JP2003236211A - 遊技機、遊技情報監視装置、および、遊技情報監視方法 - Google Patents

遊技機、遊技情報監視装置、および、遊技情報監視方法

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JP2003236211A JP2002041495A JP2002041495A JP2003236211A JP 2003236211 A JP2003236211 A JP 2003236211A JP 2002041495 A JP2002041495 A JP 2002041495A JP 2002041495 A JP2002041495 A JP 2002041495A JP 2003236211 A JP2003236211 A JP 2003236211A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者の遊技への興味を削ぐことがなく、か
つ、不正な遊技球の払出しをいち早く検知できる遊技
機、遊技情報監視装置、および、遊技情報監視方法を提
供する。 【解決手段】 所定条件の達成に対応させた遊技情報の
生成に基づき、遊技媒体が払出される弾球遊技機など遊
技機において、遊技機から払出される遊技媒体の個数を
検知する個数検知センサと、前記生成された遊技情報に
含まれる遊技媒体の払出し個数命令情報、および、前記
個数検知手段で発生する払出し個数検知情報を遊技機外
部に出力する払出制御装置とを有する遊技機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、スマ
ートボールなどの弾球遊技機、スロットマシン等の所定
条件の達成に対応させた大当り等の遊技情報の生成に基
づき、遊技球あるいはコイン等の遊技媒体が払出される
遊技機において、例えば遊技機そのもの、遊技機の設置
島あるいはホールコンピュータにおいて、不正または故
障等の異常の発生を監視可能な遊技機、遊技情報監視装
置および遊技情報監視方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パチンコ機等の遊技機において
は、入賞口に遊技球が入賞すると各入賞口に対応した個
数の賞球を払出す。各種のパチンコ機のなかには、特別
図柄表示装置を有して、始動入賞口への遊技球の入賞で
特別図柄表示装置の図柄変動が開始し、特定の図柄が揃
う(例えば、777)と「大当り」になり大入賞口(ア
タッカー)が開いて(第一種特別電動役物)大量の賞球
を獲得できる機種(いわゆるセブン台)があり、数多く
のホール・パーラーに導入されている。上記の機種では
「大当り」になると、大入賞口が開いているラウンド
中、遊技球が大入賞口(アタッカー)に連続して入賞し
トータルで数百個〜千個近くの賞球が短時間で払出され
るので、球を球箱等の収容器に移し変えない前記賞球で
球受け皿(賞球皿)が一杯(満杯状態)になってしま
う。従来は、このように球受け皿が賞球で満杯状態にな
ると球払出しの停止と遊戯球の発射を停止する制御をし
ている機種が一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、「大当
り」時の賞球で球受け皿が満杯状態になったときに遊技
を停止する制御を行うのでは、「大当り」してせっかく
遊技への興味が高まった遊技者にとって、「大当り」の
ラウンド中であっても遊技球を発射できず大入賞口に入
賞させることができないことと、遊技を再開するために
は球の移し変え作業をせざるを得ないこととが遊技の興
味を削ぐ結果になってしまう。慣れた遊技者には、この
ような球受け皿が満杯状態になることを防止するため、
「大当り」中に賞球を手作業で球箱に移し変え作業をす
る者もいるが、結局、余分な移し変え作業で手元が気に
なるなどして遊技に集中できず煩わしいものになる問題
がある。
【0004】このような問題に対して、球受け皿が満杯
で賞球払出しを停止している際中にも遊技球の発射を可
能にするため、遊技球が入賞しても払出しできない入賞
球数をカウントして記憶しておき、大当りラウンドの終
了した後などの適当な時期に球を箱に移し変えて満杯状
態を解消し、その記憶した入賞球に相当する分の賞球を
払出すようにすることが考えられる。このようにすれば
球受け皿の満杯状態にかかわらずに遊技を続行でき遊技
者の興味をタイムラグなく繋ぎとめておくことができ
る。
【0005】一方、ホール(あるいはパーラー)にとっ
ては不正な行為により異常に球を払出されることは営業
損失を招く規制・禁止すべき行為である。このような行
為は、営業上および社会正義上防止が望まれることであ
り、不正な賞球の払出しをいち早く知ることが大事にな
る。不正防止対策として、玉払出し信号をホールコンピ
ュータに送信して、ホールコンピュータにより出球が一
回の大当りにしては有りすぎた場合に不正操作による入
賞があったと判断可能にすることが考えられる。しかし
ながら、前記のように受け皿満杯状態では払出しが無
く、払出し信号もホールコンピュータには送信されない
ため、不正を検知することができない。しかも、不正遊
技者が満杯状態で不正に多数入賞しておき、その後一気
に球を払出して遊技機から離れたり、他の仲間に球を渡
したりしたのでは不正を防ぐことができない場合が生じ
る。上述のような問題点は、遊技球あるいはコイン等の
遊技媒体を払出す他の種の遊技機例えばスマートボー
ル、あるいはスロットマシンでも同様に生じる。
【0006】本発明は、上記従来技術の問題点に着目し
てなされたもので、遊技者の遊技への興味を削ぐことが
なく、かつ、不正な遊技球の払出しをいち早く検知でき
る遊技機、遊技情報監視装置、および、遊技情報監視方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、以下の発明を提供する。本発明の遊技機は、所定条
件の達成に対応させた遊技情報の生成に基づき、遊技媒
体が払出される遊技機において、遊技機から払出される
