JP2003241310A - プロジェクター及びその保護キャビネット - Google Patents

プロジェクター及びその保護キャビネット

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JP2003241310A
JP2003241310A JP2002045785A JP2002045785A JP2003241310A JP 2003241310 A JP2003241310 A JP 2003241310A JP 2002045785 A JP2002045785 A JP 2002045785A JP 2002045785 A JP2002045785 A JP 2002045785A JP 2003241310 A JP2003241310 A JP 2003241310A
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弘一 藤原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロジェクター内に吸気する冷却空気をフィ
ルターによって清浄化しておく。 【解決する手段】 光源用ランプ、内部冷却用のファン
を内蔵し外部からの入力信号を映像として投写するプロ
ジェクターを収容し、煙草の煙や塵芥等による外気の汚
れからプロジェクターを保護するための保護キャビネッ
トであって、外気取入口15、蓋付きのプロジェクター収
容部5a、プロジェクター8の排気部88との対応位置に設
けられた排気口18、前記外気取入口15に交換可能に設け
られたフィルター3、該フィルターの下流側に配備され
た吸気ファン6及びプロジェクター8の投写レンズ82と
の対応位置に外気の侵入を防止できる窓孔17を有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、入力信号を映像として
投写するプロジェクターを、煙草の煙や塵芥等による外
気の汚れから保護するための保護キャビネット及び該保
護キャビネットを具えたプロジェクターに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】大きな
スクリーンに画像を投写できるプロジェクターは、業務
用として人の集まる場所に設置して使用されることが多
い。英国では、パブ(居酒屋)にプロジェクターを設置し
て、サツカーやクリケットの映写を楽しむことが行われ
ている。プロジェクターは内蔵した冷却用ファンによっ
て外気を強制吸引し、排気して光源用ランプの発熱によ
る内部の昇温を抑えているため、結果的に外気の汚れを
プロジェクター内に積極的に取り込むことになってい
る。パブでは、プロジェクター(8)を天井に吊り下げて
使用されることが多く、煙草の煙を多量に含んだ空気が
プロジェクター内に吸引され、プロジェクター内部の部
品が煙草のヤニで汚れる問題が指摘されている。
【0003】プロジェクターの光源用ランプの寿命は1
000時間程度であり、ランプ交換の際に、煙草のヤニ
で汚れたプロジェクター内の部品を取り外して掃除して
いるのが現状である。しかし煙草のヤニを取り除くのは
容易ではなく、メンテナンスに手間が掛かり、又、天井
吊りのプロジェクターに対して高所でのメンテナンス作
業は危険である。メンテナンス毎にプロジェクターを天
井から取り外す場合は、プロジェクターの取外しと、再
取付けに手間が掛かる。本発明は、上記問題を解決でき
る保護キャビネット及び該保護キャビネットを具えたプ
ロジェクターを明らかにするものである。
【0004】
【課題を解決する手段】本発明は、光源用ランプ、内部
冷却用のファンを内蔵し外部からの入力信号を映像とし
て投写するプロジェクターを収容して、煙草の煙や塵芥
等による外気の汚れからプロジェクターを保護するため
の保護キャビネットであって、外気取入口(15)、蓋付き
のプロジェクター収容部(5a)、プロジェクター自体の排
気部(88)との対応位置に設けられた排気口(18)、前記外
気取入口(15)に交換可能に設けられたフィルター(3)、
該フィルターの下流側に配備された吸気ファン(6)及び
