JP2003241588A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003241588A
JP2003241588A JP2002042786A JP2002042786A JP2003241588A JP 2003241588 A JP2003241588 A JP 2003241588A JP 2002042786 A JP2002042786 A JP 2002042786A JP 2002042786 A JP2002042786 A JP 2002042786A JP 2003241588 A JP2003241588 A JP 2003241588A
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recording
cartridge
voltage
unit
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JP2002042786A
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Akinori Nishizawa
昭則 西澤
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】非純正のトナーが使用されることに伴って記録
画質が低下することを防止することが可能な画像形成装
置を提供すること。 【解決手段】MPU11は、抵抗R2の両端電圧を検出
することによって、電源部120の電圧を検出してい
る。換言すれば、いわば間接的に二次電池BTの両端電
圧を検出して、二次電池BTが充電されているか否かを
識別している。そして、抵抗R2の両端電圧がRAMに
記憶されている電圧の上限値と下限値との範囲外である
場合には、二次電池BTが充電されていないと判断し
て、つまりカートリッジCT内のトナーが非純正である
と判断して、記録部の記録動作を禁止する制御信号を記
録制御部110に送出している。その結果、記録制御部
110は、記録部の記録動作を停止させる。従って、非
純正のトナーが使用されることに伴って記録画質が低下
することを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画データを記録紙
に記録する複写機能付きファクシミリ装置(以下、複合
機という)等の画像形成装置に関し、より詳しくは、ト
ナーを収容するカートリッジが着脱可能な画像形成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複合機においては、電子写真方式
を用いて画データを記録紙に記録する方式が多用されて
いる。この電子写真方式を用いた複合機は、一般的には
感光体の表面を一様に帯電させる帯電器、感光体の表面
に光を照射して静電潜像を形成する露光器、静電潜像に
トナーケースから供給されるトナーを付着させてトナー
画像を形成する現像器を備えている。また、複合機は、
トナー画像を記録紙に転写させる転写器、転写されたト
ナー画像を記録紙に加熱定着させる加熱定着器を備えて
いる。そして、感光体への帯電、露光、現像、記録紙へ
の転写、加熱定着という一連のプロセスが、電子写真方
式における一単位の記録プロセスである。
【0003】ところで、上記のような電子写真方式を用
いた複合機においては、感光体、帯電器、トナーケース
及び現像器等を有するカートリッジは、複合機に対して
着脱可能に構成されている。そして、このカートリッジ
が装着された複合機では、画データを記録紙に記録して
いる途中でトナーケース内のトナーが無くなった場合に
は、カートリッジの交換を促す旨を示すメッセージを表
示するとともに、記録動作を停止する。その結果、かか
る場合には、トナーが充填されている新品のカートリッ
ジ又はトナーが補給された再利用のカートリッジに交換
され、その交換されたカートリッジで記録動作が再開さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トナー
が無くなったカートリッジにメーカ指定のトナー(以
下、純正のトナーという)ではなく、純正のトナーと互
