JP2003235907A - 電動車椅子用の電源装置 - Google Patents

電動車椅子用の電源装置

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JP2003235907A
JP2003235907A JP2002037860A JP2002037860A JP2003235907A JP 2003235907 A JP2003235907 A JP 2003235907A JP 2002037860 A JP2002037860 A JP 2002037860A JP 2002037860 A JP2002037860 A JP 2002037860A JP 2003235907 A JP2003235907 A JP 2003235907A
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Japan
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electric wheelchair
armrest
power supply
battery box
frame
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JP2002037860A
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English (en)
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Susumu Nakamura
享 中村
Hideyuki Ushida
秀幸 牛田
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FUKUJU SANGYO KK
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
FUKUJU SANGYO KK
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源装置を電動車椅子から着脱自在に取り付
けることで、電動車椅子への着脱操作性を効率よく行
え、電動車椅子からバッテリィ手段を外した状態で電動
車椅子を持ち運べるようにすることで、折りたたみ操作
時の作業容易化、持ち運び時の重量軽量化、コンパクト
化、持ち運び力の軽減、容易化等を図る。 【解決手段】 電動車椅子用の電源装置において、上記
車椅子の外形が略方形に構成した構造部材であるフレー
ムの中央部に座部の基部を支え、下側の左右、前後に走
行用車輪を配設し、同車輪間に電動モータの電源となる
バッテリィを収納したバッテリィボックスを着脱自在に
格納すると共に、上記フレームに係止される係止装置を
備えた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肘掛部、フットレ
スト手段、あるいはバッテリィボックス等を電動車椅子
本体から取り外し自在とすることで、持ち運び時に軽量
化を図りつつコンパクトに折りたためて、持ち運びを容
易とし、かつ自動車等の車室内空間の有効活用を図って
積載性を向上する電動車椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】高齢化および高福祉化時代の到来に伴
い、高齢者等(以下「利用者」ともいう)が移動する手
段としての電動車椅子に、走行距離の増大化、自動車等
への積載性の容易性、乗り心地の向上といった要求が求
められ、その開発が急務である。従来、例えば特開20
00−24047号公報に示されるように、利用者が椅
子に腰掛けた状態で移動する装置としていわゆる電動車
椅子が公知である。この電動車椅子は椅子本体を構成す
るフレームを中央部で折りたたみ可能に形成し、これに
より電動車椅子の持ち運びが容易になるようにしてい
る。また肘掛部に操作手段(操作スイッチ)を設け、利
用者が操作手段を握ることで車椅子は直進し、操作手段
を離すことで停止し、操作手段をいずれかの側にひねり
操作するだけで、そのひねった側に車椅子が旋回するよ
うに形成することで、簡単な操作性を得ることができ
る。さらに、肘掛部を椅子本体の座シート後部を支点と
して跳ね上げ自在に形成し、利用者の乗降時には肘掛部
を上に跳ね上げた状態にしておくとことで乗降し易くな
るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記電
動車椅子は、椅子本体を中央部で折りたたみ可能な構造
ではあるが、電動モータの駆動源となるバッテリィ、肘
掛部、フットレスト(フットレスト手段)等はすべて電
動車椅子に一体に装着した状態で折りたたまれるように
形成されているため、コンパクトに折りたたむのには限
界があり、車室内空間の有効利用上不利となる問題があ
った。またとりわけバッテリィ、バッテリィボックス等
の電源装置が重く、これを電動車椅子と一体にした状態
で持ち運ぶ場合に、それだけ労力を多く要するという問
題があった。特に電動車椅子の長距離走行化によるバッ
