JP2003240292A - エアシャワ装置 - Google Patents

エアシャワ装置

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JP2003240292A
JP2003240292A JP2002032553A JP2002032553A JP2003240292A JP 2003240292 A JP2003240292 A JP 2003240292A JP 2002032553 A JP2002032553 A JP 2002032553A JP 2002032553 A JP2002032553 A JP 2002032553A JP 2003240292 A JP2003240292 A JP 2003240292A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エアシャワ装置において、外部からエアシャワ
室内へ塵埃等が流入するのを簡単に防止できるようにす
る。 【解決手段】本体ユニットと構造物のドア枠等との間、
または複数の本体ユニット相互間に、該本体ユニットへ
の空気流路を形成しかつ構造物のドア枠等にエアシャワ
装置を固定もしくは本体ユニットどうしを連結する補助
ユニット設け、該補助ユニットの上記空気流路を通し
て、該本体ユニットと該補助ユニットとの隙間から流入
する空気を該本体ユニットのファン及びフィルタ側に導
く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品製造や半導体
製造を行う清浄環境構造物の出入口に設置されエアシャ
ワ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エアシャワ装置をクリーンルーム
等構造物の出入口に組み込む場合、エアジェット気流を
吹出す本体ユニットを直接、構造物のドア枠等に取付け
たり、該本体ユニットを、本体ユニット外周部に固定し
た板状や棒状などの組込み用部材を介して構造物のドア
枠等に取付けるようにしていた。また、エアシャワ室内
空気の清浄度を確保する技術としては、例えば、特許第
2662207号公報に記載されたものがある。該特許
公報には、エアシャワ室を外部と開放状に連通させ、か
つ、エアシャワ室にエアシャワ用に給送する空気量以上
の空気量を、エアシャワ室から吸い出すようにした構成
とし、エアシャワ室を負圧状態にして、エアシャワによ
って落された塵埃等が外部に吹出されないようにする技
術が記載されている。また、外部からエアシャワ室内へ
塵埃等が流入するのを防止するために、本体ユニットと
構造物のドア枠等との間の隙間や、本体ユニットと上記
組込み用部材との間の隙間や、該組込み用部材と構造物
のドア枠等との間の隙間などに、例えばコーキング等を
行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記組込み用部材を介
する等してエアシャワ装置を構造物のドア枠などに固定
する構成においては、外部からエアシャワ室内へ塵埃等
が流入するのを防止するために、上記コーキング等の作
業を、構造物にエアシャワ装置を組み込んだ後に現地作
業として行う必要があり、そのためにはかなりの時間と
手間を要する。また、該作業を行ったとしても、十分な
空気清浄度が得られないおそれもある。本発明の課題点
は、上記従来技術の状況に鑑み、エアシャワ装置とし
て、コーキング等の作業を行わなくても、外部からエア
シャワ室内へ塵埃等が流入するのを簡単に防止できるよ
うにすることである。本発明の目的は、かかる課題点を
解決できる技術の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題点を解決するた
めに、本発明では、エアシャワ装置として、(1)本体
ユニットに、該本体ユニットへの空気流路を形成しかつ
構造物のドア枠等にエアシャワ装置を固定する補助ユニ
ットを結合し、該本体ユニットと補助ユニットとの隙間
から流入する空気を、該補助ユニットの空気流路を通し
て該本体ユニットのファン及びフィルタ側に導く構成と
する。(2)複数の本体ユニットを備える方式では、第
1、第2の本体ユニット相互間に、該両本体ユニットへ
の空気流路を形成しかつ両本体ユニットを連結する補助
ユニットを配し、該両本体ユニットと補助ユニットとの
隙間から流入する空気を、該補助ユニットの上記空気流
路を通して該両本体ユニットのファン及びフィルタ側に
