JP2003236334A - 排煙処理液浄化システム - Google Patents
排煙処理液浄化システムInfo
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- JP2003236334A JP2003236334A JP2002041149A JP2002041149A JP2003236334A JP 2003236334 A JP2003236334 A JP 2003236334A JP 2002041149 A JP2002041149 A JP 2002041149A JP 2002041149 A JP2002041149 A JP 2002041149A JP 2003236334 A JP2003236334 A JP 2003236334A
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- gypsum
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 排煙脱硫による石膏製造法で排出される排水
の処理を提供する。 【解決手段】 脱硫塔４から排出ポンプ１０を介して希
硫酸（Ｈ2 ＳＯ4 ）２０を貯蔵すると共に該希硫酸中の
有害物質を除去する希硫酸処理槽６１と、有害物質を分
離した処理希硫酸５２に石灰スラリー５１を供給してＣ
ａＳＯ4 （石膏）を析出させる石膏析出槽５２と、得ら
れた石膏５５を沈降させる沈降槽（シックナー）５３
と、石膏スラリー５４から水分を排水（濾液）５７を除
去して石膏５５を得る脱水器５６とを備えてなる。
の処理を提供する。 【解決手段】 脱硫塔４から排出ポンプ１０を介して希
硫酸（Ｈ2 ＳＯ4 ）２０を貯蔵すると共に該希硫酸中の
有害物質を除去する希硫酸処理槽６１と、有害物質を分
離した処理希硫酸５２に石灰スラリー５１を供給してＣ
ａＳＯ4 （石膏）を析出させる石膏析出槽５２と、得ら
れた石膏５５を沈降させる沈降槽（シックナー）５３
と、石膏スラリー５４から水分を排水（濾液）５７を除
去して石膏５５を得る脱水器５６とを備えてなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、排煙脱硫による石
膏製造法で排出される排水を浄化する排煙処理液浄化シ
ステムに関する。
膏製造法で排出される排水を浄化する排煙処理液浄化シ
ステムに関する。
【０００２】
【背景技術】従来、排ガス中の硫黄酸化物の除去方法と
して、石灰石または消石灰スラリーを吸収剤として用い
て、排ガス中の硫黄分を石膏として回収する石灰−石膏
法が採用されている。他の方法としては、乾式法の活性
炭による吸着法が知られている。
して、石灰石または消石灰スラリーを吸収剤として用い
て、排ガス中の硫黄分を石膏として回収する石灰−石膏
法が採用されている。他の方法としては、乾式法の活性
炭による吸着法が知られている。
【０００３】上記従来の石灰−石膏法では、石灰石また
は消石灰スラリーを排ガス中にスプレーすることによ
り、排ガスの増湿冷却及びＳＯx の吸収を同時に行って
いる。このため、多量のスラリーを循環する必要があ
り、スラリーを循環するための動力及び多量の水が必要
となる。また、生成した石膏は、スラリー状態であるた
め、水を分離し、石膏として回収するための装置が必要
になる。このように、石灰−石膏法では、脱硫設備の大
型化や複雑化が避けられない。
は消石灰スラリーを排ガス中にスプレーすることによ
り、排ガスの増湿冷却及びＳＯx の吸収を同時に行って
いる。このため、多量のスラリーを循環する必要があ
り、スラリーを循環するための動力及び多量の水が必要
となる。また、生成した石膏は、スラリー状態であるた
め、水を分離し、石膏として回収するための装置が必要
になる。このように、石灰−石膏法では、脱硫設備の大
型化や複雑化が避けられない。
【０００４】一方、乾式法の場合、活性炭に吸着した硫
黄分を加熱によって脱離させるため、大量の熱を必要と
する。しかも、この方法の場合、生成した希硫酸の廃棄
や、吸着材の損耗等が問題になる。したがって、硫黄酸
化物の吸収剤や大型の脱硫設備を必要とせず、しかも脱
硫の際に高い濃度の硫酸を得ることのできる脱硫装置の
出現が望まれている。
黄分を加熱によって脱離させるため、大量の熱を必要と
する。しかも、この方法の場合、生成した希硫酸の廃棄
や、吸着材の損耗等が問題になる。したがって、硫黄酸
化物の吸収剤や大型の脱硫設備を必要とせず、しかも脱
硫の際に高い濃度の硫酸を得ることのできる脱硫装置の
出現が望まれている。
【０００５】このため、排ガス中のＳＯｘを除去する装