テリィや電動モータの大型化に伴い、ますますその持ち
運び作業が重労働化する問題があった。そこで、本出願
人は、上記問題を解消すべく、新たに電動車椅子を開発
するに至った。
【0004】すなわち本発明は、上記問題点に鑑みて工
夫されたものであり、バッテリィ手段を電動車椅子から
着脱自在に取り付けることで、電動車椅子への着脱操作
性を効率よく行え、電動車椅子からバッテリィ手段を外
した状態で電動車椅子を持ち運べるようにすることで、
折りたたみ操作時の作業容易化、持ち運び時の重量軽量
化、コンパクト化、持ち運び力の軽減、容易化等を図る
電動車椅子用の電源装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、次の構成を有する。すなわち、請求項1
記載の発明に係る電動車椅子用の電源装置は、電動車椅
子用の電源装置において、上記車椅子の外形が略方形に
構成した構造部材であるフレームの中央部に座部の基部
を支え、下側の左右、前後に走行用車輪を配設し、同車
輪間に電動モータの電源となるバッテリィを収納したバ
ッテリィボックスを着脱自在に格納すると共に、上記フ
レームに係止される係止装置を備えたことを特徴とす
る。
【0006】請求項2の発明は、請求項1記載の電動車
椅子用の電源装置に係り、上記係止装置は、上記バッテ
リィボックスと上記フレームとの係合を解除する操作部
を、上記バッテリィボックス着脱用取っ手部に設けたこ
とを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は、請求項1記載の電動車
椅子用の電源装置に係り、上記バッテリィボックスは、
略U字形状の形状をしており、上記フレームへの装着
時、その開口部が上記座部の基部を包含するように取り
付けられることを特徴とする。
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。先ず、図1乃至図5において、本
発明の実施の形態における電動車椅子Dの全体構成の概
要を主要な構成要素を中心に説明する。図1は電動車椅
子Dの通常使用状態を示す外観斜視図、図2は椅子本体
Cの背もたれ部8を座部7に倒接して折りたたんだ状態
を示す外観斜視図、図3は図2の外観側面図、図4は椅
子本体Cの高さを調整するガススプリング6を支持する
ガススプリングホルダ5単体の外観拡大斜視図、図5は
図3の状態にある電動車椅子Dを垂直に立てて持ち運び
可能な状態を示す外観側面図である。なお、電動車椅子
Dの構造はその長手方向中心軸線に関して左右対称の部
品、部材、手段等を設けた構成であるので、構成が理解
し易いように、図1ではフレーム本体F、肘掛部9,フ
ットレスト手段14等の片方を適宜省略して画いてい
る。
【0010】電動車椅子Dを構成する主な構成要素は、
その骨組みを形成するフレーム本体Fと、その上に設け
られる椅子本体Cと、フレーム本体Fに装着される電源
装置としてのバッテリィ手段Bと、後輪13を軸支する
フレーム本体Fに設けた駆動手段Wとである。フレーム
本体Fは中空円形断面形状のフロントエンドクロスメン
バ1から電動車椅子Dの周囲を取り囲むように配設した
上サイドフレーム2と、上サイドフレーム2の下方の左
右に配設した一対の下サイドフレーム3と、上下両サイ
ドフレーム2,3にそれぞれ横架した4本のメンバから
なる第2クロスメンバ4と、第2クロスメンバで担持し
た図4に示すようなポリアセタールやポリプロピレンと
いった合成樹脂製のI型形状をなすガススプリングホル
ダ5とでなる。
【0011】椅子本体Cはガススプリングホルダ5に取
り付けたガススプリング6を介して設けた座部7と、座
部7に倒接可能な背もたれ部8と、背もたれ部8に着脱
自在に設けた肘掛部9とからなる。
【0012】バッテリィ手段Bは充電されたバッテリィ
と、このバッテリィを格納したバッテリィボックス10
とを有し、上サイドフレーム2と下サイドフレーム3と
の間のガススプリングホルダ5に着脱自在にセットされ
る。
【0013】駆動手段Wはフレーム本体Fに設けた電動
モータ12を有し、この電動モータ12の出力軸と断接
可能に接続される後輪13を駆動する。
【0014】また、サイドメンバ15先端には、後で詳
述するようにフットレスト手段14が着脱自在に設けら
れる。
【0015】通常使用状態では、電動車椅子Dは図1に
示す状態で使用され、電動車椅子Dを持ち運びするとき
は、図5に示すようにバッテリィボックス10を抜き取
り、肘掛部9,フットレスト手段14を取り外した状態
で、背もたれ部8を倒接してコンパクトに折りたたむこ
とで行うことができるものである。以下、上記した各構
成要素を順次説明するが、関連する周辺構成要素がある
場合には合わせて説明していくこととする。
【0016】フレーム本体Fの構成を詳細に説明する。
特に図6〜図9によく示されるように、例えば軽量化材
であるパイプ状のアルミニュウム素材で成形加工された
上サイドフレーム2と下サイドフレーム3の前方を固定
する断面コ字形状のサイドメンバ15は、リンフォース
16とで閉断面構造に形成される。上下両サイドフレー
