JP2003241520A - 湿式電子写真印刷装置 - Google Patents

湿式電子写真印刷装置

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JP2003241520A
JP2003241520A JP2002039198A JP2002039198A JP2003241520A JP 2003241520 A JP2003241520 A JP 2003241520A JP 2002039198 A JP2002039198 A JP 2002039198A JP 2002039198 A JP2002039198 A JP 2002039198A JP 2003241520 A JP2003241520 A JP 2003241520A
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roller
supply roller
supply
film thickness
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JP2002039198A
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Tomoaki Okada
智章 岡田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単安価な構成で現像ローラ上に高精度で均
一な薄膜を作り、かつ、コート紙においても画像にじみ
(像流れ)がなく、上質紙においても素抜けが生じない
安定して高画質な画像が得られる湿式電子写真印刷装置
の提供。 【解決手段】 使用する用紙に応じて第1供給ローラ上
の膜厚を変化させる手段と、現像ローラに第1供給ロー
ラ上の現像剤を渡す第2供給ローラの現像ローラに対す
る周速を使用する用紙に応じて変化させ、現像ローラ上
の膜厚を変化させるる手段とを設け、現像ローラ上の膜
厚を使用する用紙に応じて変化できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体現像剤と中間
転写体とを用いた湿式電子写真印刷装置に関し、特に、
コート紙、及び上質紙に、ドットゲインの増大による画
像のにじみ(像流れ)や転写不良による素抜けを起こさ
せずに良好な画像を形成できる液体現像剤を用いた湿式
電子写真印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液体現像剤を用いた電子写真装置は、微
細なトナーを用いることでオフセット印刷並みの高画質
を実現できること、少ないトナーで十分な画像濃度が得
られるため、経済的であるという利点を有している。
【0003】しかし従来の湿式電子写真印刷装置は、感
光体上の現像剤像を電界の作用で記録媒体に直接転写し
ていたため、記録媒体の材質の影響を受けやすく、転写
画像の画質が変動しやすいという弱点を有していた。例
えば、感光体上に同じ膜厚の現像剤像を形成しても、吸
液性が低く平滑性の高いコート紙では転写ニップでのド
ットゲインの増加による画像のにじみ(像流れ)が生
じ、一方、吸液性が高く平滑性の低い上質紙では上質紙
の凹部にトナーが届かない転写不良(素抜け)が生じる
という問題があった。
【0004】また、こういった湿式電子写真印刷装置に
おいては、オフセット印刷並みの高画質を実現するため
には高粘度で高濃度の液体現像剤を用い、現像手段を構
成する現像ローラ上に1乃至6[μm]の均一な薄膜を作
る必要がある。ところが、高粘度で高濃度の液体現像剤
を用いた場合、短いパスの間に均一な薄膜を作ることは
簡単なことではない。すなわち、このような高粘度で高
濃度の液体現像剤を用いた場合、現像ローラに液体現像
剤を供給するローラと現像ローラのニップ部において、
現像剤自体の粘性とローラ表面への粘着力によって現像
剤が引っ張り力を受け、双方にちぎれるように分離して
細かなすじ状のムラ(凹凸)が現像ローラに残り、良好
な画像が得られないというような問題が典型的な一例で
ある。
【0005】このような問題を解決するため、感光体上
の現像剤像を電界によって一旦中間転写体へ転写し、し
かる後に圧力(および熱)によって現像剤像を加熱、溶
融してフィルム化し、記録媒体へ転写と同時に溶融転写
する装置が米国特許第4,518,976号、同4,7
08,460号、同5,148,222号、同5,16
6,734号、同5,208,637号等に開示されて
いる。また、特公昭46−41679号公報、及び特開
昭62−280882号公報などには、電界転写を用い
ず、中間転写体への転写と記録媒体への転写の双方にお
いて圧力(及び熱)を用いる装置が開示されている。中
間転写体は表面が平滑で電気抵抗のばらつきや変動の少
ない材料によって構成することが比較的容易であり、か
つ、高い圧力で転写が可能なため、感光体から記録媒体
へ直接電界転写を行う場合に比べ、転写による画質劣化
は飛躍的に改良される。