換性のあるトナー(以下、非純正のトナーという)が補
給されたカートリッジが複合機に装着される場合があ
る。このような場合には、純正のトナーと非純正のトナ
ーとでは、トナーを構成する成分が微妙に異なるため、
現像特性、転写効率又は定着性の低下等によって、記録
画質が低下するおそれがあった。
【0005】本発明は、このような問題点に着目してな
されたものであって、その目的は、非純正のトナーが使
用されることに伴って記録画質が低下することを防止す
ることが可能な画像形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、トナーを収容するカ
ートリッジが着脱可能な画像形成装置において、電池を
有する電源部を備えたカートリッジと、画データを記録
紙に記録する記録手段と、カートリッジの電源部に応じ
た電圧を検出する電圧検出手段と、カートリッジが装着
された場合には、電圧検出手段で検出された電圧に基づ
いて、記録手段を制御する制御手段とを備えた。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の画像形成装置において、所定の電圧の上限値及び下
限値を記憶する記憶手段を備え、制御手段は、電圧検出
手段で検出された電圧が記憶手段に記憶されている電圧
の上限値と下限値との範囲外である場合には、記録手段
の記録動作を禁止する。
【0008】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の画像形成装置において、カートリッジ
内のトナーの有無を検出するトナー検出手段を備え、制
御手段は、トナー検出手段からトナーが無い旨を示す検
出信号が入力された場合には、カートリッジの電池を放
電させる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る画像形成装
置を複合機に具体化した一実施形態について図面を用い
て説明する。
【0010】図1に示すように、複合機1は、MPU1
1、ROM12、RAM13、読取部14、記録部1
5、操作部16、表示部17、画像メモリ18、コーデ
ック19、モデム20、NCU21、コネクタCN1及
び電圧検出部22から構成され、各部11〜14,16
〜21がバス23を介してそれぞれ接続されている。
【0011】MPU11は、複合機1を構成する各部を
制御する。ROM12は、複合機1を制御するためのプ
ログラムを記憶する。RAM13は、複合機1に関する
各種情報を一時的に記憶する。また、RAM13は、所
定の電圧の上限値及び下限値を記憶する。
【0012】読取部14は、原稿上の画像を読み取っ
て、白黒2値の画データをコーデック19に出力する。
記録部15は、電子写真方式のプリンタから構成され、
受信画データ又は読取部14にて読み取られた原稿の画
データを記録紙71上に記録する。尚、記録部15の詳
細については後述する。
【0013】操作部16は、「通信(FAX)」動作又
は「コピー」動作を設定するための通信/コピーキー、
電話番号又はコピー部数等を入力するためのテンキー
(*,#キーを含む)、原稿の読み取り動作を開始させ
るためのスタートキー等の各種操作キーを備えている。
表示部17は、LCDから構成され、複合機1の動作状
態を示す各種情報の表示を行う。
【0014】画像メモリ18は、受信画データ又は読取
部14で読み取られて2値化され、コーデック19で圧
縮符号化された画データを一時的に記憶する。コーデッ
ク19は、読取部14にて読み取られた画データをM
H,MR,MMR,JBIG方式等に従って符号化(エ
ンコード)する。また、コーデック19は、画像メモリ
18から読み出された画データを復号(デコード)す
る。
【0015】モデム20は、ITU−T勧告T.30に
従ったファクシミリ伝送制御手順に基づいて、V.1
7,V.27ter,V.29等のいずれかに従った送
信データの変調及び受信データの復調を行う。NCU2
1は、電話回線Lを閉結及び開放するとともに、相手先
の電話番号に対応したダイヤル信号を送出する機能及び
着信を検出する機能を備えている。
【0016】コネクタCN1には、カートリッジCTの