導く構成とする。(3)同じく複数の本体ユニットを備
える方式において、第1、第2の本体ユニットのいずれ
か一方または両方と構造物のドア枠等とに結合される構
成を有し、該本体ユニットへの第1の空気流路を形成す
る第1の補助ユニットと、該第1、第2の本体ユニット
間に、該両本体ユニットへの第2の空気流路を形成しか
つ両本体ユニットを連結する第2の補助ユニットとを配
し、上記本体ユニットと上記第1の補助ユニットとの隙
間から流入する空気を、該第1の補助ユニットの上記第
1の空気流路を通して該本体ユニットのファン及びフィ
ルタ側に導き、上記両本体ユニットと上記第2の補助ユ
ニットとの隙間から流入する空気を、該第2の補助ユニ
ットの上記第2の空気流路を通して該両本体ユニットの
ファン及びフィルタ側に導く構成とする。(4)上記
(1)、(2)または(3)において、本体ユニット側
に第2の吸込口を設け、補助ユニットの空気流路と直結
させた構成とする。
【0005】上記(1)において、補助ユニットは、エ
アシャワ装置を構造物のドア枠等に結合するとともに、
空気流路によって、外部からの浸入空気を強制的に本体
ユニット側のファンやフィルタ側に導き、浸入空気中の
塵埃等を除去し清浄空気としてエアシャワ室内に吹出す
ようにする。上記(2)において、補助ユニットは、第
1の本体ユニットと第2の本体ユニットを連結するとと
もに、空気流路によって、外部からの浸入空気を強制的
に両本体ユニット側のファンやフィルタ側に導き、浸入
空気中の塵埃等を除去し清浄空気としてエアシャワ室内
に吹出すようにする。上記(3)において、第1の補助
ユニットは、エアシャワ装置を構造物のドア枠等に結合
するとともに、第1の空気流路によって、外部からの浸
入空気を強制的に本体ユニット側のファンやフィルタ側
に導き、浸入空気中の塵埃等を除去し清浄空気としてエ
アシャワ室内に吹出すようにする。また、第2の補助ユ
ニットは、第1の本体ユニットと第2の本体ユニットを
連結するとともに、空気流路によって、外部からの浸入
空気を強制的に両本体ユニット側のファンやフィルタ側
に導き、浸入空気中の塵埃等を除去し清浄空気としてエ
アシャワ室内に吹出すようにする。
【0006】上記構成はいずれも、コーキング等の作業
を不要にする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例につき、図
面を用いて説明する。図1は本発明のエアシャワ装置の
第1の実施例を示す図である。本第1の実施例は、エア
シャワ装置をクリーンルーム等構造物に固定するため
に、エアシャワ装置の本体ユニットと構造物との間に固
定用の補助ユニットを設けた場合の構成例である。図1
において、1は本体ユニット、2は、クリーンルーム等
構造物のドア枠等への結合される構成を備えた補助ユニ
ットとしてのドアユニット、3はファン、4はHEPA
フィルタ(High Efficiency Particulate Air Filte
r)、5a1は空気の第1の吸込口、5a2は空気の第
2の吸込口、6は空気の吹出し口、7はドアユニット2
内の開口、8はドアユニット2内の空気流路、9はドア
ユニット2を結合するための本体ユニット1側の結合
部、10は本体ユニット1を結合するためのドアユニッ
ト2側の結合部である。本体ユニット1とドアユニット
2とは互いに結合部9、10において結合され、さら
に、該ドアユニット2がその外周部において、クリーン
ルーム等構造物側の出入口部に取付けられる。かかる構
成において、エアシャワ装置は、ファン3によって、エ
アシャワ室内の空気を第1の吸込口5a1から吸込み、
該吸込んだ空気をHEPAフィルタ4側に送る。該HE
PAフィルタ4では該空気中の塵埃等の異物を除去し、
清浄状態にした空気をその前面側(エアシャワ室を向い
た面側)から流出させる。該流出した清浄空気は、複数
の吹出し口6からエアジェット気流としてエアシャワ室
内に噴出される。エアシャワ室内では出入者等がこれを
浴びて衣類等に付着した塵埃等が吹き落される。ファン
3の回転によって生ずる負圧によって、本体ユニット1
とドアユニット2との結合部の隙間からもエアシャワ室
外とエアシャワ室内の空気が吸込まれる。該隙間から吸
込まれた空気は、ドアユニットの開口7から空気流路8
内に入り、該流路8を通って本体ユニット1側の第2の
吸込口5a2から本体ユニット内に吸込まれる。吸込ま
れた空気は、上記第1の吸込口5a1から吸込まれた空
気といっしょに、ファン3からHEPAフィルタ4側に
