ
画面に表示する。
【0042】運送業者が図2の表示画面から必要事項を
入力して、送信ボタンアイコン20を操作すると、入力
情報が送信されてWebサーバー1aに入力されると共
に、Webサーバー1aから図示を省略する運送料金入
力用のフォーマットを有するファイルを受信し、そのフ
ァイルから所定のフォーマットに従って運送料金を入力
して、先に送信された求荷情報を構成する他のデータと
同様にWebサーバー1aに送信する。Webサーバー
1aは、図2のフォーマットで入力された情報及び運送
料金の情報を含む求荷情報を受信すると、データベース
サーバー1bに、入力された求荷情報を運送業者を特定
するための識別情報と共に登録(記憶)する。
【0043】運送業者は、このようにして求荷情報を登
録した後、上記運送業者用メニューファイルをクライア
ントコンピュータ2aの画面上に表示させた状態で、前
記変更ボタンアイコンを操作することによって、その求
荷情報に記載した条件を変更することができる。運送業
者がこの変更ボタンアイコンを操作して、それがWeb
サーバー1aに送信されると、Webサーバー1aは、
図2とほぼ同一のフォーマットで各入力欄に入力済みの
データを表示させたファイルをその運送業者のクライア
ントコンピュータ2a送信する。それを受信した運送業
者は、変更したい部分を修正してWebサーバー1aに
送信することで、Webサーバー1aによって変更後の
求荷情報がデータベースサーバー1bに登録される。但
し、求荷情報が度々変更されるのを避けるために、求荷
情報の登録後あるいは変更後、設定期間経過しない限り
変更を認めないようにしてあり、Webサーバー1a
は、クライアントコンピュータ2aから求荷情報の変更
要求を受信したときに、初期登録からあるいは前回の変
更登録から設定期間経過していないときは、その変更要
求を拒絶する旨を記述したファイルをクライアントコン
ピュータ2aに送信する。
【0044】上述のようにして求荷情報を登録すると、
運送業者は、前記運送業者用メニューファイルから求車
情報の検索を要求するためのボタンアイコンを操作し
て、自己が入力した求荷情報に適合可能な求車情報との
対応付けを要求できる。この要求が送信されるに伴っ
て、Webサーバー1aは、図6のフローチャートに示
す運業者用検索処理を開始する。先ず、その運送業者に
ついてデータベースサーバー1bに記憶されている求荷
情報をリストアップし(ステップ#1)、各求荷情報毎
にデータベースサーバー1bに登録されている求車情報
と設定条件で比較し、適合可能な求車情報を選び出して
対応付ける(ステップ#2)。ここでいう設定条件は、
以下の通りである。すなわち、住所に関する情報につい
ては、求荷情報に含まれる出発地住所及び到着地住所が
求車情報に含まれるを集荷地住所及び配達先住所に一致
するか否か、日時に関する情報については、出発日の範
囲と集荷希望日の範囲とに共通部分があるか否か、到着
日の範囲と配達希望日の範囲とに共通部分があるか否
か、求車情報の荷物をトラックに搭載可能か否か、定期
配達に関しては、求荷情報及び求車情報の双方に定期配
達が指定され且つ配達周期が一致するか否かを条件とす
る。データベースサーバー1bは、求車情報の荷物を求
荷情報のトラックに搭載可能か否かを判断するために、
各求荷情報について、容積及び重量についての残存運送
可能量を記憶しており、図2の求荷情報入力ファイルに
よって入力された運送可能容積及び運送可能重量を残存
運送可能量の初期値として登録し、運送業務の受注が確
定する毎に受注した荷物の体積及び重量を残存運送可能
量から減算して更新登録している。
【0045】又、求荷情報に経由地が登録されている場
合には、出発地,経由地及び到着地からいずれか2つを
選択し、それらを出発地及び到着地として上記の検索条
件で該当する求車情報の有無を検索する。すなわち、求
荷情報に経由地が指定されているときには、出発地から
到着地に至る運送経路によって求荷情報と求車情報とを
対応付ける処理を実行すると共に、経由地を出発地又は
到着地とする運送経路によって、求荷情報と求車情報と
を対応付ける処理を実行するのである。尚、このときの
経由地への到着日時及び経由地の出発日時については、
運送経路の平均所要時間から推定するのであるが、図2
に示す求荷情報の入力画面から予め入力させるようにし
ておいても良い。
【0046】更に、求荷情報に対応付ける求車情報の検
索においては、上記のように、求荷情報で提示されてい
る運送経路が求車情報に提示されている運送経路と一致
するか、あるいは、それを包含する場合の他に、求荷情
報の運送経路が求車情報の運送経路の一部をなす場合も
検索の対象となる。すなわち、求荷情報の運送経路を一
部に含む運送経路が提示された求車情報を見つけると、
求車情報の運送経路の残りの部分の運送経路に対応付け
ることのできる求荷情報の有無を検索し、そのような求
荷情報が存在して、複数の求荷情報の運送経路で求車情
報の運送経路をカバーできることを確認できたときに、
他の条件の具備を確認した上で、求荷情報を運送経路が
求車情報の運送経路の一部をなす場合も、適合可能なも
のとしてその求荷情報と求車情報を対応付けるのであ
る。
【0047】この検索をステップ#1においてリストア
ップされた全ての求荷情報について完了すると(ステッ
プ#3)、全ての求荷情報について何らかの求車情報が
対応付けられたときは(ステップ#4)、上記各条件を
満足した求車情報を、求荷情報に対応付けた求車情報と
して図3に表示状態を示す運送業者用検索結果表示ファ
イルに記述し、求荷情報を入力した運送業者のクライア
ントコンピュータ2aに送信する(ステップ#8)。一
方、リストアップされた求荷情報の何れかについて、対
応付けが可能な求車情報に該当するものが全く存在しな
いときは(ステップ#4)、他のシステム運用者にて運
用されている他の荷物運送調整システム(サイト)に対
して適合可能な求車情報を対応付けるための検索を要求
することが可能であり、検索を要求するか否かを問い合
わせる旨を記述したファイルを運送業者のクライアント
コンピュータ2aに送信して当該運送業者の意思を確認
する(ステップ#5)。すなわち、上述のように、複数
のシステム運用者が夫々運用するサーバーコンピュータ
1は、互いに連係動作するように構成されており、求荷
情報と適合する求車情報が存在しなかったときに、その
求荷情報を他のサーバーコンピュータに送信して、当該
他のサーバーコンピュータ1に適合可能な求車情報が存
在するか否か検索できるように構成されているのであ
る。又、当該他のサーバーコンピュータ1に対して適合
可能な求車情報の検索を要求することで、当該他のサー
バーコンピュータ1の荷物運送調整システムから費用を
請求されること等により別途費用が発生するときは、運
送業者に対してその旨の確認も行われる。尚、当該他の
サーバーコンピュータ1の荷物運送調整システムから費
用を請求されるときは、求荷情報が最初に入力された荷
物運送調整システムの側がその費用を代理で徴収する。
【0048】運送業者が他のサーバーコンピュータ1で
の求車情報の検索を要求しないときは(ステップ#
5)、最初の検索結果による前記運送業者用検索結果表
示ファイルを運送業者のクライアントコンピュータ2a
に送信し(ステップ#8)、運送業者が当該他のサーバ
ーコンピュータ1での求車情報の検索を要求したとき
は、(ステップ#5)、その運送業者の求荷情報(最初
の検索で適合可能な求車情報がなかった求荷情報)を当
該他のサーバーコンピュータ1に送信して、適合可能な
求車情報の検索を要求する(ステップ#6)。ただし、
求荷情報は、情報の内容自体については、荷物運送調整
システムを運用するサイト間ですなわちサーバーコンピ
ュータ1間で基本的に共通するもののデータ形式が異な
るため、Webサーバー1aは、送信する求荷情報を送
信相手先のサーバーコンピュータ1での求荷情報のデー
タ形式に変換して送信する。従って、Webサーバー1
aは、複数のサーバーコンピュータ1間で求荷情報又は
求車情報を送受信するときに、送信側の求荷情報又は求
車情報のデータ形式を受信側の求荷情報又は求車情報の
データ形式に変換する変換手段DEとして機能する。
【0049】上記検索要求を受け取った他のサーバーコ
ンピュータ1は、受信した求荷情報を、それに適合可能
な求車情報を検索して対応付ける処理を実行し、その結
果を検索の依頼元のサーバーコンピュータ1に送り返
す。検索の依頼元のサーバーコンピュータ1は、その対
応付けの結果(検索結果)を受け取ると(ステップ#
7)、その受け取った対応付けの結果を含めて前記運送
業者用検索結果表示ファイルを記述し、求荷情報を入力
した運送業者のクライアントコンピュータ2aに送信す
る(ステップ#8)。尚、このように、他のサイトに対
して求車情報の検索や、後述の求荷情報の検索を要求し
たときは、検索を要求した事実が関連する情報と共に履
歴情報としてデータベースサーバー1bに登録され、求
荷情報を入力した運送業者又は求車情報を入力した運送
依頼者の閲覧に供するように構成されている。又、詳細
な説明は省略するが、他のサイトに対する求車情報の検
索や求荷情報の検索の要求は相互に行えるように構成さ
れている。
【0050】図3の運送業者用検索結果表示ファイルで
は、求荷情報に適合可能として対応付けられた求車情報
を検索結果表示欄41としてリスト表示すると共に、リ
スト表示された求車情報のうちのいずれかの運送業務を