置として活性炭素繊維等の多孔質炭素材料に排ガス中の
ＳＯｘを吸着させ、多孔質炭素材料の触媒作用を利用し
て排ガス中に含まれる酸素により硫黄成分を酸化させ、
これを水分に吸収させて硫酸として多孔質炭素材料から
除去することが提案されている（特開平１１−３４７３
５０号公報参照）。
置として活性炭素繊維等の多孔質炭素材料に排ガス中の
ＳＯｘを吸着させ、多孔質炭素材料の触媒作用を利用し
て排ガス中に含まれる酸素により硫黄成分を酸化させ、
これを水分に吸収させて硫酸として多孔質炭素材料から
除去することが提案されている（特開平１１−３４７３
５０号公報参照）。
【０００６】この活性炭素繊維を用いた従来の排煙処理
装置では、排ガス中のＳＯｘを吸着するための活性炭素
繊維槽を吸着塔内に配設し、排ガスを下方から供給して
活性炭素繊維の表面でＳＯ2 をＳＯ3 に酸化し、生成し
たＳＯ3 が供給された水と反応して、硫酸（Ｈ2 Ｓ
Ｏ4 ）を生成するようにしている。
装置では、排ガス中のＳＯｘを吸着するための活性炭素
繊維槽を吸着塔内に配設し、排ガスを下方から供給して
活性炭素繊維の表面でＳＯ2 をＳＯ3 に酸化し、生成し
たＳＯ3 が供給された水と反応して、硫酸（Ｈ2 Ｓ
Ｏ4 ）を生成するようにしている。
【０００７】ここで、石炭や重油等の燃料を燃焼させる
ボイラからの排ガスには煤塵や水銀、セレン、砒素、ホ
ウ素、弗素、塩素成分等の有害物質が含まれていること
があり、この有害物質が希硫酸中に混入していると、石
膏システムにおいて、石膏スラリー中又は上澄水中に含
有するおそれがある。
ボイラからの排ガスには煤塵や水銀、セレン、砒素、ホ
ウ素、弗素、塩素成分等の有害物質が含まれていること
があり、この有害物質が希硫酸中に混入していると、石
膏システムにおいて、石膏スラリー中又は上澄水中に含
有するおそれがある。
【０００８】本発明は、上記問題に鑑み、石膏処理シス
テムの石膏又は上澄水中に有害物質の混入のない排煙処
理液浄化システムを提供することを課題とする。
テムの石膏又は上澄水中に有害物質の混入のない排煙処
理液浄化システムを提供することを課題とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
第１の発明は、硫黄酸化物を含有する排ガスを触媒層に
接触させ、排煙処理して希硫酸を製造する排煙脱硫装置
と、該排煙脱硫装置からの希硫酸と石灰スラリーとを反
応させ、石膏スラリーを得る石膏反応槽と、該石膏反応
槽により得られた石膏スラリーから水分を分離して石膏
を得る脱水器と、上記希硫酸中の有害物質を除去する希
硫酸処理槽とを設けてなり、上記排煙処理により得られ
た希硫酸を浄化することを特徴とする排煙処理液浄化シ
ステムにある。
第１の発明は、硫黄酸化物を含有する排ガスを触媒層に
接触させ、排煙処理して希硫酸を製造する排煙脱硫装置
と、該排煙脱硫装置からの希硫酸と石灰スラリーとを反
応させ、石膏スラリーを得る石膏反応槽と、該石膏反応
槽により得られた石膏スラリーから水分を分離して石膏
を得る脱水器と、上記希硫酸中の有害物質を除去する希
硫酸処理槽とを設けてなり、上記排煙処理により得られ
た希硫酸を浄化することを特徴とする排煙処理液浄化シ
ステムにある。
【００１０】第２の発明は、第１の発明において、上記
希硫酸処理槽が上澄水中の有害物質をイオン吸着するイ
オン吸着手段であることを特徴とする排煙処理液浄化シ
ステムにある。
希硫酸処理槽が上澄水中の有害物質をイオン吸着するイ
オン吸着手段であることを特徴とする排煙処理液浄化シ
ステムにある。
【００１１】第３の発明は、第１の発明において、上記
希硫酸処理槽が希硫酸中の有害物質を金属吸着する金属
吸着手段であることを特徴とする排煙処理液浄化システ
ムにある。
希硫酸処理槽が希硫酸中の有害物質を金属吸着する金属
吸着手段であることを特徴とする排煙処理液浄化システ
ムにある。
【００１２】第４の発明は、第１の発明において、上記
希硫酸処理槽が希硫酸中の有害物質を膜分離する膜分離
手段であることを特徴とする排煙処理液浄化システムに
ある。
希硫酸処理槽が希硫酸中の有害物質を膜分離する膜分離
手段であることを特徴とする排煙処理液浄化システムに
ある。
【００１３】第５の発明は、硫黄酸化物を含有する排ガ
スを触媒層に接触させて希硫酸を製造する排煙脱硫装置
と、該排煙脱硫装置からの希硫酸と石灰スラリーとを反
応させ、石膏スラリーを得る石膏反応槽と、該石膏反応
槽により得られた石膏スラリーから水分を分離して石膏
を得る脱水器とを備えた排煙処理液浄化システムであっ
て、上記石膏反応槽からの上澄水中の有害物質を除去す