プロジェクターの投写レンズ(82)との対応位置に外気の
侵入を防止できる窓孔(17)を有している。
【0005】本発明のプロジェクター(8)は、上記保護
キャビネット(1)を具えている。
【0006】
【作用及び効果】プロジェクター(8)の投写レンズ(82)
との対応位置は窓孔(17)となっており、映像の投写に支
障はない。吸気ファン(6)によって外気が保護キャビネ
ット(1)内に吸引される際、フィルター(3)を通過して
大気中の煙草の煙や塵芥等の汚れが濾過され、清浄な空
気が保護キャビネット(1)内に流入する。プロジェクタ
ー自体の冷却用ファンも回転してプロジェクター(8)内
に保護キャビネット(1)内の清浄空気が吸引され、排気
部(88)から排出される。プロジェクター(8)の排気部(8
8)との対応位置に保護キャビネット(1)の排気口(18)が
開口しているから、プロジェクター(8)の排気部(88)か
ら排出された空気は、保護キャビネット(1)の排気口(1
8)から保護キャビネット外に流出する。
【0007】上記の如く、プロジェクター(8)は保護キ
ャビネット(1)のフィルター(3)を通過した清浄空気に
よって内部冷却が図られるため、従来の様に汚れた空気
がプロジェクター(8)内に流入して、内部の部品に煙草
のヤニや埃が付着することを防止できる。プロジェクタ
ー(8)内の汚れを除去する作業を必要とせず、メンテナ
ンスが容易となる。プロジェクター(8)の外観の汚れ防
止の効果があるのは勿論である。
【0008】吸気ファン(6)による吸気によって保護キ
ャビネット(1)内は、外気より高圧となり、吸気ファン
(6)の運転中は、外気取入口(15)以外から外気が流入す
ることはなく、汚れた外気が強制的にプロジェクター内
に取り込まれることを確実に阻止できる。
【0009】プロジェクター(8)の光源用ランプ収容位
置に対応して、保護キャビネット(1)に蓋板(10)付きの
ランプ交換用開口(16)設けておくことにより、保護キャ
ビネット(1)からプロジェクター(8)を取り出さずに、
簡単に光源用ランプ(9)の交換ができる。
【0010】フィルター(3)の使用有効期間を光源用ラ
ンプ(9)の寿命に対応させておけば、フィルター(3)の
交換と光源用ランプ(9)の交換を同時に行うことが出
来、作業性が良い。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、保護キャビネット(1)を
示しており、内部にプロジェクター(8)を出し入れ可能
に収容している。図7は、公知のプロジェクター(8)の
一例を示している。プロジェクター(8)は少し横長の扁
平直方体を呈しており、天地逆にして使用できるが、以
下の説明では、室内の天井に吊り下げた状態で説明す
る。プロジェクター(8)は、前面(81)に投写レンズ(82)
及び排気部(88)を有し、内部には投写レンズ(82)の後方
に合成プリズム(96)、該該合成プリズム(96)の左右及び
後方に、青色光用液晶パネル(93)、赤色光用液晶パネル
(95)、緑色光用液晶パネル(94)が配備している。排気部
(88)の後方に配備した光源用ランプ(9)からの光を4枚
の全反射ミラー(91)と、2枚のダイクロイックミラー(9
2)(92)によって、前記3つの液晶パネル(93)(94)(95)に
夫々対応する色光に分けて照射し、各液晶パネルを通過
した光束を合成プリズム(96)にて、赤、青、緑の各光に
対応した画像に合成し、投写レンズ(82)によりスクリー
ン(図示せず)に投写する。
【0012】光源用ランプ(9)と排気部(88)との間に排
気ファン(80)が設けられ、光源用ランプ(9)の発熱を排
気部(88)から逃がす様にしている。プロジェクター(8)
の上面(85)の光源用ランプ(9)との対応位置に、ランプ
挿脱用開口(86)が設けられる。該上面(85)には複数のス
リット孔からなる吸引口(88a)が設けられ、該吸引口(88
a)に対応して内部に吸引ファン(88b)が配備される。更
に、プロジェクター(8)の上面には複数のネジ孔(85a)
が設けられており、該ネジ孔(85a)は、本来は室内の天