受注したい場合に、その旨を登録するための受注希望入
力欄42が備えられ、更に、発注を受けた場合にその求
車情報についての受注を確認するための求車情報毎の確
認ボタンアイコン43、受注希望を出していない求車情
報から発注を受けた場合にその発注を断るための取消ボ
タンアイコン44と、受注した運送業務を求車情報に切
換えてデータベースサーバー1bに登録するための求車
登録ボタンアイコン45と、その運送業者が既に受注希
望を出している求車情報であることを示す受注希望表示
欄46と、リスト表示されている求車情報から発注があ
ったことを示す発注表示欄47と、その求車情報の運送
経路の一部の運送を担当することを示す一部受注表示欄
48が記述されている。
【0051】運送業者が、受注希望入力欄42に受注を
希望する求車情報の番号を入力して送信ボタンアイコン
49を操作すると、その番号がデータベースサーバー1
bに送信されて、その求車情報について該当する求荷情
報から受注希望があったことを記憶する。この受注希望
を登録すると、次回からの検索時において、受注希望表
示欄46にその旨が表示され、受注希望を出したか否か
を確認できる。発注表示欄47は、それを表示している
求車情報から該当の求荷情報に対して運送業務を発注す
る旨がデータベースサーバー1bに登録されているとき
に表示されるもので、確認ボタンアイコン43,取消ボ
タンアイコン44及び求車登録ボタンアイコン45も同
様である。発注表示欄47に「発注有り」と表示されて
いる状態で、運送業者は、確認ボタンアイコン43を操
作することでその発注に対する受注を確定させることが
でき、更に、発注元の求車情報の荷物が求荷情報の運送
可能量の一部を占めるものである場合は、受注を確定さ
せた後に、求荷情報のうちの受注が確定した部分につい
て、その運送業者が荷主として入力した形の求車情報に
切換えて登録することができる。
【0052】受注を確定する際の処理の説明に先立っ
て、先ず、求荷情報の一部を求車情報に切換えることに
ついて説明すると、運送業者がこのような対応をとるの
が有効となるケースとしては、例えばある求車情報を受
注した後、他の求車情報を受注できなければトラックの
荷物の充填効率が極端に低くなってしまうような場合で
ある。但し、この処理を要求できるのは、荷物運送調整
システムの利用経験をある程度積んで切換え用設定条件
を満たした運送業者のみであり、Webサーバー1a
は、図6のステップ#4の処理において、前記切換え用
設定条件を満たした運送業者からの検索要求である場合
に限り、運送業者用検索結果表示ファイルに求車登録ボ
タンアイコン45を記述する。尚、前記切換え用設定条
件としては、例えば、運送業者の荷物運送調整システム
の利用回数が設定回数以上であること、あるいは、運送
業者が荷物運送調整システムの利用を開始してから設定
期間以上経過していることで良い。更に、この処理を要
求できる条件として、発注元の求車情報が、求荷情報入
力時に図4に示す求車情報入力ファイルにおいて「運送
料金優先」モード(すなわち、運送料金優先指示)が指
示されていないことが条件として加重される。つまり、
運送料金優先指示の場合は、必ずしも迅速な配達は要求
されないので、若干長めの期間、自己が受注した運送業
務として保持していても差し支えないからである。上記
処理をWebサーバー1aに指示するために備えられた
求車登録ボタンアイコン45を運送業者が操作すると、
その旨がWebサーバー1aに送信されて、Webサー
バー1aは、データベースサーバー1bにおいてその運
送業者から入力された求荷情報の中から、求荷情報の運
送可能量の一部について荷物の運送の受注を確定してい
るものを選び出し、Web閲覧ソフトで表示させた状態
で図8のような表示例となるファイルを生成してクライ
アントコンピュータ2aに送信する。
【0053】図8では、求荷情報コードで特定される各
求荷情報毎に、各荷物の大きさ及び重量を表示すると共
に、原則として各荷物単位で求車情報に切換えるか否か
を指定するためのチェックボックス50が備えられてい
る。但し、同一の荷送り人から同一の荷受け人に送られ
る複数の荷物については一括して求車情報に切換えるよ
うにしてあり、図8の上段側の求荷情報における荷物番
号「4」,「5」,「6」の荷物について例示するよう
に、一括して求車情報に切換えるようにチェックボック
ス50が配置されている。運送業者は、図8の表示画面
で求車情報に切換えたい荷物を指定した後、送信ボタン
アイコン51を操作すると、求荷情報に切換える荷物の
識別情報がWebサーバー1aに送られ、Webサーバ
ー1aは指定された荷物についての求車情報としてデー
タベースサーバー1bに登録する。この際の集荷地住所
等の情報は、元の運送依頼者の求車情報の内容を流用す
る。
【0054】次に、運送業者が、発注を受けたときに表
示される確認ボタンアイコン43を操作した場合の処理
を説明する。この操作をすると、Webサーバー1aに
対して、図7のフローチャートに示す受注確認処理を開
始すべき旨が送信され、これを受信したWebサーバー
1aは、先ず、新たに受注が確認されたものも含めて該
当の求荷情報において受注するものとして選択した全て
の求車情報の荷物の運送を受注した側の求荷情報にて運
送した場合に、予め記憶されている運送経路の平均的な
所要走行時間情報と、平均的な経由地での作業時間情報
とから、経由地及び到着地の到着予定日時を算出する
(ステップ#11)。この各到着予定日時が、受注する
ものとして選択した全ての求車情報に含まれる到着希望
日時(集荷希望日時及び配達希望日時)に間に合うとき
は(ステップ#12)、この受注確認をデータベースサ
ーバー1bに登録し、運送業務を受注した求荷情報につ
いてデータベースサーバー1bに登録されている容積及
び重量についての前記残存運送可能量から受注した運送
業務に係る荷物の体積及び重量を減じる(ステップ#1
3)。但し、その求荷情報の運送可能容積及び運送可能
重量について、例えば2トントラック,4トントラック
及び10トントラックのように、複数段階に入力されて
いるときは、前記残存運送可能量の初期値としては2ト
ントラックの運送可能容積及び運送可能重量を登録し、
上記減算によって前記残存運送可能量がマイナスとなっ
たときに前記残存運送可能量を4トントラックのものに
切換え、更に減算によって前記残存運送可能量がマイナ
スになったときには、前記残存運送可能量を10トント
ラックのものに切換えるようにして、求荷情報において
複数段階で入力された運送可能量に対して荷物の充填効
率が最も高くなるように運送可能量の小さいものから順
に求車情報を割り付けて、効率良く荷物を割り振るよう
にしている。
【0055】この後、受注確認した求車情報が上述の求
荷情報の運送可能量の一部を求車情報に切換えたもので
あるか否かを確認し(ステップ#14)、求荷情報の運
送可能量の一部を求車情報に切換えたものである場合
は、当該求荷情報における運送可能量の他の部分につい
ての求荷情報をデータベースサーバー1bから削除する
(ステップ#15)。求荷情報の一部を切換えることに
よって生成された求車情報についての運送業務の受注が
確定したときは、残りの部分の求荷情報について運送業
務を受注しようとする意欲を失ったとみなせるからであ
る。一方、図7のステップ#12において、到着予定日
時が到着希望日時よりも遅れるときは、その旨を記述し
たファイルを運送業者のクライアントコンピュータ2a
へ送信する(ステップ#16)。Web閲覧ソフトの画
面上でこの受信したファイルを見た運送業者は、確認ボ
タンアイコン43を操作した求車情報を受注するのが妥
当ではないことを確認することができる。
【0056】〔運送依頼者用閲覧ファイルによる一連の
操作の説明)次に、上述のように構成された運送依頼者
用閲覧ファイルを利用した運送依頼者の操作について、
サーバーコンピュータ1での処理と関連付けて概略的に
説明する。運送依頼者は、自己のクライアントコンピュ
ータ2bに組み込まれたWeb閲覧ソフトで前記ログイ
ンファイルの所在を示すURLを入力して、荷物運送調
整システムにログインする。システムへのログインに伴
って、クライアントコンピュータ2aは、Webサーバ
ー1aから前記運送依頼者用メニューファイルを受信
し、Web閲覧ソフトがこれをモニタ画面に表示させ
る。この運送依頼者用メニューファイルの表示画面か
ら、前記求車情報入力ファイルのダウンロードを指示す
ると、クライアントコンピュータ2bは、前記求車情報
入力ファイルをWebサーバー1aから受信して、図4
に示す画面をモニタ画面に表示する。運送依頼者が図4
の表示画面から必要事項を入力して、送信ボタンアイコ
ン40を操作すると、入力情報が送信されてWebサー
バー1aに入力される。Webサーバー1aは、図4の
フォーマットで入力された求車情報を受信すると、デー
タベースサーバー1bに、入力された求車情報を運送依
頼者を特定するための識別情報と共に登録(記憶)す
る。
【0057】求車情報の登録が完了した運送依頼者は、
前記運送依頼者用メニューファイルから求荷情報の検索
を要求するためのボタンアイコンを操作することによっ
て、入力した求車情報に適合可能な求荷情報との対応付
けを要求できる。この要求を受信したWebサーバー1
aは、図9のフローチャートに示す運業依頼者用検索処
理を開始する。尚、この図9に示す処理は、前記運送業
