JP2003237729A - ボトル容器ガス置換装置、ボトル容器搬送装置、ボトル容器のガス置換方法 - Google Patents
ボトル容器ガス置換装置、ボトル容器搬送装置、ボトル容器のガス置換方法Info
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- JP2003237729A JP2003237729A JP2002043888A JP2002043888A JP2003237729A JP 2003237729 A JP2003237729 A JP 2003237729A JP 2002043888 A JP2002043888 A JP 2002043888A JP 2002043888 A JP2002043888 A JP 2002043888A JP 2003237729 A JP2003237729 A JP 2003237729A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B67—OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
- B67C—CLEANING, FILLING WITH LIQUIDS OR SEMILIQUIDS, OR EMPTYING, OF BOTTLES, JARS, CANS, CASKS, BARRELS, OR SIMILAR CONTAINERS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; FUNNELS
- B67C3/00—Bottling liquids or semiliquids; Filling jars or cans with liquids or semiliquids using bottling or like apparatus; Filling casks or barrels with liquids or semiliquids
- B67C3/02—Bottling liquids or semiliquids; Filling jars or cans with liquids or semiliquids using bottling or like apparatus
- B67C3/22—Details
- B67C3/222—Head-space air removing devices, e.g. by inducing foam
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- Vacuum Packaging (AREA)
- Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高い生産性を維持しながら、ボトル容器のガ
ス置換を行うことのできるボトル容器ガス置換装置及び
ボトル容器搬送装置を提供する。 【解決手段】 PETボトルPの搬送方向に沿ってPE
TボトルPの飲み口Paの上部及び搬送方向側部を覆う
カバー31を配設し、このカバー31の上面31aに、
カバー31下部を搬送されるPETボトルPの飲み口P
aに向けて窒素ガスを噴出する噴出ノズル32を取り付
けた。また、カバー31の側面1b、31cには、カバ
ー31内側に向けて窒素ガスを噴出する雰囲気置換ノズ
ル33、34を設けた。
ス置換を行うことのできるボトル容器ガス置換装置及び
ボトル容器搬送装置を提供する。 【解決手段】 PETボトルPの搬送方向に沿ってPE
TボトルPの飲み口Paの上部及び搬送方向側部を覆う
カバー31を配設し、このカバー31の上面31aに、
カバー31下部を搬送されるPETボトルPの飲み口P
aに向けて窒素ガスを噴出する噴出ノズル32を取り付
けた。また、カバー31の側面1b、31cには、カバ
ー31内側に向けて窒素ガスを噴出する雰囲気置換ノズ
ル33、34を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PETボトル等の
ボトル容器内のガスを置換するボトル容器ガス置換装
置、ボトル容器搬送装置、ボトル容器のガス置換方法に
係り、特に、搬送されるボトル容器内のガスを置換する
のに適したボトル容器ガス置換装置、ボトル容器搬送装
置、ボトル容器のガス置換方法に関する。
ボトル容器内のガスを置換するボトル容器ガス置換装
置、ボトル容器搬送装置、ボトル容器のガス置換方法に
係り、特に、搬送されるボトル容器内のガスを置換する
のに適したボトル容器ガス置換装置、ボトル容器搬送装
置、ボトル容器のガス置換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばPETボトル入り飲料で
は、空のPETボトルに飲料を充填し、飲料充填後のP
ETボトルにキャップを被せるという製造手法が一般的
である。このとき、飲料を充填したPETボトルの上部
には、飲料が存在しない空間(ヘッドスペース)が生じ
る。そして、このヘッドスペースに酸素が残存している
と、酸化により飲料の風味を損なわせたり色調を変化さ
せたりして、その商品性が低下してしまうという問題が
あった。
は、空のPETボトルに飲料を充填し、飲料充填後のP
ETボトルにキャップを被せるという製造手法が一般的
である。このとき、飲料を充填したPETボトルの上部
には、飲料が存在しない空間(ヘッドスペース)が生じ
る。そして、このヘッドスペースに酸素が残存している
と、酸化により飲料の風味を損なわせたり色調を変化さ
せたりして、その商品性が低下してしまうという問題が
あった。
【0003】そこで、ヘッドスペース内の酸素を含むガ
スを、窒素や二酸化炭素等の不活性ガスへと置換するこ
とにより、飲料の酸化を防止するようにした技術が種々
