JP2003144851A - 排煙脱硫装置 - Google Patents

排煙脱硫装置

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JP2003144851A
JP2003144851A JP2001349810A JP2001349810A JP2003144851A JP 2003144851 A JP2003144851 A JP 2003144851A JP 2001349810 A JP2001349810 A JP 2001349810A JP 2001349810 A JP2001349810 A JP 2001349810A JP 2003144851 A JP2003144851 A JP 2003144851A
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exhaust gas
flue gas
tank
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JP2001349810A
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Takafuru Kobayashi
敬古 小林
Takashi Kurisaki
隆 栗崎
Akinori Yasutake
昭典 安武
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/20Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters

Abstract

(57)【要約】 【課題】 石炭や重油等の燃料を燃焼させるボイラ、ガ
スタービン、エンジンや焼却炉等から排出される排ガス
中の硫黄酸化物(SOx)を除去するための排煙脱硫装
置を提供する。 【解決手段】 排ガス100を冷却すると共に増湿を行
う増湿冷却装置16と、触媒槽6を内部に配設し、触媒
槽6の上方から散水ノズルで水を供給して、排ガス中の
SOxを希硫酸まで脱硫反応させる脱硫塔4と、脱硫塔
4から排出された希硫酸に石灰スラリー51を供給して
石膏を析出させる石膏反応槽52と、石膏を沈降させる
沈降槽53と、石膏スラリー54から水分を除去して石
膏55を得る脱水器56と、上記沈降槽53からの上澄
水60を静置して沈降物61を沈降させる静置槽62
と、該静置槽62で得られる再上澄み液63を増湿冷却
水64として上記槽室冷却装置16へ送給する送液ポン
プ65とを備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石炭や重油等の燃
料を燃焼させるボイラ、ガスタービン、エンジンや焼却
炉等から排出される排ガス中の硫黄酸化物(SOx)を
除去するための排煙脱硫装置に関する。
【0002】
【背景技術】従来、排ガス中の硫黄酸化物の除去方法と
して、石灰石または消石灰スラリーを吸収剤として用い
て、排ガス中の硫黄分を石膏として回収する石灰−石膏
法が採用されている。他の方法としては、乾式法の活性
炭による吸着法が知られている。
【0003】上記従来の石灰−石膏法では、石灰石また
は消石灰スラリーを排ガス中にスプレーすることによ
り、排ガスの増湿冷却及びSOx の吸収を同時に行って
いる。このため、多量のスラリーを循環する必要があ
り、スラリーを循環するための動力及び多量の水が必要
となる。また、生成した石膏は、スラリー状態であるた
め、水を分離し、石膏として回収するための装置が必要
になる。このように、石灰−石膏法では、脱硫設備の大
型化や複雑化が避けられない。
【0004】一方、乾式法の場合、活性炭に吸着した硫
黄分を加熱によって脱離させるため、大量の熱を必要と
する。しかも、この方法の場合、生成した希硫酸の廃棄
や、吸着材の損耗等が問題になる。したがって、硫黄酸
化物の吸収剤や大型の脱硫設備を必要とせず、しかも脱
硫の際に硫酸を得ることのできる脱硫装置の出現が望ま
れている。
【0005】このため、排ガス中のSOxを除去する装
置として活性炭素繊維等の多孔質炭素材料に排ガス中の