者用メニューファイルから求荷情報の検索を要求するた
めのボタンアイコンを操作したときにも実行される。先
ず、その運送依頼者が既に入力してデータベースサーバ
ー1bに記憶されている求車情報をリストアップし(ス
テップ#21)、各求車情報毎にデータベースサーバー
1bに登録されている求荷情報と設定条件で比較し、適
合可能な求荷情報を選び出して対応付ける(ステップ#
22)。この設定条件は、上述した求荷情報に適合可能
な求車情報を検索する場合の条件とほぼ同様であり、住
所に関する情報については、求車情報に含まれる集荷地
住所及び配達先住所が求荷情報に含まれるを出発地住所
及び到着地住所に一致するか否か、日時に関する情報に
ついては、集荷希望日の範囲と出発日の範囲とに共通部
分があるか否か、配達希望日の範囲と到着日の範囲とに
共通部分があるか否か、求車情報の荷物をトラックに搭
載可能か否かである。データベースサーバー1bは、求
車情報の荷物を求荷情報のトラックに搭載可能か否かを
判断する手法は上述した通りである。又、求荷情報に経
由地が登録されている場合や、求荷情報の運送経路が求
車情報の運送経路の一部をなす場合の処理も図6のステ
ップ#2における処理と同様である。
【0058】この検索をステップ#21においてリスト
アップされた全ての求車情報について完了すると(ステ
ップ#23)、全ての求車情報について何らかの求荷情
報が対応付けられたときは(ステップ#24)、上記各
条件を満足した求荷情報を、求車情報に対応付けた求荷
情報として図5に表示状態を示す運送依頼者用検索結果
表示ファイルに記述し、求車情報を入力した運送依頼者
のクライアントコンピュータ2bに送信する(ステップ
#28)。一方、リストアップされた求車情報の何れか
について、対応付けが可能な求荷情報に該当するものが
全く存在しないときは(ステップ#24)、他のシステ
ム運用者にて運用されている他の荷物運送調整システム
(サイト)に対して適合可能な求荷情報を対応付けるた
めの検索を要求することが可能であり、検索を要求する
か否かを問い合わせる旨を記述したファイルを運送依頼
者のクライアントコンピュータ2bに送信して当該運送
依頼者の意思を確認する(ステップ#25)。すなわ
ち、求車情報と適合する求荷情報が存在しなかったとき
に、その求車情報を他のサーバーコンピュータに送信し
て、当該他のサーバーコンピュータ1に適合可能な求荷
情報が存在するか否か検索できるように構成されている
のである。又、当該他のサーバーコンピュータ1に対し
て適合可能な求荷情報の検索を要求することで、当該他
のサーバーコンピュータ1の荷物運送調整システムから
費用を請求されること等により別途費用が発生するとき
は、運送依頼者に対してその旨の確認も行われる。尚、
当該他のサーバーコンピュータ1の荷物運送調整システ
ムから費用を請求されるときは、求車情報が最初に入力
された荷物運送調整システムの側がその費用を代理で徴
収する。
【0059】運送依頼者が他のサーバーコンピュータ1
での求荷情報の検索を要求しないときは(ステップ#2
5)、最初の検索結果による前記運送依頼者用検索結果
表示ファイルを運送依頼者のクライアントコンピュータ
2bに送信し(ステップ#28)、運送依頼者が当該他
のサーバーコンピュータ1での求荷情報の検索を要求し
たときは、(ステップ#25)、その運送依頼者の求車
情報(最初の検索で適合可能な求荷情報がなかった求車
情報)を当該他のサーバーコンピュータ1に送信して、
適合可能な求荷情報の検索を要求する(ステップ#2
6)。ただし、求車情報についても、情報の内容自体に
ついては、荷物運送調整システムを運用するサイト間で
すなわちサーバーコンピュータ1間で基本的に共通する
もののデータ形式が異なるため、データ変換手段DEと
して機能するWebサーバー1aが、送信する求車情報
を送信相手先のサーバーコンピュータ1での求車情報の
データ形式に変換して送信する。
【0060】上記検索要求を受け取った他のサーバーコ
ンピュータ1は、受信した求車情報を、それに適合可能
な求荷情報を検索して対応付ける処理を実行し、その結
果を検索の依頼元のサーバーコンピュータ1に送り返
す。検索の依頼元のサーバーコンピュータ1は、その対
応付けの結果(検索結果)を受け取ると(ステップ#2
7)、その受け取った対応付けの結果を含めて前記運送
依頼者用検索結果表示ファイルを記述し、求車情報を入
力した運送依頼者のクライアントコンピュータ2bに送
信する(ステップ#28)。図5の運送依頼者用検索結
果表示ファイルでは、求車情報に適合可能として対応付
けられた求荷情報を検索結果表示欄61としてリスト表
示すると共に、リスト表示された求荷情報のうちのいず
れかの求荷情報に対して発注したい場合に、その旨を登
録するための発注入力欄62が備えられ、更に、リスト
表示された求荷情報を提示した運送業者の業務評価情報
を閲覧するための評価情報表示ボタンアイコン63と、
検索結果としてリスト表示された求荷情報から検索元の
求車情報に対して受注を希望する旨が入力されている
(図3に示すフォーマットで入力したもの)場合に、そ
の旨を表示する受注希望表示欄64と、検索元の求車情
報に適合可能な求荷情報が存在しなかった場合に、デー
タベースサーバー1bに登録した求車情報の削除を要求
するための求車取消ボタンアイコン65が記述されてい
る。この求車取消ボタンアイコン65で削除しない限
り、適合可能な求荷情報が存在しなかった求車情報は、
対応付けのための検索対象としてデータベースサーバー
1bに残る。
【0061】検索結果表示欄61では、該当する求荷情
報の出発地住所等を抜粋して表示する他、求車情報の荷
物を運送した場合の具体的な運送料金を表示する項目
と、該当の求荷情報の運送業者名を表示する項目と、そ
の運送業者についての求車情報の提示車である運送依頼
者の利用実績を利用回数で表示する項目とを表示する。
上記の運送料金は、データベースサーバー1bに登録さ
れている該当求荷情報の運送料金設定に基づいてWeb
サーバー1aが計算して求めるものであり、上記の利用
実績は、データベースサーバー1bに運送依頼者と対応
つけて登録されている各運送業者の利用回数のデータを
上記検索時に読取って表示するものである。図5の表示
例における最初の求車情報についての表示のように、一
つの求車情報に対して複数の求荷情報が対応付けられた
場合、図4の求車情報入力ファイルの検索モード指定欄
37において「運送料金優先」モードが指定されている
ときは前記複数の求荷情報を運送料金が安い順に表示
し、「到着日時優先」モードが指定されているときは前
記複数の求荷情報を到着日時が早い順に表示し、「指定
なし」が指定されているときは利用実績(利用回数)の
多い順に表示する。つまり、Webサーバー1aは、求
荷情報と求車情報とを対応付けるための条件として、運
送料金優先指示(すなわち「運送料金優先」モードの指
定)が指示されているときには、運送料金の安い求荷情
報から優先して対応付け、且つ、到着日優先指示(すな
わち「到着日時優先」モードの指定)が指示されている
ときは、到着日時の早い求荷情報から優先して対応付け
る。
【0062】図5の表示例における最初の求車情報に対
応付けられた2番目の求荷情報(「#2」の求荷情報)
は、一つの求荷情報の運送経路を複数の求荷情報の運送
経路を組み合わせて対応付けた場合を例示しており、複
数の運送業者名が連名で記述されている。運送依頼者
が、運送依頼者用検索結果表示ファイルが図5のように
画面表示されている状態において、評価情報表示ボタン
アイコン63を操作すると、Webサーバー1aに対し
て該当する運送業者についての業務評価情報の閲覧を要
求する信号が送信され、それを受信したWebサーバー
1aは、データベースサーバー1bに登録されている各
運送業者の業務評価情報の中から該当する運送業者の業
務評価情報を検索し、その検索結果をWeb閲覧ソフト
にて表示可能なファイル形態で記述して運送依頼者のク
ライアントコンピュータ2bに送信する。この業務評価
情報としては、例えば、指定通りに集荷及び配達を完了
した運送業務の受注した運送業務の総数に対する割合を
契約遵守率として%表示したものや、運送業者が指定し
た集荷予定日時及び配達予定日時と実際の集荷日時及び
配達日時との誤差情報や、アンケート形式で荷送り人及
び荷受け人から収集した顧客満足度の情報を数値化した
もので良い。更に、業務評価情報の表示形態としては、
%表示や数値表示の他に、「Aランク,Bランク,Cラ
ンク……」のようにランク付けして表示しても良い。但
し、検索によって対応付けられた求荷情報が他の荷物運
送調整システム(サイト)での検索によって得られたも
のである場合には、表示される業務評価情報の内容を制
限する場合もあり、具体的にどのような業務評価情報が
表示されるかは、荷物運送調整システムのシステム運用
者間の契約により定められる。業務評価情報を記述した
ファイルには、上記のような運送業者の全体的な業務評
価情報の他に、過去にその運送業者に運送業務を依頼し
た各運送依頼者夫々とその運送業者との関係における個
別の業務評価情報を各運送依頼者毎に表示させる指示を
送信するための記述も含まれ、Webサーバー1aは、
その指示を受け取ると指定された運送依頼者についての
その運送業者の業務評価情報を運送依頼者のクライアン
トコンピュータ2bに送信する。
【0063】又、運送依頼者が、図5の画面表示におい
て、発注入力欄62に所望の番号を入力して送信ボタン
