JP2003238946A - 帯電防止剤及び帯電防止性を有する多層フィルム及びシート - Google Patents

帯電防止剤及び帯電防止性を有する多層フィルム及びシート

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JP2003238946A
JP2003238946A JP2002082060A JP2002082060A JP2003238946A JP 2003238946 A JP2003238946 A JP 2003238946A JP 2002082060 A JP2002082060 A JP 2002082060A JP 2002082060 A JP2002082060 A JP 2002082060A JP 2003238946 A JP2003238946 A JP 2003238946A
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Tadao Goto
忠夫 後藤
Yoshifusa Suginohara
由房 杉ノ原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電防止剤及び帯電防止効果とその持続性に
優れた多層ポリオレフィン系合成樹脂フィルム及びシー
トを提供する。 【解決手段】特定の鹸化価および分子量を持つ酸変性ポ
リオレフィンに対し、ジオール型ポリオキシアルキレン
化合物(A)およびモノオール型ポリオキシアルキレン
化合物(B)とを特定の割合で反応させて得られるグラ
フト化合物からなる帯電防止剤を、多層ポリオレフィン
系合成樹脂フィルム及びシートの全体厚に対して両表面
合計で5〜50%の厚さを有する表面層に、表面層重量
の3〜20重量%添加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は優れた帯電防止剤及
びそれを含有する帯電防止効果とその持続性に優れた多
層ポリオレフィン系合成樹脂フィルム及びシートに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ポリオレフィン系合成樹脂はそ
の優れた特性のため成型品やフィルム等様々な用途で使
用されている。しかしながら、ポリオレフィン系合成樹
脂製品はその疎水性ゆえに非常に静電気を帯びやすく、
そのため製品にゴミや埃が付着して外観をそこねたり、
加工中に電気的障害が現れたり、電子機器に用いられた
場合は誤動作を引き起こすといった大きな欠点を有して
いる。
【0003】従来、これら欠点を解決する手段としてア
ニオン、カチオン、ノニオン等種々の界面活性剤を添加
する方法があり実用に供されている。しかしながらこの
界面活性剤を添加する方法は、製品成形後の短期間にお
ける帯電防止性には優れるが、製品表面にブリードアウ
トした界面活性剤が摩擦、水洗等によって失われてしま
うために長期に渡って性能を持続することが困難であ
る。更にポリオレフィン系合成樹脂製品は成形時の温度
が高温であるため界面活性剤が一部熱分解を引き起こし
成型時に発煙するとか製品が着色したりする等の問題が
ある。またポリオレフィン系合成樹脂の多層フィルム及
びシートにおいては、帯電防止性能を発揮させるため
に、表面層だけでなくコア層にも帯電防止剤を添加する
必要があるため、添加量が多くなり経済的に不利な面が
ある。
【0004】近年、これら界面活性剤使用による欠点や
問題点を解決する手段として、特開平6−80742、
特開平11−170456には、ポリエーテルエステル
アミドを主成分とし第3成分として酸変性ポリオレフィ
ン等を配合する高分子型帯電防止剤が提案されている
が、これらは性能的に不十分である。また、特開平9−
31273には、持続性が良好な防曇剤として酸変性ポ
リオレフィンとモノオール型アルキレンオキサイド付加
物とのエステル化合物が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の界面
活性剤を添加する方法や提案されている方法の欠点を解
決しようとするものであり、優れた帯電防止剤及びそれ
を含有する帯電防止効果とその持続性に優れた多層ポリ
オレフィン系合成樹脂フィルム及びシートを提供するも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために鋭意研究した結果、特徴的な構造を有す
る酸変性ポリオレフィンのグラフト化合物からなる帯電
防止剤をポリオレフィン系合成樹脂のフィルム及びシー
トの表面層に添加することにより、帯電防止効果とその
持続性に優れたポリオレフィン系合成樹脂のフィルム及
びシートが得られることを見出し、本発明に到達したも
のである。即ち本発明は、鹸化価10〜100(mgK
OH/g)であって、分子量が1,000〜20,00
0の酸変性ポリオレフィンに対し、下記一般式(1)で
表される両末端に水酸基を有するジオール型ポリオキシ
アルキレン化合物(A)
【化3】 (但し、Xは炭素数2〜18の炭化水素基、Mはエチレ