【0006】また、現像ローラ上に高精度で均一な薄膜
を作るため、例えば特開平11−174852号公報に
は、現像ローラに液体現像剤を供給するアプリケータロ
ーラを備えた湿式電子写真印刷装置において、アプリケ
ータローラを連接する複数の回転ローラで構成し、現像
剤を現像剤溜まりから薄く延ばしながら搬送してゆくと
共に、現像ローラに当接する最終段の回転ローラを上記
現像ローラと同一方向(例えば、現像ローラを逆時計回
りに回転させた場合は回転ローラも逆時計回りに回転さ
せる)に回転させ、それによって最終段回転ローラの表
面に塗布されている液体現像液の膜を、現像ローラの当
接面にすじ状のムラを生じることなく塗布できるように
した装置が示されている。
【0007】また特開2000−250318号公報、
特開2000−250321号公報には、不揮発性を示
す高粘度で高濃度の液体現像剤を用いた湿式電子写真印
刷装置において、軸方向に所定幅を有する事実上閉じた
空間を形成するガイドフレームに略一定圧力をかけた液
体現像液を供給源から供給し、内部に収容した互いに当
接する2つのアプリケータローラで供給された液体現像
液を引き延ばしつつ一方のアプリケータローラに当接し
た現像ローラの表面に塗布し、均一な液体現像液膜を現
像ローラ上に形成できるようにした装置や(特開200
0−250318号公報)、互いに当接する2つのアプ
リケータローラで供給された液体現像液を引き延ばしつ
つ一方のアプリケータローラに当接した現像ローラの表
面に塗布し、均一な液体現像液膜を現像ローラ上に形成
できるようにすると共に、アプリケータローラの下流側
で現像ローラが感光体上に接触する前の位置に両当接表
面の移動方向が逆方向となる独立リバースローラを設
け、かつ、この独立リバースローラに現像ローラに対し
てバイアス電圧Vrを印加し、これにより、現像ローラ
に当接する位置において現像ローラ上の現像剤粒子を均
一化しつつ現像ローラ表面に押しつける方向に作用する
電界を発生させるようにした装置(特開2000−25
0321号公報)が示されている。
【0008】さらに特開2000−10413号公報に
は、記録媒体にイオンフローヘッドで静電潜像を形成
し、背面電極によってこの記録媒体を現像ローラに押し
つけながら現像するようにした湿式電子写真印刷装置に
おいて、現像ローラの表面に表面処理によって微細な凹
凸を形成して現像剤が十分に供給できるようにすると共
にブレードで膜厚を規制し、現像ローラを記録媒体の搬
送方向と反対方向に回転して静電潜像を現像するように
した湿式電子写真印刷装置が示されている。
【0009】また特開平9−329972号公報には、
液体現像剤を用いた湿式電子写真印刷装置において、機
内温度変動による感光体(潜像担持体)上の現像剤膜厚
変動に起因した画像品質低下や、記録媒体の表面性、吸
油性に対する感光体上の現像剤膜厚不適正による画像品
質低下を防止するため、感光体上の現像剤膜厚を測定
し、感光体の回転方向に対して現像ローラ下流側に設け
たリバースローラで膜厚を制御し、記録媒体、機内温度
などの特性にマッチした膜厚が感光体上に形成されるよ
うにした装置が示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記米
国特許第4,518,976号、同4,708,460
号、同5,148,222号、同5,166,734
号、同5,208,637号、特公昭46−41679
号公報、及び特開昭62−280882号公報などに示
された装置においては、中間転写体への加熱システム
と、中間転写体からの熱による感光体の特性劣化を防止
するため、感光体が中間転写体に接触する前に冷却する
システムが必要であり、プロセスが複雑化し、また、中
間転写体の加熱による劣化に伴って画質が変動し、系の
信頼性の低下をもたらす。
【0011】また、特開2000−10413号公報に
示された装置においては、現像ローラ表面に微細な凹凸
が形成されているため、現像ローラ上の膜厚が前記凹凸
によって部分的に異なったものとなり、感光体上の静電
潜像の現像にあたって現像量が異なって均一な膜厚の画
像が得られないという問題が生じる。
【0012】さらに特開平11−174852号公報に
示された装置では、複数の回転ローラで現像剤を現像剤
溜まりから薄く延ばしながら搬送してゆくようにしてい
るが、印刷速度が速くなった場合、高粘度で高濃度の現
像液を少ないローラ間の受け渡しのみで均一な薄膜にす
るのは困難であるという問題があり、また特開2000
−250318号公報、特開2000−250321号
公報に示された装置では、軸方向に所定幅を有する事実
上閉じた空間を形成するガイドフレームや、内部に収容
した互いに当接する2つのアプリケータローラが必要で
あったり、アプリケータローラの下流側で現像ローラが
感光体上に接触する前の位置に独立リバースローラが必
要であると共に、独立リバースローラに現像ローラに対
してバイアス電圧Vrを印加する電源が必要であり、複
雑で高価な装置にならざるを得ない。