SOxを吸着させ、多孔質炭素材料の触媒作用を利用し
て排ガス中に含まれる酸素により硫黄成分を酸化させ、
これを水分に吸収させて硫酸として多孔質炭素材料から
除去することが提案されている(特開平11−3473
50号公報参照)。
【0006】この活性炭素繊維を用いた従来の排煙脱硫
装置では、排ガス中のSOxを吸着するための活性炭素
繊維槽を吸着塔内に配設し、排ガスを下方から供給して
活性炭素繊維の表面でSO2 をSO3 に酸化し、生成し
たSO3 が供給された水と反応して、硫酸(H2
4 )を生成するようにしている。
【0007】ここで、石炭や重油等の燃料を燃焼させる
ボイラからの排ガスのガス量は膨大であり、この膨大な
排ガスを多量に処理する場合には、脱硫効率の向上を図
ることが必要となる。このため、単に吸着塔の大型化が
必須となるが、活性炭素繊維の脱硫反応が効率よくしか
も脱硫システムの装置構成がコンパクトなものが望まれ
ている。
【0008】また、触媒作用を効率よく行うには、反応
の最適化を図ると共に、排ガス中のSO2 を酸化したS
3 を水を用いて効率よく硫酸として除去する必要があ
ると共に、該水を供給するための附帯設備の大型化を避
けるためには、必要最小限の水量で水分を均一に添加さ
せることが必要となる。該供給水は工業用水等を利用す
る場合にはシステム全体での費用が嵩むので、効率的な
システム構成が必要となる。このため、システムの排液
等を利用することが考えられるが、触媒活性の低下が問
題となる。
【0009】本発明は、上記問題に鑑み、脱硫システム
全体として高効率であると共に、脱硫性能が長期間に亙
って維持できる排煙脱硫装置を提供することを課題とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
第1の発明は、硫黄酸化物を含有する排ガスが流通する
装置塔内に設けられ、活性炭素繊維層で形成される触媒
槽と、上記装置塔内に設けられ、上記触媒槽に硫酸生成
用の水を供給する水供給手段とからなる排煙脱硫装置の
発明において、上記装置塔内に供給する排ガスを増湿す
ると共に冷却する増湿冷却装置を設けてなり、該増湿冷
却装置に供給する増湿冷却水が石膏スラリーの上澄水で
あることを特徴とする排煙脱硫装置にある。
【0011】第2の発明は、第1の発明において、上記
上澄水が石膏沈降槽の上澄水であることを特徴とする排
煙脱硫装置にある。
【0012】第3の発明は、第2の発明において、上記
石膏沈降槽の上澄水を分離する手段が静置槽又は液体サ
イクロン又はフィルタのいずれか又はこれらの組み合わ
せであることを特徴とする排煙脱硫装置にある。
【0013】第4の発明は、第2又は3の発明におい
て、上記石膏沈降槽の上澄水を冷却する冷却槽を設けた
ことを特徴とする排煙脱硫装置にある。
【0014】第5の発明は、第2又は3の発明におい
て、上記石膏沈降槽の上澄水中の塩分を塩析する塩析槽
を設けたことを特徴とする排煙脱硫装置にある。
【0015】第6の発明は、第1乃至5のいずれか一の
発明において、上記増湿冷却の冷却温度が40〜60℃
であることを特徴とする排煙脱硫装置にある。
【0016】第7の発明は、第1乃至6のいずれか一の
発明において、上記増湿冷却された排ガス中のミスト粒
径が50〜150μmであることを特徴とする排煙脱硫
装置にある。
【0017】第8の発明は、第1乃至7のいずれか一の
発明において、硫黄酸化物を含有する排ガスの導入口を
上記装置塔の下部に有し、該排ガスの排出口を上部に有
すると共に、該塔内に設けられた触媒槽の上方に硫酸生
成用の水の供給器と、上記装置塔内に供給する排ガスを
増湿すると共に冷却する増湿冷却装置を設けたことを特
徴とする排煙脱硫装置にある。
【0018】第9の発明は、第8の発明において、上記
増湿冷却装置が装置塔の前段側に設けたことを特徴とす
る排煙脱硫装置にある。
【0019】第10の発明は、第8の発明において、上
記増湿冷却装置が装置塔内の触媒槽の前段側に設けたこ
とを特徴とする排煙脱硫装置にある。
【0020】第11の発明は、第1乃至10のいずれか
一の排煙脱硫装置と、排煙脱硫装置から排出される希硫
酸に石灰スラリーを供給して石膏を析出させる石膏反応
