JP2011237700A - 画像投射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像投射装置における光源と防塵フィルタの交換や清掃の作業性を向上させる。
【解決手段】画像投射装置は、投射光学系5の光射出面が配置された前面、該前面の反対側に位置する背面、および前面と背面に隣り合う側面を有する筐体17と、該筐体の内側に配置され、光源1からの光を光変調素子Pにより変調して投射光学系に導く光学ユニット6と、冷却用空気を筐体の外側から内側に取り込むために側面に形成された吸気口17aを覆うように筐体の内側に配置された防塵フィルタ22とを有する。そして、筐体における背面に、光学ユニットに対する光源の着脱および防塵フィルタの筐体の側面に沿ったスライドによる着脱を行うための開口を開閉する単一の部材であるアクセス部材19が設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、液晶プロジェクタ等の画像投射装置に関し、特に画像投射装置における光源と防塵フィルタの着脱構造に関する。
光源として放電ランプを用いる画像投射装置では、一定の点灯時間を経たランプの交換が必要である。また、光源の輝度を変えるために、光源を交換する場合もある。
また、このような画像投射装置では、点灯中の光源や該光源から強力な光を受ける液晶パネル等の光変調素子といった内部部品の冷却が必要である。該冷却は多くの場合、筐体の外側から内側に取り込んだ空気(外気)を用い、内部部品から熱を奪って高温となった空気(排気)を筐体の外側に流出させることで行われる。筐体には、外気を取り込むための吸気口と、排気を流出させるための排気口が形成される。吸気口の内側(筐体の内側)には、外気から塵埃を除去するための防塵フィルタが配置される。防塵フィルタも、一定の使用時間の経過または汚れが目立つようになったタイミングで清掃や交換が必要である。
特許文献1には、筐体の背面から光源ランプを着脱できる構造を有する画像投射装置が開示されている。この画像投射装置では、吸気口は筐体の底面または前面(投射光学系の光射出面が配置されている面)に形成されている。
特開平07−311372号公報
画像投射装置は、屋内で台や机の上に設置されるだけでなく、天井から吊り下げられたり屋外にて使用されたりする場合も多い。このような場合には特にランプや防塵フィルタの交換や清掃の作業性の向上が求められている。例えば、天吊りタイプの画像投射装置に対する光源と防塵フィルタの交換(または清掃)を行うことを考える。このとき、脚立に上った作業者が筐体の複数の面にアクセスしなければならないと、一方の面へのアクセス後にいちいち脚立から降りて脚立を移動させ、再び脚立に上って他方の面にアクセスするという面倒な動きが必要となる。
特許文献1にて開示された画像投射装置では、光源ランプについては交換の作業性が良好であると考えられるが、吸気口を覆う防塵フィルタの清掃や交換の作業性については、少なくとも筐体の背面以外の面にアクセスする必要があるため、良好とは言い難い。
本発明は、光源と防塵フィルタの交換や清掃の作業性を向上させることができるようにした画像投射装置を提供する。
本発明の一側面としての画像投射装置は、投射光学系の光射出面が配置された前面、該前面の反対側に位置する背面、および前面と背面に隣り合う側面を有する筐体と、該筐体の内側に配置され、光源からの光を光変調素子により変調して投射光学系に導く光学ユニットと、冷却用空気を筐体の外側から内側に取り込むために側面に形成された吸気口を覆うように筐体の内側に配置された防塵フィルタとを有する。そして、筐体における背面に、光学ユニットに対する光源の着脱および防塵フィルタの筐体の側面に沿ったスライドによる着脱を行うための開口を開閉する単一の部材であるアクセス部材が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、筐体の背面に設けられた単一のアクセス部材を開けることで、光源と防塵フィルタの双方の着脱が可能である。つまり、作業者は筐体の背面にアクセスするだけで、光源と防塵フィルタの交換や清掃を行うことができる。しかも、防塵フィルタを筐体の側面(吸気口)に沿ってスライドさせて着脱を行うことで、側面からの着脱を行う場合に比べて、防塵フィルタを通らずに筐体の内側に流入する外気の量を少なくできる構造を採用し易くすることができる。