【0013】また、特開平9−329972号公報に示
された装置は液体現像剤を用いてはいるが、この液体現
像剤は高粘度で高濃度ではなく流動性の高い低濃度の現
像剤であり、現像液の温度によって膜厚に変動を生じる
ようなものであると共に、膜厚制御を感光体上の膜厚を
測定しておこなうようにしており、そのため現像剤像で
は画像によって膜厚の変動が生じるから、実際の現像剤
像ではなく、別途膜厚測定のために現像動作が必要にな
って構成が複雑にならざるを得ない。
【0014】そのため本発明においては、簡単安価な構
成で現像ローラ上に高精度で均一な薄膜を作り、かつ、
コート紙においても画像にじみ(像流れ)がなく、上質
紙においても素抜けが生じない安定して高画質な画像が
得られる湿式電子写真印刷装置を提供することが課題で
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載した発明は、電子写真方式により潜像を
形成する感光体に接して設けられ、液体現像剤による薄
膜を形成する現像ローラを有して前記感光体上の潜像を
現像する現像手段を備えた湿式電子写真印刷装置におい
て、前記現像手段は、現像剤供給手段と、該現像剤供給
手段からの現像剤を保持して回転し、第2供給ローラを
介して前記現像ローラへ現像剤を供給する第1供給ロー
ラと、該第1供給ローラ上の現像剤膜厚を調節する現像
剤膜厚規制手段と、前記第2供給ローラの現像ローラに
対する周速差を制御する第2供給ローラ回転速度制御手
段とからなり、使用する用紙に対応して前記現像剤膜厚
規制手段で第1供給ローラの現像剤膜厚を変化させ、第
2供給ローラへの現像剤供給量を制御すると共に前記第
2供給ローラ回転速度制御手段で第2供給ローラと現像
ローラの周速差を調節し、該周速差で現像剤を引き延ば
して現像ローラ上の現像剤膜厚を変化できるようにした
ことを特徴とする。
【0016】このように、第2供給ローラと現像ローラ
との周速差で現像剤を引き延ばすことで現像ローラ上に
高精度で均一な薄膜を作ると共に、使用する用紙、例え
ば上質紙やコート紙などに対応させて第1供給ローラが
保持する現像剤の膜厚を、さらに、第2供給ローラと現
像ローラの周速差を変化させて現像ローラ上の膜厚を例
えば上質紙では厚く、コート紙では薄く制御することに
より、上質紙では転写不良による素抜けが無く、コート
紙ではドットゲインの増大による画像のにじみ(像流
れ)のない、良質な画像を得ることのできる湿式電子写
真印刷装置を提供できる。
【0017】そして第2供給ローラは、請求項2に記載
したように、前記現像ローラと第2供給ローラを同一方
向に回転させるか、または逆方向に回転させた場合は第
2供給ローラの回転速度を現像ローラの回転速度より遅
くしたことを特徴とする。
【0018】このように現像ローラと第2供給ローラを
同一方向に回転させる(すなわち、両ローラを例えば逆
時計回りに回転させる)か、または逆方向に回転(すな
わち、両ローラを例えば逆時計回りと時計回りに回転さ
せる)させた場合は第2供給ローラの回転速度を現像ロ
ーラの回転速度より遅くすることにより、前記したよう
な現像剤自体の粘性とローラ表面への粘着力によって現
像剤が引っ張り力を受けて細かなすじ状のムラ(凹凸)
が生じるといったことがなく、高精度で均一、しかも使
用する用紙に対応した厚さの現像剤膜が容易に得られる
現像手段を構成できるから、良質な画像を得ることので
きる湿式電子写真印刷装置を提供できる。
【0019】そして第1供給ローラの現像剤膜厚規制手
段は請求項3または4に記載したように、前記第1供給
ローラの現像剤膜厚規制手段を、第2供給ローラと接触
する位置の回転方向上流側にアクチュエータを備えて押
圧力を調節可能にし、保持した現像剤の層厚を規制する
スクレーパで構成したことを特徴とする。前記第1供給
ローラの現像剤膜厚規制手段を、第2供給ローラと接触
する位置の回転方向上流側に偏芯ローラの回転によって
前記第1供給ローラとの間隔を調節可能に構成した低剛
性平板で構成したことを特徴とする。
【0020】このようにアクチュエータを備えたスクレ
ーパによって押圧力を変化させるか、偏心ローラを回転
させることで第1供給ローラとの間隔を調節できるよう
にした平板を用いることにより、第1供給ローラ上の現
像剤膜厚を容易に調節することが可能となる。
【0021】また現像剤供給手段と現像剤膜厚規制手段
は請求項5、及び6に記載したように、前記現像剤供給
手段と現像剤膜厚規制手段を、保持した現像剤の供給側
を前記第1供給ローラと対面させて第1供給ローラの軸
方向に複数配列した分割インキ供給機構で構成すると共
に該分割インキ供給機構底板を水平に移動可能として前
記第1供給ローラと底板先端との間隔を調節可能に構成
し、前記現像ローラ上の軸方向膜厚に変動が生じたと
き、変動が生じた位置に対応する前記分割インキ供給機
構の第1供給ローラへの現像剤供給量を調節可能にした
ことを特徴とする。前記現像剤供給手段と現像剤膜厚規
制手段を、保持した現像剤の供給側を前記第1供給ロー