遊技媒体の個数を検知する個数検知手段と、前記生成さ
れた遊技情報に含まれる遊技媒体の払出し個数命令情
報、および、前記個数検知手段で発生する払出し個数検
知情報を遊技機外部に出力する出力管理手段とを有する
ことを特徴とする遊技機である。本発明によれば、入賞
等したときに遊技媒体の払出し個数命令情報(遊技利益
情報あるいはクレジット情報)と払出し個数検知情報を
出力し、これら情報をホールコンピュータなどの外部情
報処理装置へ送信して払出し個数命令情報と払出し個数
検知情報を処理等しまたは表示装置へ表示して、比較判
断できるようにし不正または故障等の監視ができるよう
になる。したがって、遊技者ばかりでなく、ホールの店
員も常時それらの情報を確認できるようになり、異常の
早期発見ができる。本発明の遊技機においては、受け皿
満杯等の遊技媒体の払出し異常を検出する異常検出手段
を有し、出力管理手段は、異常検出手段で払出し異常が
検出されたときに、異常が検出される以前の払出し個数
命令情報以外の払出しを行うべき情報が少なくとも分か
る払出し個数命令情報を遊技機外部に出力するものであ
ることが好適である。このようにすれば、入賞しても遊
戯媒体が払出されないエラー状態で払出し個数命令情報
を監視して異常を早期に防止・回復できる。また、遊技
媒体の払出し個数命令情報を監視して、後に払出される
遊技媒体が入賞数に対応した個数であるかどうかを監視
できる。なお、以下の記述において、入賞しても受け皿
満杯状態などの遊技媒体(遊技球など)が払出されない
異常状態での払出し個数命令情報をクレジット情報信号
という。また、払出しのできない異常状態において、払
出し装置に送られる払出し個数命令情報では遊技媒体の
払い出しが行われず、その払い出し個数命令情報を記憶
手段内に記憶させておき、受け皿満杯状態が解消された
後に記憶された払出し個数命令情報を実行させて遊技媒
体の実際の払い出しを行うという処理をクレジット処理
という。
【0008】本発明の遊技情報監視装置は、遊技機で所
定条件の達成に対応させて生成された遊技情報のうちの
少なくとも払出し個数命令情報と、該遊技情報に基づき
遊技機から払出される遊技媒体の払出し個数検知情報と
を取入れる管理手段と、管理手段により取入れた遊技媒
体の払出し個数命令情報、および、前記払出し個数検知
情報に対して比較、演算または判断等の処理を施して遊
技状態を監視する監視手段を有したものである。本発明
の遊技情報監視装置によれば、外部情報処理装置へ送信
して払出し個数命令情報と払出し個数検知情報を処理等
しまたは表示装置へ表示して、比較判断できるようにし
不正または故障等の監視ができるようになる。なお、本
発明の遊技情報監視装置は、遊技機の内部あるいは外部
(遊技機の設置箇所あるいは設置シマ(島)、またはホ
ールコンピュータ)に設置することにより、球払出し異
常を遊技機の外部の任意箇所で検出できる。
【0009】本発明の遊技情報監視装置においては、所
定条件の達成に対応させた遊技情報が特定の有益遊技状
態となる大当り情報を含み、監視手段は、この大当り情
報がある場合に遊技媒体の払出し個数命令情報、およ
び、前記払出し個数検知情報に基づき遊技状態を監視す
ることが好適である。このようにすれば、大当り時は、
特定数の遊技媒体の払出しが受け皿満杯などで払出し個
数検知信号だけでは監視ができず払出し個数命令情報が
特に必要になるときがあり、このようなときに確実に適
切に異常を監視できる。また、大当り情報があるときに
監視をするのでそれ以外の通常時は監視の必要がなくな
り、監視のメリハリができ、また、処理の時間も軽減で
きる。
【0010】本発明の遊技情報監視装置においては、監
視手段が、払出し個数命令情報および個数検知情報を比
較、演算、または判断等の処理した結果を表示する表示
手段を有することが好適である。このように、比較、演
算、または判断等の処理結果を表示手段で表示すること
により、いちいち情報そのものを表示するよりも結果が
表示されれば、異常の内容が即時に理解することができ
る。また、本発明の遊技情報監視装置においては、監視
手段が、前記払出し個数命令情報から払出し個数検知情
報を減算する減算手段を有することが好適である。上記
の減算結果により払出し個数命令情報が払出し個数検知
情報よりもどのくらい多いかで発生した異常が単に受け
皿が満杯状態であるか、あるいはあまりにも個数命令情
報が多いときには(大当り時の払出し賞球は一般的に大
体の上限が知られている)不正な行為があったかを判断
できる。また、本発明の遊技情報監視装置においては、
監視手段は、所定期間内における前記払出し個数命令情
報と払出し個数検知情報を総和する演算手段を有するこ
とが好適である。このように所定期間の間に払出し個数
命令情報と払出し個数検知情報が総和して異常に多いと
きには、不正行為の疑いがあると判断できる。また、本
発明の遊技情報監視装置においては、監視手段は、所定
期間内における払出し個数検知情報が停滞状態になった
ときに既に出力されている払出し個数検知情報と払出さ
なければならない払出し個数命令情報を和する等の演算
をする演算手段を有することが好適である。上記の停滞
状態では遊技媒体が払出されず受け皿満杯状態と考えら
れるので、そのようなときには、払出し個数命令情報を
和することより、入賞個数が適正か否かを知ることがで
きる。
【0011】また、本発明の遊技情報監視装置において
は、監視手段は、払出し個数検知情報と未払出し個数情
報(払出し個数命令情報−払出し個数検知情報)を総和
する等の演算をする演算手段を有することが好適であ
る。払出し個数検知情報と未払出し情報を和する等演算
することにより、払出し個数命令情報に基づき異常であ
るか否かを判断できる。また、本発明の遊技情報監視装
置においては、単位時間当りの監視手段による情報を予
め設定された情報に基づき比較する比較手段を有するこ
とが好適である。上記の比較により設定情報との違いの
大小等で異常を判断できる。また、本発明の遊技情報監
視装置においては、複数種類の単位時間当りの監視手段