本発明の実施例1である画像投射装置の上面図。 実施例1の画像投射装置の冷却構造を示す上面図。 実施例1の画像投射装置においてアクセス部材を開けた状態を示す上面図。 本発明の実施例2である画像投射装置の上面図。 実施例2の画像投射装置の冷却構造を示す上面図。 実施例2の画像投射装置においてアクセス部材を開けた状態を示す上面図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例1である画像投射装置としての液晶プロジェクタの構成を示している。1は光源としてのランプである。2はランプ1および後述する防爆凸レンズ3を保持するランプホルダである。防爆凸レンズ3は、ランプ1からの光を集光する機能を備える。4はランプ1、ランプホルダ2、防爆凸レンズ3および不図示の他の部材によって構成されるランプユニットである。
αはランプ1からの光が入射する照明光学系である。βは照明光学系αからの白色光をR,G,Bの3つの色光に分解し、それぞれの色光を光変調素子としての3つの液晶パネル(図には2つのみ示す)Pに導き、さらに3つの液晶パネルPからの色光を合成する色分解合成光学系である。
5は色分解合成光学系βからの光を図示しないスクリーン等の被投射面に投射する投射レンズユニットである。投射レンズユニット5内には、後述する投射レンズ(投射光学系)が収納されている。
6は光学ボックス(光学ユニット)であり、その内側に、ランプユニット4、照明光学系αおよび色分解合成光学系βを収容するまた、光学ボックス6の前端部には、投射レンズユニット5が固定されている。ランプユニット4は、ランプ1の交換のために、光学ボックス6に対して着脱が可能である。
8は電源・バラストユニットである。電源・バラストユニット8の内部には、不図示の電源や、該電源と電気的に接続されてランプ1を点灯させるためのバラスト電源が収容されている。
9は後述する外装キャビネット(筐体)17に組み込まれたACインレットであり、不図示のAC電源コードが接続される。AC電源コードからのAC電源は、電源・バラストユニット8に供給される。
10は光学冷却ファンである。光学冷却ファン10は、外装キャビネット17に形成された吸気口A17aを通して外装キャビネット17の外側から内側に外気(冷却用空気)を取り込み、その外気を色分解合成光学系βの一部および電源・バラストユニット8に供給してこれらを冷却する。11は吸気口17aから取り込まれた外気を、光学冷却ファン10に向けてガイドするRGBダクトである。
12は吸気口17aから外気を取り込み、その外気をランプ1に対して吹き付けてランプ1を冷却する第1ランプ冷却ファンである。
13は第1ランプ冷却ファン12を保持し、かつ第1ランプ冷却ファン12から吐出された空気をランプ1に向けてガイドする第1ランプダクトである。14は第1ランプダクト13と組み合わさって、第1ランプ冷却ファン12から吐出された空気の一部を後述する偏光変換素子45に向けてガイドする第2ランプダクトである。
15は電源・バラストユニット8に保持された電源排気ファンである。電源排気ファン15は、吸気口17aから取り込まれた外気と光学冷却ファン10から送られてきた空気を、電源・バラストユニット8を通過させて外装キャビネット17に形成された排気口19aから外装キャビネット17の外側に流出(排出)させる。
16は吸気口17aから外気を取り込み、ランプ1を冷却する第2ランプ冷却ファンである。第1ランプ冷却ファン12と第2ランプ冷却ファン16からランプ1に吹き付けられた空気は、ランプ1を冷却した後に、排気口19aから外装キャビネット17の外側に排出される。