ラと対面させて第1供給ローラの軸方向に複数配列した
分割インキ供給機構で構成すると共に該分割インキ供給
機構底板を垂直に移動可能として前記第1供給ローラと
底板との間隔を調節可能に構成し、前記現像ローラ上の
軸方向膜厚に変動が生じたとき、変動が生じた位置に対
応する前記分割インキ供給機構の第1供給ローラへの現
像剤供給量を調節可能にしたことを特徴とする。
【0022】このように、現像剤供給手段と現像剤膜厚
規制手段を印刷で使われている分割インキ供給機構で構
成することにより、現像ローラ上の膜厚が軸方向の特定
位置で変化したとき、その部分に対応した分割インキ供
給機構によって第1供給ローラ上の現像剤膜厚を独立に
調節することができ、それによって現像ローラ上の現像
剤膜厚を常に均一な状態に保つことができるから、良質
な画像を得ることのできる湿式電子写真印刷装置を提供
できる。
【0023】さらに感光体上の現像剤像膜厚を用紙に応
じて確実に変化させるため、請求項7に記載したよう
に、前記感光体と現像ローラ間に印加する現像バイアス
を使用する用紙に対応させて変化させ、感光体上の現像
剤像膜厚を変化させることを特徴とする。
【0024】このように感光体と現像ローラ間に印加す
る現像バイアスを使用する用紙に対応させて変化させる
ことで、確実に感光体上の現像剤像膜厚を変化させるこ
とができ、より良質な画像を得ることのできる湿式電子
写真印刷装置を提供できる。
【0025】また現像剤供給手段と現像剤膜厚規制手段
は請求項8に記載したように、前記第1供給ローラへの
現像剤供給手段を、前記第1供給ローラに微小間隔で対
面して第1供給ローラの軸方向に延在したノズルで構成
し、該ノズル先端の第1供給ローラ回転方向下流側で前
記第1供給ローラ上の現像剤の層厚規制を行うことを特
徴とする。
【0026】このように第1供給ローラへの現像剤供給
手段をノズルで構成することにより、例えば箱形の現像
剤容器のような現像剤供給手段を用いた場合は重力方向
に留意して設置する必要があるが、こういったことを考
慮することなく自由な位置に設置することが可能とな
り、現像剤供給手段の設置の自由度が高い現像剤供給手
段とすることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の
形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、そ
の相対配置などは、特に特定的な記載がない限りはこの
発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる
説明例に過ぎない。
【0028】図1は本発明に係わる湿式電子写真印刷装
置の構成概略であり、図2は現像ローラ上の現像剤膜厚
調節方法を説明するための図、図3は第1供給ローラ上
の現像剤膜厚を調節する機構の説明図、図4は第1供給
ローラ上の現像剤膜厚調節機構に印刷機で使用されてい
る分割インキ供給機構を用いた場合の説明図、図5、図
6は分割インキ供給機構による第1供給ローラ上の現像
剤膜厚調節機構の概略説明図、図7は現像剤供給手段と
してノズルを用いた場合の構成を示した図である。
【0029】図中1はアモルファスシリコン(a−S
i)、あるいは有機感光体(OPC)などで構成される
感光体ドラムで、例えば240mm程度の直径を持ち、
周速1m/sec程度で回転する。2は中間転写体で、
例えばシリコン系導電性ゴムなどの公知のもので構成さ
れ、感光体ドラム1と同様例えば周速1m/sec程度
で感光体ドラム1と同方向に回転し、−1000V程度
のバイアスが印加される。3は現像ローラで、例えばJ
ISAにおける20度乃至60度の硬度、10乃至1
10Ωcm程度の抵抗の導電性ゴムローラで構成さ
れ、200乃至400Vのバイアスが印加されて感光体
ドラム1と同方向に同程度の周速で回転する。4はこの
感光体ドラム1と現像ローラ3の間に現像バイアスを印
加する現像バイアス制御回路で、湿式電子写真印刷装置
全体の制御回路5を介して送られてくる、例えば上質紙
やコート紙など、現像剤像の膜厚を変化させた方がよい
用紙を指示する用紙選択釦6からの使用する用紙の種類
に応じ、例えば上質紙では感光体ドラム1上に厚い現像
剤像膜が形成されるようにし、コート紙ではそれより薄
い現像剤像膜が形成されるよう制御する。
【0030】7は現像剤供給手段としての現像剤容器8
に収容された、例えばシリコンベースの溶媒に固形分濃
度30乃至50[wt%]、粘度1000乃至50000
[mPas]、平均粒径0.1乃至6[μm]とした現像
剤液9を保持して現像剤膜を形成し、微小な一定量を第
2供給ローラ10に供給する第1供給ローラで、この第
1供給ローラ7は、形成した現像剤膜厚を規制する手段
としてのスクレーパ11を持ち、更にこのスクレーパ1
1は、湿式電子写真印刷装置の制御回路5を介して送ら
れてくる用紙選択釦からの用紙信号によって用紙に対応
した押圧力を生成させる押圧力制御回路12で制御され
るアクチュエータ13を備え、第1供給ローラ7との間