提案されている。例えば特開平10−218289号公
報には、飲料充填後の容器の飲み口からこの容器内に水
蒸気を噴射してこの容器の空間内の空気を水蒸気と置換
した後、この容器の飲み口からこの容器内に不活性ガス
(窒素ガス)を噴射してこの容器の空間内の水蒸気を窒
素ガスと置換することで、ヘッドスペースの空気を窒素
ガスへと置換する技術が提案されている。そして、この
公報には、昇降により飲料が充填された容器の飲み口を
覆うことが可能なフード部材を設け、このフード部材内
が窒素ガス雰囲気となるように不活性ガス供給口から窒
素ガスを供給しつつ、容器の飲み口に対し不活性ガス噴
射ノズルから窒素ガスを噴射して容器内のガス置換を行
う点も記載されている。
スを、窒素や二酸化炭素等の不活性ガスへと置換するこ
とにより、飲料の酸化を防止するようにした技術が種々
提案されている。例えば特開平10−218289号公
報には、飲料充填後の容器の飲み口からこの容器内に水
蒸気を噴射してこの容器の空間内の空気を水蒸気と置換
した後、この容器の飲み口からこの容器内に不活性ガス
(窒素ガス)を噴射してこの容器の空間内の水蒸気を窒
素ガスと置換することで、ヘッドスペースの空気を窒素
ガスへと置換する技術が提案されている。そして、この
公報には、昇降により飲料が充填された容器の飲み口を
覆うことが可能なフード部材を設け、このフード部材内
が窒素ガス雰囲気となるように不活性ガス供給口から窒
素ガスを供給しつつ、容器の飲み口に対し不活性ガス噴
射ノズルから窒素ガスを噴射して容器内のガス置換を行
う点も記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たガス置換プロセスでは、容器の上部が覆われる位置ま
でフード部材を下降させた後に容器の窒素ガス置換を開
始するようになっているため、十分な窒素ガス置換を行
うためには、対象となる容器の搬送速度を低下させる
か、或いは、対象となる容器の搬送を一時的に停止させ
なければならなくなり、その分、生産性が低下してしま
うという技術的課題がみられた。
たガス置換プロセスでは、容器の上部が覆われる位置ま
でフード部材を下降させた後に容器の窒素ガス置換を開
始するようになっているため、十分な窒素ガス置換を行
うためには、対象となる容器の搬送速度を低下させる
か、或いは、対象となる容器の搬送を一時的に停止させ
なければならなくなり、その分、生産性が低下してしま
うという技術的課題がみられた。
【0005】本発明は、以上の技術的課題を解決するた
めになされたものであって、その目的は、高い生産性を
維持しながら、ボトル容器のガス置換を行うことのでき
るボトル容器ガス置換装置、ボトル容器搬送装置、ボト
ル容器のガス置換方法を提供するものである。
めになされたものであって、その目的は、高い生産性を
維持しながら、ボトル容器のガス置換を行うことのでき
るボトル容器ガス置換装置、ボトル容器搬送装置、ボト
ル容器のガス置換方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、回
転体の円周方向に複数のボトル容器を支持して搬送する
ボトル容器搬送装置で用いられ、ボトル容器の内部に存
在するガスを不活性ガスに置換するボトル容器ガス置換
装置であって、ボトル容器の搬送方向に沿って配設さ
れ、ボトル容器の口部の上部及び搬送方向側部を非接触
に覆うカバー部材と、カバー部材下部を通過するボトル
容器の口部内に不活性ガスを噴射するガス噴射手段と、
を備えることを特徴としている。本発明のボトル容器ガ
ス置換装置によれば、搬送されるボトル容器の口部の上
部及び搬送方向側部をカバー部材で覆い、このカバー部
材下部を通過するボトル容器の口部内にガス噴射手段に
よって不活性ガスを噴射するようにしたので、ボトル容
器を一定速度で搬送しながら、換言すれば、高い生産性
を維持しながらガス置換を行うことができる。
転体の円周方向に複数のボトル容器を支持して搬送する
ボトル容器搬送装置で用いられ、ボトル容器の内部に存
在するガスを不活性ガスに置換するボトル容器ガス置換
装置であって、ボトル容器の搬送方向に沿って配設さ
れ、ボトル容器の口部の上部及び搬送方向側部を非接触
に覆うカバー部材と、カバー部材下部を通過するボトル
容器の口部内に不活性ガスを噴射するガス噴射手段と、
を備えることを特徴としている。本発明のボトル容器ガ
ス置換装置によれば、搬送されるボトル容器の口部の上
部及び搬送方向側部をカバー部材で覆い、このカバー部
材下部を通過するボトル容器の口部内にガス噴射手段に
よって不活性ガスを噴射するようにしたので、ボトル容
器を一定速度で搬送しながら、換言すれば、高い生産性
を維持しながらガス置換を行うことができる。
【0007】このようなボトル容器ガス置換装置におい
て、ガス噴射手段による不活性ガスの噴射方向が、ボト
ル容器の口部に対して傾斜しているようにすれば、不活
性ガスの流入及びボトル容器のヘッドスペースに残存す
るガスの流出がスムースになり、置換効率を向上させる
ことができる。また、カバー部材内に不活性ガスを供給
する不活性ガス供給手段を更に備えるようにすれば、カ
バー部材内を不活性ガス雰囲気とすることができる。こ
れにより、ガス噴射手段による不活性ガスの噴射に伴っ
て周囲のガスが随伴流としてボトル容器の口部内に侵入
するような場合にも、この随伴流を不活性ガスによるも
のとすることができ、ガス置換効率の低下を防止するこ
とができる。
て、ガス噴射手段による不活性ガスの噴射方向が、ボト
ル容器の口部に対して傾斜しているようにすれば、不活
性ガスの流入及びボトル容器のヘッドスペースに残存す
るガスの流出がスムースになり、置換効率を向上させる
ことができる。また、カバー部材内に不活性ガスを供給