による情報を予め設定された情報に基づき比較する比較
手段を有することが好適である。例えば、1分毎に監視
と10分毎に監視する2以上の情報により、監視判断し
て、監視ミスや監視誤差を無くすことができる。そし
て、例えばパチンコ機において、機種によって異なる
が、例えば1分間に平均50発の球を遊戯利益として払
出す場合、1分間に50発の+10%までの賞球を許容
範囲とする(+20は要注意、+30は報知実行)と、
10分間に500発の+10%までの賞球を許容範囲と
する監視を行うようにすることができる。
【0012】本発明の遊技情報監視装置においては、予
め設定された情報に基づき、監視手段による情報を判断
する判断手段を有することが好適である。また、本発明
の遊技情報監視装置においては、予め設定された情報に
基づき異常が判断された場合、遊技機の遊技媒体の払出
しを停止する信号を出力する停止手段を有することが好
適である。異常の場合に自動的に遊技媒体の払出しを停
止すれば、店員が異常と判断した遊技機に対応するまで
払出さないので不正払出しを未然に防止できる。異常が
解消したならば払出し個数命令情報に基づく正常な払出
しをすればよい。また、本発明の遊技情報監視装置にお
いては、予め設定された情報に基づき異常が判断された
場合に異常を報知する警報手段を有することが好適であ
る。いち早く異常の発生を知らせることができる。
【0013】本発明の遊技情報監視方法は、遊技機で所
定条件の達成に対応させて生成された遊技情報のうちの
少なくとも払出し個数命令情報と、該遊技情報に基づき
遊技機から払出される遊技媒体の払出し個数検知情報と
を取入れ、前記取入れた遊技媒体の払出し個数命令情
報、および、前記払出し個数検知情報に対して比較、演
算または判断等の処理を施して遊技状態を監視すること
を特徴とするものである。本発明の遊技情報監視方法に
おいては、所定条件の達成に対応させた遊技情報が特定
の有益遊技状態となる大当り情報を含み、この大当り情
報がある場合に遊技媒体の払出し個数命令情報、およ
び、前記払出し個数検知情報に基づき遊技状態を監視す
ることが好適である。また、本発明の遊技情報監視方法
においては、払出し個数命令情報および個数検知情報を
比較、演算、または判断等の処理した結果を表示するこ
とが好適である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図に基づき本発明に係る遊
技機の実施の形態を詳細に説明する。図1〜図9は、本
発明に係る遊技機の実施の形態を示すものである。
【0015】図1は、本発明に係る遊技機が適用される
弾球遊技機1の外観を示す斜視図である。弾球遊技機1
は、外枠2と、外枠2に回動自在に設けられている本体
枠3と、本体枠3に着脱可能に固定されている遊技盤4
と、本体枠3に回動自在に設けられ遊技盤4の前面を覆
うガラス扉5と、本体枠3に回動自在に設けられガラス
扉5の下方に配置されている下扉6と、遊技盤4の下方
に配置され遊技球を一発ずつ遊技盤4に向けて発射する
発射装置(図示省略)と、ガラス扉5の上部に配置され
ている枠ランプ7と、ガラス扉5の左右上部に配置され
ているスピーカ8と、下扉6に配置され払出された貸球
および賞球を貯留する受け皿9と、下扉6に配置され発
射装置を操作する操作ハンドル10等を備えている。
【0016】図2は、図1の弾球遊技機1の遊技盤4を
示す正面図である。遊技盤4は、特別図柄表示装置4
a、始動入賞口4bおよび保留球ランプ4c、その他、
盤面ランプ4d、電動役物4e、通常入賞口4f、大入
賞口4g、風車4hおよびスルーチャッカ4i等を備え
ている。
【0017】特別図柄表示装置4aは、遊技盤4の中央
部に配置され、特別図柄(特別な遊技状態(例えば、大
当り)に移行する性質を持つような図柄)を変動表示さ
せる装置であって、例えば、LCD(Liquid C
rystal Display)が用いられる。
【0018】始動入賞口4bは、特別図柄表示装置4a
の下方に配置され、発射装置から発射され誘導レール4
jに沿って遊技領域4kに打出された遊技球が入賞する
ことによって特別図柄表示装置4aを変動表示させるも
のである。
【0019】保留球ランプ4cは、特別図柄表示装置4
aが変動表示中に始動入賞口4bへ遊技球が入賞する度
に入賞回数を所定回数(例えば、4回)まで加算し、特
別図柄表示装置4aの変動表示が1入賞分終了する度に
入賞回数を減算した値を表示させるものである。
【0020】図3は、図1の弾球遊技機1の制御装置を
示すブロック図である。制御装置20は、主制御装置2
1ならびに図柄制御装置22、ランプ制御装置23、発
射制御装置26、音声制御装置24および払出制御装置
25等の副制御装置等を備えている。
【0021】主制御装置21は、遊技制御プログラムに
従って弾球遊技機1を制御する。主制御装置21には、
CPU(Central Processing Un
it;中央処理装置)211が設けられている。CPU
211には、遊技制御プログラム(乱数生成処理および
乱数テーブル等を含む)を記憶しているROM(Rea
d Only Memory)212、CPU211の
ワーク用メモリ(状態データテーブルおよび乱数メモリ
等を含む)として機能するRAM(Random Ac
cess Memory)213が接続されている。な
お、RAM213は、電源断時においても図示しないバ
ックアップ電源から所定の電圧が供給されて遊技中に発
生した遊技データ(例えば、大当り等の遊技状態)を記
憶保持する。また、主制御装置21には、入力インター
フェース21aが設けられている。
【0022】入力インターフェース21aには、始動入
賞口4bに入賞した遊技球を検知する始動入賞球検知セ
ンサ215、その他、大入賞球検知センサ216、継続
球検知センサ217、その他入賞球検知センサ218、
通過入賞球(ゲート入賞)検知センサ219、遊技球払
出し検知センサ220、エラー検知センサ221等の各
種検知センサが接続され、各センサ215〜221から
出力される信号を主制御装置21へ送信する。エラー検