外装キャビネット17は、その内側に、上述した光学ボックス6、投射レンズユニット5、電源・バラストユニット8およびファン10,12,15,16等を収容する。外装キャビネット17の前面には、投射レンズユニット5の光射出面を露出させるための開口が形成されている。すなわち、外装キャビネット17の前面には、投射レンズユニット5の光射出面が配置されている。外装キャビネット17には、前面とは反対側に位置する背面と、前面および背面に隣り合う左右の側面と、不図示の上面および底面とが形成されている。左側面には、吸気口17aが形成されている。また、背面には、排気口19aが形成された排気蓋(アクセス部材)が設けられている。排気蓋19は、外装キャビネット17に対して開閉が可能である。
22は外装キャビネット17の内側において吸気口17aを覆うように配置された防塵フィルタである。防塵フィルタ22は、吸気口17aを通って外装キャビネット17の内側に取り込まれる外気から塵埃を除去する。23は防塵フィルタ22を保持するフィルタホルダである。防塵フィルタ22は、その清掃や交換のために、フィルタホルダ23とともにプロジェクタ(外装キャビネット17)に対して着脱が可能である。
24は外装キャビネット17の右側面における背面側に設けられ、排気蓋19の開閉状態を検出するための排気蓋スイッチである。
次に、本実施例のプロジェクタにおける冷却構造について図2を用いて説明する。本実施例のプロジェクタは、前述した通り、4つの冷却用および排気用のファン10,12,15,16を備えており、これら4つのファン10,12,15,16の回転により2つの風路A(実線で示す)および風路B(点線で示す)が形成される。
まず、風路Aについて説明する。第1および第2ランプ冷却ファン12,16の回転によって外装キャビネット17の外側の空気(外気)が吸気口17aおよび防塵フィルタ22を通って外装キャビネット17の内側に流入する。
第1ランプ冷却ファン12から吐出された空気は、第1ランプダクト13およびランプホルダ2に形成された不図示の第1流入口を通ってランプホルダ2の内側に流入し、ランプ1と防爆凸レンズ3の間の空間を通ってランプ1の発光管41を冷却する。発光管41を冷却した空気は、ランプホルダ2に形成された不図示の第1流出口を通ってランプユニット4から排出される。ランプユニット4から排出された空気は、排気蓋19に向かって流れ、排気口19aを通って外装キャビネット17の外側に排出される。
また、第1ランプダクト13に流れ込んだ空気の一部は、第2ランプダクト14に流入し、光学ボックス6に形成された不図示の第1流入口から光学ボックス6の内側に流入して偏光変換素子45を冷却する。偏光変換素子45を冷却した空気は、光学ボックス6に形成された不図示の第1流出口から光学ボックス6の外側に流出し、排気蓋19に向かって流れ、排気口19aを通って外装キャビネット17の外側に排出される。
第2ランプ冷却ファン16から吐出された空気は、ランプホルダ2に形成された不図示の第2流入口を通ってランプホルダ2の内側に流入し、リフレクタ42の外周を流れながらランプユニット4を冷却する。その後、ランプホルダ2に形成された不図示の第2流出口を通ってランプホルダ2の外側に流れ出た空気は、排気蓋19に向かって流れ、排気口19aを通って外装キャビネット17の外側に排出される。
次に、風路Bについて説明する。光学冷却ファン10の回転により、外装キャビネット17の外側の空気(外気)が吸気口17aおよび防塵フィルタ22を通って外装キャビネット17の内側に流入する。流入した空気は、RGBダクト11を通って光学冷却ファン10に吸い込まれる。光学冷却ファン10から吐出された空気は、不図示のダクトを通って光学ボックス6に形成された不図示の第2流入口から光学ボックス6の内側に流入し、色分解合成光学系βを構成する光学素子や液晶パネルPを冷却する。色分解合成光学系βおよび液晶パネルPを冷却した空気は、光学ボックス6に形成された不図示の第2流出口から光学ボックス6の外側に流出し、電源・バラストユニット8に流れ込む。