ム2,3の前方部は、上記閉断面をなす内部にスペーサ
18を介して上下二段に並行配置され、上下方向に貫通
するボルト17により締結され、さらにその前方端をボ
ルト19によりフロントエンドクロスメンバ1に固定さ
れる。 また、サイドメンバ15のほぼ中間部位におい
て、キャスタ11の回転軸20が360度自由に回転す
るように軸支される(図8)。
【0017】サイドメンバ15先端には、図9に示され
るようにフットレスト手段14を着脱自在に取り付ける
フットレスト着脱機構部31と、回動自在に設ける回動
位置決め機構部22とが形成される。すなわち、フット
レスト手段14はフットレスト部14aを下方に設けた
ステップアーム14bの上方にパイプ部14cを設け、
このパイプ部14cをコ字形状ホルダ14dにボルト1
4eを介して回動可能に設けた構成である。フットレス
ト着脱機構部31は、パイプ部14cの上下端には、ボ
ルト14fとの間に介在する位置決め用のカラー14f
が設けられる。ホルダ14dの背面には図10で示すよ
うに丸孔14gと丸孔14gに連続する溝孔14fとを
有する係合孔14hが上下に2個穿設される。両係合孔
14hに対応するサイドメンバ15には、基部1a先端
に該基部1aよりも大径の丸型頭部1b(係止部)を有
する一対の係合ピン1cが固定される。係合孔14hの
丸孔14gは係止部1bの嵌入を許容し、溝孔14fは
基部1aの移動は許容するが、係止部1bの嵌入を阻止
する。ホルダ14dの丸孔14gを係合ピン1aの頭部
1bに差し込み、その状態でホルダ14dを下方に移動
させると、溝孔14fに係合ピン1cが係合する。こう
してフットレスト着脱機構部31が形成され、これによ
りフットレスト手段14をサイドメンバ15にセットす
ることができ、取り外すときは、上記手順を逆にするこ
とによりフットレスト手段14を取り外すことができ、
フットレスト手段14は容易に着脱自在にフレーム本体
Fに取り付けられることとなる。なお、フロントエンド
クロスメンバ1の中央部には、持ち運び時に使用するグ
リップ1dが設けられる。
【0018】フットレスト手段14の回動を制御する回
動位置決め機構部22を説明する。すなわち、図6によ
く示されるように、ホルダ14dに設けたフランジ22
aにインデックスプランジャ22bが設けられ、パイプ
部14cに穿孔した位置決め孔22cにインデックスプ
ランジャ22bがばね力により常時係合するように形成
される。インデックスプランジャ22bを引くと、プラ
ンジャが位置決め孔22cから抜け、フットレスト手段
14は自由に回動してレストポジション(電動車椅子D
を利用しない状態におけるフットレスト部14aの位置
をいう)となり、フットレスト部14aを外方に開いた
状態にして利用者の電動車椅子Dへの乗降を容易にでき
るようにする。また、レストポジションにおいて、フッ
トレスト手段14そのものをボルト1aから取り外すこ
とで、電動車椅子の持ち運びの準備をすることができ
る。反対に、このレストポジション状態でインデックス
プランジャ22bが位置決め孔22cに一致することに
より、インデックスプランジャ22bは自動的に位置決
め孔22cに差し込まれる。これにより、フットレスト
手段14を図1に示される通常使用可能状態、すなわち
利用者が足を載せられる状態にセットできる。もっと
も、セットする場合は、インデックスプランジャ22b
を位置決め孔22cに一致させた状態で、セットするこ
とは勿論可能である。
【0019】また、図6に示されるように、サイドメン
バ15には肘掛部9の使用状態の角度位置を維持するよ
うに肘掛部9に一体に組み込まれたパイプ状の肘掛サポ
ートステー9a端部を着脱自在に取り付ける肘掛着脱機
構部23が設けられる。肘掛着脱機構部23はサイドメ
ンバ15側に設けた第1ホルダ23aと、テンションレ
バー23b側の第2ホルダ23cとで形成されるクラン
プを有し、さらに、テンションレバー23bに取り付け
たボルト23dと、このボルト23dにねじ結合される
サイドメンバ15に固着したウェルドナット23eとを
有する。このボルト23dとウェルドナット23eとの
ねじ結合におけるねじのリードは大きく形成され、例え
ばテンションレバー23bを半回転するだけでクランプ
による着脱操作が簡便に行えるように操作性に考慮を払
っている。テンションレバー23bをウェルドナット2
3eにねじ込むことで、肘掛サポートステー9a端部を
上記クランプで挟持したり、レバー23bを弛めること
で挟持された肘掛サポートステー9aを上記クランプか
ら取り外すことができ、これにより第1の肘掛着脱機構
部23が形成される(第2の肘掛着脱機構部30につい
ては後述する(図15等))。
【0020】さらに、フレーム本体Fの構成の説明を続
ける。図11,図12に示されるように、サイドメンバ
15の後方に延びる上下両サイドフレーム2,3は、そ
の途中に各2個のT型ジョイント2a,3aが設けら
れ、各ジョイント2a間、および各ジョイント3a間に
それぞれ2本づつのパイプ状のメンバ4a,4bよりな
る第2クロスメンバ4が横架される。各メンバ4a,4
bはガススプリングホルダ5に形成した貫通孔5a,5