コネクタCN2が接続される。電圧検出部22は、カー
トリッジCTの電源部120に応じた電圧を検出する。
次に、記録部15の構成を詳細に説明する。
【0017】図1に1点鎖線で示すように、記録部15
は、カートリッジCTを備え、このカートリッジCT
は、感光体ドラム30、帯電器40、現像器ユニット6
0、コネクタCN2、記録制御部110及び電源部12
0を備えている。そして、カートリッジCTは、コネク
タCN1,CN2を介して複合機1に対して着脱可能に
構成されている。記録制御部110は、コネクタCN
1,CN2を介して複合機1側のMPU11に接続さ
れ、MPU11からの制御信号に基づいて、記録部15
を制御する。
【0018】次に、記録部15の構成を記録プロセスに
従って説明する。感光体ドラム30は、回転可能に軸支
され、その外周面には光導電膜31が形成されている。
帯電器40は、導電性刷毛体を植設したブラシローラか
ら構成され、感光体ドラム30の光導電膜31を所定電
位に一様帯電させる。露光器50は、LEDアレイ51
を備え、コーデック19で復号された画データに基づい
て、感光体ドラム30の光導電膜31に光を照射して静
電潜像を形成する。
【0019】現像器ユニット60は、トナーを収容する
トナーケース61と、そのトナーケース61内の下部に
配置されて所定電圧が印加される供給ローラ62と、そ
の供給ローラ62と感光体ドラム30との間に位置する
ようにトナーケース61の下端開口部に配置されて所定
電圧が印加される現像ローラ63とを備えている。これ
ら供給ローラ62及び現像ローラ63によって、トナー
ケース61から搬送され、且つ所定電位が付与されたト
ナーは、その付与された電位と感光体ドラム30上に形
成された静電潜像の電位との差によって、静電潜像に選
択的に付着される。そして、この静電潜像に付着したト
ナーによって、感光体ドラム30上にトナー画像が形成
される。
【0020】トナーケース61内には、撹拌体64が回
転可能に軸支されている。この撹拌体64の回転によ
り、トナーケース61内のトナーが常に撹拌されて、ト
ナーが一様な密度に保たれる。この撹拌体64は、所定
時間の周期で定速回転される。トナーケース61の底部
には、トナー残量を検出するための光電センサ65がカ
ートリッジCTとは別体に複合機1側に配設されてい
る。この光電センサ65は、トナーケース61内にトナ
ーが有る場合には、その旨を示す検出信号を複合機1側
のMPU11に出力する。また、光電センサ65は、ト
ナーケース61内にトナーが無い場合にも、その旨を示
す検出信号を複合機1側のMPU11に出力する。
【0021】記録紙カセット70には、所定サイズの記
録紙71が積層状態で収容されている。ソレノイド72
は、モータ73の回転駆動力を半月ローラ74に接断す
る。半月ローラ74は、記録紙カセット70に収容され
ている最上部の記録紙71を1枚ずつ送り出す。そし
て、送り出された記録紙71は、感光体ドラム30に向
かって移送される。第1記録紙センサ81は、記録紙7
1が現像器ユニット60の直前の所定位置まで移送され
てきた旨を示す検出信号を複合機1側のMPU11に出
力する。尚、一点鎖線Pは、記録紙71の移送経路を示
している。
【0022】転写器90は、感光体ドラム30の下部に
配設され、所定電位に制御される。そして、転写器90
は、その所定電位とトナー画像の電位との差に基づい
て、感光体ドラム30上のトナー画像を記録紙71上に
転写する。メモリ除去ブラシ91は、導電性ブラシから
構成され、転写後の感光体ドラム30上に残留するトナ
ーを掻き乱して、感光体ドラム30上に一様に分散させ
る。
【0023】加熱定着器100は、感光体ドラム30の
記録紙送り出し側に配設され、記録紙71が加熱定着器
100の加熱ローラ101と加圧ローラ102との間に
送り込まれることに基づいて、記録紙71上のトナー画
像を加熱定着させる。
【0024】尚、本実施形態においては、以上説明した
感光体ドラム30への帯電、露光、現像、記録紙71へ
の転写、加熱定着という一連のプロセスが一単位の記録
プロセスとなっている。
【0025】第2記録紙センサ82は、加熱定着器10
0の記録紙送り出し側に配設され、記録紙71が加熱定