する不活性ガス供給手段を更に備えるようにすれば、カ
バー部材内を不活性ガス雰囲気とすることができる。こ
れにより、ガス噴射手段による不活性ガスの噴射に伴っ
て周囲のガスが随伴流としてボトル容器の口部内に侵入
するような場合にも、この随伴流を不活性ガスによるも
のとすることができ、ガス置換効率の低下を防止するこ
とができる。
【0008】また、本発明は、回転体の円周方向に複数
のボトル容器を支持して搬送するボトル容器搬送手段
と、ボトル容器の内部に存在するガスを不活性ガスに置
換するガス置換手段と、を備えたボトル容器搬送装置で
あって、ガス置換手段は、ボトル容器の搬送方向に沿っ
て配設され、ボトル容器の口部の上部及び搬送方向側部
を非接触に覆うカバー部材と、カバー部材下部を通過す
るボトル容器の口部内に不活性ガスを噴射するガス噴射
手段とを備えることを特徴としている。本発明のボトル
容器搬送装置によれば、ボトル容器搬送手段で搬送され
るボトル容器の口部の上部及び搬送方向側部をカバー部
材で覆い、このカバー部材下部を通過するボトル容器の
口部内にガス噴射手段によって不活性ガスを噴射するよ
うにしたので、ボトル容器を一定速度で搬送しながら、
換言すれば、高い生産性を維持しながらガス置換を行う
ことができる。
のボトル容器を支持して搬送するボトル容器搬送手段
と、ボトル容器の内部に存在するガスを不活性ガスに置
換するガス置換手段と、を備えたボトル容器搬送装置で
あって、ガス置換手段は、ボトル容器の搬送方向に沿っ
て配設され、ボトル容器の口部の上部及び搬送方向側部
を非接触に覆うカバー部材と、カバー部材下部を通過す
るボトル容器の口部内に不活性ガスを噴射するガス噴射
手段とを備えることを特徴としている。本発明のボトル
容器搬送装置によれば、ボトル容器搬送手段で搬送され
るボトル容器の口部の上部及び搬送方向側部をカバー部
材で覆い、このカバー部材下部を通過するボトル容器の
口部内にガス噴射手段によって不活性ガスを噴射するよ
うにしたので、ボトル容器を一定速度で搬送しながら、
換言すれば、高い生産性を維持しながらガス置換を行う
ことができる。
【0009】このようなボトル容器搬送装置において、
ガス置換手段のボトル容器搬送方向上流側に、ボトル容
器に充填された液体より泡を取り除く消泡手段を具備さ
せるようにすれば、ボトル容器中の液体より泡すなわち
ガスを取り除いてからガス置換を行うことができ、ガス
置換効率を向上させることが可能になる。
ガス置換手段のボトル容器搬送方向上流側に、ボトル容
器に充填された液体より泡を取り除く消泡手段を具備さ
せるようにすれば、ボトル容器中の液体より泡すなわち
ガスを取り除いてからガス置換を行うことができ、ガス
置換効率を向上させることが可能になる。
【0010】更に、本発明は、ボトル容器の内部に存在
するガスを不活性ガスに置換するボトル容器のガス置換
方法であって、複数のボトル容器を所定の搬送路に沿っ
て連続的に搬送し、複数のボトル容器の少なくとも口部
が通過する搬送路の所定領域に不活性ガス雰囲気を形成
し、複数のボトル容器の口部が不活性ガス雰囲気を通過
する過程で、ボトル容器の口部内に向けて不活性ガスを
噴射することを特徴としている。本発明のボトル容器の
ガス置換方法によれば、搬送されるボトル容器の口部の
周囲に不活性ガス雰囲気を形成しながらボトル容器の口
部内に向けて不活性ガスを噴射するようにしたので、ボ
トル容器を一定速度で搬送しながら、換言すれば、高い
生産性を維持しながらガス置換を行うことができる。
するガスを不活性ガスに置換するボトル容器のガス置換
方法であって、複数のボトル容器を所定の搬送路に沿っ
て連続的に搬送し、複数のボトル容器の少なくとも口部
が通過する搬送路の所定領域に不活性ガス雰囲気を形成
し、複数のボトル容器の口部が不活性ガス雰囲気を通過
する過程で、ボトル容器の口部内に向けて不活性ガスを
噴射することを特徴としている。本発明のボトル容器の
ガス置換方法によれば、搬送されるボトル容器の口部の
周囲に不活性ガス雰囲気を形成しながらボトル容器の口
部内に向けて不活性ガスを噴射するようにしたので、ボ
トル容器を一定速度で搬送しながら、換言すれば、高い
生産性を維持しながらガス置換を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るボトル容器
ガス置換装置を備えたボトル容器搬送装置が組み込まれ
たPETボトル飲料充填装置の実施の一形態を示してい
る。このPETボトル飲料充填装置は、殺菌洗浄された
空のPETボトル(図示せず)を直線状に搬送する搬入
コンベア1、回転し搬入コンベア1で搬送されるPET
ボトルを受渡点Aで1本ずつ受け取って搬送するフィラ
ー搬入ホイール2、回転しフィラー搬入ホイール2で搬
送されるPETボトルを受渡点Bで1本ずつ受け取って
搬送すると共に、搬送中に空のPETボトル中に飲料
(本実施の形態では茶系飲料)を充填するフィラー3、
回転しフィラー3で搬送されるPETボトルを受渡点C
で受け取って搬送するフィラー搬出ホイール4、回転し
フィラー搬出ホイール4で搬送されるPETボトルを受
渡点Dで受け取って搬送する受渡ホイール5、回転し受
渡ホイール5で搬送されるPETボトルを受渡点Eで受
け取って搬送するキャッパ搬入ホイール6、回転しキャ
ッパ搬入ホイール6で搬送されるPETボトルを受渡点
Fで受け取って搬送すると共に、搬送中に飲料が充填さ
れたPETボトルにキャップを取り付けるキャッパ7、
回転しキャッパ7で搬送されるPETボトルを受渡点G
で受け取って搬送するキャッパ搬出ホイール8、キャッ
パ搬出ホイール8で搬送されるPETボトルを受渡点H
で受け取って直線状に搬出する搬出コンベア9、を備え
ている。
ガス置換装置を備えたボトル容器搬送装置が組み込まれ
たPETボトル飲料充填装置の実施の一形態を示してい