bを貫通して同ホルダ5を担持する。縦穴5cにはガス
スプリング6が設けられる。また、支柱5dの両側に
は、バッテリィボックス10が前後、左右、および上下
方向の位置ずれをしないように収容される。
【0021】サイドフレーム2,3の後方は、電動モー
タ12を担持するモータブラケット25を貫通して同ブ
ラケット25を支持する。そして、上サイドフレーム2
の後方には、電動車椅子Dを図5のように垂直に立てる
ことができるように、持ち運び時の握り部兼用のスタン
ド部2bが形成される。なお、2cは樹脂材のプロテク
タを示す。
【0022】次に、図13〜図18に基づいて椅子本体
Cの構成を説明する。椅子本体Cは上記したようにガス
スプリングホルダ5に支持されたガススプリング6と、
座部7と、座部7に倒接可能な背もたれ部8と、背もた
れ部8に着脱自在に設けた肘掛部9とからなる。座部7
は例えば繊維強化樹脂材(以下「FRP」という)で四
角形状に形成され、その下面に設けたシートブラケット
7aに自体公知のガススプリング6の上端を取り付ける
ことで、ガススプリング6に回転自在に支持される。こ
のガススプリング6は、その内部に圧縮ガスが封入され
ていて、操作ノブ6a(図11)の操作により座部7を
ほぼ90mmの昇降ストロークHの範囲内(図11)で
無段階に高さ調整でき、ガスクッション作用により乗り
心地向上のためのサスペンション機能を有するものであ
る。なお、通常使用状態では、座部7はガススプリング
6を中心にして回転可能であり、その回転は肘掛部9を
セットする肘掛サポートステー9aに干渉することで拘
束されるが、座部7の高さを最小高さに調整した場合に
は、座部7は図8に示されるようにリンフォース16に
干渉する位置に収まるので、座部7の不用意な回転は拘
束され、したがってこの状態で電動車椅子Dの持ち運び
が可能となる。また、座部7上面にはマジックテープ
(登録商標)で着脱自在に合成樹脂製のクッション体7
bが設けられる。
【0023】椅子本体Cの背もたれ部8の構成を説明す
る。背もたれ部8は、FRP製の背もたれベース8a
と、この背もたれベース8aに例えばマジックテープ
(登録商標)等を介して着脱自在に設けられる背もたれ
パッド8bを有し、ヒンジ26を介して座部7に倒接可
能、つまり回動可能に設けられる。背もたれベース8a
には、介助者が電動車椅子Dを手押しする手押し竿27
が設けられ、手押し竿27のハンドル27aから一対の
並行に延びるパイプ状の背もたれサポートステー27b
が背もたれ部8内に収容するように設けられる。一方、
背もたれベース8aの上側には、背もたれサポートステ
ー27bのスライドを案内するガイド部8cが、また同
背もたれベース8a両側のほぼ中央部には、肘掛サポー
トステー9aを支持するコ字形状の肘掛ホルダ8d(図
14)がそれぞれ取り付けられる。サポートステー27
bが、ガイド部8cと肘掛ホルダ8dに挿入されて摺動
する。
【0024】また、座部7のシートブラケット7aに、
サポートステー27a下部の挿入を可能とする第1ソケ
ット27cが、さらに座部7に第2ソケット27d(固
定装置)がそれぞれ設けられる(図14)。サポートス
テー27bが第1ソケット27cに挿入されることで、
背もたれ部8は図1,図14に示されるように例えば1
05度の角度に起こされ、電動車椅子Dを使用可能状態
にする。背もたれ部8を倒接して折りたたむ場合には、
前もってクッション体7bを取り外した状態にしてお
き、手押し竿27を第1ソケット27cから引き抜き、
背もたれ部8を座部7に重ね、第2ソケット27dにサ
ポートステー27bを差し込む。これにより、図2,図
3,図5に示すように背もたれ部8は、折りたたみ状態
を保持する。
【0025】なお、図14に示されるように、ガイド部
8cには、インデックスプランジャ22bと同じ構造の
インデックスプランジャ8eが設けられ、インデックス
プランジャ8eをサポートステー27bに設けた孔8f
から引き抜くことで、サポートステー27bを自由に摺
動でき、孔8fに挿入することで、サポートステー27
bの摺動を拘束する。かかる拘束状態で背もたれ部8を
図14,図15に示されるように起立した状態、あるい
は図2,図4のように背もたれ部8を折りたたんだ状態
を維持する。
【0026】次に、椅子本体Cの構成要素である肘掛部
9について説明する。図16に示されるように肘掛部9
の本体9bはFRP製でハット型断面を有し、その内部
には金属製のブラケット部材9cが設けられる。肘掛サ
ポートステー9aはそのブラケット部材9cに溶着して
固定される。9dはバッテリィ手段Bから延びるワイヤ
ハーネス(図示しない)を位置決め固定するクリップ
で、そのワイヤハーネスの一端は、肘掛部9に設けたス
イッチ操作部9e(図1)に、その他端を背もたれ部8
に設けた防水タイプのコネクタ部9fに電気接続され
る。
【0027】また、スイッチ操作部9eは、その操作面
を電動車椅子Dに着座する利用者に向くように傾斜する
傾斜面を形成し、操作ノブ9gを操作することにより左
右に設けた電動モータ12の回転数を制御して操舵でき
る。係る傾斜面は利用者側に向いているので、操作ノブ