着器100を通過した旨を示す検出信号を複合機1側の
MPU11に出力する。その結果、複合機1側のMPU
11は、記録紙71が第1記録紙センサ81で検出され
てから、所定時間内に記録紙71が第2記録紙センサ8
2で検出されない場合は、記録プロセス内でジャムが発
生したと判断する。
【0026】次に、複合機1における電圧検出部22の
構成をカートリッジCTにおける電源部120の構成と
ともに詳細に説明する。図2に示すように、電源部12
0は、二次電池BT及び抵抗R1から構成され、二次電
池BTが抵抗R1に接続されている。二次電池BTの両
端電圧VB及び抵抗R1の抵抗値は、カートリッジCT
の種類に拘わらず一定である。
【0027】電圧検出部22は、抵抗R2,R3及びス
イッチSWから構成されている。抵抗R3の抵抗値は、
抵抗R2の抵抗値よりも遥かに小さい。そして、スイッ
チSWは、MPU11からの切換信号に基づいて、図2
に実線で示す抵抗R2側又は破線で示す抵抗R3側に選
択的に接続される。
【0028】即ち、カートリッジCTが複合機1に装着
されると、コネクタCN1,CN2を介してカートリッ
ジCTの電源部120が複合機1の電圧検出部22に接
続される。そして、このようにカートリッジCTが装着
された場合には、MPU11は、カートリッジCTの二
次電池BTが充電されているか否かを識別するために、
スイッチSWを抵抗R2側に接続する。その結果、二次
電池BT、抵抗R1、スイッチSW、抵抗R2によって
閉回路が形成される。従って、二次電池BTから抵抗R
1,R2を介してグラウンドGに電流が流れ、抵抗R2
の両端電圧V2がMPU11に入力される。この抵抗R
2の両端電圧V2は、二次電池BTの両端電圧をVB、
抵抗R1の両端電圧をV1とすると、以下のように表す
ことができる。
【0029】
【数1】 V2=VB−V1 ……(式1) ここで、二次電池BTが充電されている場合には、閉回
路に所定の電流が流れるが、二次電池BTが充電されて
いない場合には、閉回路にほとんど電流が流れない。即
ち、二次電池BTが充電されている場合と充電されてい
ない場合とでは、抵抗R2の両端電圧V2が異なるた
め、この抵抗R2の両端電圧V2に基づいて、二次電池
BTが充電されているか否かを識別することが可能であ
る。具体的には、RAM13には、二次電池BTが充電
されている場合における抵抗R2の両端電圧V2、つま
り抵抗R1での電圧降下を考慮した電源部120の電圧
の上限値及び下限値が記憶されている。従って、MPU
11は、抵抗R2の両端電圧V2がRAM13に記憶さ
れている電圧の上限値と下限値との範囲内である場合に
は、二次電池BTが充電されていると判断して、記録部
15の記録動作を指示する制御信号を記録制御部110
に送出する。一方、MPU11は、抵抗R2の両端電圧
V2がRAM13に記憶されている電圧の上限値と下限
値との範囲外である場合には、二次電池BTが充電され
ていないと判断して、記録部15の記録動作を禁止する
制御信号を記録制御部110に送出する。
【0030】また、トナーが無くなった場合には、MP
U11は、二次電池BTを放電させるために、スイッチ
SWを抵抗R3側に接続する。その結果、二次電池B
T、抵抗R1、スイッチSW、抵抗R3によって閉回路
が形成される。従って、二次電池BTから抵抗R1,R
3を介してグラウンドGに電流が流れる。ここで、抵抗
R3の抵抗値は、抵抗R2の抵抗値よりも遥かに小さい
ため、閉回路に大きな電流が流れて二次電池BTが放電
される。尚、二次電池BTが放電される場合には、抵抗
R3の両端電圧V3がMPU11に入力されるが、MP
U11は、この抵抗R3の両端電圧V3に基づく制御は
実行しない。即ち、MPU11は、トナーが無くなった
場合には、二次電池BTを放電させるために、スイッチ
SWを抵抗R3側に接続するに過ぎない。換言すれば、
トナーが無くなった場合には、二次電池BTは、両端電
圧VBが0〔V〕になるまで、つまり完全に放電され
る。
【0031】次に、複合機1において、記録部15で画
データを記録している途中でトナーケース61内のトナ
ーが無くなった場合の動作について、図3に示すフロー
チャートを用いて説明する。