る上澄水処理槽を設けたことを特徴とする排煙処理液浄
化システムにある。
スを触媒層に接触させて希硫酸を製造する排煙脱硫装置
と、該排煙脱硫装置からの希硫酸と石灰スラリーとを反
応させ、石膏スラリーを得る石膏反応槽と、該石膏反応
槽により得られた石膏スラリーから水分を分離して石膏
を得る脱水器とを備えた排煙処理液浄化システムであっ
て、上記石膏反応槽からの上澄水中の有害物質を除去す
る上澄水処理槽を設けたことを特徴とする排煙処理液浄
化システムにある。
【００１４】第６の発明は、第５の発明において、上記
上澄水処理槽が上澄水中の有害物質をイオン吸着するイ
オン吸着手段であることを特徴とする排煙処理液浄化シ
ステムにある。
上澄水処理槽が上澄水中の有害物質をイオン吸着するイ
オン吸着手段であることを特徴とする排煙処理液浄化シ
ステムにある。
【００１５】第７の発明は、第５の発明において、上記
上澄水処理槽が上澄水中の有害物質を金属吸着する金属
吸着手段であることを特徴とする排煙処理液浄化システ
ムにある。
上澄水処理槽が上澄水中の有害物質を金属吸着する金属
吸着手段であることを特徴とする排煙処理液浄化システ
ムにある。
【００１６】第８の発明は、第５の発明において、上記
上澄水処理槽が上澄水中の有害物質を膜分離する膜分離
手段であることを特徴とする排煙処理液浄化システムに
ある。
上澄水処理槽が上澄水中の有害物質を膜分離する膜分離
手段であることを特徴とする排煙処理液浄化システムに
ある。
【００１７】第９の発明は、第１又は５の発明におい
て、上記有害物質が水銀、セレン、砒素、ホウ素、弗
素、塩素の少なくとも一種であることを特徴とする排煙
処理液浄化システムにある。
て、上記有害物質が水銀、セレン、砒素、ホウ素、弗
素、塩素の少なくとも一種であることを特徴とする排煙
処理液浄化システムにある。
【００１８】
【発明の実施の形態】本発明による排煙脱硫装置の実施
の形態を以下に説明するが、本発明はこれらの実施の形
態に限定されるものではない。
の形態を以下に説明するが、本発明はこれらの実施の形
態に限定されるものではない。
【００１９】［第１の実施の形態］図１に基づいて排煙
処理装置を備えた排ガス処理システムを説明する。
処理装置を備えた排ガス処理システムを説明する。
【００２０】図１は、排煙脱硫による石膏製造方法を実
施するシステムの概略図である。図１に示すように、蒸
気タービンを駆動する蒸気を発生させるボイラ１と、該
ボイラ１からの排ガス１００中の煤塵を除去する除塵機
２と、除塵された排ガスを脱硫塔４内に供給する押込み
ファン３と、脱硫塔内又は塔に供給する前に排ガス１０
０を冷却すると共に増湿を行う増湿冷却装置１６と、触
媒層６を内部に配設し、塔下部側壁の導入口５から排ガ
ス１００を供給すると共に、触媒層６の上方から散水ノ
ズルで水を供給して、排ガス中のＳＯｘを希硫酸（Ｈ2
ＳＯ4 ）まで脱硫反応させる脱硫塔４と、塔頂部の排出
口１２から脱硫された浄化排ガスを外部へ排出する煙突
１３と、脱硫塔４から排出ポンプ１０を介して希硫酸
（Ｈ2ＳＯ4 ）２０を貯蔵すると共に該希硫酸中の有害
物質を除去する希硫酸処理槽６１と、有害物質を分離し
た処理希硫酸５２に石灰スラリー５１を供給してＣａＳ
Ｏ4 （石膏）を析出させる石膏析出槽５２と、得られた
石膏５５を沈降させる沈降槽（シックナー）５３と、石
膏スラリー５４から水分を排水（濾液）５７を除去して
石膏５５を得る脱水器５６とを備えてなる。なお、脱硫
塔４から排出される浄化された排ガスを排出するライン
には必要に応じてミストエリミネータ１９を介装し、排
ガス中の水分を分離するようにしてもよい。
施するシステムの概略図である。図１に示すように、蒸
気タービンを駆動する蒸気を発生させるボイラ１と、該
ボイラ１からの排ガス１００中の煤塵を除去する除塵機
２と、除塵された排ガスを脱硫塔４内に供給する押込み
ファン３と、脱硫塔内又は塔に供給する前に排ガス１０
０を冷却すると共に増湿を行う増湿冷却装置１６と、触
媒層６を内部に配設し、塔下部側壁の導入口５から排ガ
ス１００を供給すると共に、触媒層６の上方から散水ノ
ズルで水を供給して、排ガス中のＳＯｘを希硫酸（Ｈ2
ＳＯ4 ）まで脱硫反応させる脱硫塔４と、塔頂部の排出
口１２から脱硫された浄化排ガスを外部へ排出する煙突
１３と、脱硫塔４から排出ポンプ１０を介して希硫酸
（Ｈ2ＳＯ4 ）２０を貯蔵すると共に該希硫酸中の有害
物質を除去する希硫酸処理槽６１と、有害物質を分離し
た処理希硫酸５２に石灰スラリー５１を供給してＣａＳ
Ｏ4 （石膏）を析出させる石膏析出槽５２と、得られた
石膏５５を沈降させる沈降槽（シックナー）５３と、石
膏スラリー５４から水分を排水（濾液）５７を除去して
