JP2003236714A - 深孔切削用ドリル - Google Patents

深孔切削用ドリル

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JP2003236714A JP2002041237A JP2002041237A JP2003236714A JP 2003236714 A JP2003236714 A JP 2003236714A JP 2002041237 A JP2002041237 A JP 2002041237A JP 2002041237 A JP2002041237 A JP 2002041237A JP 2003236714 A JP2003236714 A JP 2003236714A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切削能力を飛躍的に向上する深孔切削用ドリ
ルを提案する。 【解決手段】 ドリルヘッド1の先端部に取着される切
削用チップ5の内切刃角βを有する刃先部2は、その中
心線CL(回転軸心Oを通る軸線)から反回転方向に下
がった位置、即ち中心線CLに対して芯下がりの位置2
Aと、該中心線CL上から回転方向に上がった位置、即
ち中心線に対して芯上がり位置2Bとの間でテーパー面
2a状にオーバーラップして設けられ、刃先部2のすく
い面3に設けられたチップブレーカー4は、中心線CL
上から回転方向に上がった位置、即ち中心線CLに対し
て芯上がり位置に設けられてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に深孔切削用ド
リルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術と課題】この種のチップはドリルヘッドに
回転軸心に対して半径方向に取着される場合に、該被削
材の中心部分まで切削するためには、当然にチップ刃先
部が正確に回転軸心を通らなければならない。しかし、
ドリル中心部の切削速度は理論的にはゼロであるから、
この部分の刃先部にはスラスト抵抗が負荷し、所謂チゼ
ルエッジと言われ、切削力が働かない部分となってお
り、これが切削能力を上げることができない一因となっ
ている。
【0003】これを避けるために、図10及び図11に
示すように、ドリルヘッド1の先端部に半径方向に取着
されるチップ20は、その刃先部21がドリルヘッド1
の回転軸心Oを通る中心線CLに対して反時計方向に下
がった位置に、即ち芯下がりの状態に取り付けられ、従
って該刃先部21のすくい面22に形成されるチップブ
レーカー23も芯下がりの位置にあって、該刃先部21
と回転軸線Oとの間に、図10及び図11に示すように
芯下がり量ε×2に相当する非切削ゾーン24が設けら
れ、図12に示すように回転軸心O側をオーバーラップ
した内切刃角βを有する刃先部21によって被削材Wを
切削することによって、その切削途上で非切削ゾーン2
4に切削されないコアCが残存し、これが切削進行中に
チップブレーカー23で破線で示すように折り取られ細
分化されて、切削屑と共にドリルヘッド1の排出孔より
良好に排出する技術が本出願人によって提案され、現在
出願中である。
【0004】これによれば、ドリルヘッド1の回転軸心
Oに刃先部21が位置せず、所謂前述のチゼルエッジの
部分が存在しないため、従来技術に比べて格段に切削力
を上げることができるが、それでも図11に示すよう
に、刃先部21のうち、コアに接触する部分(ゾーンA
やその周辺のゾーンB)では、チゼルエッジ(回転軸心
O)に近いため、大きな切削抵抗を受け、長期間の使用
中にチッピングが発生し、ゾーンAやBの部分の刃先部
が折損する恐れが多分にあった。
【0005】本発明は、上述の難点を完全に除去し、切
削能力を飛躍的に向上することに成功した深孔切削用ド