【0032】さて、かかる場合には、光電センサ65か
らトナーケース61内にトナーが無い旨を示す検出信号
が複合機1側のMPU11に入力される。そして、図3
に示すステップS1では、複合機1側のMPU11は、
カートリッジCTの交換を促すメッセージを表示部17
に表示するとともに、記録部15を使用しない動作のみ
を実行する。即ち、複合機1側のMPU11は、操作部
16からの操作に基づく読取部14での読取動作及び画
データの受信動作を実行し、読取動作で得た画データ及
び受信画データを画像メモリ18に記憶させる。
【0033】そして、複合機1側のMPU11は、トナ
ーケース61内にトナーが無い旨を示すトナー欠信号を
コネクタCN1,CN2を介して記録制御部110に送
出する(S2)。その結果、カートリッジCTの記録制
御部110は、記録部15の記録動作を停止させる(S
3)。
【0034】また、複合機1側のMPU11は、カート
リッジCTの二次電池BTを放電させる(S4)。具体
的には、MPU11は、スイッチSWを抵抗R2側から
抵抗R3側に切り換えるための切換信号を送出する。そ
の結果、二次電池BTから抵抗R1,R3を介してグラ
ウンドGに大きな電流が流れて二次電池BTが放電され
る。
【0035】次に、リサイクル業者によってトナーが無
くなったカートリッジCTが再利用される場合の作業工
程について説明する。まず、正規のリサイクル業者は、
トナーが無くなったカートリッジCTに純正のトナーを
補給する。そして、二次電池BTを充電する。即ち、正
規のリサイクル業者は、カートリッジCT内のトナーが
無くなった場合に二次電池BTが放電される旨を予め知
っているため、二次電池BTを充電する。換言すれば、
正規のリサイクル業者以外は、カートリッジCTを再利
用する場合に二次電池BTを充電する必要がある旨を知
らないため、非純正のトナーを補給するのみで二次電池
BTを充電することはない。
【0036】次に、カートリッジCTの交換に伴って複
合機1にカートリッジCTが装着された場合の動作につ
いて、図4に示すフローチャートを用いて説明する。さ
て、複合機1にカートリッジCTが装着されると、図4
に示すステップS11では、複合機1側のMPU11
は、光電センサ65からの検出信号に基づいて、トナー
ケース61内にトナーが有るか否かを判断する。トナー
が有る場合には、ステップS14に移行する。一方、カ
ートリッジCTが交換されたにも拘わらず、トナーが無
い場合には、画データを記録紙71に記録できないと判
断して、トナー欠信号をコネクタCN1,CN2を介し
て記録制御部110に送出する(S12)。その結果、
カートリッジCTの記録制御部110は、記録部15の
記録動作を停止させる(S13)。
【0037】ステップS14では、複合機1側のMPU
11は、スイッチSWを抵抗R3側から抵抗R2側に切
り換えるための切換信号を送出する。その結果、二次電
池BTから抵抗R1,R2を介してグラウンドGに電流
が流れ、抵抗R2の両端電圧V2がMPU11で検出さ
れる。
【0038】ステップS15では、複合機1側のMPU
11は、抵抗R2の両端電圧V2がRAM13に記憶さ
れている電圧の上限値と下限値との範囲内であるか否か
を判断する。即ち、正規のリサイクル業者によって再利
用されたカートリッジCTの場合には、二次電池BTが
充電されている。また、純正のトナーが充填されている
新品のカートリッジCTの場合にも、二次電池BTが充
電されている。従って、これらのカートリッジCTが装
着された場合には、抵抗R2の両端電圧V2が所定の電
圧範囲内になる(S15で「YES」)。
【0039】そこで、複合機1側のMPU11は、操作
部16からのコピー操作又は画データの受信に基づい
て、記録部15の記録動作を指示する制御信号をCN
1,CN2を介して記録制御部110に送出する(S1
6)。尚、記録部15の記録動作の停止期間中に画デー
タを画像メモリ18に記憶させた場合には、この記憶さ
せた画データを記録紙71に記録する必要がある。その
ため、かかる場合にも、複合機1側のMPU11は、記
録部15の記録動作を指示する制御信号を記録制御部1
10に送出する。その結果、カートリッジCTの記録制