送られ、ここで清浄化された後、複数の吹出し口6から
エアジェット気流としてエアシャワ室内に噴出される。
つまり、本体ユニット1とドアユニット2との結合部の
隙間から吸込まれたエアシャワ室外またはエアシャワ室
内からの空気は、HEPAフィルタ4を通過して清浄化
されるようになっている。このため、HEPAフィルタ
4を通過しない汚れた空気がエアシャワ室内に流入する
ことがない。
【0008】上記第1の実施例によれば、本体ユニット
1とドアユニット2との結合部の隙間から吸込まれるエ
アシャワ室外またはエアシャワ室内からの空気も、HE
PAフィルタ4を通過するようにされるため、清浄化さ
れた空気に変えられてエアシャワ室内に流入される。し
かも、エアシャワ室内から第1の吸込口5a1を通って
吸込まれる空気といっしょに清浄化され、吹出し口6か
ら清浄空気のエアジェット気流としてエアシャワ室内に
噴出され、出入者等の塵埃等の除去に役立てられる。こ
のため、エアシャワ室内及びエアジェット気流の空気清
浄度を向上させられるとともに、従来行っていた装置組
立て後のコーキング作業等も不要にできる。
【0009】図2は本発明のエアシャワ装置の第2の実
施例を示す図である。本第2の実施例は、エアシャワ装
置を構成する複数の本体ユニットを連結するために、本
体ユニット相互間に補助ユニットを設けた場合の構成例
である。図2において、1aは第1の本体ユニット、1
bは第2の本体ユニット、2'は補助ユニットとしての
連結ユニット、3aは第1の本体ユニット1a側のファ
ン、4aは第1の本体ユニット1a側のHEPAフィル
タ、5a1は第1の本体ユニット1a側の空気の第1の
吸込口、5a2は第1の本体ユニット1a側の空気の第
2の吸込口、6aは第1の本体ユニット1a側の空気の
吹出し口、3bは第2の本体ユニット1b側のファン、
4bは第2の本体ユニット1b側のHEPAフィルタ、
5b1は第2の本体ユニット1b側の空気の第1の吸込
口、5b2は第2の本体ユニット1b側の空気の第2の
吸込口、6bは第1の本体ユニット1a側の空気の吹出
し口、7aは連結ユニット2'内における第1の本体ユ
ニット1a側の開口、7bは連結ユニット2'内におけ
る第2の本体ユニット1b側の開口、8'は連結ユニッ
ト2'内の空気流路、9aは連結ユニット2'を結合する
ための第1の本体ユニット1a側の結合部、9bは連結
ユニット2'を結合するための第2の本体ユニット1b
側の結合部、10aは第1の本体ユニット1a側を結合
するための連結ユニット2'側の結合部、10bは第2
の本体ユニット1b側を結合するための連結ユニット
2'側の結合部である。第1の本体ユニット1aと連結
ユニット2'とは結合部9a、10aにおいて結合さ
れ、第2の本体ユニット1bと連結ユニット2'とは結
合部9b、10bにおいて結合される。かかる構成にお
いて、エアシャワ装置は、第1の本体ユニット1a側に
おいては、ファン3aによって、エアシャワ室内の空気
を第1の吸込口5a1から吸込み、該吸込んだ空気をH
EPAフィルタ4a側に送る。該HEPAフィルタ4a
では該空気中の塵埃等の異物を除去し、清浄状態にした
空気をその前面側(エアシャワ室を向いた面側)から流
出させる。該流出した清浄空気は、複数の吹出し口6a
からエアジェット気流としてエアシャワ室内に噴出され
る。また、第2の本体ユニット1b側においても同様
に、ファン3bによって、エアシャワ室内の空気を第1
の吸込口5b1から吸込み、該吸込んだ空気をHEPA
フィルタ4b側に送る。該HEPAフィルタ4bでは該
空気中の塵埃等の異物を除去し、清浄状態にした空気を
その前面側(エアシャワ室を向いた面側)から流出させ
る。該流出した清浄空気は、複数の吹出し口6bからエ
アジェット気流としてエアシャワ室内に噴出される。本
第2の実施例構成においても、ファン3a、3bの回転
によって生ずる負圧により、第1の本体ユニット1a、
第2の本体ユニット1bと、連結ユニット2'との結合
部の隙間からもエアシャワ室外とエアシャワ室内の空気
が吸込まれる。該両隙間から吸込まれた空気は、連結ユ
ニット2'の開口7a、7bから空気流路8'内に入り、
該流路8'を通って、第1の本体ユニット1a側の第2
の吸込口5a2と第2の本体ユニット1b側の第2の吸
込口5b2とから両本体ユニット1a、1b内に吸込ま
れる。吸込まれた空気は、第1の本体ユニット1a側に
おいては、上記第1の吸込口5a1から吸込まれた空気
といっしょに、ファン3aからHEPAフィルタ4a側