リルを提案することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に、請求項1に係る発明は、実施形態に示す参照符号を
付して示せば、ドリルヘッド1の先端部に刃先部2と該
刃先部2のすいく面3にチップブレーカー4が形成され
た切削用チップ5が、ドリルヘッド1の回転軸心Oに対
して、その半径方向に取着されてなる深孔切削用ドリル
において、切削用チップ5の内切刃角βを有する刃先部
2は、その中心線CL(回転軸心Oを通る軸線)から反
回転方向に下がった位置、即ち中心線CLに対して芯下
がりの位置と、該中心線CL上から回転方向に上がった
位置、即ち中心線に対して芯上がり位置との間でテーパ
ー面2a状にオーバーラップして設けられ、且つ該刃先
部2のすくい面3に設けられたチップブレーカー4も、
中心線CL上から回転方向に上がった位置、即ち中心線
CLに対して芯上がり位置に設けられてなる構成からな
るものである。
【0007】また請求項2に係る発明は、前記刃先部2
のテーパー面2aのテーパー角度γは、回転軸心Oに対
して15〜45°に形成されてなる請求項1に記載の構
成からなるものである。
【0008】また請求項3に係る発明は、前記刃先部2
のテーパー面2aは、ホーニング加工によって形成され
てなる請求項2に記載の構成からなるものである。
【0009】また請求項4に係る発明は、前記刃先部2
のオーバーラップする量Lは、0.1〜0.4mmであ
る請求項1〜3の何れかに記載の構成からなるもであ
る。
【0010】また請求項5に係る発明によれば、前記刃
先部2の内切刃角βは15°〜60°の範囲に形成され
てなる請求項1〜4の何れかに記載の構成からなるもで
ある。
【0011】また請求項6に係る発明によれば、前記刃
先部の芯下がり量εに比例した直径のコアが非切削ゾー
ンに生成形成される場合に、該刃先部の直線状の送り量
sに比例して該刃先部とコアとの接点が螺旋状に移動す
る螺旋状の移動角度をθとしたとき、 の範囲に、前記芯下がり量εと前記送り量sが設定され
てなる請求項5に記載の構成からなるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明の一実施
形態のチップ5をドリルヘッド1の先端部にし取着した
状態を示すもので、中心部側、中間部側及び外周部側に
夫々チップ5a,5b及び5cがボルト6によってドリ
ルヘッド1の先端部に半径方向に取着されている。本発
明は、このうち、特に中心部側に取着されるチップ5a
に関するもので、該チップ5aの内切刃角βを有する刃
先部2は回転軸心O側にオーバーラップして取り付けら
れている。
【0013】なお、図1及び図2において、ドリルヘッ
ド1の内部には切屑排出孔7,8が穿設され、そのドリ
ルヘッド1の外周面側にはガイドパッド9が固着されて
いる。なお、図1及び図2に示すチップ5はボルト6に
よってドリルヘッド1に取り外し可能に取着された所謂
スローアウエイチップに係るものであるが、ロー付けタ
イプのチップでもよいことは勿論である。
【0014】図3及び図4に示すように、ドリルヘッド
1の中心部側に取着されるチップ5aは、その刃先部2
が外切刃角αを有する部分と内切刃角βを有する部分と
からなっており、そのうち、内切刃角βを有する刃先部
2は、その半径方向に回転軸心Oを通る中心線CLをオ
ーバーラップして取り付けられいる。
【0015】また、図5及び図6に示すように、刃先部
2は、その中心線(回転軸心を通る軸線)から反回転方
向に下がった位置、即ち中心線CLに対して芯下がりの
位置2Aと、該中心線CL上から回転方向に上がった位
置、即ち中心線に対して芯上がり位置2Bとの間でテー
パー面2a状にオーバーラップして設けられ、且つ該刃
先部2のすいく面3及び該すいく面3に設けられたチッ
プブレーカー4は、中心線CL上から回転方向に上がっ
た位置、即ち中心線に対して芯上がりの位置3a,4a
に設けられてなる。
【0016】そして、テーパー面2aの回転軸心Oに対