隔が用紙に応じて調整されて、第1供給ローラ7上の現
像剤膜厚が変化できるようになっている。
【0031】また第2供給ローラ10は、現像ローラ3
と逆方向に回転(すなわち図1においては、現像ローラ
3が逆時計方向に、第2供給ローラ10が時計方向に)
しているが、回転速度制御回路14の制御の元、周速が
現像ローラ3より遅く設定されており、この周速差よっ
て現像ローラ3上に現像剤液を均一に薄膜化して供給す
ると共に、回転速度制御回路14に湿式電子写真印刷装
置の制御回路5を介して送られてくる用紙選択釦からの
用紙信号により、使用する用紙によってこの周速差を変
化させ、現像ローラ3上の現像剤膜厚を調節できるよう
になっている。
【0032】15は現像ローラ3が感光体1上の潜像を
現像した後、現像に使用されずに残った現像剤液によっ
て現像ローラ3上に履歴が残るのを防止するための履歴
解消ローラで、16はその履歴解消ローラ15上の現像
剤をクリーニングするブレード、17は感光体ドラム1
を例えば500V程度に帯電させるコロトロン、あるい
はスコロトンなどを用いた帯電器、18は画像信号によ
って潜像を感光体ドラム1に形成する露光装置、19は
感光体ドラム1上に残った残留現像剤を掻き落とすため
のクリーニングブレード、20は記録媒体、21は記録
媒体20に中間転写体2上の現像剤像を転写させるため
のバックアップローラで、例えば−2000V程度のバ
イアスが印加される。22は熱定着装置である。
【0033】図3における30は、現像剤の膜厚規制を
行うための低剛性平板、31はこの低剛性平板30と第
1供給ローラ7の間隔を調節するための偏芯ローラ32
の軸であり、この偏芯ローラ32を所定量回転させるモ
ータ、またはカムとアクチュエータなどで構成される機
構で回転させて低剛性平板30と第1供給ローラ7の間
隔を調節する。図4、図5における40は独立に駆動可
能な等幅の分割インキ供給機構であり、41はこの分割
インキ供給機構40の底板を構成するテーパブレード5
0と第1供給ローラ7との間隔を調節して第1供給ロー
ラ7上の現像剤膜厚を調節する分割インキ供給機構制御
回路、42は発光ダイオードと受光素子を備え、現像ロ
ーラ3上の現像剤膜厚を検出する現像剤膜厚検出装置、
43はこの現像剤膜厚検出装置42からの信号を受けて
現像ローラ3上の現像剤膜厚を検出する現像剤膜厚検出
回路、図6における60は分割インキ供給機構40の底
板で、この図6の実施例においてはこの底板60を矢印
61のように上下に移動させて第1供給ローラ7上の現
像剤膜厚を調節する。なお、以上説明してきた各構成要
素、及び以下に説明する各構成要素に関連した数値は本
発明を限定するものではなく、一例を示したにすぎな
い。
【0034】このように構成した本発明の湿式電子写真
印刷装置において、用紙選択釦6によって例えば上質
紙、コート紙の別が選択されると、その信号が湿式電子
写真印刷装置の制御回路5に送られ、さらに現像バイア
ス制御回路4、回転速度制御回路14、押圧力制御回路
12送られる。すると現像バイアス制御回路4は、選択
された用紙に対応した現像剤像膜厚が感光体ドラム1上
に形成されるよう現像バイアスを設定し、回転速度制御
回路14は、使用する用紙に対応する膜厚が現像ローラ
3上に形成されるよう現像ローラ3と第2供給ローラ1
0の周速差を設定する。そして押圧力制御回路12は、
第1供給ローラ7上に、選択された用紙に対応した現像
剤膜厚が形成されるようスクレーパ11と第1供給ロー
ラ7の間隔を調節すべくアクチュエータ13を制御し、
そのため第1供給ローラ7上には選択された用紙に対応
した膜厚の現像剤が保持される。そしてこの保持された
現像剤膜が第2供給ローラ10に供給されて現像剤膜を
形成し、さらにその現像剤膜が前記したように現像ロー
ラ3と第2供給ローラ10との周速差で均一に引き延ば
されて薄膜化されると共に、使用する用紙に対応した膜
厚となるよう調節されながら現像ローラ3上に現像剤膜
を形成する。
【0035】そして画像形成にあたっては、まず帯電器
17によって感光体ドラム1を均一に、例えば500V
に帯電し、湿式電子写真印刷装置の制御回路5から送ら
れてくる画像信号に基づいて露光装置18によって画像
を描画すると、光の当たった部分の電荷が逃げて50V
程度になり、潜像が形成される。そしてその潜像が現像
ローラ3の位置に至ると、現像ローラ3には200乃至
400Vの電圧が、さらに感光体ドラム1と現像ローラ
3の間には、現像バイアス制御回路4からの現像バイア
スが印加されているから、現像ローラ3上に形成された
液体現像剤がこの潜像部分に転写されて現像され、使用
する用紙に対応した膜厚の現像剤像が形成される。そし
てその現像剤像は−1000V程度のバイアスが印加さ
れた中間転写体2に転写され、さらに−2000V程度
のバイアスが印加されると共に1乃至13[kg/cm
]程度の圧力で中間転写体2に接しているバックアッ
プローラ21により、そのほとんどが記録媒体20に転