る。このPETボトル飲料充填装置は、殺菌洗浄された
空のPETボトル(図示せず)を直線状に搬送する搬入
コンベア1、回転し搬入コンベア1で搬送されるPET
ボトルを受渡点Aで1本ずつ受け取って搬送するフィラ
ー搬入ホイール2、回転しフィラー搬入ホイール2で搬
送されるPETボトルを受渡点Bで1本ずつ受け取って
搬送すると共に、搬送中に空のPETボトル中に飲料
(本実施の形態では茶系飲料)を充填するフィラー3、
回転しフィラー3で搬送されるPETボトルを受渡点C
で受け取って搬送するフィラー搬出ホイール4、回転し
フィラー搬出ホイール4で搬送されるPETボトルを受
渡点Dで受け取って搬送する受渡ホイール5、回転し受
渡ホイール5で搬送されるPETボトルを受渡点Eで受
け取って搬送するキャッパ搬入ホイール6、回転しキャ
ッパ搬入ホイール6で搬送されるPETボトルを受渡点
Fで受け取って搬送すると共に、搬送中に飲料が充填さ
れたPETボトルにキャップを取り付けるキャッパ7、
回転しキャッパ7で搬送されるPETボトルを受渡点G
で受け取って搬送するキャッパ搬出ホイール8、キャッ
パ搬出ホイール8で搬送されるPETボトルを受渡点H
で受け取って直線状に搬出する搬出コンベア9、を備え
ている。
【0012】また、図2は、キャッパ搬入ホイール6の
拡大図を示す。本実施の形態において、キャッパ搬入ホ
イール6は、回転する円板10aの外周部に飲料充填済
みのPETボトルPが積載される複数の積載部10bを
具備したスターホイール10と、PETボトルP搬送方
向上流側に設けられる超音波消泡装置20と、この超音
波消泡装置20のPETボトルP搬送方向下流側に設け
られるガス置換装置30とを備えている。ここで、スタ
ーホイール10の直径は約1mであり、PETボトルP
の搬送速度は1m/sに設定される。
拡大図を示す。本実施の形態において、キャッパ搬入ホ
イール6は、回転する円板10aの外周部に飲料充填済
みのPETボトルPが積載される複数の積載部10bを
具備したスターホイール10と、PETボトルP搬送方
向上流側に設けられる超音波消泡装置20と、この超音
波消泡装置20のPETボトルP搬送方向下流側に設け
られるガス置換装置30とを備えている。ここで、スタ
ーホイール10の直径は約1mであり、PETボトルP
の搬送速度は1m/sに設定される。
【0013】図3は、図2のIII−III断面すなわち超音
波消泡装置20を示している。本実施の形態において、
超音波消泡装置20は、超音波を発生する超音波発信器
21と、超音波発信器21で発生した周波数の振動が伝
達されるホーン22と、ホーン22にボルト23によっ
て取り付けられる振動板24と、断面円弧状に形成され
振動板24からの超音波を搬送されるPETボトルPの
飲み口Paに向けて反射する反射板25と、この反射板
25で反射された超音波を受信するマイクロフォン26
と、このマイクロフォン26からの受信情報により超音
波発信器21の超音波発信量を制御する制御回路27と
を備えている。
波消泡装置20を示している。本実施の形態において、
超音波消泡装置20は、超音波を発生する超音波発信器
21と、超音波発信器21で発生した周波数の振動が伝
達されるホーン22と、ホーン22にボルト23によっ
て取り付けられる振動板24と、断面円弧状に形成され
振動板24からの超音波を搬送されるPETボトルPの
飲み口Paに向けて反射する反射板25と、この反射板
25で反射された超音波を受信するマイクロフォン26
と、このマイクロフォン26からの受信情報により超音
波発信器21の超音波発信量を制御する制御回路27と
を備えている。
【0014】また、図4は、図2のIV−IV断面すなわち
ガス置換装置30を示している。本実施の形態におい
て、ガス置換装置30は、超音波消泡装置20のPET
ボトルP搬送方向下流側端部からキャッパ7との受渡点
F直前までの間、PETボトルPの搬送経路に沿って延
設され(図2参照)、搬送されるPETボトルPの上部
側に固定配設されるカバー31を備えている。このカバ
ー31は上面31aと、この上面31aの側部下側に形
成される側面31b、31cとを備え、断面コの字状の
形状を有している。
ガス置換装置30を示している。本実施の形態におい
て、ガス置換装置30は、超音波消泡装置20のPET
ボトルP搬送方向下流側端部からキャッパ7との受渡点
F直前までの間、PETボトルPの搬送経路に沿って延
設され(図2参照)、搬送されるPETボトルPの上部
側に固定配設されるカバー31を備えている。このカバ
ー31は上面31aと、この上面31aの側部下側に形
成される側面31b、31cとを備え、断面コの字状の
形状を有している。
【0015】更に、このカバー31の上面31aには、
カバー31下部を搬送されるPETボトルPの飲み口P
aに向けて10〜80m/sの噴射速度で窒素ガスを噴
出する噴出ノズル32が取り付けられている。そして、
本実施の形態では、噴出ノズル32が、搬送されるPE
TボトルPの飲み口Paに対して角度θ(本実施の形態
では10度)だけ傾斜している。更にまた、カバー31
の側面31b、31cには、カバー31内側に向けて窒
素ガスを噴出する雰囲気置換ノズル33、34が取り付
けられている。そして、カバー31の両側面31b、3
1cには、カバー31内面を洗浄するための洗浄ノズル
35、36が設けられている。尚、噴出ノズル32の傾
斜角度θについては、5〜60度の範囲より選定するこ
とにより、高い置換率を得ることができる。
カバー31下部を搬送されるPETボトルPの飲み口P
aに向けて10〜80m/sの噴射速度で窒素ガスを噴
出する噴出ノズル32が取り付けられている。そして、
本実施の形態では、噴出ノズル32が、搬送されるPE
TボトルPの飲み口Paに対して角度θ(本実施の形態
