JP2003236914A - 熱可塑性樹脂シートの製造方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂シートの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学シートに好適な、厚みムラが少なく、レ
ターデーションの絶対値とバラツキが十分に小さな熱可
塑性樹脂シートの製造方法を提供すること。 【解決手段】 押出機から押し出されたシート状溶融熱
可塑性樹脂を、第1ロール、第2ロール及び第3ロール
の3本のロールに順に外接させて移送する工程を有する
熱可塑性樹脂シートの製造方法、又は、押出機から押し
出されたシート状溶融熱可塑性樹脂を、第1ロール及び
第2ロールの2本のロールの間隙を通過させ、圧延され
たシート状溶融熱可塑性樹脂を得る工程と、前記圧延さ
れたシート状溶融熱可塑性樹脂を、そのまま第2ロール
に、次いで3本目の第3ロールに順に外接させて移送す
る工程とを有する熱可塑性樹脂シートの製造方法におい
て、前記第3ロールの周速度R3の、前記第2ロールの
周速度R2に対する比R3/R2を0.999未満、
0.990以上となるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂シー
トの製造方法に関し、さらに詳しくは、光学フィルムに
好適な、厚みムラが少なく、レターデーションの絶対値
とバラツキの小さな熱可塑性樹脂シートの製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイなどの表示装置には、
熱可塑性樹脂製の位相板、偏光板、液晶セル基板等が使
用されている。位相板としてはポリカーボネートなどの
ベースフィルムを延伸してレターデーション(位相差又
は複屈折ともいう)を持たせ、それらを2枚以上貼り合
せたものが、また、偏光板としてはポリビニルアルコー
ルからなる偏光膜の上下面に保護フィルムを積層させた
ものが知られている。液晶ディスプレイの大型化や高コ
ントラスト化に伴い、位相板のベースフィルム、偏光膜
の保護フィルム及び液晶セル基板などには、従来以上に
高度な表面平滑性と、レターデーション値の低減が要求
され、また、同一面内のレターデーション値の均一化も
重要な課題となっている。
【0003】レターデーション値の絶対値及びバラツキ
を低減するための製造技術は数多く提案されている。例
えば、特開2001−30337号公報は、環状オレフ
ィン系樹脂を鏡面加工された冷却ロールに外接させて成
形し、得られた樹脂シートを引取りロールで引き取る工
程を有する透明樹脂シートの製造方法において、冷却ロ
ールと引取りロールとの間において、樹脂シートに作用
する張力を±10%の範囲内になるよう制御してレター
デーション値の絶対値及びバラツキの低減を図る方法を
開示している。また、特開2001−337221号公
報には、レターデーションの絶対値及びそのバラツキを
小さくできるTダイを用いた溶融押出法の条件として、
第1ロール−第2ロール間又は第2ロール−第3ロール
間の周速比(高序数ロールの周速度/低序数ロールの周
速度)を1.0〜1.1として延伸を低く抑える方法が
提案されている。しかし、これらの方法では、レターデ
ーション値を1nm以下という低い値にまで低減させる
には至っていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、厚み
ムラが少なく、レターデーションの絶対値とバラツキが
十分に小さい光学シートに好適な熱可塑性樹脂シートの
製造方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、熱可塑性樹脂を、押出
機で溶融してシート状に押し出して複数の冷却ロールに
順に外接させてシートを成形する工程において、特定の
ロールの周速をその前のロールの周速との関連で特定の
範囲にすることにより、シートを弛ませずに、レターデ
ーション値の絶対値及びバラツキを十分に低減できるこ
とを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至
った。かくして本発明によれば、下記(1)〜(6)が
提供される。 (1)押出機から押し出されたシート状溶融熱可塑性樹
脂を、第1ロール、第2ロール及び第3ロールの3本の
ロールに順に外接させて移送する工程を有する熱可塑性