石膏５５を得る脱水器５６とを備えてなる。なお、脱硫
塔４から排出される浄化された排ガスを排出するライン
には必要に応じてミストエリミネータ１９を介装し、排
ガス中の水分を分離するようにしてもよい。
【００２１】上記希硫酸処理槽６１としては、例えばイ
オン吸着材又は金属吸着材を内部に充填又は配設してな
るものを挙げることができる。また、有害物質を化合物
として固定分離する処理槽としてもよい。さらに、膜分
離により有害物質を除去するようにしてもよい。この処
理槽６１で希硫酸中の有害物質を除去することで、有害
物質フリーの石膏５５及び上澄水５８を得ることができ
る。
オン吸着材又は金属吸着材を内部に充填又は配設してな
るものを挙げることができる。また、有害物質を化合物
として固定分離する処理槽としてもよい。さらに、膜分
離により有害物質を除去するようにしてもよい。この処
理槽６１で希硫酸中の有害物質を除去することで、有害
物質フリーの石膏５５及び上澄水５８を得ることができ
る。
【００２２】ここで、上記ボイラ１では、例えば、火力
発電設備の図示しない蒸気タービンを駆動するための蒸
気を発生させるために、石炭や重油等の燃料ｆが炉で燃
焼されるようになっている。ボイラ１の排ガスには硫黄
酸化物（ＳＯｘ )が含有され、排ガスは図示しない脱硝
装置で脱硝されてガスガスヒータで冷却された後に集塵
機２で除塵される。
発電設備の図示しない蒸気タービンを駆動するための蒸
気を発生させるために、石炭や重油等の燃料ｆが炉で燃
焼されるようになっている。ボイラ１の排ガスには硫黄
酸化物（ＳＯｘ )が含有され、排ガスは図示しない脱硝
装置で脱硝されてガスガスヒータで冷却された後に集塵
機２で除塵される。
【００２３】上記除塵された排ガス１００は押込みファ
ン３により下部側壁の導入口５から脱硫塔４内に導入さ
れる。脱硫塔４の内部には活性炭素繊維層で形成される
触媒層６が備えられ、該触媒層６には硫酸生成用の水が
水供給手段１７から供給される。水が上部から供給され
た触媒層６の内部に排ガスを下部から通過させることに
より、排ガス１００からＳＯｘを反応除去する。触媒層
６を通過した排ガスは排出口１２から排出され、煙突１
３を通して大気に放出される。
ン３により下部側壁の導入口５から脱硫塔４内に導入さ
れる。脱硫塔４の内部には活性炭素繊維層で形成される
触媒層６が備えられ、該触媒層６には硫酸生成用の水が
水供給手段１７から供給される。水が上部から供給され
た触媒層６の内部に排ガスを下部から通過させることに
より、排ガス１００からＳＯｘを反応除去する。触媒層
６を通過した排ガスは排出口１２から排出され、煙突１
３を通して大気に放出される。
【００２４】上記触媒層６は複数の活性炭素繊維層から
なる触媒を備え、各々の活性炭素繊維層の表面では、例
えば、以下の反応により脱硫反応が生じる。この反応メ
カニズムを図６に示す。即ち、図６に示すように、 (1) 触媒の活性炭素繊維層１１１への排ガス１００中の
酸素（Ｏ2 ：別途供給することも可能である）の吸着。 (2) 吸着した酸素Ｏ2 と排ガス中の二酸化硫黄ＳＯ2 と
の反応による三酸化硫黄ＳＯ3 への酸化。 (3) 酸化した三酸化硫黄ＳＯ3 の水Ｈ2 Ｏへの溶解によ
る硫酸Ｈ2 ＳＯ4 の生成。 (4) 生成された硫酸Ｈ2 ＳＯ4 の活性炭素繊維層１１１
からの離脱。
なる触媒を備え、各々の活性炭素繊維層の表面では、例
えば、以下の反応により脱硫反応が生じる。この反応メ
カニズムを図６に示す。即ち、図６に示すように、 (1) 触媒の活性炭素繊維層１１１への排ガス１００中の
酸素（Ｏ2 ：別途供給することも可能である）の吸着。 (2) 吸着した酸素Ｏ2 と排ガス中の二酸化硫黄ＳＯ2 と
の反応による三酸化硫黄ＳＯ3 への酸化。 (3) 酸化した三酸化硫黄ＳＯ3 の水Ｈ2 Ｏへの溶解によ
る硫酸Ｈ2 ＳＯ4 の生成。 (4) 生成された硫酸Ｈ2 ＳＯ4 の活性炭素繊維層１１１
からの離脱。
【００２５】この時の反応式は以下の通りである。
ＳＯ2 ＋１／２Ｏ2 ＋Ｈ2 Ｏ→Ｈ2 ＳＯ4
【００２６】上記反応除去された硫酸Ｈ2 ＳＯ4 は希硫
酸となって排出ポンプ１０を介して硫酸処理槽６１に排
出される。このようにして、触媒層６の活性炭素繊維層
の中で排ガス１００中の二酸化硫黄ＳＯ2 を吸着して酸
化し、水Ｈ2 Ｏと反応させて硫酸Ｈ2 ＳＯ4 を生成して
離脱除去することにより、排ガス流の脱硫が行われる。
酸となって排出ポンプ１０を介して硫酸処理槽６１に排
出される。このようにして、触媒層６の活性炭素繊維層
の中で排ガス１００中の二酸化硫黄ＳＯ2 を吸着して酸
化し、水Ｈ2 Ｏと反応させて硫酸Ｈ2 ＳＯ4 を生成して