写されて熱定着装置22で定着され、排出される。
【0036】そして、感光体ドラム1上の残留現像剤は
クリーニングブレード19で掻き取られて廃棄され、ま
た現像ローラ3上の現像に使用されずに残った現像剤は
履歴解消ローラ15で履歴が生じないようにクリーニン
グされると共に、この履歴解消ローラ15上の残留トナ
ーはブレード16で掻き取られる。なお以上の説明で
は、正帯電されたトナーを用いた反転現像の場合を例に
とって説明したが、本発明はこのような場合だけに限ら
ず、液体現像剤を使う湿式電子写真印刷装置ならどのよ
うな形態の湿式電子写真印刷装置においても利用可能な
ことは自明である。
【0037】以上が本発明になる湿式電子写真印刷装置
の基本構成と動作であるが、図2乃至7は、本発明の他
の実施例である。まず図2に示したのは本発明の第2実
施例であり、図1に示した第1実施例では現像ローラ3
と第2供給ローラ10の回転方向が逆方向であったが、
この第2実施例では現像ローラ3と第2供給ローラ10
の回転方向を同一方向(すなわち図2では逆時計回り)
としたものである。この第2供給ローラ10の回転速度
は、回転速度制御回路14で使用する用紙に対応した現
像剤膜厚が現像ローラ3上に形成されるよう速度制御す
ることは図1に示した実施例と同じである。このように
することにより、第1供給ローラ7から第2供給ローラ
10に供給された高粘度で高濃度の液体現像剤は、前記
したようなすじ状のムラが生ぜず、現像ローラ3上に高
精度で均一な薄膜を作ることが可能となって、高画質な
画像が安定して得られる湿式電子写真印刷装置を提供す
ることができる。
【0038】次に図3に示した構成は本発明の第3実施
例であり、この第3実施例では、第1供給ローラ7上に
保持した現像剤の膜厚規制を、低剛性の平板30と、第
1供給ローラ7と低剛性の平板30との間隔を調整する
偏芯軸31を有した偏芯ローラ32とで行うようにした
ものである。そのためこの第3実施例においては、第1
供給ローラ7と低剛性の平板30との間隔を使用する用
紙に対応した現像剤膜厚に対応した間隔となるようにす
るため、図1における押圧力制御回路12からの指令で
この偏芯ローラ32を所定量回転させるモータ、または
カムとアクチュエータなどで構成される機構を設ける。
このようにすることにより、簡単な機構で第1供給ロー
ラ7上の現像剤膜厚を制御することができる。
【0039】そして図4に示した構成は本発明の第4実
施例であり、図5はその一部断面図である。この第4実
施例では、図1に示した現像剤供給手段である現像剤容
器8と現像剤膜厚規制手段であるスクレーパ11に代
え、独立に駆動可能な等幅の分割インキ供給機構40の
現像剤供給側を第1供給ローラ7側に対面させると共に
軸方向に複数配列して現像剤供給手段としたもので、前
記現像ローラ3上の軸方向膜厚に変動が生じたとき、変
動が生じた位置に対応する前記分割インキ供給機構40
の現像剤供給量を調節可能にしたものである。
【0040】すなわち分割インキ供給機構40は、その
一つの断面を図5に示したように、それぞれの分割イン
キ供給機構40に現像剤液9を保持させ、第1供給ロー
ラ7にこの現像剤を供給すると共に矢印51のように水
平に移動可能とした底板としてのテーパブレード50を
有して構成され、このテーパブレード50を水平に移動
することで、第1供給ローラ7上の現像剤膜厚を調節す
ることができる。そのため図4における分割インキ供給
機構制御回路41は、図1における用紙選択釦6で選択
されて湿式電子写真印刷装置制御回路5を介して送られ
てくる使用する用紙に対応した現像剤膜厚が現像ローラ
3上に形成されるよう、分割インキ供給機構40のテー
パブレード50の位置を調節し、第1供給ローラ7上の
膜厚を調節する。
【0041】そしてこの図4に示した第4実施例におい
ては、現像ローラ3に対面させてこの現像ローラ3上の
現像剤膜厚を検出するため、発光素子と受光素子で構成
され、反射光量によって現像ローラ3上の膜厚を検出す
る現像剤膜厚検出装置42と現像剤膜厚検出回路43が
設けられ、それぞれの分割インキ供給機構40に対応し
た位置における現像ローラ3上の現像剤膜厚が検出され
て湿式電子写真印刷装置制御回路5に送られる。そして
湿式電子写真印刷装置制御回路5は、現像ローラ3上の
現像剤膜厚が使用する用紙に対応した膜厚になっていな
い部分を検出すると、信号を分割インキ供給機構制御回
路41に送り、その部分の膜厚を所定の値にするため分
割インキ供給機構40を構成するテーパブレード50の
位置を調節する。そのため、第1供給ローラ7上の対応
した部分の現像剤膜厚が変化し、現像ローラ7上の現像
剤膜厚が所定の値に調節される。なお現像ローラ3上の
現像剤膜厚は、特開平9−329972号公報に示され
ているような方法で検出しても良い。
【0042】図6はこの分割インキ供給機構40の他の
実施例であり、この図6の実施例においては、分割イン
キ供給機構40の底板を構成する底板60が矢印61で
示したように上下に移動可能に構成され、この上下動で