アイコン66を操作すると、Webサーバー1aに対し
て指定した求荷情報について発注する旨が送信され、そ
れを受信したWebサーバー1aは、データベースサー
バー1bに該当の求荷情報に対して発注を受けたことを
登録する。このようにデータベースサーバー1bに発注
を受けた登録をしておくことで、その求荷情報を提示し
た運送業者からの要求によって図6に示す処理が実行さ
れたときに、図3の運送業者用検索結果表示ファイルに
おいて発注表示欄47の表示が記述される。この発注表
示欄47の表示に対応して、運送業者が確認ボタンアイ
コン43を操作したときは、上述のように、その受注確
認がデータベースサーバー1bに登録され、運送依頼者
が再度Webサーバー1aに対して図9の処理の実行を
指示したときに、図5において2番目に表示している求
車情報でのメッセージ表示67のように表示して、運送
依頼者は受注業者が確定したことを確認できる。その一
方で、図3の表示で運送業者が取消ボタンアイコン44
を操作したときは、Webサーバー1aが、該当する求
車情報と求荷情報とを対応付けないことをデータベース
サーバー1bに登録して相互に検索対象から除外する。
【0064】尚、このように受発注が確定した求荷情報
及び求車情報が、定期配達を指定したものである場合、
その求車情報はデータベースサーバー1bから一旦削除
されるものの、その求車情報の指定条件自体はデータベ
ースサーバー1bに保持され、その求車情報で指定した
周期で自動的に同じ内容の求車情報として登録すると共
に、定期配達としてその求車情報を受注した運送業者が
提示し且つその求車情報に適合可能な求荷情報に対して
自動的に発注を登録する。但し、このように、運送依頼
者の操作を要することなく、継続的に運送業務の発注処
理が実行されるのは設定期間(例えば3ヶ月)のみであ
り、その期間の終期が近づくと、Webサーバー1a
は、定期配達の受発注を行った両当事者に対して、再度
受発注を登録すべき旨を電子メールにて送信する。つま
り、サーバーコンピュータ1上で、定期配達物の契約期
間を一定期間に制限し、期間の経過の度に契約の更新を
要求しているのである。
【0065】〔求車情報の受注が確定した後の処理〕上
述のような運送業者及び運送依頼者の双方の入力操作に
よって、提示した求荷情報について運送業者が十分な求
車情報を受注したと考えたときや、受注した求車情報の
運送業務の遂行開始時間が迫ってきたときに、前記運送
業者用メニューファイルの表示画面から、受注が確定し
た運送業務に関する詳細事項を入力するためのボタンア
イコンを操作する。尚、前記運送業務に関する詳細事項
の入力をいつまでに行う必要があるかを、夫々の求車情
報の受注が確定する度に、Webサーバー1aから通知
をするようにしても良い。このボタンアイコンの操作を
受信したWebサーバー1aは、前記運送業務に関する
詳細事項を入力するフォーマットを有するファイルを当
該運送業者のクライアントコンピュータ2aに送信す
る。このファイルには、運送業者が求車情報の荷物の集
荷予定日時及び配達予定日時を記入するフォーマットが
含まれる。そのWebサーバー1aから受信したファイ
ルをWeb閲覧ソフトにて表示させた状態で、運送業者
が求荷情報を特定した状態で所定の事項を入力し、その
入力データをWebサーバー1aに送信すると、Web
サーバー1aは図10に示す受注締切り処理を開始す
る。
【0066】先ず、運送業者が入力した詳細事項をデー
タベースサーバー1bに登録すると共に、データベース
サーバー1bに登録されている当該運送業者の業務評価
情報を検索し、その業務評価情報の中の運送業者が指定
した集荷予定日時及び配達予定日時と実際の集荷日時及
び配達日時との誤差情報を読取る(ステップ#31)。
その誤差情報が「0時間」でないときは(ステップ#3
2)、運送業者が前記運業務に関する詳細事項の一部と
して入力した集荷予定日時及び配達予定日時に前記誤差
情報を加減算して修正する(ステップ#33)。必要に
応じてこのように修正した集荷予定日時及び配達予定日
時を含む詳細事項を電子メールによって求車情報に係る
運送依頼者、及び、その求車情報の荷物が複数の運送業
者間の受け渡しを経て配達される場合にはその荷物を受
け取る運送業者に送信し(ステップ#34)、更に、荷
物を運送する経路を特定可能な識別コードを作成し、識
別コード管理サーバー1cによってその識別コードを、
運送業務を受注した運送業者が使用するデータ形式に適
合させた形に変換した後に当該運送業者にメール送信す
る(ステップ#35)。この後、この処理の処理対象と
なっている求荷情報をデータベースサーバー1bの登録
データから削除する(ステップ#36)。尚、前記識別
コードを受け取った運送業者は、その識別コードを数値
あるいはバーコードとして荷物にラベル貼着する。
【0067】〔サーバーコンピュータ1での管理処理〕
サーバーコンピュータ1では、上述した適合可能な求荷
情報を求車情報とを対応付ける処理の他に、図5に示す
運送依頼者用検索結果表示ファイルの評価情報表示ボタ
ンアイコン63の操作によって要求される各運送業者の
業務評価情報の維持管理を行う処理と、荷物にラベル貼
着される識別コードの管理を行う処理とを実行する。業
務評価情報の維持管理処理は、Webサーバー1a及び
データベースサーバー1bの連係動作によって処理さ
れ、識別コードの管理処理は識別コード管理サーバー1
cによって処理される。
【0068】先ず、業務評価情報の維持管理について説
明する。運送業者の業務評価情報のうち、運送業者の運
送業務の遂行に追従して自動的に更新されるものは、前
記契約遵守率と、運送業者が指定した集荷予定日時及び
配達予定日時と実際の集荷日時及び配達日時との誤差情
報とである。運送業者が指定した集荷予定日時及び配達
予定日時は上述のようにデータベースサーバー1bに登
録されており、実際の集荷日時及び配達日時は、トラッ
クの運転者等の実際の運送業務にかかわる者がWebサ
ーバー1aにアクセスして登録する。具体的には、集荷
地,他の運送業者に荷物を渡す経由地及び配達先に到着
するごとにWebサーバー1aにアクセス可能な携帯電
話型の情報端末や可搬型小型パーソナルコンピュータ等
にてトラックの運転者等がWebサーバー1aにアクセ
スして到着したことを報告する。Webサーバー1a
は、荷物の運送業務の遂行に伴って入力される業務遂行
情報である前記到着の報告を受けて、図11のフローチ
ャートに示す到着報告時処理を開始する。
【0069】先ず、データベースサーバー1bにその到
着報告を受けた日時をその報告した運送業者のデータと
して登録すると共に、到着の事実をその荷物に関与した
者に電子メールで送信する(ステップ#41)。この電
信メールの送信の対象となるのは、到着が配達先への到
着である場合には、その荷物の運送依頼者であり、更
に、その荷物が複数の運送業者の間を受け渡されて運送
されるときは、到着報告をした運送業者の前にその荷物
の運送業務を担当した運送業者である。この後、運送業
者が指定した日時(既にデータベースサーバー1bに入
力されている)と報告のあった日時との差を記憶すると
共に、それを用いて平均計算等により前記誤差情報を再
計算し、その結果を以前データを更新する形でデータベ
ースサーバー1bに登録し、更に、実際の到着日時が運
送業者の指定した日時に間に合ったか否かによって前記
契約遵守率を更新登録する(ステップ#42)。このよ
うに、他の運送業者に荷物を渡す経由地においても到着
時刻を管理して前記誤差情報として登録することで、荷
物が複数の運送業者によって、運送経路の出発地と到着
地との間の途中箇所に設定された経由地を経由して荷物
の運送が行われるときに、運送業者の業務評価情報に運
送業者間で荷物の受け渡しが行われる経由地までの運送
業務についての評価情報を含むように構成している。
尚、複数の運送業者を経て荷物が運送される場合に、運
送経路に上流側を担当した運送業者の遅延によって、経
由地での荷物の受け取り自体が予定より遅れたときは、
その遅れの分が補正される。
【0070】ここで、実際に集荷地等に到着したことを
報告した運送業者と、その運送業務を受注した運送業者
とが異なる場合がる。すなわち、本システムでは、自ら
が実際の運送業務を遂行する運送業者のみならず、受注
した運送業務の全部あるいは一部を、自らは本システム
で求荷情報を提示して運送業務の受注活動を行わない他
の運送業者に外部委託する運送業者の参加も認めてお
り、この場合、直接的なシステムへの参加者である運送
業務を外部へ委託する側の運送業者の業務評価情報のみ
ならず、運送業務を委託される側の運送業者の業務評価
情報をもサーバーコンピュータ1で管理している。We
bサーバー1aは、到着報告の報告事項から、報告のあ
った運送業務が上記のような外部委託によるものである
ことを確認したときは(ステップ#43)、ステップ#
42において更新された外部委託を受けた運送業者の業
務評価情報を用いて、運送業務を委託する側の運送業者
の業務評価情報を再計算して更新する(ステップ#4
4)。具体的な計算手法としては、例えば、その運送業
者が運送業務を委託する対象として予め登録されている
全ての運送業者の業務評価情報の平均値として求めるこ
とができる。
【0071】ところで、上述のように本システムに参加
して求荷情報を入力する運送業者が、本システムの直接
の参加者ではなく求荷情報の入力を行わない運送業者に