電源・バラストユニット8に流れ込んでこれを冷却した空気は、電源排気ファン15によって吸い込まれ、電源排気ファン15から吐出されて排気口19aを通って外装キャビネット17の外側に排出される。
以上のように構成されたプロジェクタにおけるランプ1(ランプユニット4)および防塵フィルタ22(フィルタホルダ23)の着脱について、図3を用いて説明する。図3には、外装キャビネット17の背面に設けられた排気蓋19を外装キャビネット17に対して開いた状態を示している。
排気蓋19は、外装キャビネット17の背面における右端部に不図示の蝶番によって開閉可能となっている。ただし、排気蓋19を外装キャビネット17に対してスライドさせることで開閉可能としたり、はめ込み方式で開閉(着脱)可能としたりしてもよい。このことは、後述する実施例2でも同じである。
排気蓋19を開くと、光学ボックス6に固定されているランプユニット4と、フィルタホルダ23の長手方向(厚み方向に直交する方向)の端部が露出する開口Sが形成される。排気蓋19は、この開口を開閉する単一の部材である。
ランプユニット4は、光学ボックス6に対して不図示の螺子によって固定されている。このため、この螺子を外すことで光学ユニット6からランプユニット4を取り外し、開口Sを通じてランプユニット4を外装キャビネット17の背面方向外側(図中の白抜き矢印で示す方向)に取り出すことができる。逆に、開口Sを通じてランプユニット4(例えば、ランプ1が交換されたランプユニット4)を光学ユニット6に挿入して螺子を締め込むことで、該ランプユニット4を光学ユニット6に固定することができる。
また、開口Sを通じてフィルタホルダ23の長手方向端部を引き出すことで、フィルタホルダ23(防塵フィルタ22)を吸気口17aに沿ってスライドさせて、外装キャビネット17の背面方向外側に取り出すことができる。逆に、開口Sを通じてフィルタホルダ23を吸気口17aに沿ってスライドさせながら外装キャビネット17の前面方向に挿入することで、防塵フィルタ22(清掃または交換された防塵フィルタ22)が吸気口17aを覆う位置に装着することができる。
ランプユニット4の交換および防塵フィルタ22の清掃または交換が完了した後は、排気蓋19が外装キャビネット17に対して閉じられる。
このように、本実施例では、外装キャビネット17の背面に設けられた単一(同一)のアクセス部材である排気蓋19を開けることで、ランプ1(ランプユニット4)と防塵フィルタ22(フィルタホルダ23)の双方にアクセスすることができる。このため、これらの交換または清掃作業を容易に行うことができる。特に、本実施例のプロジェクタを天吊り設置する場合には、脚立を一箇所に置いたままランプ1と防塵フィルタ22の交換または清掃作業を行うことができ、作業性を良くすることができる。
また、排気蓋19には排気口19aが形成されているが、これは排気口19aの付近には障害物が置かれることがないので、ランプ1と防塵フィルタ22の交換または清掃作業を行うのに障害物が邪魔にならないためである。
また、排気口19aを有する排気蓋19がプロジェクタ内で最も高熱になるランプ1に近接して設けられているため、ランプ1の冷却効率を高くすることができる。
さらに、アクセス部材を、排気口19aを設けた排気蓋19として形成することで、ランプ1と防塵フィルタ22に対するアクセス専用の部材を設ける必要が無い。このため、アクセス専用の部材を設けることによるプロジェクタのデザイン性の低下やコストの上昇を防止することができる。
また、アクセス部材としての排気蓋19を、投射レンズユニット5の光射出面とは反対側に設けたことで、ランプ1および防塵フィルタ22の交換または清掃作業において、投射レンズユニット5の光射出面を汚したり傷つけたりすることを回避できる。
また、排気口19aと吸気口17aとを互いに異なる面に設けることで、排気口19aから排出された温度が高い空気が吸気口17aから再びプロジェクタ内に流入して冷却効率が低下することを防止できる。