槽と、石膏を沈降させる静置槽と、石膏スラリーから水
分を除去して石膏を得る脱水器とを備えたことを特徴と
する排煙脱硫システムにある。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明による排煙脱硫装置の実施
の形態を以下に説明するが、本発明はこれらの実施の形
態に限定されるものではない。
【0022】先ず、図1に基づいて排煙脱硫装置を備え
た排ガス処理システムを説明する。図1のシステムで
は、脱硫装置により排ガス中の硫黄酸化物を脱硫して希
硫酸を得たのち、該希硫酸に石灰スラリーを供給して石
膏スラリーを得た後、脱水して石膏として利用するもの
である。
【0023】図1に示すように、本実施の形態にかかる
排ガス処理システムは、蒸気タービンを駆動する蒸気を
発生させるボイラ1と、該ボイラ1からの排ガス100
中の煤塵を除去する除塵機2と、除塵された排ガスを脱
硫塔4内に供給する押込みファン3と、脱硫塔内又は塔
に供給する前に排ガス100を冷却すると共に増湿を行
う増湿冷却装置16と、触媒槽6を内部に配設し、塔下
部側壁の導入口5から排ガス100を供給すると共に、
触媒槽6の上方から散水ノズルで水を供給して、排ガス
中のSOxを希硫酸まで脱硫反応させる脱硫塔4と、塔
頂部の排出口12から脱硫された浄化排ガスを外部へ排
出する煙突13と、脱硫塔4から排出ポンプ10を介し
て希硫酸を貯蔵すると共に石灰スラリー51を供給して
石膏を析出させる石膏反応槽52と、石膏を沈降させる
沈降槽(シックナー)53と、石膏スラリー54から水
分を排水(濾液)57として除去して石膏55を得る脱
水器56と、上記沈降槽53からの上澄水60を静置し
て沈降物61を沈降させる静置槽62と、該静置槽62
で得られる再上澄み液63を増湿冷却水64として上記
槽室冷却装置16へ送給する送液ポンプ65とを備えて
なる。上記石膏反応槽52中の石膏スラリー量は7〜8
重量%であり、沈降槽53の石膏スラリー量は20重量
%程度としている。なお、脱硫塔4から排出される浄化
された排ガスを排出するラインには必要に応じてミスト
エリミネータ19を介装し、排ガス中の水分を分離する
ようにしてもよい。
【0024】上記システムによれば、脱硫装置である脱
硫塔4からの希硫酸に石灰スラリー51を添加して得ら
れる石膏反応槽52の上澄水60を利用することで、該
増湿冷却の供給水として工業用水等を利用する必要がな
く、排水量を低減し、効率的なシステム構成とすること
ができる。
【0025】また、静置槽62を設けることにより、上
澄水60中に残存する石膏スラリーや塩分(Ca、N
a、K等)を沈降物61として除去し、触媒に石膏又は
塩分等が付着するという問題が解消される。この結果、
圧力損失による脱硫効率の低下がないと共に、脱硫促進
のための触媒活性が低下することなく、効率的な脱硫が
できることになる。
【0026】本実施の形態では、沈降物61の除去に静
置槽を用いているが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、例えば石膏沈降槽の上澄水60から残存物であ
る石膏粒子を分離する手段としては、例えば液体サイク
ロン又はフィルタを挙げることができる。また、上記分
離手段は単独でも又はこれらの組み合わせで用いてもよ
い。
【0027】さらに、上記石膏沈降槽の上澄水60を冷
却する冷却槽を設けるようにしてもよい。この冷却槽を
設けることにより、溶解している塩分も析出させること
ができ、さらに、上澄水中の不純物含有量が低下するこ
とになる。
【0028】また、上澄水60中の塩分を塩析する塩析
槽を設けるようにしてもよい。この塩析槽では、化学的
手法により上澄水中の塩分を積極的に除去するものであ
るので、上述した物理的な不純物の分離とは相違する。
また、上記塩析槽も上述した物理的な分離手段と離手段
は単独でも又はこれらの組み合わせで用いてもよい。
【0029】また、上記脱水器56からの排水57も静
置槽62に送り、再上澄水63を得た後、増湿冷却装置
16の供給水としてもよい。
【0030】ここで、上記ボイラ1では、例えば、火力
