JP2003240042A - エンジンマウントの締結構造 - Google Patents
エンジンマウントの締結構造Info
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Abstract
入力時におけるボルトに対する応力集中を緩和し、締結
強度及び剛性を向上できるエンジンマウントの締結構造
を提供する。 【解決手段】 車体2に連結される車体側ブラケット3
と、エンジン4に連結されるエンジン側ブラケット5
と、前記車体側ブラケットとエンジン側ブラケットとを
連結してエンジンを支持し、前記エンジンから発生した
振動を減衰させるエンジンマウント1とを有し、前記エ
ンジンマウント1とエンジン側ブラケット5とを、テー
パスタッドボルト7のテーパシャンク部7bをエンジン
側ブラケットのテーパ孔9に嵌合させてねじ結合し、左
右、前後入力によるモーメントを前記嵌合部で受けるよ
うにした。
Description
マウントの締結構造に関する。
車体にマウントするエンジンマウントの締結構造とし
て、従来、例えば図7に示すようなものがある。
してエンジンマウント(縦置き円柱型液体封入式マウン
ト等)102 が取り付けられ、このエンジンマウント102
に植設された内筒103 とエンジン104 側に予め取り付け
られたブラケット105 とを、ボルト106 で締結するもの
である。
ウント102 に対する入力のうち、左右、前後方向の入力
は、ボルト106 のB部にモーメントを与える。このモー
メントが過大になった場合、ボルト106 のB部に高応力
が発生・集中し、ボルト106 の折損等を引き起こす可能
性があり、締結強度及び剛性が低下するという問題点が
あった。
に入力がない状態(図8の(a)の状態)からブラケッ
ト105 に入力があった状態(図8の(b)の状態)に移
行すると、図8の(b)中イの結合部でボルト106 が曲
げられ、内筒103 との噛み合いで当該結合部のボルト10
6 には引張り入力により高い応力が発生し(応力集
中)、この応力集中が繰り返されて疲労破壊につながる
のである。
トに対する左右、前後方向の入力時におけるボルトに対
する応力集中を緩和し、締結強度及び剛性を向上できる
エンジンマウントの締結構造を提供することにある。
の、本発明に係るエンジンマウントの締結構造は、車体
に連結される車体側ブラケットと、エンジンに連結され
るエンジン側ブラケットと、前記車体側ブラケットとエ
ンジン側ブラケットとを連結してエンジンを支持し、前
記エンジンから発生した振動を減衰させる振動減衰部と
を有し、前記振動減衰部とエンジン側ブラケットとを、
ボルトのシャンク部をエンジン側ブラケットのボルト挿
通孔に嵌合させてねじ結合し、左右、前後入力によるモ
ーメントを前記嵌合部で受けるようにし、同嵌合部に対
する応力集中を緩和し、締結強度及び剛性を向上できる
ようにした。
れたテーパスタッドボルトで、そのテーパシャンク部が
エンジン側ブラケットのテーパ孔に嵌合すると、好適で
ある。
れたストレートスタッドボルトで、そのストレートシャ
ンク部がエンジン側ブラケットのストレート孔に嵌合す
ると、好適である。
れた内筒にねじ込まれるボルトで、そのシャンク部が前
記内筒のストレート孔部と所定の長さに亙って嵌合する
と好適である。
ントの締結構造を実施例により図面を用いて詳細に説明
する。
を示すエンジンマウントの締結構造の斜視図、図2は同
じく構造説明図、図3は同じくエンジンマウントの組付
図、図4は同じく作用説明図である。
式マウント等からなるエンジンマウント(振動減衰部)
1には、予め、車体2に連結される車体側ブラケット3
が溶接等により固着されると共に、エンジン4に連結さ
れるエンジン側ブラケット5が後述する結合構造により
結合され、その組付にあたっては、エンジン側ブラケッ
ト5をエンジン4の取付ブラケット6にボルト結合した
後、車体側ブラケット3を車体2にボルト結合するよう
になっている。
ント1とエンジン側ブラケット5とは、エンジンマウン
ト1に植設されたテーパスタッドボルト(エンジンマウ
ント内筒)7のねじ部7aにナット8をねじ結合するこ
とで締結される。この際、テーパスタッドボルト7のテ
ーパシャンク部7bとエンジン側ブラケット5に形成さ
れた下方小径のテーパ孔(ボルト挿通孔)9とが嵌合さ
れると共に、テーパスタッドボルト7のストレートシャ
ンク部7cの左,右両部に形成された平面部(面取部)
10とエンジン側ブラケット5の上面(マウント取付
面)に形成されたストレート溝11の側面との係合によ
りエンジン側ブラケット5の回転止め(ナット8の締結
時の)がなされるようになっている。
ト内筒を、テーパスタッドボルト7にすることにより、
図4にも示すように、左右、前後入力によるモーメント
をガタの無いテーパ面(図4中ハッチングで示した)で
受けるため、テーパシャンク部7bとテーパ孔9との嵌
合部の応力集中が緩和され、締結強度及び剛性が向上さ
れる。また、前記テーパ孔9の小径寸法を従来のボルト
挿通孔の径と同等とすれば、上下入力に対しても問題な
い。
を示すエンジンマウントの締結構造の要部斜視図であ
る。
ートスタッドボルト12とし、そのねじ部12a上方の
ストレートシャンク部12bをエンジン側ブラケット5
のストレート孔13に嵌合するようにした例である。ま
た、ストレートシャンク部12bの上下方向中間部に付
設したつば14の左,右両部の平面部14aとエンジン
側ブラケット5の上面(マウント取付面)に形成された
ストレート溝11の側面との係合によりエンジン側ブラ
ケット5の回転止め(ナット8の締結時の)がなされる
ようになっている。
右、前後方向の入力時におけるストレートシャンク部1
2bとストレート孔13との嵌合部の応力集中が緩和さ
れ、締結強度及び剛性が向上される。また、第1実施例
のテーパスタッドボルト7と比較して小径・軽量化が図
れる利点もある。
を示すエンジンマウントの締結構造の要部断面図であ
る。
らストレート孔部15aとねじ部15bとを形成し、こ
