JP2003237661A - 小型車両におけるエアバッグ装置 - Google Patents
小型車両におけるエアバッグ装置Info
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 3
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J27/00—Safety equipment
- B62J27/20—Airbags specially adapted for motorcycles or the like
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
から突出したステムパイプの上下両端部に固着されるト
ップブリッジおよびボトムブリッジに、前輪を軸支する
フロントフォークが連結され、ステムパイプの上端を避
けた位置でトップブリッジに操向ハンドルが取付けられ
る小型車両にエアバッグ装置を搭載するにあたり、シー
トの前方に燃料タンクがある場合には燃料タンクの大型
化を可能とし、しかも各種の小型車両に容易に適用し得
るようにして汎用性を高める。 【解決手段】上端を開放するとともに下端を気密に閉じ
たステムパイプ16内に、該ステムパイプ16の上端開
口部から上方に膨張展開可能なエアバッグ22と、該エ
アバッグ22にガスを供給するインフレータ23とを備
えるエアバッグモジュール20が、エアバッグ22を折
り畳んだ状態で収納される。
Description
端に備えるヘッドパイプに、該ヘッドパイプ内に挿通さ
れるステムパイプが回動可能に支承され、前記ヘッドパ
イプの上下両端から突出したステムパイプの上下両端部
に固着されるトップブリッジおよびボトムブリッジに、
前輪を軸支するフロントフォークが連結され、前記ステ
ムパイプの上端を避けた位置で前記トップブリッジに操
向ハンドルが取付けられる小型車両に関し、特に、その
ような小型車両にエアバッグ装置を搭載するための構造
の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、たとえば特開平9−328053
号公報で開示されるように、エアバッグ装置が搭載され
る自動二輪車が既に知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ものでは、エアバッグ装置が、燃料タンクと、該燃料タ
ンクの後方のシートとの間に配置されており、エアバッ
グ装置を配置するスペースを確保するために、燃料タン
クを小さくする必要があった。また燃料タンクがシート
の前方には配置されないスクータ等の自動二輪車には、
従来のように燃料タンクおよびシート間に配設されるエ
アバッグ装置をそのまま適用することはできず、汎用性
に優れているとは言い難い。 【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、シートの前方に燃料タンクがある場合には燃
料タンクの大型化を可能とし、しかも各種の小型車両に
容易に適用し得るようにして汎用性を高めた小型車両に
おけるエアバッグ装置を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、車体フレームが前端に備えるヘッドパイ
プに、該ヘッドパイプ内に挿通されるステムパイプが回
動可能に支承され、前記ヘッドパイプの上下両端から突
出したステムパイプの上下両端部に固着されるトップブ
リッジおよびボトムブリッジに、前輪を軸支するフロン
トフォークが連結され、前記ステムパイプの上端を避け
た位置で前記トップブリッジに操向ハンドルが取付けら
れる小型車両において、上端を開放するとともに下端を
気密に閉じた前記ステムパイプ内に、該ステムパイプの
上端開口部から上方に膨張展開可能なエアバッグと、該
エアバッグにガスを供給するインフレータとを備えるエ
アバッグモジュールが、前記エアバッグを折り畳んだ状
態で収納されることを特徴とする。 【0006】このような構成によれば、比較的小径であ
るステムパイプ内にエアバッグモジュールが収納される
ので、インフレータの非作動状態では液密性を維持する
が、エアバッグの膨張展開に応じて液密性が解除される
ようにしてステムパイプの上端を液密に閉じておくこと
は容易であり、耐候性を容易に高めることができる。し
かもシートの前方に燃料タンクがある場合には、エアバ