発電設備の図示しない蒸気タービンを駆動するための蒸
気を発生させるために、石炭や重油等の燃料fが炉で燃
焼されるようになっている。ボイラ1の排ガスには硫黄
酸化物(SOx )が含有され、排ガスは図示しない脱硝
装置で脱硝されてガスガスヒータで冷却された後に集塵
機2で除塵される。
【0031】本実施の形態では、上記除塵された排ガス
100は押込みファン3により下部側壁の導入口5から
脱硫塔4内に導入される。脱硫塔4の内部には活性炭素
繊維層で形成される触媒槽6が備えられ、該触媒槽6に
は硫酸生成用の水が水供給手段17から供給される。水
が上部から供給された触媒槽6の内部に排ガスを下部か
ら通過させることにより、排ガス100からSOxを反
応除去する。触媒槽6を通過した排ガスは排出口12か
ら排出され、煙突13を通して大気に放出される。
【0032】上記触媒槽6は複数の活性炭素繊維層から
なる触媒を備え、各々の活性炭素繊維層の表面では、例
えば、以下の反応により脱硫反応が生じる。即ち、 (1) 触媒の活性炭素繊維層への排ガス中の二酸化硫黄S
2 の吸着。 (2) 吸着した二酸化硫黄SO2 と排ガス中の酸素O
2 (別途供給することも可である)との反応による三酸
化硫黄SO3 への酸化。 (3) 酸化した三酸化硫黄SO3 の水H2 Oへの溶解によ
る硫酸H2 SO4 の生成。 (4) 生成された硫酸H2 SO4 の活性炭素繊維層からの
離脱。 この時の反応式は以下の通りである。 SO2 +1/2O2 +H2 O→H2 SO4
【0033】上記反応除去された硫酸H2 SO4 は希硫
酸となって排出ポンプ10を介して石膏反応槽52に排
出される。このようにして、触媒槽6の活性炭素繊維層
の中で排ガス100中の二酸化硫黄SO2 を吸着して酸
化し、水H2 Oと反応させて硫酸H2 SO4 を生成して
離脱除去することにより、排ガス流の脱硫が行われる。
【0034】ここで、本発明で用いる活性炭素繊維の一
例及びその製造例の一例を下記に示す。本発明で用いら
れる活性炭素繊維としては、例えばピッチ系活性炭素繊
維、ポリアクリロニトリル系活性炭素繊維、フェノール
系活性炭素繊維、セルロース系活性炭素繊維を挙げるこ
とができるが、本発明はこれらに限定されるものではな
く、上記触媒作用を奏する活性炭素繊維であれば何等限
定されるものではない。
【0035】具体的の製造例を下記に示す。フェノール
系活性炭素繊維(「クラクティブ-20」,クラレケミカ
ル(株)製)を用い,これを窒素雰囲気中で900〜1200
℃の温度範囲で1時間焼成する。ポリアクリロニトリル
系活性炭素繊維(「FX-600」,東邦レーヨン(株)製)を
用い,これを窒素雰囲気中で900〜1200℃の温度範囲で
1時間焼成する。
【0036】[排煙脱硫装置の構成]図2は、排煙脱硫
装置の模式概略図であり、図3は活性炭素繊維層の斜視
図である。図2に示すように、排煙脱硫装置は、硫黄酸
化物を含有する排ガス100の導入口5を上記装置塔の
側壁に有し、該排ガス100の排出口12を上部に有す
ると共に、該脱硫塔4内に設けられた活性炭素繊維層か
らなる触媒槽6の上方に硫酸生成用の水の供給器である
散水ノズル7を備えてなると共に、塔の下方側には供給
された排ガス100を整流化する分散穴41を有する整
流板42が配設されている。
【0037】図2に示すように、触媒槽6の一単位を形
成する活性炭素繊維層20は、平板状の平板活性炭素繊
維シート21と波板状の波板活性炭素繊維シート22と
が交互に積層され、間に形成される直線状の空間が通路
15となって通路15が上下に延びた状態になってい
る。 平板活性炭素繊維シート21及び波板活性炭素繊
維シート22は板状とし、波板活性炭素繊維シート22
は、例えばコルゲータにより波型にされる。また、ハニ
カム形状等、排ガスが活性炭素繊維シートに対して平行
に通過する形状に成形するようにしてもよい。
【0038】そして、散水ノズル7から水が噴霧されて
供給されると共に排ガス100が下から送られ、活性炭
素繊維層20を流通した水は粒径が数mm程度となって下
部に落下する。排ガス100は、平板活性炭素繊維シー
ト21及び波板活性炭素繊維シート22を交互に積層し