しかも、本実施例では、防塵フィルタ22を外装キャビネット17の側面(吸気口17a)に沿ってスライドさせて着脱を行う。これにより、該側面から防塵フィルタ22の厚み方向に着脱を行う場合に比べて、防塵フィルタ22を通らずに外装キャビネット17の内側に流入する外気の量を少なくできる構造を採用し易くすることができる。
例えば、フィルタホルダ23のうち防塵フィルタ22に近い前部や上下部をその厚み方向両側から挟み込むようなレール(溝)を形成することで、該レールによって防塵フィルタ22を通らずに外装キャビネット17の内側に流入する外気を遮断することができる。防塵フィルタ22の厚み方向に着脱を行う場合には、このようなレールを設けることができないので、防塵フィルタ22を通らずに外装キャビネット17の内側に流入する外気を遮断することが難しい。
また、本実施例では、ランプ1が点灯し、ファン10,12,15,16が回転している状態で閉じていた排気蓋19が開けられると、排気蓋スイッチ24によってこれが検出され、不図示の制御回路は、ランプ1を消灯し、各ファンの回転を停止させる。これにより、各ファンが回転して吸気口17aから外気が流入している状態で防塵フィルタ22が引き出されることにより、塵埃を含んだ外気がプロジェクタ内部に流入することを防止する。もちろん、第1および第2ランプ冷却ファン12,16の回転が停止されるので、ランプ1も消灯させることで、ランプ1が冷却されないまま点灯し続けることも防止される。
なお、吸気口17aから取り込まれる外気からの塵埃除去効果を高めるため、防塵フィルタ22を吸気口17aと平行に複数(多重に)設けてもよい。この場合も、外装キャビネット17におけるランプ1へのアクセス面(背面)と同じ面から、かつランプ1へのアクセス部材である排気蓋19を開くことで複数の防塵フィルタ22にアクセスできる。これにより、該複数の防振フィルタ22の清掃や交換作業を、ランプ1の交換とともに容易に行うことができる。このことは、後述する実施例2でも同じである。
次に、本発明の実施例2である液晶プロジェクタについて、図4から図6を用いて説明する。実施例1の液晶プロジェクタはランプを1つ使用するが、本実施例の液晶プロジェクタはランプを複数(2つ)使用する。なお、本実施例において、実施例1と共通する構成要素については実施例1と同符号を付して説明に代える。
図4には、実施例2の液晶プロジェクタの構成を示している。71は光源としての第1のランプである。72は第1のランプ71および後述する第1の防爆凸レンズ73を保持する第1のランプホルダである。第1の防爆凸レンズ73は、第1のランプ71からの光を集光する機能を備える。74は第1のランプ71、第1のランプホルダ72、第1の防爆凸レンズ73および不図示の他の部材によって構成される第1のランプユニットである。
81は光源としての第2のランプである。82は第2のランプ81および後述する第2の防爆凸レンズ83を保持する第2のランプホルダである。第2の防爆凸レンズ83は、第2のランプ81からの光を集光する機能を備える。84は第2のランプ81、第2のランプホルダ82、第2の防爆凸レンズ83および不図示の他の部材によって構成される第2のランプユニットである。
γは第1および第2のランプ71,81からの光を合成する2灯合成光学系である。αaは2灯合成光学系γにて合成された光が入射し、該光を色分解合成光学系βに向けて射出する2灯式照明光学系である。色分解合成光学系βからの光は、投射レンズユニット5を介して被投射面に投射される。
光学ボックス(光学ユニット)6の内側には、第1および第2のランプユニット74,84、2灯照明光学系αaおよび色分解合成光学系βが収容されている。また、光学ボックス6の前端部には、投射レンズユニット5が固定されている。第1および第2のランプユニット74,84はそれぞれ、第1および第2のランプ71,81の交換のために、光学ボックス6に対して着脱が可能である。
88は2灯電源・バラストユニットである。2灯電源・バラストユニット88の内部には、不図示の電源や、該電源と電気的に接続されて第1および第2のランプ71,81を点灯させるためのバラスト電源が収容されている。