樹脂シートの製造方法において、前記第3ロールの周速
度R3の、前記第2ロールの周速度R2に対する比R3
/R2が0.999未満、0.990以上であることを
特徴とする熱可塑性樹脂シートの製造方法、(2)前記
R2の、前記第1ロールの周速度R1に対する比R2/
R1が1.010未満、0.990以上であることを特
徴とする上記(1)記載の熱可塑性樹脂シートの製造方
法、(3)前記シート状溶融熱可塑性樹脂が前記第3ロ
ールを離れるときの樹脂温度T3が、該熱可塑性樹脂の
ガラス転移温度Tgよりも50〜100℃低い温度であ
ることを特徴とする上記(1)記載の熱可塑性樹脂シー
トの製造方法。(4)押出機から押し出されたシート状
溶融熱可塑性樹脂を、第1ロール及び第2ロールの2本
のロールの間隙を通過させ、圧延されたシート状溶融熱
可塑性樹脂を得る工程と、前記圧延されたシート状溶融
熱可塑性樹脂を、そのまま第2ロールに、次いで3本目
の第3ロールに順に外接させて移送する工程とを有する
熱可塑性樹脂シートの製造方法において、前記第3ロー
ルの周速度R3の、前記第2ロールの周速度R2に対す
る比R3/R2が0.999未満、0.990以上であ
ることを特徴とする熱可塑性樹脂シートの製造方法、
(5)前記圧延されたシート状溶融熱可塑性樹脂が前記
第3ロールを離れるときの樹脂温度T3が、該熱可塑性
樹脂のガラス転移温度Tgよりも50〜100℃低い温
度であることを特徴とする上記(4)記載の熱可塑性樹
脂シートの製造方法、(6)前記熱可塑性樹脂が脂環式
構造含有重合体樹脂である上記(1)〜(5)のいずれ
かに記載の熱可塑性樹脂シートの製造方法。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の熱可塑性樹脂シート(本
発明では「シート」と「フィルム」とは同義で用い、共
に厚みが0.01〜1mmの樹脂成形体を指す。以下、
統一して「シート」と記す。)の製造方法は、従来、シ
ートの製造に用いられている熱可塑性樹脂のいずれにも
適用できる。具体例としては、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、エチレン−プロピレン共重合体、ポリスチレ
ン、ポリアクリロニトリル、アクリロニトリル−スチレ
ン共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリカーボネート、脂環式構造含有重合体樹
脂などが挙げられる。
【0007】本発明の熱可塑性樹脂の製造方法には、押
出機から押し出された、シート状に溶融した上記熱可塑
性樹脂を、第1ロール、第2ロール及び第3ロールの3
本のロールに順に外接させて移送する方法〔製造方法
(1)〕、又は、押出機から押し出された前記シート状
溶融熱可塑性樹脂を、第1ロール及び第2ロールの2本
のロールの間隙を通過させ、圧延されたシート状溶融熱
可塑性樹脂を得、前記圧延されたシート状溶融熱可塑性
樹脂を、そのまま第2ロールに、次いで3本目の第3ロ
ールに順に外接させて移送する方法〔製造方法
(2)〕、とがある。そして、上記いずれの製造方法を
採用する場合においても、前記第3ロールの周速度R3
の、前記第2ロールの周速度R2に対する比R3/R2
を0.999未満、0.990以上、好ましくは0.9
98未満、0.995以上に設定する。R3/R2の値
が過度に大きいとシート状熱可塑性樹脂に延伸がかかっ
てレターデーション値やそのバラツキが大きくなるおそ
れがある。一方、R3/R2の値が過度に小さいとシー
ト状熱可塑性樹脂が弛んで垂れ、その重さが張力となっ
てシート状熱可塑性樹脂に延伸がかかる可能性がある。
R3/R2の設定値を決定するときの着眼点は、シート
状熱可塑性樹脂を第2ロールから第3ロールへと移送す
るときに、第2ロール温度近辺から第3ロール温度近辺
に低下することによる樹脂の収縮率に見合うように、樹
脂温度を設定することである。上記の周速比を採ること
により、従来、R3/R2の値が1より小さくなるとシ
ート状熱可塑性樹脂が弛んで均質なシートが成形できな
いとされていたことに反して、レターデーション値が小
さくて均一な熱可塑性樹脂シートが製造できるようにな
る。
【0008】また、上記製造方法(1)を採用する場合
には、第2ロールの周速度R2の、第1ロールの周速度
R1に対する比R2/R1を1.01未満、0.990
以上に設定することが好ましく、1.000未満、0.