運送業務を外部委託する場合において、運送業務の委託
を受けていた運送業者(一般には下請けの運送業者)
が、独立して本システムへの参加を希望する場合があ
る。このような場合、本システムでは、その独立した運
送業者が、求荷情報の提示を認められるための手続きに
おいて、本システムに参加している運送業者から運送業
務の外部委託を受けていたことを明示しているとき、W
ebサーバー1aがデータベースサーバー1bを検索し
て、その独立した運送業者が外部委託を受けていた時期
の業務評価情報を読み出し、独立して本システムに参加
した後のその運送業者の業務評価情報としてデータベー
スサーバー1bに登録して、運送依頼者の利用を可能と
する。これによって、その運送業者のそれまでの実績が
生かされて、運送業務の円滑な受注が可能となる。
【0072】次に、識別コード管理サーバー1cによっ
て実行される前記識別コードの管理処理について説明す
る。識別コード管理サーバー1cは、図1に示すよう
に、1つの荷物の運送経路を複数の運送業者で分担して
運送する場合において運送業者間で荷物を受け渡しする
場所となる集配センター等に備えられた仕分け用クライ
アントコンピュータ2cと、インターネットを経由して
リアルタイムにデータの送受信が可能な状態で接続され
ている。仕分け用クライアントコンピュータ2cは、集
配センターに設置されている荷物の自動仕分け設備SS
に備えられた分岐制御装置(図示を省略)からの要求に
よって、識別コード管理サーバー1cとの間で必要なデ
ータの送受信を行う。
【0073】集配センター等に備えられる自動仕分け設
備SSは、荷物の受け渡しを行う運送業者のうちの何れ
かが所有するものであっても良いし、これらの運送業者
とは別個の業者が提供するものであっても良いが、本実
施の形態では、荷物を受け取る側の運送業者が管理所有
する自動仕分け設備SSであるものとする。搬入された
荷物を、その荷物を送り出す運送経路の情報に基づいて
複数のグループに仕分ける自動仕分け設備SSには種々
の形式のものが存在するが、その一例を図12及び図1
3に基づいて概略的に説明する。平面視による概略配置
を示す図12のように、自動仕分け設備SSは、仕分け
の対象となる荷物Lを搬入する搬入用ベルトコンベア7
0と、スラットコンベア71と、スラットコンベア71
から分岐する複数の分岐コンベア72とが備えられて構
成されており、搬入用ベルトコンベア70から搬入され
た多数の荷物Lが、荷物Lを運送する経路の情報に基づ
いて、同一のグループに属する荷物Lが同一の分岐コン
ベア72に分岐されるようにスラットコンベア71が動
作する。
【0074】スラットコンベア71は、分岐箇所を抜き
出して示す図13のように、搬送横幅方向に延びる短冊
状のスラット71aを多数連結してベルト状に形成した
搬送体を、図示を省略する電動モータにて巻回駆動する
ことにより、荷物Lを搬送する。スラットコンベア71
のスラット71aは、搬送横幅方向に移動自在に押圧シ
ュー71bを支持しており、押圧シュー71bは、分岐
コンベア72への分岐箇所に配置された移動機構により
スラット71aの長手方向(すなわち搬送横幅方向)に
移動駆動される。
【0075】押圧シュー71bによる荷物Lの分岐操作
を概略的に説明すると、押圧シュー71bは、通常、ス
ラット71aの一端側に寄せられて、搬送される荷物L
の側脇に位置している。そして、図13において「A」
で示す荷物Lのように、その荷物Lが分岐コンベア72
へ分岐されないものであるときは、その存在位置を維持
するが、図13において「B」で示す荷物Lのように、
その荷物Lが分岐コンベア72に分岐されるべきもので
あるときは、図示しない移動機構により、押圧シュー7
1bが分岐コンベア72側に移動駆動されて、荷物Lを
分岐コンベア72へ押し出し、荷物Lが仕分けられる。
【0076】上記のようにして行われる荷物Lの仕分け
は、前記分岐制御装置の制御によって実行され、前記分
岐制御装置は、荷物Lに貼着されているラベルの記録情
報によって押圧シュー71bの動作を指示する。前記ラ
ベルの記録情報は、上述のように、運送経路上流側で運
送業務を担当する運送業者がWebサーバー1aからの
指示によって、数値又はバーコードの形式でその荷物に
付した識別コードであり、荷物を運送する経路を特定可
能な情報を含んでいる。前記ラベルの記録情報(前記識
別コード)は、例えば搬入用ベルトコンベア70の側脇
に設置される識別コード読取り装置(図示を省略)によ
って読取られて、その読取り情報が前記分岐制御装置に
入力される。前記分岐制御装置は、前記識別コード読取
り装置から入力された識別コードのデータ形式が、その
自動仕分け設備SSを所有する運送業者が使用する識別
コードのデータ形式と異なるときは、その読取った識別
コードを仕分け用クライアントコンピュータ2cへ送
る。仕分け用クライアントコンピュータ2cは、この識
別コードを識別コード管理サーバー1cに送信する。識
別コード管理サーバー1cは、本システムに参加する各
運送業者が使用する識別コードのデータ形式と、それら
を相互に変換する処理プログラムを有しており、受け取
った識別コードを仕分け用クライアントコンピュータ2
cを管理する荷物を受け取る側の運送業者が使用するデ
ータ形式に変換して、仕分け用クライアントコンピュー
タ2cに送り返す。従って、識別コード管理サーバー1
cは、前記識別コードを荷物を受ける側の運送業者の識
別コードにデータ変換する識別コード変換手段EXとし
て機能する。識別コード管理サーバー1cから変換後の
識別コードを受け取った仕分け用クライアントコンピュ
ータ2cは、変換後の識別コードを前記分岐制御装置に
送り、前記分岐制御装置はその受け取った識別コードに
含まれる荷物を送る経路の情報によって押圧シュー71
bを動作させて荷物の仕分けを実行する。
【0077】〔別実施形態〕以下、本発明の別実施形態
を列記する。 (1)上記実施の形態では、求荷情報を提示した運送業
者は受注を希望する求車情報を選択できるように構成さ
れているが、運送業者は求車情報を選択できず、運送依
頼者が求荷情報を選択すると、それによって受発注が確
定するように構成しても良い。 (2)上記実施の形態では、求荷情報に基づいてそれに
適合可能な求車情報を検索するとき、及び、求車情報に
基づいてそれに適合可能な求荷情報を検索するとき、全
ての検索条件について軽重を付けずに検索を行っている
が、運送業者又は運送依頼者が求荷情報又は求車情報の
入力時に、入力条件毎に、厳守してもらいたい条件と、
必ずしも厳守する必要のない条件とを指定可能に構成し
ておき、サーバーコンピュータ1において上記検索を行
うときに、厳守してもらいたい条件として指定された条
件については厳密に一致するか否かを検索条件の判断基
準とし、必ずしも厳守する必要のない条件として指定さ
れた条件については指定された条件よりも若干程度条件
を緩和した上で一致するか否かを判断するように構成し
ても良い。
【0078】(3)上記実施の形態では、サーバーコン
ピュータ1とクライアントコンピュータ2a,2bとの
間の情報の授受を、汎用的に使用されているWebサー
バープログラム及びWeb閲覧プログラム並びに電子メ
ールプログラムを利用して行う場合を例示しているが、
サーバーコンピュータ1との間でインターネットを経由
して通信する機能を有すると共に、サーバーコンピュー
タ1から情報を受信したことを、クライアントコンピュ
ータ2a,2b側の操作を要することなくクライアント
コンピュータ2a,2bのモニタ画面上に表示する機能
を有する専用のプログラムを作製して、荷物運送調整シ
ステムの参加者に配布するように構成しても良い。
【0079】(4)上記実施の形態では、サーバーコン
ピュータ1とクライアントコンピュータ2a,2bとの
間の情報の授受を、インターネットを経由して行う場合
を例示しているが、専用回線にて情報の授受を行うよう
にしても良い。 (5)上記実施の形態では、クライアントコンピュータ
2a,2bとして、いわゆるデスクトップ型のコンピュ
ータを図示しているが、Webサーバー1aにアクセス
可能な携帯電話型の情報端末や可搬型小型パーソナルコ
ンピュータ等をクライアントコンピュータ2a,2bと
して用いても良い。 (6)上記実施の形態では、荷物を渡す側の運送業者の
識別コードを荷物を受ける側の運送業者の識別コードに
データ変換する識別コード変換手段EXをサーバーコン
ピュータ1に備える場合を例示しているが、自動仕分け
設備SSの設置箇所に備えても良い。 (7)上記実施の形態では、サーバーコンピュータ1を
複数台のコンピュータにより構成する場合を図示してい
るが、Webサーバープログラムやデータベースサーバ
ープログラムを1台のコンピュータに組み込んで、サー
バーコンピュータ1を1台のコンピュータにて構成して
も良い。
【0080】(8)上記実施の形態では、求車情報にお
いて「運送料金優先」モードあるいは「到着日時優先」
モードを指定したとき、前記運送依頼者用検索結果表示
ファイルにおいて検索結果に係る求荷情報の並び順の設
定を変更する処理を行っているが、例えば「運送料金優
先」モードが指示された場合においては、運送料金の低
いものから設定個数の求荷情報のみを求車情報に対して
対応付ける処理を行い、運送料金の高い求荷情報につい
ては他の条件が合致しても対応付けから積極的に排除
し、又、「到着日時優先」モードが指示された場合にお