ッグモジュールの設置スペースが燃料タンクの容量に影
響を及ぼすことがないので、燃料タンクの大型化が可能
であり、またステムパイプがヘッドパイプに回動可能に
支承される構造を有する各種タイプの小型車両に容易に
適用することができ、汎用性を高めることができる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明す
る。 【0008】図1〜図5は本発明の一実施例を示すもの
であり、図1は自動二輪車の側面図、図2は図1の2矢
視平面図、図3は非作動状態でのエアバッグモジュール
の拡大縦断面図、図4はエアバッグが膨張展開した状態
での図1に対応した側面図、図5はエアバッグが膨張展
開した状態での図3に対応した縦断面図である。 【0009】先ず図1および図2において、この自動二
輪車の車体フレーム5が前端に備えるヘッドパイプ6に
はフロントフォーク7が操向可能に支承され、フロント
フォーク7の下端に前輪WFが軸支される。また車体フ
レーム5の後部にはスイングアーム9が上下揺動可能に
軸支されており、このスイングアーム9の後端に後輪W
Rが軸支される。 【0010】車体フレーム5の前半部には燃料タンク1
0が搭載され、車体フレーム5がその後部に備えるシー
トレール11上には、前記燃料タンク10の後方に配置
されるタンデム型のシート12が起伏可能に配設され
る。 【0011】また車体フレーム5の大部分は、フロント
カウル13およびリヤカウル14から成る合成樹脂製の
車体カバー15で覆われる。 【0012】図3において、ヘッドパイプ6に、該ヘッ
ドパイプ6内に挿通されるステムパイプ16が回動可能
に支承されており、ヘッドパイプ6の上下両端から突出
したステムパイプ16の上下両端部に固着されるトップ
ブリッジ17およびボトムブリッジ18に、フロントフ
ォーク7が連結される。 【0013】またトップブリッジ17には、ステムパイ
プ16の上端を避けるようにして左右一対の操向ハンド
ル8,8が取付けられる。 【0014】上端を開放するとともに下端が閉塞板19
で気密に閉じられるステムパイプ16内には、エアバッ
グ装置のエアバッグモジュール20が収納されており、
このエアバッグモジュール20は、エアバッグハウジン
グ21と、該エアバッグハウジング21内に収納される
エアバッグ22と、該エアバッグ22を膨張展開させる
ためのガスを発生するインフレータ23とを備える。 【0015】エアバッグハウジング21は、エアバッグ
22を折り畳んだ状態で収納し得る収納筒部21aと、
該収納筒部21aの上端開口部を閉じる蓋部21bとを
有して合成樹脂等の軽量材料により帽状に形成され、ス
テムパイプ16の上端開口部から上方に蓋部21bが突
出するようにして収納筒部21aがステムパイプ16に
嵌合される。しかも収納筒部21aの下端開口部は、ス
テムパイプ16内に気密に嵌合されて該ステムパイプ1
6に固着される円筒状の取付け部材24に取付けられ
る。 【0016】蓋部21bは、該蓋部21bの周囲の1箇
所たとえば燃料タンク10とは反対側の1箇所に配置さ
れる蝶番部21cと、蓋部21bの周囲のうち前記蝶番
部21cを除く部分に配置される脆弱部21dとを介し
て収納筒部21aに連結されており、脆弱部21dは容
易に破裂し得るように形成される。 【0017】エアバッグ22は、その下面に開口部22
aを有して袋状に形成されており、エアバッグハウジン
グ21内に折り畳んだ状態で収納される。またインフレ
ータ23は、前記エアバッグ22の下面の開口部22a
に固着される口金25に気密に接続され、該口金25は
前記取付け部材24の内面に固着される。 【0018】而して口金25および閉塞板19間でステ
ムパイプ16内に形成される収納室26は、エアバッグ
22内に気密に通じており、この収納室26に収納され
るようにしてインフレータ23がステムパイプ16の内
面に取付けられる。 【0019】車体フレーム5には加速度センサー等の衝
撃検知センサ(図示せず)が取付けられており、前記イ
ンフレータ23は、衝撃検知センサが所定値以上の衝撃
を検知するのに応じて作動して、高圧ガスをエアバッグ
22内に供給する。 【0020】次にこの実施例の作用について説明する
と、上端を開放するとともに下端を気密に閉じたステム
パイプ16内に、該ステムパイプ16の上端開口部から
上方に膨張展開可能なエアバッグ22と、該エアバッグ