では10度)だけ傾斜している。更にまた、カバー31
の側面31b、31cには、カバー31内側に向けて窒
素ガスを噴出する雰囲気置換ノズル33、34が取り付
けられている。そして、カバー31の両側面31b、3
1cには、カバー31内面を洗浄するための洗浄ノズル
35、36が設けられている。尚、噴出ノズル32の傾
斜角度θについては、5〜60度の範囲より選定するこ
とにより、高い置換率を得ることができる。
【0016】本実施の形態において、カバー31のPE
TボトルPの搬送方向に対する長さは約80cmであ
り、上述したPETボトルPの搬送速度との関係によ
り、一本のPETボトルPは約0.8秒でカバー31の
下を通過する。また、カバー31の高さは約20mmと
なっており、カバー31とPETボトルPの飲み口Pa
とのギャップは約2mmに設定されている。このギャッ
プは、後述する理由により可能な限り小さいことが好ま
しいが、本実施の形態では、PETボトルPの寸法公差
が1mm程度許容されていることを考慮し、この設定値
を採用している。更に、噴出ノズル32はカバー31の
長手方向(PETボトルPの搬送方向)に等間隔に20
箇所、雰囲気置換ノズル33、34はカバー31の長手
方向に等間隔に片側20箇所ずつ取り付けられている。
そして、洗浄ノズル35、36についても、カバー31
の長手方向に等間隔に片側5箇所ずつ取り付けられてい
る。
TボトルPの搬送方向に対する長さは約80cmであ
り、上述したPETボトルPの搬送速度との関係によ
り、一本のPETボトルPは約0.8秒でカバー31の
下を通過する。また、カバー31の高さは約20mmと
なっており、カバー31とPETボトルPの飲み口Pa
とのギャップは約2mmに設定されている。このギャッ
プは、後述する理由により可能な限り小さいことが好ま
しいが、本実施の形態では、PETボトルPの寸法公差
が1mm程度許容されていることを考慮し、この設定値
を採用している。更に、噴出ノズル32はカバー31の
長手方向(PETボトルPの搬送方向)に等間隔に20
箇所、雰囲気置換ノズル33、34はカバー31の長手
方向に等間隔に片側20箇所ずつ取り付けられている。
そして、洗浄ノズル35、36についても、カバー31
の長手方向に等間隔に片側5箇所ずつ取り付けられてい
る。
【0017】次に、本実施の形態に係るPETボトル飲
料充填装置の作動について説明する。図1において、搬
入コンベア1及びフィラー搬入ホイール2を介して搬入
されたPETボトルP(図示せず)は、フィラー3で飲
料が充填された後、フィラー搬出ホイール4、受渡ホイ
ール5及びキャッパ搬入ホイール6を介してキャッパ7
に受け渡される。そして、キャッパ7でPETボトルP
にキャップを被せた後、キャッパ搬出ホイール8を介し
て搬出コンベア9にて搬出される。
料充填装置の作動について説明する。図1において、搬
入コンベア1及びフィラー搬入ホイール2を介して搬入
されたPETボトルP(図示せず)は、フィラー3で飲
料が充填された後、フィラー搬出ホイール4、受渡ホイ
ール5及びキャッパ搬入ホイール6を介してキャッパ7
に受け渡される。そして、キャッパ7でPETボトルP
にキャップを被せた後、キャッパ搬出ホイール8を介し
て搬出コンベア9にて搬出される。
【0018】ここで、図2〜図4に基づいて、キャッパ
搬入ホイール6の作動を説明する。まず、飲料充填済み
のPETボトルPが、受渡点Eで受渡ホイール5からキ
ャッパ搬入ホイール6のスターホイール10に受け渡さ
れる。スターホイール10の回転に伴い、スターホイー
ル10に支持されたPETボトルPは、超音波消泡装置
20を通過する。この間、PETボトルPに充填された
飲料に対して反射板25から超音波が照射され、飲料中
に存在する泡は消滅する。
搬入ホイール6の作動を説明する。まず、飲料充填済み
のPETボトルPが、受渡点Eで受渡ホイール5からキ
ャッパ搬入ホイール6のスターホイール10に受け渡さ
れる。スターホイール10の回転に伴い、スターホイー
ル10に支持されたPETボトルPは、超音波消泡装置
20を通過する。この間、PETボトルPに充填された
飲料に対して反射板25から超音波が照射され、飲料中
に存在する泡は消滅する。
【0019】次に、超音波消泡装置20を通過したPE
TボトルPは、ガス置換装置30に到達する。ガス置換
装置30では、常時噴出ノズル32及び雰囲気置換ノズ
ル33、34から窒素ガスが噴出されており、カバー3
1内部は常に窒素ガス濃度が非常に高い状態となってい
る。そして、PETボトルPがカバー31の下を通過す
る間、噴出ノズル32から噴出された窒素ガスが、斜め
方向からこの飲み口Paを介してPETボトルP内のヘ
ッドスペースに噴射される。このように窒素ガスが斜め
に噴射されると、コアンダ効果によってPETボトルP
の内壁面で壁面付着流が発生し、ヘッドスペース内のガ
スは窒素ガスへと置換されていく。
TボトルPは、ガス置換装置30に到達する。ガス置換
装置30では、常時噴出ノズル32及び雰囲気置換ノズ
ル33、34から窒素ガスが噴出されており、カバー3
1内部は常に窒素ガス濃度が非常に高い状態となってい
る。そして、PETボトルPがカバー31の下を通過す
る間、噴出ノズル32から噴出された窒素ガスが、斜め
方向からこの飲み口Paを介してPETボトルP内のヘ
ッドスペースに噴射される。このように窒素ガスが斜め
に噴射されると、コアンダ効果によってPETボトルP
の内壁面で壁面付着流が発生し、ヘッドスペース内のガ
スは窒素ガスへと置換されていく。
【0020】本実施の形態では、噴出ノズル32を20
箇所設けているので、このような窒素ガス噴射が20回
行われることとなり、カバー31の出口付近に到達する
頃には、ヘッドスペース内が高い置換率で窒素ガスに置