に送られ、ここで清浄化された後、複数の吹出し口6a
からエアジェット気流としてエアシャワ室内に噴出され
る。また、第2の本体ユニット1b側においては、上記
第1の吸込口5b1から吸込まれた空気といっしょに、
ファン3bからHEPAフィルタ4b側に送られ、ここ
で清浄化された後、複数の吹出し口6bからエアジェッ
ト気流としてエアシャワ室内に噴出される。つまり、本
体ユニット1a、1bと連結ユニット2'との結合部の
隙間から吸込まれたエアシャワ室外またはエアシャワ室
内からの空気は、HEPAフィルタ4a、4bを通過し
て清浄化されるようになっている。このため、HEPA
フィルタ4aまたはHEPAフィルタ4bを通過しない
汚れた空気がエアシャワ室内に流入することはない。本
体ユニット数は2個に限定されず、第1、第2の本体ユ
ニット及び連結ユニット間の相関関係は3個以上の場合
も同様である。
【0010】上記第2の実施例によれば、本体ユニット
1a、1bと連結ユニット2'との結合部の隙間から吸
込まれるエアシャワ室外またはエアシャワ室内からの空
気も、HEPAフィルタ4a、4bを通過するようにさ
れるため、清浄空気としてエアシャワ室内に流入され
る。しかも、第1、第2の本体ユニット1a、1bそれ
ぞれにおいて、エアシャワ室内から、それぞれ第1の吸
込口5a1、5b1を通って吸込まれる空気といっしょに
清浄化され、それぞれ吹出し口6a、6bから清浄空気
のエアジェット気流としてエアシャワ室内に噴出され、
出入者等の塵埃等の除去に使用される。このため、本第
2の実施例構成においても、エアシャワ室内及びエアジ
ェット気流の空気清浄度を向上させられるとともに、従
来行っていた装置組立て後のコーキング作業等も不要に
できる。
【0011】なお、上記第2の実施例構成(図2)と上
記第1の実施例構成(図1)とを組合せた実施例もあ
る。すなわち、上記第2の実施例構成(図2)における
上記第1、第2の本体ユニット1a、1bそれぞれにお
いて、クリーンルーム等構造物への固定部には、例え
ば、上記第1の実施例のように、第2の補助ユニットと
してドアユニットを用い、該第1、第2の本体ユニット
1a、1b側にも、該ドアユニット内の空気流路とつな
げるための第3の吸込口を設ける構成も、本発明の実施
例として考えられる。本構成の場合は、第1、第2の本
体ユニット1a、1bと連結ユニット2'との結合部の
隙間から吸込まれる空気も、また、第1、第2の本体ユ
ニット1a、1bと上記ドアユニットとの結合部の隙間
から吸込まれる空気もともに、HEPAフィルタ4a、
4bを通過するようにして、清浄空気としてエアシャワ
室内に流入させることが可能となる。
【0012】図3は本発明のエアシャワ装置の第3の実
施例を示す図である。本第3の実施例は、上記第1の実
施例の場合と同様、エアシャワ装置をクリーンルーム等
構造物に固定するために、エアシャワ装置の本体ユニッ
トと構造物との間に固定用の補助ユニットを設け、さら
に、本体ユニット側に該補助ユニットの空気流路に清浄
空気を供給するための第2の吹出し口を設けた場合の構
成例である。図3において、1は本体ユニット、2は、
クリーンルーム等構造物のドア枠等への結合される構成
を備えた補助ユニットとしてのドアユニット、3はファ
ン、4はHEPAフィルタ、5a1は空気の第1の吸込
口、5a2は空気の第2の吸込口、6は空気の第1の吹
出し口、7はドアユニット2内の開口、8はドアユニッ
ト2内の空気流路、9はドアユニット2を結合するため
の本体ユニット1側の結合部、10は本体ユニット1を
結合するためのドアユニット2側の結合部、11は空気
の第2の吹出し口である。上記第1の実施例の場合と同
様に、本体ユニット1とドアユニット2とは互いに結合
部9、10において結合され、さらに、該ドアユニット
2がその外周部において、クリーンルーム等構造物側の
出入口部に取付けられる。かかる構成において、エアシ
ャワ装置は、ファン3によって、エアシャワ室内の空気
を第1の吸込口5a1から吸込み、該吸込んだ空気をH
EPAフィルタ4側に送る。該HEPAフィルタ4では
該空気中の塵埃等の異物を除去し、清浄状態にした空気
をその前面側(エアシャワ室を向いた面側)から流出さ
せる。該流出した清浄空気は、複数の第1の吹出し口6
からエアジェット気流としてエアシャワ室内に噴出され
るとともに、一部は第2の吹出し口11からドアユニッ
ト2内の空気流路8に吹出される(供給される)。エア
シャワ室内では出入者等がこれを浴びて衣類等に付着し