離脱除去することにより、排ガス流の脱硫が行われる。
【００２７】ここで、本発明で用いる活性炭素繊維の一
例及びその製造例の一例を下記に示す。本発明で用いら
れる活性炭素繊維としては、例えばピッチ系活性炭素繊
維、ポリアクリロニトリル系活性炭素繊維、フェノール
系活性炭素繊維、セルロース系活性炭素繊維を挙げるこ
とができるが、本発明はこれらに限定されるものではな
く、上記触媒作用を奏する活性炭素繊維であれば何等限
定されるものではない。
例及びその製造例の一例を下記に示す。本発明で用いら
れる活性炭素繊維としては、例えばピッチ系活性炭素繊
維、ポリアクリロニトリル系活性炭素繊維、フェノール
系活性炭素繊維、セルロース系活性炭素繊維を挙げるこ
とができるが、本発明はこれらに限定されるものではな
く、上記触媒作用を奏する活性炭素繊維であれば何等限
定されるものではない。
【００２８】図２及び図３に基づいて排煙脱硫装置の構
成を以下に説明する。 ［排煙脱硫装置の構成］図２に示すように、排煙脱硫装
置は、硫黄酸化物を含有する排ガス１００の導入口５を
上記装置塔の側壁（又は下部）に有し、該排ガス１００
の排出口１２を上部に有すると共に、該脱硫塔４内に設
けられた活性炭素繊維層からなる触媒層６の上方に硫酸
生成用の水の供給器である散水ノズル７を備えている。
成を以下に説明する。 ［排煙脱硫装置の構成］図２に示すように、排煙脱硫装
置は、硫黄酸化物を含有する排ガス１００の導入口５を
上記装置塔の側壁（又は下部）に有し、該排ガス１００
の排出口１２を上部に有すると共に、該脱硫塔４内に設
けられた活性炭素繊維層からなる触媒層６の上方に硫酸
生成用の水の供給器である散水ノズル７を備えている。
【００２９】図３は触媒層の斜視図である。図３に示す
ように、触媒層６の一単位を形成する活性炭素繊維層２
０は、平板状の平板活性炭素繊維シート２１と仕切り用
活性炭素繊維シート２２とが配置され、間に形成される
直線状の空間が上下に延びた状態で断面矩形状の通路１
５を複数形成している。なお、図２においては、活性炭
素繊維層６が１層であるが、これは模式的に示したもの
であり、図３に示すように複数層から形成されている。
図３中、ｈは通路２３の高さ（平板活性炭素繊維シート
２１，２１間の距離）、ｐは通路２３のピッチ（仕切り
用活性炭素繊維シート２２，２２間の距離）である。
ように、触媒層６の一単位を形成する活性炭素繊維層２
０は、平板状の平板活性炭素繊維シート２１と仕切り用
活性炭素繊維シート２２とが配置され、間に形成される
直線状の空間が上下に延びた状態で断面矩形状の通路１
５を複数形成している。なお、図２においては、活性炭
素繊維層６が１層であるが、これは模式的に示したもの
であり、図３に示すように複数層から形成されている。
図３中、ｈは通路２３の高さ（平板活性炭素繊維シート
２１，２１間の距離）、ｐは通路２３のピッチ（仕切り
用活性炭素繊維シート２２，２２間の距離）である。
【００３０】また、エンボス形状等、排ガスが活性炭素
繊維シートに対して平行に通過する形状に成形するよう
にしてもよい。
繊維シートに対して平行に通過する形状に成形するよう
にしてもよい。
【００３１】そして、散水ノズル７から水が噴霧されて
供給されると共に排ガス１００が下から送られ、活性炭
素繊維層２０を流通した水は粒径が数mm程度となって下
部に落下する。排ガス１００は、平板活性炭素繊維シー
ト２１及び仕切り用活性炭素繊維シート２２で形成され
る比較的小さな通路１５を流通するようになっているの
で、圧力損失の増大が抑制されている。
供給されると共に排ガス１００が下から送られ、活性炭
素繊維層２０を流通した水は粒径が数mm程度となって下
部に落下する。排ガス１００は、平板活性炭素繊維シー
ト２１及び仕切り用活性炭素繊維シート２２で形成され
る比較的小さな通路１５を流通するようになっているの
で、圧力損失の増大が抑制されている。
【００３２】［第２の実施の形態］図４は、排煙脱硫に
よる石膏製造方法を実施するシステムの概略図である。
図４に示すように、蒸気タービンを駆動する蒸気を発生
させるボイラ１と、該ボイラ１からの排ガス１００中の
煤塵を除去する除塵機２と、除塵された排ガスを脱硫塔
４内に供給する押込みファン３と、脱硫塔内又は塔に供
給する前に排ガス１００を冷却すると共に増湿を行う増
湿冷却装置１６と、触媒層６を内部に配設し、塔下部側
壁の導入口５から排ガス１００を供給すると共に、触媒
層６の上方から散水ノズルで水を供給して、排ガス中の
ＳＯｘを希硫酸（Ｈ2 ＳＯ4 ）まで脱硫反応させる脱硫
塔４と、塔頂部の排出口１２から脱硫された浄化排ガス