するテーパー角度γは、15°〜45°に設定されてお
り、該刃先部2の回転軸心Oの芯下がりの位置2Aから
芯上がりの位置2Bまでのオーバーラップする量Lは、
0.1〜0.3mmの範囲に設定されている。
【0017】従って刃先部2のオーバーラップ量Lを
0.3mmとし、テーパー角度γを30°とした場合に
は、テーパー面2aの幅p1は、0.6mmである。
【0018】上記テーパー面2aは、ホーニング加工に
よって形成され、当然のことながら切削面を形成する。
【0019】図6は、上記刃先部2によって切削される
現象を示すもので、図5に示すように刃先部2のオーバ
ーラップ量Lを0.3mmとし、テーパー角度γを30
°とし、従って、刃先部2のテーパー面2aの幅p1が
0.6mmであって、回転軸心Oをテーパー面2aの幅
中心部tをオーバーラップするとした場合に、切削を担
当する部分の幅p2は、芯下がり位置2A側の0.3m
mであり、逃げ面11に対して鈍角となり、刃先部2の
芯下がり位置2Aの強度が確保される。
【0020】従って、図7に示すように、刃先部2の芯
下がり位置2Aから幅中心部tまでの部分p2で図示の
ように被削材Wが切削され、その切削途上で若干のコア
Cが生成形成されると共に、該コアCはテーパー面2a
により折り取られ、且つすいく面3に形成したチップブ
レーカー4によって細分化されて排出されることにな
る。
【0021】このようにテーパー面2aに形成された刃
先部2で被削材を切削するのであるから、切削作用と共
に若干の押し潰し作用も働くことになるが、これは刃先
部2の内切刃角βを大きく取ることによって効率的な切
削作用を期待することができる。更に、ドリルヘッド1
の回転途上で、正確に回転中心Oを維持しながら切削作
業が行われるとは限らず、外力等の作用によって若干の
芯振れが発生し、刃先部2が回転軸心Oを挟んで、芯上
がり状態と芯下がり状態との間で微妙に偏倚する場合が
あるが、この場合でも刃先部2のテーパー面2aの幅間
で、その偏倚を吸収し、刃先部2のチッピング等の折損
の発生を可及的に防ぐことができる。
【0022】ところで、刃先部2によって、上述のよう
に芯下がり量ε〔mm〕(図6、図7)を半径とするコ
アCが生成形成されるが、刃先部2の内切刃角β、芯下
がり量ε及び刃先部2の送り量sによっては、被削材と
の間で干渉が起こる場合があるので、該刃先部2の芯下
がり量εと送り量sは干渉の起こらない領域の条件に設
定する必要がある。
【0023】これを計算式で表すと、図8及び図9にお
いて、芯下がり量ε〔mm〕を半径とするコアCが発生
するとき、このコアCと刃先部2とが接触する点Pは送
り量s〔mm/rev]により螺旋状に移動する。このとき
の円周と点Pとのなす角度をθ〔°〕とすると、図8及
び図9に示す図を計算式で表すと、 が成り立つ。ゆえに、内切刃角γを有する刃先部2の被
削材に対する干渉が起こらない領域は、 と表すことができる。即ち、刃先部2の芯下がり量εと
送り量sは、 と同じか又はそれ以上の領域に設定する必要がある。
【0024】以上のように、本発明においては、ドリル
ヘッド1の先端部に取着される切削用チップ5の内切刃
角βを有する刃先部2は、その中心線CL(回転軸心O
を通る軸線)から反回転方向に下がった位置、即ち中心
線CLに対して芯下がりの位置2Aと、該中心線CL上
から回転方向に上がった位置、即ち中心線CLに対して
芯上がりの位置2Bとの間でテーパー面2a状にオーバ
ーラップして設けられることによって、コアCの接触す
る部分の刃先部2はテーパー面2aとなっているため、
刃先強度を充分に持たせることができ、尚且つ該テーパ
ー面2aは切削作用と共に押し潰し作用との総和、更に
内切刃角βを大きく取ることによって効率的な切削作用
を期待することができる共に、テーパー面2aによって
生成形成されるコアCは、テーパー面2a自体によって
折り取られ、且つすいく面3に設けたチップブレーカー