換されることとなる。そして、このような構成としてい
るため、窒素ガス置換を行うにあたり、PETボトルP
の搬送速度を低下させたり、搬送を停止させたりする必
要もない。また、噴出ノズル32から高圧の窒素ガスを
噴出すると、その周囲のガスが随伴流となってPETボ
トルP内に侵入することとなるが、本実施の形態では、
噴出ノズル32及び雰囲気置換ノズル33、34を用い
て予めカバー31内の窒素濃度を高めるようにしている
ので、随伴流も窒素ガスの濃度が高いものとなり、問題
が生じることはない。更に、超音波消泡装置20で飲料
中の泡を取り除いてから窒素ガス置換を行っているの
で、ガス置換率の低下も防止できる。
箇所設けているので、このような窒素ガス噴射が20回
行われることとなり、カバー31の出口付近に到達する
頃には、ヘッドスペース内が高い置換率で窒素ガスに置
換されることとなる。そして、このような構成としてい
るため、窒素ガス置換を行うにあたり、PETボトルP
の搬送速度を低下させたり、搬送を停止させたりする必
要もない。また、噴出ノズル32から高圧の窒素ガスを
噴出すると、その周囲のガスが随伴流となってPETボ
トルP内に侵入することとなるが、本実施の形態では、
噴出ノズル32及び雰囲気置換ノズル33、34を用い
て予めカバー31内の窒素濃度を高めるようにしている
ので、随伴流も窒素ガスの濃度が高いものとなり、問題
が生じることはない。更に、超音波消泡装置20で飲料
中の泡を取り除いてから窒素ガス置換を行っているの
で、ガス置換率の低下も防止できる。
【0021】そして、ガス置換装置30を通過したPE
TボトルPは、受渡点Fでキャッパ7へと受け渡され
る。キャッパ7に受け渡されたPETボトルPには、図
示しないキャッピング装置により図示しないキャップが
取り付けられる。尚、キャッパ7には、取り付けるキャ
ップの内側を窒素ガスに置換するためのノズル7aが設
けられており、キャップ取付時にPETボトルPのヘッ
ドスペース内に酸素が侵入するのを防止している。ここ
で、ガス置換装置30を通過してからキャッパ7でキャ
ップが取り付けられるまでの間、PETボトルPのヘッ
ドスペースは略フリーの状態となるが、一度ヘッドスペ
ース内に入ったガスは容易に置換されない。
TボトルPは、受渡点Fでキャッパ7へと受け渡され
る。キャッパ7に受け渡されたPETボトルPには、図
示しないキャッピング装置により図示しないキャップが
取り付けられる。尚、キャッパ7には、取り付けるキャ
ップの内側を窒素ガスに置換するためのノズル7aが設
けられており、キャップ取付時にPETボトルPのヘッ
ドスペース内に酸素が侵入するのを防止している。ここ
で、ガス置換装置30を通過してからキャッパ7でキャ
ップが取り付けられるまでの間、PETボトルPのヘッ
ドスペースは略フリーの状態となるが、一度ヘッドスペ
ース内に入ったガスは容易に置換されない。
【0022】尚、本実施の形態では、置換ガスとして窒
素ガスを用いていたが、これに限られるものではなく、
不活性ガスであれば適宜選定して差し支えない。例え
ば、PETボトルPに炭酸飲料を充填するような場合に
は、置換ガスとして炭酸ガスを用いることができる。
素ガスを用いていたが、これに限られるものではなく、
不活性ガスであれば適宜選定して差し支えない。例え
ば、PETボトルPに炭酸飲料を充填するような場合に
は、置換ガスとして炭酸ガスを用いることができる。
【0023】また、本実施の形態では、PETボトルP
を搬送するのにスターホイール10を用いていたが、こ
れに限られるものではなく、例えば、PETボトルPの
首部(飲み口Paの下側)を把持し吊り下げながら搬送
するネックハンドリング方式を採用してもよい。但し、
この場合は、PETボトルPの首部を把持するグリッパ
とガス置換装置30のカバー31との干渉を防ぐように
配置することが必要である。
を搬送するのにスターホイール10を用いていたが、こ
れに限られるものではなく、例えば、PETボトルPの
首部(飲み口Paの下側)を把持し吊り下げながら搬送
するネックハンドリング方式を採用してもよい。但し、
この場合は、PETボトルPの首部を把持するグリッパ
とガス置換装置30のカバー31との干渉を防ぐように
配置することが必要である。
【0024】更に、本実施の形態では、キャッパ搬入ホ
イール6にガス置換装置30を取り付け、飲料充填後の
PETボトルPのヘッドスペースのガスを置換する例に
ついて説明を行ったが、これに限られるものではなく、
例えば、フィラー搬入ホイール2にガス置換装置30を
取り付け、飲料充填前のPETボトルP内のガスを置換
(予備置換)するようにしてもよいことは勿論である。
イール6にガス置換装置30を取り付け、飲料充填後の
PETボトルPのヘッドスペースのガスを置換する例に
ついて説明を行ったが、これに限られるものではなく、
例えば、フィラー搬入ホイール2にガス置換装置30を
取り付け、飲料充填前のPETボトルP内のガスを置換
(予備置換)するようにしてもよいことは勿論である。
【0025】更にまた、本実施の形態では、キャッパ搬
入ホイール6によって円周方向に搬送されるPETボト
ルPをガス置換する例を説明したが、これに限られるも
のではなく、例えば、コンベア等によって直線方向に搬
送されるPETボトルPをガス置換するタイプのものに
おいても、同様に適用することができる。
入ホイール6によって円周方向に搬送されるPETボト
ルPをガス置換する例を説明したが、これに限られるも
のではなく、例えば、コンベア等によって直線方向に搬
送されるPETボトルPをガス置換するタイプのものに
おいても、同様に適用することができる。
【0026】ここで、カバー31とPETボトルPの飲
み口Paとの間のギャップと、ガス置換率との関係につ