ン基および/またはプロピレン基を表し、且つポリオキ
シアルキレン基の部分の分子量が600〜10,000
の範囲)と、下記一般式(2)で表されるモノオール型
ポリオキシアルキレン化合物(B)
【化4】 (但し、Rは炭素数1〜18の炭化水素基、Mはエチレ
ン基および/またはプロピレン基を表し、且つポリオキ
シアルキレン基の分子量が0〜5,000の範囲)とを
反応させて得られるグラフト化合物であって、ジオール
型ポリオキシアルキレン化合物(A)とモノオール型ポ
リオキシアルキレン化合物(B)の反応割合が、
(A):(B)=100:0〜10:90(重量比)
で、かつ該グラフト化合物に占めるポリオキシアルキレ
ン基の重量割合が20〜60重量%であるグラフト化合
物からなる帯電防止剤とそれを多層ポリオレフィン系合
成樹脂フィルム及びシートの表面層に3〜20重量%添
加することを特徴とする帯電防止効果とその持続性に優
れた多層ポリオレフィン系合成樹脂フィルム及びシート
を提供するものである。以下本発明を詳細に説明する。
【0007】本発明に係わるグラフト化合物を得るため
の酸変性ポリオレフィンとしては、不飽和カルボン酸、
例えばアクリル酸、メタクリル酸、(無水)マレイン
酸、フマル酸等で変性した酸変性ポリオレフィンが挙げ
られ、(無水)マレイン酸を使用して変性した酸変性ポ
リオレフィンを使用することが効果の点で最も好まし
い。また酸変性ポリオレフィンとして、エチレン−アク
リル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エ
チレン−(無水)マレイン酸共重合体、エチレン−フマ
ル酸共重合体、プロピレン−アクリル酸共重合体、プロ
ピレン−メタクリル酸共重合体、プロピレン−(無水)
マレイン酸共重合体、プロピレン−フマル酸共重合体等
も挙げられ、エチレン−(無水)マレイン酸共重合体、
プロピレン−(無水)マレイン酸共重合体を使用するこ
とが効果の点で好ましい。また、本発明の酸変性ポリオ
レフィンの鹸化価は10〜100(mgKOH/g)、
分子量は1,000〜20,000の範囲であり、鹸化
価が本発明の範囲外の酸変性ポリオレフィンを使用した
場合は、所望の帯電防止効果が得られない。また、分子
量が1,000より小さい酸変性ポリオレフィンを使用
した場合は、得られた本発明のグラフト化合物とポリオ
レフィン樹脂との相溶性が悪く、効果が得られない。分
子量が20,000より大きい酸変性ポリオレフィンを
使用した場合も同様にポリオレフィン樹脂との相溶性が
悪く、効果が得られない。
【0008】本発明に係わるグラフト化合物を得るため
の両末端に水酸基を有する下記一般式(1)で表される
ジオール型ボリオキシアルキレン化合物(A)
【化5】 (但し、Xは炭素数2〜18の炭化水素基、Mはエチレ
ン基および/またはプロピレン基を表し、且つポリオキ
シアルキレン基の部分の分子量が600〜10,000
の範囲)としては、ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、エチレンオキシドとプロピレンオキ
シドのブロックもしくはランダム共重合付加物や、炭素
数2〜18の炭化水素基を有するジオール化合物のエチ
レンオキシド付加物、プロピレンオキシド付加物、エチ
レンオキシドとプロピレンオキシドのブロック若しくは
ランダム共重合付加物が例示できる。炭素数2〜18の
炭化水素基としてはエチレン基、プロピレン基、ヘキサ
メチレン基、デカメチレン基等のアルキレン基が例示で
き、またオクチルフェニレン基、ノニルフェニレン基、
ドデシルフェニレン基等のアルキルフェニレン基、また
ビスフェノールA残基若しくは水添ビスフェノールA残
基等の芳香族炭化水素基等が例示でき、特に炭素数2〜
12のアルキレン基、ビスフェノールA残基若しくは水
添ビスフェノールA残基であることが、効果の点で好ま
しい結果を与える。更に、ポリオキシアルキレン化合物
のポリオキシアルキレン基部分の分子量は、600〜1
0,000の範囲であるが、1,000〜8,000の
範囲が効果の面で好結果を与える。ポリオキシアルキレ
ン基部分の分子量が、600より小さい場合は帯電防止
性能が不足するし、10,000より大きい場合はこれ
を使用して得られた本発明のグラフト化合物と樹脂との
相溶性が悪く、所望の効果が発揮されない。なお、化合
物(A)は上記に挙げた2種以上を混ぜ合わせて使用し
ても何ら支障はない。
【0009】本発明に係わるグラフト化合物を得るため
の下記一般式(2)で表されるモノオール型ポリオキシ
アルキレン化合物(B)
【化6】 (但し、Rは炭素数1〜18の炭化水素基、Mはエチレ
ン基および/またはプロピレン基を表し、且つポリオキ
シアルキレン基の分子量が0〜5000の範囲)におい
て、Rは炭素数1〜18の炭化水素基であり、メチル
基、エチル基、イソプロピル基、n−オクチル基、2−
エチルヘキシル基、ドデシル基、オクタデシル基、オク
タデセニル基等のアルキル基やアルケニル基が例示で
き、またオクチルフェニル基、ノニルフェニル基、ドデ