のエンジンマウント内筒15のねじ部15bにボルト1
6のをねじ部16bをねじ込む際に、ボルト16のスト
レートシャンク部16aがエンジン側ブラケット5のス
トレート孔13と前記エンジンマウント内筒15のスト
レート孔部15aとにまたがって嵌合するようにした例
である。また、エンジンマウント内筒15の外周とエン
ジン側ブラケット5のストレート溝11との間で適宜エ
ンジン側ブラケット5の回転止め(ボルト16の締結時
の)がなされる。
右、前後方向の入力時におけるストレートシャンク部1
6aとストレート孔13との嵌合部の応力集中が緩和さ
れ、締結強度及び剛性が向上される。
発明の要旨を逸脱しない範囲で、各種変更が可能である
ことは言うまでもない。
体に連結される車体側ブラケットと、エンジンに連結さ
れるエンジン側ブラケットと、前記車体側ブラケットと
エンジン側ブラケットとを連結してエンジンを支持し、
前記エンジンから発生した振動を減衰させる振動減衰部
とを有し、前記振動減衰部とエンジン側ブラケットと
を、ボルトのシャンク部をエンジン側ブラケットのボル
ト挿通孔に嵌合させてねじ結合したので、左右、前後入
力によるモーメントを前記嵌合部で受けられ、同嵌合部
に対する応力集中が緩和されて締結強度及び剛性が向上
する。
締結構造の斜視図である。
締結構造の要部斜視図である。
締結構造の要部断面図である。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 車体に連結される車体側ブラケットと、 エンジンに連結されるエンジン側ブラケットと、 前記車体側ブラケットとエンジン側ブラケットとを連結
してエンジンを支持し、前記エンジンから発生した振動
を減衰させる振動減衰部とを有し、 前記振動減衰部とエンジン側ブラケットとを、ボルトの
シャンク部をエンジン側ブラケットのボルト挿通孔に嵌
合させてねじ結合することを特徴とするエンジンマウン
トの締結構造。 - 【請求項2】 前記ボルトは、振動減衰部に植設された
テーパスタッドボルトで、そのテーパシャンク部がエン
ジン側ブラケットのテーパ孔に嵌合することを特徴とす
る請求項1記載のエンジンマウントの締結構造。 - 【請求項3】 前記ボルトは、振動減衰部に植設された
ストレートスタッドボルトで、そのストレートシャンク
部がエンジン側ブラケットのストレート孔に嵌合するこ
とを特徴とする請求項1記載のエンジンマウントの締結
構造。 - 【請求項4】 前記ボルトは、振動減衰部に植設された
内筒にねじ込まれるボルトで、そのシャンク部が前記内
筒のストレート孔部と所定の長さに亙って嵌合すること
を特徴とする請求項1記載のエンジンマウントの締結構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002034990A JP2003240042A (ja) | 2002-02-13 | 2002-02-13 | エンジンマウントの締結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002034990A JP2003240042A (ja) | 2002-02-13 | 2002-02-13 | エンジンマウントの締結構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003240042A true JP2003240042A (ja) | 2003-08-27 |
Family
ID=27777310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002034990A Pending JP2003240042A (ja) | 2002-02-13 | 2002-02-13 | エンジンマウントの締結構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003240042A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009014080A (ja) * | 2007-07-03 | 2009-01-22 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 防振装置 |
CN102673363A (zh) * | 2012-05-16 | 2012-09-19 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 一种汽车右旋置装置 |
CN102963243A (zh) * | 2012-11-30 | 2013-03-13 | 天津博信汽车零部件有限公司 | 发动机悬置与其支架的连接结构 |
-
2002
- 2002-02-13 JP JP2002034990A patent/JP2003240042A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009014080A (ja) * | 2007-07-03 | 2009-01-22 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 防振装置 |
CN102673363A (zh) * | 2012-05-16 | 2012-09-19 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 一种汽车右旋置装置 |
CN102963243A (zh) * | 2012-11-30 | 2013-03-13 | 天津博信汽车零部件有限公司 | 发动机悬置与其支架的连接结构 |
CN102963243B (zh) * | 2012-11-30 | 2016-03-09 | 天津博信汽车零部件有限公司 | 发动机悬置与其支架的连接结构 |
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