995以上に設定することがより好ましい。R2/R1
の値が過度に大きいと位相差ムラが増大するおそれがあ
る。一方、R2/R1の値が過度に小さいとR2表面上
でフィルムにたるみが生じ、シワなどの外観欠陥を発生
する可能性がある。上記製造方法(2)を採用する場合
には、第1ロールと第2ロールは互いに逆回転になるよ
うにし、その周速度は同じに設定するのが好ましい。
【0009】さらに本発明の方法を円滑に実施するため
に、上記いずれの製造方法を採用する場合においても、
シート状熱可塑性樹脂又は圧延されたシート状熱可塑性
樹脂が第3ロールを離れるときに、樹脂温度T3を熱可
塑性樹脂のガラス転移温度(Tg)よりも50〜100
℃低い温度にすることが好ましく、特にTgよりも60
〜80℃低い温度にすることがより好ましい。T3が過
度に高い温度であると下流の工程でフィルムに張力が掛
かった場合に位相差が増大するおそれがあり、逆に過度
に低い温度であると、ロール表面での熱収縮が大きくな
りシワなどの外観欠陥を発生させる可能性がある。第3
ロールを離れるときのシート状熱可塑性樹脂又は圧延さ
れたシート状熱可塑性樹脂の温度T3を上記範囲とする
ためには、第3ロール及び第2ロールの温度を制御す
る。
【0010】また、第2ロールを離れるときのシート状
熱可塑性樹脂又は圧延されたシート状熱可塑性樹脂の温
度T2を、そのTgよりも0〜60℃低い温度にするこ
とが好ましく、20〜40℃低い温度にすることがより
好ましい。T2が過度に高い温度であると下流の工程で
フィルムに張力が掛かった場合に位相差が増大するおそ
れがあり、逆に過度に低い温度であるとシート状熱可塑
性樹脂は急冷により応力がかかってレターデーションが
大きくなる可能性がある。第1ロールと第2ロールの温
度は、その温度差が、上記製造方法(1)を採用する場
合には10℃未満、上記製造方法(2)を採用する場合
には20℃未満になるようにすることが好ましい。
【0011】上記本発明の方法は、透明性が高く、低複
屈折性に優れる脂環式構造含有重合体樹脂に適用する
と、光線透過性に優れ、レターデーション値が小さいシ
ートが得られるので、好ましい。脂環式構造含有重合体
樹脂には、ビニル脂環式ポリマー、シクロオレフィンポ
リマーなどがある。
【0012】シクロオレフィンポリマーの具体例として
は、ノルボルネン系モノマーの開環重合体及びその水素
添加物、ノルボルネン系モノマーの付加重合体及びその
水素添加物、ノルボルネン系モノマーとビニル化合物と
の付加共重合体及びその水素添加物などが挙げられる。
また、ビニル脂環式ポリマーの具合例としては、スチレ
ンなどビニル芳香族炭化水素化合物の重合体の芳香環ま
でを含めた水素添加物、ビニル脂環族炭化水素化合物の
重合体などが挙げられる。
【0013】上記熱可塑性樹脂は、必要に応じて各種配
合剤が配合されて成形用の樹脂組成物ペレットなどに成
形されて押出機に供給される。配合剤としては、格別限
定はないが、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、耐候安
定剤、紫外線吸収剤、近赤外線吸収剤等の安定剤;滑
剤、可塑剤等の樹脂改質剤;染料や顔料等の着色剤;帯
電防止剤等が挙げられる。これらの配合剤は、単独で、
あるいは2種以上を組み合せて用いることができ、その
配合量は本発明の目的を損なわない範囲で適宜選択され
る。
【0014】酸化防止剤としては、フェノール系酸化防
止剤、リン系酸化防止剤、イオウ系酸化防止剤などが挙
げられ、これらの中でもフェノール系酸化防止剤、特に
アルキル置換フェノール系酸化防止剤が好ましい。これ
らの酸化防止剤を配合することにより、透明性、低吸水
性等を低下させることなく、成形時の酸化劣化等による
成形物の着色や強度低下を防止できる。これらの酸化防
止剤は、それぞれ単独で、あるいは2種以上を組み合わ
せて用いることができ、その配合量は、本発明の目的を
損なわれない範囲で適宜選択されるが、熱可塑性樹脂1
00重量部に対して通常0.001〜5重量部、好まし
くは0.01〜1重量部である。
【0015】次に、本発明の熱可塑性樹脂シートの製造
方法を図面に基づいて説明する。図1(a)〜(c)
は、本発明の方法において、上記製造方法(1)を採用
する場合の態様を実施するための熱可塑性樹脂シート製