112Aは吸気口17aから外気を取り込み、その外気を第1のランプ71に対して吹き付けて第1のランプ71を冷却する第1ランプ冷却ファンである。112Bは吸気口17aから外気を取り込み、その外気を第2のランプ81に対して吹き付けて第2のランプ81を冷却する第2ランプ冷却ファンである。
113Aは第1のランプ冷却ファン112Aを保持し、第1のランプ冷却ファン112Aから吐出された空気を第1のランプ71にガイドする第1のランプダクトである。113Bは第1のランプダクト113Aと組み合わさって、第1のランプ冷却ファン112Aから吐出された空気の一部を偏光変換素子45に向けてガイドする第2のランプダクトである。
113Cは第2のランプ冷却ファン112Bを保持し、第2のランプ冷却ファン112Bから吐出された空気を第2のランプ81にガイドする第3のランプダクトである。第2のランプ冷却ファン112Bから第3のランプダクト113Cを通って第2のランプ81に吹き付けられた空気は、第2のランプ81を冷却した後に、排気口19aから外装キャビネット17の外側に排出される。
115は2灯電源・バラストユニット88に保持された電源排気ファンである。電源排気ファン115は、吸気口17aから取り込まれた外気と光学冷却ファン10から送られてきた空気を、2灯電源・バラストユニット88を通過させて外装キャビネット17に形成された排気口19aから外装キャビネット17の外側に流出(排出)させる。
116は吸気口17aから外気を取り込み、第1のランプ71を冷却する第3のランプ冷却ファンである。第1のランプ冷却ファン112Aと第3のランプ冷却ファン116から第1のランプ71に吹き付けられた空気は、第1のランプ71を冷却した後に、排気口19aから外装キャビネット17の外側に排出される。
次に、本実施例のプロジェクタにおける冷却構造について図5を用いて説明する。本実施例のプロジェクタは、前述した通り、5つの冷却用および排気用のファン10,112A,112B,115,116を備えている。これら5つのファン10,112A,112B,115,116の回転により2つの風路Aa(実線で示す)および風路Bb(点線で示す)が形成される。
まず、風路Aaについて説明する。第1および第3のランプ冷却ファン112A,116の回転によって外装キャビネット17の外側の空気(外気)が吸気口17aおよび防塵フィルタ22を通って外装キャビネット17の内側に流入する。
第1のランプ冷却ファン112Aから吐出された空気は、第1のランプダクト113Aおよび第1のランプホルダ72に形成された不図示の第1流入口を通って第1のランプホルダ72の内側に流入する。そして、第1のランプ71と第1の防爆凸レンズ73の間の空間を通って第1のランプ71の発光管741を冷却する。発光管741を冷却した空気は、第1のランプホルダ72に形成された不図示の第1流出口を通って第1のランプユニット74から排出される。第1のランプユニット74から排出された空気は、排気蓋19に向かって流れ、排気口19aを通って外装キャビネット17の外側に排出される。
また、第1のランプダクト113Aに流れ込んだ空気の一部は、第2のランプダクト113Bに流入し、光学ボックス6に形成された不図示の第1流入口から光学ボックス6の内側に流入して偏光変換素子45を冷却する。偏光変換素子45を冷却した空気は、光学ボックス6に形成された不図示の第1流出口から光学ボックス6の外側に流出し、排気蓋19に向かって流れ、排気口19aを通って外装キャビネット17の外側に排出される。
第3のランプ冷却ファン116から吐出された空気は、第1のランプホルダ72に形成された不図示の第2流入口を通って第1のランプホルダ72の内側に流入し、リフレクタ742の外周を流れながら第1のランプユニット74を冷却する。その後、第1のランプホルダ72に形成された不図示の第2流出口を通って第2のランプホルダ72の外側に流れ出た空気は、排気蓋19に向かって流れ、排気口19aを通って外装キャビネット17の外側に排出される。