を外部へ排出する煙突１３と、脱硫塔４から排出ポンプ
１０を介して希硫酸（Ｈ2ＳＯ4 ）２０を貯蔵すると共
に該希硫酸２０に石灰スラリー５１を供給してＣａＳＯ
4 （石膏）を析出させる石膏析出槽５２と、得られた石
膏５５を沈降させる沈降槽（シックナー）５３と、石膏
スラリー５４から水分を排水（濾液）５７を除去して石
膏５５を得る脱水器５６と、上記沈降槽５３の上澄水５
８中の有害物質を除去する上澄水処理槽７１とを備えて
なる。
よる石膏製造方法を実施するシステムの概略図である。
図４に示すように、蒸気タービンを駆動する蒸気を発生
させるボイラ１と、該ボイラ１からの排ガス１００中の
煤塵を除去する除塵機２と、除塵された排ガスを脱硫塔
４内に供給する押込みファン３と、脱硫塔内又は塔に供
給する前に排ガス１００を冷却すると共に増湿を行う増
湿冷却装置１６と、触媒層６を内部に配設し、塔下部側
壁の導入口５から排ガス１００を供給すると共に、触媒
層６の上方から散水ノズルで水を供給して、排ガス中の
ＳＯｘを希硫酸（Ｈ2 ＳＯ4 ）まで脱硫反応させる脱硫
塔４と、塔頂部の排出口１２から脱硫された浄化排ガス
を外部へ排出する煙突１３と、脱硫塔４から排出ポンプ
１０を介して希硫酸（Ｈ2ＳＯ4 ）２０を貯蔵すると共
に該希硫酸２０に石灰スラリー５１を供給してＣａＳＯ
4 （石膏）を析出させる石膏析出槽５２と、得られた石
膏５５を沈降させる沈降槽（シックナー）５３と、石膏
スラリー５４から水分を排水（濾液）５７を除去して石
膏５５を得る脱水器５６と、上記沈降槽５３の上澄水５
８中の有害物質を除去する上澄水処理槽７１とを備えて
なる。
【００３３】上記上澄水処理槽７１としては、例えばイ
オン吸着材又は金属吸着材を内部に充填又は配設してな
るものを挙げることができる。また、有害物質を化合物
として固定分離する処理槽としてもよい。さらに、膜分
離により有害物質を除去するようにしてもよい。
オン吸着材又は金属吸着材を内部に充填又は配設してな
るものを挙げることができる。また、有害物質を化合物
として固定分離する処理槽としてもよい。さらに、膜分
離により有害物質を除去するようにしてもよい。
【００３４】この処理槽７１で上澄水５８中の有害物質
を除去することで、有害物質フリーの上澄水７２を得る
ことができ、その後排水処理で外部に放出することがで
きる。
を除去することで、有害物質フリーの上澄水７２を得る
ことができ、その後排水処理で外部に放出することがで
きる。
【００３５】［第３の実施の形態］図５は、排煙脱硫に
よる石膏製造方法を実施するシステムの概略図である。
図５に示すように、蒸気タービンを駆動する蒸気を発生
させるボイラ１と、該ボイラ１からの排ガス１００中の
煤塵を除去する除塵機２と、除塵された排ガスを脱硫塔
４内に供給する押込みファン３と、脱硫塔内又は塔に供
給する前に排ガス１００を冷却すると共に増湿を行う増
湿冷却装置１６と、触媒層６を内部に配設し、塔下部側
壁の導入口５から排ガス１００を供給すると共に、触媒
層６の上方から散水ノズルで水を供給して、排ガス中の
ＳＯｘを希硫酸（Ｈ2 ＳＯ4 ）まで脱硫反応させる脱硫
塔４と、塔頂部の排出口１２から脱硫された浄化排ガス
を外部へ排出する煙突１３と、脱硫塔４から排出ポンプ
１０を介して希硫酸（Ｈ2ＳＯ4 ）２０を貯蔵する共に
該希硫酸中の有害物質を除去する希硫酸処理槽６１と、
有害物質を分離した処理希硫酸５２に石灰スラリー５１
を供給してＣａＳＯ 4 （石膏）を析出させる石膏析出槽
５２と、得られた石膏５５を沈降させる沈降槽（シック
ナー）５３と、石膏スラリー５４から水分を排水（濾
液）５７を除去して石膏５５を得る脱水器５６と、上記
沈降槽５３の上澄水５８中の有害物質を除去する上澄水
処理槽７１とを備えてなる。
よる石膏製造方法を実施するシステムの概略図である。
図５に示すように、蒸気タービンを駆動する蒸気を発生
させるボイラ１と、該ボイラ１からの排ガス１００中の
煤塵を除去する除塵機２と、除塵された排ガスを脱硫塔
４内に供給する押込みファン３と、脱硫塔内又は塔に供
給する前に排ガス１００を冷却すると共に増湿を行う増
湿冷却装置１６と、触媒層６を内部に配設し、塔下部側
壁の導入口５から排ガス１００を供給すると共に、触媒
層６の上方から散水ノズルで水を供給して、排ガス中の
ＳＯｘを希硫酸（Ｈ2 ＳＯ4 ）まで脱硫反応させる脱硫
塔４と、塔頂部の排出口１２から脱硫された浄化排ガス
を外部へ排出する煙突１３と、脱硫塔４から排出ポンプ
１０を介して希硫酸（Ｈ2ＳＯ4 ）２０を貯蔵する共に
該希硫酸中の有害物質を除去する希硫酸処理槽６１と、
有害物質を分離した処理希硫酸５２に石灰スラリー５１