造装置の概略説明図である。図1(a)により、上記の
一態様における製造工程を概説する。原材料の熱可塑性
樹脂は、押出機1で溶融、混練される。押出機1の先端
に取り付けられたダイス2から押出されたシート状溶融
熱可塑性樹脂3は、第1ロール4に外接して冷却され、
次いで第2ロール5に、さらに第3ロール6にと3本の
ロールに順次外接して移送され、次第に冷却されてゆ
く。上記第1〜第3の3つの冷却ロールは互いに離れて
配置されている。シート状熱可塑性樹脂は、第3ロール
6に外接した後、調整ロール7を通ってシート状熱可塑
性樹脂の厚み、張力などをそれぞれの検知手段で検知
し、その結果が第3ロール、第2ロールもしくは第1ロ
ールの周速度にフィードバックされる。調整ロール7は
複数あることもある。調整ロール7を経たシート状熱可
塑性樹脂は、ピンチロールなどの引取りロール8により
引取られ、製品である熱可塑性樹脂シートが製造され
る。引取りロール8の引取り速度は、その周速度が、第
1ロールの周速度の0.995〜1.005倍となるよ
うに制御する。シート状溶融熱可塑性樹脂を第1ロール
4、第2ロール5及び第3ロール6に順次外接させて移
送する経路として、図1(a)の態様の他に、例えば、
図1(b)及び図1(c)の態様がある。いずれの場合
においても、第1〜第3の3つのロールの各ロール面の
間隔は、通常、150mm以下、好ましくは50mm以
下である。各ロール面の間隔が大きすぎると、シート状
熱可塑性樹脂が空中で冷却されてロール面の転写効果が
小さくなるおそれがある。また、ダイス2から、第1ロ
ール4との接触開始点までのシート状溶融熱可塑性樹脂
3の長さは、150mm以下であることが好ましく、7
0mm以下であるとより好ましい。この長さが過度に長
いと、ダイスから押出されたシート状溶融熱可塑性樹脂
がこれらのロールに届く前に空中で冷却されて固化し始
めてシート表面に平滑なロール面を転写することが困難
になるおそれがある。各ロールは、上方又は下方に移動
させることにより、各ロールにおけるシート状熱可塑性
樹脂との接触部分の中心角を連続的に増加又は減少させ
ることができる。このように、同じ設備を用いて、熱可
塑性樹脂の種類、重合度、溶融温度、各ロール温度、環
境温度等の状況に応じて経路や接触面積を調整すること
ができる。
【0016】図1(a)においては、シート状熱可塑性
樹脂は第1ロール4と中心角140度の円周部分で、第
2ロール5と中心角100度の円周部分で、第3ロール
6と中心角50度の円周部分で、合計290度の円周部
分で接触する。図1(b)においては、第1ロール4と
中心角90度の円周部分で、第2ロール5と中心角50
度の円周部分で、第3ロール6と中心角50度の円周部
分で、合計190度の円周部分で接触する。図1(c)
においては、第1ロール4と中心角140度の円周部分
で、第2ロール5と中心角50度の円周部分で、第3ロ
ール6と中心角0度の円周部分で、合計190度の円周
部分で接触する。3本のロールの径が同一で、同一高さ
の配置であっても、シート状熱可塑性樹脂の経路によっ
てロールとの接触面積は変化する。
【0017】図2は本発明の方法において、上記製造方
法(2)を採用する場合の態様を実施するための熱可塑
性樹脂シート製造装置の概略説明図であり、図3は図2
の3本のロールの配置例を示す説明図である。図2によ
り、上記態様を実施するための製造工程を概説する。原
材料の熱可塑性樹脂は、押出機1で混練、溶融される。
押出機1の先端に取り付けられたダイス2から押出され
たシート状溶融熱可塑性樹脂3は、第1ロール4aと第
2ロール5aの間隙を通過することにより冷却が開始さ
れ、間隙通過時に両ロールで圧延されてシート厚みが設
定される。次いで、シート状熱可塑性樹脂は前記間隙通
過後にそのまま第2ロール5aに、次いで第3ロール6
aに順に外接し、調整ロール7aを経て引き取りロール
8aに移動してゆき、熱可塑性樹脂シートが製造され
る。第1ロール4aと第2ロール5aは、ダイスから押
出されたシート状溶融熱可塑性樹脂を圧延できる程度に
接近している。ダイス2から、第1ロール4a及び第2
ロール5aとの接触開始点までのシート状溶融熱可塑性
樹脂3の長さは、150mm以下が好ましく、70mm
以下がより好ましい。この長さが過度に長いと、ダイス