御部110は、記録部15の記録動作を再開させる(S
17)。従って、正規のリサイクル業者によって再利用
されたカートリッジCT又は純正のトナーが充填されて
いる新品のカートリッジCTが使用されることを条件に
記録部15の記録動作が再開されるため、記録画質が良
好に維持される。
【0040】一方、正規のリサイクル業者以外によって
非純正のトナーが補給されたカートリッジCTの場合に
は、二次電池BTが充電されていない。従って、このよ
うなカートリッジCTが装着された場合には、抵抗R2
の両端電圧V2が所定の電圧範囲外になる(S15で
「NO」)。そこで、複合機1側のMPU11は、記録
部15の記録動作を禁止する制御信号を記録制御部11
0に送出する(S18)。その結果、カートリッジCT
の記録制御部110は、記録部15の記録動作を停止さ
せる(S19)。従って、非純正のトナーが補給された
カートリッジCTでの記録部15の記録動作が禁止され
るため、記録画質が低下することはない。
【0041】以上、詳述したように本実施形態によれ
ば、次のような作用、効果を得ることができる。 (1)複合機1側のMPU11は、光電センサ65から
トナーが有る旨を示す検出信号が入力された場合には、
抵抗R2の両端電圧V2がRAM13に記憶されている
電圧の上限値と下限値との範囲内であるか否かを判断し
ている(S15)。即ち、MPU11は、抵抗R2の両
端電圧V2を検出することによって、カートリッジCT
における電源部120の電圧を検出している。換言すれ
ば、いわば間接的に二次電池BTの両端電圧VBを検出
して、二次電池BTが充電されているか否かを識別して
いる。そして、抵抗R2の両端電圧V2がRAM13に
記憶されている電圧の上限値と下限値との範囲外である
場合には、二次電池BTが充電されていないと判断し
て、つまりカートリッジCT内のトナーが非純正である
と判断して、記録部15の記録動作を禁止する制御信号
を記録制御部110に送出している(S18)。その結
果、記録制御部110は、記録部15の記録動作を停止
させる(S19)。従って、非純正のトナーが使用され
ることに伴って記録画質が低下することを防止すること
ができる。
【0042】(2)MPU11は、光電センサ65から
トナーが無い旨を示す検出信号が入力された場合には、
カートリッジCTの二次電池BTを放電させている(S
4)。そのため、トナーが無くなったカートリッジCT
を再利用するために二次電池BTを充電する必要がある
が、その旨は正規のリサイクル業者のみが知っている。
換言すれば、正規のリサイクル業者以外は、カートリッ
ジCTを再利用する場合に二次電池BTを充電する必要
がある旨を知らないため、非純正のトナーを補給するの
みで二次電池BTを充電することはない。その結果、正
規のリサイクル業者以外によって非純正のトナーが補給
されたカートリッジCTが装着された場合には、記録部
15の記録動作が禁止される。従って、非純正のトナー
が使用されることに伴って記録画質が低下することを確
実に防止することができる。
【0043】尚、前記実施形態は、次のように変更して
具体化することも可能である。 ・複合機1にカートリッジCTが装着されてからトナー
ケース61内のトナーが無くなるまでの間、二次電池B
Tから抵抗R1,R2を介してグラウンドGに電流が流
れ、二次電池BTが僅かに放電される。そのため、二次
電池BTの放電を抑制するために、抵抗R2の抵抗値を
大きくする構成が好ましい。又は、抵抗R2の両端電圧
V2をMPU11で検出する場合にのみ一時的に二次電
池BTから抵抗R2に電流を流し、以後トナーが無くな
るまでの間は抵抗R2及び抵抗R3のいずれにも電流を
流さない構成としてもよい。
【0044】・前記実施形態では、二次電池BTの両端
電圧VB及び抵抗R1の抵抗値がカートリッジCTの種
類に拘わらず一定の構成としたが、二次電池BTの両端
電圧VBがカートリッジCTの種類に拘わらず一定で、
且つ抵抗R1の抵抗値がカートリッジCTの種類毎に異
なる構成としてもよい。このように構成すれば、カート
リッジCTの種類毎に複合機1に対する装着部分の機械
的構成を変更しないで、抵抗R1の抵抗値を変更するだ
けでカートリッジCT内のトナーが純正であるか否かを