4によって細分化されて、コアCは切屑と一緒にドリル
ヘッド1の排出孔より良好に搬出することができる。
【0025】そして、この場合に、刃先部2のテーパー
面2aのテーパー角度γは、回転軸心Oに対して15〜
45°に形成されることが好ましく、15°以下の場合
には、刃先部2の強度に問題となり、且つコアCの生成
が少なくチゼルエッジの影響を受ける恐れがあり、また
45°以上の場合には刃先部2の切削作用に対して押し
潰し作用が増大し、結果的に切削抵抗が増大して切削力
が不充分になる。
【0026】また、刃先部2のテーパー面2aは、ホー
ニング加工によって形成されてなるため、刃先部2の研
ぎ出しを良好に行うことができ、切削作用に良好に貢献
することができる。
【0027】更に、刃先部2のオーバーラップする量L
(図5、図6)は、0.1〜0.4mmであることが好
ましく、0.1mm以下の場合には、刃先強度を充分に
確保することができないと共にコアCの生成が不充分と
なって切削効率を上げることができない。0.4mm以
上の場合にあっても、コアCの生成が充分に行われ、切
削効率を上げることができるが、刃先部2の切削作用に
対して押し潰し作用が増大し、結果的に切削抵抗が増大
してやや切削力が不充分になる恐れがある。
【0028】更にまた、刃先部2の内切刃角β(図3)
は15°〜60°の範囲に形成されることが好ましく、
15°以下の場合には刃先部2の切削力よりも押し潰し
作用が大きくなり、切削力を上げることが困難であり、
又60°以上の場合には刃先部2の切削強度を上げるこ
とが困難となる。
【0029】
【発明の効果】請求項1に係る発明の深孔切削用ドリル
によれば、ドリルヘッドの先端部に取着される切削用チ
ップの内切刃角を有する刃先部は、その中心線(回転軸
心を通る軸線)から反回転方向に下がった位置、即ち中
心線に対して芯下がりの位置と、該中心線上から回転方
向に上がった位置、即ち中心線に対して芯上がりの位置
との間でテーパー面状にオーバーラップして設けられる
ことによって、コアの接触する部分の刃先部はテーパー
面となっているため、刃先強度を充分に持たせることが
でき、尚且つ該テーパー面は切削作用と共に押し潰し作
用との総和、更には内切刃角を大きく取ることによって
効率的な切削作用を期待することができる共に、テーパ
ー面によって生成形成されるは、テーパー面自体によっ
て折り取られ、且つすいく面に設けたチップブレーカー
によって細分化されて、コアは切屑と一緒にドリルヘッ
ドの排出孔より良好に搬出することができる。
【0030】更に、ドリルヘッドの回転途上で、正確に
回転中心を維持しながら切削作業が行われるとは限ら
ず、外力等の作用によって若干の芯振れが発生し、刃先
部が回転軸心を挟んで、芯上がり状態と芯下がり状態と
の間で微妙に偏倚する場合があるが、この場合でも刃先
部のテーパー面の幅間で、その偏倚を吸収し、刃先部の
チッピング等の折損の発生を可及的に防ぐことができ
る。
【0031】又、請求項2に係る発明によれば、前記刃
先部のテーパー面のテーパー角度は、回転軸心に対して
15〜45°に形成されることが好ましく、15°以下
の場合には、刃先部の強度が不充分となり、且つコアの
生成が少なくチゼルエッジの影響を受ける恐れがあり、
また45°以上の場合には刃先部の切削作用に対して押
し潰し作用が増大し、結果的に切削抵抗が増大して切削
力が不充分になる。
【0032】又、請求項3に係る発明によれば、刃先部
のテーパー面は、ホーニング加工によって形成されるこ
とが好ましく、このホーニング加工によって刃先部の研
ぎ出しを良好に行うことができ、切削作用に良好に貢献
することができる。
【0033】又、請求項4に係る発明によれば、刃先部
のオーバーラップする量は、0.1〜0.4mmである
ことが好ましく、0.1mm以下の場合には、刃先強度
を充分に確保することができないと共に、コアの生成が
不充分となって切削効率を上げることができない。0.