て形成される通路15を流通するようになっているの
で、圧力損失の増大が抑制されている。
【0039】上記脱硫塔内に触媒槽を配設するには、先
ず枠体(図示せず)内に積層した活性炭素繊維層20を
充填させて触媒槽(例えば、高さが0.5m乃至4m)
とし、この触媒槽を脱硫塔4内に例えばクレーン等の吊
上げ手段等により設置するようにしている。
【0040】ここで、本発明で排ガス脱硫装置の脱硫塔
4内での上記排ガスが触媒槽と接触する際の水分量(水
分/増湿排ガス)は飽和水蒸気量+0.5〜10、好ま
しくは飽和水蒸気量+1.0〜1.5容量%とするのが
好ましい。上記飽和水蒸気量としては、例えば50℃で
12.2容量%(50℃)としている。なお、40℃の
飽和水蒸気量は7.3容量%である、60℃の飽和水蒸
気量は19.7容量%である。これは、飽和量以下では
上述したような脱硫作用における硫酸の脱離が良好に行
われないからである。
【0041】また、増湿冷却の冷却温度は排ガスの温度
と水分量との関係により適宜決定すればよいが、例えば
40〜60℃とするのが好ましい。これは、60℃を超
えた場合では、水分の蒸発量が増大し、水供給量が大き
くなり処理費用が嵩むからである。一方、40℃未満は
一般の排ガスに対する増湿冷却ではこれ以下に温度を低
くすることが実質的にできないからである。
【0042】すなわち、増湿冷却装置10の増湿冷却に
より水分が飽和状態となった状態で排ガス100が脱硫
塔4内に供給され、触媒槽6と接触する際には、排ガス
水分量が飽和水蒸気量+0.5〜10(好ましくは飽和
水蒸気量+1.0〜1.5容量%)とすることで、触媒
表面でのSO2 の酸化により生成されたSO3 の脱離が
速やかに進行し、活性炭素繊維の表面に硫酸が残存する
ことがないので、活性点が有効に使われて脱硫効率が向
上することになる。ここで、図2では排ガス100を塔
の下方側から供給しているが、この場合には水分である
ミストが塔の下部に留まる場合があるので、排ガス水分
量が飽和水蒸気量+0.5〜10(好ましくは飽和水蒸
気量+1.0〜1.5容量%)となるように、散水ノズ
ル7からの水分量を多少多くする必要がある。
【0043】一方、図2の装置構成とは異なり、排ガス
100を塔の上方から下降させる場合には、ミストも触
媒槽6に供給されることになるので、図2に示す場合よ
り散水量を少なくすることができる場合もある。いずれ
の場合でも、排ガスが飽和蒸気以上となっていることが
肝要であり、特に、飽和蒸気量+1.0〜1.5容量%
とすることで、きわめて効率のよい水分補給を触媒であ
る活性炭素繊維の表面に付与することができる。すなわ
ち、上記飽和水蒸気量だけでは、SO2 が酸化されたS
3 が水分により硫酸として脱離することが不十分であ
り、また飽和蒸気量+1.5容量%を超えると、水分量
が過剰となって、希硫酸がさらに薄まることになると共
に、水分使用量が増大し、好ましくなくなる。さらに、
水分量が多いと、活性炭素繊維の表面の活性点を覆う結
果、触媒としての作用が機能しえなくなり、結果とし
て、脱硫効率が低下することになる。
【0044】飽和蒸気と蒸気ミストとの関係は定かでは
ないが、活性炭素繊維表面においてSO2 が酸化された
SO3 が水分により硫酸として排出される際、水分が不
足であると硫酸としての排出ができず、次のSO2 の酸
化が不十分となる。一方水分が過剰であると硫酸が薄ま
ることになる。さらに、水分が過剰となって、例えば活
性炭素繊維の表面に水膜や水壁を形成すると活性炭素繊
維の活性点を覆うようになると、SO2 の酸化の触媒作
用ができず、脱硫できなくなり、脱硫効率が低下するこ
とになる。よって、本発明のように排ガスが触媒槽と接
触する際の水分量(水分/増湿排ガス)が飽和水蒸気量
+1.0〜1.5容量%とすることで、断続的に水滴が
玉状となって転がり落ちることで、活性炭素繊維表面に
水分が過不足なく供給されると共に硫酸の脱離が効率よ
く行われ、その結果、排ガスの脱硫が効果的に行われる
ことになる。
【0045】上記水供給手段である散水ノズル7から供
給する冷却水の粒径は300〜1000μmとするのが
好ましい。これは、上記範囲を超える場合には、活性炭