9g等の操作を行い易くなる。
【0028】また、肘掛サポートステー9aの後方部に
は、肘掛部9の後方を背もたれ部8から着脱自在に取り
付けるための第2の肘掛着脱機構部30が形成される。
すなわち、第2の肘掛着脱機構部30は、背もたれ部8
の側面、具体的には背もたれベース8aの側面に穿設し
た図17に示される鍵孔状の嵌合孔30aと、肘掛サポ
ートステー9aを折り曲げて形成した折り曲げ部30b
と、この折り曲げ部30bに設けられ嵌合孔30aへの
挿入を許容するように嵌合孔30aと略同じ形状を有す
る係合突起部30cと、折り曲げ部30bに設けたプレ
ート30dと、背もたれベース8aにビス30e止めさ
れ折り曲げ部30bを位置決めして支持する位置決め支
持部30f等とからなる。
【0029】肘掛サポートステー9aが図14に示され
る角度にあるとき、係合突起部30bは嵌合孔30aに
一致し、折り曲げ部30bを嵌合孔30aへ挿入した
り、抜き出したりできる。肘掛サポートステー9aが挿
入されて、図14に示した角度以外の角度になると、一
致しなくなり肘掛サポートステー9aは嵌合孔30aか
ら抜け出さない。また、このとき、プレート30dは、
係合突起部30cと相まって背もたれベース8aおよび
肘掛ホルダ8dを挟持した状態となるように取り付けら
れるので、折り曲げ部30bがその軸線方向に移動した
りしてガタを生じることがなく、この状態で肘掛サポー
トステー9aを嵌合孔30aを回動中心として回動でき
る。また、プレート30dには、嵌合孔30aを覆うカ
バーとしての機能もある。
【0030】一方、プレート30dには突起部30gが
設けられていて、嵌合孔30a近傍の背もたれベース8
aに設けた上ピン30hと、下ピン30jとに係合す
る。すなわち、突起部30gが上ピン30hに係合する
ことで肘掛部9を略水平状態に位置決め保持することが
できる。他方、下ピン30jに係合することで肘掛部9
は、図14に示すように最大傾動角度に位置決めされ、
その位置において係合突起部30cは嵌合孔30aを進
入・退出するように設定される。
【0031】こうして、第2の肘掛着脱機構部30によ
り、肘掛サポートステー9a、すなわちその折り曲げ部
30bは係合突起部30cとプレート30dとで背もた
れ部8等を挟持した状態で嵌合孔30aを中心にして回
動可能となり、かつ、背もたれ部8への着脱は、突起部
30gを下ピン30jに係合させるだけ、すなわち係合
突起部30cを嵌合孔30aの形状に合致させるだけで
行えるので、肘掛部9の背もたれ部8への着脱操作を簡
単に行え、肘掛部を取り外すことで電動車椅子Dの軽量
化を図って持ち運びが可能となる。
【0032】次に、バッテリィ手段Bについて説明す
る。すなわち、図1,図11〜図13,および図19に
おいて、バッテリィボックス10は略U字形状ないしは
二股形状を有し、その開口部Pがガススプリングホルダ
5の支柱5d側面を包持する態様でフレーム本体Fに着
脱可能に装着される。バッテリィボックス10の内部に
は、鉛蓄電池10aが並列接続して格納される。10b
(図1)は、背もたれ部8および座部7に配索される図
示しないワイヤハーネスのコネクタ端子を接続するため
のコネクタ部、10cは一対の着脱用取っ手部である。
【0033】バッテリィボックス10とガススプリング
ホルダ5との間には、バッテリィボックス10の着脱を
容易にするバッテリィボックス着脱機構部32が設けら
れる。すなわち、この着脱機構部32は、ガススプリン
グホルダ5正面に突設したスストライカ32aと、この
ストライカ部32aに係脱可能でバッテリィボックス1
0側に取り付けた係止装置32bと、2つの着脱取っ手
部10c間、すなわちバッテリィボックス10の中心部
に設けられストライカ部32aに係合して施錠状態にあ
る係止装置32bを解除する操作ボタン32cとで形成
される。
【0034】係止装置32bは、図19によく示される
ように自体公知のものが使用され、通常時は、ラッチ爪
32dはばね32eによりストライカ32aが進入する
開口部32fを塞いでいる。この状態で、バッテリィボ
ックス10をガススプリングホルダ5に向かって押し込
むことで、ラッチ爪32dが押し開かれて自動的に開口
部32fに進入してくるストライカ32aに係合して施
錠される。
【0035】反対に、解錠する場合は、操作ボタン32
cを矢印方向に押すことで(図19)、その先端がオー
プナー32gに当接し、ばね32eのばね力に抗してオ
ープナー32gを二点鎖線で示すように強制的に回動さ
れ、ラッチ爪32dが開く。これにより、ストライカ3
2aはラッチ爪32dによる拘束から開放され、バッテ
リィボックス10を取り出すことができる。こうして、
操作ボタン32cの操作だけで、バッテリィボックス1
0を容易にガススプリングホルダ5、すなわちフレーム
本体Fに対して着脱自在に装着でき、電動車椅子Dを持
ち運ぶ場合に、軽量化を図れるバッテリィボックス着脱
機構部32が形成されることになる。
【0036】次に、電動車椅子Dの自走手段としての駆
動手段Wの構成を説明する。図20に示されるように、
電動モータ12は電磁ブレーキ付きの直流タイプのギヤ