から押出されたシート状溶融熱可塑性樹脂がこれらのロ
ールに届く前に空中で冷却されて固化し始めるおそれが
ある。熱可塑性樹脂のシート厚みは、第1ロール4aと
第2ロール5aの間隙によりほぼ決まる。熱可塑性樹脂
のシートは第2ロール5aに外接することにより片面に
ロールの鏡面が転写されて平滑化される。第2ロール5
aの先には第3ロール6aが配置されており、前記平滑
化された面の裏面が第3ロール6aに外接し、冷却が進
展するとともに該面も平滑化される。
【0018】上記態様において、第1ロール、第2ロー
ル及び第3ロールは、例えば、図3(a)〜(d)に示
す各種の配置をとることができる。シートのカールや反
りを消すため、図3(c)及び(d)のように第3ロー
ルを第2ロールの回転軸を中心にして適当な位置に調整
することも可能である。
【0019】以下、本発明の方法を実施するための設備
について具体例を挙げて順次説明する。押出機1は短軸
でも二軸でもよい。該押出機はベントを有するものが好
ましい。押出機のバレルでの熱可塑性樹脂の混練温度
は、該熱可塑樹脂のTgよりも80〜180℃高い温度
にすることが好ましく、Tgよりも100〜150℃高
い温度にすることがより好ましい。押出機での溶融温度
が過度に低いと熱可塑性樹脂の流動性が不足するおそれ
があり、逆に溶融温度が過度に高いと樹脂が劣化する可
能性がある。押出機1の先端に取り付けるダイスは、フ
ラットダイスであり、ストレートマニホールドダイ、フ
ィッシュテールダイ、コートハンガーダイなどがある。
ポリ塩化ビニルなどのように熱安定性が低くて全幅で滞
留時間を均等化したい場合にストレートマニホールドダ
イが使われるが、それ以外の場合にはコートハンガーダ
イが好ましい。ダイリップは平滑に研磨されたものが好
ましく、リップ開度は狙いのシート厚みの1.2〜2倍
が好ましい。リップ開度を任意に調整できるフレキシブ
ルタイプが好ましい。ダイスには5〜15MPaの樹脂
圧がかかるので、幅1m当たり重量500〜800kg
のSCM440系鋼材で製造されたものが好ましい。
【0020】上記(1)の工程を採用する場合には、第
1ロール4には、シート状溶融熱可塑性樹脂3が接触し
た後にシート厚みを一定にするためにナイフコーターな
どを設けることがある。また、冷却と厚み制御を兼ねて
エアナイフを設けることも可能である。
【0021】第1ロール、第2ロール及び第3ロール
は、いずれも内部に加熱手段と冷却手段とを有してお
り、ロール表面温度を調整することができる。ロールは
通常、金属製が好ましいが、上記(2)の工程を採用す
る場合には第1ロール4aはゴムロールであってもよ
い。第1ロール4aをゴムロールとする場合は、ゴム表
面の冷却のために金属ロールを別途接触させて除熱する
ことが好ましい。ロールの表面粗度は、Raが5μm以
下であることが好ましく、より好ましくはRaが2μm
以下である。これらの表面粗度が過度に大きいと、平滑
な表面を持つ熱可塑性樹脂シートを製造することが困難
になるおそれがある。また、各ロールの径及び幅に制限
はない。
【0022】以上述べた本発明方法により、レターデー
ション値が、通常、0〜1.2nm、好ましくは0〜
0.5nmと小さくて、かつ、そのバラツキの小さな熱
可塑性樹脂シートを製造することができる。熱可塑性樹
脂シートの厚みは、通常、0.02〜0.5mm、好ま
しくは0.04〜0.2mmである。本発明により製造
される熱可塑性樹脂シートは、偏光板保護フィルム、位
相差フィルム、液晶セル基板、反射防止フィルム、透明
導電フィルム、エレクトロルミネッセンス(EL)基
板、EL保護フィルム、光拡散フィルム、集光シートな
どの光学用途に使用することができる。
【0023】
【実施例】以下に、実施例及び比較例を挙げて、本発明
についてより具体的に説明する。これらの例中の「部」
及び「%」は、特に断わりのない限り重量基準である。
本発明は、これらの製造例、実施例に限定されるもので
はない。各種の試料作成及び試験は、下記に従って行っ
た。
【0024】(1)レターデーション値及びそのバラツ
キ 複屈折測定装置〔王子計測機器製:KOBRA−21A
DH〕を用い、シートの長さ方向20mm毎に5か所に
ついて、シート中央部と両端部のレターデーション値を
測定し、合計15か所の平均値を求める。また、バラツ