4mm以上の場合にあっても、コアの生成が充分に行わ
れ、切削効率を上げることができるが、刃先部の切削作
用に対して押し潰し作用が増大し、結果的に切削抵抗が
増大してやや切削力が不充分となる恐れがある。
【0034】又、請求項5に係る発明によれば、刃先部
の内切刃角は15°〜60°の範囲に形成されることが
好ましく、15°以下の場合には刃先部2の切削力より
も押し潰し作用が大きくなり、切削力を上げることが困
難であり、又60°以上の場合には刃先部2の切削強度
を上げることが困難となる。
【0035】又、請求項6に係る発明によれば、前記刃
先部の芯下がり量εに比例した直径のコアが非切削ゾー
ンに生成形成される場合に、該刃先部の直線状の送り量
sに比例して該刃先部とコアとの接点が螺旋状に移動す
る螺旋状の移動角度をθとしたとき、 の範囲に、前記芯下がり量εと前記送り量sが設定され
てなるため、所謂切削途上でドリルヘッドの回転軸心側
に取着される内切刃角を有するチップが、その切削作業
途上で被削材との干渉によりチップの折損等の発生する
ことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る深孔切削用ドリル
の正面図である。
【図2】 同平面図である。
【図3】 同要部である切削用チップの拡大図である。
【図4】 同平面図である。
【図5】 図3のAーA線断面図である。
【図6】 同要部のチップのドリルヘッドへの取付位置
を示す拡大平面図である。
【図7】 本発明の一実施形態の切削用チップで被削材
を切削する切削状態を示す作用説明図である。
【図8】 同要部の作用を説明するめこの説明図であ
る。
【図9】 同要部の作用を説明するための説明図であ
る。
【図10】 従来技術の切削用チップによって被削材を
切削する切削状態を示す説明図である。
【図11】 同チップの平面図である。
【図12】 同チップの正面図である。
【符号の説明】
1 ドリルヘッド 2 刃先部 2a テーパー面 3 すいく面 4 チップブレーカー 5 切削用チップ O 回転軸心 β 内切刃角 CL 中心線 γ テーパー角度 L オーバーラップする量 C コア

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドリルヘッドの先端部に刃先部と該刃先
    部のすいく面にチップブレーカーが形成された切削用チ
    ップが、ドリルヘッドの回転軸心に対して、その半径方
    向に取着されてなる深孔切削用ドリルにおいて、切削用
    チップの内切刃角を有する刃先部は、その中心線(回転
    軸心を通る軸線)から反回転方向に下がった位置、即ち
    中心線に対して芯下がりの位置と、該中心線上から回転
    方向に上がった位置、即ち中心線に対して芯上がり位置
    との間でテーパー面状にオーバーラップして設けられ、
    且つ該刃先部のすくい面に設けられたチップブレーカー
    も、中心線上から回転方向に上がった位置、即ち中心線
    に対して芯上がり位置に設けられてなる深孔切削用ドリ
    ル。
  2. 【請求項2】 前記刃先部のテーパー面のテーパー角度
    は、回転軸心に対して15〜45°に形成されてなる請
    求項1に記載の深孔切削用ドリル。
  3. 【請求項3】 前記刃先部のテーパー面は、ホーニング
    加工によって形成されてなる請求項2に記載の深孔切削
    用ドリル。
  4. 【請求項4】 前記刃先部のオーバーラップする量は、
    0.1〜0.4mmである請求項1〜3の何れかに記載
    の深孔切削用ドリル。
  5. 【請求項5】 前記刃先部の内切刃角は15°〜60°
    の範囲に形成されてなる請求項1〜4の何れかに記載の
    深孔切削用ドリル。
  6. 【請求項6】 前記刃先部の芯下がり量εに比例した
    直径のコアが非切削ゾーンに生成形成される場合に、該
    刃先部の直線状の送り量sに比例して該刃先部とコアと
    の接点が螺旋状に移動する螺旋状の移動角度をθとした
    とき、 の範囲に、前記芯下がり量εと前記送り量sが設定され
    てなる請求項5に記載の深孔切削用ドリル。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009128183A1 (ja) * 2008-04-14 2009-10-22 ユニタック株式会社 深穴切削用ドリルヘッド
WO2009130821A1 (ja) * 2008-04-25 2009-10-29 ユニタック株式会社 深穴切削用スローアウェイチップ及び深穴切削用ドリルヘッド
JP2015066678A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ 深穴加工工具

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WO2009128183A1 (ja) * 2008-04-14 2009-10-22 ユニタック株式会社 深穴切削用ドリルヘッド
WO2009130821A1 (ja) * 2008-04-25 2009-10-29 ユニタック株式会社 深穴切削用スローアウェイチップ及び深穴切削用ドリルヘッド
JP2015066678A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ 深穴加工工具

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