いて説明しておく。本発明者は、噴出ノズル32からの
単位時間当たりの窒素ガス噴出量をパラメータとし、ギ
ャップとガス置換率との関係について調査を行った。結
果を図5に示す。これによれば、ギャップを小さくする
ほどガス置換率は高くなり、特に、ギャップを2mm以
下とすることにより、70%以上のガス置換率を得られ
ることが理解される。通常、要求されるガス置換率のレ
ベルは50〜60%以上であることから、この70%以
上のガス置換率は十分なレベルであるといえる。また、
ギャップを小さくすることにより、ガス噴出量の影響を
少なくできること、すなわち、同じガス置換率を得るの
に必要なガス噴出量を少なくできることが理解される。
み口Paとの間のギャップと、ガス置換率との関係につ
いて説明しておく。本発明者は、噴出ノズル32からの
単位時間当たりの窒素ガス噴出量をパラメータとし、ギ
ャップとガス置換率との関係について調査を行った。結
果を図5に示す。これによれば、ギャップを小さくする
ほどガス置換率は高くなり、特に、ギャップを2mm以
下とすることにより、70%以上のガス置換率を得られ
ることが理解される。通常、要求されるガス置換率のレ
ベルは50〜60%以上であることから、この70%以
上のガス置換率は十分なレベルであるといえる。また、
ギャップを小さくすることにより、ガス噴出量の影響を
少なくできること、すなわち、同じガス置換率を得るの
に必要なガス噴出量を少なくできることが理解される。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のボトル容
器ガス置換装置、ボトル容器搬送装置、ボトル容器のガ
ス置換方法によれば、高い生産性を維持しながら、ボト
ル容器のガス置換を行うことができる。
器ガス置換装置、ボトル容器搬送装置、ボトル容器のガ
ス置換方法によれば、高い生産性を維持しながら、ボト
ル容器のガス置換を行うことができる。
【図1】 本発明に係るボトル容器ガス置換装置を備え
たボトル搬送装置が組み込まれたPETボトル飲料充填
装置の実施の一形態の概要図である。
たボトル搬送装置が組み込まれたPETボトル飲料充填
装置の実施の一形態の概要図である。
【図2】 キャッパ搬入ホイールの上面図である。
【図3】 超音波消泡装置を説明する図2のIII−III断
面図である。
面図である。
【図4】 ガス置換装置を説明する図2のIV−IV断面図
である。
である。
【図5】 窒素ガス噴出量をパラメータとした、カバー
とPETボトルの飲み口とのギャップと、ガス置換率と
の関係を示すグラフ図である。
とPETボトルの飲み口とのギャップと、ガス置換率と
の関係を示すグラフ図である。
1…搬入コンベア、2…フィラー搬入ホイール、3…フ
ィラー、4…フィラー搬出ホイール、5…受渡ホイー
ル、6…キャッパ搬入ホイール、7…キャッパ、8…キ
ャッパ搬出ホイール、9…搬出コンベア、10…スター
ホイール、10b…積載部、20…超音波消泡装置、3
0…ガス置換装置、31…カバー、32…噴出ノズル、
33、34…雰囲気置換ノズル、P…PETボトル、P
a…飲み口
ィラー、4…フィラー搬出ホイール、5…受渡ホイー
ル、6…キャッパ搬入ホイール、7…キャッパ、8…キ
ャッパ搬出ホイール、9…搬出コンベア、10…スター
ホイール、10b…積載部、20…超音波消泡装置、3
0…ガス置換装置、31…カバー、32…噴出ノズル、
33、34…雰囲気置換ノズル、P…PETボトル、P
a…飲み口
Claims (6)
- 【請求項1】 回転体の円周方向に複数のボトル容器を
支持して搬送するボトル容器搬送装置で用いられ、前記
ボトル容器の内部に存在するガスを不活性ガスに置換す
るボトル容器ガス置換装置であって、 前記ボトル容器の搬送方向に沿って配設され、当該ボト
ル容器の口部の上部及び搬送方向側部を非接触に覆うカ
バー部材と、 前記カバー部材下部を通過する前記ボトル容器の前記口
部内に不活性ガスを噴射するガス噴射手段と、を備える
ことを特徴とするボトル容器ガス置換装置。 - 【請求項2】 前記ガス噴射手段による前記不活性ガス
の噴射方向が、前記ボトル容器の口部に対して傾斜して
いることを特徴とする請求項1に記載のボトル容器ガス
置換装置。 - 【請求項3】 前記カバー部材内に前記不活性ガスを供
給する不活性ガス供給手段、を更に備えたことを特徴と
する請求項1に記載のボトル容器ガス置換装置。 - 【請求項4】 回転体の円周方向に複数のボトル容器を
支持して搬送するボトル容器搬送手段と、前記ボトル容
器の内部に存在するガスを不活性ガスに置換するガス置
換手段と、を備えたボトル容器搬送装置であって、 前記ガス置換手段は、前記ボトル容器の搬送方向に沿っ
て配設され、当該ボトル容器の口部の上部及び搬送方向
側部を非接触に覆うカバー部材と、 前記カバー部材下部を通過する前記ボトル容器の前記口
部内に不活性ガスを噴射するガス噴射手段とを備えるこ
とを特徴とするボトル容器搬送装置。 - 【請求項5】 前記ガス置換手段の前記ボトル容器搬送
方向上流側には、前記ボトル容器に充填された液体より
泡を取り除く消泡手段を具備させたことを特徴とする請
求項4に記載のボトル容器搬送装置。 - 【請求項6】 ボトル容器の内部に存在するガスを不活
性ガスに置換するボトル容器のガス置換方法であって、 複数の前記ボトル容器を所定の搬送路に沿って連続的に
搬送し、 複数の前記ボトル容器の少なくとも口部が通過する前記
搬送路の所定領域に不活性ガス雰囲気を形成し、 複数の前記ボトル容器の口部が前記不活性ガス雰囲気を
通過する過程で、前記ボトル容器の口部内に向けて不活
性ガスを噴射することを特徴とするボトル容器のガス置