た塵埃等が吹き落される。ファン3の回転によって生ず
る負圧によって、本体ユニット1とドアユニット2との
結合部の隙間からもエアシャワ室外とエアシャワ室内の
空気が吸込まれ、該隙間から吸込まれた空気は、ドアユ
ニットの開口7から空気流路8内を通って本体ユニット
1側の第2の吸込口5a2から本体ユニット内に吸込ま
れる。該吸込まれた空気は、上記第1の吸込口5a1
ら吸込まれた空気といっしょに、ファン3からHEPA
フィルタ4側に送られ、ここで清浄化された後、複数の
吹出し口6からエアジェット気流としてエアシャワ室内
に噴出される。上記第2の吹出し口11からドアユニッ
ト2内の空気流路8に吹出された清浄空気は、上記本体
ユニット1とドアユニット2との結合部の隙間から吸込
まれた空気といっしょになって空気流路内を流れ、第2
の吸込口5a2から本体ユニット1内に吸込まれる。上
記第2の吹出し口11からドアユニット2内の空気流路
8に吹出された清浄空気は、上記本体ユニット1とドア
ユニット2との結合部の隙間から吸込まれた空気の清浄
度を上げる作用がある。つまり、本実施例構成において
は、本体ユニット1とドアユニット2との結合部の隙間
から吸込まれたエアシャワ室外またはエアシャワ室内か
らの空気は、上記第2の吹出し口11から供給される空
気といっしょになってHEPAフィルタ4を通過して清
浄化されるようになっている。このため、汚れた空気
が、HEPAフィルタ4を通過せずに汚れたままでエア
シャワ室内に流入することがない。
【0013】上記第3の実施例によれば、本体ユニット
1とドアユニット2との結合部の隙間から吸込まれるエ
アシャワ室外またはエアシャワ室内からの空気は、上記
第2の吹出し口11から供給される空気によって清浄度
を上げられた状態で、HEPAフィルタ4を通過するた
め、一層清浄度の高まった清浄空気の状態でエアシャワ
室内に流入される。しかも、エアシャワ室内側から第1
の吸込口5a1を通って吸込まれる空気といっしょに清
浄化され、吹出し口6から清浄空気のエアジェット気流
としてエアシャワ室内に噴出される。このため、エアシ
ャワ室内及びエアジェット気流の空気清浄度を向上させ
られるとともに、従来行っていたコーキング作業等も不
要にできる。
【0014】また、上記第3の実施例の構成(図3)と
上記第2の実施例の構成(図2)とを組合せた実施例構
成もある。すなわち、第2の実施例構成(図2)におけ
る第1、第2の本体ユニット1a、1bそれぞれにおい
て、クリーンルーム等構造物への固定部に、第3の実施
例構成(図3)のように、第2の補助ユニットとしての
ドアユニットを用い、該第1、第2の本体ユニット1
a、1b側にも、該ドアユニット内の空気流路とつなげ
るための第2の吹出し口と第3の吸込口とを設ける構成
も、本発明の実施例としてある。本構成の場合は、第
1、第2の本体ユニット1a、1bと連結ユニット2'
との結合部の隙間から吸込まれる空気も、また、第1、
第2の本体ユニット1a、1bと上記ドアユニットとの
結合部の隙間から吸込まれる空気もともに、HEPAフ
ィルタ4a、4bを通過するようにして、清浄空気とし
てエアシャワ室内に流入させることが可能となる。
【0015】なお、上記実施例のうち、複数の本体ユニ
ットを用いる構成では、隣接して配される本体ユニット
を第1、第2の本体ユニットとして説明した。従って、
本体ユニット数が2個の場合も、3個以上の場合も同様
である。3個以上の場合は連結ユニットを2個以上用い
ることになる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、エアシャワ装置をクリ
ーンルーム等構造物に固定するための部材を利用して、
外部から塵埃等がエアシャワ室内に流入するのを簡単に
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1…本体ユニット、1a…第1の本体ユニット、 1b
…第2の本体ユニット、 2…ドアユニット、2'…連
結ユニット、 3、3a、3b…ファン、 4、4a、
4b…HEPAフィルタ、 5a1、5b1…第1の吸込
口、 5a2、5b2…第2の吸込口、 6、6a、6b
…吹出し口、 7…ドアユニット内の開口、 7a、7
b…連結ユニット内の開口、 8…ドアユニット内の空
気流路、 8'…連結ユニット内の空気流路、 9、9
a、9b、10、10a、10b…結合部。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造物の出入口に設置されるエアシャワ装