キは、前記15か所の中の最大値と最小値との差を求め
る。 (2)シート厚み及びそのバラツキ 接触式膜厚計を用い、シートの長さ方向20mm毎に1
0か所について、シート中央部と両端部の厚みを測定
し、合計30か所の平均値を求める。また、バラツキ
は、前記30か所の中の最大値と最小値との差を求め
る。 (3)樹脂の収縮率 樹脂の体積−温度曲線により算出した。具体的には、あ
る温度における比体積の1/3乗を比長さとして定義
し、ロールR1を離れるときの樹脂温度における比長さ
とロールR2を離れるときの樹脂温度における比長さの
比をロールR1を離れる時点からロールR2を離れる時
点までにおける樹脂の収縮率として算出する。同様にロ
ールR2を離れるときの樹脂温度における比長さとロー
ルR3を離れるときの樹脂温度における比長さの比をロ
ールR2を離れる時点からロールR3を離れる時点まで
における樹脂の収縮率として算出する。
【0025】実施例1 ZEONOR1420(ノルボルネン系開環重合体水素
化物、日本ゼオン社製、Tg140℃)のペレットを、
シリンダー内径が50mm、スクリューL/Dが28の
コートハンガーダイ付単軸押出成形機(日本製鋼所製)
でバレル温度260℃で溶融し、ダイ温度260℃のコ
ートハンガーダイから幅650mmのシート状溶融樹脂
を押し出して、図1(a)に示す配置の製造設備を用い
て、第1ロール(直径200mm、温度135℃、周速
度R1:14.50m/秒)に密着させ、直ちにナイフ
コーターにより厚み40μmの溶融状態のシートとして
第1ロールを、次いで第2ロール(直径350mm、温
度125℃、周速度R2:14.47m/秒)、次いで
第3ロール(直径350mm、温度80℃、周速度R
3:14.43m/秒)に順次密着させて移送し、逐
次、冷却ならびにロール面転写による表裏面の平滑化を
行い、調整ロールを経て引取りロールに移行させ、樹脂
シートの成形品を製造した。第3ロールを離れるときの
シート状樹脂の温度T3は80℃であった。得られた樹
脂シートの厚み及びそのバラツキ、レターデーション値
及びそのバラツキを表1に記す。
【0026】実施例2 実施例1において、R1を14.5m/分、R2を1
4.5m/分、R3を14.46m/分に、また、T3
を60℃に変更した他は実施例1と同様に行って樹脂シ
ートを製造した。得られた樹脂シートの厚み及びそのバ
ラツキ、レターデーション値及びそのバラツキを表1に
記す。
【0027】比較例1 実施例1において、R1を14.50m/分、R2を1
4.60m/分、R3を14.60m/分に、した他は
実施例1と同様に行って樹脂シートを製造した。得られ
た樹脂シートの厚み及びそのバラツキ、レターデーショ
ン値及びそのバラツキを表1に記す。
【0028】比較例2 実施例1において、R1を14.50m/分、R2を1
4.47m/分、R3を14.40m/分に変更した他
は実施例1と同様に行った。しかし、第2ロールと第3
ロールの間でシート状熱可塑性樹脂が弛んでしまい、操
業できなかった。
【0029】
【表1】
【0030】表1が示すように、R3/R2の値を0.
997とする本発明方法によると、厚みが極めて均一
で、レターデーション値及びそのバラツキが十分に小さ
い熱可塑性樹脂シートが得られた。R2/R1は1.0
00で支障はなかった(実施例1、2)。本発明方法の
中でも、T3が(Tg−50℃)を超えるとレターデー
ション値及びバラツキとも若干大きくなった(実施例
1、2の対比)が、実用上は問題のないレベルであっ
た。一方、R3/R2を1.000にすると、レターデ
ーション値及びバラツキが大きかった(比較例1)。な
お、R3/R2の値を小さくしすぎるとシート状熱可塑
性樹脂が弛んで操業できなかった(比較例2)。
【0031】実施例3 ZEONOE1420(ノルボルネン系開環重合体水素
化物、日本ゼオン社製、Tg140℃)のペレットを用
いて、実施例1と同様の押出成形機及びダイスを用いて
幅650mmのシート状溶融樹脂を押出し、図2に示す
配置の製造設備を用いて、第1ロール(直径350m
m、温度135℃、R114.5m/分)と第2ロール
(直径350mm、温度125℃、R214.5m/
分)の間隙に通過させつつ圧延し、第2ロール、次いで
第3ロール(直径350mm、温度80℃、R314.