いては、到着日時の早いものから設定個数の求荷情報の
みを求車情報に対して対応付ける処理を行い、到着日時
の遅い求荷情報については他の条件が合致しても対応付
けから積極的に排除するようにしても良い。
【0081】(9)上記実施の形態では、自動仕分け設
備SSにおける荷物Lの仕分けに荷物Lに付された識別
コードを利用する場合において、荷物Lの運送経路の上
流側の運送業者が荷物Lに貼着したラベルが、識別コー
ド変換手段EXによってデータ形式を変換することによ
って、下流側の運送業者でもそのまま利用される場合を
例示しているが、下流側の運送業者が、上流側の運送業
者が貼着したラベルの識別コードを識別コード変換手段
EXによって自己の使用するデータ形式に変換すると共
に、その変換後の識別コードをプリントしたラベルを荷
物Lに貼着し、新たに貼着したラベルの識別コードに基
づいて荷物Lの仕分けを実行するように構成しても良
い。 (10)上記実施の形態では、運送依頼者は、運送依頼
者用閲覧ファイルにて荷物の集荷地住所及び配達先住所
を具体的に指定して、個々の荷物の具体的な運送を依頼
する形態のみを例示しているが、この他に、集荷地又は
配達先を比較的細かいエリアに分割した地域によって指
定できるようにして、指定した地域で将来的に発生する
荷物の運送業務全般を依頼する形態としても良い。
【0082】(11)上記実施の形態は、求荷情報と求
車情報との対応付けを、サーバーコンピュータ1が自動
的に実行する場合を例示しているが、前記対応付けの一
部又は全部をシステムの運用者のスタッフが手動で行う
ように構成しても良い。 (12)上記実施の形態では、サーバーコンピュータ1
が他のサーバーコンピュータ1に求車情報又は求荷情報
の検索を要求するとき、当該他のサーバーコンピュータ
1に送る求荷情報又は求車情報を送信先の求荷情報又は
求車情報のデータ形式に変換してから送信しているが、
このデータ形式の変換処理を当該他のサーバーコンピュ
ータ1に実行させるように構成しても良い。 (13)上記実施の形態では、複数の荷物運送調整シス
テム間で求荷情報又は求車情報を相互に流通させるため
にデータ変換手段DEが設けられる場合を例示している
が、例えば、活動を停止した荷物運送調整システムのサ
ーバーコンピュータ1から活動を継続している荷物運送
調整システムのサーバーコンピュータ1に求荷情報及び
求車情報を移し替えるためにデータ変換手段DEを備え
ても良い。
【0083】
【発明の効果】上記請求項1記載の構成によれば、運送
業者は、運送経路の全体を前記経由地を利用して様々に
区分して、各区分について個別の運送サービスとして提
供することが可能となるので、運送業者にとっては各経
由地での荷積みと荷下ろしを合理的に組み合わせること
によって例えばトラックの空きスペースを極力少なくし
て効率的な運送を行えるものとなり、それと同時に、運
送依頼者にとっては運送サービスの提供を受け得る機会
が増すことになる。もって、ネットワークを利用した荷
物運送調整システムを有効に活用して、合理的な荷物の
運送体系を構築できるに至った。
【0084】又、上記請求項2記載の構成によれば、経
由地を利用することによる作業時間及び運送経路の所要
走行時間等から運送業者の選定した求車情報での到着予
定日時を算出し、それが前記到着希望日時より遅れるよ
うであれば、それを運送業者に告知して運送業者の再考
を促すことができる。又、上記請求項3記載の構成によ
れば、システムの管理負担を抑制しながら、運送業者の
業務評価情報という運送依頼者にとって有用な情報を提
供することができ、ネットワークを利用した荷物運送調
整システムを有効に活用して、合理的な荷物の運送体系
を構築できるに至った。
【0085】又、上記請求項4記載の構成によれば、荷
物が複数の運送業者間を受け渡される状態で運送される
とき、例えば時間遅れの有無等の評価情報を単に荷物の
出発地と到着地においてのみ管理したのでは、荷物の運
送にかかわる個々の運送業者の業務内容を適切に評価し
たものとはならないので、運送業者間で荷物の受け渡し
が行われる経由地までの運送業務についての評価情報を
前記業務評価情報に含ませることで、荷物の運送にかか
わる個々の運送業者の責任を業務評価情報においても明
確にすることができ、これによって運送依頼者に対して
より的確な業務評価情報を提供することができる。又、
上記請求項5記載の構成によれば、運送業務の外部委託
を行う運送業者の前記業務評価情報としては、委託をさ
れる側の運送業者個々の業務内容には関知せず、外部委
託をする側の運送業者の業務評価情報として一括して管
理することも考えられるが、サーバーコンピュータでそ
の委託をされる側の運送業者の業務評価情報を管理し
て、それら委託をされる側の運送業者の業務評価情報に
基づいて運送業務を委託する側の運送業者の業務評価情
報を定めることで、より詳細な業務評価情報の把握が可
能となる。
【0086】又、上記請求項6記載の構成によれば、他
の運送業者から運送業務を委託される立場にあった運送
業者が、当該他の運送業者から独立するような形で、自
身がシステムに対して求荷情報を入力する立場となる場
合に、その独立した運送業者が他の運送業者の下請け関
係にあったときの業務評価情報を独立後に引き継ぐこと
で、それまでに蓄積された業務評価情報を有効に活用す
ることができる。又、上記請求項7記載の構成によれ
ば、運送業者の業務の評価事項としては、運送業者が提
示した集荷予定日時や配達予定日時と実際の集荷日時や
配達日時との誤差情報つまり遅刻情報が重要な要素とな
るが、この情報を単に業務内容の評価に利用するだけで
はなく、その運送業者が求荷情報において提示した集荷
予定日時や配達予定日時の補正に利用することで、運送
依頼者に対してより的確な情報を提供することができ
る。
【0087】又、上記請求項8記載の構成によれば、求
荷情報の運送可能量の一部について運送すべき荷物を受
注できたときに、その受注が確定した運送可能量の一部
を求荷情報と求車情報との対応付け処理の対象から削除
する代わりに、それを求車情報に切換えて他の求荷情報
との対応付けが可能なように、システムが対応しておく
ことで、場合によっては遂行を望まない運送業務となっ
てしまう可能性のあるものを他の運送業者に転売できる
余地を残しておくような取り扱いが可能となる。もっ
て、運送業者の柔軟なシステム利用を可能にすること
で、ネットワークを利用した荷物運送調整システムを有
効に活用して、合理的な荷物の運送体系を構築できるに
至った。
【0088】又、上記請求項9記載の構成によれば、自
己の提示した求荷情報の運送可能量の一部として受注し
た運送業務の遂行を必ずしも望まない運送業者が、その
受注した運送業務を求車情報としてサーバーコンピュー
タに入力した場合、その求車情報の荷物を運送する求荷
情報が確定すると、元の求荷情報の残りの運送可能量に
ついては運送業務の受注を断念したものとみなすことが
できる。そこで、断念した求荷情報について運送業者自
身が削除しなくても、サーバーコンピュータ側で自動的
に削除することで、運送業者の作業負担を軽減できると
共に、運送業者が当該求荷情報の削除を忘れてしまうこ
とによるサーバーコンピュータの無駄な求荷情報と求車
情報との対応付け処理を回避できる。
【0089】又、上記請求項10記載の構成によれば、
運送業者が、自己の提示した求荷情報に運送可能量の一
部について受注した運送業務を求車情報に切換える処理
については、例えば運送業者のシステムの利用回数が設
定回数以上であるとか、システムを利用開始してからの
期間が設定期間を経過していること等の運送業者がシス
テムの利用に慣れてきたと判断できるような一定の条件
を切換え用設定条件として課して、その切換え用設定条
件を具備したときに認めることで、運送業者に不要な不
利益をもたらすのを回避できる。又、上記請求項11記
載の構成によれば、運送業者が、自己の提示した求荷情
報に運送可能量の一部について受注した運送業務を求車
情報に切換える処理をきめ細かく設定できるものとな
り、システムを一層便利なものにすることができる。
又、上記請求項12記載の構成によれば、同一の荷送り
人から同一の荷受け人に送られる複数の荷物について
は、荷受け人にとって単一の運送業者から一度に受け取
れることが望ましいので、運送業者が、自己の提示した
求荷情報に運送可能量の一部について受注した運送業務
を求車情報に切換える場合において、荷物単位で切換え
できるようにする場合であっても、例外として一括処理
することで、荷受け人に不快感を与えてしまうような事
態を回避できる。
【0090】又、上記請求項13記載の構成によれば、
運送依頼者は、サーバーコンピュータに求車情報を入力
するときに、運送料金の低廉を要求するかあるいは迅速
な配達を要求するかの事情に応じて、求車情報に前記運
送料金優先指示及び前記到着日時優先指示の何れかを指
定でき、サーバーコンピュータは、指定された条件に応
じて求車情報と求荷情報との対応付けを実行する。もっ
て、運送依頼者の個々の事情を、より詳細に求車情報と
求荷情報との対応付けに反映できるようにすることで、
ネットワークを利用した荷物運送調整システムを有効に
活用して、合理的な荷物の運送体系を構築できるに至っ
た。
【0091】又、上記請求項14記載の構成によれば、
運送業者が、自己の提示した求荷情報に運送可能量の一
部について受注した運送業務を求車情報に切換えること