知センサ221は、受け皿満杯状態などで賞球の払出し
異常が生じたことを検知するセンサである。
【0023】図柄制御装置22は、特別図柄を変動表示
させる特別図柄表示装置4aを、主制御装置21から出
力インターフェース21bを介して送信される制御信号
に基づいて、VDP(Video Display P
rocessor;画像表示用プロセッサ)224を介
して制御する。また、普通図柄(始動入賞口4bに設け
られた電動役物4eを開くことによってより入賞し易い
状態にさせる性質を持つような図柄)表示装置(例え
ば、LED(Light Emitting Diod
e))225の普通図柄を制御する。図柄制御装置22
は、主制御装置21と同様にCPU22aと、CPU2
2aに接続されるROM22bおよびRAM22cを備
えている。
【0024】ランプ制御装置23は、主制御装置21か
ら出力インターフェース21bを介して送信される制御
信号に基づいて、保留球ランプ4c、盤面ランプ4dお
よび枠ランプ7等を制御する。ランプ制御装置24は、
主制御装置21と同様にCPU231と、CPU231
に接続されるROM232およびRAM233を備えて
いる。
【0025】発射制御装置26は、遊技者による発射操
作により遊技球が弾発されることとなるが、主制御装置
21から出力インターフェース21bを介して送信され
る制御信号に基づいて、払出制御装置25を介した制御
信号により発射装置261の停止処理が制御されること
もある。
【0026】その他、音声制御装置24は、主制御装置
21から出力インターフェース21bを介して送信され
る制御信号に基づいて、サウンドプロセッサおよびスピ
ーカなどの音声発生装置244を制御し、払出制御装置
25は、主制御装置21から出力インターフェース21
bを介して送信される制御信号に基づいて、払出装置2
54およびCR(Card Reader)ユニット2
55を制御する。これらは、主制御装置21と同様にそ
れぞれCPU241、251と、CPU241、251
に接続されるROM242、252およびRAM24
3、253を備えている。なお、払出制御装置25のR
AM253は、電源断時においても図示しないバックア
ップ電源から所定の電圧が供給されて遊技中に発生した
遊技データ(例えば、賞球払出数)を記憶保持すること
ができる。
【0027】図4は、図1の弾球遊技機1の背面図であ
る。弾球遊技機1の背面には、本体枠3および遊技盤4
に設けられ弾球遊技機1を制御する各制御装置と、本体
枠3に設けられ各種制御装置を駆動するために必要な電
源電圧(各種制御装置20の個々は異なるものがある)
を生成する電源装置30と、本体枠3に配置され、か
つ、電源装置30と電気的に接続されたものであって前
記本体枠3配設の各種制御装置へそれぞれ必要な電源電
圧を供給する第1の分電基板31と、遊技盤4に配置さ
れかつ第1の分電基板31と電気的に接続されたもので
あって前記遊技盤4配設の各種制御装置へそれぞれ必要
な電源電圧を供給する第2の分電基板32とを備えてい
る。
【0028】なお、各種制御装置は、それぞれ図4に示
す位置に配置され、電源装置30は、各種制御装置の下
方に配置されている。本体枠3に設けられている各種制
御装置は、副制御装置のうちで払出制御装置25および
発射制御装置26である。また、遊技盤4に設けられて
いる各種制御装置は、主制御装置21および副制御装置
のうちで図柄制御装置22、ランプ制御装置23、音声
制御装置24である。また、第1の分電基板31と各種
制御装置は、払出制御装置25が電源ケーブル33aに
よって、および発射制御装置26が電源ケーブル33b
によってそれぞれ接続されている。また、第2の分電基
板32と各種制御装置は、主制御装置21が電源ケーブ
ル33cによって、ランプ制御装置23が電源ケーブル
33dによって、音声制御装置24が電源ケーブル33
eによって、および、図柄制御装置22が電源ケーブル
33fによってそれぞれ接続されている。また、第1の
分電基板31と第2の分電基板32とは、電源ケーブル
33gによって接続されている。前記電源装置30は、
外部から電源プラグ34によって供給される交流電圧
(例えば、AC24V)を、各種制御装置を駆動するた
めに必要な複数種類の直流電圧(例えば、5V、12
V、24Vおよび32V)に変換し、それらを第1の中
継基板31、第2の中継基板32を介して各種制御装置
20に電源電圧を供給する。
【0029】また、図4に示すように、弾球遊技機1の
遊技盤4裏面には、上端部に賞球および貸し球を貯留す
る遊技球貯留タンク35が設けられ、該遊技球貯留タン
ク35の下側には、該貯留タンク35の遊技盤4裏面に
向かって左側から流れ出る遊技球を整列させて前記背面
右端部に設けられた球払出装置254に向けて遊技球を
流す遊技球整列タンク36が設けられる。この払出装置
254には、詳細は図示しない球の通路に臨んで遊技球
払出検知センサ220が設けられ、遊技球払出し個数検
知センサ220の検知信号は、主制御装置21に向けて
出力される。
【0030】ここで、弾球遊技機1は、前記遊技盤4の
始動入賞口4bへ遊技球が入賞することによって、主制
御装置21では乱数テーブルにより当たりあるいは外れ
の抽選を行い、抽選結果に応じて特別図柄表示装置4a
の各特別図柄が変動表示の表示演出を指令する。特別図
柄表示装置4aにおいて、図柄変動の結果、特別図柄が
所定条件例えば3つの所定図柄が揃う(777など)条
件が達成された時に主制御装置21で「大当り」の遊技
情報が生成される。そして、この「大当り」の遊技情報
に基づいて大入賞口4gが所定時間あるいは所定球数入
賞の間の開成が所定ラウンド繰り返すようになってお
り、開成された大入賞口4gへの遊技球の入賞を大入賞
球検知センサ216が検出して主制御装置21に送信す
る。主制御装置21では賞球払出しのコマンドデータを
払出制御装置25に向けて出力する。また、前記大入賞
口4gの他、通常入賞口4gへの入賞球をその他の入賞
球検知センサ218で検出し、主制御装置21に送信