47m/分)に外接させて移送し、逐次、冷却ならびに
ロール面転写による表裏面の平滑化を行い、調整ロール
を経て引取りロールに移行させ、樹脂シートの成形品を
製造した。T3は80℃であった。得られた樹脂シート
の厚み及びそのバラツキ、レターデーション値及びその
バラツキを表2に記す。
【0032】比較例3 実施例3において、R1を14.50m/分、R2を1
4.60m/分、R3を14.62m/分に変更した他
は実施例3と同様に行って樹脂シートを製造した。得ら
れた樹脂シートの厚み及びそのバラツキ、レターデーシ
ョン値及びそのバラツキを表2に記す。
【0033】
【表2】
【0034】表2が示すように、R3/R2の値を0.
997とする本発明方法によると、厚みが極めて均一
で、レターデーション値及びそのバラツキが十分に小さ
い熱可塑性樹脂シートが得られた。R2/R1は1.0
00で支障はなかった(実施例3)。一方、R3/R2
の値を1.000にすると、レターデーション値及びバ
ラツキが大きかった(比較例1)。
【0035】
【発明の効果】本発明により、光学シートに好適な、厚
みムラが少なく、レターデーションの絶対値とバラツキ
が十分に小さな熱可塑性樹脂シートの製造方法が提供さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明方法の第一の実施形態を実
施するための熱可塑性樹脂シート製造装置の概略説明
図、同図(b)及び同図(c)はこれと異なるシート移
動経路を有する熱可塑性樹脂シート製造装置の概略説明
図である。
【図2】図2は本発明方法の第二の実施形態を実施する
ための熱可塑性樹脂シート製造装置の概略説明図であ
る。
【図3】図3は図2の3本のロールが採り得る配置態様
を示す説明図である。
【符号の説明】
1… 押出機 2… ダイス 3… シート状熱可塑性樹脂 4、4a… 第1ロール 5、5a… 第2ロール 6,6a… 第3ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F207 AR06 AR09 KA01 KA17 KK65 KM16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出機から押し出されたシート状溶融熱
    可塑性樹脂を、第1ロール、第2ロール及び第3ロール
    の3本のロールに順に外接させて移送する工程を有する
    熱可塑性樹脂シートの製造方法において、 前記第3ロールの周速度R3の、前記第2ロールの周速
    度R2に対する比R3/R2が0.999未満、0.9
    90以上であることを特徴とする熱可塑性樹脂シートの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記R2の、前記第1ロールの周速度R
    1に対する比R2/R1が1.010未満、0.990
    以上であることを特徴とする請求項1記載の熱可塑性樹
    脂シートの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記シート状溶融熱可塑性樹脂が前記第
    3ロールを離れるときの樹脂温度T3が、該熱可塑性樹
    脂のガラス転移温度Tgよりも50〜100℃低い温度
    であることを特徴とする請求項1記載の熱可塑性樹脂シ
    ートの製造方法。
  4. 【請求項4】 押出機から押し出されたシート状溶融熱
    可塑性樹脂を、第1ロール及び第2ロールの2本のロー
    ルの間隙を通過させ、圧延されたシート状溶融熱可塑性
    樹脂を得る工程と、 前記圧延されたシート状溶融熱可塑性樹脂を、そのまま
    第2ロールに、次いで3本目の第3ロールに順に外接さ
    せて移送する工程とを有する熱可塑性樹脂シートの製造
    方法において、 前記第3ロールの周速度R3の、前記第2ロールの周速
    度R2に対する比R3/R2が0.999未満、0.9
    90以上であることを特徴とする熱可塑性樹脂シートの
    製造方法。
  5. 【請求項5】 前記圧延されたシート状溶融熱可塑性樹
    脂が前記第3ロールを離れるときの樹脂温度T3が、該
    熱可塑性樹脂のガラス転移温度Tgよりも50〜100
    ℃低い温度であることを特徴とする請求項4記載の熱可
    塑性樹脂シートの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記熱可塑性樹脂が脂環式構造含有重合
    体樹脂である請求項1〜5のいずれかに記載の熱可塑性
    樹脂シートの製造方法。
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