    置であって、 ファンとフィルタを備え、該ファンにより吸込口から吸
    込んだ空気を、フィルタを通して吹出し口からエアジェ
    ット気流として吹出す本体ユニットと、 該本体ユニットと上記構造物との間に配され該本体ユニ
    ットと該構造物とに結合される構成を有し、該本体ユニ
    ットへの空気流路を形成する補助ユニットと、 を備え、 少なくとも上記本体ユニットと上記補助ユニットとの隙
    間から流入する空気を、上記補助ユニットの上記空気流
    路を通して上記本体ユニットの上記ファン及びフィルタ
    側に導くようにした構成を特徴とするエアシャワ装置。
  2. 【請求項2】上記本体ユニットは、上記補助ユニットが
    結合される面側に、上記補助ユニットの上記空気流路と
    連通する第2の吸込口を備えた構成である請求項1に記
    載のエアシャワ装置。
  3. 【請求項3】上記本体ユニットは、上記補助ユニットが
    結合される面側に、上記補助ユニットの上記空気流路と
    連通する第2の吹出し口を備えた構成である請求項1ま
    たは請求項2に記載のエアシャワ装置。
  4. 【請求項4】上記補助ユニットは、上記本体ユニットが
    結合される面側に該本体ユニットの高さ方向に沿った開
    口を有する構成である請求項1に記載のエアシャワ装
    置。
  5. 【請求項5】構造物の出入口に設置されるエアシャワ装
    置であって、 ファンとフィルタを備え、該ファンにより吸込口から吸
    込んだ空気を、フィルタを通して吹出し口からエアジェ
    ット気流として吹出す構成を有し、該吹出し口が略同方
    向に向くように並べて配された第1、第2の本体ユニッ
    トと、 該第1、第2の本体ユニット間に配され該両本体ユニッ
    トを結合し、かつ、該両本体ユニットへの空気流路を形
    成する補助ユニットと、 を備え、 少なくとも上記両本体ユニットと上記補助ユニットとの
    隙間から流入する空気を、上記補助ユニットの上記空気
    流路を通して上記両本体ユニットの上記ファン及びフィ
    ルタに導くようにした構成を特徴とするエアシャワ装
    置。
  6. 【請求項6】上記本体ユニットは、上記補助ユニットが
    結合される面側に、上記補助ユニットの上記空気流路と
    連通する第2の吸込口を備えた構成である請求項5に記
    載のエアシャワ装置。
  7. 【請求項7】上記本体ユニットは、上記補助ユニットが
    結合される面側に、上記補助ユニットの上記空気流路と
    連通する第2の吹出し口を備えた構成である請求項5ま
    たは請求項6に記載のエアシャワ装置。
  8. 【請求項8】上記補助ユニットは、上記本体ユニットが
    結合される面側に該本体ユニットの高さ方向に沿った開
    口を有する構成である請求項5に記載のエアシャワ装
    置。
  9. 【請求項9】構造物の出入口に設置されるエアシャワ装
    置であって、 ファンとフィルタを備え、該ファンにより吸込口から吸
    込んだ空気を、フィルタを通して吹出し口からエアジェ
    ット気流として吹出す構成を有し、該吹出し口が略同方
    向に向くように並べて配された第1、第2の本体ユニッ
    トと、 該第1、第2の本体ユニットのいずれか一方または両方
    と上記構造物との間に配され該本体ユニットと該構造物
    とに結合される構成を有し、該本体ユニットへの第1の
    空気流路を形成する第1の補助ユニットと、 該第1、第2の本体ユニット間に配され該両本体ユニッ
    トを結合し、かつ、該両本体ユニットへの第2の空気流
    路を形成する第2の補助ユニットと、 を備え、 少なくとも上記本体ユニットと上記第1の補助ユニット
    との隙間から流入する空気を、上記第1の補助ユニット
    の上記第1の空気流路を通して上記本体ユニットの上記
    ファン及びフィルタに導き、上記両本体ユニットと上記
    第2の補助ユニットとの隙間から流入する空気を、上記
    第2の補助ユニットの上記第2の空気流路を通して上記
    両本体ユニットの上記ファン及びフィルタに導くように
    した構成を特徴とするエアシャワ装置。
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