し、主制御装置21では賞球払出しコマンドデータを払
出制御装置25に向けて出力する。始動入賞口4bの賞
球払出しのある場合も主制御装置21から払出制御装置
25へ向けて払出しコマンドデータを送信する。払出制
御装置25は、送られたコマンドデータに基づき、賞球
払出し個数命令信号(生成された遊技情報に含まれる)
を払出装置(払出しユニット)254に出力し、賞球を
払出すようにする。この賞球払出し個数命令情報は、ま
た、後述するホールコンピュータ38にも送られる。
【0031】パチンコホール(パチンコ店あるいはパチ
ンコパーラー)などの遊技場においては、弾球遊技機1
が多数設置されており、各弾球遊技機1からは、図3に
示すように、種々の情報信号(上記の払出し個数検知情
報信号および払出し個数命令情報信号を含む)が集中管
理装置37に向けて出力される。
【0032】図5は集中管理装置37を説明するブロッ
ク図である。集中管理装置37は、遊技機1からの情報
を取り入れるほかホールコンピュータ(本発明の遊技情
報監視装置の一例)38と、その他、店内に設置され
る、お客(遊技者)の獲得球数に応じて交換する景品の
管理装置、大当り台の報知などの店内放送・演出装置、
および獲得球の球の自動計数装置などと情報の交換を行
う。なお、店内放送・演出装置はホールコンピュータ3
8で弾球遊技機1からの各種情報、特に払出し異常や不
正遊技などを処理・判断などした内容を店内あるいは店
員・担当者へ音声・表示で報知するためのものであり、
遊技機の台番号とアナウンス情報を格納する音源メモリ
39と、音声報知するための音声アンプ40とスピーカ
41と、所定箇所に集中的に照明を当てるスポットライ
ト42およびスポットライト切替部43と、店内照明の
蛍光灯44の照度調節部45とを有している。
【0033】図6および図7は、前記エラー検知センサ
221のうちの受け皿満杯検知スイッチ(受け皿満たん
検知スイッチ)の未作動時および作動時の信号流れの説
明図をそれぞれ示す。図6に示すように、未作動のとき
には主制御装置21から賞球情報が枠用外部端子基板4
6を介して、払出し個数命令情報がホールコンピュータ
38に送られる。同時に、主制御装置21から払出制御
装置25にコマンドデータが送られ、さらに払出制御装
置25から払出装置(払出しユニット)254に送られ
賞球払出しが行われる。また、図7に示すように、受け
皿満杯検知スイッチの作動時は、主制御装置21より払
出制御装置25にコマンドデータが送られて、払出し制
御装置では、クレジット処理を行う。なお、クレジット
信号は、入賞しても受け皿満杯状態などの遊技球が払出
されない異常状態での払出し個数命令情報をいう。ま
た、クレジット処理は、賞球の払出しのできない異常状
態において、球払出装置254に送られる払出し個数命
令情報では賞球の払い出しが行われず、その払い出し個
数命令情報を記憶手段内に記憶させておき、受け皿満杯
状態が解消された後に記憶された払出し個数命令情報を
実行させて賞球の実際の払い出しを行うという処理をい
う。この払出制御装置25より、このとき払出制御装置
25内で行われているクレジット情報信号を、枠外部端
子基板を介してホールコンピュータ38に向けて出力す
る。これにより、これまで検知できなかった、球満杯な
どで実際の賞球が払出せない、クレジット処理発生時に
おいても賞球払出し個数命令情報という賞球信号を検知
することができ、クレジット処理中でも異常の検知を行
うことができる。
【0034】図8および図9は前記弾球遊技機1におけ
る遊技中において、大当りの有無に対応し賞球払出し個
数命令情報を出力するか否かの処理を示している。な
お、図8および図9において、各手順(ステップ)1…
を「S1…」と略記する。
【0035】図8及び図9に示すように、遊戯時におい
ては、まず、遊技球を球受け皿9に用意し、遊技者が操
作ハンドル10を回して弾発実行操作することにより、
球を打ち出して遊技を開始する(S1)。遊技盤4の遊
技領域に打ち出された遊戯球が、所定入賞口(始動入賞
口4b、あるいは通常入賞口4fなど)または所定入賞
領域(スルーチャッカ4iなど)に入賞するのを検知す
る(S2)。次いで、始動入賞口4fへの検知の場合、
主制御装置21において大当り判定用乱数値の抽出後大
当りか否か当選を判定する(S3)。この場合、当選し
て「大当り」の場合に、「大当り」信号の生成処理をす
る(S4)。
【0036】次いで、所定入賞口、例えば、始動入賞口
4fまたは通常入賞口4fなどへの入賞検知または、
「大当り」時の大入賞口4gが開放による大入賞口4g
への入賞球検知などの入賞球個数の検知により、所定の
入賞口に対応させた賞球コマンドを払出制御装置25に
送信する(S5)。なお、払出制御装置25は、入賞口
の種類により、5個あるいは13個などの賞球の払出し
個数命令情報を払出し装置254に出力する。次いで、
球受け皿9が満杯状態(満タン状態)で否かを判定する
(S6)。満杯で無ければ(S6:No)、賞球を払出
したか否かを判断して(S7)、賞球の払出しがあれ
ば、賞球払出し個数検知信号を生成する(S8)。一
方、受け皿9が満杯であればクレジット処理中に記憶し
た賞球払出し信号(クレジット信号)を払出制御装置2
5に出力する(S9)。S8またはS9の処理後は、前
記払出し個数検知情報および払出し個数命令情報(クレ
ジット情報)を払出制御装置25から枠用外部端子基板
を介して外部処理装置例えばホールコンピュータ38に
送信する(S10)。このS10までは遊技機側での処
理であったが、これから先のステップであるS11以降
では、外部処理装置で処理を行う。
【0037】まず、「大当り」信号が出ているか否かを
判断する(S11)。なお、「大当り」信号は、「大当
り」発生と共に送信され、大当り終了となるまでその信
号は、継続して送信される。
【0038】一方、前記の判断で大当り信号が出ていな
い、「通常遊技状態」のときには、賞球払出し検知信号
があるか否かを判断し(S12)、賞球払出し検知信号
があればこの信号により賞球払出し数をカウントする