を供給してＣａＳＯ 4 （石膏）を析出させる石膏析出槽
５２と、得られた石膏５５を沈降させる沈降槽（シック
ナー）５３と、石膏スラリー５４から水分を排水（濾
液）５７を除去して石膏５５を得る脱水器５６と、上記
沈降槽５３の上澄水５８中の有害物質を除去する上澄水
処理槽７１とを備えてなる。
【００３６】上記希硫酸処理槽６１及び上澄水処理槽７
１を備えることにより、希硫酸２０中の有害物質と上澄
水５８中の有害物質を共に除去することができる。
１を備えることにより、希硫酸２０中の有害物質と上澄
水５８中の有害物質を共に除去することができる。
【００３７】
【発明の効果】以上の説明したように、本発明の排煙処
理液浄化システムによれば、脱硫装置での排煙処理によ
り得られた希硫酸中の有害物質を分離除去するので、有
害物質石膏及び上澄水を得ることができる。
理液浄化システムによれば、脱硫装置での排煙処理によ
り得られた希硫酸中の有害物質を分離除去するので、有
害物質石膏及び上澄水を得ることができる。
【図１】第１の実施の形態にかかる排煙処理装置を備え
た排ガス処理システム（石膏製造）の概略図である。
た排ガス処理システム（石膏製造）の概略図である。
【図２】本実施の形態にかかる排煙脱硫装置の構成図で
ある。
ある。
【図３】活性炭素繊維層の斜視図である。
【図４】第２の実施の形態にかかる排煙処理装置を備え
た排ガス処理システム（石膏製造）の概略図である。
た排ガス処理システム（石膏製造）の概略図である。
【図５】第３の実施の形態にかかる排煙処理装置を備え
た排ガス処理システム（石膏製造）の概略図である。
た排ガス処理システム（石膏製造）の概略図である。
【図６】活性炭素繊維の脱硫のメカニズムを示す図であ
る。
る。
１ ボイラ
１００ 排ガス
２ 除塵機
３ 押込みファン
４ 脱硫塔
５ 導入口
６ 触媒層
７ 散水ノズル
１０ 排出ポンプ
１１ 硫酸タンク
１２ 排出口
１３ 煙突
１６ 増湿冷却装置
１９ ミストエリミネータ
５１ 石灰スラリー
５２ 石膏析出槽
５３ 沈降槽（シックナー）
５４ 石膏スラリー
５５ 石膏
５６ 脱水器
５７ 排水（濾液）
６１ 希硫酸処理槽
６２ 処理希硫酸
７１ 上澄水処理槽
７２ 上澄水
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ｂ０１Ｄ 53/77 Ｂ０１Ｄ 53/34 ＺＡＢ
53/86 １２５Ｒ
Ｃ０１Ｂ 17/775 １３６Ａ
17/90 １２０Ａ
１３４Ｂ
Ｃ０１Ｆ 11/46 １０２ １３４Ｄ
53/36 Ｄ
(72)発明者 小林 敬古
東京都千代田区丸の内二丁目５番１号 三
菱重工業株式会社内
Ｆターム(参考） 4D002 AA02 AA18 AA28 AA29 BA02
BA05 BA13 BA14 BA16 CA01
CA07 CA13 DA05 DA16 DA35
DA44 EA02 EA07 EA13 FA03
4D048 AA02 AB01 AC10 BA05X
BB08 CC61 CD03
4G076 AA14 AB26 AC10 BA15 BC02
BD01 BD04 BE20
Claims (9)
- 【請求項１】 硫黄酸化物を含有する排ガスを触媒層に
接触させ、排煙処理して希硫酸を製造する排煙脱硫装置
と、 該排煙脱硫装置からの希硫酸と石灰スラリーとを反応さ
せ、石膏スラリーを得る石膏反応槽と、 該石膏反応槽により得られた石膏スラリーから水分を分
離して石膏を得る脱水器と、 上記希硫酸中の有害物質を除去する希硫酸処理槽とを設
けてなり、 上記排煙処理により得られた希硫酸を浄化することを特
徴とする排煙処理液浄化システム。 - 【請求項２】 請求項１において、 上記希硫酸処理槽が上澄水中の有害物質をイオン吸着す
るイオン吸着手段であることを特徴とする排煙処理液浄
化システム。 - 【請求項３】 請求項１において、 上記希硫酸処理槽が希硫酸中の有害物質を金属吸着する
金属吸着手段であることを特徴とする排煙処理液浄化シ
ステム。 - 【請求項４】 請求項１において、 上記希硫酸処理槽が希硫酸中の有害物質を膜分離する膜
分離手段であることを特徴とする排煙処理液浄化システ
ム。 - 【請求項５】 硫黄酸化物を含有する排ガスを触媒層に
接触させて希硫酸を製造する排煙脱硫装置と、 該排煙脱硫装置からの希硫酸と石灰スラリーとを反応さ
せ、石膏スラリーを得る石膏反応槽と、 該石膏反応槽により得られた石膏スラリーから水分を分
離して石膏を得る脱水器とを備えた排煙処理液浄化シス
テムであって、 上記石膏反応槽からの上澄水中の有害物質を除去する上
澄水処理槽を設けたことを特徴とする排煙処理液浄化シ