識別することが可能である。従って、カートリッジCT
を製造する場合には、共通の金型を使用することがで
き、製造コストを低減することができる。尚、シアン、
マゼンタ、イエロー及びブラックのトナーを使用して、
画データをカラーで記録紙71に記録することが可能な
複合機1において、トナー毎のカートリッジCTが着脱
可能な構成の場合には、抵抗R1の抵抗値を変更するだ
けでトナーの色を識別することが可能である。従って、
抵抗R1に基づいて、補給すべきトナーの色を表示部1
7に表示させることができる。
【0045】・抵抗R1の抵抗値がカートリッジCTの
種類毎に異なる構成において、カートリッジCTの抵抗
R1を可変抵抗器で構成し、その可変抵抗器の抵抗値を
カートリッジCTの種類毎に異ならせる構成としてもよ
い。このように構成すれば、カートリッジCTの種類毎
に抵抗値の異なる固定抵抗器を使用する必要がないた
め、部品の共通化を図ることができる。
【0046】・二次電池BTの両端電圧VBがカートリ
ッジCTの種類毎に異なり、且つ抵抗R1の抵抗値がカ
ートリッジCTの種類に拘わらず一定の構成としてもよ
い。また、このような構成において、抵抗R1を省略し
た構成としてもよい。このように抵抗R1を省略した構
成の場合には、二次電池BTの両端電圧VBをMPU1
1で検出することによってカートリッジCT内のトナー
が純正であるか否かを識別することができる。
【0047】・前記実施形態では、トナーが無くなった
場合には、二次電池BTを完全に放電させる構成であっ
たが、抵抗R3の両端電圧V3が所定の電圧範囲外にな
るまで、つまり抵抗R2の両端電圧V2がRAM13に
記憶されている電圧の上限値と下限値との範囲外になる
まで二次電池BTを放電させる構成としてもよい。即
ち、前記実施形態とは異なり、MPU11が抵抗R3の
両端電圧V3に基づく制御を実行する構成としてもよ
い。このように構成すれば、二次電池BTを完全に放電
させないため、正規のリサイクル業者による二次電池B
Tの充電時間を短縮することができる。
【0048】・前記実施形態では、スイッチSWを抵抗
R2側から抵抗R3側に切り換えて二次電池BTを放電
させる構成であったが、図5に示すように、MPU11
からの制御信号によりトランジスタTRをオンさせて二
次電池BTを放電させる構成としてもよい。即ち、カー
トリッジCTが装着された場合には、MPU11は、ト
ランジスタTRをオフする。その結果、二次電池BTか
ら抵抗R1,R2を介してグラウンドGに電流が流れ、
抵抗R2の両端電圧V2がMPU11に入力される。従
って、この抵抗R2の両端電圧V2をMPU11で検出
することによってカートリッジCT内のトナーが純正で
あるか否かが識別される。また、トナーが無くなった場
合には、MPU11は、トランジスタTRをオンする。
その結果、二次電池BTから抵抗R1、トランジスタT
Rのコレクタ,エミッタを介してグラウンドGに大きな
電流が流れて二次電池BTが放電される。従って、前記
実施形態と同様の効果が得られる。
【0049】・二次電池BTの代わりに、一次電池を使
用し、カートリッジCTを再利用する場合には一次電池
を交換する構成としてもよい。・カートリッジCTが交
換されたにも拘わらず、抵抗R2の両端電圧V2が所定
の電圧範囲外である場合には(S15で「NO」)、正
規のリサイクル業者以外によって非純正のトナーが補給
されたカートリッジCTが装着された旨を示すメッセー
ジを表示部17に表示する構成としてもよい。又は、上
記旨を示す音声メッセージ又は警告音を図1に破線で示
す鳴動部24から鳴動する構成としてもよい。これらの
ようにメッセージを表示又は音で報知する構成にすれ
ば、純正のトナーが入っているカートリッジCTへの交
換を促すことができる。
【0050】・カートリッジCTが交換されたにも拘わ
らず、トナーケース61内にトナーが無いと判断した場
合には(S11で「NO」)、トナーが無いカートリッ
ジCTが装着された旨を示すメッセージを表示部17に
表示又は鳴動部24から鳴動する構成としてもよい。こ
れらのようにメッセージを表示又は音で報知する構成に
すれば、トナーが入っているカートリッジCTへの交換