次に、風路Bbについて説明する。光学冷却ファン10の回転により、外装キャビネット17の外側の空気(外気)が吸気口17aおよび防塵フィルタ22を通って外装キャビネット17の内側に流入する。流入した空気は、RGBダクト11を通って光学冷却ファン10に吸い込まれる。光学冷却ファン10から吐出された空気は、不図示のダクトを通って光学ボックス6に形成された不図示の第2流入口から光学ボックス6の内側に流入し、色分解合成光学系βを構成する光学素子や液晶パネルPを冷却する。色分解合成光学系βおよび液晶パネルPを冷却した空気は、光学ボックス6に形成された不図示の第2流出口から光学ボックス6の外側に流出し、2灯電源・バラストユニット88および第2のランプ冷却ファン112Bに流れ込む。
2灯電源・バラストユニット88に流れ込んでこれを冷却した空気は電源排気ファン115によって吸い込まれ、電源排気ファン115から吐出されて排気口19aを通って外装キャビネット17の外側に排出される。
また、第2のランプ冷却ファン112Bから吐出された空気は、第3のランプダクト113Cおよび第2のランプホルダ82に形成された不図示の第1流入口を通って第2のランプホルダ82の内側に流入する。そして、第2のランプ81と第2の防爆凸レンズ83の間の空間を通って第2のランプ81の発光管841を冷却する。発光管841を冷却した空気は、第2のランプホルダ82に形成された不図示の第1流出口を通って第2のランプユニット84から排出される。第2のランプユニット84から排出された空気は、排気蓋19に向かって流れ、排気口19aを通って外装キャビネット17の外側に排出される。
また、第2のランプ冷却ファン112Bから吐出された空気の一部は、第2のランプホルダ82に形成された不図示の第2流入口を通って第2のランプホルダ82の内側に流入し、リフレクタ842の外周を流れながら第2のランプユニット84を冷却する。その後、その後、第2のランプホルダ82に形成された不図示の第2流出口を通って第2のランプホルダ82の外側に流れ出た空気は、排気蓋19に向かって流れ、排気口19aを通って外装キャビネット17の外側に排出される。
以上のように構成されたプロジェクタにおける第1および第2のランプ71,81(第1および第2のランプユニット74,84)および防塵フィルタ22(フィルタホルダ23)の着脱について、図6を用いて説明する。図6には、外装キャビネット17の背面に設けられた排気蓋19を外装キャビネット17に対して開いた状態を示している。
排気蓋19は、外装キャビネット17の背面における右端部に不図示の蝶番によって開閉可能となっている。
排気蓋19を開くと、光学ボックス6に固定されている第1および第2のランプユニット74,84と、フィルタホルダ23の長手方向(厚み方向に直交する方向)の端部が露出する開口Sが形成される。排気蓋19は、この開口を開閉する単一の部材である。
実施例1でも説明したように、各ランプユニットは、光学ボックス6に対して不図示の螺子によって固定されている。このため、この螺子を外すことで光学ユニット6から各ランプユニットを取り外し、開口Sを通じて該各ランプユニットを外装キャビネット17の背面方向外側(図中の白抜き矢印で示す方向)に取り出すことができる。逆に、開口Sを通じて各ランプユニット(例えば、ランプが交換されたランプユニット)を光学ユニット6に挿入して螺子を締め込むことで、該各ランプユニットを光学ユニット6に固定することができる。
また、実施例1と同様に、開口Sを通じてフィルタホルダ23の長手方向端部を引き出すことで、フィルタホルダ23(防塵フィルタ22)を吸気口17aに沿ってスライドさせて、外装キャビネット17の背面方向外側に取り出すことができる。逆に、開口Sを通じてフィルタホルダ23を吸気口17aに沿ってスライドさせながら外装キャビネット17の前面方向に挿入することで、防塵フィルタ22(清掃または交換された防塵フィルタ22)が吸気口17aを覆う位置に装着することができる。各ランプユニットの交換および防塵フィルタ22の清掃または交換が完了した後は、排気蓋19が外装キャビネット17に対して閉じられる。