換方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002043888A JP2003237729A (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | ボトル容器ガス置換装置、ボトル容器搬送装置、ボトル容器のガス置換方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002043888A JP2003237729A (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | ボトル容器ガス置換装置、ボトル容器搬送装置、ボトル容器のガス置換方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003237729A true JP2003237729A (ja) | 2003-08-27 |
Family
ID=27783497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002043888A Withdrawn JP2003237729A (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | ボトル容器ガス置換装置、ボトル容器搬送装置、ボトル容器のガス置換方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003237729A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005313928A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | Kirin Brewery Co Ltd | 容器内のガス置換方法および容器内への飲料の充填方法 |
JP2005313976A (ja) * | 2004-04-30 | 2005-11-10 | Shibuya Kogyo Co Ltd | 容器ヘッドスペースのガス置換装置 |
JP2010070238A (ja) * | 2008-09-19 | 2010-04-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 内容物の充填方法及び装置 |
WO2010087332A1 (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-05 | 大日本印刷株式会社 | 内容物充填方法、内容物充填システム、および内容物入ボトル |
JP2011255907A (ja) * | 2010-06-07 | 2011-12-22 | Dainippon Printing Co Ltd | 内容物充填方法、内容物充填システム、および内容物入ボトル |
CN102917954A (zh) * | 2010-06-07 | 2013-02-06 | 大日本印刷株式会社 | 填充方法、填充系统及瓶 |
CN105217553A (zh) * | 2015-10-12 | 2016-01-06 | 长沙汇一制药机械有限公司 | 一种大输液灌装充氮压塞机 |
WO2016144052A1 (ko) * | 2015-03-10 | 2016-09-15 | 동아에스티 주식회사 | 가스 치환장치 |
JP2018065606A (ja) * | 2016-10-21 | 2018-04-26 | サントリーホールディングス株式会社 | 対象容器に充填液を充填する充填装置の洗浄方法、及び、対象容器に充填液を充填する充填装置 |
-
2002
- 2002-02-20 JP JP2002043888A patent/JP2003237729A/ja not_active Withdrawn
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP5569810B2 (ja) * | 2009-01-30 | 2014-08-13 | 大日本印刷株式会社 | 内容物充填方法、内容物充填システム、および内容物入ボトル |
CN102300777A (zh) * | 2009-01-30 | 2011-12-28 | 大日本印刷株式会社 | 内容物填充方法、内容物填充系统以及内容物装入瓶 |
CN102917954A (zh) * | 2010-06-07 | 2013-02-06 | 大日本印刷株式会社 | 填充方法、填充系统及瓶 |
JP2011255907A (ja) * | 2010-06-07 | 2011-12-22 | Dainippon Printing Co Ltd | 内容物充填方法、内容物充填システム、および内容物入ボトル |
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US20180065768A1 (en) * | 2015-03-10 | 2018-03-08 | Dong-A St Co., Ltd. | Gas substitution device |
JP2018510819A (ja) * | 2015-03-10 | 2018-04-19 | ドン−ア エスティ カンパニー リミテッド | ガス置換装置 |
CN105217553A (zh) * | 2015-10-12 | 2016-01-06 | 长沙汇一制药机械有限公司 | 一种大输液灌装充氮压塞机 |
JP2018065606A (ja) * | 2016-10-21 | 2018-04-26 | サントリーホールディングス株式会社 | 対象容器に充填液を充填する充填装置の洗浄方法、及び、対象容器に充填液を充填する充填装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050510 |