ードモータで、モータブラケット25に固定される。電
動モータ12の出力軸40には、キー41を介して出力
軸40と一体回転するシャフト42が外嵌される。この
シャフト42の外周にニードルベアリング43を介して
後輪13(「タイヤホイール」ともいう)取付用のホイ
ールブラケット44(ハブ)が設けられ、このホイール
ブラケット44はボルト44aを介して後輪13に結合
される。一方、モータブラケット25外側には同フラケ
ット25の剛性を高めるプレート45がボルト46によ
り取り付けられ、このプレート45とシャフト42との
間に、玉軸受け47が介装される。48はシャフト42
の中空部に挿入されるワッシャで、ボルト49を出力軸
40にねじ込んで一体化することで、ニードルベアリン
グ43や出力軸40等が抜けないように固定する。
【0037】一方、出力軸40とホイールブラケット4
4との間には、双方の回動方向の相対変位を任意に規制
するストッパ部材50が介装される。具体的には、この
ストッパ部材50は、ホイールブラケット44に固着し
た中空、すなわちシリンダ状をなす外筒50aと、この
外筒50a内部を軸芯方向に摺動するプランジャ50b
と、プランジャ50bを常時シャフト42の係止孔42
aに係合するように付勢する図示しない弾性部材とで構
成される。プランジャ50bの上方には、手で摘みやす
いように、外筒50aよりも大径の摘み部50cが形成
される。
【0038】そして、通常使用時、プランジャ50bの
先端は弾性部材のばね力によりシャフト42の係止孔4
2aに係合する。他方、プランジャ50bを係合位置か
ら非係合位置に操作する場合は、弾性部材のばね力に抗
して強制的に摘み部50cを摘んで上方に引き上げ、撚
ることにより係止孔42aに係合しない位置(摘み部5
0cが二点鎖線で示す位置)を保持するように形成され
る。
【0039】したがって、プランジャ50bが非係合位
置に保持されること、つまり電動モータ12からの駆動
トルク伝達経路を遮断して後輪13の回転を出力軸40
から切り離すことで、例えばバッテリィの電源電圧が不
足ないしは無くなって電動車椅子Dを走行させるのが困
難となった場合でも、電動車椅子Dを軽い搬送力で簡単
かつ楽に持ち運んで移動させることが可能となる。
【0040】図1に示される通常使用状態にある電動車
椅子Dを折りたたむ手順を説明する。電動車椅子Dに着
座した利用者が、着座したままの姿勢で第1の肘掛着脱
機構部23のテンションレバー23bを弛め、肘掛サポ
ートステー9aを第1の肘掛着脱機構部23の拘束から
開放する(図6)。図14に示すように、肘掛部9を上
方に持ち上げて回転させていき、肘掛サポートステー9
aの折り曲げ部30bに設けた係合突起部30cが嵌合
孔30aを通って抜き出される角度まで回転させる。こ
うして第2の肘掛着脱機構部30により肘掛部9は背も
たれ部8から取り外すことができる(図15)。
【0041】利用者は座ったままの状態で、ガススプリ
ング6の操作ノブ6aを操作すると、図11の二点鎖線
に示すようにガススプリング6は体重で収縮され、座部
7は沈み込む。沈み込んだとき、座部7は、図8の二点
鎖線に示す位置にあるので、座部7がガススプリング6
周りに回転しようとしても、その両側にリンフォース1
6が干渉する位置に存在するので、不用意な回転は阻止
される。
【0042】次に、回動位置決め機構部22(図6)の
インデックスプランジャ22bを位置決め孔22cから
引き抜き、フットレスト部14aを図9のように外側へ
回動させ、利用者が着地するのに支障とならないように
する。次いで、電動車椅子Dから降りて、座部7上にあ
るクッション体7bを取り外す。そして、フットレスト
着脱機構部31によりフットレスト手段14をフレーム
本体Fから取り外す。背もたれ部8を倒接するのである
が、その前に図14のように手押し竿27のハンドル2
7aを上方に持ち上げ、第1ソケット27cに挿入され
て係合しているサポートステー27bを引き抜く。これ
により、背もたれ部8は座部7に対して自由に回動でき
るので、座部7上に倒接して折りたたむ。折りたたんだ
背もたれ部8が座部7から持ち上がらないようにするた
め、再びハンドル27aを背もたれ部8内部に押し込ん
で、サポートステー27bを第2ソケット27d(固定
装置)に嵌合させ、背もたれ部8が不用意に回動しない
ように拘束する。こうして、図2または図3に示される
ように、電動車椅子Dはステップ手段14と肘掛部9と
が取り外され、背もたれ部8が折りたたまれた状態とな
って軽量化される。
【0043】次に、バッテリィ手段Bを電動車椅子Dか
ら取り外すのであるが、まずフロントエンドクロスメン
バ1のグリップ1dを掴んで、電動車椅子Dを図5のよ
うに垂直に起こす。図13に示すように、バッテリィボ
ックス着脱機構部32の操作ボタン32cを押し込んで
係止装置32bを操作する。ストライカ32aに係合し
て施錠状態にあったラッチ爪32dが開いて解錠状態と
なる。バッテリィボックス10の一対の取っ手部10c
を両手で持ちながら、操作ボタン32cを指で押し込ん
だ状態で、バッテリィボックス10を図5の二点鎖線に
示すように上方に持ち上げることで、電動車椅子Dから