を認める場合において、運送依頼者が提示する求車情報
において運送料金優先指示が指示され、その求車情報に
ついて受注したときは、自己の受注分として保有してお
く時間的余裕があるので、前記料金優先モードが指示さ
れていないときにのみ、受注した運送業務の求車情報へ
の切換えを可能とすることで、求荷情報の一部を求車情
報に切換える処理を、運送依頼者の事情に対応させて行
うことで、システムを一層便利なものとすることができ
る。
【0092】又、上記請求項15記載の構成によれば、
運送業者間の識別コードの整合をとるための識別コード
変換手段を備えて、運送業者間で荷物の受け渡しをする
に伴って、荷物に添付される識別コードを受取り側の識
別コードに変換するのである。もって、複数の運送業者
を経て荷物が運送される場合でも、個々の運送業者が使
用する識別コードをそのまま活用して、荷物の運送業務
に利用できるようにすることで、ネットワークを利用し
た荷物運送調整システムを有効に活用して、合理的な荷
物の運送体系を構築できるに至った。又、上記請求項1
6記載の構成によれば、運送業者間で荷物の受け渡しが
行われる場所としては、比較的規模の大きいトラックの
ターミナル等の荷物の自動仕分け設備が備えられている
場所が設定される場合が多く、荷物と共に運送業者間で
受け渡しされる識別コードによって荷物の自動仕分けを
行うことで、荷物の運送作業の効率を向上することがで
きる。
【0093】又、上記請求項17記載の構成によれば、
運送業者が提示した求荷情報の内容を短い時間間隔で度
々変更すると、求荷情報と求車情報との対応付けに支障
を来す場合もあり、又、運送業者間で適正な競争原理の
作用を超えた過当競争に陥るような可能性も考えられる
ので、運送業者の提示した求荷情報については、一定期
間の間は内容変更できないようにして上記のような弊害
を除去することで、ネットワークを利用した荷物運送調
整システムを有効に活用して、合理的な荷物の運送体系
を構築できるに至った。
【0094】又、上記請求項18記載の構成によれば、
複数の荷物運送調整システムが存在して、夫々の求荷情
報及び求車情報のデータ形式が異なる場合において、デ
ータ変換手段によって、求荷情報及び求車情報のデータ
形式を他のサーバーコンピュータに取り込めるように変
換することで、夫々の荷物運送調整システムにおける求
荷情報や求車情報を適宜に交互に流通させたり、あるい
は、ある荷物運送調整システムの全ての求荷情報及び求
車情報を他の荷物運送調整システムに取り込めるように
することが可能となり、ネットワークを利用した荷物運
送調整システムを有効に活用して、合理的な荷物の運送
体系を構築できるに至った。又、上記請求項19記載の
構成によれば、前記データ変換手段によって求荷情報及
び求車情報のデータ形式を変換して、複数のサーバーコ
ンピュータ間で求荷情報及び求車情報を交互に流通させ
る場合において、無制限に流通させるのではなく、運送
業者や運送依頼者から求荷情報及び求車情報が入力され
たサーバーコンピュータでの前記対応付けの処理を優先
して実行させることで、求荷情報及び求車情報を最初に
取得した荷物運送調整システムの優位性を確保すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる荷物運送調整シス
テムの構成概念図
【図2】本発明の実施の形態にかかる求荷情報入力画面
の説明図
【図3】本発明の実施の形態にかかる求車情報の検索結
果の表示例を示す図
【図4】本発明の実施の形態にかかる求車情報入力画面
の説明図
【図5】本発明の実施の形態にかかる求荷情報の検索結
果の表示例を示す図
【図6】本発明の実施の形態にかかるフローチャート
【図7】本発明の実施の形態にかかるフローチャート
【図8】本発明の実施の形態にかかる求荷情報の一部を
求車情報に切換える際の画面表示の例示図
【図9】本発明の実施の形態にかかるフローチャート
【図10】本発明の実施の形態にかかるフローチャート
【図11】本発明の実施の形態にかかるフローチャート
【図12】本発明の実施の形態にかかる平面視による自
動仕分け設備の概略配置図
【図13】本発明の実施の形態かかる自動仕分け設備の
要部斜視図
【符号の説明】
1 サーバーコンピュータ 2a 運送業者のクライアントコンピュータ 2b 運送依頼者のクライアントコンピュータ DE データ変換手段 EX 識別コード変換手段 SS 自動仕分け設備
フロントページの続き (72)発明者 原 瑞穂 東京都中央区八丁堀三丁目9番7号 ジェ イ・アンド・ケイ・ロジスティクス株式会 社内 (72)発明者 太宰 一雄 大阪府大阪市西淀川区御幣島3丁目2番11 号 株式会社ダイフク内 (72)発明者 白石 徹 大阪府大阪市西淀川区御幣島3丁目2番11 号 株式会社ダイフク内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷物の運送業務を受け入れ可能な条件を
    特定するための求荷情報を入力するフォーマットを記述
    した運送業者用閲覧ファイルと、荷物の運送依頼条件を
    特定するための求車情報を入力するフォーマットを記述
    した運送依頼者用閲覧ファイルとを記憶すると共に、前
    記運送業者用閲覧ファイルによって入力された前記求荷
    情報と前記運送依頼者用閲覧ファイルによって入力され
    た前記求車情報とを記憶するサーバーコンピュータが設
    けられた荷物運送調整システムであって、 前記サーバーコンピュータは、 前記求荷情報と前記求車情報とを設定条件に基づいて比
    較し、互いに適合可能な前記求荷情報と前記求車情報と
    を対応付ける処理を実行するように構成され、 前記求荷情報に出発地と到着地との間の途中箇所に経由
    地が指定されているときに、前記出発地から前記到着地
    に至る運送経路によって、前記求荷情報と前記求車情報
    とを対応付ける処理を実行すると共に、前記経由地を出
    発地又は到着地とする運送経路によって、前記求荷情報
    と前記求車情報とを対応付ける処理を実行するように構
    成されている荷物運送調整システム。
  2. 【請求項2】 前記サーバーコンピュータは、求荷情報
    に対応付けられた求車情報を、前記求荷情報を入力した
    前記運送業者のクライアントコンピュータに送信すると
    共に、 サーバーコンピュータからの前記求車情報の送信に応じ
    て前記運送業者のクライアントコンピュータから入力さ
    れた前記求車情報のうちの何れかを選択する情報と、予
    め記憶されている前記運送経路の所要走行時間情報及び
    前記経由地での作業時間情報とに基づいて、選択された
    求車情報について荷物を運送したときの到着予定日時を
    算出し、算出した到着予定日時が前記選択された求車情
    報に含まれる到着希望日時よりも遅れるときに、その遅
    延に関する情報を前記運送業者のクライアントコンピュ
    ータに送信するように構成されている請求項1記載の荷
    物運送調整システム。
  3. 【請求項3】 荷物の運送業務を受け入れ可能な条件を
    特定するための求荷情報を入力するフォーマットを記述
    した運送業者用閲覧ファイルと、荷物の運送依頼条件を
    特定するための求車情報を入力するフォーマットを記述
    した運送依頼者用閲覧ファイルとを記憶すると共に、前
    記運送業者用閲覧ファイルによって入力された前記求荷
    情報と前記運送依頼者用閲覧ファイルによって入力され
    た前記求車情報とを記憶するサーバーコンピュータが設
    けられた荷物運送調整システムであって、 前記サーバーコンピュータは、前記運送依頼者用閲覧フ
    ァイルによって前記求車情報を入力した前記運送依頼者
    からの要求に応じて送信するための前記運送業者の業務
    評価情報を記憶すると共に、 前記運送業者の運送業務の遂行に伴って入力される業務
    遂行情報に基づいてその運送業者の前記業務評価情報を
    更新するように構成されている荷物運送調整システム。
  4. 【請求項4】 前記荷物が複数の前記運送業者によっ
    て、運送経路の出発地と到着地との間の途中箇所に設定
    された経由地を経由して荷物の運送が行われるときに、
    前記運送業者の業務評価情報に前記運送業者間で前記荷
    物の受け渡しが行われる前記経由地までの運送業務につ
    いての評価情報を含むように構成されている請求項3記
    載の荷物運送調整システム。
  5. 【請求項5】 前記サーバーコンピュータは、前記運送
    業者が単独で前記求荷情報を入力することのない運送業
    者に対して運送業務を外部委託する形態の運送業者であ
    るときに、その運送業務を委託される側の運送業者の前
    記業務評価情報を記憶すると共に、運送業務を委託する
    側の運送業者の前記業務評価情報を、運送業務を委託さ
    れる運送業者の業務評価情報によって定めるように構成
    されている請求項3又は4記載の荷物運送調整システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記サーバーコンピュータは、前記運送
    業務を委託される側の運送業者が単独で前記求荷情報を
    入力する運送業者となったときに、その運送業者のそれ
    までの前記業務評価情報を前記運送依頼者に送信する前