第1供給ローラ7上の現像剤膜厚を調節する。その他の
動作は図5で説明したのと同じである。
【0043】そして図7に示した構成は本発明の第6実
施例であり、この第6実施例では、第1供給ローラ7へ
の現像剤液9の供給手段を、図1、図2に示した現像剤
容器8に代え、第1供給ローラ7と微小間隔で対面して
第1供給ローラ7の軸方向に延在したノズル70で構成
し、このノズル70の先端における第1供給ローラ7の
回転方向下流側で第1供給ローラ7上の現像剤の層厚を
一定とするようにしたものである。すなわち、図1、図
2で説明してきた現像装置における現像剤容器8では、
収容した現像剤液9が重力との関係で設置できる場所が
限られるが、この第6の実施例のようにノズル70とす
ると自由な位置に設置することが可能となり、設置の自
由度の高い現像剤供給手段とすることができる。
【0044】なお以上の説明では、図1に示した本発明
の湿式電子写真印刷装置を単色の場合を例に説明してき
たが、複数の帯電器、露光装置、現像装置を用意し、複
数色を一度に形成できるようにしても良いことはもちろ
んである。また、図5、図7における第2供給ローラ1
0を現像ローラ3と接する面の回転方向を現像ローラ3
とは逆方向として示したが、図1に示した第1実施例の
ように同一方向としても良いことももちろんである。
【0045】
【発明の効果】以上記載の如く請求項1記載した本発明
によれば、第2供給ローラと現像ローラとの周速差で現
像剤を引き延ばすことで現像ローラ上に高精度で均一な
薄膜を作ると共に、使用する用紙、例えば上質紙やコー
ト紙などに対応させて第1供給ローラが保持する現像剤
の膜厚を、さらに、第2供給ローラと現像ローラの周速
差を変化させて現像ローラ上の膜厚を例えば上質紙では
厚く、コート紙では薄く制御することにより、上質紙で
は転写不良による素抜けが無く、コート紙ではドットゲ
インの増大による画像のにじみ(像流れ)のない、良質
な画像を得ることのできる湿式電子写真印刷装置を提供
できる。
【0046】そして請求項2に記載した本発明によれ
ば、現像ローラと第2供給ローラを同一方向に回転させ
るか、または逆方向に回転させた場合は第2供給ローラ
の回転速度を現像ローラの回転速度より遅くすることに
より、前記したような現像剤自体の粘性とローラ表面へ
の粘着力によって現像剤が引っ張り力を受けて細かなす
じ状のムラ(凹凸)が生じるといったことがなく、高精
度で均一、しかも使用する用紙に対応した厚さの現像剤
膜が容易に得られる現像手段を構成できるから、良質な
画像を得ることのできる湿式電子写真印刷装置を提供で
きる。
【0047】そして請求項3及び4に記載した本発明に
よれば、アクチュエータを備えたスクレーパによって押
圧力を変化させるか、偏心ローラを回転させることで第
1供給ローラとの間隔を調節できるようにした平板を用
いることにより、第1供給ローラ上の現像剤膜厚を容易
に調節することが可能となる。
【0048】そして請求項5または6に記載した本発明
によれば、現像剤供給手段と現像剤膜厚規制手段を印刷
で使われている分割インキ供給機構で構成することによ
り、現像ローラ上の膜厚が軸方向の特定位置で変化した
とき、その部分に対応した分割インキ供給機構によって
第1供給ローラ上の現像剤膜厚を独立に調節することが
でき、それによって現像ローラ上の現像剤膜厚を常に均
一な状態に保つことができるから、良質な画像を得るこ
とのできる湿式電子写真印刷装置を提供できる。
【0049】そして請求項7に記載した本発明によれ
ば、正確、確実に感光体上の現像剤像膜厚を変化させる
ことでき、より良質な画像を得ることのできる湿式電子
写真印刷装置を提供できる。
【0050】また請求項8に記載した本発明によれば、
第1供給ローラへの現像剤供給手段をノズルで構成する
ことにより、例えば箱形の現像剤容器のような現像剤供
給手段を用いた場合は重力方向に留意して設置する必要
があるが、こういったことを考慮することなく自由な位
置に設置することが可能となり、現像剤供給手段の設置
の自由度が高い現像剤供給手段とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる湿式電子写真印刷装置の構成
概略である。
【図2】 現像ローラ上の現像剤膜厚調節方法を説明す
るための図である。
【図3】 第1供給ローラ上の現像剤膜厚を調節する機
構の説明図である。
【図4】 第1供給ローラ上の現像剤膜厚調節機構に印
刷機で使用されている分割インキ供給機構を用いた場合
の説明図である。
【図5】 分割インキ供給機構による第1供給ローラの
現像剤膜厚調節機構の概略説明図である。
【図6】 分割インキ供給機構による第1供給ローラ上
の現像剤膜厚調節機構の概略説明図である。
【図7】 現像剤供給手段としてスクレーパ機能を持た