シルフェニル基等のアルキルフェニル基、またモノスチ
リルフェニル基、ジスチリルフェニル基、トリスチリル
フェニル基等の芳香族炭化水素基等が例示でき、特に炭
素数1〜12のアルキル基であることが、効果の点で好
ましい結果を与える。上記一般式(2)におけるポリオ
キシアルキレン基はポリエチレン基、ポリプロピレン
基、エチレンオキシドとプロピレンオキシドのブロック
若しくはランダム共重合基が例示でき、分子量は0〜
5,000が良く、好ましくは1,000〜4,000
である。5,000より大きい場合は樹脂との相溶性が
悪くなり所望の効果を発揮できない。なお、化合物
(B)は上記に挙げた2種以上を混ぜ合わせて使用して
も何ら支障はない。
【0010】本発明において、酸変性ポリオレフィンに
反応させるポリオキシアルキレン化合物(A)とポリオ
キシアルキレン化合物(B)は、(A):(B)=10
0:0〜10:90(重量比)の範囲の配合割合で反応
させることが必須であるが、好ましくは90:10〜2
0:80の範囲の配合割合が良い。化合物(A)の配合
割合が10(重量比)より少ない場合は樹脂との相溶性
が悪くなり、本発明の主旨とするところの効果が得られ
ない。
【0011】更に本発明のグラフト化合物に占めるポリ
オキシアルキレン基の重量割合は、20〜60重量%の
範囲であることが必須である。20重量%未満の場合は
帯電防止性能が不足するし、60重量%を越えると樹脂
との相溶性が悪くなり、本発明の主旨とするところの帯
電防止性能が得られない。
【0012】本発明に係わるグラフト化合物は、酸変性
ポリオレフィンと前記一般式(1)で表されるジオール
型ポリオキシアルキレン化合物(A)及び一般式(2)
で表されるモノオール型ポリオキシアルキレン化合物
(B)とを無触媒下、150℃〜300℃で公知の方法
で加熱反応することによって容易に得ることができる。
【0013】本発明に係わるグラフト化合物は、多層ポ
リオレフィン系合成樹脂フィルムおよびシートの表面層
に表面層合計重量の3〜20重量%添加するが、5〜1
5重量%添加することが好ましい。3重量%より少ない
場合は帯電防止性能が不足し、20重量%より多い添加
は効果の点では問題ないが経済的に不利である。
【0014】また、本発明に係わる多層ポリオレフィン
系合成樹脂フィルムおよびシートの表面層は、全体厚に
対して両表面合計で5〜50%の厚さが良い。厚さが5
%より少ない場合は帯電防止性能が不足し、50%より
多い場合は効果の点では問題ないが表面層が多い分、帯
電防止剤が増えるため経済的に不利である。
【0015】本発明の係わるポリオレフィン系合成樹脂
としては、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、
直鎖状低密度ポリエチレン、メタロセン直鎖状低密度ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレンと
他のα−オレフィン一種以上との共重合体、プロピレン
と他のα−オレフィン一種以上との共重合体等を挙げる
ことができる。他のα−オレフィンとしては例えばエチ
レン、ポリプロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−
ペンテン、1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン、
1−ドデセンが挙げられる。
【0016】本発明の実施において、必要に応じ酸化防
止剤、紫外線吸収剤、アンチブロッキング剤、スリップ
剤、顔料等を配合しても何ら本発明の妨げにならない。
【0017】かくして得られた本発明に係わるグラフト
化合物からなる帯電防止剤は、多層ポリオレフィン系合
成樹脂フィルムおよびシートに優れた帯電防止性を与え
ることができる。即ち本発明の主旨とするところは、前
記一般式(1)で表されるジオール型ポリオキシアルキ
レン化合物(A)と、一般式(2)で表されるモノオー
ル型ポリオキシアルキレン化合物(B)とを特定の割合
で配合して酸変性ポリオレフィンに反応せしめたグラフ
ト化合物を、多層ポリオレフィン系合成樹脂フィルムお
よびシートに使用することであり、本発明の根幹をなす
ものである。本発明に使用される前記グラフト化合物
が、優れた帯電防止性を付与できる理由は理論的に解明
できていないが、酸変性ポリオレフィンとジオール型ポ
リオキシアルキレン化合物(A)との架橋反応により生
成した高分子量化されたグラフト化合物に、モノオール
型ポリオキシアルキレン化合物(B)が複雑にグラフト
化されることにより、効果を発揮しているものと推察し
ている。次に本発明を実施例により詳細に説明するが、
本発明はその趣旨を越えない限り以下の実施例に限定さ
れるものではない。
【0018】
【実施例】<本発明のグラフト化合物の合成例> 1.本発明のグラフト化合物1の作製 温度調節器、窒素導入管、撹拌装置(ダブルヘリカリ
翼)を備え付けた500mlフラスコに無水マレイン酸
変性ポリプロピレン(Mn3100、鹸化価98.1)