井からプロジェクター(8)を吊り下げるためのものであ
るが、本発明では、後記の如く保護キャビネット(1)に
プロジェクター(8)を固定するために使用する。プロジ
ェクター(8)の適所に外気流入口(89)が開設されてい
る。プロジェクター(8)の背面に、コントロール端子(8
7)を含む端子群(87a)が露出している。端子群(87a)にビ
デオテープレコーダ、ビデオディスク、パーソナルコン
ピュータ等の外部入力機器(図示せず)を接続し、該外部
入力機器からの信号を前記液晶パネル(93)(94)(95)に送
り、映像に変換して投写できる。プロジェクター(8)の
下面には、複数の表示ランプ(41)(42)(43)(44)が配備さ
れ、プロジェクター(8)を下から見上げて、表示ランプ
(41)(42)(43)(44)の色や点滅により、プロジェクターの
ON−OFF、光源用ランプ(9)のON−OFF等を知
ることができる。プロジェクター(8)の操作は、リモー
トコントロールにて行われる。実施例の光源用ランプ
(9)の寿命は1000時間程度である。
【0013】保護キャビネット(1)は、図1、図2、図
5に示す如く、底板(11)、天井板(12)、前板(13)、後板
(14)、底板(11)にネジ止め等にて取り付けたシャーシ
(5)、該シャーシ(5)の一端外側に設けた2基の吸気フ
ァン(6)(61)、該吸気ファン(6)(61)の外側に設けたフ
ィルター収容部(2)、該フィルター収容部(2)に交換可
能に充填されたフィルター(3)及び該フィルター(3)に
被さった蓋体(22)とによって構成され、外観は横長の扁
平体に形成されている。底板(11)、天井板(12)、前板(1
3)、後板(14)は、軽量化と加工性の点で合成樹脂にて形
成されている。底板(11)の両端は円弧状に上向きに湾曲
し、天井板(12)の両端は円弧状に下向きに湾曲し、底板
(11)の両端と天井板(12)の両端は突き合わさる。
【0014】図6に示す如く、シャーシ(5)は金属板の
プレス加工により形成され、天井壁(51)の両端から下向
きに側壁(52)(53)を延長し、該側壁(52)(53)の下端を互
いに内向きに屈曲して支え片(54)(54)を形成している。
上記支え片(54)(54)に両端を載せて側壁(52)(53)間に案
内台(58)を固定配備し、シャーシ(5)と案内台(58)との
間に、プロジェクター収容部(5a)を形成する。案内台(5
8)の両端側に、プロジェクター(8)を滑らせて投入する
ための案内軌条(59)(59)が形成されている。
【0015】シャーシ(5)の天井壁(51)には、プロジェ
クター(8)のランプ挿脱用開口(86)との対応位置に、光
源用ランプ(9)の出し入れができる開口(55)が開設さ
れ、前記プロジェクター(8)のネジ孔(85a)(85a)との対
応位置にボルト挿通孔(51b)(51b)が開設されている。更
に天井壁(51)には、保護キャビネット(1)を室内の天井
に吊り下げるための複数のネジ孔(50)が開設されてい
る。天井壁(51)の内面には、上記ボルト挿通孔(51b)(51
b)との対応位置に孔付きのブラケット(51a)(51a)が突設
されている。シャーシ(5)の吸気ファン(6)(61)側の側
壁(53)には、吸気ファン(6)(61)のダクト(62)(63)の開
口に連通する通気口(56)(57)が開設されている。シャー
シ(5)は底板(11)にネジ止め固定され、前記案内台(58)
と底板(11)との間の隙間に制御基板(44)が設けられてい
る。
【0016】フィルター収容部(2)は、保護キャビネッ
ト(1)の奥行き方向に長く蓋体(22)側が全面開口した直
方体に形成され、背面は吸気ファン(6)(61)の吸込み口
(図示せず)に連通している。フィルター(3)は、図3に
示す如く、帯状の濾紙を谷折りと山折りが交互になる様
に屈曲して横長のフィルター本体(31)を形成し、該フィ
ルター本体(31)の両端、上端及び下端の四方を濾紙製の
壁板(32)で囲んでフィルター収容部(2)に交換可能に緊
密に納まる大きさに形成されている。実施例では、フィ
ルター(3)は、有効使用時間がプロジェクター(8)の光