このように、本実施例でも、外装キャビネット17の背面に設けられた単一(同一)のアクセス部材である排気蓋19を開けることで、2つのランプ71,81(ランプユニット74,84)と防塵フィルタ22(フィルタホルダ23)の双方にアクセスできる。このため、これらの交換または清掃作業を容易に行うことができる。特に、本実施例のプロジェクタを天吊り設置する場合には、脚立を一箇所に置いたまま2つのランプ71,81と防塵フィルタ22の交換または清掃作業を行うことができ、作業性を良くすることができる。
また、本実施例でも、防塵フィルタ22を外装キャビネット17の側面(吸気口17a)に沿ってスライドさせて着脱を行う。これにより、該側面から防塵フィルタ22の厚み方向に着脱を行う場合に比べて、防塵フィルタ22を通らずに外装キャビネット17の内側に流入する外気の量を少なくできる構造を採用し易くすることができる。その他、実施例1で説明したのと同様の効果を本実施例でも得ることができる。
また、本実施例でも、ランプ71,81が点灯し、ファン10,112A,112B,115,116が回転している状態で閉じていた排気蓋19が開けられると、排気蓋スイッチ24によってこれが検出される。不図示の制御回路は、これに応じてランプ71,81を消灯し、各ファンの回転を停止させる。これにより、各ファンが回転して吸気口17aから外気が流入している状態で防塵フィルタ22が引き出されることにより、塵埃を含んだ外気がプロジェクタ内部に流入することを防止する。もちろん、第1〜第3のランプ冷却ファン112A,112B,116の回転が停止されるので、ランプ71,81も消灯させることで、各ランプが冷却されないまま点灯し続けることも防止される。
上記各実施例では、光変調素子として液晶パネルを用いた液晶プロジェクタについて説明したが、本発明は、光変調素子としてデジタルマイクロミラーデバイスやレーザー光走査デバイスを用いた、液晶プロジェクタ以外の画像投射装置にも適用することができる。
また、投射光学系は、レンズ系に限らず、プリズムやミラー等の他の光学素子を用いて構成された光学系であってもよい。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
光源と防塵フィルタの交換や清掃の作業性が良好な液晶プロジェクタ等の画像投射装置を提供できる。
1,71,81 ランプ
17 外装キャビネット
17a 吸気口
19 排気蓋
19a 排気口
22 防塵フィルタ

Claims (3)

  1. 投射光学系の光射出面が配置された前面、該前面の反対側に位置する背面、および前記前面と前記背面に隣り合う側面を有する筐体と、
    該筐体の内側に配置され、光源からの光を光変調素子により変調して前記投射光学系に導く光学ユニットと、
    冷却用空気を前記筐体の外側から内側に取り込むために前記側面に形成された吸気口を覆うように前記筐体の内側に配置された防塵フィルタとを有し、
    前記筐体における前記背面に、前記光学ユニットに対する前記光源の着脱および前記防塵フィルタの前記側面に沿ったスライドによる着脱を行うための開口を開閉する単一の部材であるアクセス部材が設けられていることを特徴とする画像投射装置。
  2. 前記アクセス部材に、前記吸気口から取り込まれて前記筐体の内側を冷却した前記冷却用空気を排気する排気口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像投射装置。
  3. 前記光学ユニットは、複数の前記光源からの光を前記光変調素子により変調して前記投射光学系に導くように構成されており、
    前記アクセス部材は、前記光学ユニットに対する前記複数の光源の着脱および前記防塵フィルタの前記側面に沿ったスライドによる着脱を行うための開口を開閉することを特徴とする請求項1または2に記載の画像投射装置。
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