(S13)。一方、賞球払出し個数検知信号が無ければ
(S12:No)、満杯状態での賞球払出し命令情報信
号(クレジット情報信号)があるか否かを判断し(S1
4)、該クレジット信号があれば、この信号によるカウ
ント加算する(S15)。一方、前記払出し個数検知信
号もおよびクレジット信号も無ければ(S14:No)
警報装置による発光あるいは音声による警報を発する異
常報知処理を行う(S21)。
【0039】上記S13払出し個数検知信号とS14の
クレジット信号の両カウント値を総加算し(S16)、
カウント総加算値を外部表示出力処理する(S17)。
そして、所定時間(例:1分間)の経過したか否かを判
断し(S18)、該所定時間の経過後に、前記カウント
総加算値が設定値A(例:50発)のプラス・マイナス
10%以下か否かを判断し(S19)、設定値Aのプラ
ス・マイナス10%以下であれば、カウント総加算値を
クリアする(S20)。一方、前記カウント総加算値が
前記設定値Aの一定範囲内に入らなければ、異常である
として発光あるいは音声による警報を発する警報処理を
する(S21)。
【0040】前記S11で「大当り信号」が出ていると
判断された「大当り遊技状態」の時には、賞球払出し検
知信号があるか否かを判断し(S22)、賞球払出し検
知信号があればこの信号により賞球払出し数をカウント
する(S23)。一方、賞球払出し個数検知信号が無け
れば(S22:No)、満杯状態での賞球払出し命令情
報信号(クレジット情報信号)があるか否かを判断し
(S24)、該クレジット信号があれば、この信号によ
るカウント加算する(S25)。一方、前記払出し個数
検知信号もおよびクレジット信号も無ければ(S24:
No)警報装置による発光あるいは音声による警報を発
する異常報知処理を行う(S31)。
【0041】上記S23の払出し個数検知信号とS24
のクレジット信号の両カウント値を総加算し(S2
6)、カウント総加算値を外部表示出力処理する(S2
7)。そして、大当り信号の継続中か否かを判断し、大
当り信号の継続中でなければ、カウント総加算値が設定
値B(例:2400発)のプラス・マイナス10%以下
か否かを判断し(S29)、設定値Bのプラス・マイナ
ス10%以下であれば、カウント総加算値をクリアする
(S30)。一方、前記カウント総加算値が前記設定値
Bの一定範囲内に入らなければ、異常であるとして発光
あるいは音声による警報を発する警報処理をする(S3
1)。
【0042】なお、前記実施形態では、払出し個数命令
情報を受け皿満杯状態時にクレジット情報として出力し
たが、受け皿満杯の有無の判断をせずに、払出し個数命
令情報を出力し、表示・監視するようにすることも本発
明の範囲内である。これにより、受け皿の満杯以外の状
態でも不正払出しなどの異常を検出でき好適である。
【0043】また、前記実施形態では遊技情報監視装置
として、ホールホールコンピュータを例示していたが、
該監視装置はホールコンピュータ以外の箇所例えば、遊
技機内からホールコンピュータに至る遊技店内の適宜の
場所に設けることができる。これにより、ホールコンピ
ュータの設置場所に担当者が常時居る必要がなく店内の
係員が所定箇所で異常の確認と対処ができる。
【0044】また、前記実施形態では、払出し個数検知
情報と払出し個数命令情報の総和を算出していたが、払
出し個数命令情報から払出し個数検知情報を減算する演
算をしてもよい。このようにして、減算の結果が異常に
大きく、払出し個数命令情報が払出し個数検知情報より
も異常に多ければ不正などの異常が生じたことを明確に
判断することができる。また、受け皿満杯状態で球払出
し検知情報が停滞状態になった時に、払出し個数情報を
和する演算をすることができる。前記実施形態では、遊
技機として弾球遊技機を上げて説明したが、本発明の適
用範囲は、その他、遊技媒体の払出しを伴うスロットマ
シンなどでも実施できる。
【0045】
【発明の効果】本発明は前記のように構成したので、入
賞等したときに遊技媒体の払出し個数命令情報(遊技利
益情報あるいはクレジット情報)と払出し個数検知情報
を出力し、これら情報をホールコンピュータなどの外部
情報処理装置へ送信して払出し個数命令情報と払出し個
数検知情報を処理等しまたは表示装置へ表示して、比較
判断できるようにし不正または故障等の監視ができるよ
うになる。例えば、パチンコ機等の弾球遊技機では大入
賞口を無理にこじ開けて入賞させ、大量に賞球を獲得さ
せる不正を行おうとする場合に、払出し個数命令情報が
分かれば実際の賞球が払出される前(遊戯利益獲得前)
に分かるため警報を出すなどして素早い対処が取れる。
上記の情報の出力が無いと警報が遅くなり不正遊技者が
回りの仲間に賞球を配るひまを与え、効果的な不正防止
がしにくいが、前記情報の出力によりこのようなことが
なくなる。したがって、遊技者ばかりでなく、ホールの
店員も常時それらの情報を確認できるようになり、異常
の早期発見ができる。
【0046】本発明において、受け皿満杯等の遊技媒体
の払出し異常を検出する異常検出手段を有し、出力管理
手段は、異常検出手段で払出し異常が検出されたとき
に、異常が検出される以前の払出し個数命令情報以外の
払出しを行うべき情報が少なくとも分かる払出し個数命
令情報を遊技機外部に出力するものであるとすれば、賞
球が払出されないエラー状態で賞球球払出し個数命令情
報を監視して異常を早期に防止・回復できる。また、賞
球払出し個数命令情報を監視して、後に払出される賞球
が入賞数に対応して賞球数であるかどうかを監視でき
る。
【0047】本発明では、入賞等したときに遊技媒体の
払出し個数命令情報と払出し個数検知情報を出力し、こ
れら情報で外部情報処理装置は払出し個数命令情報と払
出し個数検知情報を処理等しまたは表示装置へ表示し
て、比較判断できるようにし不正または故障等の監視が
できるようになる。
【0048】本発明は、遊技機の内部あるいは外部(遊
技機の設置箇所あるいは設置シマ(島)、またはホール
コンピュータ)で実施することにより、球払出し異常を