せたノズルを用いた場合の構成を示した図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 中間転写体 3 現像ローラ 4 現像バイアス制御回路 5 電子写真印刷装置制御回路 6 用紙選択釦 7 第1供給ローラ 8 現像剤容器 9 現像剤液 10 第2供給ローラ 11 スクレーパ 12 押圧力制御回路 13 アクチュエータ 14 回転速度制御回路 15 履歴解消ローラ 16 ブレード 17 帯電器 18 露光装置 19 クリーニングブレード 20 記録媒体 21 バックアップローラ 22 熱定着装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真方式により潜像を形成する感光
    体に接して設けられ、液体現像剤による薄膜を形成する
    現像ローラを有して前記感光体上の潜像を現像する現像
    手段を備えた湿式電子写真印刷装置において、 前記現像手段は、現像剤供給手段と、該現像剤供給手段
    からの現像剤を保持して回転し、第2供給ローラを介し
    て前記現像ローラへ現像剤を供給する第1供給ローラ
    と、該第1供給ローラ上の現像剤膜厚を調節する現像剤
    膜厚規制手段と、前記第2供給ローラの現像ローラに対
    する周速差を制御する第2供給ローラ回転速度制御手段
    とからなり、使用する用紙に対応して前記現像剤膜厚規
    制手段で第1供給ローラの現像剤膜厚を変化させ、第2
    供給ローラへの現像剤供給量を制御すると共に前記第2
    供給ローラ回転速度制御手段で第2供給ローラと現像ロ
    ーラの周速差を調節し、該周速差で現像剤を引き延ばし
    て現像ローラ上の現像剤膜厚を変化できるようにしたこ
    とを特徴とする湿式電子写真印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記現像ローラと第2供給ローラを同一
    方向に回転させるか、または逆方向に回転させた場合は
    第2供給ローラの回転速度を現像ローラの回転速度より
    遅くしたことを特徴とする請求項1に記載した湿式電子
    写真印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記第1供給ローラの現像剤膜厚規制手
    段を、第2供給ローラと接触する位置の回転方向上流側
    にアクチュエータを備えて押圧力を調節可能にし、保持
    した現像剤の層厚を規制するスクレーパで構成したこと
    を特徴とする請求項1に記載した湿式電子写真印刷装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1供給ローラの現像剤膜厚規制手
    段を、第2供給ローラと接触する位置の回転方向上流側
    に偏芯ローラの回転によって前記第1供給ローラとの間
    隔を調節可能に構成した低剛性平板で構成したことを特
    徴とする請求項1に記載した湿式電子写真印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記現像剤供給手段と現像剤膜厚規制手
    段を、保持した現像剤の供給側を前記第1供給ローラと
    対面させて第1供給ローラの軸方向に複数配列した分割
    インキ供給機構で構成すると共に該分割インキ供給機構
    底板を水平に移動可能として前記第1供給ローラと底板
    先端との間隔を調節可能に構成し、前記現像ローラ上の
    軸方向膜厚に変動が生じたとき、変動が生じた位置に対
    応する前記分割インキ供給機構の第1供給ローラへの現
    像剤供給量を調節可能にしたことを特徴とする請求項1
    に記載した湿式電子写真印刷装置。
  6. 【請求項6】 前記現像剤供給手段と現像剤膜厚規制手
    段を、保持した現像剤の供給側を前記第1供給ローラと
    対面させて第1供給ローラの軸方向に複数配列した分割
    インキ供給機構で構成すると共に該分割インキ供給機構
    底板を垂直に移動可能として前記第1供給ローラと底板
    との間隔を調節可能に構成し、前記現像ローラ上の軸方
    向膜厚に変動が生じたとき、変動が生じた位置に対応す
    る前記分割インキ供給機構の第1供給ローラへの現像剤
    供給量を調節可能にしたことを特徴とする請求項1に記
    載した湿式電子写真印刷装置。
  7. 【請求項7】 前記感光体と現像ローラ間に印加する現
    像バイアスを使用する用紙に対応させて変化させ、感光
    体上の現像剤像膜厚を変化させることを特徴とする請求
    項1に記載した湿式電子写真印刷装置。
  8. 【請求項8】 前記第1供給ローラへの現像剤供給手段
    を、前記第1供給ローラに微小間隔で対面して第1供給
    ローラの軸方向に延在したノズルで構成し、該ノズル先
    端の第1供給ローラ回転方向下流側で前記第1供給ロー
    ラ上の現像剤の層厚規制を行うことを特徴とする請求項
    1に記載した湿式電子写真印刷装置。
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