ステム。 - 【請求項６】 請求項５において、 上記上澄水処理槽が上澄水中の有害物質をイオン吸着す
るイオン吸着手段であることを特徴とする排煙処理液浄
化システム。 - 【請求項７】 請求項５において、 上記上澄水処理槽が上澄水中の有害物質を金属吸着する
金属吸着手段であることを特徴とする排煙処理液浄化シ
ステム。 - 【請求項８】 請求項５において、 上記上澄水処理槽が上澄水中の有害物質を膜分離する膜
分離手段であることを特徴とする排煙処理液浄化システ
ム。 - 【請求項９】 請求項１又は５において、 上記有害物質が水銀、セレン、砒素、ホウ素、弗素、塩
素の少なくとも一種であることを特徴とする排煙処理液
浄化システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002041149A JP2003236334A (ja) | 2002-02-19 | 2002-02-19 | 排煙処理液浄化システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002041149A JP2003236334A (ja) | 2002-02-19 | 2002-02-19 | 排煙処理液浄化システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003236334A true JP2003236334A (ja) | 2003-08-26 |
Family
ID=27781651
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002041149A Pending JP2003236334A (ja) | 2002-02-19 | 2002-02-19 | 排煙処理液浄化システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003236334A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007007581A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 排ガス処理装置及び方法 |
| WO2011104841A1 (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-01 | 三菱重工業株式会社 | 排ガス処理システム及び排ガス処理方法 |
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| US8088348B2 (en) | 2008-01-21 | 2012-01-03 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Air pollution control system and method for coal combustion boiler |
| CN102449400A (zh) * | 2009-11-09 | 2012-05-09 | 三菱重工业株式会社 | 锅炉 |
| EP2840069A1 (de) * | 2013-08-23 | 2015-02-25 | STEAG Energy Services GmbH | Verfahren zum Reduzieren des Abwasservolumens einer Rauchgasentschwefelungsanlage |
| US10183879B2 (en) | 2013-06-14 | 2019-01-22 | Steag Energy Services Gmbh | Method for removing mercury and selenium from sulfate-containing waste water |
| CN109569206A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-04-05 | 山东首丰环保设备有限公司 | 脱硫脱硝一体化系统 |
| CN109650347A (zh) * | 2019-03-01 | 2019-04-19 | 肇庆学院 | 一种硫酸的智能净化回收装置 |
-
2002
- 2002-02-19 JP JP2002041149A patent/JP2003236334A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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