遊技機の外部の任意箇所で検出できる。
【0049】本発明において、所定条件の達成に対応さ
せた遊技情報が特定の有益遊技状態となる大当り情報を
含み、監視手段は、この大当り情報がある場合に遊技媒
体の払出し個数命令情報、および、前記払出し個数検知
情報に基づき遊技状態を監視するようにすれば、大当り
時は、特定数の遊技媒体の払出しが受け皿満杯などで払
出し個数検知信号だけでは監視ができず払出し個数命令
情報が特に必要になるときがあり、このようなときに確
実に適切に異常を監視できる。また、大当り情報がある
ときに監視をするのでそれ以外の通常時は監視の必要が
なくなり、監視のメリハリができ、また、処理の時間も
軽減できる。
【0050】また、本発明においては、監視手段が、払
出し個数命令情報および個数検知情報を比較、演算、ま
たは判断等の処理した結果を表示する表示手段を有する
ことが好適である。このように、比較、演算、または判
断等の処理結果を表示手段で表示することにより、いち
いち情報そのものを表示するよりも結果が表示されれ
ば、異常の内容が即時に理解することができる。
【0051】また、本発明においては、監視手段が、前
記払出し個数命令情報から払出し個数検知情報を減算す
る減算手段を有するものにすれば、上記の減算結果によ
り払出し個数命令情報が払出し個数検知情報よりもどの
くらい多いかで発生した異常が単に受け皿が満杯状態で
あるか、あるいはあまりにも個数命令情報が多いときに
は(大当り時の払出し賞球は一般的に大体の上限が知ら
れている)不正な行為があったかを判断できる。
【0052】また、本発明においては、監視手段は、所
定期間内における前記払出し個数命令情報と払出し個数
検知情報を総和する演算手段を有することにすれば、所
定期間の間に払出し個数命令情報と払出し個数検知情報
が総和して異常に多いときには、不正行為の疑いがある
と判断できる。
【0053】また、本発明において、監視手段は、所定
期間内における払出し個数検知情報が停滞状態になった
ときに、既に出力されている払出し個数検知情報と払い
出さなければならない払出し個数命令情報を和する等の
演算をする演算手段を有すれば、上記の停滞状態では遊
技媒体が払出されず受け皿満杯状態と考えられるので、
そのようなときには、払出し個数命令情報を和すること
より、入賞個数が適正か否かを知ることができる。
【0054】また、本発明において、監視手段は、払出
し個数検知情報と未払出し個数情報(払出し個数命令情
報−払出し個数検知情報)を総和する等の演算をする演
算手段を有するものにすれば、払出し個数検知情報と未
払出し情報を和する等演算することにより、払出し個数
命令情報に基づき異常であるか否かを判断できる。ま
た、本発明において、単位時間当りの監視手段による情
報を予め設定された情報に基づき比較する比較手段を有
するものにすれば、上記の比較により設定情報との違い
の大小等で異常を判断できる。
【0055】また、本発明において、複数種類の単位時
間当りの監視手段による情報を予め設定された情報に基
づき比較する比較手段を有するものにすれば、例えば、
1分毎に監視と10分毎に監視する2以上の情報によ
り、監視判断して、監視ミスや監視誤差を無くすことが
できる。そして、例えばパチンコ機において、機種によ
って異なるが、例えば1分間に平均50発の球を遊戯利
益として払出す場合、1分間に50発の+10%までの
賞球を許容範囲とする(+20は要注意、+30は報知
実行)と、10分間に500発の+10%までの賞球を
許容範囲とする監視を行うようにすることができる。
【0056】本発明においては、予め設定された情報に
基づき、監視手段による情報を判断する判断手段を有す
ることができる。また、本発明において、予め設定され
た情報に基づき異常が判断された場合、遊技機の遊技媒
体の払出しを停止する信号を出力する停止手段を有する
ことが好適である。異常の場合に自動的に遊技媒体の払
出しを停止すれば、店員が異常と判断した遊技機に対応
するまで払出さないので不正払出しを未然に防止でき
る。異常が解消したならば払出し個数命令情報に基づく
正常な払出しをすればよい。
【0057】また、本発明においては、予め設定された
情報に基づき異常が判断された場合に異常を報知する警
報手段を有することが好適である。いち早く異常の発生
を知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機が適用される弾球遊技機1
の外観を示す斜視図である。
【図2】図1の弾球遊技機の遊技盤を示す正面図であ
る。
【図3】図1の弾球遊技機の制御装置を示すブロック図
である。
【図4】図1の弾球遊技機の背面図である。
【図5】集中管理装置を説明するブロック図である。
【図6】前記エラー検知センサのうちの受け皿満杯検知
スイッチの未作動時の信号流れの説明図をそれぞれ示
す。
【図7】前記エラー検知センサのうちの受け皿満杯検知
スイッチの作動時の信号流れの説明図を示す。
【図8】弾球遊技機における遊技中において、大当りの
有無に対応し賞球払出し個数命令情報を出力するか否か
の処理を示している。
【図9】図8に続く、弾球遊技機における遊技中におい
て、大当りの有無に対応し賞球払出し個数命令情報を出
力するか否かの処理を示している。
【符号の説明】
1 弾球遊技機 2 外枠 3 本体枠 4 遊技枠 4a 特別図柄表示 4b 始動入賞口 4c 保留球ランプ 4d 盤面ランプ 4e 電動役物 4f 通常入賞口 4g 大入賞口 4h 風車 4i スルーチャッカ 4k 遊技領域 5 ガラス扉 6 下扉 7 枠ランプ 8 スピーカ 9 受け皿 10 操作ハンドル 20 制御装置 21 主制御装置 215 始動入賞球検知センサ 216 大入賞球検知センサ 217 継続球検知センサ 218 その他入賞球検知センサ 220 遊技球払出し検知センサ 221 エラー検知センサ 22 図柄制御装置 23 ランプ制御装置 24 音声制御装置 25 払出制御装置 254 球払出装置 26 発射制御装置 30 電源装置 31 第1の分電盤 32 第2の分電盤 35 遊技球貯留タンク 37 集中管理装置 38 ホールコンピュータ 39 音源メモリ 40 音声アンプ 41 スピーカ 42 スポットライト 43 スポットライト切替え部 44 店内照明の蛍光灯 45 照度調整部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定条件の達成に対応させた遊技情報の