バッテリィボックスを取り外すことができ、電動車椅子
Dをさらに軽量化して持ち運びすることが可能となる。
【0044】また、持ち運び可能な状態から電動車椅子
Dを通常の使用状態に戻す場合は、上記手順を逆に操作
することで図1に示す状態に復帰させることができる。
【0045】また、電動車椅子Dの使用中に、バッテリ
ィ手段Bの電源が無くなったりした場合には、利用者は
ストッパ部材50のプランジャ50bの摘み部50cを
上方に引き上げてプランジャ50bとシャフト42との
係合を非係合位置にセットする。したがって、駆動手段
Wとしての電動モータ12等による駆動抵抗が大幅に軽
減されるので、介助者が手押し竿27を押して電動車椅
子Dを走行操作する場合でも操作力が小さくて済み、ま
た折りたたんで持ち運ぶ場合でも、後輪13はスムース
に回転するので簡単に持ち運べ便利である。また、スト
ッパ部材50を設けただけの構造で、ストッパ部材50
をON,OFF操作するだけで、簡単に後輪13の回転
と電動モータ12の出力軸40の回転とを切り離した
り、接続したりするので、従来のようにクラッチ機構を
介装した構造のものと異なり、コストを安価にできる。
【0046】このように、本実施の形態に係る電動車椅
子Dによれば、電動車椅子Dの構成部品に合成樹脂材や
アルミニュウム等の軽量化素材を多用することで、全体
の重量の軽減化を図っている。このことと相まって、ス
テップ手段14の取り外し取り付けをフットレスト着脱
機構部31で、肘掛部9の取り外し取り付けを第1、第
2の両肘掛着脱機構部23,30で、バッテリィボック
ス10の取り外し取り付けをバッテリィボックス着脱機
構部32でそれぞれ簡単かつ容易な操作で行えるため、
持ち運ぶ場合にこれらステップ手段14,肘掛部9,あ
るいはバッテリィ手段Bを適宜取り外すことで、電動車
椅子Dをコンパクトに折りたたんで軽量化を図って持ち
運びができ、大幅に労力を軽減でき、さらには自動車等
への積載性がそれだけ容易となる等の効果がある。ま
た、スイッチ操作部9eの操作面を電動車椅子Dに着座
する利用者に向くように傾斜する傾斜面をなすように形
成しているので、操作ノブ9gを操作することにより左
右に設けた電動モータ12の回転数を制御して操舵でき
る。このため、肘掛部9のスイッチ操作部9eを設けた
操作面が、利用者側に向くように傾斜して形成するだけ
で、操作ノブ9g等の操作を行い易く、電動車椅子Dの
操作性を向上できる効果がある。
【0047】以上実施の形態を具体的に説明してきた
が、具体的な構成は実施の形態に限られるものでなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても
本発明に含まれる。例えば、上記実施の形態のフットレ
スト着脱機構部31では、ホルダ14dに係合孔14h
を設け、サイドメンバ15に係合ピン1cを設けた構成
にしたが、この取り付け関係を逆にしてホルダ14dに
係合ピンを、サイドメンバ15に係合孔14hを設ける
構成にしてもよい。また、第2の肘掛着脱機構部30で
は、係合突起部30cを肘掛サポートステー9aに、嵌
合孔30aを背もたれ部8側に設けたが、これを逆にし
て係合突起部30cを背もたれ部8側に、嵌合孔30a
を肘掛サポートステー9a側に設ける構成にすることも
できる。また、係合突起部30cの形状は、嵌合孔30
aに相似な形状に形成した場合について説明したが、同
様の作用効果があるのであればこれに限定される必要は
なく、例えば単にピン形状の態様であってもよい。ま
た、第1の肘掛着脱機構部23の代わりに、フットレス
ト手段14の着脱に使用したフットレスト着脱機構部3
1を適用することも可能である。また、駆動手段Wを後
輪13に設けたが、前輪11に設けてもよいのはもちろ
んである。
【0048】
【発明の効果】請求項1の発明に係る電動車椅子用の電
源装置によれば、電動車椅子用の電源装置において、上
記車椅子の外形が略方形に構成した構造部材であるフレ
ームの中央部に座部の基部を支え、下側の左右、前後に
走行用車輪を配設し、同車輪間に電動モータの電源とな
るバッテリィを収納したバッテリィボックスを着脱自在
に格納すると共に、上記フレームに係止される係止装置
を備えた構成を有するため、バッテリィボックスを着脱
自在に車輪間に格納でき、電動車椅子を折りたたんで持
ち運びする場合に、電源装置を容易に取り外すことがで
き、それだけ電動車椅子を軽量化した状態で持ち運べる
効果を奏する。
【0049】請求項2の発明では、上記係止装置は、上
記バッテリィボックスと上記フレームとの係合を解除す
る操作部を、上記バッテリィボックス着脱用取っ手部に
設けた構成にしたので、電源装置たるバッテリィボック
スをワンタッチで着脱でき、それだけ操作性が向上でき
る効果を奏する。
【0050】請求項3の発明によれば、上記バッテリィ
ボックスは、略U字形状の形状をしており、上記フレー
ムへの装着時、その開口部が上記座部の基部を包含する
ように取り付けた構成にしているので、重いバッテリィ
が車輪間で、かつ、座部の基部を取り囲むように配置さ
れるため、車椅子の重心を低くでき、それだけ走行安定