22にガスを供給するインフレータ23とを備えるエア
バッグモジュール20が、エアバッグ22を折り畳んだ
状態で収納されるので、衝突等により衝撃検知センサが
所定値以上の衝撃を検知したときには、インフレータ2
3が作動して、高圧ガスをエアバッグ22内に供給し、
エアバッグ22は、図4および図5で示すように、エア
バッグハウジング21の脆弱部21dを破裂させて蓋部
21bを開きつつ瞬間的に上方に膨張する。これにより
展開膨張したエアバッグ22でシート12上の操縦者が
前方から梗塞されることになり、操縦者の衝撃が緩和さ
れる。 【0021】而して比較的小径であるステムパイプ16
内にエアバッグモジュール20が収納される構造である
ので、インフレータ23の非作動状態では液密性を維持
するが、エアバッグ22の膨張展開に応じて液密性が解
除されるようにしてステムパイプ16の上端を液密に閉
じておくことは容易であり、耐候性を容易に高めること
ができる。 【0022】しかもエアバッグモジュール20の設置ス
ペースが燃料タンク10の容量に影響を及ぼすことがな
いので、燃料タンク10の大型化が可能である。 【0023】また一般的に小型車両ではステムパイプ1
6がヘッドパイプ6に回動可能に支承される構造を有す
るものであり、エアバッグモジュール20の収納構造を
各種タイプの小型車両に容易に適用することができ、汎
用性を高めることができる。 【0024】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。 【0025】たとえば本発明は、上記実施例で説明した
自動二輪車だけでなく、スクータ型の自動二輪車や自動
三輪車等の小型車両に広く適用可能である。 【0026】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、比較的小
径であるステムパイプ内にエアバッグモジュールを収納
することにより、耐候性を容易に高めるとともに各種タ
イプの小型車両に容易に適用し得るようにして汎用性を
高めることができ、シートの前方に燃料タンクがある場
合でも燃料タンクの大型化が可能となる。
断面図である。 【図4】エアバッグが膨張展開した状態での図1に対応
した側面図である。 【図5】エアバッグが膨張展開した状態での図3に対応
した縦断面図である。 【符号の説明】 5・・・車体フレーム 6・・・ヘッドパイプ 7・・・フロントフォーク 8・・・操向ハンドル 16・・・ステムパイプ 17・・・トップブリッジ 18・・・ボトムブリッジ 20・・・エアバッグモジュール 22・・・エアバッグ 23・・・インフレータ WF・・・前輪
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 車体フレーム(5)が前端に備えるヘッ
ドパイプ(6)に、該ヘッドパイプ(6)内に挿通され
るステムパイプ(16)が回動可能に支承され、前記ヘ
ッドパイプ(6)の上下両端から突出したステムパイプ
(16)の上下両端部に固着されるトップブリッジ(1
7)およびボトムブリッジ(18)に、前輪(WF)を
軸支するフロントフォーク(7)が連結され、前記ステ
ムパイプ(16)の上端を避けた位置で前記トップブリ
ッジ(17)に操向ハンドル(8)が取付けられる小型
車両において、上端を開放するとともに下端を気密に閉
じた前記ステムパイプ(16)内に、該ステムパイプ
(16)の上端開口部から上方に膨張展開可能なエアバ
ッグ(22)と、該エアバッグ(22)にガスを供給す
るインフレータ(23)とを備えるエアバッグモジュー
ル(20)が、前記エアバッグ(22)を折り畳んだ状
態で収納されることを特徴とする小型車両におけるエア
バッグ装置。
Priority Applications (5)
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---|---|---|---|
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-
2002
- 2002-02-20 JP JP2002043806A patent/JP4052849B2/ja not_active Expired - Fee Related
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