素繊維表面での効果的な水分の供給ができず、硫酸の脱
離作用が良好に進行せず、好ましくないからである。特
に、排ガスを下方側から供給する場合には、散水ノズル
からのミスト状の水が舞い上がり、良好な水分供給がで
きなくなるからである。一方、水分粒径があまりにも大
きくなると、水壁状態となり、硫酸の脱離が可能なもの
の、活性点が表面化せずに、脱硫反応が進行しなくな
り、好ましくないからである。
【0046】このための、上記水供給手段から供給する
添加水の供給量は、排ガス100の装置塔内への流通速
度を0.5〜5m/sとした場合、好ましくは5〜50
ml/m3 排ガスとするのがよい。
【0047】また、増湿冷却装置16で増湿冷却された
排ガス中のミスト粒径は50〜150μmとするのが好
ましい。これは、50μm未満の場合には、脱硫塔への
導入前に排ガス中の水分蒸発がすぐに進行し好ましくな
く、一方150μmを超える場合には、水分が配管内に
付着することになり、好ましくないからである。
【0048】ここで、上記ミストを補給するミストキャ
ッチャー(図示せず)を設けるようにしてもよい。この
キャッチャーを設けることにより、脱硫塔への水分の持
ち込みを抑制でき、触媒槽で脱硫により生成される硫酸
が薄まることがない。
【0049】上記増湿冷却された排ガス100の装置塔
内への流通速度は0.5〜5m/s、好ましくは1〜3
m/sとするのがよい。これは5m/sを超えるような
流速が早いと圧力損失が増大し、一方0.5m/s未満
であると、設置面積が大きくなり、共に好ましくないか
らである。
【0050】本実施の形態では、図1に示すように、上
記増湿冷却装置16に供給する増湿冷却水を石膏スラリ
ーを生成した際の沈降槽53で得られた上澄水60を利
用することで、水の効率的な運用を図っている。このた
め、上記沈降槽53により石膏スラリー54を沈降させ
た上澄水60を再度沈降させる静置槽62を用い、沈降
物である石膏スラリー54を分離した後、再上澄水63
を増湿冷却水64として利用している。
【0051】これにより、石膏スラリー54から石膏を
分離した上澄水中に残存する残存物を沈降させた後に、
送液ポンプ65により増湿冷却水として増湿冷却装置1
6で利用するので、触媒槽6を構成する活性炭素繊維に
石膏等が付着するのが防止され、この結果、脱硫効率の
低下がなく、長期間に亙って安定して脱硫性能を保持す
ることができるものとなる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
硫黄酸化物を含有する排ガスが流通する装置塔内に設け
られ、活性炭素繊維層で形成される触媒槽と、上記装置
塔内に設けられ、上記触媒槽に硫酸生成用の水を供給す
る水供給手段とからなる排煙脱硫装置の発明において、
上記装置塔内に供給する排ガスを増湿すると共に冷却す
る増湿冷却装置を設けてなるので、増湿冷却に使用する
水の外部からの使用量を軽減することができる。
【0053】また、該増湿冷却装置に供給する増湿冷却
水が石膏スラリーの上澄水を静置等をした後の再上澄水
を用いるので触媒槽を構成する活性炭素繊維に石膏等が
付着するのが防止され、この結果、脱硫効率の低下がな
く、長期間に亙って安定して脱硫性能を保持することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態にかかる排煙処理装置を備えた排
ガス処理システム(石膏製造)の概略図である。
【図2】本実施の形態にかかる排煙処理装置の概略図で
ある。
【図3】本実施の形態にかかる活性炭素繊維層の斜視図
である。
【符号の説明】