278.4部、ポリエチレングリコール(Mw100
0)60.8部、メトキシポリプロピレングリコール
(Mw500)60.8部を入れ、220℃に加熱し、
乾燥窒素ガスを吹き込み5時間攪拌することによって、
目的のグラフト化合物1を得た。尚、グラフト化合物1
に占めるポリオキシアルキレン基の重量割合は29.2
重量%である。
【0019】2.本発明のグラフト化合物2〜10及び
比較化合物1〜3の作製 表1に記載した、本発明に係わる酸変性ポリオレフィン
である各種の無水マレイン酸変性ポリオレフィンと、表
2に記載した、本発明に係わる各種のジオール型ポリオ
キシアルキレン化合物(A)と、および表3に記載した
本発明に係わる各種のモノオール型ポリオキシアルキレ
ン化合物(B)とを使用して、表4に記載した本発明の
グラフト化合物2〜10及び比較化合物1〜3を同様に
して合成した。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】
【0023】
【表4】
【0024】実施例1〜16 市販のポリプロピレン樹脂を用いて共押し出し温度23
0℃で、24μmを内層(コア層)とし、表4中のグラ
フト化合物1〜10を添加した3μmの両表面層(スキ
ン層)から構成される3層フィルムを作製した。このよ
うにして得られた3層フィルムを(1)23℃、50%
RHの条件下で24時間放置後、帯電防止性能を測定す
るとともに(2)60℃の温水に30分間浸した後、2
3℃、50%RHの条件下で24時間放置後、帯電防止
性能を測定し実施例1〜16を得た。結果を表5に示し
た。
【0025】比較例1〜比較例5 本発明外の比較化合物の作製を表4の如く行い、次いで
実施例と同様な方法で比較化合物1〜3を添加した場
合、グリセリンモノステアレートを添加した場合および
無添加の場合の帯電防止性能を測定し、比較例1〜5を
得た。
【0026】
【表5】
【0027】<帯電防止性の評価>23℃、50%RH
の条件下で、川口電機製作所製の超絶縁計を使用し表面
固有抵抗を測定した。
【0028】
【発明の効果】第5表に示す如く、本発明のグラフト化
合物1〜10からなる帯電防止剤を、多層ポリオレフィ
ン系フィルムおよびシートの表面層に添加することによ
り、優れた帯電防止効果とその持続性を付与することが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AH02A AH02C AK03A AK03B AK03C AK07 AK54 AK54A AK54C AK62A AK62B AK62C AK66A AK66B AK66C AL04A AL04C AL05A AL05C AL06A AL06C AL07A AL07C BA10A BA10C CA22A CA22C EH20 JG03 JL06 YY00A YY00C 4J031 AA12 AA53 AB01 AC03 AD03 AF30

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鹸化価10〜100(mgKOH/g)
    であって、分子量が1,000〜20,000の酸変性
    ポリオレフィンに対し、下記一般式(1)で表される両
    末端に水酸基を有するジオール型ポリオキシアルキレン
    化合物(A) 【化1】 (但し、Xは炭素数2〜18の炭化水素基、Mはエチレ
    ン基および/またはプロピレン基を表し、且つポリオキ
    シアルキレン基の部分の分子量が600〜10,000
    の範囲)と、下記一般式(2)で表されるモノオール型
    ポリオキシアルキレン化合物(B) 【化2】 (但し、Rは炭素数1〜18の炭化水素基、Mはエチレ
    ン基および/またはプロピレン基を表し、且つポリオキ
    シアルキレン基の分子量が0〜5,000の範囲)とを
    反応させて得られるグラフト化合物であって、ジオール
    型ポリオキシアルキレン化合物(A)とモノオール型ポ
    リオキシアルキレン化合物(B)の反応割合が、
    (A):(B)=100:0〜10:90(重量比)
    で、かつ該グラフト化合物に占めるポリオキシアルキレ
    ン基の重量割合が20〜60重量%であるグラフト化合
    物からなる帯電防止剤。
  2. 【請求項2】 多層ポリオレフィン系合成樹脂フィルム
    及びシートの全体厚に対して両表面合計で5〜50%の
    厚さを有する表面層に、請求項1に記載の帯電防止剤を
    表面層重量の3〜20重量%添加することを特徴とする
    帯電防止効果とその持続性に優れた多層ポリオレフィン
    系合成樹脂フィルム及びシート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105150643A (zh) * 2015-10-22 2015-12-16 江苏阳光股份有限公司 一种羊毛/接枝改性聚四氟乙烯膜复合面料

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