性が向上する効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態における電動車椅子の通
常使用状態を示す外観斜視図である。
【図2】 椅子本体Cの背もたれ部8を座部7に倒接し
て折りたたんだ状態を示す外観斜視図である。
【図3】 図2の外観側面図である。
【図4】 椅子本体Cの高さを調整するガススプリング
6を支持するガススプリングホルダ5単体の外観拡大斜
視図である。
【図5】 図3の状態にある電動車椅子Dを垂直に立て
て持ち運び可能な状態を示す外観側面図である。
【図6】 第1の肘掛着脱機構部23が示された図1の
VI−VI線における矢視平断面図である。
【図7】 図6のVII−VII線における矢視縦断面
図である。
【図8】 図6のVIII−VIII線における矢視縦
断面図である。
【図9】 フットレスト着脱機構部31が示された図1
のIX−IX線における矢視縦断面図である。
【図10】 フットレスト着脱機構部31のホルダ14
dに穿設した係合孔14hを説明する拡大平面図であ
る。
【図11】 図3のXI−XI線における矢視拡大断面
図である。
【図12】 図3のXII−XII線における部分平断
面図である。
【図13】 バッテリィボックス着脱機構部32が示さ
れた図12のXIII−XIII線における縦断面図で
ある。
【図14】 図1における背もたれ部と座部とを側面か
ら視た状態を示す側面図である。
【図15】 肘掛着脱機構部30が示された図14のX
V−XV線における矢視断面図である。
【図16】 図1のXVI−XVI線における矢視断面
図である。
【図17】 図15の矢印XVII線方向から視た嵌合
孔30aを説明する要部拡大側面図である。
【図18】 図17と同様に図15の矢印XVII線方
向から視た肘掛サポートステー9aの折り曲げ部30b
近傍の構造を説明する要部拡大側面図である。
【図19】 バッテリィボックス着脱機構部32におけ
る係止装置32bと操作ボタン32cとの相対関係を説
明する作用説明図である。
【図20】 駆動手段Wに係り、図3のXX−XX線に
おける矢視部分拡大縦断面図である。
【符号の説明】 B…バッテリィ手段、 C…椅子本体、 D…電動車椅子、 F…フレーム本体、 W…駆動手段、 1…フロントクロスメンバ、 1c…係合ピン、 2…上サイドフレーム、 3…下サイドフレーム、 4…第2クロスメンバ、 5…ガススプリングホルダ、 6…ガススプリング、 7…座部、 7a…シートフラケット、 7b…クッション体、 8…背もたれ部、 9…肘掛部、 9g…操作ノブ 10…バッテリィボックス、 10c…取っ手部、 11…前輪、 12…電動モータ、 13…後輪、 14…フットレスト手段、 14h…係合孔、 15…サイドメンバ、 16…リンフォース、 22…回動位置決め機構部、 23…第1の肘掛着脱機構部、 26…ヒンジ、 27…手押し竿、 27c…第1ソケット、 27d…第2ソケット(固定装置)、 30…第2の肘掛着脱機構部、 30a…嵌合孔、 30c…係合突起部、 31…フットレスト着脱機構部、 32b…係止装置、 32c…操作ボタン(操作部)、 40…出力軸、41…キー、 42…シャフト、 43…ニードルベアリング、 44…ホイールブラケット、 45…プレート、 47…玉軸受け、 48…ワッシャ、 50…ストッパ部材、 50a…外筒、 50b…プランジャ、
フロントページの続き (72)発明者 牛田 秀幸 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地16 株 式会社エムエーイー・プロト内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動車椅子用の電源装置において、上記
    車椅子の外形が略方形に構成した構造部材であるフレー
    ムの中央部に座部の基部を支え、下側の左右、前後に走
    行用車輪を配設し、同車輪間に電動モータの電源となる
    バッテリィを収納したバッテリィボックスを着脱自在に
    格納すると共に、上記フレームに係止される係止装置を
    備えたことを特徴とする電動車椅子用の電源装置。
  2. 【請求項2】 上記係止装置は、上記バッテリィボック
    スと上記フレームとの係合を解除する操作部を、上記バ
    ッテリィボックス着脱用取っ手部に設けたことを特徴と
    する請求項1記載の電動車椅子用の電源装置。
  3. 【請求項3】 上記バッテリィボックスは、略U字形状
    の形状をしており、上記フレームへの装着時、その開口
    部が上記座部の基部を包含するように取り付けられるこ
    とを特徴とする請求項1記載の電動車椅子用の電源装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN104758127A (zh) * 2015-03-25 2015-07-08 谢空成 一种电动轮椅车头与轮椅的快速连接结构及电动轮椅车头

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