1 ボイラ 100 排ガス 2 除塵機 3 押込みファン 4 脱硫塔 5 導入口 6 触媒槽 7 散水ノズル 10 排出ポンプ 11 硫酸タンク 12 排出口 13 煙突 16 増湿冷却装置 19 ミストエリミネータ 51 石灰スラリー 52 石膏反応槽 53 沈降槽(シックナー) 54 石膏スラリー 57 排水(濾液) 55 石膏 56 脱水器 60 上澄水 61 沈降物 62 静置槽 63 上澄液 64 増湿冷却水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安武 昭典 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 Fターム(参考) 3K070 DA03 DA16 DA23 DA25 DA27 DA37 DA43 DA46 DA83 4D002 AA02 AC01 AC10 BA02 BA13 CA01 CA07 DA35 EA01 EA07 FA08 GA01 GB03 GB20 4D048 AA02 AC10 BA05X BB02 BB03 BB08 CC38 CC51 CC61 CD03 CD05 CD08 CD10 DA01 DA03 DA06 DA10 EA04 4G076 AA14 AB06 AB08 BA33 BA43 BC01 BE11 CA02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硫黄酸化物を含有する排ガスが流通する
    装置塔内に設けられ、活性炭素繊維層で形成される触媒
    槽と、上記装置塔内に設けられ、上記触媒槽に硫酸生成
    用の水を供給する水供給手段とからなる排煙脱硫装置に
    おいて、 上記装置塔内に供給する排ガスを増湿すると共に冷却す
    る増湿冷却装置を設けてなり、該増湿冷却装置に供給す
    る増湿冷却水が石膏スラリーの上澄水であることを特徴
    とする排煙脱硫装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記上澄水が石膏沈降槽の上澄水であることを特徴とす
    る排煙脱硫装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 上記石膏沈降槽の上澄水を分離する手段が静置槽又は液
    体サイクロン又はフィルタのいずれか又はこれらの組み
    合わせであることを特徴とする排煙脱硫装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3において、 上記石膏沈降槽の上澄水を冷却する冷却槽を設けたこと
    を特徴とする排煙脱硫装置。
  5. 【請求項5】 請求項2又は3において、 上記石膏沈降槽の上澄水中の塩分を塩析する塩析槽を設
    けたことを特徴とする排煙脱硫装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか一において、 上記増湿冷却の冷却温度が40〜60℃であることを特
    徴とする排煙脱硫装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか一において、 上記増湿冷却された排ガス中のミスト粒径が50〜15
    0μmであることを特徴とする排煙脱硫装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか一において、 硫黄酸化物を含有する排ガスの導入口を上記装置塔の下
    部に有し、該排ガスの排出口を上部に有すると共に、該
    塔内に設けられた触媒槽の上方に硫酸生成用の水の供給
    器と、 上記装置塔内に供給する排ガスを増湿すると共に冷却す
    る増湿冷却装置を設けたことを特徴とする排煙脱硫装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 上記増湿冷却装置が装置塔の前段側に設けたことを特徴
    とする排煙脱硫装置。
  10. 【請求項10】 請求項8において、 上記増湿冷却装置が装置塔内の触媒槽の前段側に設けた
    ことを特徴とする排煙脱硫装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれか一の排煙
    脱硫装置と、 排煙脱硫装置から排出される希硫酸に石灰スラリーを供
    給して石膏を析出させる石膏反応槽と、 石膏を沈降させる静置槽と、 石膏スラリーから水分を除去して石膏を得る脱水器とを
    備えたことを特徴とする排煙脱硫システム。
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