源用ランプ(9)の寿命と同じ程度となる様に、濾紙の厚
み、濾紙の全長、折りピッチ等が計算されて製作されて
いる。
【0017】2基の吸気ファン(6)(61)による吸気能力
は、プロジェクター(8)の吸引ファン(88b)の吸気能力
よりも高い。吸気ファン(6)(61)は、前記制御基板(44)
からの信号によってON−OFF制御される。制御基板
(44)は、保護キャビネット(1)に吸気ファン(6)が停止
する等のファン異常が発生すれば、後記する接続ケーブ
ル(71)を介してプロジェクター(8)の光源用ランプ(9)
をOFFし、プロジェクター(8)側に光源用ランプ(9)
の損傷等のランプ異常又はファン(80)(88b)が停止する
等の異常が発生すれば、保護キャビネット(1)の吸気フ
ァン(6)を停止させる等、異常に応じた対処を図る様に
制御する。
【0018】保護キャビネット(1)の底板(11)に天井板
(12)を被せ、天井板(12)を前記シャーシ(5)にネジ止め
固定した状態で、前面の全面及び後面のプロジェクター
収容部(5a)との対応部分が開口し、側面のフィルター収
容部(2)との対向部分も外気取入口(15)として開口す
る。前面開口に前板(13)、後面開口に後板(14)、外気取
入口(15)に蓋体(22)が取り付けられる。
【0019】図1、図5に示す如く、前板(13)は、プロ
ジェクター収容部(5a)に収容されるプロジェクター(8)
の投写レンズ(82)との対応位置に窓孔(17)、プロジェク
ター(8)の排気部(88)との対応部分に排気口(18)を有し
ている。窓孔(17)は透明板(17a)にて塞がれている。排
気口(18)は複数のスリット孔(18a)から成る。前板(13)
の裏面には排気口(18)を囲んで矩形の弾性シール枠(65)
が接着等によって取り付けられており、該シール枠(65)
がプロジェクター(8)の排気部(88)の周囲に当接するこ
とにより、該排気部(88)から流出した空気のみが排気口
(18)から排出される。
【0020】図3、図5に示す如く、後板(14)は、前記
プロジェクター収容部(5a)にプロジェクター(8)を出し
入れする際に取り外すことのできる蓋(14a)となるもの
であって、プロジェクター(8)の端子群(87a)が露出す
る端子露出用開口(19)が設けられ、内面に該開口(19)を
包囲して弾性シール枠(66)が接着等によって取り付けら
れている。底板(11)と天井板(12)との間に形成される後
面開口に後板(14)を脱着可能に取り付けると、弾性シー
ル枠(66)が端子群(87a)を囲んでプロジェクター(8)の
背面を押圧し、保護キャビネット(1)内の空気が端子露
出用開口(19)から流出すること及び汚れた外部の空気が
保護キャビネット(1)内に侵入することを阻止する。
【0021】外気取入口(15)に取り付けられた蓋体(22)
は、複数のスリット状通気孔(21)を有しており、図3の
2点鎖線で示す様に、上向きに略90゜回転してフィル
ター収容部(2)を全開し、フィルター(3)の交換を可能
にしている。図5に示す如く、保護キャビネット(1)の
後面の一端側に電源ソケット(76)及びコントロール端子
(7)が設けられ、電源ソケット(76)は、保護キャビネッ
ト(1)内に配線した電源ケーブル(74)を介してプラグ(7
5)に接続され、コントロール端子(7)は前記制御基板(4
4)に接続されている。
【0022】図1、図3に示す如く、保護キャビネット
(1)の天井板(12)には、前記シャーシ(5)のボルト挿通
孔(51b)及び吊下げ用ネジ孔(50)との対応位置に孔(12a)
(12c)が開設されている。図4に示す如く、保護キャビ
ネット(1)の下面には、複数の表示ランプ(41)(42)(43)
(44)からなる表示部(4)が設けられ、該表示部(4)は、
前記プロジェクター(8)の下面の表示ランプの全て或い
は一部を含んで表示でき、更に保護キャビネット(1)の
吸気ファン(6)(61)のON−OFF及びフィルター(3)
の交換時期も表示できる。
【0023】然して、保護キャビネット(1)の吊下げ用
孔(12c)に連通するシャーシ(5)のネジ孔(50)を利用し
て、保護キャビネット(1)を室内の天井に吊下げ支持す