を促すことができる。
【0051】さらに、上記各実施形態より把握される技
術的思想について、以下にそれらの効果と共に記載す
る。 〔1〕請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置にお
いて、メッセージを報知する報知手段を備え、制御手段
は、電圧検出手段で検出された電圧が記憶手段に記憶さ
れている電圧の上限値と下限値との範囲外である場合に
は、その旨を示すメッセージを報知手段に報知させる画
像形成装置。このように構成すれば、純正のトナーが入
っているカートリッジへの交換を促すことができる。
【0052】〔2〕請求項3に記載の画像形成装置にお
いて、制御手段は、トナー検出手段からトナーが無い旨
を示す検出信号が入力された場合には、電圧検出手段で
検出された電圧が記憶手段に記憶されている電圧の上限
値と下限値との範囲外になるまでカートリッジの電池を
放電させる画像形成装置。このように構成すれば、カー
トリッジの電池を完全に放電させないため、充電時間を
短縮することができる。
【0053】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ため、次のような効果を奏する。請求項1〜請求項3の
いずれか1項に記載の発明によれば、非純正のトナーが
使用されることに伴って記録画質が低下することを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複合機の構成を示すブロック図。
【図2】電圧検出部及び電源部の構成を示すブロック
図。
【図3】トナーが無くなった場合の動作を示すフローチ
ャート。
【図4】カートリッジが装着された場合の動作を示すフ
ローチャート。
【図5】別の実施形態の電圧検出部及び電源部の構成を
示すブロック図。
【符号の説明】
1…画像形成装置としての複合機、11…制御手段を構
成するMPU、12…制御手段を構成するROM、13
…制御手段及び記憶手段を構成するRAM、15…記録
手段としての記録部、17…報知手段としての表示部、
22…電圧検出手段としての電圧検出部、24…報知手
段としての鳴動部、65…トナー検出手段としての光電
センサ、71…記録紙、120…電源部、BT…電池と
しての二次電池、CT…カートリッジ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA01 DD02 DE02 DE07 EC06 EC20 EH10 HB13 HB17 2H071 BA04 BA13 BA32 DA06 DA08 DA15 DA32 DA34 2H077 AA01 AB01 AC04 AD02 AD06 BA09 DA01 DA15 DA57 DA62 DB21

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーを収容するカートリッジが着脱可
    能な画像形成装置において、電池を有する電源部を備え
    たカートリッジと、画データを記録紙に記録する記録手
    段と、カートリッジの電源部に応じた電圧を検出する電
    圧検出手段と、カートリッジが装着された場合には、電
    圧検出手段で検出された電圧に基づいて、記録手段を制
    御する制御手段とを備えた画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、所定の電圧の上限値及び下限値を記憶する記憶手段
    を備え、制御手段は、電圧検出手段で検出された電圧が
    記憶手段に記憶されている電圧の上限値と下限値との範
    囲外である場合には、記録手段の記録動作を禁止する画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の画像形成
    装置において、カートリッジ内のトナーの有無を検出す
    るトナー検出手段を備え、制御手段は、トナー検出手段
    からトナーが無い旨を示す検出信号が入力された場合に
    は、カートリッジの電池を放電させる画像形成装置。
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