    生成に基づき、遊技媒体が払出される遊技機において、 遊技機から払出される遊技媒体の個数を検知する個数検
    知手段と、 前記生成された遊技情報に含まれる遊技媒体の払出し個
    数命令情報、および、前記個数検知手段で発生する払出
    し個数検知情報を遊技機外部に出力する出力管理手段と
    を有することを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 受け皿満杯等の遊技媒体の払出し異常を
    検出する異常検出手段を有し、 出力管理手段は、異常検出手段で払出し異常が検出され
    たときに、払出し個数命令情報を遊技機外部に出力する
    ものであることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 遊技機で所定条件の達成に対応させて生
    成された遊技情報のうちの少なくとも払出し個数命令情
    報と、該遊技情報に基づき遊技機から払出される遊技媒
    体の払出し個数検知情報とを取入れる管理手段と、 管理手段により取入れた遊技媒体の払出し個数命令情
    報、および、前記払出し個数検知情報に対して比較、演
    算または判断等の処理を施して遊技状態を監視する監視
    手段を有したことを特徴とする遊戯情報監視装置。
  4. 【請求項4】 所定条件の達成に対応させた遊技情報が
    特定の有益遊技状態となる大当り情報を含み、監視手段
    は、この大当り情報がある場合に遊技媒体の払出し個数
    命令情報、および、前記払出し個数検知情報に基づき遊
    技状態を監視することを特徴とする請求項3に記載の遊
    戯情報監視装置。
  5. 【請求項5】 監視手段が、払出し個数命令情報および
    個数検知情報を比較、演算、または判断等の処理した結
    果を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項
    3または4に記載の遊技情報監視装置。
  6. 【請求項6】 監視手段が、前記払出し個数命令情報か
    ら払出し個数検知情報を減算する減算手段を有すること
    を特徴とする請求項3ないし5のうちのいずれか1項に
    記載の遊技情報監視装置。
  7. 【請求項7】 監視手段は、所定期間内における前記払
    出し個数命令情報と払出し個数検知情報を総和する演算
    手段を有することを特徴とする請求項3ないし5のうち
    のいずれか1項に記載の遊技情報監視装置。
  8. 【請求項8】 監視手段は、所定期間内における払出し
    検知情報が停滞状態になったときに払出し個数命令情報
    を和する等の演算をする演算手段を有することを特徴と
    請求項3ないし5のうちのいずれか1項に記載の遊技情
    報監視装置。
  9. 【請求項9】 監視手段は、払出し個数検知情報と未払
    出し個数情報を総和する等の演算をする演算手段を有す
    ることを特徴とする請求項3ないし5のうちのいずれか
    1項に記載の遊技情報監視装置。
  10. 【請求項10】 単位時間当りの監視手段による情報を
    予め設定された情報に基づき比較する比較手段を有する
    ことを特徴とする請求項3ないし5のうちのいずれか1
    項に記載の遊技情報監視装置。
  11. 【請求項11】 複数種類の単位時間当りの監視手段に
    よる情報を予め設定された情報に基づき比較する比較手
    段を有することを特徴とする請求項3ないし5のうちの
    いずれか1項に記載の遊技情報監視装置。
  12. 【請求項12】 予め設定された情報に基づき、監視手
    段による情報を判断する判断手段を有することを特徴と
    する請求項3ないし5のうちのいずれか1項に記載の遊
    技情報監視装置。
  13. 【請求項13】 予め設定された情報に基づき異常が判
    断された場合、遊技機の遊技媒体の払出しを停止する信
    号を出力する停止手段を有することを特徴とする請求項
    3ないし5のうちのいずれか1項に記載の遊技情報監視
    装置。
  14. 【請求項14】 予め設定された情報に基づき異常が判
    断された場合に異常を報知する警報手段を有することを
    特徴とする請求項3ないし5のうちのいずれか1項に記
    載の遊技情報監視装置。
  15. 【請求項15】 遊技機で所定条件の達成に対応させて
    生成された遊技情報のうちの少なくとも払出し個数命令
    情報と、該遊技情報に基づき遊技機から払出される遊技
    媒体の払出し個数検知情報とを取入れ、 前記取入れた遊技媒体の払出し個数命令情報、および、
    前記払出し個数検知情報に対して比較、演算または判断
    等の処理を施して遊技状態を監視することを特徴とする
    遊戯情報監視方法。
  16. 【請求項16】 所定条件の達成に対応させた遊技情報
    が特定の有益遊技状態となる大当り情報を含み、この大
    当り情報がある場合に遊技媒体の払出し個数命令情報、
    および、前記払出し個数検知情報に基づき遊技状態を監
    視することを特徴とする請求項15に記載の遊戯情報監
    視方法。
  17. 【請求項17】 払出し個数命令情報および個数検知情
    報を比較、演算、または判断等の処理した結果を表示す
    ることを特徴とする請求項15または16に記載の遊技
    情報監視方法。
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