る。このとき、室内の天井と保護キャビネット(1)の天
井板(12)と間に、光源用ランプ(9)の交換が可能な空間
が存する様に、保護キャビネット(1)の吊下げ高さ位置
を決める。
【0024】保護キャビネット(1)の後板(14)を外し、
案内台(58)の案内軌条(59)を滑らせてプロジェクター収
容部(5a)にプロジェクター(8)を収容し、プロジェクタ
ー(8)を保護キャビネット(1)の前側シール枠(65)に当
てる。保護キャビネット(1)の天井板(12)の孔(12a)か
らビス(12b)を挿入して、該ビス(12b)をプロジェクター
(8)の吊下げ用のネジ孔(85a)に螺合し、プロジェクタ
ー(8)の上面をシャーシ(5)のブラケット(51a)に当て
てプロジェクター(8)をシャーシ(5)に固定支持する。
プロジェクター(8)の重量は、金属製のシャーシ(5)を
介して室内の天井に支持されるため、強度的に問題はな
い。
【0025】保護キャビネット(1)内のプラグ(75)をプ
ロジェクター(8)の電源入力用ソケット(図示せず)に接
続する。後板(14)を取り付けて、該後板(14)の弾性シー
ル枠(66)をプロジェクター(8)の背面に押し当てる。後
板(14)の端子露出用開口(19)から露出したプロジェクタ
ー(8)のコントロール端子(87)と、保護キャビネット
(1)上のコントロール端子(7)とを接続ケーブル(71)で
接続し、端子群(87a)にビデオテープレコーダ等の外部
入力機器を接続する。
【0026】リモートコントローラにより、プロジェク
ター(8)を操作し、スクリーンに映像を映し出す。プロ
ジェクター(8)の投写レンズ(82)との対応位置は窓孔(1
7)となっており、映像の投写に支障はない。プロジェク
ター(8)がONすると同時に、保護キャビネット(1)の
吸気ファン(6)(61)が作動する。
【0027】吸気ファン(6)(61)によって外気が保護キ
ャビネット(1)内に吸引される際、フィルター(3)を通
過して大気中の煙草の煙や塵芥等の汚れが濾過され、清
浄な空気が保護キャビネット(1)内に流入する。プロジ
ェクター(8)自体の吸引ファン(88b)と排気ファン(80)
の回転により、保護キャビネット(1)内の清浄空気がプ
ロジェクター(8)内に吸引され、プロジェクター(8)内
を冷却して排気部(88)から排出される。吸気ファン(6)
の吸気能力は、プロジェクター(8)の吸引ファン(88b)
の吸気能力より高いため、保護キャビネット(1)内は外
気より高圧となり、吸気ファン(6)の運転中は、外気取
入口(15)以外から外気が流入することはなく、即ち、汚
れた空気が保護キャビネット(1)内に流入することはな
い。プロジェクター(8)の排気部(88)との対応位置に保
護キャビネット(1)の排気口(18)が開口し、該排気口(1
8)は弾性シール枠(65)によってプロジェクター(8)の排
気部(88)に導かれているから、排気口(18)から排出され
た暖かい空気は、保護キャビネット(1)内へ戻ることな
く、保護キャビネット(1)の排気口(18)から外部に流出
する。
【0028】上記の如く、プロジェクター(8)は保護キ
ャビネット(1)のフィルター(3)を通過した清浄空気に
よって内部冷却が図られるため、従来の様に汚れた空気
がプロジェクター(8)内に流入して、内部の部品に煙草
のヤニや埃が付着することを防止できる。プロジェクタ
ー(8)内の汚れを除去する作業を必要とせず、メンテナ
ンスが容易となる。
【0029】保護キャビネット(1)には、プロジェクタ
ー(8)の光源用ランプ収容位置に対応して蓋板(10)付き
のランプ交換用開口(16)が設けられているため、保護キ
ャビネット(1)からプロジェクター(8)を取り出さず
に、光源用ランプ(9)の交換ができる。
【0030】フィルター(3)の使用有効期間は、光源用
ランプ(9)の寿命にほぼ対応しているから、フィルター
(3)の交換と光源用ランプ(9)の交換を同時に行うこと
が出来、作業性が良い。
【0031】上記実施例の説明は本発明を説明するため
のものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或いは該範囲を減縮する様に解すべきではない。本
発明の各部構成は、上記実施例に限らず、特許請求の範
囲に記載の技術的範囲内で、種々の変形が可能であるこ
とは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】保護キャビネットの正面側からの斜面図であ
る。
【図2】図1A−A線に沿う断面図である。
【図3】保護キャビネットの背面側の斜面図とフィルタ
ーの斜面図である。
【図4】保護キャビネットを一部破断して下方から見た
斜面図である。
【図5】天井板を省略し、前板と後板を外した状態の保
護キャビネットの斜面図である。
【図6】シャーシと案内台の斜面図である。
【図7】プロジェクターの斜面図である。
【図8】プロジェクターの内部構造の概略説明図であ
る。
【符号の説明】
(1) 保護キャビネット (15) 外気取入口 (17) 窓孔 (2) フィルター収容部 (3) フィルター (4) 表示部 (5) シャーシ (6) 吸気ファン (7) コントロール端子 (8) プロジェクター

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源用ランプ、内部冷却用のファンを内
    蔵し外部からの入力信号を映像として投写するプロジェ
    クターを収容して、煙草の煙や塵芥等による外気の汚れ
    からプロジェクターを保護するための保護キャビネット
    であって、外気取入口(15)、蓋付きのプロジェクター収
    容部(5a)、プロジェクター自体の排気部(88)との対応位
    置に設けられた排気口(18)、前記外気取入口(15)に交換
    可能に設けられたフィルター(3)、該フィルターの下流
    側に配備された吸気ファン(6)及びプロジェクターの投
    写レンズ(82)との対応位置に外気の侵入を防止できる窓
    孔(17)を有しているプロジェクター保護キャビネット。
  2. 【請求項2】 収容されたプロジェクター(8)の光源用
    ランプ(9)の取付け位置に対応して蓋板(10)を具えたラ
    ンプ交換用開口(16)が設けられている請求項1に記載の
    プロジェクター保護キャビネット。
  3. 【請求項3】 収容されたプロジェクター(8)のコント
    ロール端子(87)に接続できるコントロール端子(7)及び
    制御基板(44)を有しており、保護キャビネット(1)に吸
    気ファン(6)が停止する等のファン異常が発生すれば、
    プロジェクター(8)の光源用ランプ(9)をOFFし、プ
    ロジェクター(8)側に光源用ランプ(9)の損傷等のラン
    プ異常又はファン(80)が停止する等の異常が発生すれ
    ば、保護キャビネット(1)の吸気ファン(6)を停止させ
    ることができるプロジェクター保護キャビネット。
  4. 【請求項4】 プロジェクター(8)に配備された複数の
    表示ランプの一部又は全部の表示機能を有しており、プ
    ロジェクターからの信号によって、プロジェクターの表
    示ランプの表示を外部から知ることができる表示部(4)
    を具えた請求項3に記載のプロジェクター保護キャビネ
    ット。
  5. 【請求項5】 プロジェクター収容部(5a)の蓋(14a)に
    は、収容されるプロジェクター(8)の端子群(87a)に対
    応して端子露出用開口(19)が開設されている請求項1乃
    至4の何れかに記載のプロジェクター保護キャビネッ
    ト。
  6. 【請求項6】 フィルター(3)の使用有効期間は、プロ
    ジェクター(8)の光源用ランプ(9)の寿命にほぼ対応し
    ている請求項1乃至5の何れかに記載のプロジェクター
    保護キャビネット。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6に記載の保護キャビネッ
    ト(1)を具えたプロジェクター。
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