    記業務評価情報とするように構成されている請求項5記
    載の荷物運送調整システム。
  7. 【請求項7】 前記サーバーコンピュータは、前記運送
    業者が提示した荷物の集荷予定日時又は荷物の配達予定
    日時と実際の集荷日時又は配達予定日時の誤差情報を前
    記業務評価情報として記憶し、 前記運送依頼者のクライアントコンピュータに、前記運
    送業者が提示した荷物の集荷予定日時又は荷物の配達予
    定日時を送信するときに、その集荷予定日時又は配達予
    定日時を前記誤差情報によって補正するように構成され
    ている請求項3〜6の何れか1項に記載の荷物運送調整
    システム。
  8. 【請求項8】 荷物の運送業務を受け入れ可能な条件を
    特定するための求荷情報を入力するフォーマットを記述
    した運送業者用閲覧ファイルと、荷物の運送依頼条件を
    特定するための求車情報を入力するフォーマットを記述
    した運送依頼者用閲覧ファイルとを記憶すると共に、前
    記運送業者用閲覧ファイルによって入力された前記求荷
    情報と前記運送依頼者用閲覧ファイルによって入力され
    た前記求車情報とを記憶するサーバーコンピュータが設
    けられた荷物運送調整システムであって、 前記求荷情報に適合可能なものとして対応付けられた前
    記求車情報によって、前記求荷情報の運送可能量の一部
    について運送すべき荷物が確定したときに、前記サーバ
    ーコンピュータは、前記運送業者のクライアントコンピ
    ュータからの要求に応じて、前記運送業者の前記運送可
    能量の一部を、その運送業者からの前記求車情報に切換
    えて記憶するように構成されている荷物運送調整システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記サーバーコンピュータは、前記求車
    情報に切換えられた前記運送可能量の一部について、そ
    れを運送することとなる求荷情報が確定したときに、前
    記運送可能量の他の部分についての求荷情報を削除する
    ように構成されている請求項8記載の荷物運送調整シス
    テム。
  10. 【請求項10】 前記サーバーコンピュータは、前記求
    荷情報から前記求車情報への切換えを切換え用設定条件
    を満たした運送業者についてのみ許可するように構成さ
    れている請求項8又は9記載の荷物運送調整システム。
  11. 【請求項11】 前記サーバーコンピュータは、前記求
    荷情報から前記求車情報への切換えを、各荷物単位で行
    えるように構成されている請求項8〜10の何れか1項
    に記載の荷物運送調整システム。
  12. 【請求項12】 前記サーバーコンピュータは、各荷物
    単位で前記求荷情報から前記求車情報へ切換える場合に
    おいて、同一の荷送り人から同一の荷受け人に送られる
    複数の荷物については、一括して前記求荷情報から前記
    求車情報へ切換えるように構成されている請求項11記
    載の荷物運送調整システム。
  13. 【請求項13】 荷物の運送業務を受け入れ可能な条件
    を特定するための求荷情報を入力するフォーマットを記
    述した運送業者用閲覧ファイルと、荷物の運送依頼条件
    を特定するための求車情報を入力するフォーマットを記
    述した運送依頼者用閲覧ファイルとを記憶すると共に、
    前記運送業者用閲覧ファイルによって入力された前記求
    荷情報と前記運送依頼者用閲覧ファイルによって入力さ
    れた前記求車情報とを記憶するサーバーコンピュータが
    設けられた荷物運送調整システムであって、 前記サーバーコンピュータは、前記求荷情報と前記求車
    情報とを設定条件に基づいて比較し、互いに適合可能な
    前記求荷情報と前記求車情報とを対応付ける処理を実行
    するように構成され、 前記運送依頼者用閲覧ファイルは、前記求車情報を入力
    するフォーマットにおいて、運送料金優先指示及び到着
    日時優先指示の何れかを指定できるように構成され、 前記サーバーコンピュータは、前記求荷情報と前記求車
    情報とを対応付けるための前記設定条件として、前記運
    送料金優先指示を指示されているときには、運送料金の
    安い前記求荷情報から優先して対応付け、且つ、前記到
    着日優先指示が指示されているときには到着日時の早い
    前記求荷情報から優先して対応付けるように構成されて
    いる荷物運送調整システム。
  14. 【請求項14】 前記求荷情報に適合可能なものとして
    対応付けられた前記求車情報によって、前記求荷情報の
    運送可能量の一部について運送すべき荷物が確定し且つ
    その荷物について前記料金優先モードが指示されていな
    いときに、前記サーバーコンピュータは、前記運送業者
    のクライアントコンピュータからの要求に応じて、前記
    運送業者の前記運送可能量の一部を、その運送業者から
    の前記求車情報に切換えて、他の運送業者のクライアン
    トコンピュータから入力された前記求荷情報と前記設定
    条件に基づいて比較し、前記求荷条件と前記求車条件と
    を対応付ける処理を実行するように構成されている請求
    項13記載の荷物運送調整システム。
  15. 【請求項15】 荷物の運送業務を受け入れ可能な条件
    を特定するための求荷情報を入力するフォーマットを記
    述した運送業者用閲覧ファイルと、荷物の運送依頼条件
    を特定するための求車情報を入力するフォーマットを記
    述した運送依頼者用閲覧ファイルとを記憶すると共に、
    前記運送業者用閲覧ファイルによって入力された前記求
    荷情報と前記運送依頼者用閲覧ファイルによって入力さ
    れた前記求車情報とを記憶するサーバーコンピュータが
    設けられた荷物運送調整システムであって、 荷物を運送する経路を特定可能な識別コードが添付され
    た荷物を複数の運送業者を経て運送するときに、前記識
    別コードを荷物を受ける側の運送業者の前記識別コード
    にデータ変換する識別コード変換手段が設けられている
    荷物運送調整システム。
  16. 【請求項16】 運送業者間で荷物の受け渡しが行われ
    る場所に、運送する経路ごとに荷物を仕分けする自動仕
    分け設備が備えられ、 前記仕分け設備は、前記識別コードによって荷物を自動
    仕分けするように構成されている請求項15記載の荷物
    運送調整システム。
  17. 【請求項17】 荷物の運送業務を受け入れ可能な条件
    を特定するための求荷情報を入力するフォーマットを記
    述した運送業者用閲覧ファイルと、荷物の運送依頼条件
    を特定するための求車情報を入力するフォーマットを記
    述した運送依頼者用閲覧ファイルとを記憶すると共に、
    前記運送業者用閲覧ファイルによって入力された前記求
    荷情報と前記運送依頼者用閲覧ファイルによって入力さ
    れた前記求車情報とを記憶するサーバーコンピュータが
    設けられた荷物運送調整システムであって、 前記サーバーコンピュータは、前記求荷情報の内容変更
    を入力時点から一定期間禁止するように構成されている
    荷物運送調整システム。
  18. 【請求項18】 荷物の運送業務を受け入れ可能な条件
    を特定するための求荷情報を入力するフォーマットを記
    述した運送業者用閲覧ファイルと、荷物の運送依頼条件
    を特定するための求車情報を入力するフォーマットを記
    述した運送依頼者用閲覧ファイルとを記憶すると共に、
    前記運送業者用閲覧ファイルによって入力された前記求
    荷情報と前記運送依頼者用閲覧ファイルによって入力さ
    れた前記求車情報とを記憶するサーバーコンピュータが
    設けられた荷物運送調整システムであって、 前記求荷情報及び前記求車情報のデータ形式が異なる複
    数の前記サーバーコンピュータが存在し、 前記複数のサーバーコンピュータ間で前記求荷情報又は
    前記求車情報を送受信するときに、送信側の前記求荷情
    報又は前記求車情報のデータ形式を受信側の前記求荷情
    報又は前記求車情報のデータ形式に変換するデータ変換
    手段が設けられている荷物運送調整システム。
  19. 【請求項19】 前記サーバーコンピュータは、 前記求荷情報と前記求車情報とを設定条件に基づいて比
    較し、互いに適合可能な前記求荷情報と前記求車情報と
    を対応付ける処理を実行するように構成されると共に、 その対応付けの処理において、前記求荷情報又は前記求
    車情報と適合する前記求車情報又は前記求荷情報が存在
    しなかったときに、前記求荷情報又は前記求車情報を他
    のサーバーコンピュータに送信するように構成され、 前記他のサーバーコンピュータは、受信した前記求荷情
    報又は前記求車情報を、それに適合可能な前記求車情報
    又は前記求荷情報と対応付ける処理を実行するように構
    成されている請求項18記載の荷物運送調整システム。
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